JPS62228718A - 電磁制御ばねクラツチ機構 - Google Patents

電磁制御ばねクラツチ機構

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JPS62228718A
JPS62228718A JP61071024A JP7102486A JPS62228718A JP S62228718 A JPS62228718 A JP S62228718A JP 61071024 A JP61071024 A JP 61071024A JP 7102486 A JP7102486 A JP 7102486A JP S62228718 A JPS62228718 A JP S62228718A
Authority
JP
Japan
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rotation control
armature
control member
clutch mechanism
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP61071024A
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English (en)
Inventor
Kozo Nishimura
西村 興三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/025,763 priority patent/US4793453A/en
Priority to DE8787302359T priority patent/DE3765681D1/de
Priority to EP87302359A priority patent/EP0242982B1/en
Priority to KR1019870002986A priority patent/KR900009104B1/ko
Publication of JPS62228718A publication Critical patent/JPS62228718A/ja
Priority to SG224/92A priority patent/SG22492G/en
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/105Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、コイルばね手段の収縮を利用して駆動力を伝
達する電磁制御ばねクラッチ機構に関する。
選択的に伝達するために、コイルばね手段を利用した電
磁制御ばねクラッチ機構が広く用いられている。この種
のクラッチ機構としては、例えば特開昭59−1756
33号公報に開示されているものを挙げることができる
。また、本出願人は、上記公知クラ・7ヂ機構の改良と
して特願昭60−78439号(名称:電磁制御ばねク
ラッチ機構)の明細書及び図面に開示されているものを
提案した。かかる電磁制御nばねクラッチ機構は、回転
自在に装着された軸部材と、軸部材に装着された入力回
転要素と、軸部材と一体に回転せしめられるロータと、
ロータの片面側に対向して位置するアマチュアと、軸部
材に対して回転自在に装着された回転支持部材と、アマ
チュアと回転支持部材の間に介在され且つアマチュアを
ロータの上記片面から離隔する方向に弾性的に偏倚せし
める偏倚ばね部材と、偏倚ばね部材の弾性偏倚作用に抗
してアマチュアをロータの上記片面に磁気的に吸着せし
めるための電磁手段と、入力回転要素と一体に回転せし
められる第1のボス部材と、軸部材と一体に回転せしめ
られる第2のボス部材と、第1のボス部材及び第2のボ
ス部材に跨って被嵌され且つ一端が入力回転要素に連結
され他端が回転支持部材に連結されたコイルばね手段を
具備している。
そして、電磁手段が付勢されると、電磁手段の磁気的吸
引力によってアマチュアがロータの上記片面に吸着され
、これによって入力回転要素と回転支持部材間に相対的
速度差が生じてコイルばね手段が収縮され、かくして第
1のボス部材と第2のボス部材とがコイルばね部材を介
して駆動連結され、他方電磁手段が除勢されると、偏倚
ばね部材の弾性偏倚作用によってアマチュアがロータの
上記片面から離隔し、これによってコイルばね手段の収
縮が開放され、か(して第1のボス部材と第2のボス部
材のコイルばね手段を介しての駆動連結が解除される。
しかしながら、上述した電磁制御ばねクラッチ機構にお
いては、電磁手段が付勢されているときに連結状態とな
って駆動力が伝達される構成である故に、軸部材を所定
角度回転せしめるように正確に制御することが困難であ
る。即ち、軸部材を所定角度、例えば180度回転せし
めるには、原則として軸部材が所定角度、例えば180
度回転した時点で電磁手段を除勢すればよいが、かくの
通りに行っても、軸部材の回転角度を正確に検出するの
が困難であること、更にフランチ自体の応答性等に起因
して軸部材を正確に所定角度回転せしめるのが困難であ
る。
一方、出力回転要素を構成する軸部材を所定角度回転せ
