JPH08210396A - ドラムブレーキ - Google Patents

ドラムブレーキ

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Publication number
JPH08210396A
JPH08210396A JP3765795A JP3765795A JPH08210396A JP H08210396 A JPH08210396 A JP H08210396A JP 3765795 A JP3765795 A JP 3765795A JP 3765795 A JP3765795 A JP 3765795A JP H08210396 A JPH08210396 A JP H08210396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
brake
back plate
drum brake
web
Prior art date
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Pending
Application number
JP3765795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Morimoto
秀行 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP3765795A priority Critical patent/JPH08210396A/ja
Publication of JPH08210396A publication Critical patent/JPH08210396A/ja
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] ドラムブレーキ内の空間を有効に利用し、セ
ンサへの異物の付着を防止するとともに、センサの取付
け作業を容易にする。 [構成] 車両の非回転部に取付けられるバックプレー
ト10とバックプレート10上に移動可能に配置される
ブレーキシュー3に形成されるウェブ3aとの間に、一
対のブレーキシュー2、3の間で回転可能なパルスロー
タ22の回転を検出するセンサ25を配置する。センサ
25の中央部にはシューセットピン20が挿通される挿
通孔29が形成されており、また、センサ25の上下両
側面は平坦になっており、バックプレート10に螺着固
定されている。つまり、センサ25の本体26がドラム
ブレーキ1外部に露出しないようになっているので、ド
ラムブレーキ1の外部からの異物などがセンサ25に付
着するのが防止できる。また、サスペンションと干渉せ
ずにセンサ25がドラムブレーキ1に取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に使用されるド
ラムブレーキに関し、さらに詳しくは、車輪の回転を検
出するセンサが取付けられるドラムブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、車輪の回転を検出
するセンサをドラムブレーキに取付けるため、例えば実
開平61−125772号公報に示されるように、セン
サを取付ける取付孔をバックプレートに形成し、この取
付孔にバックプレート裏側、すなわちバックプレートの
ブレーキシューが配置される側とは反対側からセンサを
挿入して固定している。
【0003】しかし、このようにセンサを取付けると、
水、泥等の異物がセンサに付着することがあり、故障の
原因となる。また、バックプレートは車両のサスペンシ
ョン近傍に取付けられるため、レイアウト上サスペンシ
ョンと干渉しやすく、センサの取付が困難となる場合が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、センサへの異物の付着を防止するとと
もに、ドラムブレーキ内の空間を有効に利用し、センサ
の取付けに際してサスペンションと干渉しないようにす
るドラムブレーキを提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、車両の
非回転部に取付けられるバックプレートと、該バックプ
レート上に移動可能に配置される一対のブレーキシュー
と、前記バックプレートの前記ブレーキシューに対向す
る面に対して間隔を持って前記一対のブレーキシューに
形成されるウェブと、車両の車輪とともに回転する部材
に取付けられ前記一対のブレーキシューの間で回転可能
なパルスロータとを有するドラムブレーキにおいて、前
記バックプレートと前記ウェブとの間に前記パルスロー
タの回転を検出するセンサを配置したドラムブレーキ、
によって達成される。
【0006】
【作用】バックプレートとブレーキシューのウェブとの
間に形成される空間に、パルスロータの回転を検出する
センサを配置しているので、センサ本体がバックプレー
ト裏側、すなわちドラムブレーキ外部に露出しない。し
たがって、センサに水、泥等の異物が付着することはな
く、また、バックプレート裏側に位置するサスペンショ
ンと干渉せずに、センサをドラムブレーキに取付けるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1において本実施例のドラムブレーキは
全体として1で示され、LT型(リーディングトレーリ
ング型)である。一対の弓形のブレーキシュー2、3が
バックプレート10上に支持されており、これらブレー
キシュー2、3の各上端部はホイールシリンダ4内の両
ピストンに係合している。また、各下端部はアンカー5
