JPH08212730A - 情報記録再生装置および光ディスク装置 - Google Patents

情報記録再生装置および光ディスク装置

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JPH08212730A
JPH08212730A JP29156995A JP29156995A JPH08212730A JP H08212730 A JPH08212730 A JP H08212730A JP 29156995 A JP29156995 A JP 29156995A JP 29156995 A JP29156995 A JP 29156995A JP H08212730 A JPH08212730 A JP H08212730A
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JP
Japan
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guide rail
permanent magnet
yoke
fixed
length
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JP29156995A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagai
宏一 永井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高駆動力、高加速度が得られる情報記録再生装
置、および光ディスク装置の提供を目的とする。 【解決手段】光ディスク2 に対してレーザ光の焦点を結
ぶ対物レンズ1 は、キャリッジ5 に保持されている。キ
ャリッジ5 には、ガイドレール7a,7b 上を転動するベア
リング6 と、ガイドレール7a,7b に挿通されるラジアル
駆動コイル12a,12b が固定されており、ガイドレール7
a,7b に沿った光ディスク2 の径方向に駆動される。ガ
イドレール7a,7b は磁性体からなり、ラジアルヨーク14
a,14b およびラジアル駆動磁石13a,13b とともに磁気回
路を構成している。ラジアル駆動磁石13a,13b の形状
は、その着磁方向の長さDが磁気回路の高さ方向の長さ
Hよりも長く形成されており、アスペクト比(H/D )が
1未満となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録再生装置
および光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク,磁気ディ
スク,光カードなどの情報記録媒体から情報を再生した
り、あるいは情報を記録再生する情報記録再生装置で
は、情報を記録再生するためのヘッド(光ヘッドや磁気
ヘッドなど)を情報記録媒体面上の所望の位置に移動さ
せるために、ヘッド移動装置が用いられる。
【0003】ここで、光ディスク装置に用いられている
ヘッド移動装置について説明する。図8は従来の光ディ
スク装置の内部構造を示す斜視図、図9はヘッド移動装
置の一部を示す斜視図、図10は図8の断面図である。
【0004】レーザ発光源(図示しない)から出射した
レーザ光は、図示しないコリメートレンズ、ビームスプ
リッタ、ミラーなどの光学素子を経て、対物レンズ1 に
導かれ、光ディスク2 上に焦点を結ぶ。光ディスク2 上
で反射した光は、対物レンズ1 を通り、ミラー、ビーム
スプリッタなどの光学素子を経て、図示しない受光素子
に到達する。
【0005】対物レンズホルダ3 に固定された対物レン
ズ1 は、2枚の平行板ばね4a,4b を介してキャリッジ5
に接続されており、光ディスク2 に垂直な方向に移動可
能に弾性的に保持されている。
【0006】また、対物レンズホルダ3 には、楕円状に
巻装されたフォーカス駆動コイル8a,8b が取り付けられ
ている。フォーカス駆動コイル8a,8b には、図示しない
ベースに固定されたフォーカスヨーク9a,9b に取り付け
られた第1のフォーカス磁石10a,10b と第2のフォーカ
ス磁石11a,11b が対向している。またフォーカス磁石10
a,10b の着磁方向は、光ディスク2 の周方向に平行であ
り、かつフォーカス磁石10a,11a とフォーカス磁石10b,
11b とで互いに逆方向となっている。フォーカス駆動コ
イル8a,8b に電流を流すことにより、ローレンツ力がフ
ォーカス駆動コイル8a,8b に、光ディスク2 面に垂直な
方向に発生し、対物レンズ1 を光ディスク2 面に垂直な
方向(フォーカス方向)に移動させることができる。通
常、図示しない制御装置によりレーザ光の焦点が光ディ
スク2 上に集束するように対物レンズ1 が移動される。
【0007】キャリッジ5 には、ガイドレール7a,7b に
接触し転動するように強磁性体からなる転動体であるベ
アリング6 が回転自在に取り付けられており、キャリッ
ジ5が光ディスク2 の半径方向に移動可能となってい
る。また、キャリッジ5 にはラジアル駆動コイル12a,12
