JPH08209092A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JPH08209092A
JPH08209092A JP7044858A JP4485895A JPH08209092A JP H08209092 A JPH08209092 A JP H08209092A JP 7044858 A JP7044858 A JP 7044858A JP 4485895 A JP4485895 A JP 4485895A JP H08209092 A JPH08209092 A JP H08209092A
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JP
Japan
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adhesive composition
pressure
sensitive adhesive
group
unsaturated monomer
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Application number
JP7044858A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Shimizu
俊宏 清水
Yoshihiro Kimura
佳宏 木村
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温下又は高温高湿下でも凝集力及び接着力
の経時変化が小さく、かつ、曲面接着力にも優れた粘着
剤組成物であり、更に光学フィルムと基材との接着に適
した粘着剤組成物を提供すること。 【構成】 特定のシラン系化合物とエポキシ基を含有す
るエチレン性不飽和モノマーからなる反応生成物(A)
と、アクリル系モノマー(B)及び官能基含有エチレン
性不飽和モノマー(C)を重合してなるアクリル系重合
体に、硬化剤、好ましくは更に硬化助剤を配合させてな
る粘着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温下又は高温高湿下
においても凝集力及び接着力の経時変化が小さく、か
つ、曲面接着力にも優れた新規な粘着剤組成物に関する
ものであり、特に光学フィルムと基材との接着に適した
粘着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、従来より用いられている粘着剤組
成物あるいは粘着テープ、粘着シート等のその応用物品
は常温において指圧程度の圧力で種々の適用体面に接着
可能であるために、種々の用途に用いられている。しか
し、該組成物あるいはその応用物品は、被着体面に接着
後、高温又は高温高湿の条件下に曝されると、被着体面
から剥離するといった欠点が生じ、その用途にも制約を
受けているのが実状である。
【0003】そこでこれらを解決するために、高温、高
湿又は水中等の条件下でも使用可能な接着性を発揮する
粘着剤組成物として、例えば、アクリル系重合体にビニ
ルシラン、エポキシシラン、メタクリルシランから選ば
れた少なくとも1種が配合された感圧性接着剤組成物
(特公昭62−30233号公報)、エポキシ基と反応
可能な水酸基を有するアクリル系樹脂にエポキシ基含有
シラン化合物を配合した粘着剤組成物(特開昭61−7
369号公報)、イソシアネート基と反応可能なエチレ
ン性不飽和モノマーと共重合してなるアクリル系樹脂に
イソシアネート基含有有機ケイ素化合物を配合した粘着
剤組成物(特開平1−158087号公報)等が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
62−30233号公報開示の技術では、アクリル系重
合体とシラン系化合物との結合力が弱いために接着力の
向上は少なく、又、凝集力等の経時的変化の小さい粘着
剤組成物を得るという点ではまだまだ満足のいくもので
はない。又、特開昭61−7369号公報開示の技術に
おいては、グリシジル基と水酸基含有アクリル系樹脂と
の反応が遅く、常温では硬化し難いのが欠点であり、仮
に硬化を促進させるために塩基性触媒を使用すると耐水
性及び耐湿性が極端に低下してしまう。
【0005】更に、特開平1−158087号公報開示
技術においては、上記の常温硬化性が改善され、経時的
にも耐水性、耐湿性の低下しない粘着剤組成物が得られ
ているものの、より粘着力が要求される曲面の被着体、
例えば、被着体として曲面が選ばれるラベル用途や光学
用途(光学フィルムとガラス基材の接着用途)における
フィルム型液晶あるいは曲面を有する液晶表示体等の曲
面部分への粘着性能については、上記公報も含めて、何
ら考慮されておらず、延いては該粘着剤組成物の使用用
途にも制約を受けることになる。この点について本発明
者等が詳細に検討した結果、粘着剤用途の多様化を考え
ると、上記技術、即ち、各基材に塗工する直前にアクリ
ル系粘着剤に各成分を配合するといった技術のみでは充
分な粘着性は得られず、充分といえるほど満足した粘着
剤組成物を得るにはまだまだ改良の余地が残されてい
る。
【0006】そこで上述の背景に基づき、高温下又は高
温高湿下においても凝集力及び接着力の経時変化が小さ
く、かつ、被着体として曲面が選ばれるラベル用途や曲
面を有するフィルム型液晶あるいは液晶表示体等の曲面
の被着体への粘着力(曲面接着力)にも優れた粘着剤組
成物の開発が望まれている。特に、偏光板、位相差板、
楕円偏光板等の光学用途においてはその適用頻度も高
く、かかる粘着剤組成物が大いに活用され得る状況にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者等は
かかる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、化1又
は化2で示されるシラン系化合物とエポキシ基を含有す
るエチレン性不飽和モノマーからなる反応生成物(A)
と、アクリル系モノマー(B)及び官能基含有エチレン
性不飽和モノマー(C)を重合してなるアクリル系重合
体に、硬化剤を配合させてなる粘着剤組成物が、上記課
題を解決することを見いだし本発明を完成した。
【0008】
【化1】
【化2】
【0009】但し、R1、R2、R3はアルキル基、アル
コキシル基、アルキルシロキシ基又はR′O−(RO)l
−(R、R′はアルキル基、lは0〜10の整数)のい
ずれか(但し、R1、R2、R3のいずれもが同時にアル
キル基ではない)で、R4、R5は水素、アルキル基又は
フェニル基のいずれかで、Xは−(CH2)n−、−(C
2)n−NH−(CH2)m−、−(CH2)n−NHCO
−、−(CH2)n−(NHCH2CH2)m−又は−(C
2)n−NH−(C65)−のいずれか(m、nは0〜
10の整数)である。
【0010】本発明の最大の特徴は、上記化1又は化2
で示されるシラン系化合物とエポキシ基を含有するエチ
レン性不飽和モノマーを予め反応させた後、得られる反
応生成物(A)とアクリル系モノマー(B)及び官能基
含有エチレン性不飽和モノマー(C)を重合してなるア
クリル系重合体に、硬化剤を配合した点にあり、このと
き、高温又は高温高湿下でも経時変化の小さい非常に優
れた凝集力、接着力あるいは曲面接着力を顕著に示すも
のである。
【0011】更に、本発明では、硬化剤の他に更に硬化
助剤としてポリオール系化合物又は/及びメラミン系化
合物をも併用し、配合したとき、特に優れた本発明の効
果を示す。又、本発明の粘着剤組成物は、偏光フィル
ム、位相差フィルム等の光学用途においてガラス基材と
