JPH08210501A - Hstの変速操作装置 - Google Patents

Hstの変速操作装置

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JPH08210501A
JPH08210501A JP1562895A JP1562895A JPH08210501A JP H08210501 A JPH08210501 A JP H08210501A JP 1562895 A JP1562895 A JP 1562895A JP 1562895 A JP1562895 A JP 1562895A JP H08210501 A JPH08210501 A JP H08210501A
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JP
Japan
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trunnion shaft
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hst
vibration
speed change
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JP1562895A
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Koji Yamagata
山形  浩司
Kazuyoshi Hirata
和嘉 平田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 トラニオン軸4aに一体回動状態で外嵌され
る内輪部材11と、変速ペダル10の揺動操作力が入力
される外輪部材12とを、ゴム輪13を介した状態で一
体化して変速アーム15を構成し、トラニオン軸4aと
外輪部材12とを互いに合同な四角形断面で嵌合し、か
つ、外輪部材12に形成されるトラニオン軸挿通用孔1
4を、トラニオン軸4aよりも大きめの四角孔に設定す
ることにより、外輪部材12が内輪部材11に対して所
定以上回動変位するに伴ってこれら両部材12,11が
一体で回動移動する限界付防振連動機構Lを構成する。 【効果】 HSTの振動が変速ペダルに伝わり難いよう
防振しながら、発進操作しても機体発進しない不都合が
解消され、走行操作性を改善することができる限界付防
振連動機構をコンパクトに設置でき、しかもHST振動
に起因する操作系の損傷おそれを最小限にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HSTの操作系に防振
構造を取り入れ、振動少なく変速操作できるようにする
とともに、そのために変速操作の節度感が悪化したりす
ることのないようにする技術に関し、トラクタ芝刈機と
いったHSTを備えた作業機等に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】先に出願した特願平5‐178658号
に示されるトラクタにおいて、走行用HSTのトラニオ
ン軸に装着される操作操作具を、トラニオン軸に嵌合さ
れるインナー部材と変速操作具で操作されるアウター部
材との間にゴムリングを介した防振構造に構成し、レバ
ーやペダル等の変速操作具にHSTの振動が伝わり難い
ようにする技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、急旋回等の走
行負荷の大きい状態で機体を発進させる場合には、HS
Tのトラニオン軸を比較的強い負荷反力に抗して回動操
作しなければならないが、このようなときに変速操作具
を中立位置から前進操作域に操作しても、操作レバーに
介装されたゴムリングが大きく撓むだけとなり、その結
果、発進操作しているにも拘らずに機体が発進しないこ
とがある。そこで、この不具合を解消するにはゴムリン
グの硬度を上げれば良いのであるが、そうすれば肝心な
防振効果が薄れてしまい、良好な防振性能と良好な変速
操作性を双方共に得るには改善の余地がある。本発明の
目的は、HSTの変速操作系の構造工夫により、HST
の振動に対する良好な防振性能を得ながら、機体発進で
きない等の不都合が生じないようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、HSTのトラニオン軸を変速操作具で回動操
作可能に構成し、これらトラニオン軸と変速操作具とを
連動連結する操作系に、トラニオン軸側の被操作部材と
変速操作具側の操作部材とを弾性材を介して連結すると