b が取り付けられている。ラジアル駆動コイル12a,12b
は円筒形状をなしており、その中空部にはベースに固定
された強磁性体からなるガイドレール7a,7b が挿通され
ている。
【0008】また、コの字形のラジアルヨーク21a,21b
がガイドレール7a,7b の両端を磁気的に接続するように
配置され、さらにラジアル駆動磁石13a,13b がラジアル
ヨーク21a,21b の内側に取り付けられている。ラジアル
駆動コイル12a,12b に電流を流すことによってローレン
ツ力が発生し、キャリッジ5 を光ディスク2 の半径方向
(ラジアル方向)に移動させることができる。そして、
レーザ光の焦点を光ディスク2 上の所望の位置に移動さ
せることができる。
【0009】このようなヘッド移動装置の適用される光
ディスク装置では、ガイドレール7a,7b に対するベアリ
ング6 の接触位置の直線性が悪いと、ヘッド移動装置の
ラジアル方向の位置によってヘッド移動装置が傾いてし
まい、その結果、レーザ光が光ディスク2 に対して傾
き、情報の記録再生の障害となってしまう。
【0010】このようなことから、ガイドレール7a,7b
には高い直線性が要求される。通常、量産品ではガイド
レールとして、容易に精度のよい加工法、例えばセンタ
レス研磨で仕上げ加工のできる円柱形状のものを用いて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般に情報記録再生装
置では、アクセス時間の短縮のために、情報記録媒体上
の所望の位置にヘッド移動装置をすばやく移動できるこ
とが望まれている。そのためには、駆動力の大きなラジ
アル磁気回路を利用する必要がある。ラジアル磁気回路
の駆動力を大きくするには、ラジアル駆動コイルに与え
る電流を増やしたり、ラジアル駆動コイルの巻数を増や
したり、あるいはラジアル駆動コイルを貫く磁束の量を
増やすといった方法がある。しかし、省エネルギおよび
び発熱を抑える理由から、ラジアル駆動コイルを貫く磁
束の量を増やす方法を採用するのが望ましい。そしてそ
のためには、強力な磁力を有する磁石を用いなければな
らない。
【0012】磁石を強力にするには、一般的には大きな
磁石を採用する必要がある。また磁石の利用効率を上げ
て磁石体積を減らすために、磁石の動作点が磁気エネル
ギ積が最大となる点に近づくように磁石や磁気回路の形
状が決定される。このような観点から設計をすると、直
径が3.5inch から5inch 程度の光ディスクを利用する光
ディスク装置程度の大きさの装置に利用されるヘッド移
動装置では、磁石の形状は、その着磁方向の長さが媒体
面と垂直な方向の長さに比べて短くなることになる。
【0013】しかし、このような設計手法で磁石を強力
にすると、漏れ磁界が大きくなり、強磁性体であるベア
リングが磁化されてしまい、キャリッジの走行抵抗が増
えてキャリッジの加速度が低下してしまう。したがって
従来の設計法では、装置の最適化を行っても、駆動力の
設定を小さくして漏れ磁界を減らす必要があり、その条
件の中で磁石の効率を上げることしかできなかった。
【0014】また、ベアリングが磁化されることによっ
て単に走行抵抗が増えるだけであれば、ヘッド移動装置
の移動方向を検出して、ヘッド移動装置の移動する向き
に走行抵抗と同じ大きさ分だけ多い駆動力を与えれば、
原理的には安定した制御が可能となる。しかし、光ディ
スク装置ではヘッド移動装置のガイドレールに対する移
動方向を検出するセンサを持たない場合が多く、またセ
ンサを設けるにしても微小速度領域で移動方向を検出で
きるようにするのは困難である。そのため走行抵抗が大
きいと安定した制御さえ困難になってしまう。
【0015】また、非磁性体からなるベアリングを用い
ることによって、ベアリングの磁化による走行抵抗を低
減することも考えられるが、このような非磁性体のベア
リングは一般的には入手が難しく高価である。したがっ
て、大きな磁石を用いて駆動力を高めることは、現実的
には困難であった。
【0016】以上のように、ガイドレールを磁気回路の
一部とする情報記録再生装置、特に光ディスク装置にお
いて、ヘッド移動装置の高速な移動には磁気回路の設計
の観点からは限界があった。そこで本発明では、上記従
来例の問題点を解決し、高駆動力、高加速度が得られる
情報記録再生装置、および光ディスク装置の提供を目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、情報記録媒体に対する情報の記
録再生を行うヘッド部と、磁性体からなり、前記ヘッド
部を所定方向に導くガイドレールと、前記ヘッド部に固
定され前記ガイドレールを挿通する筒状のコイルと、前
記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、前記ヨー
クに固定されて前記コイル面に着磁方向を向けるように
配置され、かつ着磁方向の長さが着磁方向およびガイド
レールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長さよりも
