JPH0644935Y2 - 画像形成装置の排紙装置 - Google Patents

画像形成装置の排紙装置

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JPH0644935Y2
JPH0644935Y2 JP1987169672U JP16967287U JPH0644935Y2 JP H0644935 Y2 JPH0644935 Y2 JP H0644935Y2 JP 1987169672 U JP1987169672 U JP 1987169672U JP 16967287 U JP16967287 U JP 16967287U JP H0644935 Y2 JPH0644935 Y2 JP H0644935Y2
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paper
upper frame
image forming
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forming apparatus
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JP1987169672U
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Inventor
博幸 前出
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三田工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、装置の本体枠が相互に旋回可能な上部枠と
下部枠とからなり、排紙トレイが上部枠に取りつけられ
た画像形成装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
複写機,レーザプリンタ装置等の画像形成装置において
は、用紙の給紙方法としてカセット給紙方法,手差し給
紙方式等の種々の方式があるが、一般的に、一台の装置
にはカセット給紙部と手差し給紙部の両給紙部を備えて
いる。
ここで、例えばレーザプリンタ装置を例にとり、第6図
を用いて給紙,搬送,排紙の一例を説明すると、まず通
常のプリント動作時は、装置本体10の側部下方にセット
されたカセットケース20から給紙が行われ、この給紙さ
れた用紙に図示しない画像形成部で画像情報を形成した
後、定着ローラ37aにより定着を行い、第1の排出ロー
ラ対38a,装置内部の側方に形成された排出搬送路13,及
び第2の排出ローラ対38bを介して上記用紙を装置本体
の上部に搬送し、装置の上壁11c等で構成される排出用
紙載置部14に画像形成面を下向きにした状態で積載する
(図中、二点鎖線矢印参照)。また、特殊プリント動作
(例えば封筒印刷等)時は、装置本体の側部に排紙トレ
イ11aを設け、他方の側部に取りつけられた手差し給紙
トレイ(図示せず)から用紙を給紙し、この用紙に前記
同様に画像情報を形成した後、上記排紙トレイ11a上に
画像形成面を上にした状態で排出する(図中、実線矢印
参照)。
このような装置において、従来、カセット給紙時の搬送
ガイド部材と手差し給紙時の排紙トレイとを兼用するも
のがある。即ち、上記第6図に示すように、装置本体枠
の側壁11aを回動自在に取りつけておき、カセット給紙
時には該側壁11aを搬送ガイド部材として使用し、本体
内部のガイド部11bとともに排出搬送路13を形成し、一
方手差し給紙時には上記側壁11aを所定角度回動して装
置本体の側部に突出する排紙トレイとして使用するもの
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のようなレーザプリンタ装置等の画像形
成装置においては、ジャム処理時又は内部の機械交換時
の作業性を良好とするために、本枠体の上部枠が所定角
度開放可能に構成されたものがある。また、最近の画像
形成装置では、装置の小型化のために定着ローラ対と排
出ローラ対とがユニット化され、一体化されているもの
が多く、この場合両ローラ対は下部枠に設けられる。
このような、上部枠が開放可能に構成され、排出ローラ
対が下部枠に設けられた画像形成装置において、上記の
搬送ガイド部材と排紙トレイとを兼用した場合のよう
に、排紙トレイと上部枠に取りつけると、手差し給紙時
の場合、第7図に示すように、ジャム処理等のために上
部枠を開放すると、排紙トレイ11a上に積載された用紙
は用紙排出口17から装置内部へと落下してしまうことと
なる。
なお、原稿送り装置において、排出された原稿をストッ
パーで上方から押さえつけて原稿の落下を防止する構成
が知られている(実開昭60-64951号)が、排紙トレイの
ように多量の用紙が積載されるような場合は、用紙の落
下を確実に防止するのは困難である。
この考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、上部枠
開放時にも上部枠を取りつけられた排紙トレイ上の用紙
が装置内部に落下するのを防止できる画像形成装置を得
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案に係る排紙装置は、下部枠及び下部枠に対して
開閉自在な上部枠を有する画像形成装置本体から用紙を
排出する画像形成装置に設けられるものであり、用紙排
出機構と、排紙トレイと、係止部材と、連動機構とを備
えている。
用紙排出機構は、画像形成装置本体から用紙を排出する
