JPH08210384A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPH08210384A
JPH08210384A JP7050288A JP5028895A JPH08210384A JP H08210384 A JPH08210384 A JP H08210384A JP 7050288 A JP7050288 A JP 7050288A JP 5028895 A JP5028895 A JP 5028895A JP H08210384 A JPH08210384 A JP H08210384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
electromagnet
rotating body
fitted
drive gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP7050288A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Watabe
知幸 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKONITSUKU KK
Original Assignee
SEKONITSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】部品点数を少くし、応答性に優れる廉価で軽量
な電磁クラッチとする。 【構成】回転運動を伝達する回転体5とアーマチュア3
とを備え、この回転体の周囲のヨーク内に電磁石7を配
置し、アーマチュアを軸線方向に摺動可能に設け、電磁
石の作動でアーマチュアを前記回転体に圧接させて回転
運動を伝達する電磁クラッチにおいて、アーマチュアの
駆動歯車側に複数の案内脚部3aを張出し、反対面を回
動伝達面に形成するとともに他方、この案内脚部を遊嵌
する嵌穴を駆動歯車1に複数穿設してなり、前記駆動歯
車の嵌穴に前記アーマチュアの脚部を嵌合して形成し、
電磁石の作動により前記案内脚部に案内されて前記アー
マチュアを摺動させ、このアーマチュアの回動伝達面を
前記回転体の摩擦面に接触させる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、構造が簡易な軽量の
連結装置である電磁クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来強磁性部材で形成され、同軸的に配
置された二つの回転盤のうち駆動源に連結した回転盤か
ら間隔を設けて配置された回転盤に回転運動を伝達する
電磁クラッチが知られている。このような電磁クラッチ
として両回転盤の対面当接する面に噛合する歯突起を設
けず、電磁石の吸引力により両回転盤の対向面を当接
し、一方の部材の回転を他方の回転盤に伝達し、両面の
摩擦力で回転力の伝達が行われる方法が知られている。
【0003】例えば、実開平1−168027号公報に
記載される「電磁連結装置」においては、電磁石に吸引
されるアーマチュアとアーマチュアハブとの間に環状板
ばねを配置し、この環状板ばねを、常時アーマチュアハ
ブ側に付勢せしめるようにしたカラー(環状部材)を、
このアーマチュアハブに穿設した係合穴に前記カラーの
突起を前記環状板ばねと一体に係合させて固定するよう
にした。電磁石の作動でアーマチュアが吸引されるとカ
ラーもアーマチュアハブとともに移動し、ロータとアー
マチュアハブ(駆動歯車)との回動伝達が行われる。こ
のカラーの突起はアーマチュアハブに環状ばねとともに
固着させるものである。
【0004】また、特開平2−46327号公報にはア
ーマチュアハブに遊嵌したアーマチュアに3個の穴を穿
ち、アーマチュアハブの腕の先端をこのアーマチュアの
穴に係合させてロータと連結させるものが開示されてい
る。この場合は電磁石の作動によってアーマチュアハブ
の軸筒上を摺動させて、前記アーマチュアハブの腕とア
ーマチュアの穴とを係合させるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者は環状板ばねをア
ーマチュアハブに固定するためにカラー部材を必要とし
構成が複雑になり、環状板ばねなどの部品点数が多くな
り、高価なものとなった。また、後者は、駆動歯車とア
ーマチュアハブの係合がキーを利用したもので、構造が
複雑となりコスト高の原因ともなっている。この発明
は、電磁応答性に優れ、構成が簡易な電磁クラッチを提
供するものである。他の目的は、合成樹脂によって成形
した簡易な構造で組立が簡単である電磁クラッチを提供
するものである。また、他の目的は合成樹脂によって成
形されたアーマチュアを駆動歯車に摺動可能に案内しク
ラッチON,OFFを円滑にすることができる電磁クラ
ッチを提供するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする手段】この発明の前記目的は
以下のような構成よって達成できる。その構成は、相互