長く形成された永久磁石と、を有する情報記録再生装置
とした。
【0018】また、情報記録媒体に対する情報の記録再
生を行うヘッド部と、磁性体からなり、前記ヘッド部を
所定方向に導くガイドレールと、磁性体からなり、前記
ヘッド部に取り付けられて前記ガイドレールに接触しな
がら移動可能となるように前記ヘッド部を支持する支持
体と、前記ヘッド部に固定され前記ガイドレールを挿通
する筒状のコイルと、前記ガイドレールと磁気的に接続
するヨークと、前記ヨークに固定されて前記コイル面に
着磁方向を向けるように配置され、かつ着磁方向の長さ
が着磁方向およびガイドレールの長手方向にそれぞれ直
交する方向の長さよりも長く形成された永久磁石と、を
有する情報記録再生装置とした。
【0019】また、情報記録媒体に対する情報の記録再
生を行うヘッド部と、磁性体からなり、前記ヘッド部を
所定方向に導くガイドレールと、前記ヘッド部に固定さ
れ前記ガイドレールを挿通する筒状のコイルと、前記ガ
イドレールと磁気的に接続するヨークと、前記ヨークに
固定されて前記コイル面に着磁方向を向けるように配置
される永久磁石と、前記永久磁石の前記コイル面側に固
定され、前記永久磁石の着磁方向および前記ガイドレー
ルの長手方向にそれぞれ直交する方向の長さを、前記永
久磁石側に比べて前記ガイドレール側の方を短く形成し
てなる補助ヨークと、を有する情報記録再生装置とし
た。
【0020】また、情報記録媒体に対する情報の記録再
生を行うヘッド部と、磁性体からなり、前記ヘッド部を
所定方向に導くガイドレールと、磁性体からなり、前記
ヘッド部に取り付けられて前記ガイドレールに接触しな
がら移動可能となるように前記ヘッド部を支持する支持
体と、前記ヘッド部に固定され前記ガイドレールを挿通
する筒状のコイルと、前記ガイドレールと磁気的に接続
するヨークと、前記ヨークに固定されて前記コイル面に
着磁方向を向けるように配置される永久磁石と、前記永
久磁石の前記コイル面側に固定され、前記永久磁石の着
磁方向および前記ガイドレールの長手方向にそれぞれ直
交する方向の長さを、前記永久磁石側に比べて前記ガイ
ドレール側の方を短く形成してなる補助ヨークと、を有
する情報記録再生装置とした。
【0021】また、光ディスクに対する情報の記録再生
を行う光学ヘッドと、磁性体からなり、前記光学ヘッド
を所定方向に導くガイドレールと、前記光学ヘッドに固
定され前記ガイドレールを挿通する筒状のコイルと、前
記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、前記ヨー
クに固定されて前記コイル面に着磁方向を向けるように
配置され、かつ着磁方向の長さが着磁方向およびガイド
レールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長さよりも
長く形成された永久磁石と、を有する光ディスク装置と
した。
【0022】また、光ディスクに対する情報の記録再生
を行う光学ヘッドと、磁性体からなり、前記光学ヘッド
を所定方向に導くガイドレールと、磁性体からなり、前
記光学ヘッドに取り付けられて前記ガイドレールに接触
しながら移動可能となるように前記光学ヘッドを支持す
る支持体と、前記光学ヘッドに固定され前記ガイドレー
ルを挿通する筒状のコイルと、前記ガイドレールと磁気
的に接続するヨークと、前記ヨークに固定されて前記コ
イル面に着磁方向を向けるように配置され、かつ着磁方
向の長さが着磁方向およびガイドレールの長手方向にそ
れぞれ直交する方向の長さよりも長く形成された永久磁
石と、を有する光ディスク装置とした。
【0023】また、光ディスクに対する情報の記録再生
を行う光学ヘッドと、磁性体からなり、前記光学ヘッド
を所定方向に導くガイドレールと、前記光学ヘッドに固
定され前記ガイドレールを挿通する筒状のコイルと、前
記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、前記ヨー
クに固定されて前記コイル面に着磁方向を向けるように
配置される永久磁石と、前記永久磁石の前記コイル面側
に固定され、前記永久磁石の着磁方向および前記ガイド
レールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長さを、前
記永久磁石側に比べて前記ガイドレール側の方を短く形
成してなる補助ヨークと、を有する光ディスク装置とし
た。
【0024】また、光ディスクに対する情報の記録再生
を行う光学ヘッドと、磁性体からなり、前記光学ヘッド
を所定方向に導くガイドレールと、磁性体からなり、前
記光学ヘッドに取り付けられて前記ガイドレールに接触
しながら移動可能となるように前記光学ヘッドを支持す
る支持体と、前記光学ヘッドに固定され前記ガイドレー
ルを挿通する筒状のコイルと、前記ガイドレールと磁気
的に接続するヨークと、前記ヨークに固定されて前記コ
イル面に着磁方向を向けるように配置される永久磁石
と、前記永久磁石の前記コイル面側に固定され、前記永
久磁石の着磁方向および前記ガイドレールの長手方向に
