JPH08211829A - 水溶性粘着ラベル - Google Patents
水溶性粘着ラベルInfo
- Publication number
- JPH08211829A JPH08211829A JP4345495A JP4345495A JPH08211829A JP H08211829 A JPH08211829 A JP H08211829A JP 4345495 A JP4345495 A JP 4345495A JP 4345495 A JP4345495 A JP 4345495A JP H08211829 A JPH08211829 A JP H08211829A
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- Japan
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- water
- soluble
- adhesive label
- sensitive adhesive
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- Adhesive Tapes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被着体から容易に且つ残渣を生ずることなく
除去することができる粘着ラベルを提供する。 【構成】 支持体としての水溶性紙の片面に水溶性樹脂
層を介して水溶性粘着剤層を設けたことを特徴とする水
溶性粘着ラベル。該水溶性樹脂層はフィルム又はコート
層とする。
除去することができる粘着ラベルを提供する。 【構成】 支持体としての水溶性紙の片面に水溶性樹脂
層を介して水溶性粘着剤層を設けたことを特徴とする水
溶性粘着ラベル。該水溶性樹脂層はフィルム又はコート
層とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は工程管理用の水溶性粘着
ラベルに関するものであり、更に詳しくは、各種製品、
部品等に整理番号等を付して管理する際に当該整理番号
等に対応する識別用のバーコードその他の表示を表面に
付して当該製品、部品等に貼り付けるようにした水溶性
粘着ラベルに係るものである。
ラベルに関するものであり、更に詳しくは、各種製品、
部品等に整理番号等を付して管理する際に当該整理番号
等に対応する識別用のバーコードその他の表示を表面に
付して当該製品、部品等に貼り付けるようにした水溶性
粘着ラベルに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】このような工程管理用の粘着ラベルとし
ては、紙等の支持体の片面に粘着剤を塗工してなるもの
が従来より使用されている。この粘着ラベルは支持体の
他面に識別用のバーコードその他の表示を付して製品、
部品等の被着体に貼り付けるようにしたものである。
ては、紙等の支持体の片面に粘着剤を塗工してなるもの
が従来より使用されている。この粘着ラベルは支持体の
他面に識別用のバーコードその他の表示を付して製品、
部品等の被着体に貼り付けるようにしたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかして、工程管理用
の粘着ラベルを製品、部品等の被着体に貼り付けておく
期間は例えば数日間から長くても数ケ月間程度であり、
使用目的が完了したときにはこれらの粘着ラベルは直ち
に製品、部品等の被着体から除去しなければならない。
しかるに、支持体の片面に粘着剤を塗工してなる従来の
粘着ラベルは被着体からの剥離作業が困難であり、粘着
ラベルを被着体から除去したときに被着体に残渣を生ず
るという問題がある。本発明は、従来の工程管理用の粘
着ラベルにおけるこのような問題を解決しようとしてな
されたものである。
の粘着ラベルを製品、部品等の被着体に貼り付けておく
期間は例えば数日間から長くても数ケ月間程度であり、
使用目的が完了したときにはこれらの粘着ラベルは直ち
に製品、部品等の被着体から除去しなければならない。
しかるに、支持体の片面に粘着剤を塗工してなる従来の
粘着ラベルは被着体からの剥離作業が困難であり、粘着
ラベルを被着体から除去したときに被着体に残渣を生ず
るという問題がある。本発明は、従来の工程管理用の粘
着ラベルにおけるこのような問題を解決しようとしてな
されたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、被着体から
容易に且つ残渣を生ずることなく除去し得る粘着ラベル
を得るために鋭意研究した結果、まず図２に示すよう
に、支持体としての水溶性紙（水溶紙）１の片面に水溶
性粘着剤３を塗工してなる水溶性粘着ラベルに想到し
た。この水溶性粘着ラベルにおいては支持体と粘着剤の
いずれもが水に溶けるものであるため、被着体７上の水
溶性粘着ラベルに水を掛け、或いは該被着体を水中に漬
けることにより、該水溶性粘着ラベルを容易に且つ残渣
を生ずることなく被着体から除去することができるもの
である。
容易に且つ残渣を生ずることなく除去し得る粘着ラベル
を得るために鋭意研究した結果、まず図２に示すよう
に、支持体としての水溶性紙（水溶紙）１の片面に水溶
性粘着剤３を塗工してなる水溶性粘着ラベルに想到し
た。この水溶性粘着ラベルにおいては支持体と粘着剤の
いずれもが水に溶けるものであるため、被着体７上の水
溶性粘着ラベルに水を掛け、或いは該被着体を水中に漬
けることにより、該水溶性粘着ラベルを容易に且つ残渣
を生ずることなく被着体から除去することができるもの
である。
【０００５】しかるに、発明者が行なった実験の結果、
支持体としての水溶性紙１の片面に水溶性粘着剤３を塗
工してなる前記水溶性粘着ラベルを工程管理用に使用し
た場合には次のような問題を生ずることが判明した。即
ち、水溶性紙は繊維状の水溶性セルロース誘導体等を主
構成成分とするものであって繊維間に多数の隙間を有す
る低密度の紙であり、しかも水溶性粘着剤は水溶性紙の
繊維と化学的に結合し易いものである。従って、水溶性
粘着剤が水溶性紙中に浸透し、更には水溶性紙の表面に
しみ出ることになる。その結果、水溶性粘着ラベルの粘
着力が短期間で低下し、水溶性紙が変色し、更には水溶
性紙表面のバーコード９等の表示が汚損され不明瞭にな
るという問題が生ずるのである。なお、水溶性紙の密度
を上げるために該水溶性紙の片面又は両面にカレンダー
加工を行なうことも一応考えられるが、このような手段
を用いても上記の問題を解決することはできない。
支持体としての水溶性紙１の片面に水溶性粘着剤３を塗
工してなる前記水溶性粘着ラベルを工程管理用に使用し
た場合には次のような問題を生ずることが判明した。即
ち、水溶性紙は繊維状の水溶性セルロース誘導体等を主
構成成分とするものであって繊維間に多数の隙間を有す
る低密度の紙であり、しかも水溶性粘着剤は水溶性紙の
繊維と化学的に結合し易いものである。従って、水溶性
粘着剤が水溶性紙中に浸透し、更には水溶性紙の表面に
しみ出ることになる。その結果、水溶性粘着ラベルの粘
着力が短期間で低下し、水溶性紙が変色し、更には水溶
性紙表面のバーコード９等の表示が汚損され不明瞭にな
るという問題が生ずるのである。なお、水溶性紙の密度
を上げるために該水溶性紙の片面又は両面にカレンダー
加工を行なうことも一応考えられるが、このような手段
を用いても上記の問題を解決することはできない。
【０００６】続いて、本発明者は、上記水溶性紙に代え
て水溶性フィルムを使用した水溶性粘着ラベル、即ち図
３に示すように、支持体としての水溶性フィルム５の片
面に水溶性粘着剤３を塗工してなる水溶性粘着ラベルに
想到した。この水溶性粘着ラベルにおいても支持体と粘
着剤のいずれもが水に溶けるものであるため、被着体７
上の水溶性粘着ラベルに水を掛け、或いは該被着体を水
中に漬けることにより、該水溶性粘着ラベルを容易に且
つ残渣を生ずることなく被着体から除去することができ
るものである。
て水溶性フィルムを使用した水溶性粘着ラベル、即ち図
３に示すように、支持体としての水溶性フィルム５の片
面に水溶性粘着剤３を塗工してなる水溶性粘着ラベルに
想到した。この水溶性粘着ラベルにおいても支持体と粘
着剤のいずれもが水に溶けるものであるため、被着体７
上の水溶性粘着ラベルに水を掛け、或いは該被着体を水
中に漬けることにより、該水溶性粘着ラベルを容易に且
つ残渣を生ずることなく被着体から除去することができ
るものである。
【０００７】しかるに、支持体としての水溶性フィルム
５の片面に水溶性粘着剤３を塗工してなる上記水溶性粘
着ラベルにおいては次のような問題を生ずることが判明
した。即ち、この水溶性粘着ラベルを工程管理用に使用
する場合には該水溶性フィルムの表面に識別用のバーコ
ード９その他の表示を熱転写印刷等の手法により印刷す
