JPH0821310A - 内燃機関用気化器 - Google Patents

内燃機関用気化器

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JPH0821310A
JPH0821310A JP18081794A JP18081794A JPH0821310A JP H0821310 A JPH0821310 A JP H0821310A JP 18081794 A JP18081794 A JP 18081794A JP 18081794 A JP18081794 A JP 18081794A JP H0821310 A JPH0821310 A JP H0821310A
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JP
Japan
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passage
air
fuel
carburetor
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP18081794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Oosako
正岐 大迫
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を簡略化して製造コストを低減すること
ができ、燃料を遮断した後の加速応答性を向上させるこ
とができる内燃機関用気化器を提供する。 【構成】 内燃機関30の吸気口へ送られる空気の通路
2と、この通路2に開口する開口部を有し、燃料と空気
とを内部で混合して上記開口部から通路2へ供給する燃
料通路21とを有している。燃料通路21の開口部近傍
に開口し燃料通路21に空気を供給する制御空気通路2
5と、この制御空気通路25からの空気の供給を制御す
る制御手段26とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばモータサイク
ルなどの内燃機関に対して減速時に燃料の噴射を停止す
る機能を有する内燃機関用気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関で走行する車両では、
減速時に燃料の噴射を停止することにより、燃費の向上
と排ガスの減少が図られている。特に、キャブレタによ
って制御燃料供給(EFI)を行うようにした車両で
は、内燃機関から負圧で吸引されようとする燃料を機械
的に遮断する機構が設けられてる。たとえば、キャブレ
タを有する四輪車両では、従来、キャブレタの燃料通路
内に燃料カットソレノイドを配置し、燃料カットソレノ
イドをオン/オフさせることにより燃料の供給・停止を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
サイクルのように、多気筒エンジンを搭載しかつ各気筒
毎にキャブレタを有する車両においては、各キャブレタ
にソレノイドを配置すると製造コストが割高になるばか
りでなく、ソレノイドを組み込むことによりキャブレタ
の構成が大型化するという問題があった。また、製造コ
ストを下げるために、1つのアクチュエータの動作をリ
ンク機構を介して各キャブレタに設けた弁に伝達し、全
ての弁を閉じて燃料を遮断するように構成することも考
えられるが、いずれにしてもキャブレタが大型化すると
いう欠点を有している。
【0004】さらに、キャブレタのニードルジェットの
中間部に空気を供給するようにしたブリード式のキャブ
レタにおいて、供給する空気の量を多くしてキャブレタ
から空気だけがエンジンに吸い込まれるようにした気化
器が提案されている。しかしながら、このような気化器
では、燃料を遮断した後に燃料通路内に空気が多量に残
存してしまい、燃料の遮断の後に加速した際に、燃料が
速やかに供給されず加速応答性が悪いという問題があっ
た。
【0005】この発明は、上記従来の問題点を解決する
ためになされたもので、構成を簡略化して製造コストを
低減することができるのは勿論のこと、燃料を遮断した
後の加速応答性を向上させることができる内燃機関の気
化器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
関用気化器は、内燃機関の吸気口へ送られる空気の通路
と、この通路に開口する開口部を有し、燃料と空気とを
内部で混合して上記開口部から上記通路へ供給する燃料
通路とを有する内燃機関用気化器において、上記燃料通
路の上記開口部近傍に開口し上記燃料通路に空気を供給
する制御空気通路と、この制御空気通路からの空気の供
給を制御する制御手段とを設けたことを特徴としてい
る。
【0007】請求項2に記載の内燃機関用気化器は、多
気筒内燃機関の各気筒毎に設けられ、1つの前記制御手
段によって前記制御空気通路からの空気の供給を制御す
るように構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の気化器においては、例えば減
速時にスロットルが全閉状態となったときに制御手段が
制御空気通路からの空気の供給を開始する。これによ
り、供給された空気は、燃料通路における燃料と空気と
の混合物に優先して内燃機関側へ供給されるので、燃料
の供給が停止される。一方、制御空気通路からの空気の
供給が停止されると、燃料通路の開口部近傍まで来てい
た燃料が直ちに空気の通路へ噴出され、内燃機関への燃
料の供給が速やかに行われる。
【0009】請求項2に記載の気化器においては、多気
筒内燃機関の各気筒に請求項1の気化器を設け、1つの