ともに、操作部材が被操作部材に対して所定以上変位す
るに伴ってこれら両部材が一体で移動する状態に構成さ
れた限界付防振連動機構を設けてあることを特徴とす
る。
【0005】又、トラニオン軸に一体回動状態で外嵌さ
れる内輪部材と、変速操作具による揺動操作力が入力さ
れる外輪部材とを、ゴム輪を介した状態で一体化すると
ともに、トラニオン軸と外輪部材とを互いに合同な多角
形の断面形状によって嵌合し、かつ、外輪部材に形成さ
れるトラニオン軸挿通用孔を、トラニオン軸よりも大き
めの寸法に設定することにより、限界付防振連動機構が
構成されていると好都合である。
【0006】
【作用】請求項1の構成によれば、操作系に装備された
限界付防振連動機構により、通常では被操作部材と操作
部材とを連結する弾性材がHSTの振動を減衰させ、変
速レバー等の変速操作具に振動が伝わるのを抑制する。
そして、前述した急旋回発進や湿地脱出といった走行負
荷が大きくトラニオン軸が重いときには、弾性部材を介
さずに操作部材が被操作部材を直接動かす状態となり、
確実にトラニオン軸を回動操作できるようになる。つま
り、トラニオン軸の操作が重くなる状態の頻度は少であ
るから、その場合には確実に操作力が伝達されるよう
に、かつ、通常の変速操作の場合では弾性材によって防
振されるようになるのである。
【0007】請求項2の構成によれば、トラニオン軸、
及びこれに装着される被操作アーム、すなわち、必ず必
要となる部材に亘って限界付防振連動機構が装備される
から、別途その機構を設ける場合に比べて機構配設スペ
ースを小さくできるとともに、操作系の中で最もHST
に近い部位で防振されることになって、不要に振動する
部分が最も少なくなり、振動による連結部位の摩耗等の
不利を極力無くすようにできる。
【0008】
【発明の効果】その結果、請求項1に記載されたHST
の変速操作装置では、HSTの振動が変速操作具に伝わ
り難いよう有効に防振しながらも、発進操作しても機体
発進しない不都合が解消される等、確実に変速操作力を
伝達でき、走行操作性を改善することができた。請求項
2に記載されたHSTの変速操作装置では、上記効果を
奏する限界付防振連動機構をコンパクトに設置でき、し
かもHST振動に起因する操作系の摩耗や損傷おそれを
最小限にできる利点がある。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、トラクタの走行
用HSTの操作系に採用した場合について図面に基づい
て説明する。図1にトラクタが、図2にミッション構造
が夫々示され、1は前輪、2は後輪、3はエンジン、C
は主クラッチ、5はミッションである。ミッション5に
は、クラッチ出力軸Cjからの動力が入力される静油圧
式無段変速装置(以下、HSTと略称する)4、前輪変
速装置Z、リヤーPTO軸51、ミッドPTO軸52等
を備えている。
【0010】ミッション5の前端部には前輪変速装置Z
が、その後にはHST4が一体装着され、55はエンジ
ン3の出力回転が伝わるポンプ軸、56は変速後の動力
が伝わるモータ軸、Aは高低2速のPTO変速機構、B
はリヤーPTOクラッチ、DはミッドPTOクラッチ、
Eは走行用の副変速機構、Gはデフ機構、57は前輪駆
動用の伝動軸である。
【0011】次に、HST4を変速操作する前進用変速
ペダル6及び後進用変速ペダル7等の構成について説明
する。図3、図4に示すように、HST4のトラニオン
軸4aを変速ペダル(変速操作具に相当)10で回動操
作可能に構成し、これらトラニオン軸4aと変速ペダル
10とを連動連結する操作系に、トラニオン軸4a側の
被操作部材11と変速ペダル10側の操作部材12とを
弾性材13を介して連結するとともに、操作部材12が
被操作部材11に対して所定以上変位するに伴ってこれ
ら両部材12,11が一体で回動移動する状態に構成さ
れた限界付防振連動機構Lが設けられている。
【0012】限界付防振連動機構Lは次ぎのように構成
されている。すなわち、図4、図5に示すように、トラ
ニオン軸4aに一体回動状態で外嵌される内輪部材11
と、変速ペダル10による揺動操作力が入力される外輪
部材12とを、ゴム輪13を介した状態で一体化された
変速アーム15を構成するとともに、トラニオン軸4a
と外輪部材12とを互いに合同な4角形の断面形状によ
って嵌合し、かつ、外輪部材12に形成されるトラニオ
ン軸挿通用孔14を、トラニオン軸4aよりも大きめの
寸法に設定することで限界付防振連動機構Lが構成され
ている。
【0013】アーム部15aを有する外輪部材12は、