に係合している。
【0009】ブレーキシュー2、3は各々、ウェブ2
a、3a、リム2b、3b、およびリム2b、3bに貼
着されたブレーキライニング6、7から成っている。ま
た、ウェブ2a、3aの上端部には上側リターンスプリ
ング8の両端が係合しており、下端部には下側リターン
スプリング9の両側が係合しており、これらリターンス
プリング8、9によりブレーキシュー2、3は相近接す
る方向に付勢されている。
【0010】一対のブレーキシュー2、3間には公知の
自動調整機構付きのストラット14が配設されている。
また、一方のブレーキシュー2のウェブ2aの後方には
パーキングブレーキレバー11が配設され、ブレーキシ
ュー2と共通のピン12に枢支されている。図示せずと
もその一端部にはワイヤが止着されている。ここで、駐
車ブレーキの作用について簡単に説明すると、このワイ
ヤはワイヤガイド13を通って車内の駐車ブレーキレバ
ーに連動しており、このレバーを操作するとブレーキシ
ュー2、3をリターンスプリング8、9のばね力に抗し
てアンカー5の周りで反時計方向、時計方向に回動させ
るようになっている。すなわち、両方のブレーキシュー
2、3のブレーキライニング6、7を図中破線で一部示
される回転ドラム15の内周面に圧接させるようになっ
ている。以上のようにして車両を静止させている。
【0011】一対のブレーキシュー2、3はU字型の板
ばねでなるホールドダウンスプリング17、18をシュ
ーセットピン19、20で締め付けることにより、バッ
クプレート10に押し付けられる。これによりブレーキ
シュー2、3はバックプレート10に対する浮き上がり
が制限される。また、バックプレート10の中心部には
車軸が貫通する孔21が形成されており、この車軸に取
付けられるパルスロータ22が一対のブレーキシュー
2、3の間で回転可能に配設されている。
【0012】次に、上述のパルスロータ22の回転を検
出する本発明に係わるセンサ25の詳細について図2乃
至図5を参照して説明する。
【0013】センサ25は、図2に示すように、ブレー
キシュー3のウェブ3aとバックプレート10との間に
配置され、その本体26から突出する検出ヘッド部27
がパルスロータ22の外周部と所定の間隔を保持するよ
うに位置決めされ、ねじ孔28a、28bに螺着される
ねじ35によりバックプレート10上に固定される。ま
た、本体26の中央部には、図3に示すように、バック
プレート10に固定されるシューセットピン20を挿通
させる挿通孔29が、シューセットピン20とセンサ2
5が互いに干渉しないように、余裕をもった大きさに形
成されている。
【0014】また、図4および図5に示すように、セン
サ25の本体26の下面は平坦になっており、この下端
面をバックプレート10に当接させて安定に固定されて
いる。さらに本体26の上面、すなわちブレーキシュー
3のウェブ3aと対向する面も平坦となっており、セン
サ25の断面を偏平形状とすることにより、ブレーキシ
ュー3との干渉を防止するとともに、ブレーキシュー3
とバックプレート10との間の空間を有効に利用できる
ような形状となっている。
【0015】本実施例におけるドラムブレーキ1は以上
のような構成であるが、次にこの作用について説明す
る。
【0016】運転者が図示しないブレーキペダルを踏み
込むとホイールシリンダ4内に液圧が発生し、内部の両
ピストンはそれぞれ図1において左方向、右方向へと移
動する。これにより、両ブレーキシュー2、3はそれぞ
れアンカー5を支点として反時計方向、時計方向に回動
する。すなわち、両ブレーキシュー2、3は相離反する
方向に回動する。そして、回転ドラム15の内周面にブ
レーキライニング6、7が押圧されて車輪にブレーキが
かけられる。ブレーキペダルへの踏力を解除するとブレ
ーキシュー2、3はリターンスプリング8、9のばね力
により相接近する方向に回動し、回転ドラム15の内周
面から離れてブレーキは緩められる。
【0017】センサ25は公知のようにパルスロータ2
2の回転を検出するのであるが、以下にこの原理を簡単
に説明する。
【0018】永久磁石30によって生じる一定の強さの
磁界の中でパルスロータ22が回転すると、その回転数
に比例した速さで検出ヘッド部27とパルスロータ22
の歯との間のギャップ(空隙)が増減するので、検出ヘ
ッド部27とパルスロータ22が構成する磁気回路の磁
気抵抗が変化する。その結果、そこを流れる磁束が周期
的に増減し、磁束の増減速度に比例した誘導電圧がコイ
ル31の両端に発生して、ハーネス部32を介して図示
しないコントロールユニットに送られる。
【0019】したがって、一般に車輪速センサは過酷な
使用環境、例えば異物(泥、小石、水、雪、氷等)が侵
入しやすく、振動、衝撃、塩分による腐食、を受けやす
い環境の下での高い信頼性が要求されるのであるが、本
実施例におけるセンサ25はブレーキシュー3およびバ
ックプレート10に対向する面を平坦とし、断面が偏平
形状としていることから、ドラムブレーキ1内のブレー
キシュー3とバックプレート10の間という限られた空
間内に取付けることができるため、センサ25の本体2
6がドラムブレーキ1外部に露出しないので、従来のバ
ックプレート外部から取付けられる車輪速センサと比較
して、上記のような異物侵入や付着によるセンサの誤作
動を防止するといった効果を得ることができる。また、
センサ25の取付けに際して、バックプレート10の裏
側に位置する図示しないサスペンションと干渉すること
はないので、センサ25のドラムブレーキ1への取付け
作業を容易にすることができるとともに、周囲のレイア