の接着に用いることにより、耐久性に優れ、光学特性変
化の小さい光学積層体を提供することができる。
【0012】以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に用いられるシラン系化合物としては上記化1又
は化2で示される化合物であれば特に制限されないが、
具体例としては、N−β(アミノエチル)γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジエ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−ジメチルアミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−ジエチルアミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−ジブチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリス(トリメチルシロキシ)
シラン、N,N−ビス[3−(メチルジメトキシシリ
ル)プロピル]エチレンジアミン、1−トリメトキシシ
リル−4,7,10−トリアザデカン、N−[(3−ト
リメトキシシリル)プロピル]トリエチレンテトラミ
ン、N−3−トリメトキシシリルプロピル−m−フェニ
レンジアミン、4−アミノブチルトリメトキシシラン、
N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリス
(2−エチルヘキソキシ)シラン、N−(6−アミノヘ
キシル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリス(メトキシエトキシエトキシ)シラン
等が挙げられる。
【0013】なかでも、特に好ましいものとしては、N
−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシ
ラン、γ−ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−ジエチルアミノプロピルトリメトキシシランが
挙げられる。
【0014】又、本発明で用いられるエポキシ基を含有
するエチレン性不飽和モノマーとしては特に限定されな
いが、例えば、アリルグリシジルエーテル、グリシジル
メタクリレート、ヤシ脂肪酸グリシジルエステル、大豆
脂肪酸グリシジルエステル、ラウリン脂肪酸グリシジル
エステル、サフラワー脂肪酸グリシジルエステル、アマ
ニ脂肪酸グリシジルエステル等が挙げられる。なかでも
アリルグリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート
が好適に採用される。
【0015】上記化1又は化2で示されるシラン系化合
物と上記エポキシ基を含有するエチレン性不飽和モノマ
ーを反応させる方法としては、0〜100℃、好ましく
は10〜80℃で、0.1〜100時間、好ましくは1
〜50時間撹拌することが好ましい。又、必要であれ
ば、該反応系にアミン系の塩基性触媒あるいは有機酸触
媒あるいはルイス酸等の無機酸触媒等の反応触媒を0.
0001〜50重量%、好ましくは0.001〜25重
量%添加してもよい。
【0016】かかるシラン系化合物とエポキシ基を含有
するエチレン性不飽和モノマーの反応において、該シラ
ン系化合物と該エチレン性不飽和モノマーの配合比が1
00/1〜1/100、好ましくは50/1〜1/3
0、更に好ましくは10/1〜1/10(重量比)であ
ることが望まれ、かかる配合比が1/100未満では充
分な接着力が得られず接着不良となり、100/1を越
えると凝集力不足となり好ましくない。
【0017】かくして、上記シラン系化合物とエポキシ
基を含有するエチレン性不飽和モノマーからなる反応生
成物(A)は、アクリル系モノマー(B)及び官能基含
有エチレン性不飽和モノマー(C)と重合される。アク
リル系モノマー(B)としては、ガラス転移温度の低く
柔らかいモノマー成分(主モノマー成分)やガラス転移
温度の高く硬いコモノマー成分が挙げられ、単独又は併
用される。
【0018】前記の主モノマー成分としては、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル等
のアルキル基の炭素数2〜12程度のアクリル酸アルキ
ルエステルやメタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸シ
クロヘキシル等のアルキル基の炭素数4〜12程度のメ
タクリル酸アルキルエステル等が挙げられ、前記のコモ
ノマー成分としては、アクリル酸メチルやメタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル等
のアルキル基の炭素数1〜3のメタクリル酸アルキルエ
ステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、スチレン等が挙げられる。又、アルキル基が芳
香環基、複素環基、ハロゲン原子等で置換されているア
クリル酸アルキルエステルやメタクリル酸アルキルエス
テル等、一般にアクリル系樹脂の合成に用いられるモノ
マーを、本発明の粘着剤アクリル系重合体の合成にも用
いることもできる。
【0019】又、官能基含有エチレン性不飽和モノマー
(C)としては特に限定されないが、代表的には、例え
ばカルボキシル基含有モノマーとして、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸、マレイン
酸、フマール酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコ
ン酸等の多価カルボン酸、及びこれらの無水物等が有用
であり、その他、ヒドロキシル基含有モノマーとして、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート等やN−メチロールアクリルア
ミド、アリルアルコール等がある。
【0020】3級アミノ基含有モノマーとしては、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等があり、アミド基、N−置
換アミド基含有モノマーとしては、(メタ)アクリルア
ミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル
(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オクチ
ルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等があ
る。ニトリル基含有モノマーとしては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、クロトノニトリル、フマロニ
トリル等がある。その他、リン酸系のアクリレート等も
挙げられる。かかる官能基含有エチレン性不飽和モノマ
ー成分(C)のうちで、カルボキシル基含有のものが特
に好ましく採用される。
【0021】尚、上記主モノマー成分の含有量は、他に
含有させるコモノマー成分や上記の反応生成物(A)及
び官能基含有エチレン性不飽和モノマー(C)の種類や
含有量により一概には規定できないが、一般的には上記
主モノマーを50重量%以上含有させることが好まし
い。更に、官能基含有エチレン性不飽和モノマー(C)
の含有量は0.001〜30重量%、好ましくは0.0
01〜25重量%、更に好ましくは0.01〜25重量
%であることが望まれる。
