JPH08210605A - 給水ポンプ制御装置 - Google Patents
給水ポンプ制御装置Info
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- JPH08210605A JPH08210605A JP3771795A JP3771795A JPH08210605A JP H08210605 A JPH08210605 A JP H08210605A JP 3771795 A JP3771795 A JP 3771795A JP 3771795 A JP3771795 A JP 3771795A JP H08210605 A JPH08210605 A JP H08210605A
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
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Abstract
信号に応じて予め設定された関数に基づいて吸込流量設
定信号を出力し、偏差演算手段28は吸込流量設定信号
と給水ポンプの吸込流量検出信号との偏差信号を出力
し、比例演算手段29は偏差信号に応じて制御演算をし
て、変化率制限手段30は、再循環弁開度指令信号VA
を出力する。発電プラントの発電量信号に応じて予め設
定した関数に基づいて第2の再循環弁開度指令信号を出
力する手段と、高値選択手段32は再循環弁開度指令信
号VAと再循環弁開度指令信号VBとを入力して、いず
れかの高値信号を再循環弁開度指令信号Vとして再循環
弁へ出力する。 【効果】 ボイラ−への外乱を防止する。
Description
ンプ流量制御装置に関する。
電量の増加に伴ってボイラの要求する給水流量をボイラ
へ供給するために、給水ポンプの回転数を増加させる構
成となっている。一方、給水ポンプは、ポンプの加熱を
防止するために最小吸込流量以上の吸込流量を流すこと
が必要である。この最小吸込流量は、給水ポンプの回転
数に応じて変わる値である。
量以下になった場合は、警報を出力したり、給水ポンプ
を強制停止させなければならない。そこで、ボイラへの
給水流量が減少し、吸込流量が減少した場合には、再循
環弁の開度を調節して脱気器へ戻す再循環流量を増加す
ることにより、給水ポンプの吸込流量を最小吸込流量以
上としている。
る。
る脱気器からボイラへの給水配管2に配置されており、
給水ポンプ1の出口側には、脱気器へ再循環する再循環
配管3が分岐している。再循環配管3には、再循環弁4
が配置されている。また、給水配管2には、給水流量検
出器5が設けられ、さらに、吸込流量検出器6が設けら
れている。給水ポンプ1は、蒸気タービン7と回転軸に
よって連結しており、蒸気タービン7には、蒸気加減弁
9から蒸気が供給され、蒸気タービン7には、回転数検
出器8が設置されている。
設置されている給水流量検出器5により得られる給水流
量信号QFを入力し、図示しないボイラ制御装置から入
力する給水流量指令信号QCに基づき回転数指令信号を
算出する。給水ポンプ1の回転数検出器8から回転数検
出信号Nを入力し、回転数指令信号とに基づき蒸気加減
弁開度指令信号Zを算出し蒸気加減弁9へ出力する。
管2に設置される吸込流量検出器6から吸込流量検出信
号QRを入力し、給水ポンプ1に設置された回転数検出
器8により得られる回転数検出信号Nとに基づき再循環
弁開度指令信号Vを算出して再循環弁4へ出力する。
少し、給水流量が減少した場合には、再循環弁4の開度
を調節して脱気器へ戻す再循環流量を増加することによ
り、給水ポンプの吸込流量を最小吸込流量以上としてい
る。
く、給水流量制御部21と再循環弁開度制御部22とか
らなり、給水流量検出器5により得られる給水流量信号
QFと給水流量指令信号QCとを偏差演算手段23へ入
力し、得られる演算出力を比例積分演算手段24へ入力
し、回転数指令信号NSを出力する。
数検出信号Nが偏差演算手段25に入力され、その出力
が比例演算手段26に入力される。蒸気加減弁開度指令
信号Zを蒸気加減弁9へ出力する。
開度制御部22は、図7に示す如く、吸込流量設定関数
発生手段27と偏差演算手段28と比例演算手段29と
変化率制限手段30とから構成されている。
検出信号Nに応じて予め設定された関数によって吸込流
量設定信号QTを出力する。この吸込流量設定信号QT
と吸込流量検出信号QRは、偏差演算手段28により偏
