JPH08211680A - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JPH08211680A
JPH08211680A JP7246999A JP24699995A JPH08211680A JP H08211680 A JPH08211680 A JP H08211680A JP 7246999 A JP7246999 A JP 7246999A JP 24699995 A JP24699995 A JP 24699995A JP H08211680 A JPH08211680 A JP H08211680A
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Hiroyuki Tanaka
宏幸 田中
Hiroyuki Maede
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置ハウジングを構成する外装カバーに搬送
経路の一部を規定する機能を具備せしめて装置の構成を
簡単にし、かつ、搬送経路を通して搬送されるシート部
材の冷却を効果的に行うことができる画像生成装置を提
供する。 【解決手段】 画像生成装置の装置ハウジングを構成す
る外装カバーの一部の片面が該受部に排出されたシート
部材の一端を規制する端規制面として機能し、該外装カ
バーの該一部の他面が該搬送経路の一部を規定するよう
に構成されている。該外装カバーの該一部の該片面には
幅方向に間隔を置いて複数個の規制突条が設けられ、該
一部の該規制突条が存在しない部位には該搬送経路を通
して搬送されるシート部材を冷却するための複数個の孔
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写装置やプ
リンタの如き画像生成装置、更に詳しくはシート部材を
搬送経路を通して搬送した後に受部に排出する画像生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像生成装置の一例としての静電複写装
置は、複写紙を供給する複写紙供給手段及び複写紙供給
手段から供給された複写紙を搬送する複写紙搬送経路を
備えており、複写紙供給手段から供給された複写紙が複
写紙搬送経路を通して搬送される間にその表面に画像が
生成される。このような画像生成装置においては、供給
手段から供給された記録紙の如きシート部材は搬送経路
を通して搬送された後に受部に積層状態に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、従来の画像生
成装置においては、装置の外側は外装カバーによって覆
われ、また搬送経路は案内板により規定されており、こ
れらのことに起因して装置の構成が複雑になる欠点があ
る。
【0004】本発明は、上記の事実に鑑みてなされたも
のであり、その主たる技術課題は、外装カバーに搬送経
路の一部を規定する機能を具備せしめることにより装置
の構成を簡単にすることができ、かつ、搬送経路を通し
て搬送されるシート部材の冷却を効果的に行うことがで
きる画像生成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ために、本発明によれば、供給手段から供給されたシー
ト部材が搬送経路を通して搬送された後に受部に排出さ
れ、該搬送経路を通してシート部材が搬送される間にそ
の表面に画像が生成される画像生成装置において;装置
ハウジングを構成する外装カバーの一部の片面が該受部
に排出されたシート部材の一端を規制する端規制面とし
て機能し、該外装カバーの該一部の他面が該搬送経路の
一部を規定するように構成されており、該外装カバーの
該一部の該片面には幅方向に間隔を置いて複数個の規制
突条が設けられ、該一部の該規制突条が存在しない部位
には該搬送経路を通して搬送されるシート部材を冷却す
るための複数個の孔が形成されている、ことを特徴とす
る画像生成装置が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明を画像生成装置の一例としてのレーザビームプリンタ
に適用して説明する。
【0007】レーザビームプリンタの簡略断面図である
図1において、図示のレーザビームプリンタは、直方体
形状のハウジング2を備えている。このハウジング2
は、図1に示す如く、合成樹脂材料から形成された種々