しめるようにしたばねクラッチ機構も存在する。かかる
ばねクラッチ機構は、ばねクラッチ手段とこのばねクラ
ッチ手段に付設された作動制御手段の組合せから構成さ
れている。ばねクラッチ手段は、回転自在に装着された
軸部材と、軸部材に回転自在に装着された入力回転要素
と、入力回転要素と一体に回転せしめられる第1のボス
部材と、軸部材と一体に回転せしめられる第2のボス部
材と、第1のボス部材と第2のボス部材に跨って被嵌さ
れたコイルばね手段と、コイルばね手段を被嵌して回転
自在に装着され且つ爪部を有する風車を有し、コイルば
ね手段の一端が、風車に連結され、その他端が第2のボ
ス部材に連結されている。また、作動制御手段は、上記
爪部に係合し得る係合爪を有する作動制御部材と、作動
制御部材を作動させる電磁ソレノイドの如き作動手段を
有している。かかるばねクラッチ機構においては、作動
手段が除勢されて作動制御部材の係合爪と風車の爪部と
が係合しているときには、入力回転要素の回転に伴う風
車の回動が確実に阻止され、これによってコイルばね手
段の収縮が阻止され、か(して第1のボス部材と第2の
ボス部材とがコイルばね手段を介して駆動連結されるこ
とはないが、他方作動手段が付勢されて上記係合爪と風
車の爪部との係合状態が解除されると、入力回転要素の
回転に伴う風車の回動が許容され、これによってコイル
ばね手段が収縮され、かくして第1のボス部材と第2の
ボス部材とがコイルばね手段を介して所要の通り駆動連
結される。
しかし、かかる構成のばね手段においては、ばねクラッ
チ手段と共に作動制御手段を(λ1設するための取付ス
ペースを必要とし、更にばねクラッチ−手段、特に風車
の爪と作動制御手段、特に作動制御部材の係合爪の位置
関係を所要の通り設定するのが難しいという問題がある
〈発明の目的〉 本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主
目的は上述した問題を解消し、比較的簡単な構成でもっ
て軸部材の回転を制御することができる、新規且つ優れ
た電磁制御ばねクラッチ機構を提供することである。
〈発明の要約〉 本発明によれば、回転自在に装着された軸部材と、該軸
部材に対して相対的に回転自在に装着された入力回転要
素と該入力回転要素と一体に回転する第1のボス部材と
、該第1のボス部材に隣接して設けられ、該軸部材と一
体に回転する第2のボス部材と、該第1のボス部材及び
該第2のボス部材に跨って被嵌され、その収縮によって
両者を駆動連結するコイルばね手段と、該コイルばね手
段の収縮を阻止するための回転制御部材と、該回転制御
部材に近接して該軸部材の軸線方向に移動自在に装着さ
れたアマチュアと、該アマチュアを該回転制御部材に近
接する方向に偏倚せしめる偏倚手段と、該偏倚手段の偏
倚作用に抗して該アマチュアを該回転部材から離隔する
方向に磁気的に吸引するための電磁手段とを具備し、 該電磁手段が除勢されているときには、該偏倚手段の作
用によって該アマチュアが該回転制御部材に向けて偏倚
されて該回転制御部材の回転が阻止され、これによって
該コイルばね手段の収縮が阻止され、他方該電磁手段が
付勢されると、該電磁手段の作用によって該アマチュア
が該回転制御部材から離隔する方向に磁気的に吸引され
て該回転制御部材が回転自在になり、これによって該コ
イルばね手段の収縮が許容される、ことを特徴とする電
磁制御ばねクラッチ機構が提供されている。
〈発明の好適具体例〉 以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された
電磁制御ばねのクラッチ機構の一具体例について説明す
る。面、具体例においては、電磁制御ばねクラッチ機構
を例えば複写紙を搬送する搬送ローラに適用して説明す
るが、これに限定されることなく、その他の種々のもの
に適用することができる。
電磁制御ばねクラッチ機構を搬送ローラに適用した例を
示す第1図において、一対の垂直基板2(例えば静電複
写機の垂直基板)が第1図において左右方向に間隔を置
いて配設され、かかる一対の垂直基板2間に軸受部材4
を介して支持軸6 (軸部材を構成する)が回転自在に
装着されている(第1図において支持軸6の片側部のみ
を示す)。
この支持軸6の中間部には搬送ローラ8が装着されてい
る。支持軸6は一端部から他端部に向けて第1図におい
て右方に延びており、その他端部と基板2を貫通して外
方に突出し、かかる突出端部に全体を番号10で示す本
発明に従う電磁制御ばねクラッチ機構が装着され、更に
係止部材12及び14も係止されている。従って、クラ
ッチ機構10が連結状態のときには、駆動源(図示せず
)からの駆動力がこのクラッチ機構10を介して支持軸
6に伝達され、搬送ローラ8は支持軸6と一体に回転さ
れる。
第1図と共に第2図を参照して、図示の電磁制御ばねク
ラッチ機構10は、入力回転要素を構成する歯車16、
アマチュア18及び電Ti’t1手段20を含んでいる
。支持軸6の小径部6aの一端部、即ち基板2側の端部
に配置された電磁手段20は、筒状のフィールド22と
フィールド22内に装着されたコイル組立体24を有し
、フィールド22がスリーブ部材26を介して小径部6