差が演算され、比例演算手段29に入力される。比例演
算手段29では、偏差に応じて比例演算され、変化率制
限手段30に入力される。この変化率制限手段30は、
再循環弁4を閉方向とする入力信号のとき入力信号に制
限した出力信号とする一方、入力信号が開方向のとき制
限をかけない出力信号とする。
手段27に設定される吸込流量設定信号QTと回転数検
出信号Nとの関係について図8を参照して説明する。
数検出信号Nに応じて設定され、回転数検出信号NがN
1〜N2の範囲において回転数検出信号Nに応じて増加
するようになっている。また、回転数検出信号NがN2
以上のとき一定値を保持し、回転数検出信号NがN1以
下でも一定値を保持するようになっている。この図8に
おける最小吸込流量設定信号QS(図示鎖線)は、再循
環弁4を全開とする吸込流量設定値を示し、また、吸込
流量設定信号QTは、最小吸込流量設定信号QSよりα
だけ上側に設定されている。
吸込流量検出信号QRの変化αに対して、再循環弁開度
指令信号Vを全閉−全開に変化させるようにしている。
すなわち、吸込流量検出信号QRが最小吸込流量設定信
号QSと一致するとき、比例演算手段29の出力が10
0%{=K×(QT−QS)}により再循環弁開度指令
信号Vを全開とする。また、吸込流量検出信号QRが吸
込流量設定信号QTと一致したとき、比例演算手段29
の出力が、0%{=K×(QT−QT)}により再循環
弁開度指令信号Vを全閉とする。
負荷時の吸込流量検出信号QR(二点鎖線)とボイラへ
の給水流量信号QF(一点鎖線)とを図8を参照して説
明すると、発電プラントが高負荷にあるとき、給水ポン
プ1の回転数検出信号NはN2にある。このとき、吸込
流量検出信号QRは吸込流量設定信号QTより大きく、
再循環弁開度指令信号Vは全閉となり、吸込流量検出信
号QRと給水流量信号QFとは一致する。
に下げると、給水流量信号QFが減少し、回転数検出信
号Nも降下すると共に、吸込流量検出信号QRも減少す
る。
示すように給水流量信号QFが吸込流量設定信号QTよ
り下回る。このような場合、吸込流量検出信号QRが最
小吸込流量設定信号QSより下回らないようにする必要
がある。そこで、回転数検出信号NがN1になると、給
水ポンプ1が供給する給水が全て再循環弁4へ流すよう
にして吸込流量検出信号QRを確保する。
向の信号に対して再循環弁4を変化速度に制限なく開
き、給水ポンプ1の加熱を防止する。また、変化率制限
手段30は閉方向の動作に対して再循環弁4を低速で閉
じて、ボイラの給水流量制御への外乱を小さくする。
た図7に示した従来の給水ポンプ制御装置20では、次
のような問題がある。
ラントの低負荷時にボイラへ供給する給水量を徐々に減
少させていく場合の問題点を説明する。ここで、図中の
上段は、吸込流量検出信号QRとボイラへの給水流量信
号QFと吸込流量設定信号QTの関係を示し、図中の下
段は再循環弁開度指令信号Vの変化を示している。
t1から低下すると、給水ポンプ制御装置20は、給水
流量指令信号QCの減少に伴って、図7の給水流量制御
部21からの蒸気加減弁開度指令信号Zが減少され、給
水ポンプ1の回転数の減少によりボイラへの給水流量信
号QFが徐々に減少される。このとき、吸込流量設定信
号QTと吸込流量検出信号QRとの偏差はα以上ある。
従って、給水ポンプ制御装置20は、再循環弁開度指令
信号Vを全閉とする出力をする。このため再循環弁4へ
給水が流れず、吸込流量検出信号QRは給水流量信号Q
Fと同じ値となって徐々に減少する。
QFが急減され、さらに、時刻t3に吸込流量検出信号
QRが吸込流量設定信号QT以下になる。この状態で
は、図7に示す給水ポンプ制御装置20の再循環弁開度
制御部22が再循環弁開度指令信号Vを全閉から急開さ
せる。これによって、再循環弁4に流れる流量が増加
し、吸込流量検出信号QRが増加するが、ボイラへの給
水流量信号QFがさらに急減する。
に再循環弁開度指令信号Vが高速に増加させ、しかも、
ボイラ系統より再循環系統の方が給水流量の吸込力が大
きいために再循環系統へ流量が増加し、これに対応して
ボイラへの給水流量信号QFは、時刻t3から時刻t4
にわたって必要以上に急減する。
の給水流量制御部21では、給水ポンプ1の給水流量信
号QFの急減に伴って、必要流量が送れるように制御す
る。これにより、給水流量信号QFは、時刻t4から時
刻t5に増加する。その後、吸込流量検出信号QRは、