制御手段で各気化器における空気の供給を制御するか
ら、構成が非常に簡略化されて製造コストを大幅に低減
することができる。
【0010】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の一
実施例について説明する。図1は実施例のキャブレタC
を示す側断面図、図2はキャブレタCを複数用いたモー
タサイクル用4気筒エンジン(内燃機関)30の燃料供
給系統を示す図である。図1において符号1はキャブレ
タの本体を構成するミキシングチャンバである。ミキシ
ングチャンバ1の通路2には、図示しないエアクリーナ
から供給される空気が図中左側から右方向へ流れるよう
になっている。ミキシングチャンバ1には、通路2の一
部または全部を閉塞するバキュームピストン3が通路2
と直交する方向へ摺動自在に取り付けられている。
【0011】バキュームピストン3の上端部は、ミキシ
ングチャンバ1に固定されたサクションチャンバ4の内
部に挿入されている。バキュームピストン3の上端部と
サクションチャンバ4との間にはダイヤフラム5が固定
され、ダイヤフラム5の上部空間がサクションホール6
によって通路2と連通されたダイヤフラム室7とされて
いる。また、ダイヤフラム5の下側の空間7aは、外部
と連通されて大気圧とされている。
【0012】バキュームピストン3は比較的弱い力のコ
イルバネ8で通路側へ押圧され、エンジンが運転されて
いないときはバキュームピストン3が通路2を閉じるよ
うになっている。そして、エンジン30が運転されて通
路2のベンチュリー部2aが負圧になると、ダイヤフラ
ム室7が負圧となり、バキュームピストン3がコイルバ
ネ8の付勢力に抗して上方へ吸い上げられる。これによ
りベンチュリー部2aが開き、その開度は、エンジン3
0の回転数に応じた負圧の大きさと、コイルバネ8の付
勢力とがつり合ったところで一定となる。
【0013】次に、図中符号10はフロートチャンバで
ある。フロートチャンバ10には図示しない燃料タンク
から燃料が供給され、フロートバルブあるいはオーバー
フローパイプ(それぞれ図示略)によってにより油面が
一定に保持されるようになっている。フロートチャンバ
10内の燃料Fには、筒状のニードルジェット11の下
端部が浸漬され、ニードルジェット11の下端部には、
スロットル弁20が全開の時の燃料供給量を設定するメ
インジェット12が取り付けられている。
【0014】また、図中符号13は、メインエアジェッ
トであり、メインエアジェット13は、ニードルジェッ
ト11の周囲に空気を供給し、その空気をニードルジェ
ット11の側壁部に形成されたブリード孔11a,…か
ら内部へ吸い込ませるようになっている。また、ニード
ルジェット11には、その上端開口部からバキュームピ
ストン3に取り付けたジェットニードル14が挿入され
ている。そして、ニードルジェット11内に吸い込まれ
た空気は燃料とともに混合ガスとされ、混合ガスはニー
ドルジェット11とジェットニードル14との隙間を通
って通路2へ噴出されるようになっている。また、その
際の混合ガスの流量は、スロットル弁20が中開度また
は高開度のときにジェットニードル14の上下方向の位
置によって規制されるようになっている。
【0015】以上は、モータサイクルを走行させるとき
に機能する燃料供給のメイン系の概略の構成である。一
方、例えばアイドリング時のようにスロットル弁20が
全閉のときは、次に説明するスロー系により燃料の供給
が行われる。すなわち、図中符号21はパイロットジェ
ット(燃料通路)であり、パイロットジェット21は、
その上端部に連続するスロー系の通路21bにおける燃
料Fの流量を規制するように構成されている。また、ス
ロー系の通路21bの周囲には、パイロットエアジェッ
ト22から空気が供給され、供給された空気は、スロー
系の通路21bの側壁部に形成されたブリード孔21
a,…から内部に吸い込まれるようになっている。
【0016】また、スロー系の通路21bには、それぞ
れ通路2に開口したバイパス23とパイロットアウトレ
ット24とが接続されている。そして、スロットル弁2
0が全閉の場合であっても、ブリード孔21a,…を通
ってパイロットジェット21内に吸い込まれた空気と燃
料との混合ガスが通路2へ供給され、エンジン30が回
転するようになっている。
【0017】以上は、ブリード方式のキャブレタの一般
的な構成であるが、実施例のキャブレタは、上記構成に
加えて以下の特徴を有している。すなわち、バイパス2
3およびパイロットアウトレット24の通路2への開口
部近傍には、制御空気通路25が開口させられている。
制御空気通路25は、空気を図中矢印方向へ流通させる
ことにより、バイパス23およびパイロットアウトレッ
ト24から燃料の混合ガスが噴出するのを防ぐためのも
のである。この制御空気通路25には、空気の流量を制
御するアクチュエータ26(制御手段)が接続されてい
る。このアクチュエータ26は、空気の流量を連続的に
変えられるように構成されている。
【0018】図2は上記構成のキャブレタCが用いられ
た4気筒エンジン30の燃料供給系を示す図である。図
に示すように、キャブレタCは、4気筒エンジン30の
各気筒に接続され、各キャブレタCの制御空気通路2
5,…は、1つにまとめられてアクチュエータ26に接
続されている。また、エンジン30の回転数を示すデー
タと、スロットル弁20の開度に対応した負荷情報は、
コントロールユニット31に供給される。コントロール
ユニット31は、それらのデータに基づいてアクチュエ
ータ26を駆動して、制御空気通路25内の空気の流量
を制御する。
【0019】(2)実施例の動作 次に、上記構成のキャブレタCの動作について説明す
