JP2003148063A - 自動換気装置付き建具及びそれに使用するガラリ - Google Patents

自動換気装置付き建具及びそれに使用するガラリ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の窓、出入口等に設けて通気を図るため
に用いられる換気用建具として、構造的に簡単かつ堅牢
で、自然の気流を利用して効果的に換気を行えるものを
提供する。 【解決手段】 建物の窓、出入口等に設置される自動換
気装置付き建具であって、その上部位置と下部位置にそ
れぞれガラリ付きの開口部と該開口部を閉塞するシャッ
ターとが設けられ、前記ガラリとして、風の強くないと
きは羽根が重量バランスで水平に近い開状態となり、風
が強い時は該風の力により回動して上下の羽根が重なり
合う閉状態となるように構成された自動開閉式ガラリが
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓、出入口
等に設けて通気を図るために用いられる自動開閉式のガ
ラリ及びそれを利用した換気用建具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建物の壁には天然の気流を取り入れるた
めの換気用の小さな窓が設けられているのが普通であ
る。従来のこの種の換気用の窓は、建物の建築時に壁に
埋め込んで固定されるもので、簡単に取り外したり付け
替えたりすることはできないものである。
【0003】一方、動力を使用する換気装置としては、
台所等に設置される換気扇がある。このものは、電気モ
ータでファンを回すことにより気流を生じさせるもの
で、必要な時に急激に強力な換気を行うことができる
が、この換気線も予め壁面に設けた通気口に取り付けて
設置するもので、手軽に設置できるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般の住宅では、居住
条件や付近の環境の変化により、既設の換気窓だけでは
換気が十分に行われなくなる場合が多い。このような場
合に、自然換気用の吸気口や排気口を任意の位置に設け
たいという要望がある。しかしながら、これを実現する
ために、新たに換気窓を設置するのは、手間のかかる工
事が必要であり、費用がかかり過ぎるという問題点があ
る。また、動力式の換気扇は、電気代がかかるという問
題があり、しかも常時作動させておくわけにはいかない
ので、管理が煩雑である。本発明者は、上記従来の換気
装置の問題点を改良し、簡単な施工で手軽に設置でき、
しかも換気効率の良い建具と自然換気装置を開発して、
すでに特許出願している(特願2000−18802
0,特願2000−195043)。
【0005】上記新たに開発した装置では、引き戸のサ
ッシ枠体に小窓を設け、そこにガラリと網戸を取り付け
た建具を使用するが、従来のガラリは、ガラリ枠に複数
の羽根が互いに隙間をあけて固定したものであるから、
常時高い通気性が得られるが、強風が吹いた時に風や雨
水が室内に吹き込むという問題点があった。このため、
上記新たに開発した建具では、ガラリの内側にシャッタ
を設けている。しかしながら、このような手動式のシャ
ッタでは、うっかり閉め忘れたり、留守中に雨水等が吹
き込んだりするという問題点がある。
【0006】このような問題点を解決するものとして、
強風が吹いた時は自動的に羽根が移動して隙間を閉じる
ように構成したガラリが種々提案されている(例えば特
開2001−40951号、特開平10−37620
号、特開平8−152163号等参照)が、従来の自動
開閉式のガラリはいずれも構造的に複雑であり、高価で
あるのみならず、耐久性や清掃性に難点があり、実用上
問題があると考えられる。そこで本発明は、上記従来の
自動開閉式ガラリの問題点を解消し、構造的に簡単かつ
堅牢で、安価に製作できる実用的な自動開閉式ガラリ
と、これを利用した換気用建具を提供することを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明に係る自動換気装置付き建具は、引き違い窓、片引
き窓、嵌め殺し窓、引き違い戸、片引き戸、両開き戸、
片開き戸等、建物の窓、出入り口等に設置される換気用
建具であって、その上部位置と下部位置にそれぞれガラ
リ付きの開口部と該開口部を閉塞するシャッターとが設