吸込流量設定信号QTより大きく増加した後に降下し
て、時刻t6に吸込流量検出信号QRが吸込流量設定信
号QTとほぼ一致し、吸込流量検出信号QRは吸込流量
設定信号QTより減少する。
度指令信号Vが増加方向となる。これに伴って、再び吸
込流量検出信号QRが増加するが、時刻t3から時刻t
4と同様に給水流量信号QFが再び急減する。これによ
り、前述したように給水ポンプ制御装置20の給水流量
制御部21によって時刻t8に再び給水流量信号QFが
増加して復帰する。このような給水流量信号QFの急減
と復帰との変動の繰り返しがされ、給水流量の制御が不
安定となり、ボイラへ外乱を与えるという問題がある。
てボイラへ外乱を与えることを回避する給水ポンプ制御
装置を提供することを目的とする。
タービンの回転を駆動源とする給水ポンプにより脱気器
からボイラへ給水を供給する給水系統と、給水を再循環
弁を介して脱気器へ再循環させる再循環系統とを有し、
給水系統の給水流量検出信号が給水流量指令信号となる
ように蒸気加減弁開度指令信号により蒸気タービンへ供
給する蒸気を制御をすると共に、再循環弁を再循環弁開
度指令信号により開閉して循環系統の再循環流量を制御
する給水ポンプ制御装置において、給水ポンプの回転数
検出信号に応じて予め設定された関数に基づいて吸込流
量設定信号を出力する関数発生手段と、吸込流量設定信
号と給水ポンプの吸込流量検出信号との偏差に応じて制
御演算をして得られる第1の再循環弁開度指令信号を出
力する制御手段と、発電プラントの発電量信号に応じて
予め設定した関数に基づいて第2の再循環弁開度指令信
号を出力する手段と、第1の再循環弁開度指令信号と第
2の再循環弁開度指令信号とを入力して、いずれかの高
値信号を再循環弁開度指令信号として再循環弁へ出力す
る高値選択手段とを具備する再循環弁開度制御部を設け
るようにしたものである。
駆動源とする給水ポンプにより脱気器からボイラへ給水
を供給する給水系統と、給水を再循環弁を介して脱気器
へ再循環させる再循環系統とを有し、給水系統の給水流
量検出信号が給水流量指令信号となるように蒸気加減弁
開度指令信号により蒸気タービンへ供給する蒸気を制御
をすると共に、再循環弁を再循環弁開度指令信号により
開閉して循環系統の再循環流量を制御する給水ポンプ制
御装置において、給水ポンプの回転数によって予め定め
られる吸込流量設定信号と給水流量指令信号とを比較し
て両信号の偏差が所定値以下のとき検出信号を出力する
検出手段と、給水流量指令信号を入力してそのまま変化
率制限信号として出力する一方、検出信号が入力したと
きのみ給水流量指令信号の減少を制限する変化率制限信
号を出力する変化率制限手段と、給水流量検出信号と変
化率制限信号との偏差信号を制御演算して得られる制御
信号を蒸気タービン開度指令信号とする制御手段とを具
備する給水流量制御部を設けるようにしたものである。
ポンプの回転数検出信号により設定される吸込流量設定
信号と吸込流量検出信号との偏差に応じて制御演算され
た第1の再循環弁開度指令信号と低負荷のとき第1の再
循環弁開度指令信号より高値となるように発電量検出信
号に応じて設定される第2の再循環弁開度指令信号とが
高値選択手段へ入力される。そして、低負荷でないと
き、第1の再循環弁開度指令信号が選択され再循環弁を
開閉し、低負荷のとき第2の再循環弁開度指令信号が選
択され再循環弁を開閉させる。さらに、低負荷のとき、
発電量信号に応じた急変のない穏やかに徐々に変化する
第2の再循環弁開度指令信号によって最小吸込流量を確
保するように再循環弁の開度を変化させる。これによ
り、従来のように低負荷のとき必要以上に再循環弁を急
開や急閉させて、給水流量の急減と復帰の繰り返しを回
避し、安定した給水流量制御をすることができ、ボイラ
への外乱を与えることを防止できる。
給水流量指令信号と吸込流量設定信号との偏差が所定値
以下となると、検出手段により検出信号が変化率制限手
段へ出力される。変化率制限手段では、検出信号が入力
されているときのみ給水流量指令信号の減少が所定値に
抑制される。これにより、給水流量指令信号の急減がな
くなるから、給水流量が急減なく穏やかに推移する。従
って、再循環弁が必要に応じて穏やかにゆっくり開き、
従来のように、給水流量の急減と復帰の繰り返しがな
く、安定した給水流量制御ができ、ボイラへ外乱を与え
ることを回避することができる。
て説明する。
ンプ制御装置の構成図である。図中、図1が従来例を示