ウトの自由度を高めることができる。さらに、センサ2
5はブレーキシュー2、3の自動調節機構による影響を
受けることはない。
【0020】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0021】例えば、本実施例において、センサ25を
シューセットピン20が配設される位置に取付けたが、
これに代えて、センサ25をシューセットピン20とア
ンカー5との間のバックプレート10上に取付けてもよ
い。このようにすれば、本実施例におけるシューセット
ピン20が挿通する挿通孔29を形成する必要がなくな
る。
【0022】また、本実施例において、ドラムブレーキ
1はLT型(リーディングトレーリング型)で説明した
が、これに限らず、2L型(ツーリーディング型)ある
いはDS型(デュオサーボ型)に適用してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明のドラムブレー
キによれば、ドラムブレーキ内の空間を有効に利用する
ことができ、異物の付着や侵入等によるセンサの誤作動
を防止することができる。また、センサのドラムブレー
キへの取付け作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のドラムブレーキを示す全体図であ
る。
【図2】図1における[2]−[2]線方向の断面図で
ある。
【図3】本実施例におけるセンサの拡大断面図である。
【図4】同センサの正面図である。
【図5】同センサの側面図である。
【符号の説明】 1 ドラムブレーキ 2 ブレーキシュー 2a ウェブ 3 ブレーキシュー 3a ウェブ 10 バックプレート 20 シューセットピン 22 パルスロータ 25 センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の非回転部に取付けられるバックプ
    レートと、該バックプレート上に移動可能に配置される
    一対のブレーキシューと、前記バックプレートの前記ブ
    レーキシューに対向する面に対して間隔を持って前記一
    対のブレーキシューに形成されるウェブと、車両の車輪
    とともに回転する部材に取付けられ前記一対のブレーキ
    シューの間で回転可能なパルスロータとを有するドラム
    ブレーキにおいて、前記バックプレートと前記ウェブと
    の間に前記パルスロータの回転を検出するセンサを配置
    したドラムブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記センサが、少なくとも一側面が平坦
    であり、この一側面を前記バックプレートに当接させて
    固定される請求項1に記載のドラムブレーキ。
  3. 【請求項3】 前記センサの前記ウェブに対向する側面
    を平坦面とした請求項2に記載のドラムブレーキ。
  4. 【請求項4】 前記一対のブレーキシューが、一端が前
    記バックプレートに係合し他端が前記ウェブを貫通する
    シューセットピンにより前記バックプレートからの離れ
    る方向への移動が制限されるとともに、前記センサに前
    記シューセットピンが挿通される孔が形成される請求項
    1乃至請求項3に記載のドラムブレーキ。
JP3765795A 1995-02-02 1995-02-02 ドラムブレーキ Pending JPH08210396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3765795A JPH08210396A (ja) 1995-02-02 1995-02-02 ドラムブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3765795A JPH08210396A (ja) 1995-02-02 1995-02-02 ドラムブレーキ

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Publication Number Publication Date
JPH08210396A true JPH08210396A (ja) 1996-08-20

Family

ID=12503721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3765795A Pending JPH08210396A (ja) 1995-02-02 1995-02-02 ドラムブレーキ

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JP (1) JPH08210396A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6539800B2 (en) 2000-03-24 2003-04-01 Nisshinbo Industries, Inc. Wheel speed sensor-mounting structure for drum brake

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6539800B2 (en) 2000-03-24 2003-04-01 Nisshinbo Industries, Inc. Wheel speed sensor-mounting structure for drum brake

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