【0022】又、本発明では、上記シラン系化合物とエ
ポキシ基を含有するエチレン性不飽和モノマーを反応さ
せて得られる反応生成物(A)と上記のアクリル系モノ
マー(B)及び官能基含有エチレン性不飽和モノマー
(C)を重合させることでアクリル系重合体を得るわけ
であるが、該反応生成物(A)のアクリル系重合体に対
する割合が0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜
15重量%、更に好ましくは1〜10重量%であること
が好ましく、0.01重量%未満では高温あるいは高湿
度下で接着不良となり、20重量%を越えると凝集力不
足のため高温で発泡してしまい、本発明の優れた接着
力、凝集力を示さなくなる。
【0023】本発明の重合方法については有機溶剤中で
ラジカル共重合させる如き、当業者周知の方法によって
容易に行われる。前記重合に用いられる有機溶剤として
は、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等のエステル類、n−プロピルアルコ
ール、iso−プロピルアルコール等の脂肪族アルコー
ル類、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類等が挙げられ
る。前記ラジカル重合に使用する重合触媒としては、通
常のラジカル重合触媒であるアゾビスイソブチロニトリ
ル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が具体例と
して挙げられる。
【0024】本発明では、上述により得られるアクリル
系重合体に、硬化剤が配合される。本発明で用いられる
硬化剤としては、特に限定されずイソシアネート系化合
物、エポキシ系化合物、アルデヒド系化合物、アミン系
化合物、金属塩、金属アルコキシド、金属キレート化合
物、アンモニウム塩及びヒドラジン化合物等が例示され
る。
【0025】硬化剤のうちイソシアネート系化合物とし
ては、トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイ
ソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイ
ソシアネートアダクト、トリメチロールプロパンのキシ
リレンジイソシアネートアダクト、トリフェニルメタン
トリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニルメタ
ン)トリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
等、及びこれらのケトオキシムブロック物又はフェノー
ルブロック物、あるいはイソシアヌレート等が挙げられ
る。
【0026】エポキシ系化合物としては、ビスフェノー
ルA・エピクロルヒドリン型のエポキシ樹脂、エチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、グリセリンジ又はトリグリ
シジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、
N,N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシレンジ
アミン、1,3−ビス(N,N′−ジグリシジルアミノ
メチル)シクロヘキサン等が挙げられる。
【0027】アルデヒド系化合物としては、グリオキザ
ール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、マ
レインジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙
げられる。アミン化合物としては、ヘキサメチレンジア
ミン、トリエチルジアミン、ポリエチレンイミン、ヘキ
サメチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チルテトラミン、イソフォロンジアミン、アミノ樹脂、
メラミン樹脂等が挙げられる。
【0028】金属塩としては、アルミニウム、鉄、銅、
亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、マグネシ
ウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の多価金属
の塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩、例
えば塩化第二銅、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化
第二スズ、塩化亜鉛、塩化ニッケル、塩化マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、酢酸銅、酢酸クロム等が挙げら
れる。金属アルコキシドとしては、テトラエチルチタネ
ート、テトラエチルジルコネート、アルミニウムイソプ
ロピオネート等が挙げられる。
【0029】金属キレート化合物としては、アルミニウ
ム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモ
ン、マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム
等の多価金属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル
配位化合物等が挙げられる。アンモニウム塩としては、
塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム、プロピオン酸アンモニウム等が挙げられる。ヒドラ
ジン化合物としては、ヒドラジン、ヒドラジンヒドラー
ト、及びそれらの塩基塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩
類、ギ酸、シュウ酸等の有機酸塩類が挙げられる。
【0030】上記硬化剤のなかでも、特にイソシアネー
ト系化合物が本発明の効果を顕著に示し、そのなかでも
特に好ましいものはトリメチロールプロパンのトリレン
ジイソシアネートアダクトである。
【0031】かかる硬化剤の添加量はアクリル系重合体
100重量部に対して0.01〜10重量部、好ましく
は0.1〜7重量部、更に好ましくは0.3〜5重量部
である。かかる添加量が0.01重量部未満では、硬化
が充分になされず、高温の条件下では不良となり、一
方、10重量部を越えると硬化が促進され過ぎて接着力
が低下し好ましくない。
【0032】本発明では、必要に応じて本発明の効果を
損なわない程度に上記のシラン系化合物の他に、アクリ
ル系シラン、メルカプト系シラン、水酸基系シラン等の
他のシラン系化合物を併用、配合することも可能であ
る。
【0033】又、本発明においては、硬化剤の他に、更
に硬化助剤としてポリオール系化合物やメラミン系化合
物を一種又は二種以上配合することが好ましい。かかる
配合量については、アクリル系樹脂100重量部に対し
て、ポリオール系化合物の場合で0.001〜50重量
部、好ましくは0.01〜30重量部、メラミン系化合
物の場合で0.001〜10重量部、好ましくは0.0
01〜0.5重量部であることが好ましく、本発明の効
果が顕著に発揮できる。
【0034】該ポリオール系化合物としては、特に制限
されることなくポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール、水酸基含有ポリブタジエンポリオール、ア
クリルポリオール、ヒマシ油の誘導体、トール油誘導体
等の窒素を含有しないポリオールが挙げられ、その中で