の外装カバー2a、2b、2c、2d、2e及び2fに
よって規定されている。
【0008】ハウジング2の略中央部にはプロセスユニ
ット4が配設されている。図示のプロセスユニット4は
ハウジング2内に着脱自在に装着されるユニット枠6を
備え、このユニット枠6に回転ドラム8が回転自在に装
着されている。この回転ドラム8の周表面には、静電写
真感光体が配設されている。矢印10で示す方向に回転
される回転ドラム8の周囲には、帯電用コロナ放電器1
2、現像装置14、転写用コロナ放電器16及びクリー
ニング装置18が配設され、帯電用コロナ放電器12、
現像装置14及びクリーニング装置18が上記ユニット
枠6に装着されている。帯電用コロナ放電器12は回転
ドラム8上の感光体を特定極性に帯電する。現像装置1
4は磁気ブラシ機構20を備え、後述する如くして形成
された静電潜像をトナー像に現像する。また、転写用コ
ロナ放電器16は後述する如く搬送経路を通して搬送さ
れるシート部材の裏面にコロナ放電を施す。クリーニン
グ装置18は、感光体表面に作用する弾性ブレード22
を備え、感光体表面に残留するトナーを除去する。
【0009】上記ハウジング2内の上部、即ちプロセス
ユニット4の上方には、光学ユニット24が配設されて
いる。図示の光学ユニット24は箱状のユニットハウジ
ング26を具備しており、かかるハウジング26内には
レーザ光源(図示せず)、所定方向に回動される回転多
面鏡28、第1の結像レンズ30、第2の結像レンズ3
2、第1の反射鏡34、第2の反射鏡36及び円筒状レ
ンズ38が配設されている。レーザ光源(図示せず)は
例えばコンピュータから出力された画像情報に基いたレ
ーザ光を回転多面鏡28に向けて照射する。回転多面鏡
28から反射されたレーザ光は、図1に一点鎖線で示す
如く、第1の結像レンズ30及び第2の結像レンズ32
を通って第1の反射鏡34に至り、この第1の反射鏡3
4及び第2の反射鏡36に反射された後更に円筒状レン
ズ38を通って投射域40にて回転ドラム8の表面に投
射される。
【0010】上記ハウジング2内の下部、即ちプロセス
ユニット4の下方には、全体を番号42で示す搬送機構
が配設されている。図示の搬送機構42は搬送ローラ対
44、案内板46、案内板48、定着ローラ対50、案
内爪52及び搬送ローラ対54を備え、これらによって
記録紙の如きシート部材を搬送する搬送経路を規定す
る。図示の実施形態においては、搬送経路の上流端部は
2つに分岐されており、その一方は直線状に右方に延
び、その上流端には手動供給手段56が配設されてお
り、またその他方は湾曲して下方に延び、その上流端
(詳しくは搬送機構42の下方であって、ハウジング2
内の底部)には自動供給手段58が配設されている。図
示の手動供給手段56は、図1に示す供給位置と上方に
旋回せしめた収納位置(図示せず)の間を旋回自在であ
るテーブル60を備えており、手動供給手段56を利用
する場合にはかかるテーブル60が上記供給位置に位置
付けられる。テーブル60上にシート部材を位置付けて
ハウジング2の右壁面に形成されている開口62を通し
て挿入すると、かかるシート部材は、案内板64の下面
と外装カバー2bの内面に設けられた案内突条66の上
端縁の間を通って搬送ローラ対44に導かれる。また、
図示の自動供給手段58は、シート部材が積層状態に装
填されるカセット68を備えている。このカセット68
は、ハウジング2の左壁面に形成されている開口70を
通して、ハウジング2の底部に規定されたカセット受部
72に着脱自在に装着される。このカセット受部72の
上方には、送給ローラ74が配設されている。従って、
送給ローラ74が矢印76で示す方向に回動されること
によってカセット68内のシート部材が1枚毎送出さ
れ、かく送出されたシート部材は外装カバー2aの直立
壁部に設けられた案内突条78及び外装カバー2bの案
内突条66に案内されて搬送ローラ対44に導かれる。
【0011】搬送経路の下流端部も2つに分岐されてお
り、このことに関連して更に外装カバー2fが図1に二
点鎖線で示す第1の位置と図1に実線で示す第2の位置
に選択的位置付けられるようになっている。外装カバー
2fが上記第1の位置にあるときには、搬送ローラ対5
4から送出されるシート部材は直接ハウジング2内に排
出され、外装カバー2fの内面(二点鎖線で示す状態に
おいて上面)に受入れられる(従って、外装カバー2f
が第1の受部として機能する)。一方、外装カバー2f