aに相対的に回転自在に装着されている(第1図参照)
。フィールド22には突出部28が一体に設けられ、突
出部28には係止凹部が形成されている。一方、基板2
には、その一部を外方に折曲せしめることによって係止
突起30が設けられ、かかる係止突起30が上記突出部
28に形成された係止凹部内に係止されている(第1図
参照)。従って、容易に理解される如く、電磁手段20
は実質上回転されず、この電磁手段20に対して相対的
に支持軸6が回転される。電磁手段20については、後
で更に詳述する。
小径部6aの他端部、即ち外側端部に配置された歯車1
6はこの小径部6aに対して相対的に回転自在に装着さ
れている。具体例においは、この歯車16の片面(第1
図及び第2図において左面)に円筒状の第1のボス部材
32が一体に設けられ、第1のボス部材32は歯車16
と一体に回転せし 。
められる、この第1のボス部材32は、後述する第2の
ボス部材に向けて、即ち第1図及び第2図において左方
に延びている。尚、第1のボス部材32は、歯車16と
別体に形成して歯車16の上記片面にボルト等により固
定するようにしてもよい、歯車16は、図示していない
が、適宜の歯車機構等を介して電動モータの如き駆動源
に駆動連結され、上記駆動源によって矢印34(第2図
)で示す方向に回転駆動される。小径部6aの外側端(
歯車16の装着部位より外側部位)には上記係止部材1
4が係止され、係止部材14は歯車16等が小径部6a
から外れるのを防止する(第1図)。
歯車16に設けられた第1のボス部材32に隣接して第
2のボス部材36が配置されている。第2のボス部材3
6は、円筒状のボス部38とボス部38の一端(第1図
及び第2図において左端)に設けられた環状フランジ部
40を有している。
かかる第2のボス部材36は、ボス部38に形成された
一対のピン孔及び小径部6aに形成された貫通孔を通し
てピン部材42を装着することによって上記小径部6a
にこれと一体に回転するように構成されている。尚、場
合により、この第2のボス部材36を軸部材6に一体に
形成することもできる。
第1のボス部材32と第2のボス部材36のボス部38
に跨ってコイルばね手段44が被嵌されている。更に説
明すると、第2のボス部材36のボス部38は、第1の
ボス部材32に向けて第1図及び第2図において右方に
延び、両ボス部材の対向する端面ば、相互に接触乃至近
接せしめられている。第2のボス部材36のボス部38
の外径と第1のボス部材32の外径とは実質上等しく、
コイルばね手段44は第1のボス部材32と第2のボス
部材36のボス部38に跨って被嵌されている。そして
、このコイルばね手段44とを被嵌して更に回転制御部
材46が回転自在に装着されている。回転制御部材46
は中空スリーブ部48と中空スリーブ部48の一端外周
面に設けられた環状フランジ部50を有している。中空
スリーブ部48の両端内周面には内径が幾分大きくなっ
ている拡大径部52a及び52bが設けられており、片
方の拡大径部52a (第1図及び第2図において左方
の拡大径部)が第2のボス部材36の環状フランジ部4
0に回転自在に支持され、他方の拡大径部52b(第1
図及び第2図において右方の拡大径部)が歯車16の上
記片面に設けられた環状突部54に回転自在に支持され
ている(第1図参照)。かく装着されている回転制御部
材46の環状フランジ50の第1図及び第2図において
左端面には、更に゛、後述するアマチュア18に設けら
れた第1の爪部材に係合し得る第2の爪部材56が設け
られている。具体例においては、第2の爪部材56は環
状フランジ50の上記左端面に周方向に実質上等間隔を
置いて4個設けられ、環状フランジ50と一体に形成さ
れ、第1図及び第2図において支持軸6の軸線方向左方
、即ち後述するアマチュア18に向けて突出している。
かかる回転制御部材46に関連して、上述したコイルば
ね手段44の一端44aが第2のボス部材36の環状フ
ランジ部40に形成された切欠き58に係止され、その
他端44bが回転制御部材46のスリーブ部48の他端
部に形成された切欠き60に係止されている。かかるコ
イルばね手段44は、上記一端44aから上記他端44
bまで第1図及び第2図において左側から見て右巻き(
即ち、歯車16の矢印34で示す方向の回転に伴って回
転制御部材46が回転されると収縮される方向)に捲回
されている。
上述した如く配置された電磁手段20と回転制御部材4
6の間には、更に、アマチュア18が配置されている。
磁性材料から形成することができるアマチュア18は、
円板状の部材から構成され、その中央部には矩形状の開
口62が形成されている。かかるアマチュア18は、小
径部6aの軸線方向、言い換えると回転制御部材46に
く近接及び離隔する方向に移動自在に装着されている。
具体例では、アマチュア18は電磁手段20のフィール
ド22の外側壁64内に配置され、スリーブ部材26に
装着されている。フィールド22は、円筒状の外側壁6
4とその内側に配設された内側壁66を有し、内側壁6
6にスリーブ部材26が固定されている。スリーブ部材
26は内側壁66の一端(第1図及び第2図において右
端)から第1図及び第2図において右方に突出しており