それぞれ直交する方向の長さを、前記永久磁石側に比べ
て前記ガイドレール側の方を短く形成してなる補助ヨー
クと、を有する光ディスク装置とした。
【0025】なお、これらの発明において、前記支持体
は、前記ガイドレールを挟んで前記永久磁石と反対側に
位置させることができる。また、前記支持体は、前記ガ
イドレールの側面上を転動する転動体とすることができ
る。
【0026】以上のように構成された本発明では、永久
磁石のアスペクト比を、着磁方向の長さが着磁方向およ
びガイドレールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長
さよりも長くなるように形成している。また、この永久
磁石の側面に補助ヨークを固定し、永久磁石の着磁方向
およびガイドレールの長手方向にそれぞれ直交する方向
の長さを、永久磁石側に比べてガイドレール側の方を短
く形成している。
【0027】このような構造を採用することにより、従
来はガイドレール側の磁極(例えばN極)から磁気ギャ
ップを通ってガイドレールに入り、磁気回路の上下の空
気中を通過してヨーク側の磁極(例えばS極)に戻る磁
束の流れ(ヨークを通過しない磁束の流れ。漏れ磁束)
が多く発生していたものの、本発明では永久磁石の厚み
が相対的に薄くなったためにこのような経路をとる漏れ
磁束が少なくなる。そして、ガイドレール側の磁極Nか
ら磁気ギャップを通ってガイドレールに入り、ガイドレ
ールの端部付近からヨークを介してヨーク側の磁極Sに
至る磁束の流れが多くなる。
【0028】したがって、磁気抵抗の増加の原因と考え
られていた従来の経路を通る漏れ磁束が少なくなり、磁
気回路本来の駆動力を効率的に発生させることができる
ようになる。そして、高駆動力、高加速度が得られる情
報記録再生装置、および光ディスク装置が実現する。
【0029】また、ガイドレールに接する支持体の位置
を、ガイドレールを挟んで永久磁石とは反対側とする
と、ガイドレールからの漏れ磁束の影響を受けにくい位
置となる。したがって、支持体が受ける漏れ磁束の影響
が小さくなることで支持体の磁化が抑えられ、支持体の
磁化による回転(摩擦)抵抗が減り、ヘッド部の走行抵
抗が低減する。このため、駆動力の損失が抑えられ、高
加減速による高速なヘッド移動、高効率なヘッド駆動、
低走行抵抗による安定した制御が実現する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を説明する。図1は本発明に係る情報記録再生
装置の内部構造を示す斜視図、図2は図1の断面図であ
る。なお、この実施例では情報記録再生装置として光デ
ィスク装置を例にとって説明する。
【0031】レーザ発光源(図示しない)から出射した
レーザ光は、図示しないコリメートレンズ、ビームスプ
リッタ、ミラーなどの光学素子を経て、対物レンズ1 に
導かれ、光ディスク(情報記録媒体)2 上に焦点を結
ぶ。光ディスク2 上で反射した光は、対物レンズ1 を通
り、ミラー、ビームスプリッタなどの光学素子を経て、
図示しない受光素子に到達する。
【0032】対物レンズホルダ3 に固定された対物レン
ズ1 は、2枚の平行板ばね4a,4b を介してキャリッジ5
に接続されており、光ディスク2 に垂直な方向に移動可
能に弾性的に保持されている。
【0033】また、対物レンズホルダ3 には、楕円状に
巻装されたフォーカス駆動コイル8a,8b が取り付けられ
ている。フォーカス駆動コイル8a,8b には、図示しない
ベースに固定されたフォーカスヨーク9a,9b に取り付け
られた第1のフォーカス磁石10a,10b と第2のフォーカ
ス磁石11a,11b が対向している。またフォーカス磁石10
a,10b の着磁方向は、光ディスク2 の周方向に平行であ
り、かつフォーカス磁石10a,11a とフォーカス磁石10b,
11b とで互いに逆方向となっている。フォーカス駆動コ
イル8a,8b に電流を流すことにより、ローレンツ力がフ
ォーカス駆動コイル8a,8b に、光ディスク2 面に垂直な
方向に発生し、対物レンズ1 を光ディスク2 面に垂直な
方向(フォーカス方向)に移動させることができる。通
常、図示しない制御装置によりレーザ光の焦点が光ディ
スク2 上に集束するように対物レンズ1 が移動される。
【0034】キャリッジ5 には、ガイドレール7a,7b に
接触し転動するように、強磁性体を含む4対8個のベア
リング(支持体)6 が回転自在に取り付けられており、
キャリッジ5 が光ディスク2 の半径方向に移動可能とな
っている。また、キャリッジ5 にはラジアル駆動コイル
12a,12b が取り付けられている。ラジアル駆動コイル12
a,12b は円筒形状をなしており、その中空部にはベース
に固定された強磁性体を含むガイドレール7a,7b が挿通
されている。
【0035】ここで、ガイドレール7a,7b と磁気的に接
続するラジアルヨーク14a,14b は、それぞれ2枚のヨー
ク材15a,15b,15c,15d を重ね合わせた状態からなり、そ
の隅に設けられた固定用ネジ穴16を介して一体化される