も好適には、トリメチロールプロパン、1,4−ブタン
ジオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、3−メチル
ペンタン−1,3,5−トリオール等が挙げられるが、
好ましくは下記の化3及び化5に示されるような窒素を
含有したポリオール系化合物が挙げられ、具体的には、
化3としてトリエタノールアミン、メチルジエタノール
アミン、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポリオ
キシエチレンラウリルアミン、好ましくはメチルジエタ
ノールアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミンが
挙げられ、化5としてはN,N,N′,N′−テトラキ
ス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、アデ
カクオドロール(旭電化工業(株))が挙げられる。
【0035】
【化3】 ここで、R、R′はアルキル基で、R1は水素、アルキ
ル基、アシル基、フェニル基、あるいは下記の化4のい
ずれかで、m、n、k、lは0以上の整数(但し、mと
n、kとlとはいずれも同時に0にはならない。)であ
る。
【化4】
【0036】
【化5】 ここで、R、R′はアルキル基で、Xはアルキレン基又
はフェニレン基で、a、b、m、n、k、l、x、yは
0以上の整数(但し、aとb、mとn、kとl、xとy
とはいずれも同時に0にはならない。)で、pは1以上
の整数である。
【0037】又、該メラミン系化合物としては特に制限
されないが下記の化6で示される化合物が好ましく、具
体的にはR2が水素(9重量%)、−CH2OH(31重
量%)、−CH2OBu(60重量%)からなるスーパ
ーベッカミンJ−820−60(大日本インキ化学工
業)が挙げられる。
【0038】
【化6】 ここで、R2は水素又は−CH2−O−R2′(但し、
2′は水素、アルキル基)で、R3はR2又は縮合によ
り生成する結合で、rは1以上の整数である。
【0039】本発明では、前記アクリル系重合体、硬化
剤、更には上記硬化助剤の配合方法については、特に制
限はなく一括仕込みや、予め任意に複数を混合して、残
る成分を後から混合してもよい。
【0040】かくして得られた本発明の粘着剤組成物
は、高温下又は高温高湿下においても凝集力及び接着力
の経時変化が小さく、かつ、本発明特有の曲面接着力に
も優れた効果を示す粘着剤組成物である。かかる粘着剤
組成物の使用については、トルエン、酢酸エチル、メチ
ルエチルケトン、アセトン等の有機溶剤に溶解したもの
を基材又は剥離フィルム等のフィルムに塗布した後、3
0〜170℃、好ましくは40〜150℃の乾燥温度で
乾燥して硬化され、その粘着特性が得られる。
【0041】そして、該粘着剤組成物は、粘着テープ、
粘着シート等の各種粘着用途として有効に用いられ、更
に各種基材に貼り合わされる。基材は特に限定されない
が、ステンレス板、アルミニウム板、鋼板、銅板等をは
じめとするあらゆる材質の金属板、ポリエチレン板、ポ
リプロピレン板、メラミン板、フェノール板等の合成樹
脂化粧板、合板、単板、ガラス板等のいわゆる板状物の
他、棒状物、陶器や各種成形物の表面に貼り合わすこと
ができる。
【0042】又、本発明の粘着剤組成物は、基材、特に
ガラス基材と光学フィルムとの接着において非常に優れ
た効果を示す。即ち、該粘着剤組成物を用いることによ
り、高温、高温高湿環境下での使用において、粘着剤層
の発泡や剥離等の外観欠点が発生せず、耐熱性、耐湿熱
性に優れ、更に光学特性についても優れた光学積層体を
得ることができる。
【0043】本発明に用いる光学フィルムとしては、光
学特性を有するフィルムであれば特に限定されないが、
偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光フィルム等の
使用が好ましく、これらの光学フィルムとガラス基板の
接着に本発明の粘着剤組成物を用いることにより、耐熱
性、耐湿熱性及び光学特性に優れた光学フィルム/ガラ
ス基板の光学積層体が得られるのである。尚、本発明で
は、主として偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光
フィルム等の光学フィルムには保護層を設けるが、特に
断りのない限り、ここでは保護層の有無にかかわらず光
学フィルムと称する。
【0044】以下、光学積層体について詳述する。本発
明では、例えば、主としてポリビニルアルコール系偏光
フィルムを基材とし、これに必要に応じ保護層を設けた
偏光板、あるいはポリビニルアルコール系やポリカーボ
ネート系の位相差フィルムを基材とし、これに必要に応
じ保護層を設けた位相差板、更には偏光フィルムと位相
差フィルムを組み合わせた楕円偏光板等に、粘着剤層及
び剥離フィルムを付加するのである。粘着剤層及び剥離
フィルムを付加する方法としては、剥離フィルムの上に
粘着剤層を設け、その上に光学フィルムを貼り合わせる
方法、あるいは逆に光学フィルムの上に粘着剤層を設
け、その上に剥離フィルムを貼り合わせる方法が通常取
られる。
【0045】このようにして得られた粘着剤層を有する
光学フィルムは使用時に適当に切断され、剥離フィルム
を剥がし、相手基材であるガラスあるいは他の基材と貼
り合わせ、液晶表示素子、防眩用あるいはサングラスと
して用いられる。又、前記粘着剤層を有する光学フィル
ムは、更に反射板及び/又は半透明層を設けることによ
り、反射型あるいは半透過型の液晶表示板に使用され
る。この反射板としては通常アルミニウム、銀等の箔、
板が使用される。又、半透明層としては反射型及び透過
型の両方に使用可能となるべく反射率と透過率が選ば
れ、適宜材料は選択される。
【0046】位相差フィルムには、特に制限されること
なくポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、ポリアリレート、ポリイミド、ポリオレフィ
ン、ポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリビニリデンフルオライド/ポリメチルメタアク
リレート、液晶ポリマー、トリアセチルセルロース系樹
脂、環状ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物、ポリ塩化ビニル等が採用されるが、主とし
てポリカーボネート、ポリビニルアルコール系樹脂フィ
ルムが用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂として
は通常酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化し
て製造されるが、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステ
ル、アミド、ニトリル等を含む)、オレフィン類、ビニ
ルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと共
重合可能な成分を含有していても良い。又ポリビニルア
ルコールを酸の存在下でアルデヒド類と反応させた、例
えばポリブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等
のいわゆるポリビニルアセタール樹脂及びポリビニルア
ルコール誘導体が挙げられる。平均重合度は500〜1
0000、ケン化度は80〜100モル%のもので、
1.01〜4倍程度に一軸延伸されたものであることが
望ましい。