に回転し、同軸的に配置され、対面する面を接離して回
転運動を伝達する回転体とアーマチュアとを備え、この
回転体の周囲のヨーク内に電磁石を配置し、他方のアー
マチュアの対向端面の一部に強磁性部材を配設し、この
アーマチュアを軸線方向に摺動可能に設け、前記電磁石
の作動でアーマチュアを前記回転体に圧接させて回転運
動を伝達する電磁クラッチにおいて、前記アーマチュア
の駆動歯車側に複数の案内脚部を張出し、反対面を回動
伝達面に形成するとともに他方、この案内脚部を遊嵌す
る嵌穴を前記駆動歯車に複数穿設してなり、前記駆動歯
車の嵌穴に前記アーマチュアの脚部を嵌合して形成し、
前記電磁石の作動により前記案内脚部に案内されて前記
アーマチュアを摺動させ、このアーマチュアの回動伝達
面を前記回転体の摩擦面に接触させるようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】前記目的は、駆動歯車とアーマチュアとを
ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂によって成形す
ることによって達成することがきる。また、このアーマ
チュアに圧接する回転伝達部材である回転体を合成樹脂
で形成し、回転の伝達が円滑にすることによって効率を
上げることができる。
【0008】
【作用】この発明の電磁クラッチは、駆動歯車に設けた
複数個の嵌穴に、アーマチュアの案内脚部を遊嵌し、ア
ーマチュアの移動が円滑に案内される。しかも、このア
ーマチュアは係合突起等を回動伝達面に備えていないか
ら駆動歯車からアーマチュアの円筒を介して回転体に圧
接すると瞬時に回動伝達が行われる。係合突起では係合
突起が係合するまでの時間のずれを生じる。しかも、電
磁石がOFFのときは当接面が緩やかになるため、回転
の負荷が無くなり、自動的に停止するので、アーマチュ
アの復帰のための弾性部材を必要としないで、電磁石の
電流のON,OFFに対する応答性に優れる。また、こ
の発明の電磁クラッチは合成樹脂によって形成されてい
るからアーマチュアの突起に強磁性部材を嵌合して簡易
に固着することができる。
【0009】
【実施例】この発明の電磁クラッチについて図面に示す
実施例基づいて説明する。図1はこの発明の電磁クラッ
チの一実施例の駆動歯車の右側面図である。図2はこの
発明の電磁クラッチの一実施例のアーマチュアの図面
で、(A)は左側面図、(B)は断面図、(C)は平面
図である。図3はこの発明の電磁クラッチの一実施例の
断面図である。図4(A)は左側面図、(B)は右側面
図である。
【0010】図1に示される実施例の電磁クラッチに使
用する駆動歯車1には軸穴2が穿ってあり、この内面側
に段部2aが形成されている。この駆動歯車1に同心円
上に一定間隔で複数の長円弧状の嵌穴1aが穿設されて
いる。3は外周縁に駆動歯車1側に張出し、前記駆動歯
車1の嵌穴1aよりやや短めの長円弧状の案内脚部3a
を備えたアーマチュアハブである。この案内脚部3aは
前記嵌穴1aと同数で、この嵌穴1aに遊嵌できる。こ
れら駆動歯車1およびアーマチュアハブ3はナイロンな
どの合成樹脂で成形され、円筒3b部分は駆動歯車1の
軸穴2の段部2aに嵌挿してある。4はアーマチュアハ
ブ3の外周に固着された環状の強磁性板でアーマチュア
ハブ3の突起に嵌合係止されている。
【0011】5はクラッチ本体8の回転軸6に嵌着する
回転体で、前記アーマチュアの摩擦面(前記強磁性板4
面)と摩擦接触する回動伝達面5aを備えてある。7は
導電性コイルを巻回してある電磁石で前記クラッチ本体
8のヨーク9に内蔵されており、このヨーク9は金属板
で形成してある。
【0012】この発明の電磁クラッチの作動を実施例に
基づいて説明する。駆動歯車1の同心円上に穿設された
複数の嵌穴1aにアーマチュアハブ3の案内脚部3aを
遊嵌する。このアーマチュアハブ3の外周縁に設けた突
起を強磁性板4の係合穴を嵌合して、突起を押圧変形さ
せてアーマチュアハブ3に強磁性板4を固着する。この
アーマチュアハブ3の円筒3b内に回転体5を回動自在
に嵌挿し、アーマチュアハブ3の円筒3bの他端は前記
駆動歯車1の軸穴2の段部2aに嵌合する。このアーマ
チュアハブ3と回転体5とのそれぞれの摩擦面は所定間
隔を設けて配置されている。回転体5にはロータ8の回
転軸6が連結されている。
【0013】このように構成されて電磁クラッチは、電
磁石7の通電により強磁性板4が吸引され、アーマチュ
アの摩擦面と回転体5の摩擦面が圧接され、駆動歯車1
の回動はアーマチュアハブ3と回転体5を介して回転軸
6に直ちに伝達される。このときアーマチュアハブ3を
駆動歯車1側に常時引きつける弾性部材を配置していな
いから電磁石7の通電による応答性が早く回転運動が伝
達される。
【0014】
【発明の効果】この発明の電磁クラッチによれば、駆動
歯車の嵌穴にアーマチュアを摺動自在に案内され、弾性
部材等によって付勢されていないから電磁石の動作に対
する応答性に優れ、電流のON,OFFに対して迅速に
