JPH0820762A - 水溶性粘着剤組成物 - Google Patents

水溶性粘着剤組成物

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JPH0820762A
JPH0820762A JP15574394A JP15574394A JPH0820762A JP H0820762 A JPH0820762 A JP H0820762A JP 15574394 A JP15574394 A JP 15574394A JP 15574394 A JP15574394 A JP 15574394A JP H0820762 A JPH0820762 A JP H0820762A
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JP
Japan
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sensitive adhesive
pressure
soluble
adhesive
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JP15574394A
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Masakatsu Kashima
正勝 加島
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0073Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
    • H05K3/0076Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces characterised by the composition of the mask
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    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3452Solder masks

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスキングテープ等の粘着剤層を形成するの
に適した粘着剤組成物であって、適正な初期接着力を有
し、用済み後の剥離時に残留糊量が少なく、残留糊の
水、温水等による洗浄除去作業が容易であり、ハンダ付
け等の高温下での使用でもマスキング性を発揮する水溶
性粘着剤組成物を提供する。 【構成】 ポリビニルピロリドンとポリエタノールから
なる粘着性ポリマーと、トリエタノールアミン等の水溶
性化合物と、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド等の炭素数10〜30の長鎖脂肪族系炭化水素を含む
置換基を有する窒素含有化合物とを配合してなる水溶性
粘着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性粘着剤に関する
ものであり、特に、プリント基板のハンダ付け、焼き付
け塗装等に使用されるマスキングテープに適した水溶性
粘着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マスキング用途向けの粘着テ
ープでは、用済み後、粘着テープを被着体から引き剥が
した際、被着体に残留した粘着剤を除去するために、有
機溶剤を用いなければならず、不便さと共に環境への悪
影響という問題があった。このような観点から、水溶性
の粘着剤組成物が開発されている。この粘着剤組成物と
しては、例えば、特開昭60−229972号公報に記
載されているように、アクリル系水溶性ポリマーに、特
定の沸点を有する1価または2価アルコール、或いはそ
の誘導体等を添加することにより水溶性の粘着剤組成物
としたものが知られている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
水溶性の粘着剤組成物を用いた粘着テープをマスキング
用に使用したとき、粘着剤成分のポリマー中に有する多
量のカルボン酸により、被着体に対する接着昂進が著し
くて用済み後の剥離が困難であったり、被着体によって
は粘着剤と反応を起こし、剥離できたとしても、被着体
に残留した粘着剤は、温水を用いた洗浄でも完全に除去
することができないという問題があった。
【0004】さらに、この粘着テープをハンダマスキン
グ用テープに使用するときは、可塑剤としてのアルコー
ルの添加量をかなり少なくしないと、高温下でのマスキ
ング性が得られず、かといってアルコールの添加量を少
なくし過ぎると、粘着剤の初期接着性を著しく低下させ
る原因となり、初期接着性と再剥離性と高温下でのマス
キング性との各要求品質をバランスよく兼備させること
ができないという問題があった。
【0005】本発明は、上述の通りの現状に鑑みてなさ