【0047】一方、偏光フィルムには平均重合度が15
00〜10000、ケン化度が85〜100モル%の上
記ポリビニルアルコール系樹脂を原反フィルムとして、
ヨウ素−ヨウ化カリの水溶液あるいは二色性染料により
染色された一軸延伸フィルム(2〜10倍、好ましくは
3〜7倍程度の延伸倍率)が用いられる。
【0048】保護層としては従来から知られているセル
ロースアセテート系フィルム、アクリル系フィルム、ポ
リエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリエーテルエー
テルケトン系フィルム、ポリスルホン系フィルム等が挙
げられるが、好適には三酢酸セルロースフィルム等のセ
ルロースアセテート系フィルムが用いられる。更に、必
要に応じて、上記樹脂フィルムにサリチル酸エステル系
化合物、ベンゾフェノール系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯
塩系化合物等の紫外線吸収剤を配合させることも可能で
ある。
【0049】
【作用】本発明の粘着剤組成物は、上記化1又は化2で
示されるシラン系化合物とエポキシ基を含有するエチレ
ン性不飽和モノマーから得られる反応生成物(A)と、
アクリル系モノマー(B)及び官能基含有エチレン性不
飽和モノマー(C)を重合してなるアクリル系重合体
に、硬化剤、好ましくは更に硬化助剤を配合させてなる
ために、高温下又は高温高湿下でも凝集力及び接着力の
経時変化が小さく、かつ、曲面接着力にも優れた効果を
示し、又、光学フィルムとガラス等の基材との接着に用
いた場合、粘着剤の発泡や剥離を起こさないといった耐
久性に優れるばかりでなく、高温、高湿環境下で長時間
放置してもその光学特性が低下しないといった効果も発
揮する。かかる特性を利用して液晶表示体の用途に用い
られ、特に車両用途、各種工業計器類、家庭用電化製品
の表示等に有用である。
【0050】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。 実施例1 トルエン100部中で、アリルグリシジルエーテル10
部、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン10部を混合し、室温で12時間撹拌し、
得られた反応生成物10部に、アクリル酸n−ブチル9
5部及びアクリル酸5部を、重合開始剤として過酸化ベ
ンゾイル0.1部用いてトルエン中で重合し、共重合物
溶液を得た。該共重合物溶液に、該共重合物溶液の固形
分100部に対して、イソシアネート系化合物としてコ
ロネートL(日本ポリウレタン社製)1.0部を添加
し、充分混合して粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤
組成物について、接着力、凝集力及び曲面接着力の評価
を行った。尚、接着力、凝集力及び曲面接着力の評価方
法は下記に示す通りである。
【0051】(接着力)上記粘着剤組成物をトルエンに
溶解した後、ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗
工し、100℃で2分間乾燥(乾燥後の塗布厚25μ
m)し、これをJIS Z 0237に準じた手動ロー
ラで3往復してガラス板(サイズ:幅25mm、長さ1
80mm)に圧着した。該サンプルをオートクレーブ処
理(50℃、15分、5kg/cm2)し、60℃で1
2時間熱処理し、20℃65%RHの条件下で1時間放
置した後、JIS B 7721に準じた装置により、
JIS Z 0237に準じた90度引きはなし法で接
着力(kg/25mm)を測定した。引き上げる速度は
200mm/minであった。
【0052】(凝集力)上記と同様に粘着剤組成物を塗
工したポリエチレンテレフタレートフィルム(サイズ:
幅25mm、長さ150mm)をガラス板(サイズ:幅
40mm、長さ80mm)にJIS Z 0237に準
じた手動ローラで3往復して圧着した。該サンプルをオ
ートクレーブ処理(50℃、15分、5kg/cm2
し、20℃、65%RHの条件下で1時間放置した後、
端部に1kgの荷重をかけ、JIS Z 0237に準
じて測定し、70℃で48時間後のずれの大きさ(m
m)を測定し、下記の基準で評価した。 ◎・・・0〜0.5未満(mm) ○・・・0.5〜5.0未満(mm) △・・・5.0〜10.0未満(mm) ×・・・10.0以上(mm)
【0053】(曲面接着力)30mmφのガラス製円筒
の曲面に幅25mm、長さ66mmの上記同様の試験片
を円筒の自重(200g)を利用して貼り付けて、オー
トクレーブ処理(50℃、15分、5kg/cm2
し、40℃、24時間放置して更に40℃、95%RH
の条件下24時間放置した後の剥がれの大きさ(mm)
を測定し、下記の基準により評価した。 ◎・・・0〜0.5未満(mm) ○・・・0.5〜5.0未満(mm) △・・・5.0〜10.0未満(mm) ×・・・10.0以上(mm)
【0054】又、得られた粘着剤組成物を厚さ1.1m
mのガラス板上にアプリケーターを用いて乾燥後の厚み
が25μmとなるように塗布し、100℃2分間乾燥し
て粘着性板を得、一方、膜厚30μmのポリビニルアル
コール偏光フィルム(平均重合度1700、平均ケン化
度99モル%、4倍延伸)の両側を厚さ80μmの三酢
酸セルロースフィルムで積層した偏光板(ポリビニルア
ルコール偏光フィルムの延伸軸方向を45度傾けて15
0mm×200mmに切断)を作製し、この片面に上記
粘着性板を積層し、ローラーで押圧してガラス積層偏光
板を製造した。該偏光板の耐熱(90℃、500時
間)、耐湿熱(60℃×90%RH、500時間)試験
を行い、外観変化及び光学特性変化を評価した。
【0055】尚、光学特性については単体透過率τ
(%)及び偏光度V(%)を測定した。ここで、本発明
でいう偏光度は [(H11−H1)/(H11+H1)]1/2×100(%) で示され、H11は2枚の偏光フィルムサンプルの重ね合
わせ時において、偏光フィルムの配向方向が同一方向に
なるように重ね合わせた状態で分光光度計を用いて測定
した透過率(%)、H1は2枚のサンプルの重ね合わせ
時において、偏光フィルムの配向方向が互いに直交する
方向になるように重ね合わせた状態で測定した透過率
(%)である。
【0056】同様に位相差フィルム(平均重合度170
0、平均ケン化度97モル%、1.1倍延伸のポリビニ
ルアルコールフィルム、膜厚50μm)についても、位
相差フィルムの両側に厚さ80μmの三酢酸セルロース
フィルムを積層した位相差板(ポリビニルアルコールフ
ィルムの延伸軸方向を45度傾けて150mm×200
mmに切断)を作製し、この片面に上記粘着性板を積層
し、ローラーで押圧してガラス積層位相差板を製造し
た。該位相差板の耐熱(70℃、500時間)、耐湿熱
(40℃×95%RH、500時間)試験を行い、外観
変化及び光学特性変化を評価した。
【0057】尚、光学特性についてはレターデーション
値(RD)を測定した。位相差フィルムにおけるレター
デーション値(RD)とは、主延伸方向(MD方向)及
びこれに垂直な方向(TD方向)における屈折率(IIMD
−IITD)と位相差フィルムの厚さ(d)との積で定義さ
れ、バビネ型コンペンサーター付の偏光顕微鏡(ニコン
POH−1型)を用い補償法にて測定した(光源は白色
光)。
【0058】更に、三酢酸セルロースフィルム/偏光フ
ィルム/三酢酸セルロースフィルム/粘着剤層/三酢酸
セルロースフィルム/位相差フィルム/三酢酸セルロー
スフィルム/粘着剤層からなる構成をもった楕円偏光板
についても、耐熱(70℃、500時間)、耐湿熱(4