ための機構である。排紙トレイは、用紙排出方向下流側
が上方に位置するように傾斜して上部枠に取り付けら
れ、用紙排出機構により排出される用紙を受ける。係止
部材は、上部枠の排紙トレイ上流端近傍の用紙排出路に
出没自在に設けられ、上部枠が閉姿勢のとき用紙排出路
から退避し、かつ上部枠が開姿勢のとき下方から用紙排
出路に突出して排紙トレイから用紙が落下するのを禁止
する。連動機構は、上部枠の開動作に連動して係止部材
を落下禁止位置に移動させる。
〔作用〕
この考案に係る排紙装置によれば、画像形成装置本体で
画像が形成された用紙は、用紙排出機構により排紙トレ
イ上に排出される。例えば、ジャム処理をするために上
部枠を開けたときは、連動機構が作動して係止部材が下
方から用紙排出路に突出する。これにより、排紙トレイ
上の用紙は係止部材により支えられ、装置本体内に落下
するのが防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。第1図
は本考案の一実施例が採用されたレーザプリンタ装置
(画像形成装置の一例)の断面構成図である。装置本体
枠10は上部枠11と下部枠12とからなり、これらは装置の
給紙側に設けられたヒンジ部15を中心として、相互に所
定角度旋回可能に構成されている。上部枠11の図中左側
部には、手差し給紙時に排紙トレイとなる排紙トレイ部
11aが回動自在に取りつけられ、カセット給紙時にはこ
の排紙トレイ部11aが上部枠11の側壁となって、上部枠
内部のガイド部11bとともに用紙の排出搬送路13を構成
する。さらに、上記ガイド部11bと上部枠11の上部壁11c
とにより、カセット給紙時の排出用紙載置部14が構成さ
れている。上記下部枠12の底部にはカセット装着口12a
が設けられ、その内部に乗載板21及び付勢部材22を有す
るカセットケース20がこの装着口12aに挿入されて、ベ
ース12b上にセットされる。このベース12bは、図中右側
端部が垂直上方に延びており、該垂直部12cに形成され
たリブ12dとともに、用紙の給紙ガイドとなっている。
また同様に、下部枠12の図中右側の側壁12eには給紙ガ
イド用のリブ12fが形成されている。さらに下部枠12の
側壁12e上部には、手差し給紙用のトレイ16が折りたた
み自在に取りつけられている。
プリンタ装置内部には、その上部にレーザ発振器を含む
光学系30が、また中央部にこの光学系30により露光され
て静電潜像が形成される感光体ドラム31が配置されてい
る。光学系30は、図示しないレーザ発振器からのレーザ
光を上記感光体ドラム31上に走査するための回転多面鏡
や、この回転多面鏡の軸の倒れ補正や焦点のずれ補正を
行うための各種のレンズ等を有している。また上記感光
体ドラム31の周囲には、感光体ドラム31表面を所定の電
荷に帯電させる主帯電用コロナ放電器32と、上記静電潜
像を現像する現像装置33と、用紙にトナー像を転写する
ための転写用コロナ放電器34と、感光体ドラム31上の残
留電荷及び残留トナーを除去するクリーニング装置35と
が配設されている。上記カセットケース20が本装置に装
着された際の給紙側先端部上方には、該カセットケース
20内の用紙を給紙搬送路に送出するための給紙ローラ39
が設けられ、また上記現像装置33の下方には、所定のタ
イミングでもって用紙を画像形成部(転写部)に供給す
るためのレジストローラ対36が設けられている。画像形
成部の下流には、定着装置37及び第1の排出ローラ対38
a(用紙排出機構の一例)が設けられ、さらにこの排出
ローラ対38aの下流である上方には、カセット給紙時に
排出されてきた用紙を用紙載置部14に排出するための第
2の排出ローラ対38bが設けられている。
上記上部枠内部の排紙トレイ11aの上流側上方に位置す
る用紙排出口17には、上部枠11の開閉動作と連動して出
没自在に構成された用紙保持部材(用紙保持手段)40が
設けられている。この用紙保持部材40を第2図及び第3
図を用いて詳細に説明する。用紙保持部材40を構成する
固定部材41は、断面逆L字状に排出ローラの軸方向に沿
って長く形成されており、その両端は上部枠11の用紙排
出の妨げとならない位置に固定されている。なお、ここ
での両端は紙面に対して垂直方向の両端であり、固定部
分は図中に表れていない。また、突出部材42は断面L字
状に、上記固定部材41と同様排出ローラの軸方向に沿っ
て長く形成されており、この突出部材42と上記固定部材
41とは、複数の引っ張りばね43によって連結されている
(第2図及び第3図とも引っ張りばねが引っ張られた状
態を示している)。また第4図に示すように、突出部材
42の両端側部の下部には側壁42aが一部形成され、この
側壁42aにガイドピン44が植設されている。このガイド
ピン44は第3図に示すように、上記固定部材41の両端側
壁41aに形成された長穴41bに嵌挿され、突出部材42は上
記ガイドピン44及び長穴41bにガイドされて上下動する
ように構成されている。さらに、上記突出部材42の両端
側部の上方には、ヒンジ部42bが形成され、このヒンジ
部42bには、固定支点45を中心に回動する連結部材46が
回動自在に取りつけられている。また、この連結部材46
の他端には、作動部材47の上端が回動自在に取りつけら
れており、該作動部材47は、その下端が上部枠11の閉状
態で下部枠12のベース12bに設けられた当たり12gに当接
するように構成されている。この作動部材47には長穴47
aが形成されており、上部枠11に固定された位置決めピ
ン48が嵌挿されている。
次に動作について説明する。ここで、レーザプリンタ装