、かかる突出端部(支持突起部を構成する)の外形はア
マチュア18に形成された開口62に対応して略矩形で
あり、スリーブ部材26のこの突出端部にアマチュア1
8が装着されている。従って、電磁手段20が回転され
ないことに起因してアマチュア18も実質上回転される
ことはなく、かかるアマチュア18に対して小径部6a
が回転される。
一方、アマチュア18のスリーブ部材26の軸線方向へ
の移動は許容され、アマチュア18は小径部6aの軸線
方向に移動自在である。尚、スリーブ部材26の突出端
部の外形を略矩形にすると共にアマチュア18に略矩形
の開口62を形成してアマチュア18を移動自在にして
いるが、これに代えて、例えばフィールド22の外側壁
64に回転阻止受部を受けると共にアマチュアの周縁部
に上記回転阻止受部に移動自在に受入れられる突起面(
第1図及び第2図において右面)には、第2の爪部材5
6に係合し得る第1の爪部材67が設けられている。具
体例では、第1の爪部材67は上記片面に1側設けられ
、アマチュア18と一体に形成され、第1図及び第2図
において支持軸6の軸線方向右方、即ち回転制御部材4
6の環状フランジ部50に向けて突出している。
電磁手段20とアマチュア18との間には、更に、偏倚
手段が介在されている(第2図において図示せず)、具
体例においては、偏倚手段は弾性偏倚ばね部材68から
構成され、フィールド22の内側壁66の一部及びスリ
ーブ部材26の突出端部の一部を被嵌して内側壁66に
規定されたばね収容凹所70の底面とアマチュア18の
間に介在されている。かかる弾性偏倚ばね部材68は、
アマチュア18に作用してこれを第1図において右方、
即ち回転制御部材46の環状フランジ部50に向けて弾
性的に偏倚せしめる作用をする。
次に、主として第2図を参照して、上記電磁手段20に
ついて詳述する。図示の電磁手段20は、筒状のフィー
ルド22、コイル組立体24及び保護部材72を含んで
いる。フィールド22は略円形の端壁74を有し、端壁
74の中央部には円形の開口が形成されている。この端
壁74の外周縁部及び内周縁部には片側(第1図及び第
2図において右方)に延びる円筒駅の外側壁64及び内
側壁66が設けられ、フィールド22の一端面は開放さ
れている。具体例においては、外側壁64は内側壁66
の一端を越えて更に上記片側に突出している。フィール
ド22においては、外側壁64にフィールド22の上記
一端面に開放された取付開口アロが設けられている。具
体例では、取付開口アロは実質上矩形であり、フィール
ド22の一端面に存在する開口からその他端に向って端
壁74の内面まで延びている。図示のフィールド22に
おいては、更に、外側壁64の取付開口アロを規定する
部位、更に詳しくは取付開口アロの側面を規定する対向
する部位には、夫々、肩部78a及び78bが設けられ
ている。肩部78a及び78bは、フィールド22の外
側壁64の一端から他端部に後述する保護部材72の装
着方向に延びている。また、内側壁66の内面には、圧
入によってスリーブ部材26が装着されている。スリー
ブ部材26は、第2図に示す通り、内側壁66の一端を
越えて更に上記片側に幾分突出している。スリーブ部材
26のかかる突出端部は外形が略矩形であり、上述した
如く、アマチュア18が移動自在に装着される。尚、こ
れに代えて、内側壁66の一端部の外形を略矩形にし、
かかる部位にアマチュア18を移動自在に装着するよう
にしてもよい。一方、外側壁64の一端部は、スリーブ
部材26の一端よりも更に上記片側に幾分突出している
。また、フィールド22の内側壁66の一端部外周には
ばね収容凹所70を規定するための段部が形成されてい
る。かかる構成のフィールド22は、第2図から理解さ
れる如く、焼結成形によって容易に一体に形成すること
ができ、焼結成形されたフィールド22の内側壁66に
上記一端面側からスリーブ部材26を圧入することによ
って第2図に示す形態に組立てられる。
また、コイル組立体24は、ボビン80及びボビン80
に巻かれたコイル体82を含んでいる。
第1図も参照して、図示のボビン80は、中空のスリー
ブ部84とスリーブ部84の両端に設けられた環状フラ
ンジ部863及び86bを有し、具体例では合成樹脂又
はセラミックの一体成形により形成されている。そして
、コイル体82は、第1図に示す通り、ボビン80のス
リーブ部84の外周面に巻かれ、両フランジ部86a及
び86b間に位置せしめられている。具体例においては
、第2図に示す通り、ボビン80に巻かれたコイル体8
2は、更に、帯状のシール部材88によって覆われ、そ
の両端部のみがシール部材84から外方に導出され、か
かる両端部に接続線部を構成するリード線90a及び9
0bが接続されている。
そして、リード線90a及び90bをかく接続すること
によって第2図に示す形態に組立てられる。
上述したコイル組立体24においては、フランジ部86
a及び86bの少なくとも一方の周縁部に半径方向外方
に突出する位置決め用突起92を設けるのが好ましく、
この位置決め用突起92を具体例の通りフランジ部86
aに設けるのが一層好ましい。
更に、保護部材72は本体部94を有している。