とともにベースに固定されている。ヨーク材15a,15b,15
c,15d は、プレス加工によりあらかじめ所定の形状に型
抜きされた薄い板状材料からなっている。
【0036】ラジアルヨーク14a,14b の端部は、それぞ
れのヨーク材15a,15b,15c,15d が曲面状に曲げられてい
るため、ガイドレール7a,7b の端部曲面にほぼ添った形
状をなしている。そして、ラジアルヨーク14a,14b の端
部はガイドレール7a,7b の端部を覆うように配置されて
いる。なお、固定用ネジ穴16を介してヨーク材15a,15b,
15c,15d が位置決めされるとともにガイドレール7a,7b
が挟み込まれ、これによってラジアルヨーク14a,14b と
ガイドレール7a,7b とが固定されている。
【0037】また、ラジアルヨーク14a,14b にはラジア
ル駆動磁石13a,13b が取り付けられている。ラジアル駆
動磁石13a,13b の着磁方向は光ディスク2 の径方向に一
致している。
【0038】ラジアル駆動コイル12a,12b に電流を流す
ことによって、ラジアル駆動コイル12a,12b の一部(ラ
ジアル駆動磁石13a,13b とガイドレール7a,7b に挟まれ
る部分,磁気ギャップ内に配置された部分)にローレン
ツ力が発生し、キャリッジ5は光ディスク2 の径方向に
移動することができる。そして、レーザ光の焦点を光デ
ィスク2 上の所望の位置に移動させることができる。
【0039】なお、ガイドレール7a,7b ,ラジアルヨー
ク14a,14b ,ラジアル駆動磁石13a,13b などが、例えば
鋼などの比較的酸化されやすい材料からなる場合には、
その表面にメッキ処理などを施すことにより酸化防止膜
を作ることが好ましいが、通常はこの酸化防止膜はきわ
めて薄いため、非磁性体であったとしても磁気抵抗に対
する影響は無視することができる。
【0040】以上のような構成のヘッド移動装置では、
ラジアル駆動磁石13a,13b の形状は、その着磁方向の長
さDが磁気回路の高さ方向(着磁方向およびガイドレー
ル7a,7b の長手方向にそれぞれ直交する方向)の長さH
よりも長く形成されている。すなわち、ラジアル駆動磁
石のアスペクト比(H/D )が1未満となり、従来のよう
にアスペクト比が1以上となる形状とは全く異なるもの
となる。
【0041】このため、従来はガイドレール側の磁極N
から磁気ギャップを通ってガイドレール7a,7b に入り、
磁気回路の上下の空気中を通過してラジアルヨーク側の
磁極Sに戻る磁束の流れ(ラジアルヨーク14a,14b を通
過しない磁束の流れ。漏れ磁束)が多く発生していたも
のの、本発明ではラジアル駆動磁石13a,13b の厚みが相
対的に薄くなったためにこのような経路をとる漏れ磁束
が少なくなる。そして、ガイドレール側の磁極Nから磁
気ギャップを通ってガイドレール7a,7b に入り、ガイド
レール7a,7b の端部付近からラジアルヨーク14a,14b を
介してラジアルヨーク側の磁極Sに至る磁束の流れが多
くなる。
【0042】したがって、磁気抵抗の増加の原因と考え
られていた従来の経路を通る漏れ磁束が少なくなり、磁
気回路本来の駆動力を効率的に発生させることができる
ようになる。
【0043】また、ガイドレール7a,7b に接するベアリ
ング6 の位置は、図2からも明かなように、ガイドレー
ル7a,7b を挟んでラジアル駆動磁石13a,13b とは反対側
となっている。すなわち、ガイドレール7a,7b からの漏
れ磁束の影響を受けにくい位置となっている。したがっ
て、ベアリング6 が受ける漏れ磁束の影響が小さくなる
ことでベアリング6 の磁化が抑えられ、ベアリング6 の
磁化による回転抵抗が減り、キャリッジ5 の走行抵抗が
低減する。このため、ラジアル方向に対する駆動力の損
失が抑えられ、高加減速による高速なヘッド移動、高効
率なヘッド駆動、低走行抵抗による安定した制御が実現
する。
【0044】なお、ラジアル駆動磁石13a,13b を単に着
磁方向に長く形成するだけでは、起磁力が増大してしま
うために結果として漏れ磁界が増大してしまう。これを
抑えるためには、ラジアル駆動磁石13a,13b の着磁方向
およびガイドレール7a,7b のそれぞれに直交する方向の
長さを、ラジアル駆動磁石13a,13b を着磁方向に長く形
成した分に見合った量だけ短くすることが好ましい。こ
のようにすると、ギャップ磁束密度を一定に保ちながら
漏れ磁束を効果的に減らすことができ、ベアリング6 の
磁化に起因する走行抵抗の増大を抑えることが可能とな
る。また、同時に、磁極とベアリング6 との間の距離が
広がるため、ベアリング6 周辺の漏れ磁界を減少させる
ことができるようになる。
【0045】図3は、本発明による光ディスク装置に用
いられるヘッド移動装置の、ラジアル駆動磁石13a,13b
の動作点を説明する図である。ここで、縦軸は磁束密
度、横軸は磁界の強さであり、破線で示されるのはエネ
ルギ積の等高線である。
【0046】従来の磁気回路の設計方法では、エネルギ
積が最大となる動作点の近辺であるBの領域でラジアル