れたものであって、マスキングテープとして使用した
際、用済み後の剥離において、糊残り量が少なく、被着
体に残留した粘着剤が、水または温水で洗浄し除去する
ことができ、しかも、マスキングテープとして適度な初
期接着力と、高温下においてもマスキング性を発揮し得
る水溶性粘着剤組成物を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水溶性粘着剤組
成物における粘着性ポリマー(A)は、ポリビニルピロ
リドンとカルボキシル基を有するポリマーからなる。本
発明に使用されるポリビニルピロリドンとしては、特に
限定されるものではないが、重量平均分子量が300,
000以上、さらには800,000以上のものが好ま
しい。300,000未満では、後で述べる水溶性化合
物の添加量のわずかな変量でも、可塑化効果の影響が強
く出てしまって、安定した接着特性を得ることが困難だ
からである。
【0007】カルボキシル基を有するポリマーとして
は、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸、カルボキシエチ
ル(メタ)アクリレート、マレイン酸、イタコン酸等の
ホモポリマー及びこれらのモノマーと、n−ブチル(メ
タ) アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、イソオクチル(メタ)アクリレート及びイソノ
ニルアクリレート等のアルキルアクリレートモノマーと
のコポリマーが挙げられ、その1種もしくは2種以上の
混合物が使用される。さらに、コポリマーの場合、重合
する際に非水溶性のモノマーと共重合しても水溶性が得
られるものも含まれ、例えば、ブチルアクリレート/ア
クリル酸=88/12のコポリマーをトリエタノールア
ミンで中和したもの等である。
【0008】また、上記ホモポリマーもしくはコポリマ
ーにおけるカルボキシル基含有量は、10重量%以上、
好ましくは30重量%以上、さらに好ましくは50重量
%以上である。10重量%未満の場合は、ポリマーの水
溶性が得られないだけでなく、高温時でのマスキング性
を得ることが難しいからである。
【0009】上述のポリビニルピロリドンとカルボキシ
ル基含有のポリマーとの配合割合(重量%)は、ポリビ
ニルピロリドン/カルボキシル基含有ポリマー=(50
〜99.5)/(0.5〜50)とするのがよい。
【0010】本発明の水溶性粘着剤組成物における
(B)水溶性化合物とは、高沸点であり、水溶性で且つ
粘着性ポリマー成分に対して流動性を付与させ、可塑化
効果が得られるものであって、ポリエーテルポリオー
ル、アルカノールアミン、ポリビニルエーテルからなる
群から選ばれる。
【0011】上記ポリエーテルポリオールとしては、例
えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等が挙げられる。また、アルカノールアミンとして
は、トリメタノールアミン、トリエタノールアミン、ト
リプロパノールアミン等のアミノアルコール類が挙げら
れる。また、ポリビニルエーテルとしては、ポリビニル
メチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル等が挙げら
れる。そして、これらの1種もしくは2種以上が使用さ
れる。
【0012】これらの水溶性化合物の粘着性ポリマーに
対する配合割合は、粘着性ポリマー100重量に対し
て、30〜300重量部とする必要があり、好ましくは
30〜150重量部、さらに好ましくは40〜80重量
部である。30重量部未満では流動性が乏しくなり、初
期接着力が不足し、300重量部を超えると、凝集力が
なくなることから被着体との接着性が不足し、ハンダマ
スキング性が低下するからである。
【0013】本発明の水溶性粘着剤組成物における
(C)窒素含有化合物は、炭素数10〜30の長鎖脂肪
族系炭化水素を含む置換基を1〜2個有するところの、
アンモニウム塩、アミン化合物、アミド化合物からなる
群から選ばれる化合物である。この窒素含有化合物は、
熱履歴後における有効な剥離力調整剤としての機能を発
現するものであり、その1種もしくは2種以上が使用さ
れる。
【0014】上記アンモニウム塩としては、ラウリルト
リメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアン
モニウムクロライド、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド等が挙げられ、また上記アミン化合物
としては、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミ
ンアセテート等が挙げられる。
【0015】また、上記アミド化合物としては、次の8
グループのアミド化合物が挙げられる。
【0016】(1)やし油脂肪酸ジエタノールアミド、
ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸
アミド、ベベン酸アミド、ヒドロキシステアリン酸アミ
ド等の飽和脂肪酸モノアミド。
【0017】(2)オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、リシノール酸アミド等の不飽和脂肪酸モノアミド。
【0018】(3)N−ステアリルステアリン酸アミ
ド、N−オレイルオレイン酸アミド、N−ステアリルオ
レイン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N
−ステアリルエルカ酸アミド、N−オレイルパルミチン
酸アミド等の置換アミド類。
【0019】(4)メチロールステアリン酸アミド、メ
チロールベヘン酸アミド等のメチロールアミド類。
【0020】(5)メチレンビスステアリン酸アミド、
エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン
酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレン
ビスイソステアリン酸アミド、エチレンビスヒドロキシ
ステアリン酸アミド、エチレンビスベヘン酸アミド、ヘ
キサメチレンビスステアリン酸アミド、ヘキサメチレン
ビスベヘン酸アミド、N,N’−ジステアリルアジピン
酸アミド、N,N’−ジステアリルセバシン酸アミド等
の飽和脂肪酸ビスアミド類。
【0021】(6)メチレンビスオレイン酸アミド、エ
チレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレ
イン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピン酸アミ
ド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミド、不飽和脂
肪酸ビスアミド類。
【0022】(7)m−キシリレンビスステアリン酸ア
ミド、N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミド等の
芳香族系ビスアミド。
【0023】(8)N−ブチル−N’−ステアリル尿
素、N−フェニル−N’−ステアリル尿素、N−ステア
リル−N’−ステアリル尿素、キシリレンビスステアリ
ル尿素、トルイレンビスステアリル尿素、ヘキサメチレ
ンビスステアリル尿素、ジフェニルメタンビスステアリ
ル尿素、ジフェニルメタンビスラウリル尿素等の置換尿
素類。
【0024】上述の窒素含有化合物の粘着性ポリマーに
対する配合割合は、該粘着性ポリマー100重量に対し
て、0.005〜30重量部とする必要がある。0.0
05重量部未満では、剥離力調整剤としての機能が十分
に発現しないからである。
【0025】本発明の水溶性粘着剤組成物には、上述の
三つの主成分を配合することが必須であるが、尚、必要
に応じて他の水溶性ポリマー、水溶性または水分散性の
可塑剤、銅の腐食防止剤、酸化防止剤等が使用される。
また、再剥離時の剥離力調整剤として、変性または加工
した澱粉、例えば、ヒドロキシプロピル化スターチを更
に使用してもよい。
【0026】上述の各成分を用いて、本発明の水溶性粘
着剤組成物を調製するには、水またはアルコール等の溶
媒に溶解させて、粘着剤溶液とする方法、溶媒を使用す
ることなく、150〜200℃に加熱し、融解混合して
帯状等の一定の形状に成形する方法の何れを採用しても
よい。
【0027】本発明の水溶性粘着剤組成物を用いて、マ
スキングテープ等の粘着剤層を形成するには、粘着剤溶
液の場合は、各種のロールコーター、ナイフコーターを
用いて、基材に該粘着剤溶液を直接塗布し、乾燥する方
法、或いは、剥離性のある担体上にこの粘着剤溶液を一
旦塗布し、乾燥した後、この粘着剤層を本来の基材に押
圧し、転写する方法が挙げられる。
【0028】また、ホットメルトタイプの場合は、融解
混合が済み次第、該溶融物を基材に塗布する方法、或い
は、一旦固化して所定形状にしたものは、基材に固形状
の粘着剤組成物を加熱融解しつつ流延させる方法等があ
る。
【0029】基材としては、当然耐熱性を具備したもの
を使用するが、具体的には、クレープ紙(樹脂を含浸し
たものを含む)、粘着剤を介しまたは介さずしてポリエ
チレンフィルムをラミネートしたクレープ紙、和紙、粘
着剤を介しまたは介さずしてポリエチレンフィルムをラ
ミネートした和紙、耐熱性繊維を用いた不織布、ポリエ
チレンフィルムをラミネートした不織布等が挙げられ、
より高度の耐熱性を要求される場合は、ポリイミド、ポ
リエーテル・エーテルケトン、アラミド、ポリエチレン
テレフタレート等の樹脂製フィルムが挙げられる。そし
て、これらの樹脂製フィルムを使用する場合の粘着剤層
形成方法としては、基剤に粘着剤溶液を直接塗布し、乾
燥させる方法が有効である。
【0030】
【作用】本発明の水溶性粘着剤組成物は、粘着性を発現
する主要材料として、ポリビニルピロリドンとカルボキ
シル基を有するポリマーとの併用になる粘着性ポリマー
を使用するので、ポリビニルピロリドン中の窒素とカル