図示の具体例では、本体部94は横断面が矩形であり、
その中央部には軸線方向に貫通する貫通孔96が形成さ
れ、またその一端部両面(対向する両面)には外方に突
出する係合突起98が設けられている。かかる構成の保
護部材72は、例えば合成樹脂又はセラミックの一体成
形により形成することができる。
上述した電磁手段20は、フィールド22、コイル組立
体24及び保護部材72を例えば次の通りの組付順序に
従って組立てることによって第1図の形態に組立てるこ
とができ、その詳細については、本出願人が昭和61年
3月4日付で提出した実用新案登録順(名称;電磁クラ
ッチ)の明細書及び図面に開示されているのと実質上同
一である。
即ち、まず例えばビニール電線を所定の長さに切断して
一対のリード線90a及び90bを形成し、切断された
リード線90a及び90bの一端に接続端子(図示せず
)を圧接し、その後リード線90及び90bの他端部を
ボビン80に巻かれたコイル体82の両端に接続する。
かくすると、第2図に示す形態のコイル組立体24が組
立てられる。
次に、コイル体82に接続されたリード線90a及び9
0b(コイル体82の接続線部を構成する)を保護部材
72に形成された貫通孔96に挿通して保護部材72を
リード1*90a及び90bの他端部に位置せしめる。
次いで、保護部材72をフィールド22の外側壁64に
形成され取付開口アロに装着すると共に、コイル組立体
24をフィールド22の外側壁64と内側壁66間に所
要の通り装着する。かかる装着の際には、保護部材72
にあっては、フィールド22の上記一端面側において、
保護部材72の本体部94とフィールド22に形成され
た取付開口アロの開口(フィールド22の上記一端面に
存在する開口)とを整合せしめると共に保護部材72の
係合突起98とフィールド22に設けられた肩部78a
及び78bとを整合せしめる。また、コイル組立体24
にあっては、フィールド22の上記一端面側において、
ボビン80をフィールド22の外側壁64と内側壁66
の間に位置付けると共に、ボビン80に設けられた位置
決め用突起92をフィールド22の肩部78a及び78
b間に位置付ける。そして、保護部材72をその装着方
向、即ち第2図において左方に上記開口を通して取付開
口アロ内に挿入すると共に、これと同時にボビン80を
その装着方向、即ち第2図において左方に上記開放され
た一端面を通してフィールド22の外側壁64と内側壁
66の間に挿入して固定するボビン80のフィールド2
2への固定は、例えばフィールド22の内側壁66の外
面(外側壁64に対向する面)に半径方向外方に幾分突
出する固定用突起(図示せず)を設け、かかる固定用突
起が存在する内側壁66にボビン80を圧入するように
するのが好ましく、かくすることによって、専用工具を
必要とすることなく容易にボビン80を固定することが
できる。固定用突起(図示せず)は、ボビン80の装着
方向に向けて半径方向外方への突出量が漸次増大する形
状であるのが好ましく、内側壁66の外面に代えてボビ
ン80のスリーブ部84の内周面に設けることもできる
。かくの通りにしてコイル組立体24を装着すると、第
1図に示す通りに組立てられる。即ち、保護部材72の
本体部94がフィールド22の取付開口アロ内に位置し
てこれを通して外側壁64の外方に突出し、リード線9
0a及び90bが上記取付開口アロを規定する縁部に直
線接触することが確実に防止される。また、保護部材7
2のフィールド22に対する半径方面外方への移動は、
その係合突起98がフィールド22の肩部78a及び7
8bに当接することによって阻止され、これによって保
護部材72の上記取付開口アロを通しての抜けも確実に
防止される。また、かかる組付状態においては、ボビン
80のフランジ部86aに設けられた位置決め用突起9
2が保護部材72より上記一端面側において上記肩部7
8a及び78b間に跨って位置し、それ故に、保護部材
72の上記取付開口アロの開口を通しての抜けも確実に
防止される。尚、位置決め用突起92は、フィールド2
2の上゛記一端面側に位置するフランジ部86aに設け
た場合には、ボビン80を装着する際の位置決め、詳細
には肩部78a及び?Bb間に跨って位置してボビン8
0のフィールド22に対する相対的な回動を阻止する位
置決め及びリード線90a及び90bの他端部を取付開
口アロに位置せしめる位置決めと、保護部材72の取付
開口アロの開口を通しは、ボビン80を装着する際の上
述した位置決めのIV用のみである。
か(の通りの構成の電磁手段20においては、コイル体
82のリード線90a及び90bに保護部材72を装着
した状態においてこの保護部材72をフィールド22に
形成された取付開口アロの開放された開口を通してフィ
ールド22に所要の通り装着することができる。従って
、従来の接続線部の導出工程(従来、フィールドの外側
壁に孔を形成し、かかる孔を通して接続線部を外部に導
出していた)及び保護部材の圧入工程(従来、フィール
ドの外側壁に形成された孔に接続線部に装着された保護
部材を圧入していた)を省略することができ、組立てが
容易且つ節単になり、更に組立ての自動化にも好適であ
る。
上述した電磁制御ばねクラッチ機構10においては、第