駆動磁石を使うように設計されていた。これに対して本
発明に係るヘッド移動装置では、磁石の動作点は従来よ
りエネルギ積ははるかに小さいものの、逆に磁束密度の
高いAの領域を採用することになる。このため、ラジア
ル駆動磁石の利用効率は低下するが、その代わりに磁束
密度を高くすることによって、磁気ギャップと対向する
面積を小さくして磁束の流れを集中させることができ
る。また、ベアリング位置の漏れ磁界を小さくしてベア
リングの磁化を抑え、キャリッジの走行抵抗を低減する
ことができる。
【0047】なお、図3中のAの領域はエネルギ積が最
大点の約半分程度となっているが、さらにエネルギ積が
小さい領域となるように設定してもよい。エネルギ積が
より小さい領域に設定することにより、それに伴って増
える磁束密度の増大する割合は小さくなるものの、効果
の向上は期待できる。
【0048】図4は、ラジアル駆動磁石13a,13b のアス
ペクト比(H/D )の対数値と、ベアリング6 のガイドレ
ール7a,7b に接する位置付近での漏れ磁界を駆動感度で
割った値との関係の例を数値解析によって求めた結果を
示すグラフである。
【0049】この例では、ガイドレールの直径を5mm と
して計算した。この結果からも明らかなように、ラジア
ル駆動磁石のアスペクト比の対数値が-0.2から+0.3程度
までは漏れ磁界が大きく、その範囲外では漏れ磁界が小
さくなっていく。逆にアスペクト比の対数値が+0.5(H/
D=3.2 )以上、または-0.3(H/D=0.5 )以下であると漏
れ磁界が十分小さくなり、実用上有効となる。
【0050】ここで、アスペクト比の対数値が大きい場
合には、その動作点が図3に示す磁気特性の左下の方向
に向かう。希土類磁石の場合には、動作点が左下に向か
っても直線に近い特性を示すものもあるが、大部分の磁
石では図3に示すように磁束密度の方が下がる傾向にあ
る。磁石は着磁した後は、常に動作点が、磁気特性の直
線領域にないと減磁してしまう。アスペクト比を大きく
すると、動作点が非直線領域に入りやすくなり、磁石の
が減磁してしまい好ましくない場合が多い。
【0051】しかし、例えば希土類系やフェライト系の
うちの一部の磁石を用いた場合には、アスペクト比を大
きくしても、磁石が減磁せず漏れ磁界が少ないように設
計できる場合もある。
【0052】続いて、本発明の第2の実施例を図5を用
いて説明する。図5は本発明の第2の実施例に係る情報
記録再生装置の内部構造を示す斜視図である。なお、以
下の実施例の説明においては、前述の第1の実施例と同
一構成要素には同一符号を付し、重複する説明を省略す
る。
【0053】本実施例では、ガイドレール7a,7b のラジ
アル駆動磁石13a,13b に対向する部分に、強磁性体を有
する補助ヨーク20a,20b を配置し、ラジアル駆動コイル
12a,12b の中空部に挿通されている。
【0054】このように構成された本実施例によれば、
ラジアル駆動磁石13a,13b とベアリング6 との距離をわ
ずかに離間させることができるため、前述の実施例に比
べてベアリング6 付近の漏れ磁界をさらに減少させるこ
とができ、ベアリング6 の磁化によるキャリッジ5 の走
行抵抗をさらに減らすことができる。
【0055】なお、断面形状が楕円状のガイドレールを
製作するなど、ラジアル駆動コイルの着磁方向に長尺の
ガイドレールとすることによっても、本実施例と同様の
効果を期待することができる。
【0056】続いて、本発明の第3の実施例を図6乃至
図7を用いて説明する。図6は本発明の第3の実施例に
係る情報記録再生装置の内部構造を示す斜視図、図7は
図6の断面図である。
【0057】本実施例の特徴は、ラジアル駆動磁石13a,
13b のガイドレール7a,7b 側に補助ヨーク22a,22b を設
けた点にある。ここで、補助ヨーク22a,22b の形状は、
ガイドレール7a,7b の長手方向およびラジアル駆動磁石
13a,13b の着磁方向のそれぞれに直交する方向の長さに
着目すると、ラジアル駆動磁石13a,13b 側よりもガイド
レール7a,7b 側の方が短くなるように形成されているこ
とがわかる(図7参照)。
【0058】このように構成された本実施例によれば、
例えばラジアル駆動磁石13a,13b からガイドレール7a,7
b 側に向かって磁束が流れる場合、磁束は補助ヨーク22
a,22b を通過する際に補助ヨーク22a,22b の形状に伴い
狭い領域に集められることになる。そして、この集中し
た磁束がガイドレール7a,7b に入ることになる。そのた
め、ベアリング6 付近の漏れ磁界を減少させることがで
き、ベアリング6 の磁化によるキャリッジ5 の走行抵抗
を減らすことができる。
【0059】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されることなく種々変
形して実施することが可能である。例えば、支持体とし
てはガイドレールの側面上を転動するベアリングを用い
た例を説明したが、ガイドレールに沿って摺動するブッ
シングのような支持体を利用してもよい。