が上記第2の位置にあるときには、搬送ローラ対54か
ら送出されるシート部材は更に上方に搬送され、排出ロ
ーラ対78の作用によってハウジング2の上面に規定さ
れた受部80(第2の受部として機能する)に排出され
る。
【0012】上述のレーザビームプリンタの作用を概説
すると、次の通りである。回転ドラム8が矢印10で示
す方向に回転せしめられる間に、帯電用コロナ放電器1
2が回転ドラム8の感光体を帯電し、次いで投射域40
にて光学ユニット24のレーザ光源(図示せず)からの
レーザ光が感光体上に投射され、かくして感光体表面に
画像情報に対応した静電潜像が形成される。しかる後、
現像装置14の磁気ブラシ機構20が感光体上の静電潜
像にトナーを施し、静電潜像をトナー像に現像する。次
いで、手動供給手段56又は自動供給手段58から搬送
経路に供給されたシート部材が感光体に接触せしめら
れ、転写用コロナ放電器16の作用によって感光体上の
トナー像がシート部材に転写される。トナー像が転写さ
れたシート部材は回転ドラム8から剥離され、次いで定
着ローラ対50に搬送され、定着ローラ対50の作用に
よってトナー像がシート部材の表面に定着される。トナ
ー像が定着されたシート部材は、搬送ローラ対54に搬
送され、外装カバー2fが上記第1の位置にあるときに
は、そのまま外装カバー2f上に排出される。シート部
材が上記外装カバー2f上に排出される場合には、図1
から理解される如く、画像が形成された面を上にして排
出される。これに対し、外装カバー2fが上記第2の位
置にあるときには、搬送ローラ対54に搬送されたシー
ト部材は、更に上方に搬送された後に排出ローラ対78
の作用によってハウジング2上の受部80に排出され
る。シート部材が上記受部80上に排出される場合に
は、図1から理解される如く、画像が形成された面を下
にして排出され、それ故に、かく排出されたシート部材
の頁揃えを後に行う必要はない。一方、回転ドラム8は
更に回転を続け、クリーニング装置18の作用によって
感光体表面から残留トナーが除去される。
【0013】次に、図1と共に図2を参照して、搬送経
路の上流端部近傍の構成について詳述する。搬送経路の
上流端部の分岐された一方(手動供給手段56に接続さ
れた一方)には、第1の検出機構82が配設されてい
る。第1の検出機構82は例えばリードスイッチから構
成することができる検出スイッチ84を備えており、か
かる検出スイッチ84の検出アーム86が案内板64に
形成された切欠き88を通して搬送経路の上流端部の上
記一方に突出している。従って、テーブル60から開口
62を通してシート部材を挿入すると、かかるシート部
材が検出アーム86に作用し、かくして検出スイッチ8
4が開状態から閉状態になる。
【0014】搬送経路の上流端部の分岐された他方(自
動供給手段58に接続された他方)には、第2の検出機
構90が配設されている。図示の第2の検出機構90
は、例えばホォトインタラプタから構成することができ
る光学的検出手段92と、光学的検出手段92によって
検出される被検出部材94を備えている。主として図2
を参照して、被検出部材94は略L字状であり、図2に
おいて右方に延びる作用部96と図2において上方に延
びる被検出部98を有している。かかる被検出部材94
は、送給ローラ74が装着された回転軸100に回転自
在に装着され、図1に示すと共に図2に実線で示す第1
の位置と図2に二点鎖線で示す第2の位置との間を揺動
自在である。また、光学的検出手段92は発光素子と受
光素子の組合せから構成され、発光素子からの光が受光
素子に受光されるようになっている。この光学的検出手
段92は回転軸100に隣接して設けられた取付部材1
02に取付けられている。この第2の検出機構90にお
いては、被検出部材94が上記第2の位置に位置付けら
れるとその被検出部98が光学的検出手段92の発光素
子と受光素子の間に位置し、かくして発光素子からの光
が上記被検出部98によって遮断される。
【0015】上記被検出部材94に関連して、更に、次
の通り構成されている。即ち、被検出部材94の作用部
96は、シート部材を案内する案内手段としても機能
し、図2において右方に延びて搬送経路の上流端部の分
岐された他方の片側を規定している。尚、搬送経路の上
流端部の上記他方の他側は、外装カバー2aの直立壁部
に設けられた案内突条78(かかる案内突条78は図1
及び図2において紙面に垂直方向である幅方向に間隔を