片面が開放されたドラム状であり、その内周面と内輪部
材11の外周面の双方にゴム輪13を焼き付けて一体化
することで変速アーム15が構成されている。変速ペダ
ル10は、円筒ボス8に前進用ペダル6と後進用ペダル
7を固定し、かつ、円筒ボス8に操作アーム9を固定し
て構成される。そして、機体フレーム16に固定された
支持ブラケット17に円筒ボス8が軸支されるととも
に、操作アーム9とアーム部15aとは連動ロッド23
で連動連結されている。又、外輪部材12に取付けられ
た規制板18と、軸心Pで枢支されたアーム部材19
と、このアーム部材19に枢支されたローラー20と、
引っ張りバネ21とで、周知の中立復帰機構22が構成
されている。
【0014】限界付防振連動機構Lの作用を説明する
と、通常の変速操作では、ペダル操作力によってゴム輪
13が若干周方向に撓んだ状態でトラニオン軸4aに伝
達されるのであり、HST4の振動はゴム輪13で有効
に減衰される。そして、前輪1を目一杯切った状態での
発進や、湿地脱出といった走行負荷の大なる場合には、
ゴム輪13のみでは耐えられなくなり、外輪部材12の
挿通用孔14がトラニオン軸4aに接当して直接回動操
作するようになるのである。
【0015】〔別実施例〕図6、図7に示すように、外
輪部材12をリング形状とし、そこに固定したピン24
と、内輪部材11から延設した腕片25先端のバカ孔2
5aとを融通嵌合することで限界付防振連動機構Lを構
成しても良い。又、限界付防振連動機構Lを変速ペダル
10の支点に設けるとか、変速レバーとトラニオン軸4
aとを連動する操作系途中に備えた構造でも良い。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図
【図2】ミッション構造を示す線図
【図3】HSTの操作系を示す側面図
【図4】限界付防振連動機構の構造を示す要部の側面図
【図5】図4に示す限界付防振連動機構の断面図
【図6】限界付防振連動機構の別構造を示す側面図
【図7】図6に示す限界付防振連動機構の断面図
【符号の説明】
4 HST 4a トラニオン軸 10 変速操作具 11 被操作部材・内輪部材 12 操作部材・外輪部材 13 弾性材・ゴム輪 14 挿通用孔 L 限界付防振連動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HST(4)のトラニオン軸(4a)を
    変速操作具(10)で回動操作可能に構成し、これらト
    ラニオン軸(4a)と変速操作具(10)とを連動連結
    する操作系に、前記トラニオン軸(4a)側の被操作部
    材(11)と前記変速操作具(10)側の操作部材(1
    2)とを弾性材(13)を介して連結するとともに、前
    記操作部材(12)が前記被操作部材(11)に対して
    所定以上変位するに伴ってこれら両部材(12),(1
    1)が一体で移動する状態に構成された限界付防振連動
    機構(L)を設けてあるHSTの変速操作装置。
  2. 【請求項2】 前記トラニオン軸(4a)に一体回動状
    態で外嵌される内輪部材(11)と、前記変速操作具
    (10)による揺動操作力が入力される外輪部材(1
    2)とを、ゴム輪(13)を介した状態で一体化すると
    ともに、前記トラニオン軸(4a)と外輪部材(12)
    とを互いに合同な多角形の断面形状によって嵌合し、か
    つ、外輪部材(12)に形成されるトラニオン軸挿通用
    孔(14)を、前記トラニオン軸(4a)よりも大きめ
    の寸法に設定することにより、前記限界付防振連動機構
    (L)が構成されている請求項1に記載のHSTの変速
    操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100976024B1 (ko) * 2008-01-08 2010-08-18 대동공업주식회사 Hst페달을 이용한 브레이크 구조를 갖는 농업용 차량
JP2013044355A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Kubota Corp 作業車

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KR100976024B1 (ko) * 2008-01-08 2010-08-18 대동공업주식회사 Hst페달을 이용한 브레이크 구조를 갖는 농업용 차량
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