JPH08210685A - 建物の換気構造 - Google Patents

建物の換気構造

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JPH08210685A
JPH08210685A JP1675995A JP1675995A JPH08210685A JP H08210685 A JPH08210685 A JP H08210685A JP 1675995 A JP1675995 A JP 1675995A JP 1675995 A JP1675995 A JP 1675995A JP H08210685 A JPH08210685 A JP H08210685A
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JP
Japan
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ventilation
wall
eave
vent
wall part
Prior art date
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Pending
Application number
JP1675995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Suenaga
雅裕 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
Original Assignee
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08210685A publication Critical patent/JPH08210685A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要換気量の時間的変動にも対処できるよう
にし、冷暖房時の熱損失を最小限に抑える。 【構成】 概略片流れの屋根面板部31と、該屋根面板
部31の下方に配置され庇通気口32aを備える天井面
板部32aと、一対の庇小壁とからなる庇3が、建物の
壁部1に設けられた壁部通気口1aを覆い隠す状態に当
該壁部1aの外壁面に突設されることにより、庇通気口
32aと壁部通気口1aとが庇内空間3aを通じて連通
されてなる。壁部通気口1aには、複数枚の羽板42,
42,…を備える開閉式のがらり4が設けられている。
室内に空気汚染が発生したときは、がらり4の羽板42
を矢印Bの方向に倒して「開度過大」の状態に設定する
(つまり、通気抵抗を低くする)と、室内の汚染空気は
迅速に排除され、新鮮な屋外空気によって置き換えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等の建物の換気
構造に係り、詳しくは、庇を利用する建物の換気構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】在来の日本の住宅のように、建具の隙間
を始め、室のあちこちに屋外に通じる隙間が散在する造
りでは、冷暖房時でも、適当量の換気が自然に行われ
る。しかし、近年、冷暖房時の熱損失を少なくするため
に、戸と戸、戸と建具枠との間にパッキングを介在させ
たり、壁や床や天井をパネル材で構成することで、単位
床面積当たりの外部隙間面積を極力減らした、いわゆる
高気密・省エネ構造の住宅が普及してきている。このよ
うな気密住宅では、一般に、自然換気だけでは換気量が
不足するので、例えば、機械等により給気と排気の経路
を明確にした計画換気を行うことが必要となる。この場
合、通常の住宅では、排気のみ排風機を用い、給気は開
口部から自然に取り込む方法(第3種換気法、吸出し換
気)か、給気のみに送風機を用い、排気は開口部から押
し出す方法(第2種換気法、押込み換気)が一般に採用
される。
【0003】ところで、換気口を直接壁部に設ける場
合、建物の美観を損なう虞があるため、窓庇の下面(天
井面)に庇換気口を設け、この窓庇で壁部換気口を隠
し、この壁部換気口と庇換気口とを庇の内部空間を介し
て連通するようにした換気構造が知られている(例え
ば、実開昭57−16542号公報、実開昭62−15
4337号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−154337号公報に記載の換気構造では、室内
に空気汚染が発生した場合、たとえ、排風機あるいは送
風機をパワーアップしても、固定がらりによる大きな通
気抵抗が発生するため、必要な換気量が得られないとい
う問題があった。これを回避するためには、窓開口部を
開ければ良いが、雨降りや夜間等には窓開口部を開けら
れないという状況も考えられる。これに対して、実開昭
57−16542号公報に記載の換気構造では、がらり
が設けられてないので、通気抵抗が低く、したがって、
排風機や送風機をパワーアップすることによって、迅速
に換気を行うことができる。反面、必要量を越える換気
が常に行われることとなって、冷暖房効率上好ましくな
い結果を与えるという不都合がある。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、必要換気量の時間的変動にも対処できる建物の
換気構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の換気構造は、屋根面板部と、該屋根
面板部の下方に配置され庇通気口を備える天井面板部
と、上記屋根面板部と天井面板部との間に立設されかつ
上記庇通気口を挟んで対峙される一対の隔壁とからなる
庇が、建物の壁部に設けられた壁部通気口を覆い隠す状
態に当該壁部の外壁面に突設されることにより、上記庇
通気口と壁部通気口とが上記庇の内部空間を通じて連通
されてなると共に、上記庇通気口又は壁部通気口には、
開度を変えることで通気抵抗を調節する通気抵抗調節手
段が設けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明の構成において、通常の換気状態にお
いては、通気抵抗調節手段を操作して庇通気口又は壁部
通気口の開度を「普通」の状態に設定する。このとき、
室内に煙が充満する等の空気汚染が発生すると、庇通気
口又は壁部通気口の開度を「過大」の状態に設定して
(つまり、壁部通気口の通気抵抗を低くして)、迅速に
換気が行われるようにする。一方、屋外に汚染空気が発
生した場合には、庇通気口又は壁部通気口の開度を「過