回転の伝達が行われる。しかも、板ばね等の弾性部材を
必要とせず、アーマチュアと駆動歯車との連結構造が簡
易で、従来の製品に対して軽量で安価に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電磁クラッチの一実施例の駆動歯車
の右側面図である。
【図2】この発明の電磁クラッチの一実施例のアーマチ
ュアの図面で、(A)は左側面図、(B)は断面図、
(C)は平面図である。
【図3】この発明の電磁クラッチの一実施例の断面図で
ある。
【図4】(A)は図3の左側面図、(B)は図3の右側
面図である。
【符号の説明】
1 …駆動歯車 1a…嵌穴 2 …軸穴 2a…段部 3 …アーマチュアハブ 3a…案内脚部 3b…円筒 4 …強磁性板 5 …回転体 6 …回転軸 7 …電磁石 8 …クラッチ本体 9 …ヨーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に回転し、同軸的に配置され、対面す
    る面を接離して回転運動をON,OFFする回転体とア
    ーマチュアとを備え、この回転体の周囲のヨーク内に電
    磁石を配置し、他方、この電磁石に対向する部分が強磁
    性物質で形成されているアーマチュアを軸線方向に摺動
    可能に設け、前記電磁石の作動でアーマチュアを前記回
    転体に圧接させて回転運動を伝達する電磁クラッチにお
    いて、 前記アーマチュアの駆動歯車側に複数の案内脚部を張出
    し、反対面を回動伝達面に形成するとともに他方、この
    案内脚部を遊嵌する嵌穴を前記駆動歯車に複数穿設して
    なり、前記駆動歯車の嵌穴に前記アーマチュアの脚部を
    嵌合して形成し、前記電磁石の作動により前記案内脚部
    に案内されて前記アーマチュアを摺動させ、このアーマ
    チュアの回動伝達面を前記回転体の摩擦面に接触させる
    ようにしたことを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】前記駆動歯車とアーマチュアハブとを合成
    樹脂で成形し、両者を嵌合し、このアーマチュアハブの
    外周に弾性部材を設けずに強磁性体板を固着したことを
    特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】前記駆動歯車にアーマチュアを嵌合したの
    ち、このアーマチュアの回動伝達面を、前記回転軸に嵌
    合した回転体の摩擦面に対向させ、このアーマチュアの
    円筒部分内に回転体の回転筒を嵌合し、両者を同軸に配
    置したことを特徴とする電磁クラッチ。
JP7050288A 1995-01-31 1995-01-31 電磁クラッチ Pending JPH08210384A (ja)

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JP7050288A JPH08210384A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電磁クラッチ

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JP7050288A JPH08210384A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電磁クラッチ

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JPH08210384A true JPH08210384A (ja) 1996-08-20

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ID=12854737

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JP7050288A Pending JPH08210384A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電磁クラッチ

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JP (1) JPH08210384A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100390433C (zh) * 2004-12-15 2008-05-28 三菱电机株式会社 电磁离合器
CN100402879C (zh) * 2004-12-13 2008-07-16 三菱电机株式会社 电磁离合器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100402879C (zh) * 2004-12-13 2008-07-16 三菱电机株式会社 电磁离合器
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