0℃×95%RH、500時間)試験を行い、外観変化
を評価した。
【0059】評価基準は以下の通りである。 (外観変化)目視により耐久試験後、粘着剤の発泡、剥
離の発生を観察した。 変化無し ・・・○ 発泡、剥離有り・・・× (光学特性変化)偏光板については、耐久試験前後の単
体透過率τ(%)及び偏光度V(%)の差により評価し
た。絶対値で5%以下であることが望まれる。位相差板
については、耐久試験前後のRD値の差により評価し
た。絶対値で30nm以下であることが望まれる。
【0060】実施例2 実施例1において、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシランをγ−アミノプロピルトリ
エトキシシランに代えた以外は同様に行い、得られた粘
着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝集力及
び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて
実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円
偏光板についても上記方法により外観変化及び光学特性
変化を評価した。
【0061】実施例3 実施例1において、アリルグリシジルエーテルをグリシ
ジルメタクリレートに代え、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリエトキシシランをN−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシランに代え
た以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物について実
施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価し
た。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして
得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても上記
方法により外観変化及び光学特性変化を評価した。
【0062】実施例4 実施例1において、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシランをγ−ジメチルアミノプロ
ピルトリメトキシシランに代え、反応触媒としてトリエ
チルアミンを1.0部加えた以外は同様に行い、得られ
た粘着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝集
力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用
いて実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、
楕円偏光板についても上記方法により外観変化及び光学
特性変化を評価した。
【0063】実施例5 実施例1において、コロネートL(日本ポリウレタン社
製)をコロネートL及びコロネートHL(日本ポリウレ
タン社製)の混合物(L:HL=1:1)に代えた以外
は同様に行い、得られた粘着剤組成物について実施例1
と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。
又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得ら
れる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法
により外観変化及び光学特性変化を評価した。
【0064】実施例6 実施例1において、コロネートL(日本ポリウレタン社
製)を1,3−ビス(N,N′−ジグリシジルアミノメ
チル)シクロヘキサンに代えた以外は同様に行い、得ら
れた粘着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝
集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を
用いて実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差
板、楕円偏光板についても上記方法により外観変化及び
光学特性変化を評価した。
【0065】実施例7 実施例1において、コロネートL(日本ポリウレタン社
製)を添加後、更に硬化助剤としてN−メチルジエタノ
ールアミンを0.1部添加した以外は同様に行い、得ら
れた粘着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝
集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を
用いて実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差
板、楕円偏光板についても上記方法により外観変化及び
光学特性変化を評価した。
【0066】実施例8 実施例1において、コロネートL(日本ポリウレタン社
製)を添加後、更に硬化助剤としてトリメチロールプロ
パンを1.0部添加した以外は同様に行い、得られた粘
着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝集力及
び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて
実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円
偏光板についても上記方法により外観変化及び光学特性
変化を評価した。
【0067】実施例9 実施例1において、コロネートL(日本ポリウレタン社
製)を添加後、更に硬化助剤としてスーパーベッカミン
J−820−60(大日本インキ化学工業)を0.1部
添加した以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物につ
いて実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を
評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様
にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板について
も上記方法により外観変化及び光学特性変化を評価し
た。
【0068】比較例1 実施例1において、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシランを用いず、アリルグリシジ
ルエーテルとアクリル酸とアクリル酸n−ブチルとの共
重合物(アリルグリシジルエーテル:アクリル酸:アク
リル酸n−ブチル=0.5:5:94.5(重量比))
に、コロネートLのみを配合させた以外は、同様に行い
粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物について、
実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を測定
した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様に偏
光板、位相差板及び楕円偏光板を作製し、実施例1と同
様の耐熱、耐湿熱試験を行い、外観変化及び光学特性変
化を測定した。