置いて複数個設けられている)の上端縁及び外装カバー
2bの内面に設けられた案内突条66(かかる案内突条
66も上記幅方向に間隔を置いて複数個設けられてい
る)の上部先端縁によって規定されている。そして、カ
セット68から送出されたシート部材を搬送ローラ対4
4のニップ部位に確実に導くように、被検出部材94の
作用部96の先端縁は上方に弧状に延びており、また案
内突条78の上端縁及び案内突条66の上部先端縁も搬
送ローラ対44のニップ部位に向けて弧状に延びてい
る。
【0016】第1の検出機構82及び第2の検出機構9
0による作動制御は次の通り遂行される。手動供給手段
56を利用してシート部材を供給した場合には、第1の
検出機構82によって搬送ローラ対44が作動制御され
る。即ち、テーブル60上にシート部材を位置付けて開
口62を通してハウジング2内に挿入すると、検出スイ
ッチ84がこのシート部材を検出して閉状態になり、か
かる検出から所定の第1の時間経過後に搬送ローラ対4
4が一定の短時間矢印で示す方向に回動される。上記第
1の時間は、例えば検出スイッチ84の検出アーム86
から搬送ローラ対44のニップ部位まで挿入するに要す
る時間より幾分長くてよく、かくすることによって手で
挿入されたシート部材の先端は停止している搬送ローラ
対44のニップ部位に当接し、これによってシート部材
の傾斜修正が遂行され、斜め送りが防止される。また、
上記一定の短時間は、搬送ローラ対44のニップ部位に
当接しているシート部材の先端が上記ニップ部位を通し
て幾分突出する位置まで移動するに要する時間で十分で
あり、かく搬送ローラ対44が回動することによってシ
ート部材の先端部が上記搬送ローラ対44に確実にニッ
プされる。かく搬送ローラ対44が回転した後は停止す
る。しかる後、開始スイッチ(図示せず)を押圧するこ
とによって、搬送ローラ対44が再び回動され、シート
部材の搬送が開始される。そして、シート部材がかく搬
送されて検出スイッチ104がこのシート部材を検出す
ると、矢印10で示す方向に回転している回転ドラム8
の表面への画像情報を含むレーザ光の投射が開始され、
これによって回転ドラム8上に形成されるトナー像と搬
送経路を通して搬送されるシート部材のタイミング合せ
が達成される。
【0017】次に、自動供給手段58を利用してシート
部材を供給した場合には、第2の検出機構90によって
搬送ローラ対44が作動制御される。即ち、かかる場合
には、開始スイッチ(図示せず)を押圧する。かくする
と、送給ローラ74が矢印76で示す方向に回転され、
カセット68内に収容されているシート部材がこの送給
ローラ74の作用によって送出され、かく送出されたシ
ート部材は被検出部材94の作用部96と案内突条78
の上端縁間を通って上方に湾曲し、更に案内突条66に
案内されて搬送ローラ対44のニップ部位に導かれる。
シート部材が搬送ローラ対44に導かれる際には、この
シート部材が被検出部材94の作用部96に作用して上
方に持ち上げ、被検出部材94は第1の位置(被検出部
材94は自重によって図2において時計方向に偏倚さ
れ、通常作用部96の先端部が外装カバー2aの鉛直壁
部の上端に当接することによって上記第1の位置に保持
されている)から第2の位置に位置付けられる。かくす
ると、光学的検出手段92は、被検出部98が発光素子
からの光を遮断することによって、この被検出部材94
を介してシート部材を検出し、光学的検出手段92が閉
状態になる。図示の実施形態においては、光学的検出手
段92がシート部材を検出した後所定の第2の時間経過
後に搬送ローラ対44が回動される。上記第2の時間
は、例えば光学的検出手段92がシート部材を検出した
後その先端が搬送ローラ対44のニップ部位まで搬送さ
れるに要する時間よりも幾分長くてよく、かく設定する
ことによって、カセット68から送出されたシート部材
の先端は停止している搬送ローラ対44のニップ部位に
当接し、これによって上記シート部材の傾斜修正が遂行
される。そして、上記第2の時間経過後に搬送ローラ対
44が回転すると、このシート部材の搬送が開始され、
検出スイッチ104が搬送開始されたシート部材を検出
することによって、上述と同様に画像情報を含むレーザ
光の投射が開始され、これによって回転ドラム8上に形
成されるトナー像と搬送経路を通して搬送されるシート
部材のタイミング合せが達成される。
【0018】図示の実施形態においては、被検出部材9
