JP2560977Y2 - 光磁気ディスク用ヘッド装置 - Google Patents

光磁気ディスク用ヘッド装置

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JP2560977Y2
JP2560977Y2 JP1992050946U JP5094692U JP2560977Y2 JP 2560977 Y2 JP2560977 Y2 JP 2560977Y2 JP 1992050946 U JP1992050946 U JP 1992050946U JP 5094692 U JP5094692 U JP 5094692U JP 2560977 Y2 JP2560977 Y2 JP 2560977Y2
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JP
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disk
tracking
magnet
magnets
focusing
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JP1992050946U
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JPH064930U (ja
Inventor
浩喜 平島
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディスクに対して情報
を記録しまた再生する光磁気ディスク用ヘッド装置に係
り、特にフォーカス用マグネットの漏れ磁界とトラッキ
ング用マグネットの漏れ磁界とで、情報の記録動作など
に悪影響が生じないようにしたヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク用のヘッド装置では、デ
ィスクの記録面に対向する光ピックアップと、この光ピ
ックアップと逆側にてディスクに対向する浮上ヘッドな
どの磁気ヘッドが設けられている。ディスクへの記録動
作では、光ピックアップからのレーザ光によりディスク
の記録面が加熱され、同時に前記磁気ヘッドにより磁界
が与えられることにより情報の記録が行われる。また再
生動作では、光ピックアップから照射されディスクの記
録面により反射される戻り光のカー回転角を検出するこ
とにより、情報が読み取られる。
【0003】図3は、浮上ヘッドを用いた光磁気ディス
ク用ヘッド装置の構造と、補正用のマグネットの漏れ磁
界の磁束分布を示す説明図である。図3において、符号
Pは光ピックアップである。この光ピックアップPで
は、ディスクDに対向する対物レンズLを支持するレン
ズ支持部材L1がフォーカス補正方向(図示上下方向)
へ動作自在に支持されている。光ピックアップP内に
は、断面コの字状のヨークYa及びYbが設けられ、左
側のヨークYaにはS極側をピックアップPに対向させ
たフォーカス用マグネット1aが支持され、右側のヨー
クYbにもS極側をピックアップPに対向させたフォー
カス用マグネット1bが支持されている。前記レンズ支
持部材L1にはフォーカスコイルCが設けられ、このフ
ォーカスコイルCが前記マグネット1a,1bとヨーク
Ya,Yb内に挿入され、レンズ支持部材L1がフォー
カス補正駆動されるようになっている。
【0004】前記光ピックアップPは、図3の紙面直交
方向へ移動自在に設けられ、且つリニアモータなどによ
るトラッキング補正機構により光ピックアップPが同方
向に補正駆動される。図3では前記リニアモータを構成
するマグネット支持部が示されている。図示左側にはヨ
ークYcが配置され、その内部にはS極側を光ピックア
ップPに対向させたトラッキング用マグネット2aが設
けられ、右側のヨークYdにもS極側を光ピックアップ
Pに対向させたトラッキング用マグネット2bが支持さ
れている。前記光ピックアップPにはコイルが設けら
れ、各マグネット2a,2bに沿ってコイルが駆動され
ることにより光ピックアップPがトラッキング方向へ駆
動される。またディスクDの図示上面側には、浮上ヘッ
ドHがわずかに浮上する状態で対向している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記の光ヘッド装置で
は、装置の小型化のために、ヨークYa,Ybおよびヨ
ークYc,Ydが薄く形成されているため、各マグネッ
ト1a,1b,および2a,2bからヨーク外部への漏
れ磁界の強度が高くなっている。しかも図3に示すよう
な各マグネットの磁極配置では、フォーカス用マグネッ
ト1a,1bからの漏れ磁束と、トラッキング用マグネ
ット2a,2bからの漏れ磁束とが、共にディスクDの
光スポットが形成される部分Spにて図示下向きとな
る。一方、記録動作では、浮上ヘッドHによりディスク
Dの記録面に垂直磁界が与えられて、記録動作が行われ
るが、この浮上ヘッドHの発生磁界は弱い。このため、
前記スポット形成部Spにおける垂直方向の漏れ磁束は
浮上ヘッドHによる磁化効率を低下させ、ディスクDへ
の誤記録などの問題が生じやすい。
【0006】一方、図4に示す光ヘッド装置では、前記
右側のフォーカス用マグネット1bとトラッキング用マ
グネット2bのN極側が光ピックアップP側に向けられ
ており、左側のフォーカス用マグネット1aとトラッキ
ング用マグネット2aのS極側が光ピックアップP側に
向けられている。図4に示すマグネットの磁極配置で
は、ディスクDの記録スポットが形成される部分Spに
て垂直方向の漏れ磁束成分がほとんどなくなり、図3に
示したようなディスクDに対する垂直磁化効率の問題は
生じない。しかしながら図4では浮上ヘッドHの部分に
て図示左方向への漏れ磁束の強度が高くなるため、この
磁束強度により浮上ヘッドHにおける磁性材料のコアの
磁化が飽和してしまい、この浮上ヘッドHによる前記垂
直磁化の磁化能力が低下することになる。
【0007】本考案は、上記従来の課題を解決するもの
であり、フォーカス用およびトラッキング用のマグネッ
トからの漏れ磁界により、浮上ヘッドなどの磁気ヘッド
による磁化効率に影響が生じないようにした光磁気ディ
スク用ヘッド装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディスクに集
光される光スポットをフォーカス補正動作させるフォー
カス用マグネットと、前記光スポットをトラッキング方
向へ動作させるトラッキング用マグネットと、前記光ス