1図に示す通り、小径部6aの一端側から他端側に向け
て順次電磁手段20、弾性偏倚ばね部材6B、アマチュ
ア18、第2のボス部材36、第2のボス部材32及び
歯車16が配置され、また第2のボス部材36及び第1
のボス部材32を被嵌してコイルばね手段44が配設さ
れ、更にこのコイルばね手段44を被嵌して回転制御部
材46が配設されている。そして、アマチュア18の片
面(第1図において右面)側に回転制御部材46が位置
すると共にその他面側に電磁手段20が位置し、電磁手
段20とアマチュア18の間に介在された弾性偏倚ばね
部材68はアマチュア18に作用してこれを第1図にお
いて右方に回転制御部材46に向けて弾性的に偏倚せし
める。
かかる構成の電磁制御ばねクラッチ機構lOにおいては
、電磁手段28が除勢されているときには、弾性偏倚ば
ね部材68の作用によってアマチュア18の上記片面に
設けられた第1の爪部材67の端面が回転制御部材46
の環状フランジ部50の上記片面に対向する面に当接さ
れると共に環状フランジ部50の上記対向する面に設け
られた第2の爪部材56の端面がアマチュア18の上記
片面に当接され、アマチュア18の第1の爪部材67と
回転制御部材46の環状フランジ部50に設けられた第
2の爪部材56が係合可能になる。尚、アマチュア18
又は回転制御部材46に多数の爪部材が形成されている
場合には、具体例の如く、多数の爪部材の端面が他方の
対向する面に当接するように構成するのが好ましい。そ
して、第1の爪部材67と第2の爪部材56(4個の第
2の爪部材56のいずれか)とが係合すると、アマチュ
ア18の回転が拘束されていることに起因して、回転制
御部材46の所定方向の回転が確実に阻止される。従っ
て、第1の爪部材67と第2の爪部材56の係合状態、
即ち第1図に示す状態において歯車16が矢印34(第
2図)で示す方向に回転されると、回転制御部材46の
回転が阻止されている故に、コイルばね手段44が歯車
16の回転によっても収縮されることがなく、歯車16
の回動力が支持軸lOに伝達されることはない。
他方、上述した状態から電磁手段20が付勢されると、
電磁手段20は弾性偏倚ばね部材68の弾性偏倚作用に
抗してアマチュア18を磁気的に吸引する。かくすると
、第3図に示す通り、アマチュア18が回転制御部材4
6から離隔する方向に第1図において左方に移動し、そ
の他面がN、磁手段20のボビン80の環状フランジ8
6aに当接し、アマチュア18の第1の爪部材67と回
転制御部材46の第2の爪部材56との係合状態が解除
され、回転制御部材46は回転自在となる。
回転制御部材46が回転自在となるとコイルばね手段4
4の収縮が許容され、矢印34で示す方向に回転する歯
車16と一体に回転される第1のボス部材32とコイル
ばね手段44との間の摩擦によってコイルばね手段44
が収縮される。かくすると、コイルばね手段44を介し
て第1のボス部材32と第2のボス部材36のボス部3
8とが接続され、支持軸6はピン部材42、第2のボス
部材36、コイルばね手段44及び第1のボス部材32
を介して歯車16に駆動連結される。かくして、歯車2
2の回転駆動力は支持軸6に伝達される。尚、このとき
、回転制御部材46は、支持軸6及び第2のボス部材3
6と共に回転される。
以上、本発明に従って構成された電磁制御ばねクラッチ
機構の一具体例について説明したが、本発明はかかる具
体例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、具体例においては、アマチュア18に1個の第
1の爪部材67を設けると共に回転制御部材46に4個
の第2の爪部材56を設けて支持軸6を実質上90度づ
つ回転制御する(例えば90度、180度、270度・
・・・・・)構成であるが、これに限定されることな(
、例えば第2の爪部材56の個数を代えることによって
任意の所望の角度づつ回転せしめることができる。即ち
、例えば、支持軸6を実質上180度(又は120度・
・・・・・)回転せしめる場合には、回転制御部材46
の環状フランジ部50に等間隔に2個(又は3個・・・
・・・)設ければよい。
また、第1の爪部材67及び第2の爪部材56の形状と
しては、第4図に示す通りに形成するのが好ましい、即
ち、アマチュア18に設けられた第1の爪部材67にあ
っては、第2の爪部材56に当接する面67aはアマチ
ュアIi記片面から実質上垂直に回転制御部材46に向
けて延び、第2の爪部材56に対向する面67bは上記
面67a側から他側に向けて回転制御部材46から離れ
る方向に傾斜し、また回転制御部材46の環状フランジ
部50に設けられた第2の爪部材56の各々にあっては
、第1の爪部材67と実質上同様に、第1の爪部材67
の上記面67aに当接する面56aは環状フランジ50
の上記対向する面から実質上垂直に延び、第1の爪部材
67に対向する面56bは上記面568側から他側に向
けてアマチュア18から離れる方向に傾斜しているのが
好ましく、かく構成することによって、第1の爪部材6
7と第2の爪部材56の係合がスムーズに行なわれるよ
うになる。
また、具体例においては、アマチュア1Bに第1の爪部