4の作用部96が搬送経路の一部を規定する故に、案内
板等を一部省略して装置の構成を簡略化することができ
る。また、図示の実施形態では、被検出部材94が、送
給ローラ74が装着されている回転軸100に取付けら
れている故に、第2の検出機構90の構成を簡単にする
ことができ、更に被検出部材94の作用部96によって
カセット68から送出されたシート部材を搬送ローラ対
44のニップ部位に向けて確実に導くことができる。
尚、この被検出部材94は、回転軸100とは別個の軸
部材に回転自在に装着することもできる。
【0019】図示の実施形態では、搬送経路の上流端部
の分岐された上記片方には第1の検出機構82が配設さ
れ、また分岐された上記他方には第2の検出機構90が
配設されているが、上記2個の分岐された双方が近接し
て存在する場合には、共通の検出機構を用いることがで
きる。図示していないが、例えば単一の検出スイッチを
分岐された2個の経路の上方に配設し、この検出スイッ
チの検出アームを上記片方の経路を通して更に上記他方
の経路まで突出せしめればよい。かく構成することによ
って、上記検出スイッチは手動供給手段から供給された
シート部材を検出すると共に、自動供給手段から供給さ
れたシート部材をも検出し、かくして図示の実施形態に
比して検出手段の数が少なくてよく、構成を簡単にし且
つ安価に提供することができる。
【0020】次に、図1と共に図3を参照して、搬送経
路の下流端部近傍の構成について詳述する。図示の実施
形態では、搬送ローラ対54から分岐されて上方に延び
ている経路(搬送経路の下流端部の分岐された片方)
は、図1から理解される如く、外装カバー2dの内面と
外装カバー2fの内面によって規定されている。外装カ
バー2dの内面には図1において上下方向に延びる案内
突条106が幅方向(図1において紙面に垂直な方向、
図3において左下から右上の方向)に間隔を置いて複数
個設けられている。また、外装カバー2fの内面にも、
図1において上下方向に延びる案内突条108が上記幅
方向に間隔を置いて複数個設けられている。従って、か
かる経路(即ち、外装カバー2d及び2f間)を通るシ
ート部材は、案内突条106及び案内突条108に案内
されて上方に移送され、更に外装カバー2eの内面に設
けられた突条110及び上記案内突条106の上端縁に
案内されて排出ローラ対78のニップ部位に導かれる。
【0021】図示の実施形態では、外装カバー2d及び
2fに、冷却用の孔が形成されている。即ち、外装カバ
ー2dにおいては、案内突条106間の部位に夫々上下
方向に間隔を置いて複数個の冷却用孔112が形成され
ている。また、外装カバー2fにおいても、案内突条1
08間の部位に夫々上下方向に間隔を置いて複数個の冷
却用孔114が形成されている。かく構成されているの
で、外装カバー2d及び2f間を通して搬送されるシー
ト部材(シート部材上のトナー像を定着ローラ対50に
よって加熱定着する場合には、トナー像の定着時に付与
される熱によってシート部材も相当加熱される)は、外
装カバー2d及び2fに形成された孔112及び114
を通して流れる空気によって効果的に冷却され、かく冷
却されたシート部材が受部80に排出される。尚、図示
の実施形態では、外装カバー2d及び2fの内面に上述
した如く案内突条106及び108が設けられている故
に、シート部材が外装カバー2d及び2fに形成された
孔112及び114を実質上塞ぐことはなく、シート部
材の冷却が常時遂行される。
【0022】上記ハウジング2の上面に設けられた受部
80は、外装カバー2cの傾斜部外面と外装カバー2d
の外面によって規定されている。上記外装カバー2d
は、排出ローラ対78の配設部位より図1において幾分
左方において上下方向に延びている。また、外装カバー
2cの傾斜部は図1において右方に向けて上方に傾斜し
ており、上記傾斜部の下端は上記外装カバー2dの下端
部に接続されている。この受部80(詳しくは受面)
は、排出ローラ対78から排出されるシート部材を積層
状態に所要の通り受入れるために、一端から他端に向け
て、即ち図1において右方に向けて約45度上方に向け
て傾斜せしめられているのが好ましい。また、排出ロー
ラ対78の作用によってシート部材を上記受部80に所
要の通り排出するには、この排出ローラ対78が水平方
向から約10乃至15度の角度で上方に向けてシート部
材を排出するのが好ましい。かく構成されているので、