る必要があるが、そのためには該水溶性フィルムは耐溶
剤性と耐熱性を備えていることが要求される。しかる
に、必要な耐溶剤性と耐熱性を備えている汎用性の水溶
性フィルムは存在しないのである。また、水溶性フィル
ムは湿度等の影響で寸法安定性が悪いため、表面に付し
たバーコード等の表示が正確に読み取られないおそれも
ある。
５の片面に水溶性粘着剤３を塗工してなる上記水溶性粘
着ラベルにおいては次のような問題を生ずることが判明
した。即ち、この水溶性粘着ラベルを工程管理用に使用
する場合には該水溶性フィルムの表面に識別用のバーコ
ード９その他の表示を熱転写印刷等の手法により印刷す
る必要があるが、そのためには該水溶性フィルムは耐溶
剤性と耐熱性を備えていることが要求される。しかる
に、必要な耐溶剤性と耐熱性を備えている汎用性の水溶
性フィルムは存在しないのである。また、水溶性フィル
ムは湿度等の影響で寸法安定性が悪いため、表面に付し
たバーコード等の表示が正確に読み取られないおそれも
ある。
【０００８】そこで本発明者は、更に研究を重ねた結
果、支持体としての水溶性紙の片面に水溶性樹脂層を介
して水溶性粘着剤層を設けることにより、被着体から容
易に且つ残渣を生ずることなく除去することができ、し
かも上述した種々の問題を生じない水溶性粘着ラベルを
得ることができた。
果、支持体としての水溶性紙の片面に水溶性樹脂層を介
して水溶性粘着剤層を設けることにより、被着体から容
易に且つ残渣を生ずることなく除去することができ、し
かも上述した種々の問題を生じない水溶性粘着ラベルを
得ることができた。
【０００９】即ち、本発明は、支持体としての水溶性紙
の片面に水溶性樹脂層を介して水溶性粘着剤層を設けた
ことを特徴とする水溶性粘着ラベル（請求項１）を提供
するものである。
の片面に水溶性樹脂層を介して水溶性粘着剤層を設けた
ことを特徴とする水溶性粘着ラベル（請求項１）を提供
するものである。
【００１０】前記水溶性樹脂層はフィルム（請求項２）
又はコート層（請求項３）であることが望ましい。
又はコート層（請求項３）であることが望ましい。
【００１１】
［請求項１の水溶性粘着ラベル］請求項１の水溶性粘着
ラベルを製造する際には、支持体としての水溶性紙の片
面に水溶性樹脂層を設けた後、該水溶性樹脂層の表面に
水溶性粘着剤層を設ける。水溶性紙の他面には識別用の
バーコード等の表示を印刷する。使用時には水溶性粘着
剤層を被着体に粘着させることにより、水溶性粘着ラベ
ルを被着体に貼り付ける。
ラベルを製造する際には、支持体としての水溶性紙の片
面に水溶性樹脂層を設けた後、該水溶性樹脂層の表面に
水溶性粘着剤層を設ける。水溶性紙の他面には識別用の
バーコード等の表示を印刷する。使用時には水溶性粘着
剤層を被着体に粘着させることにより、水溶性粘着ラベ
ルを被着体に貼り付ける。
【００１２】この水溶性粘着ラベルは水溶性紙と水溶性
樹脂層と水溶性粘着剤層とよりなるものであり、これら
のものはすべて水に溶けるものであるため、水溶性粘着
ラベルを被着体から剥がす際には、被着体上の水溶性粘
着ラベルに水を掛け、或いは該被着体を水中に漬けるこ
とにより、該水溶性粘着ラベルを容易に且つ残渣を生ず
ることなく被着体から除去することができる。
樹脂層と水溶性粘着剤層とよりなるものであり、これら
のものはすべて水に溶けるものであるため、水溶性粘着
ラベルを被着体から剥がす際には、被着体上の水溶性粘
着ラベルに水を掛け、或いは該被着体を水中に漬けるこ
とにより、該水溶性粘着ラベルを容易に且つ残渣を生ず
ることなく被着体から除去することができる。
【００１３】この水溶性粘着ラベルにおいて支持体とし
ての水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在させた水溶
性樹脂層は高密度の層体であって水溶性粘着剤の浸透を
阻止する。従って、水溶性粘着剤の水溶性紙への浸透に
起因する粘着力の低下、水溶性紙の変色、水溶性紙の表
面に印刷されたバーコード等の表示の汚損等が防止され
る。また、水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在させ
た水溶性樹脂層は水溶性紙を補強する働きをなす。更
に、支持体としての水溶性紙の表面にはバーコードその
他の表示を印刷するのであるが、水溶性紙は印刷に耐え
るに足る耐溶剤性と耐熱性を備えている。加えて、水溶