す図7と同一符号は同一部分または相当部分を示し、図
1が図7と異なる主な点は、再循環弁開度制御部22の
構成を異にし、再循環弁開度制御部22Aとし、再循環
弁開度制御部22Aは、図7の再循環弁開度制御部22
に再循環弁開度指令関数発生手段31と高値選択手段3
2とを追設して、低負荷時の給水流量制御を安定させる
ようにしたことである。
る再循環弁開度指令関数発生手段31は、図2の上段に
示されるような関数が設定されており、発電プラントの
低負荷時、再循環弁4を所定開度に開けさせる値を設定
している。高値選択手段32は、変化率制限手段30の
出力信号と再循環弁開度指令関数発生手段31の出力信
号を入力し、いずれか高値の入力を選択して再循環弁開
度指令信号Vを出力するようにしている。
参照して説明する。
いてボイラへ供給する給水流量を徐々に減少させていく
場合の作用を説明し、図3において、下段の再循環弁開
度指令信号Vの内で、VAは図1に示す変化率制限手段
30の出力であり、VBは図1に示す再循環弁開度指令
関数発生手段31の出力とする。
いる時刻t1まで、図2の上段に示す発電量信号L1に
対する関数設定から再循環弁開度指令関数発生手段31
の出力VBはほぼ零である。これに対して、変化率制限
手段30の出力VAもほぼ零であり、高値選択手段32
の出力が全閉の信号を出力している。
令関数発生手段31に設定される関数の一実施例を示す
特性図であり、図2の下段は、従来技術による発電量信
号Lと給水流量信号QF,吸込流量検出信号QRの関係
を示す一例である。このように発電量信号Lと給水流量
信号QFとは比例関係にあり(発電量信号L1以上のと
き)、給水流量信号QFが減少すると、吸込流量検出信
号QRが給水ポンプ1の最小吸込流量設定信号以下にな
らないように再循環弁4が開かれるようになっている。
そこで、再循環弁開度指令関数発生手段31の設定関数
は、再循環弁4が開き始める発電量信号L1から、発電
量信号Lの減少に伴って、再循環弁4を開いて吸込流量
検出信号QRが確保されるように関数を設定する。
ントが低負荷への移行を始めると、給水流量指令信号Q
Cが減少し、給水流量信号QFが減少され、これに応じ
て吸込流量検出信号QRが徐々に減少される。このと
き、再循環弁開度指令関数発生手段31の出力VBは、
発電量信号Lの減少により全閉から開方向に徐々に増加
する。これにより、高値選択手段32が再循環弁開度指
令関数発生手段31の出力信号VBを選択して再循環弁
開度指令信号Vとする。このとき、発電量信号Lの減少
速度が遅く徐々に減少し、再循環弁開度指令信号Vの増
加速度も遅く、給水流量信号QFの外乱にならないよう
に推移する。
減されるが、再循環弁4が開いている。従って、吸込流
量検出信号QRが吸込流量設定信号QT以下になること
はなく、高値選択手段32では、そのまま出力VBが選
択され、再循環弁開度指令信号Vが急増することなく推
移する。このように、発電量信号Lの減少に対して再循
環弁開度指令信号Vの増加を適宜定めると、給水流量信
号QFの急減があっても、吸込流量検出信号QRが吸込
流量設定信号QT以下となることがなく、再循環弁4の
急閉に伴う給水流量信号QFの急増が生じることが防止
される。
定信号QTから大きく離れることがなく、再循環弁開度
指令信号VAが急上昇することがないから、再循環弁4
が急開することによる給水流量の急減する状態が生じる
ことが防止される。
刻t3に、給水流量信号QFが急減され、吸込流量検出
信号QRが吸込流量設定信号QT以下となった場合につ
いて説明する。
が急増指令を出力し、時刻t4に変化率制限手段30の
出力VAが再循環弁開度指令関数発生手段31の出力V
Bより大きくなり、高値選択手段32が変化率制限手段
30の出力VAを選択して再循環弁開度指令信号Vを出
力する。これによって、吸込流量検出信号QRが上昇
し、ピークに達した後に徐々に降下する。吸込流量検出
信号QRが降下すると、これに応じて変化率制限手段3
0の出力VAも減少して時刻t5に、再循環弁開度指令
関数発生手段31の出力VBの方が高値となる。このた
め、高値選択手段32では、再循環弁開度指令関数発生
手段31の出力VBが選択され再循環弁開度指令信号V
として再循環弁4へ出力する。
り給水流量信号QFが急減され、図3の時刻t3以降の
ように吸込流量検出信号QRが吸込流量設定信号QT以
下に割り込んだ場合でも、吸込流量検出信号QRの減少