排出ローラ対78から受部80に排出されたシート部材
は、外装カバー2cの傾斜部上を下方に、従って図2に
おいて左下方に移動し、その後端が外装カバー2dの外
面に当接することによって図1に番号118で示す如く
積層状態に受入れられる。
【0023】以上のように構成されたレーザビームプリ
ンタにおいては、外装カバー2dの外面が受部80に排
出されたシート部材の後端を規制する端規制面として機
能し、またこの外装カバー2dの内面が搬送経路の一部
を規定し、このことに関連して装置の構成を簡単にする
ことができる。また、受部80に排出されたシート部材
が外装カバー2dに形成された孔112を塞ぐのを防止
するために、図1に示す如く、外装カバー2dの外面に
上下方向に延びる規制突条120を幅方向に間隔を置い
て設ける(例えば案内突条106の反対部位にこれら規
制突条120を設けることができる)。かく構成するこ
とによって、受部80に排出されたシート部材は、後端
が上記規制突条120に当接することによって図1に示
すように積層状態に排出され、かくして外装カバー2d
の外面とシート部材の後端間に空間が残留し、上記孔1
12が実質上塞がれることはない。
【0024】
【発明の効果】本発明による画像生成装置は、装置ハウ
ジングを構成する外装カバーの一部の片面が受部に排出
されたシート部材の一端を規制する端規制面として機能
し、該外装カバーの該一部の他面が搬送経路の一部を規
定するように構成されているので、搬送経路を構成する
案内板等を別途設ける必要がなく、装置の構成を簡単に
することができる。また、外装カバーの該一部の該片面
には幅方向に間隔を置いて複数個の規制突条を設け、該
一部の該規制突条が存在しない部位には該搬送経路を通
して搬送されるシート部材を冷却するための複数個の孔
を形成したので、受部に排出されたシート部材はその後
端が上記規制突条に当接して積層されるため、上記孔を
塞ぐことはない。従って、上記孔を通して搬送経路に流
れる空気によって搬送経路を通して搬送されるシート部
材の冷却を常時効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像生成装置の一例としてのレーザビ
ームプリンタの一実施形態を簡略化して示す断面図。
【図2】図1のレーザビームプリンタにおける搬送経路
の上流端部近傍を示す部分拡大断面図。
【図3】図1のレーザビームプリンタにおける外装カバ
ーの一部を開放した状態で示す部分拡大斜視図。
【符号の説明】
2:ハウジング 2a、2b、2c、2e及び2f:外装カバー 4:プロセスユニット 8:回転ドラム 12:帯電用コロナ放電器 14:現像装置 16:転写用コロナ放電器 18:クリーニング装置 24:光学ユニッ 28:回転多面鏡 30:第1の結像レンズ 32:第2の結像レンズ 34:第1の反射鏡 36:第2の反射鏡 38:円筒状レンズ 42:搬送機構 44:搬送ローラ対 50:定着ローラ対 52:案内爪 54:搬送ローラ対 56:手動供給手段 58:自動供給手段 60:テーブル 68:カセット 72:カセット受部 80:受部 82:第1の検出機構 90:第2の検出機構 92:光学的検出手段 94:被検出部材 96:作用部 98:被検出部 106及び108:案内突条 112及び114:冷却用孔 120:規制突条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給手段から供給されたシート部材が搬
    送経路を通して搬送された後に受部に排出され、該搬送
    経路を通してシート部材が搬送される間にその表面に画
    像が生成される画像生成装置において;装置ハウジング
    を構成する外装カバーの一部の片面が該受部に排出され
    たシート部材の一端を規制する端規制面として機能し、
    該外装カバーの該一部の他面が該搬送経路の一部を規定
    するように構成されており、該外装カバーの該一部の該
    片面には幅方向に間隔を置いて複数個の規制突条が設け
    られ、該一部の該規制突条が存在しない部位には該搬送
    経路を通して搬送されるシート部材を冷却するための複
    数個の孔が形成されている、ことを特徴とする画像生成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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