けられ、前記ガラリとして、風の強くないときは羽根が
重量バランスで水平に近い開状態となり、風が強い時は
該風の力により回動して上下の羽根が重なり合う閉状態
となるように構成された自動開閉式ガラリが設けられて
いることを特徴としている。
【0008】また、本発明に係るガラリは、枠に複数の
羽根を上下に並設したガラリであって、前記羽根は下側
板体と該下側板体上に間隔をおいて配置された上側板体
とによって、外側に開く袋状の空間部が設けられてお
り、さらに、羽根の左右両端部に設けた支持軸により、
風が強くない時は当該羽根がほぼ水平状態となる開状態
に支持され、風が強いときは該風の力により前記支持軸
回りに羽根が回動して上下の羽根の端部同士が重なり合
う閉状態となるように構成されていることを特徴として
いる。
【0009】上記ガラリ枠には前記羽根の回動範囲を規
制するストッパを設けておくのが好ましい。また、ガラ
リの羽根は閉状態で互いに当接するので、該当接する部
分にクッション材を設けておくことにより、衝撃や騒音
の発生を緩和することができる。なお、ガラリの羽根の
内側に防虫網を設けておくことにより、開状態での害虫
等の侵入が防止できる。
【0010】上下両位置にガラリ付きの開口部と該開口
部を開閉することのできるシャッターとを備えた上記換
気用建具を利用して自然換気を行う場合は、互いに離れ
た位置に設置した建具のうち、一方の建具は、下側の開
口部のシャッターを開け、上側の開口部のシャッターを
閉じることにより吸気用建具として使用し、他方の建具
は、逆に下側の開口部のシャッターを閉じ、上側の開口
部のシャッターを開けることにより排気用建具として使
用する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態例を具体的に説明する。図1は本発明に係る自動
換気装置付き建具の1例としての引き戸を表すもので、
この建具50(引き戸)は、ガラリ1の枠を兼ねるサッ
シの枠51の内部の上部位置及び下部位置に開口部5
5,55がそれぞれ設けられている。この開口部55
は、枠51の上下に横枠52,52を設けて形成したも
ので、上下の横枠52,52の間、すなわち建具50の
上下中央部には透明板57が取り付けられている。透明
板57は、ガラス又はプラスチックの板である。
【0012】開口部55の左右半分はアルミニウム等の
金属板、プラスチック、木板等の材料で作られた化粧板
60によって閉塞されており、残り半分にガラリ1が設
けられている。ガラリ1は上記の自動開閉式のガラリで
あり、該ガラリの内側には、図1に示すように、防虫網
を張設した網戸61とスライド式のシャッター65が設
けられている。スライド式シャッター65は、開口部の
内側に設けたレールに沿って左右に移動するもので、必
要に応じて化粧板60の裏側から引き出し、ガラリ付き
の開口部を閉塞することができるようになっている。こ
の閉状態からシャッター65を化粧板60の裏側に引き
込むと開口部が開状態となる。65aは把手である。
【0013】図2乃至図3は本発明のガラリを例示する
もので、このガラリ1は、サッシの枠2(建具の枠を兼
用)を備え、該枠に複数の羽根3,…が取り付けられて
いる。羽根3は、下板4と該下板よりも幅の狭い上板5
とを備え、これら両板の基部同士を結合することによ
り、外に向かって開く断面概略三角形状の空間部6を形
成している。この空間部の左右両側は側板7,7で覆蓋
されているため、空間部6は袋状となっている。この空
間部6は風を受け入れる空気溜りとして機能するもので
ある。
【0014】下板4の左右両端部の幅方向中間部には、
軸受け部9,9が設けられ、この軸受け部9,9にサッ
シの枠2に突設した支持軸10,10が支承されてい
る。軸受け部9は円滑に回転できるようなものであれば
よく、場合によってはボールベアリング等のベアリング
を設けておくのが好ましい。また、支持軸10を羽根3
側に設け、該支持軸10を回転自在に受ける軸受け部9
をガラリ枠2側に設けておいてもよい。羽根3は、これ
ら支持軸10,10によって回動自在に支持されてい
る。なお、強い風力が作用しない状態では、図2(a)
に示すごとく、羽根3は水平に近い状態(下板4が若干
傾斜した状態)となる開状態に支持され、強風が吹いた
ときは羽根3が下向きに回動して、図2(b)に示すご