材67を設けると共に回転制御部材46に第2の爪部値
56を設けているが、かかる第1の爪部材67及び第2
の爪部材56は必ずしも必要なものではない、第1の爪
部材67及び第2の爪部材56が存在しない場合には、
アマチュア18の上記片面は回転制御部材46の環状フ
ランジ部50のアマチュア18に対向する面に直接接触
するようになる。従って、電磁手段20が除勢されてい
るときには、弾性偏倚ばね部材68の作用によってアマ
チュア18が回転制御部材46の環状フランジ部に押圧
されてアマチュア18と回転制御部材46とが接続状態
となり、かくして回転制御部材46の回転が阻止され、
これによってコイルばね手段44の収縮が阻止される(
歯車16の回動力が支持軸lOに伝達されることはない
)。
他方、電磁手段20が付勢されると、電磁手段20の作
用によってアマチュア18が回転制御部材46から離脱
する方向に磁気的に吸引されてこのアマチュア18と回
転制御部材46の環状フランジ部50の接続状態が解除
され、かくして回転制御部材46が回転自在になり、こ
れによってコイルばね手段44の収縮が許容される(歯
車16の回転に上ってその回動力が支持軸10に伝達さ
れる)。
尚、かかる場合には、電磁手段20の除勢時にアマチュ
ア18と回転制御n部材46間にスリップが生じないよ
うに、アマチュア18の上記片面及び環状フランジ部5
0のアマチュア18の上記片面に対向する面の少なくと
も一方に、高摩擦係数の材料から形成された摩擦部材を
配設するのが好ましい。
〈発明の効果〉 以上詳述した通り、本発明に従う電磁制御ばねクラッチ
機構においては、アマチュアに設けられた第1の爪部材
と回転制御部材に設けられた第2の爪部材とが係合して
いるときにはコイルばね手段の収縮が拘束されて駆動力
が伝達されず、他方第1の爪部材と第2の爪部材との係
合状態が解除されるとコイルばね手段の収縮が許容され
て駆動力が伝達され、それ故に、第1の爪部材及び/又
は第2の爪部材の間隔に関連して出力回転要素を構成す
る支持軸を所定量回転せしめることができる。
また、クラッチ機構自体が第1の爪部材及び第2の爪部
材を内蔵している故に、比較的大きな取付スペースをも
必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された電磁制御ばねクラ
ッチ機構の一具体例を搬送ローラに適用して一部断面で
示す断面図。 第2図は、第1図の電磁制御ばねクラッチ機構を分解し
て示す分解斜視図。 第3図は、第1図の電磁制御ばねクラッチ機構における
電磁手段が付勢されたときの状態を一部断面で示す断面
図。 第4図は、第1図の電磁制御ばねクラッチ機構における
アマチュア及び回転制御部材の変形例を示す斜視図。 6・・・支持軸(軸部材) 16・・・歯車(入力回転要素) 18・・・アマチュア 20・・・電磁手段 22・・・フィールド 24・・・コイル組立体 32・・・第1のボス部材 36・・・第2のボス部材 44・・・コイルばね手段 46・・・回転制御部材 56・・!第2の爪部材 同    弁理士  岸  本  忠  昭;、11、
゛ ン\川

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転自在に装着された軸部材と、該軸部材に対して
    相対的に回転自在に装着された入力回転要素と、該入力
    回転要素と一体に回転する第1のボス部材と、該第1の
    ボス部材に隣接して設けられ、該軸部材と一体に回転す
    る第2のボス部材と、該第1のボス部材及び該第2のボ
    ス部材に跨って被嵌され、その収縮によって両者を駆動
    連結するコイルばね手段と、該コイルばね手段の収縮を
    阻止するための回転制御部材と、該回転制御部材に近接
    して該軸部材の軸線方向に移動自在に装着されたアマチ
    ュアと、該アマチュアを該回転制御部材に近接する方向
    に偏倚せしめる偏倚手段と、該偏倚手段の偏倚作用に抗
    して該アマチュアを該回転部材から離隔する方向に磁気
    的に吸引するための電磁手段とを具備し、 該電磁手段が除勢されているときには、該偏倚手段の作
    用によって該アマチュアが該回転制御部材に向けて偏倚
    されて該回転制御部材の回転が阻止され、これによって
    該コイルばね手段の収縮が阻止され、他方該電磁手段が
    付勢されると、該電磁手段の作用によって該アマチュア
    が該回転制御部材から離隔する方向に磁気的に吸引され
    て該回転制御部材が回転自在になり、これによって該コ
    イルばね手段の収縮が許容される、ことを特徴とする電
    磁制御ばねクラッチ機構。 2、該アマチュアの片面には、該軸部材の該軸線方向に
    突出する第1の爪部材が設けられ、また該回転制御部材
    の該部材のアマチュアの該片面に対向する面には、該軸
    部材の該軸線方向に該アマチュアの該片面に向けて突出
    し且つ該第1の爪部材に係合し得る第2の爪部材が設け
    られており、 該電磁手段が除勢されているときには、該偏倚手段の作
    用によって該アマチュアが該回転制御部材に向けて偏倚