【0060】また、上記実施例では、本発明の情報記録
再生装置の中でも特に光ディスク装置に適用した場合に
ついて説明したが、例えば磁気ディスク装置(5inch ,
3.5inch ,2.5inch ,1.8inch )などの他の情報記録再
生装置に適用しても同様の効果を期待することができ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本説明によれば、磁
気抵抗の増加の原因と考えられていた漏れ磁束を少なく
することができ、磁気回路本来の駆動力を効率的に発生
させることができるようになる。そのため、高駆動力、
高加速度が得られる情報記録再生装置、および光ディス
ク装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置である光ディス
ク装置の内部構造を示す斜視図。
【図2】図1に示した光ディスク装置の断面図。
【図3】本発明による光ディスク装置に用いられるヘッ
ド移動装置の、ラジアル駆動磁石の動作点を説明する
図。
【図4】ラジアル駆動磁石のアスペクト比と漏れ磁界と
の関連を示す図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る情報記録再生装置
である光ディスク装置の内部構造を示す斜視図。
【図6】本発明の第3の実施例に係る情報記録再生装置
である光ディスク装置の内部構造を示す斜視図。
【図7】図6に示した光ディスク装置の断面図。
【図8】従来の光ディスク装置の内部構造を示す斜視
図。
【図9】図8の光ディスク装置に用いられるヘッド移動
装置の一部を示す斜視図。
【図10】図8に示した光ディスク装置の断面図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 光ディスク(情報記録媒体) 3 対物レンズホルダ 5 キャリッジ 6 ベアリング(転動体) 7a,7b ガイドレール 8a,8b フォーカス駆動コイル 9a,9b フォーカスヨーク 10a,10b 第1のフォーカス磁石 11a,11b 第2のフォーカス磁石 12a,12b ラジアル駆動コイル 13a,13b ラジアル駆動磁石 14a,14b ラジアルヨーク 22a,22b 補助ヨーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体に対する情報の記録再生を行
    うヘッド部と、 磁性体からなり、前記ヘッド部を所定方向に導くガイド
    レールと、 前記ヘッド部に固定され前記ガイドレールを挿通する筒
    状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置され、かつ着磁方向の長さが着磁方向およ
    びガイドレールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長
    さよりも長く形成された永久磁石と、 を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】情報記録媒体に対する情報の記録再生を行
    うヘッド部と、 磁性体からなり、前記ヘッド部を所定方向に導くガイド
    レールと、 磁性体からなり、前記ヘッド部に取り付けられて前記ガ
    イドレールに接触しながら移動可能となるように前記ヘ
    ッド部を支持する支持体と、 前記ヘッド部に固定され前記ガイドレールを挿通する筒
    状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置され、かつ着磁方向の長さが着磁方向およ
    びガイドレールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長
    さよりも長く形成された永久磁石と、 を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】情報記録媒体に対する情報の記録再生を行
    うヘッド部と、 磁性体からなり、前記ヘッド部を所定方向に導くガイド
    レールと、 前記ヘッド部に固定され前記ガイドレールを挿通する筒
    状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置される永久磁石と、 前記永久磁石の前記コイル面側に固定され、前記永久磁
    石の着磁方向および前記ガイドレールの長手方向にそれ
    ぞれ直交する方向の長さを、前記永久磁石側に比べて前
    記ガイドレール側の方を短く形成してなる補助ヨーク
    と、 を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】情報記録媒体に対する情報の記録再生を行
    うヘッド部と、 磁性体からなり、前記ヘッド部を所定方向に導くガイド
    レールと、 磁性体からなり、前記ヘッド部に取り付けられて前記ガ
    イドレールに接触しながら移動可能となるように前記ヘ
    ッド部を支持する支持体と、 前記ヘッド部に固定され前記ガイドレールを挿通する筒