とく、上側の羽根の下板4が下側の羽根の基部に当接し
た閉状態となるように重量バランスがとられている。上
記開状態では、上下の羽根の間に通気用の隙間が形成さ
れ、閉状態では上下の羽根がほぼ垂直な起立状態で重な
り合うため、通気用の隙間は閉じられる。
【0015】このガラリの上板5の基部には、上記閉状
態において上側の羽根の下板4先端部が当たる位置にゴ
ム等のクッション材12が貼り付けられている。このた
め、上板が当接する時における衝撃や騒音の発生が押え
られる。
【0016】また、枠2には羽根3の回動量を規制する
ストッパ15,16が突設されている。このストッパ
は、羽根3の開位置を決めるストッパ15と、閉位置を
決めるストッパ16の2種類があり、枠2の左右両側に
それぞれ羽根側に突出させて設けられていて、羽根3の
左右両端部がこれに当接し、それ以上の回転が規制され
るようになっている。
【0017】このガラリ1は、自動換気装置として、引
き違い窓、片引き窓、嵌め殺し窓、引き違い戸、片引き
戸、両開き戸、片開き戸等の種々の建具に設けられる。
強風が吹かない通常の状態では、ガラリの羽根3,…が
重量バランスによりほぼ水平状態に開いてストッパ15
に当接しており、上下の羽根同士の隙間を通って空気が
流通する。このため、換気が行われるのである。一方、
強風が吹くと、風圧により羽根3,…が外から見て下向
きに回動し、ストッパ16に当接した状態となる。この
状態では、上下の羽根の端部同士が重なり合うため、隙
間が閉じられ、風は室内に吹き込まなくなる。
【0018】このガラリ1は、下板4と上板5の二重構
造となっており、上下両板の間に空気が溜る空間部6が
形成されているため、風の力を効果的に受け止めて支持
軸10の軸芯回りに回動する。このため、風力が多少変
化しても開閉が頻繁に行われることが防止され、安定し
た開閉動作を維持することができるのである。この羽根
3の寸法や、重量バランスを調節することにより、開閉
動作を行わせる風の強さをある程度設定することができ
る。
【0019】また、このガラリ1は、上記の通り、風力
に応じて自動的に開閉するものであるから、常時は羽根
間の隙間を通って通気を行うことができ、強風が吹いた
時は自動的に羽根間の隙間を閉じて風や雨の室内への吹
き込みを防止することができる。このガラリの構造は従
来の同種のものに比べて簡単であり、安価かつ堅牢なも
のとすることができる。
【0020】つぎに、このガラリ1を設けた自動換気装
置付き建具の使用法について説明する。この自動換気装
置付き建具を組み合わせて設置した自然換気システムV
は、天然の気流を利用して建物内部を換気するシステム
であり、図5に示すように、建物Hに取り付けられる吸
気用建具Aと排気用建具Bとで構成される。これら両建
具は、サッシ枠を備えた図1に示す引き戸式の建具50
であり、いずれもその上下両位置に開口部55が形成さ
れている。
【0021】自然換気機能を有する上記建具のうち、吸
気用建具Aとして使用する方は、下側の開口部55のシ
ャッター65を開け、上側の開口部のシャッター65を
閉じておく。また、排気用建具Bとして使用する方は、
下側の開口部55のシャッターを閉じ、上側の開口部5
5のシャッター65を開いておく。これら吸気用の建具
Aと排気用の建具Bは、室内を挟んで互いに離れた適当
な場所に設置しておくのが好ましく、吸気用建具Aは例
えば日当たりの少ない場所に設置するのが好ましい。
【0022】このように吸気用建具Aと排気用建具Bを
組み合わせて設置しておくと、低温の外気が吸気用建具
Aの下部の開口部からガラリ1を通って室内に流入し、
温かい室内の空気が排気用建具Bの上部の開口部から流
出する。すなわち、外気と室内空気の温度差を利用して
天然の気流を生じさせ、該気流によって換気することが
できるのである。このため、換気用の動力やファンは必
要ではなく、省エネルギー上きわめて効果的かつ経済的
である。図5の矢印は空気の流れを示す。
【0023】上記吸気用建具Aと排気用建具Bは、図示
例では引き戸式に形成されているので、建物の窓、出入
り口等に設けられているレールを利用して取り付けられ
るが、蝶番式の扉や嵌め殺しの窓としてもよい。通常の
建物では、上記レールはサッシで作られ、ガラス戸用の
レールと、網戸用のレールとが平行に設けられている。