性紙は寸法安定性に優れているため、表面に付したバー
コード等の表示に歪等が生ずることはない。
ての水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在させた水溶
性樹脂層は高密度の層体であって水溶性粘着剤の浸透を
阻止する。従って、水溶性粘着剤の水溶性紙への浸透に
起因する粘着力の低下、水溶性紙の変色、水溶性紙の表
面に印刷されたバーコード等の表示の汚損等が防止され
る。また、水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在させ
た水溶性樹脂層は水溶性紙を補強する働きをなす。更
に、支持体としての水溶性紙の表面にはバーコードその
他の表示を印刷するのであるが、水溶性紙は印刷に耐え
るに足る耐溶剤性と耐熱性を備えている。加えて、水溶
性紙は寸法安定性に優れているため、表面に付したバー
コード等の表示に歪等が生ずることはない。
【００１４】［請求項２の水溶性粘着ラベル］請求項２
の水溶性粘着ラベルにおいては水溶性樹脂層としてフィ
ルムを用いている。この水溶性粘着ラベルを製造する際
には、支持体としての水溶性紙の片面に予め製造した水
溶性樹脂のフィルムを固着し、続いて該フィルムの表面
に水溶性粘着剤を塗工することにより水溶性粘着剤層を
形成する。その他の点については、請求項２の水溶性粘
着ラベルは前記請求項１の水溶性粘着ラベルと同様の作
用をなす。
の水溶性粘着ラベルにおいては水溶性樹脂層としてフィ
ルムを用いている。この水溶性粘着ラベルを製造する際
には、支持体としての水溶性紙の片面に予め製造した水
溶性樹脂のフィルムを固着し、続いて該フィルムの表面
に水溶性粘着剤を塗工することにより水溶性粘着剤層を
形成する。その他の点については、請求項２の水溶性粘
着ラベルは前記請求項１の水溶性粘着ラベルと同様の作
用をなす。
【００１５】［請求項３の水溶性粘着ラベル］請求項３
の水溶性粘着ラベルにおける水溶性樹脂層はコート層で
ある。この水溶性粘着ラベルを製造する際には、支持体
としての水溶性紙の片面に水溶性樹脂を塗工することに
より水溶性樹脂のコート層を形成し、該コート層の表面
に水溶性粘着剤を塗工することにより水溶性粘着剤層を
形成する。その他の点については、請求項３の水溶性粘
着ラベルは前記請求項１の水溶性粘着ラベルと同様の作
用をなす。
の水溶性粘着ラベルにおける水溶性樹脂層はコート層で
ある。この水溶性粘着ラベルを製造する際には、支持体
としての水溶性紙の片面に水溶性樹脂を塗工することに
より水溶性樹脂のコート層を形成し、該コート層の表面
に水溶性粘着剤を塗工することにより水溶性粘着剤層を
形成する。その他の点については、請求項３の水溶性粘
着ラベルは前記請求項１の水溶性粘着ラベルと同様の作
用をなす。
【００１６】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。本発明の実施例を示す図１において、符号１１
に示すものは支持体としての水溶性紙である。水溶性紙
１１の片面には水溶性樹脂層１３を介して水溶性粘着剤
層１５を設ける。水溶性樹脂層１３はフィルム又はコー
ト層とする。符号１７は製品、部品等の被着体、符号１
９は水溶性紙１１の他面に印刷されたバーコードであ
る。
明する。本発明の実施例を示す図１において、符号１１
に示すものは支持体としての水溶性紙である。水溶性紙
１１の片面には水溶性樹脂層１３を介して水溶性粘着剤
層１５を設ける。水溶性樹脂層１３はフィルム又はコー
ト層とする。符号１７は製品、部品等の被着体、符号１
９は水溶性紙１１の他面に印刷されたバーコードであ
る。
【００１７】水溶性紙１１としては、例えば、カルボキ
シメチルセルロース（ＣＭＣ）等のセルロース誘導体又
はセルロース繊維等を主構成成分とする紙であって、水
又はアルカリ水で可溶なものを使用する。水溶性紙１１
は重量が約５０〜２００ｇ／ｃｍ2程度のものを使用す
る。
シメチルセルロース（ＣＭＣ）等のセルロース誘導体又
はセルロース繊維等を主構成成分とする紙であって、水
又はアルカリ水で可溶なものを使用する。水溶性紙１１
は重量が約５０〜２００ｇ／ｃｍ2程度のものを使用す
る。
【００１８】水溶性樹脂層１３を構成するフィルムとし
ては、例えば、各種鹸化度のポリビニルアルコール（Ｐ
ＶＡ）、ポリ乳酸、セルロース誘導体、ポリエチレング
リコール等の水溶性フィルムを用いる。該フィルムの厚