小」の状態に設定して、(つまり、壁部通気口の通気抵
抗を高くして)、屋外の汚染空気の流入を阻むようにす
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の建物の換気構造を示
す断面図、図2は同換気構造に用いられる窓庇の構造を
示す斜視図である。この例の換気構造は、気密住宅の多
室用換気システム(第3種換気法)に適用にされ、この
気密住宅の任意の一室、例えば、台所あるいは吹き抜け
の階段室には図示せぬ集中排風装置(マスターファン)
が設けられている。また、図1に示すように、寝室や子
供室や応接室や居間等の壁部(外周壁)1に設けられた
サッシ窓開口部2の上方には、屋外の新鮮な空気を自然
に取り込むための(所要の開口面積を有する)壁部通気
口1aが穿設されている。また、それぞれのサッシ窓開
口部2上方の外壁面には、壁部通気口1aを覆い隠す状
態に窓庇3が外方に突設されている。
【0009】この窓庇3は、概略片流れの屋根面板部3
1と、この屋根面板部31の下方に配置された天井面板
部32と、左右の側端に対峙立設された一対の庇小壁3
3,33とからなり、上記天井面板部32には、長方形
の庇通気口32aが穿設されている。屋根面板部31と
天井面板部32と一対の庇小壁33,33と壁部通気口
1aを含む壁部1とによって庇内空間3aが画成され、
それゆえ、庇通気口32aと壁部通気口1aとは、庇内
空間3aを介して、互いに連通状態とされている。な
お、この庇通気口32aには、必要に応じて、金属製又
は樹脂製の防虫ネットが貼着される。
【0010】壁部通気口1aの内壁面側には、手動開閉
式のがらり4が設けられている。このがらり4は、図3
に拡大して示すように、一対の支持部材41の間に回動
自在に複数枚の羽板42,42,…が平行に取り付けら
れ、さらに、これらの羽板42は両端部にて回動自在に
取り付けられた連結部材43を介して互いに連結されて
なっている。そして、人が任意の一枚の羽板42を掴ん
で図3中反時計回り(矢印Aの方向)に回せば、連結部
材43を介して、残りの羽板42も反時計回りにかつ同
じ角度だけ回転して、壁部通気口1aの状態が閉じる方
向に進み、一方、任意の一枚の羽板42を図3中時計回
りに回せば、連結部材43を介して、残りの羽板42も
時計回りにかつ同じ角度だけ回転して、壁部通気口1a
の状態が開く方向に進む構成となっている。このよう
に、羽板42,42,…を任意の傾きに設定して、壁部
通気口1aの開度を調節することにより、給気量(通気
抵抗)を調節できるようになっている。
【0011】上記構成において、通常の換気状態におい
ては、がらり4の羽板42を「開度普通」の状態に傾け
ておく。この状態において、気密住宅の他の場所に設置
された図示せぬ集中排風装置が運転を開始すると、住宅
内が負圧となるので、庇通気口32a→庇内空間3a→
壁部通気口1a→がらり4を経由して、屋外空気が取り
込まれる。このとき、室内に煙が充満する等の空気汚染
が発生すると、がらり4の羽板42を手動で倒して「開
度過大」の状態に設定する(流入側の通気抵抗を低くす
る)。そして、集中排風装置をパワーアップする。これ
により、集中排風装置は「強風量」運転を開始し、加え
て、流入側の通気抵抗も低くなっているので、室内の煙
は迅速に排除され、新鮮な屋外空気によって置き換えら
れる。一方、屋外に汚染空気が発生した場合には、がら
り4の羽板42を手動で「開度過小」の状態に傾けて、
流入側の通気抵抗を高くする。このようにすると、屋外
の汚染空気は室内に取り込まれ難くなる。
【0012】このように、上記構成によれば、必要換気
量の時間的変動に応じて、給気側の通気口の開度を調節
できる。したがって、冷暖房効率上からも都合が良い。
【0013】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、手動開閉
式のガラリに代えて、電動開閉式のがらりを用いても良
い。また、ガラリに代えて、回転式の半円形シャッタを
用いても良い。また、上述の実施例では、第3種換気法
を採用したが、第2種換気法に適用しても良い。また、
壁部通気口に代えて、庇通気口に通気抵抗調節手段を設
けても良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の換気構
造によれば、通気口の開度を調節できるので、必要換気
量の時間的変動に対処できる。したがって、冷暖房効率
上からも都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の建物の換気構造を示す断面図であ
る。
【図2】同換気構造に用いられる窓庇の構造を示す斜視
図である。
【図3】同換気構造に用いられるがらりの構成を示す断
面図であると共に、その動作を説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
1 建物の壁部 1a 壁部通気口 3 窓庇(庇) 3a 庇内空間(庇の内部空間) 31 屋根面板部 32 天井面板部 32a 庇通気口 33 庇小壁(隔壁) 4 がらり(通気抵抗調節手段) 42 羽板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面板部と、該屋根面板部の下方に配
    置され庇通気口を備える天井面板部と、前記屋根面板部
    と天井面板部との間に立設されかつ前記庇通気口を挟ん
    で対峙される一対の隔壁とからなる庇が、建物の壁部に
    設けられた壁部通気口を覆い隠す状態に当該壁部の外壁
    面に突設されることにより、前記庇通気口と壁部通気口
    とが前記庇の内部空間を通じて連通されてなると共に、 前記庇通気口又は壁部通気口には、開度を変えることで
    通気抵抗を調節する通気抵抗調節手段が設けられている
    ことを特徴とする建物の換気構造。
JP1675995A 1995-02-03 1995-02-03 建物の換気構造 Pending JPH08210685A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013039645A3 (en) * 2011-09-12 2013-07-04 Yahoo! Inc. Integrated building based air handler for server farm cooling system
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