この他に、図示を省略したが、最外部に雨戸用のレー
ル、内側に障子用レール等が設けられることも多い。建
物のレールを利用して取り付ける建具は、そのサッシに
もレールに対応する凹凸を形成しておく。このように、
建物に既設のレールを利用して取り付け可能とすると便
利である。
【0024】また、この建具のガラリは、上記の通り、
風が弱いときは開状態に保たれ、風が強い時は風力によ
り自動的に閉状態となるので、シャッターを閉め忘れて
いても強風や雨水が室内に吹き込んでくることが防がれ
る。なお、上記実施形態では、吸気用建具Aと排気用建
具Bとを組合せて使用する例について説明したが、すで
に建物の適当な位置に吸気口や排気口が設けられている
場合は、いずれか一方を取り付けるだけでもよい。ま
た、換気扇を利用する場合は、吸気用建具Aだけを取り
付けて使用することも可能である。
【0025】さらに、上記実施形態では、吸気用建具A
と排気用建具Bとが、上部位置と下部位置の両方にガラ
リ付き開口部が設けられた同形の建具として形成され、
選択的に吸気用又は排気用に使用することができるの
で、きわめて便利なものとなっているが、場合によって
は、このように上部位置と下部位置の両方にガラリ付き
開口部を設けず、上下いずれか一方のみにガラリ付き開
口部を設けた建具として形成しておいてもよい。図6は
吸気を目的として下部のみにガラリ付き開口部を設けた
建具A’を、図7は排気を目的として上部のみにガラリ
付き開口部を設けた建具B’をそれぞれ表す。これらを
適当に組み合わせて使用することによっても、効果的な
換気を行うことができる。また、図8は、蝶番式の片開
き扉70の例を表すもので、この扉70は、蝶番71,
71によって開閉するものである。この扉70にも上下
(いずれか一方でもよい)にガラリ1付の開口部55
と、スライド式のシャッター65が設けられている。こ
の他にも種々の形態とすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動開閉式ガラリは、風のないときや風が弱いと
きは開いた状態で通気が行われるが、強風が吹いたとき
は風力によって自動的に閉鎖されるので、建具に設けて
おけば、室内への雨風の吹き込みを防止できるものであ
る。しかも、このガラリは構造的に簡単で、安価かつ堅
牢なものとすることができる。また、このガラリを用い
る自動換気装置付き建具は、既存の窓や出入口を利用し
て、室内の低い位置に吸気口を設け、高い位置に排気口
を設けることにより、空気の温度差を利用して自然換気
を行うことができるので、経済的である。しかも、建物
の出入口等に手軽に取り付けることができるので、大掛
かりな工事等が不要であり、使い勝手のよいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る換気用建具の正面図である。
【図2】自動開閉式ガラリの断面図である。
【図3】その開状態(a)及び閉状態(b)をそれぞれ
表す説明図である。
【図4】羽根の長手方向の一部を破断して表した斜視図
である。
【図5】換気用建具による自然換気の説明図である。
【図6】吸気専用の建具の正面図である。
【図7】排気専用の建具の正面図である。
【図8】蝶番式の扉(ドア)を表す正面図である。
【符号の説明】
1 自動開閉式ガラリ 2 枠 3 羽根 4 下板 5 上板 6 空間部 10 支持軸 15 ストッパ 16 ストッパ 50 建具 55 開口部 61 防虫網 65 スライドシャッター 70 蝶番式扉
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月9日(2002.8.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記羽根の回動範囲を規制するストッパ
が設けられている請求項に記載の自動開閉式ガラリ。
【請求項】 ガラリの羽根に、閉状態において互いに
当接する部分にクッション材が設けられている請求項
又は2に記載の自動開閉式ガラリ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明に係る自動開閉式ガラリは、ガラリ用の枠に複数の
羽根を上下に並設したガラリであって、前記羽根は、下
側板体と該下側板体上に間隔をおいて配置された上側板