ポットが形成される部分と逆側にてディスクに対向する
磁気ヘッドとが設けられている光磁気ディスク用ヘッド
装置において、前記フォーカス用マグネットおよびトラ
ッキング用マグネットは、それぞれディスク面方向に間
隔を開けて対を成して設けられ、対を成すフォーカス用
マグネットは対向面が互いに相違する磁極を有し、且つ
対を成すトラッキング用マグネットも対向面が互いに相
違する磁極を有し、フォーカス用マグネット間に形成さ
れる磁界のディスク面方向の成分と、トラッキング用マ
グネット間に形成される磁界のディスク面方向の成分と
が、互いに打ち消される方向であることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】上記手段によれば、フォーカス用マグネットと
トラッキング用マグネットのそれぞれの漏れ磁界が、デ
ィスクのスポットが形成される部分の近傍位置にてディ
スク面方向で互いに打消し合う方向となる。よって、前
記漏れ磁界により磁気ヘッドのコアが磁気飽和して磁気
ヘッドの磁化能力が低下することがなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案に係る光ヘッド装置の実施例を示す構
成説明図である。図1に示す光ヘッド装置は、ディスク
Dの下側に光ピックアップPが設けられている。この光
ピックアップPでは、対物レンズLを支持しているレン
ズ支持部材L1がフォーカス補正方向に動作できるよう
に支持されている。光ピックアップP内では、左側ヨー
クYaの内部にS極側を光ピックアップPに対向させた
フォーカス用マグネット1aが配置され、また右側のヨ
ークYbの内部にはN極側を光ピックアップPに対向さ
せたフォーカス用マグネット1bが配置されている。前
記レンズ支持部材L1に保持されたフォーカス補正コイ
ルCは、各マグネット1aと1bに対向している。
【0011】また光ピックアップP全体を紙面直交方向
へ駆動するトラッキング駆動用のリニアモータでは、左
側のヨークYcの内部に、N極側を光ピックアップPに
対向させたトラッキング用マグネット2aが配置され、
右側のヨークYdの内部には、S極側を光ピックアップ
Pに対向させたトラッキング用マグネット2bが配置さ
れている。このように配置されたフォーカス用マグネッ
ト1a,1b及びトラッキング用マグネット2a,2b
による漏れ磁界の状態は図1にて矢印で示すようにな
る。
【0012】すなわち、浮上ヘッドHが設けられている
部分において、フォーカス用マグネット1a,1bの漏
れ磁界による磁束方向がFfで示すように図示左向きと
なり、トラッキング用マグネット2a,2bの漏れ磁界
による磁束方向は、Ftで示す図示右向きとなって、デ
ィスク面方向で相互に打消し合うことになる。よって浮
上ヘッドHのコアが漏れ磁界により磁気飽和することが
なく、浮上ヘッドHの磁化能力が低下することがない。
【0013】また、図2に示すように図1におけるフォ
ーカス用マグネット1a,1bとトラッキング用マグネ
ット2a,2bのN極とS極の配置を全て逆に配置した
構成にしてもよい。これにより、浮上ヘッドHの位置に
て、フォーカス用マグネット1a,1bの漏れ磁束Ff
と、トラッキング用マグネット2a,2bの漏れ磁束F
tの方向とが逆向きになり、互いに打消し合うようにな
る。
【0014】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、磁気ヘッ
ドを用いる光磁気ディスク用ヘッド装置において、ピッ
クアップ駆動用マグネットの漏れ磁界が、磁気浮上ヘッ
ドの磁界発生量を低下させる等の悪影響を与えることな
く、情報の記録効率が向上できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘッド装置の実施例を示す構成説
明図である。
【図2】本考案に係る光ヘッド装置の変形例を示す概略
構成説明図である。
【図3】従来の問題点を説明するための光ヘッド装置及
びその漏れ磁束の分布を示す説明図である。
【図4】従来の問題点を説明するための光ヘッド装置及
びその漏れ磁束の分布を示す正面図である。
【符号の説明】
1a,1b フォーカス用マグネット 2a,2b トラッキング用マグネット Ya,Yb フォーカス用ヨーク Yc,Yd トラッキング用ヨーク C コイル D ディスク H 浮上ヘッド P 光ピックアップ L 対物レンズ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに集光される光スポットをフォ
    ーカス補正動作させるフォーカス用マグネットと、前記
    光スポットをトラッキング方向へ動作させるトラッキン
    グ用マグネットと、前記光スポットが形成される部分と
    逆側にてディスクに対向する磁気ヘッドとが設けられて
    いる光磁気ディスク用ヘッド装置において、前記フォー
    カス用マグネットおよびトラッキング用マグネットは、
    それぞれディスク面方向に間隔を開けて対を成して設け
    られ、対を成すフォーカス用マグネットは対向面が互い
    に相違する磁極を有し、且つ対を成すトラッキング用マ
    グネットも対向面が互いに相違する磁極を有し、フォー
    カス用マグネット間に形成される磁界のディスク面方向
    の成分と、トラッキング用マグネット間に形成される磁
    界のディスク面方向の成分とが、互いに打ち消される方
    向であることを特徴とする光磁気ディスク用ヘッド装
    置。
JP1992050946U 1992-06-26 1992-06-26 光磁気ディスク用ヘッド装置 Expired - Lifetime JP2560977Y2 (ja)

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JPH064930U JPH064930U (ja) 1994-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2576594B2 (ja) * 1988-06-07 1997-01-29 三菱電機株式会社 光磁気記録再生消去装置
JPH04310653A (ja) * 1991-04-08 1992-11-02 Ricoh Co Ltd 光ディスクドライブ装置

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Effective date: 19970909