    されて該アマチュアの該第1の爪部材と該回転制御部材
    の該第2の爪部材とが係合し、かくして該回転制御部材
    の回転が阻止され、他方該電磁手段が付勢されると、該
    電磁手段の作用によって該アマチュアが該回転制御部材
    から離隔する方向に磁気的に吸引されて該第1の爪部材
    と該第2の爪部材の係合が解除され、かくして該回転制
    御部材が回転自在になる、特許請求の範囲の範囲第1項
    記載の電磁制御ばねクラッチ機構。 3、該回転制御部材は、中空スリーブ部と該スリーブ部
    に設けられた環状フランジ部を有し、該スリーブが該コ
    イルばね手段を被嵌して回転自在に装着され、該スラン
    ジ部の該アマチュアの該片面に対向する面に該第2の爪
    部材が設けられ、該コイルばね手段は、一端が該回転制
    御部材に連結され他端が該第2のボス部材に連結され、
    該一端から該他端まで、該入力回転要素の所定方向の回
    転に付随して該回転制御部材が回転せしめられると収縮
    される方向に捲回されている、特許請求の範囲第2項記
    載の電磁制御ばねクラッチ機構。 4、該アマチュアは、その片面が該回転制御部材の該ア
    マチュアの該片面に対向する面に押圧されるように構成
    されており、 該電磁手段が除勢されているときには、該偏倚手段の作
    用によって該アマチュアが該回転制御部材に押圧されて
    該アマチュアと該回転制御部材が接続状態となり、かく
    して該回転制御部材の回転が阻止され、他方該電磁手段
    が付勢されると、該電磁手段の作用によって該アマチュ
    アが該回転制御部材から離隔する方向に磁気的に吸引さ
    れて該アマチュアと該回転制御部材の接続状態が解除さ
    れ、かくして該回転制御部材が回転自在になる、特許請
    求の範囲第1項記載の電磁制御ばねクラッチ機構。 5、該回転制御部材は、中空スリーブ部と該スリーブ部
    に設けられ且つ該アマチュアが押圧される環状フランジ
    部を有し、該スリーブ部が該コイルばね手段を被嵌して
    回転自在に装着され、該アマチュアの該片面及び該環状
    フランジの該アマチュアの該片面と対向する面の少なく
    とも一方には高摩擦係数の材料から形成された摩擦部材
    が配設され、該コイルばね手段は、一端が該回転制御部
    材に連結され他端が該第2のボス部材に連結され、該一
    端から該他端まで、該入力回転要素の所定方向の回転に
    付随して該回転制御部材が回転せしめられると収縮され
    る方向に捲回されている、特許請求の範囲第4項記載の
    電磁制御ばねクラッチ機構。 6、該電磁手段は該アマチュアの他面側に配置され、該
    偏倚手段は該電磁手段と該アマチュアとの間に介在され
    た弾性偏倚ばね部材から構成され、該弾性偏倚ばね部材
    は該アマチュアを該回転制御部材に近接する方向に弾性
    的に偏倚せしめられる、特許請求の範囲第1項乃至第5
    項のいずれかに記載の電磁制御ばねクラッチ機構。 7、該電磁手段には該軸部材の軸線方向に該回転制御部
    材に向けて突出する支持突起部が設けられ、該アマチュ
    アは該支持突起部に該回転制御部材に近接及びこれから
    離隔する方向に移動自在に装着されている、特許請求の
    範囲第6項記載の電磁制御ばねクラッチ機構。 8、該電磁手段は、一端面が開放された筒状のフィール
    ドと、ボビン及び該ボビンに巻かれたコイル体を有し且
    つ該フィールド内に装着されたコイル組立体と、該コイ
    ル体の接続線部に装着された保護部材とを備え、該フィ
    ールドの外側壁には該一端面に開放された取付開口が形
    成され、該保護部材は該一端面を通して該取付開口に装
    着されている、特許請求の範囲第1項乃至第7項のいず
    れかに記載の電磁制御ばねクラッチ機構。 9、該フィールドの該取付開口を規定する部位には、該
    保護部材の装着方向に延びる肩部が形成されており、ま
    た該保護部材は、該取付開口を通して該フィールドの該
    外側壁の外方に突出する本体部と該肩部に係合する係合
    突起を有する、特許請求の範囲第8項記載の電磁制御ば
    ねクラッチ機構。 10、該ボビンは、該コイル体が巻かれたスリーブ部と
    該スリーブ部の両端に設けられたフランジ部を有し、少
    なくとも一方の該フランジ部には位置決め用突起が設け
    られている、特許請求の範囲第9項記載の電磁制御ばね
    クラッチ機構。 11、該位置決め用突起は、該フィールドの該一端面側
    に位置する該フランジ部に設けられ、該肩部に受入れら
    れる、特許請求の範囲第10項の電磁制御ばねクラッチ
    機構。 12、該フィールドの内側壁又は該コイル組立体の該ボ
    ビンには、該ボビンを固定するための固定用突起が設け
    られている、特許請求の範囲第8項乃至第11項のいず
    れかに記載の電磁制御ばねクラッチ機構。
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