体とによって、外側に開く袋状の空間部が設けられると
ともに、その左右両端部に設けた支持軸により回動自在
に支持されており、かつ、風が強くない時は重量バラン
スによって当該羽根がほぼ水平な開状態に支持され、風
が強いときは該風の力により前記支持軸回りに羽根が回
動して上下の羽根の端部同士が重なり合う閉状態となる
ように構成されていることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明に係る自動換気装置付き建具
は、建物の窓、出入口等に設置される換気用建具であっ
て、その上部位置と下部位置にそれぞれガラリ付きの開
口部と該開口部を閉塞するシャッターとが設けられ、前
記ガラリとして、ガラリ用の枠に複数の羽根を上下に並
設してなり、前記羽根は、下側板体と該下側板体上に間
隔をおいて配置された上側板体とによって、外側に開く
袋状の空間部が設けられるとともに、その左右両端部に
設けた支持軸により回動自在に支持されており、かつ、
風が強くない時は重量バランスによって当該羽根がほぼ
水平な開状態に支持され、風が強いときは該風の力によ
り前記支持軸回りに羽根が回動して上下の羽根の端部同
士が重なり合う閉状態となるように構成された自動開閉
式ガラリが設けられていることを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上下両位置にガラリ付きの開口部と該開口
部を開閉することのできるシャッターとを備えた上記
動換気装置付き建具を利用して自然換気を行う場合は、
互いに離れた位置に設置した建具のうち、一方の建具
は、下側の開口部のシャッターを開け、上側の開口部の
シャッターを閉じることにより吸気用建具として使用
し、他方の建具は、逆に下側の開口部のシャッターを閉
じ、上側の開口部のシャッターを開けることにより排気
用建具として使用する。これにより、温度差による気流
が発生し、自然換気が行われるのである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の窓、出入口等に設置される換気用
    建具であって、その上部位置と下部位置にそれぞれガラ
    リ付きの開口部と該開口部を閉塞するシャッターとが設
    けられ、前記ガラリとして、風の強くないときは羽根が
    重量バランスで水平に近い開状態となり、風が強い時は
    該風の力により回動して上下の羽根が重なり合う閉状態
    となるように構成された自動開閉式ガラリが設けられて
    いることを特徴とする自動換気装置付き建具。
  2. 【請求項2】 ガラリ用の枠に複数の羽根を上下に並設
    したガラリであって、前記羽根は下側板体と該下側板体
    上に間隔をおいて配置された上側板体とによって、外側
    に開く袋状の空間部が設けられており、さらに、羽根の
    左右両端部に設けた支持軸により、風が強くない時は当
    該羽根がほぼ水平状態となる開状態に支持され、風が強
    いときは該風の力により前記支持軸回りに羽根が回動し
    て上下の羽根の端部同士が重なり合う閉状態となるよう
    に構成されていることを特徴とする自動開閉式ガラリ。
  3. 【請求項3】 前記羽根の回動範囲を規制するストッパ
    が設けられている請求項2に記載の自動開閉式ガラリ。
  4. 【請求項4】 ガラリの羽根に、閉状態において互いに
    当接する部分にクッション材が設けられている請求項2
    又は3に記載の自動開閉式ガラリ。
  5. 【請求項5】 引き戸、蝶番式扉、嵌め殺し窓等の建具
    であって、その上部又は下部のいずれか一方に内外に通
    ずる開口部を設け、該開口部に、風の強くないときは羽
    根が重量バランスで水平に近い開状態となり、風が強い
    時は該風の力により回動して上下の羽根が重なり合う閉
    状態となるように構成された自動開閉式ガラリと、前記
    開口部を必要に応じて閉塞することのできるシャッター
    とを設けたことを特徴とする建具。
  6. 【請求項6】 ガラリの羽根よりも内側に防虫網が設け
    られている請求項2乃至5のいずれかに記載の自動開閉
    式ガラリ。
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