さは好ましくは約２０μｍとする。水溶性樹脂層１３を
構成するコート層は、例えば、ポリビニルアルコール
（ＰＶＡ）、セルロース誘導体、デンプン等の水溶性コ
ート剤により形成する。該コート層の厚さは好ましくは
約１０μｍとする。
ては、例えば、各種鹸化度のポリビニルアルコール（Ｐ
ＶＡ）、ポリ乳酸、セルロース誘導体、ポリエチレング
リコール等の水溶性フィルムを用いる。該フィルムの厚
さは好ましくは約２０μｍとする。水溶性樹脂層１３を
構成するコート層は、例えば、ポリビニルアルコール
（ＰＶＡ）、セルロース誘導体、デンプン等の水溶性コ
ート剤により形成する。該コート層の厚さは好ましくは
約１０μｍとする。
【００１９】水溶性樹脂層１３としてのフィルムを水溶
性紙１１に固着するに当っては、例えばウェットラミネ
ーション、ドライラミネーション、押し出しラミネーシ
ョン等の手法を用いる。水溶性樹脂層１３としてのコー
ト層を水溶性紙１１上に設けるに当っては、上述の水溶
性コート剤を例えばロールコート、グラビア塗工等の手
法を用いて塗工する。
性紙１１に固着するに当っては、例えばウェットラミネ
ーション、ドライラミネーション、押し出しラミネーシ
ョン等の手法を用いる。水溶性樹脂層１３としてのコー
ト層を水溶性紙１１上に設けるに当っては、上述の水溶
性コート剤を例えばロールコート、グラビア塗工等の手
法を用いて塗工する。
【００２０】水溶性粘着剤層１５は、例えば、アクリル
エステルとビニルピロリドン等の水溶性基との共重合体
であって水又はアルカリ水で可溶な粘着剤により形成す
る。水溶性粘着剤層１５の厚さは好ましくは約１０〜４
０μｍとする。
エステルとビニルピロリドン等の水溶性基との共重合体
であって水又はアルカリ水で可溶な粘着剤により形成す
る。水溶性粘着剤層１５の厚さは好ましくは約１０〜４
０μｍとする。
【００２１】
［請求項１の水溶性粘着ラベル］請求項１の水溶性粘着
ラベルは水溶性紙と水溶性樹脂層と水溶性粘着剤層とよ
りなるものであり、これらのものはすべて水に溶けるも
のであるため、水溶性粘着ラベルを被着体から剥がす際
には、被着体上の水溶性粘着ラベルに水を掛け、或いは
該被着体を水中に漬けることにより、該水溶性粘着ラベ
ルを容易に且つ残渣を生ずることなく被着体から除去す
ることができる。
ラベルは水溶性紙と水溶性樹脂層と水溶性粘着剤層とよ
りなるものであり、これらのものはすべて水に溶けるも
のであるため、水溶性粘着ラベルを被着体から剥がす際
には、被着体上の水溶性粘着ラベルに水を掛け、或いは
該被着体を水中に漬けることにより、該水溶性粘着ラベ
ルを容易に且つ残渣を生ずることなく被着体から除去す
ることができる。
【００２２】この水溶性粘着ラベルにおいては、支持体
としての水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在させた
水溶性樹脂層は高密度の層体であって水溶性粘着剤の浸
透を阻止する。従って、水溶性粘着剤の水溶性紙への浸
透に起因する粘着力の低下、水溶性紙の変色、水溶性紙
の表面に印刷されたバーコード等の表示の汚損等が防止
される。また、水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在
させた水溶性樹脂層は水溶性紙を補強する効果をも発揮
する。更に、支持体としての水溶性紙の表面にはバーコ
ードその他の表示を印刷するのであるが、水溶性紙は印
刷に耐えるに足る耐溶剤性と耐熱性を備えている。加え
て、水溶性紙は寸法安定性に優れているため、表面に付
したバーコード等の表示に歪等が生ずることはない。
としての水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在させた
水溶性樹脂層は高密度の層体であって水溶性粘着剤の浸
透を阻止する。従って、水溶性粘着剤の水溶性紙への浸
透に起因する粘着力の低下、水溶性紙の変色、水溶性紙
の表面に印刷されたバーコード等の表示の汚損等が防止
される。また、水溶性紙と水溶性粘着剤層との間に介在
させた水溶性樹脂層は水溶性紙を補強する効果をも発揮
する。更に、支持体としての水溶性紙の表面にはバーコ
ードその他の表示を印刷するのであるが、水溶性紙は印
刷に耐えるに足る耐溶剤性と耐熱性を備えている。加え
て、水溶性紙は寸法安定性に優れているため、表面に付
したバーコード等の表示に歪等が生ずることはない。