【0069】比較例2 実施例1において、アリルグリシジルエーテルとN−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンを反応させることなく、アクリル酸n−ブチルとアク
リル酸との共重合物(アクリル酸n−ブチル:アクリル
酸=95:5(重量比))に、N−β(アミノエチル)
γ−アミノプロピルトリエトキシシランを混合し、その
後コロネートLを配合させた以外は、同様に行い粘着剤
組成物を得た。得られた粘着剤組成物について、実施例
1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を測定した。
又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様に偏光板、
位相差板及び楕円偏光板を作製し、実施例1と同様の耐
熱、耐湿熱試験を行い、外観変化及び光学特性変化を測
定した。
【0070】比較例3 実施例1において、コロネートLを添加しなかった以外
は同様に行い粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成
物について、実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面
接着力を測定した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例
1と同様に偏光板、位相差板及び楕円偏光板を作製し、
実施例1と同様の耐熱、耐湿熱試験を行い、外観変化及
び光学特性変化を測定した。
【0071】比較例4 実施例1において、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシランをγ−クロロプロピルトリ
エトキシシランに代えた以外は同様に行い粘着剤組成物
を得た。得られた粘着剤組成物について、実施例1と同
様に接着力、凝集力及び曲面接着力を測定した。又、該
粘着剤組成物を用いて実施例1と同様に偏光板、位相差
板及び楕円偏光板を作製し、実施例1と同様の耐熱、耐
湿熱試験を行い、外観変化及び光学特性変化を測定し
た。
【0072】比較例5 アクリル酸n−ブチルとアクリル酸の共重合物(アクリ
ル酸n−ブチル:アクリル酸=95:5(重量比))1
00部に、コロネートL(日本ポリウレタン社製)1.
0部及びγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
1.0部を添加し、充分混合して粘着剤組成物を得た。
得られた粘着剤組成物について、実施例1と同様に接着
力、凝集力及び曲面接着力を測定した。又、該粘着剤組
成物を用いて実施例1と同様に偏光板、位相差板及び楕
円偏光板を作製し、実施例1と同様の耐熱、耐湿熱試験
を行い、外観変化及び光学特性変化を測定した。
【0073】比較例6 アクリル酸n−ブチルとアクリル酸の共重合物(アクリ
ル酸n−ブチル:アクリル酸=95:5(重量比))1
00部に、トリメトキシシランプロピルイソシアネート
1.0部を添加して粘着剤組成物を得た。得られた粘着
剤組成物について、実施例1と同様に接着力、凝集力及
び曲面接着力を測定した。又、該粘着剤組成物を用いて
実施例1と同様に偏光板、位相差板及び楕円偏光板を作
製し、実施例1と同様の耐熱、耐湿熱試験を行い、外観
変化及び光学特性変化を測定した。実施例、比較例のそ
れぞれの評価結果は表1〜4にまとめて示す。
【0074】
【表1】 粘着物性 接着力 凝集力 曲面接着力 (kg/25mm) 実施例1 1.3 ○ ◎ 〃 2 1.4 ○ ◎ 〃 3 1.3 ○ ◎ 〃 4 1.2 ○ ◎ 〃 5 1.2 ○ ◎ 〃 6 1.3 ○ ◎ 〃 7 1.2 ◎ ◎ 〃 8 1.3 ◎ ◎ 〃 9 1.3 ◎ ◎ 比較例1 0.5 × × 〃 2 0.5 × × 〃 3 1.1 × × 〃 4 0.5 × × 〃 5 1.2 △ △ 〃 6 1.0 × ×
【0075】
【表2】 (外観変化) 偏光板 位相差板 楕円偏光板 耐熱 耐湿熱 耐熱 耐湿熱 耐熱 耐湿熱 試験後 試験後 試験後 試験後 試験後 試験後 実施例1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 比較例1 × × × × × × 〃 2 × × × × × × 〃 3 × × × × × × 〃 4 × × × × × × 〃 5 × × × × × × 〃 6 × × × × × ×
【0076】
【表3】 (光学特性) 耐熱 耐熱 耐湿熱 耐湿熱 試験前 試験後 試験前 試験後 実施例1 偏光板 τ 40.1 40.6 40.0 40.9 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 400 409 400 393 〃 2 偏光板 τ 40.0 40.5 40.1 40.9 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 401 410 402 394 〃 3 偏光板 τ 39.9 40.4 39.9 40.8 V 99.9 99.9 99.9 99.7 位相差板 RD 402 410 402 393 〃 4 偏光板 τ 40.1 40.6 40.2 40.9 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 399 408 400 392 〃 5 偏光板 τ 40.0 40.4 40.1 40.8 V 99.9 99.9 99.9 99.7 位相差板 RD 401 408 400 392 〃 6 偏光板 τ 40.1 40.7 40.1 40.8 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 402 410 402 393 〃 7 偏光板 τ 40.2 40.6 40.3 41.0 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 401 408 400 392 〃 8 偏光板 τ 40.3 40.7 40.3 41.0 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 400 408 400 392 〃 9 偏光板 τ 40.2 40.7 40.2 40.9 V 99.9 99.9 99.9 99.8 位相差板 RD 400 409 400 393 注)τ:単体透過率(%) V:偏光度(%) RD:レターデーション値(nm)
【0077】
【表4】 (光学特性) 耐熱 耐熱 耐湿熱 耐湿熱 試験前 試験後 試験前 試験後 比較例1 偏光板 τ − 測定不能 − 測定不能 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 2 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 3 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 4 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 5 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 6 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 注)τ:単体透過率(%) V:偏光度(%) RD:レターデーション値(nm) 尚、比較例1〜6については、耐久試験後には発泡、剥
離を起こすため光学特性を測定することができなかった