置自体の動作については従来と同様の動作であるので省
略し、用紙保持部材40に着目してその動作について説明
する。なお、以下では手差し給紙を行っている場合、即
ち排紙トレイ11aが第1図の実線に示すような状態でセ
ットされている場合について説明する。
通常の動作時においては、上記枠11が閉じられた閉状態
となっており、この状態では、第2図及び第3図に示す
ように作動部材47の下端が下部枠12の当たり12gに当接
し、該作動部材47は上部枠11に対して相対的に上方に移
動している。従って連結部材46は第2図及び第3図に示
すように時計回りに回動した状態となっており、突出部
材42は引っ張りばね43のばね力に抗して下方に移動して
いる。この状態では、第1図に示すように、用紙保持部
材40によって用紙の排出が妨げられることはなく、カセ
ット給紙,手差し給紙のいずれにおいても全く従来通り
の排出動作が可能となる。
次にジャム処理等で上部枠11を開放した場合は、作動部
材47の下端が下部枠12の当たり12gから離れるので、連
結部材46は反時計回りに回動することが可能となり、閉
状態時に引っ張られていたばね43のばね力により、突出
部材42が固定部材41(上部枠11)に対して相対的に上方
に移動し、用紙排出口17に突出して第5図に示すような
状態となる。このとき、突出部材42は、ガイドピン44と
固定部材41の長穴41bによってその移動が案内される。
従って上部枠11の開放時には、この突出部材41によって
排紙トレイ11a上の用紙が保持され、装置内部に用紙が
落下することはない。ここでは、突出部材41が排紙トレ
イ11a上の用紙を下から支えることになるので、用紙が
排紙トレイ11a上に多量に有る場合でも、用紙の落下を
確実に防止できる。
ジャム処理等が終了して上部枠11を閉めれば、作動部材
47の下端が下部枠12の当たり12gに当接するので、作動
部材47の上方への移動により連結部材46は固定支点45を
中心に時計回りに回動し、突出部材41を引っ張りばね43
のばね力に抗して下方に後退させ、用紙排出の妨げとな
らない場所に位置せしめる。
ここで、第3図に示す位置決めピン48は、上部枠11を開
放した場合に作動部材47を所定の位置に固定するために
設けられたものであり、これにより、上部枠11の閉動作
時に作動部材47の下端は正しく下部枠12の当たり12gに
当接する。
このような本実施例では、排出ローラ対が下部枠に設け
られているが、上部枠開放時に排紙トレイ上流の用紙排
出口17に用紙保持部材40が突出するので、これにより排
紙トレイ11a上の用紙を保持することができ、従来装置
のように用紙が用紙排出口17から装置内部に落下するの
を防止することができる。
また、上記実施例では本考案をレーザプリンタ装置に適
用した場合について説明したが、本考案は上記枠と下部
枠とが旋回可能で、排紙トレイが上部枠に設けられてい
る画像形成装置の全てに適用でき、上記実施例と同様の
効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案では、上部枠を開いたときに、
排紙トレイに受けられた用紙が装置本体内に落下するの
を防止するよう連動機構を用いて係止部材が突出するよ
うに構成している。この係止部材は、排紙トレイから本
体枠内に落下しようとする用紙を下から支えるので、排
紙トレイ上に多量の用紙が積載されている場合でも、用
紙の落下を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例が採用された画像形成装置と
してのレーザプリンタ装置の全体構成図、第2図は該レ
ーザプリンタ装置の用紙保持部材の詳細を示す断面構成
図、第3図はその斜視図、第4図は上記用紙保持部材を
構成する突出部材の一部斜視図、第5図は上記用紙保持
部材の動作を説明するための図、第6図は従来装置を説
明するための一部断面構成図、第7図は従来装置の問題
点を説明するための図である。 10……本体枠、11……上部枠、11a……排紙トレイ、12
……下部枠、15……ヒンジ部、17……用紙排出口、40…
…用紙保持部材(用紙保持手段)、41……固定部材、42
……突出部材、43……引っ張りばね、46……連結部材、
47……作動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部枠及び前記下部枠に対して開閉自在な
    上部枠を有する画像形成装置本体から用紙を排出する画
    像形成装置の排紙装置であって、 前記画像形成装置本体から用紙を排出するための用紙排
    出機構と、 用紙排出方向下流側が上方に位置するように傾斜して前
    記上部枠に取り付けられ、前記用紙排出機構により排出
    される用紙を受けるための排紙トレイと、 前記上部枠の前記排紙トレイ上流端近傍の用紙排出路に
    出没自在に設けられ、前記上部枠が閉姿勢のとき前記用
    紙排出路から退避し、かつ前記上部枠が開姿勢のとき下
    方から前記用紙排出路に突出して前記排紙トレイから用
    紙が落下するのを禁止する係止部材と、 前記上部枠の開動作に連動して前記係止部材を落下禁止
    位置に移動させる連動機構と、 を備えた画像形成装置の排紙装置。
JP1987169672U 1987-11-06 1987-11-06 画像形成装置の排紙装置 Expired - Lifetime JPH0644935Y2 (ja)

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