【００２３】［請求項２の水溶性粘着ラベル］請求項２
の水溶性粘着ラベルにおいては水溶性樹脂層としてフィ
ルムを用いているが、この水溶性粘着ラベルも上記請求
項１の水溶性粘着ラベルと同様の効果を発揮する。
の水溶性粘着ラベルにおいては水溶性樹脂層としてフィ
ルムを用いているが、この水溶性粘着ラベルも上記請求
項１の水溶性粘着ラベルと同様の効果を発揮する。
【００２４】［請求項３の水溶性粘着ラベル］請求項３
の水溶性粘着ラベルにおいては水溶性樹脂層としてコー
ト層を用いているが、この水溶性粘着ラベルも上記請求
項１の水溶性粘着ラベルと同様の効果を発揮する。
の水溶性粘着ラベルにおいては水溶性樹脂層としてコー
ト層を用いているが、この水溶性粘着ラベルも上記請求
項１の水溶性粘着ラベルと同様の効果を発揮する。
【図１】本発明による水溶性粘着ラベルの一例を示す断
面図である。
面図である。
【図２】本発明者が検討した水溶性粘着ラベルの一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図３】本発明者が検討した水溶性粘着ラベルの別の一
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
１ 水溶性紙 ３ 水溶性粘着剤 ５ 水溶性フィルム ７ 被着体 ９ バーコード １１ 水溶性紙 １３ 水溶性樹脂層 １５ 水溶性粘着剤層 １７ 被着体 １９ バーコード
Claims (3)
- 【請求項１】 支持体としての水溶性紙の片面に水溶性
樹脂層を介して水溶性粘着剤層を設けたことを特徴とす
る水溶性粘着ラベル。 - 【請求項２】 前記水溶性樹脂層はフィルムであること
を特徴とする請求項１の水溶性粘着ラベル。 - 【請求項３】 前記水溶性樹脂層はコート層であること
を特徴とする請求項１の水溶性粘着ラベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4345495A JPH08211829A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 水溶性粘着ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4345495A JPH08211829A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 水溶性粘着ラベル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211829A true JPH08211829A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12664160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4345495A Pending JPH08211829A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 水溶性粘着ラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211829A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004525414A (ja) * | 2001-03-15 | 2004-08-19 | ユ セ ベ ソシエテ アノニム | ラベル |
| JP2005208615A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-08-04 | Yupo Corp | デラベリング可能なラベル |
| JP2006299498A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-11-02 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 水剥離性塗工紙及びその製造方法 |
| JP2008040233A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Nippon Tsushinki Kk | ラベルシート |
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