に相当する再循環弁開度指令信号VAが急増し、高値選
択手段32で再循環弁開度指令信号VAが選択されて再
循環弁開度指令信号Vとして、吸込流量検出信号QRが
最小吸込流量設定信号QS以下となることを防止する。
よる過熱防止を図ると共に、発電プラントの低負荷時に
再循環弁が急開や急閉することによるボイラへ供給する
給水流量の急減や急増の繰り返しを防止し、給水流量を
安定して制御することができ、ボイラへ外乱を与えるこ
とを防止することができる。
関数発生手段31による再循環弁開度指令信号VBを発
生させる信号に発電量信号Lを用いたが、発電プラント
の運転において再循環弁4の開度と相関関係がある信号
として、発電量指令信号またはボイラの出力要求指令信
号を用いてもよい。
ンプ制御装置の構成図である。
一部分または相当部分を示し、図4が図7と異なる主な
点は、給水流量制御部21の構成を異にし、給水流量制
御部21Bとし、給水流量制御部21Bは、検出手段3
3と変化率制限手段34とを追設し、再循環弁4の急開
を防止して給水流量を安定に制御するようにしている。
号QCと吸込流量設定信号QTとを比較して、その偏差
が所定値以下のとき検出信号を出力する。変化率制限手
段34は、検出信号の入力があるときのみ、給水流量指
令信号QCの減少方向の信号を所定の変化率で制限して
出力する。
供給する給水流量を徐々に減少させる場合の作用を図5
を参照して説明する。なお、図5に示す、QDは変化率
制限手段34の出力とする。
設定信号QTより大きい時刻t1までは、検出手段33
から検出信号が変化率制限手段34へ出力されていな
い。このため変化率制限手段34によって給水流量指令
信号QCの変化率を制限する動作が行われない。従っ
て、給水流量指令信号QCと変化率制限手段34の出力
QDは常にほぼ同じ値となっている。
給水流量指令信号QCが吸込流量設定信号QTに近づい
たことを検出すると、検出信号が変化率制限手段34へ
入力される。これに伴い、変化率制限手段34の出力Q
Dの減少方向への変化に制限をかける動作を始める。こ
れに応じて、給水流量信号QFの減少に制限がかかり、
吸込流量検出信号QRの急減がなくなり、横ばいとな
る。さらに、時刻t2に吸込流量検出信号QRが吸込流
量設定信号QTを下回ると、再循環弁4が開き始める
が、給水流量信号QFが穏やかに減少し、吸込流量検出
信号QRも穏やかに減少する。従って、変化率制限手段
30からの再循環弁開度指令信号Vも時刻t2から徐々
に上昇し、再循環弁4の急開が防止される。
を制限することによって、再循環弁4の急開や急閉を防
止しボイラへ供給する給水流量の急減急増を防止し、給
水流量を安定に制御することができ、ボイラへ外乱を与
えることを防止することができる。
Tに基づいて制限を行っているため、発電プラントの任
意の負荷帯および給水ポンプの任意の運転点において、
再循環弁4の急開を防止できる。
は、給水ポンプ1の過熱にならないので、制限をかけな
い。
プ制御装置によれば、低負荷のとき発電量信号に応じた
急変のない穏やかに徐々に変化する第2の再循環弁開度
指令信号によって最小吸込流量を確保するように再循環
弁の開度を変化させるようにしたために従来のように低
負荷のとき必要以上に再循環弁を急開や急閉させて、給
水流量の急減と復帰の繰り返すという状態を回避し、安
定した給水流量制御ができ、ボイラ−へ外乱を与えるこ
とを防止することができる。
給水流量指令信号と吸込流量設定信号との偏差が所定値
以下となると、給水流量指令信号の減少を抑制して給水
流量が急減なく穏やかに推移する。従って、再循環弁が
必要に応じて穏やかにゆっくり開き、従来のように、給
水流量の急減と復帰の繰り返しがなく、安定した給水流
量制御ができ、ボイラ−へ外乱を与えることを防止する
ことができる。
の構成図である。
度指令関数発生手段の特性を示す説明図である。
である。
の構成図である。
である。
図4に対応する構成図である。
定関数発生手段の特性を示す説明図である。
たは図5に対応する説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 蒸気タービンの回転を駆動源とする給水
ポンプにより脱気器からボイラへ給水を供給する給水系
統と、前記給水を再循環弁を介して脱気器へ再循環させ
る再循環系統とを有し、前記給水系統の給水流量検出信
号が給水流量指令信号となるように蒸気加減弁開度指令
信号により前記蒸気タービンへ供給する蒸気を制御をす