る。たとえば減速するときのように、エンジンが中高速
回転しているときにスロットル弁20が全閉とされた場
合には、コントロールユニット31は、アクチュエータ
26を駆動して制御空気通路25内を流通可能とする。
これにより、空気が制御空気通路25,…からバイパス
23およびパイロットアウトレット24の開口部に供給
される。供給された空気は、燃料と空気との混合ガスに
優先してエンジン30へ供給されるので、エンジン30
への燃料の供給が停止される。
【0020】また、コントロールユニット31は、スロ
ットル弁20が全閉の場合であっても、エンジン30の
回転数が所定の閾値以下の場合には、制御空気通路25
からの空気の供給を停止する。これによって、混合ガス
がエンジン30に供給され、アイドリング運転が可能と
なる。この場合において、コントロールユニット31
に、エンジン30の回転数が閾値に近付くにつれて制御
空気通路25からの空気の供給量が徐々に減少するよう
に制御させることができる。このような制御により、ア
イドリング運転へスムーズに以降することができる。あ
るいは、エンジン30の回転数がかなり高い場合には通
路2における負圧も大きくなるので、エンジン30の回
転数に応じて供給する空気量を多くすることもできる。
【0021】続いてスロットル弁20が開かれると、コ
ントローラ31はアクチュエータ26を駆動して制御空
気通路25からの空気の供給を停止する。これにより、
バイパス23およびパイロットアウトレット24の開口
部近傍まで来ていた混合ガスが直ちに通路2へ噴出さ
れ、エンジン30への燃料の供給が速やかに行われる。
【0022】上記構成のキャブレタCにおいては、空気
通路25から空気を供給するという簡単な構成で燃料を
遮断することができるので、1つのアクチュエータ26
によって燃料の供給および停止を制御することができ
る。したがって、製造コストを大幅に低減することがで
きるのは勿論のこと、キャブレタCが大型化してしまう
といった問題も生じない。さらに、制御空気通路25か
らの空気の供給を停止すると、燃料の混合ガスがエンジ
ン30へ速やかに供給されるので、加速応答性を向上さ
せることができる。
【0023】(3)変更例 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
種々の変更が可能である。たとえば、上記実施例では1
つのアクチュエータ26で全てのキャブレタCを制御す
る構成であるが、各キャブレタCにそれぞれアクチュエ
ータを設けてもよい。また、制御空気通路25をバイパ
ス23とパイロットアウトレット24の両方に開口させ
ているが、いずれか一方に開口させてもよい。さらに、
上記実施例では流量可変のアクチュエータ26を用いて
いるが、制御空気通路25の開閉のみを行う構成のもの
を用いても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の内燃機関
の気化器においては、構成を小型化、簡略化して製造コ
ストを低減することができるのは勿論のこと、燃料を遮
断した後の加速応答性を向上させることができる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の気化器を示す側断面図であ
る。
【図2】実施例の気化器を4気筒エンジンに設けた例を
示す系統図である。
【符号の説明】
2…通路、21…パイロットジェット(燃料通路)、2
5…制御空気通路、26…アクチュエータ(制御手
段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気口へ送られる空気の通路
    と、この通路に開口する開口部を有し、燃料と空気とを
    内部で混合して上記開口部から上記通路へ供給する燃料
    通路とを有する内燃機関用気化器において、上記燃料通
    路の上記開口部近傍に開口し上記燃料通路に空気を供給
    する制御空気通路と、この制御空気通路からの空気の供
    給を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする内燃
    機関用気化器。
  2. 【請求項2】 多気筒内燃機関の各気筒毎に設けられ、
    1つの前記制御手段によって前記制御空気通路からの空
    気の供給を制御するように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の内燃機関用気化器。
JP18081794A 1994-07-08 1994-07-08 内燃機関用気化器 Pending JPH0821310A (ja)

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JP18081794A JPH0821310A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 内燃機関用気化器

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JP18081794A JPH0821310A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 内燃機関用気化器

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JP18081794A Pending JPH0821310A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 内燃機関用気化器

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