    状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置される永久磁石と、 前記永久磁石の前記コイル面側に固定され、前記永久磁
    石の着磁方向および前記ガイドレールの長手方向にそれ
    ぞれ直交する方向の長さを、前記永久磁石側に比べて前
    記ガイドレール側の方を短く形成してなる補助ヨーク
    と、 を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記支持体は、前記ガイドレールを挟んで
    前記永久磁石と反対側に位置していることを特徴とする
    請求項2または4記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記支持体は、前記ガイドレールの側面上
    を転動する転動体であることを特徴とする請求項2また
    は4または5記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】光ディスクに対する情報の記録再生を行う
    光学ヘッドと、 磁性体からなり、前記光学ヘッドを所定方向に導くガイ
    ドレールと、 前記光学ヘッドに固定され前記ガイドレールを挿通する
    筒状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置され、かつ着磁方向の長さが着磁方向およ
    びガイドレールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長
    さよりも長く形成された永久磁石と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】光ディスクに対する情報の記録再生を行う
    光学ヘッドと、 磁性体からなり、前記光学ヘッドを所定方向に導くガイ
    ドレールと、 磁性体からなり、前記光学ヘッドに取り付けられて前記
    ガイドレールに接触しながら移動可能となるように前記
    光学ヘッドを支持する支持体と、 前記光学ヘッドに固定され前記ガイドレールを挿通する
    筒状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置され、かつ着磁方向の長さが着磁方向およ
    びガイドレールの長手方向にそれぞれ直交する方向の長
    さよりも長く形成された永久磁石と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】光ディスクに対する情報の記録再生を行う
    光学ヘッドと、 磁性体からなり、前記光学ヘッドを所定方向に導くガイ
    ドレールと、 前記光学ヘッドに固定され前記ガイドレールを挿通する
    筒状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置される永久磁石と、 前記永久磁石の前記コイル面側に固定され、前記永久磁
    石の着磁方向および前記ガイドレールの長手方向にそれ
    ぞれ直交する方向の長さを、前記永久磁石側に比べて前
    記ガイドレール側の方を短く形成してなる補助ヨーク
    と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】光ディスクに対する情報の記録再生を行
    う光学ヘッドと、 磁性体からなり、前記光学ヘッドを所定方向に導くガイ
    ドレールと、 磁性体からなり、前記光学ヘッドに取り付けられて前記
    ガイドレールに接触しながら移動可能となるように前記
    光学ヘッドを支持する支持体と、 前記光学ヘッドに固定され前記ガイドレールを挿通する
    筒状のコイルと、 前記ガイドレールと磁気的に接続するヨークと、 前記ヨークに固定されて前記コイル面に着磁方向を向け
    るように配置される永久磁石と、 前記永久磁石の前記コイル面側に固定され、前記永久磁
    石の着磁方向および前記ガイドレールの長手方向にそれ
    ぞれ直交する方向の長さを、前記永久磁石側に比べて前
    記ガイドレール側の方を短く形成してなる補助ヨーク
    と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】前記支持体は、前記ガイドレールを挟ん
    で前記永久磁石と反対側に位置していることを特徴とす
    る請求項8または10記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】前記支持体は、前記ガイドレールの側面
    上を転動する転動体であることを特徴とする請求項8ま
    たは10または11記載の光ディスク装置。
JP29156995A 1994-11-10 1995-11-10 情報記録再生装置および光ディスク装置 Pending JPH08212730A (ja)

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