ると共に、前記再循環弁を再循環弁開度指令信号により
開閉して前記循環系統の再循環流量を制御する給水ポン
プ制御装置において、 前記給水ポンプの回転数検出信号に応じて予め設定され
た関数に基づいて吸込流量設定信号を出力する関数発生
手段と、前記吸込流量設定信号と前記給水ポンプの吸込
流量検出信号との偏差に応じて制御演算をして得られる
第1の再循環弁開度指令信号を出力する制御手段と、発
電プラントの発電量信号に応じて予め設定した関数に基
づいて第2の再循環弁開度指令信号を出力する手段と、
前記第1の再循環弁開度指令信号と前記第2の再循環弁
開度指令信号とを入力して、いずれかの高値信号を前記
再循環弁開度指令信号として前記再循環弁へ出力する高
値選択手段とを具備する再循環弁開度制御部を設けるこ
とを特徴とする給水ポンプ制御装置。 - 【請求項2】 蒸気タービンの回転を駆動源とする給水
ポンプにより脱気器からボイラへ給水を供給する給水系
統と、前記給水を再循環弁を介して脱気器へ再循環させ
る再循環系統とを有し、前記給水系統の給水流量検出信
号が給水流量指令信号となるように蒸気加減弁開度指令
信号により前記蒸気タービンへ供給する蒸気を制御をす
ると共に、前記再循環弁を再循環弁開度指令信号により
開閉して前記循環系統の再循環流量を制御する給水ポン
プ制御装置において、 前記給水ポンプの回転数によって予め定められる吸込流
量設定信号と前記給水流量指令信号とを比較して両信号
の偏差が所定値以下のとき検出信号を出力する検出手段
と、前記給水流量指令信号を入力してそのまま変化率制
限信号として出力する一方、前記検出信号が入力したと
きのみ前記給水流量指令信号の減少を制限する変化率制
限信号を出力する変化率制限手段と、給水流量検出信号
と前記変化率制限信号との偏差信号を制御演算して得ら
れる制御信号を前記蒸気タービン開度指令信号とする制
御手段とを具備する給水流量制御部を設けることを特徴
とする給水ポンプ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03771795A JP3697285B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 給水ポンプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03771795A JP3697285B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 給水ポンプ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08210605A true JPH08210605A (ja) | 1996-08-20 |
JP3697285B2 JP3697285B2 (ja) | 2005-09-21 |
Family
ID=12505275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03771795A Expired - Fee Related JP3697285B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 給水ポンプ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3697285B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108442983A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-08-24 | 长安益阳发电有限公司 | 防止汽轮机过临界转速超调控制方法 |
JP2019162575A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社モリタホールディングス | 高圧洗浄装置 |
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1995
- 1995-02-03 JP JP03771795A patent/JP3697285B2/ja not_active Expired - Fee Related
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