ので、試験前の測定値は敢えて記さなかった。
【0078】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、高温下又は高
温高湿下でも凝集力及び接着力の経時変化が小さく、か
つ、曲面接着力にも優れた効果を示し、又、各種光学フ
ィルムとガラス等の各種基材との接着においては、粘着
剤の発泡や剥離を起こさないといった耐久性に優れるば
かりでなく、高温、高湿環境下で長時間放置してもその
光学特性が低下しないといった効果も奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1335 // C08G 18/62 NEN 18/65 NEU G02B 5/30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1又は化2で示されるシラン系化合物
    とエポキシ基を含有するエチレン性不飽和モノマーから
    なる反応生成物(A)と、アクリル系モノマー(B)及
    び官能基含有エチレン性不飽和モノマー(C)を重合し
    てなるアクリル系重合体に、硬化剤を配合させてなるこ
    とを特徴とする粘着剤組成物。 【化1】 【化2】 但し、R1、R2、R3はアルキル基、アルコキシル基、
    アルキルシロキシ基又はR′O−(RO)l−(R、R′
    はアルキル基、lは0〜10の整数)のいずれか(但
    し、R1、R2、R3のいずれもが同時にアルキル基では
    ない)で、R4、R5は水素、アルキル基又はフェニル基
    のいずれかで、Xは−(CH2)n−、−(CH2)n−NH
    −(CH2)m−、−(CH2)n−NHCO−、−(CH2)
    n−(NHCH2CH2)m−又は−(CH2)n−NH−(C
    65)−のいずれか(m、nは0〜10の整数)であ
    る。
  2. 【請求項2】 化1又は化2で示されるシラン系化合物
    が、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメ
    トキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロ
    ピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−
    アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミ
    ノエチル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラ
    ン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
    ノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメ
    チルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエ
    トキシシラン、γ−ジメチルアミノプロピルトリメトキ
    シシラン、γ−ジエチルアミノプロピルトリメトキシシ
    ラン、γ−ジブチルアミノプロピルトリメトキシシラ
    ン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、γ−ア
    ミノプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、
    N,N−ビス[3−(メチルジメトキシシリル)プロピ
    ル]エチレンジアミン、1−トリメトキシシリル−4,
    7,10−トリアザデカン、N−[(3−トリメトキシ
    シリル)プロピル]トリエチレンテトラミン、N−3−
    トリメトキシシリルプロピル−m−フェニレンジアミ
    ン、4−アミノブチルトリメトキシシラン、N−2−
    (アミノエチル)−3−アミノプロピルトリス(2−エ
    チルヘキソキシ)シラン、N−(6−アミノヘキシル)
    アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピ
    ルトリス(メトキシエトキシエトキシ)シランから選ば
    れる少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請
    求項1記載の粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 エポキシ基を含有するエチレン性不飽和
    モノマーが、アリルグリシジルエーテル又はグリシジル
    メタクリレートであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 化1又は化2で示されるシラン系化合物
    とエポキシ基を含有するエチレン性不飽和モノマーを反
    応させるに当たり、該シラン系化合物と該エチレン性不
    飽和モノマーとの配合比が100/1〜1/100(重
    量比)であることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の粘着剤組成物。
  5. 【請求項5】 化1又は化2で示されるシラン系化合物
    とエポキシ基を含有するエチレン性不飽和モノマーから
    なる反応生成物(A)の、アクリル系重合体に対する割
    合が0.01〜20重量%であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の粘着剤組成物。
  6. 【請求項6】 硬化剤がイソシアネート系化合物である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の粘着
    剤組成物。
  7. 【請求項7】 硬化剤の配合量が、アクリル系重合体1
    00重量部に対して、0.01〜10重量部であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粘着剤組
    成物。
  8. 【請求項8】 更に硬化助剤としてポリオール系化合物
    又は/及びメラミン系化合物を配合させてなることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の粘着剤組成
    物。
  9. 【請求項9】 基材と光学フィルムの接着に用いること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の粘着剤組
    成物。
  10. 【請求項10】 光学フィルムが偏光フィルム、位相差
    フィルム及び楕円偏光フィルムのいずれかであることを
    特徴とする請求項9記載の粘着剤組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111411A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 偏光板
JPH11246993A (ja) * 1998-03-05 1999-09-14 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 表面処理金属材料およびその製造方法
CN105980506A (zh) * 2014-02-28 2016-09-28 东友精细化工有限公司 粘合剂组合物

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