ボキシル基がイオン結合し、粘着剤の凝集力が高められ
る。また、水溶性化合物を添加するので、可塑化効果が
働らいて初期接着力及び再剥離性の各特性のバランスが
とれる。
【0031】さらに、前記したとおりの窒素含有化合物
が含有しているので、ハンダ浸漬時に上記のとおりの窒
素含有化合物が粘着剤と被着体との界面にブリードアウ
トし、その結果再剥離性が向上する。つまり、熱履歴後
の再剥離性が確保できる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0033】(実施例1〜3)表1に示した所定量の、
重量平均分子量が約200万のポリビニルピロリドン
(BASF社製)、ポリアクリル酸(日本純薬社製、商
品名「ジュリマーAC−10SH」)、トリエタノール
アミン(日本触媒社製)、ヒドロキシプロピル化スター
チ(松谷化学社製、商品名「ソルビトーゼ650」)、
ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド(花王社
製、商品名「コータミン24P」)またはステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド(花王社製、商品名
「コータミン86Pコンク」)、イソプロピールアルコ
ール300g、水475gを充分に攪拌し、水溶性粘着
剤組成物を得た。
【0034】次に、この粘着剤溶液を剥離処理を施した
ポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚みが25μmと
なるように塗布し、110℃のオーブン中で10分間乾
燥させた後、粘着剤を30μmのポリエチレン/クレー
プ紙からなる複合フィルムの、クレープ紙側に転写し、
粘着テープを得た。
【0035】(比較例)ラウリルトリメチルアンモニウ
ムクロライドを使用しなかったこと以外は、実施例1と
同様にして、粘着テープを得た。
【0036】上記各実施例及び比較例の粘着テープにつ
いて、ハンダマスキング性、初期接着力、再剥離時の粘
着剤残り、再剥離後の粘着剤残り分に対する水洗浄性の
各項目について評価乃至測定した。尚、評価乃至測定方
法については次の通りである。但しサンプルの幅は15
mmとした。
【0037】ハンダマスキング性 プリント基板上にラミネーターを使用してテープ粘着面
を貼り合わせ、250℃のハンダ浴中に10秒間浸漬し
た後、プリント基板を常温の冷却水で冷やした後、テー
プを剥離した。このときのハンダの侵入度合いが、粘着
テープの貼り付け面積に対して、どの位の割合を占めて
いるかを測定した。
【0038】初期接着力 SUSを使用し、JIS−Z0237の規定に準じて測
定した。
【0039】再剥離時の粘着剤残留量 プリント基板上にラミネーターを使用してテープ粘着面
を貼り合わせ、250℃のハンダ浴中に10秒間浸漬し
た後、プリント基板を常温の冷却水で冷やした後、テー
プを剥離した。このとき、貼付総面積に対する粘着剤の
残留した面積を目視で測定した。
【0040】再剥離後の粘着剤残留分の水洗浄性 同上のテープを剥離した後、プリント基板上に付着した
粘着剤を、室温の水中にてナイロンブラシを用いて30
秒間ブラッシングした後、溶けずに残っている粘着剤の
有無を目視で評価した。以上の評価乃至測定を表1に示
した。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の水溶性粘着剤組成物は、粘着性
を発現する主要材料として、ポリビニルピロリドンとカ
ルボキシル基を有するポリマーとの併用になる粘着性ポ
リマーを使用するので、ポリビニルピロリドン中の窒素
とカルボキシル基がイオン結合し、粘着剤の凝集力が高
められる。また、水溶性化合物を添加するので、可塑化
効果が働らいて初期接着力及び再剥離性の各特性のバラ
ンスがとれる。さらに、窒素含有化合物を添加するの
で、ハンダ浸漬時に界面活性剤が粘着剤と被着体との界
面にブリードアウトし、その結果再剥離性が向上する。
つまり、熱履歴後の再剥離性が確保できる。
【0043】従って、これをマスキングテープの粘着剤
層に用いた場合、その優れた凝集力の故に、テープ使用
時のマスキング性という点で満足できるばかりでなく、
使用後の剥離において、残留糊量が少なく、また該残留
糊は、水または温水で洗浄し除去することが容易である
から、ハンダ付け工程の作業性が改善され、作業能率が
向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLF 133/06 JDC JDD 171/02 JFW

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリビニルピロリドンとカルボキ
    シル基を有するポリマーからなる粘着性ポリマー100
    重量部と、(B)ポリエーテルポリオール、アルカノー
    ルアミン及びポリビニルエーテルからなる群から選ばれ
    る少なくとも1種以上の水溶性化合物30〜300重量
    部と、(C)炭素数10〜30の長鎖脂肪族系炭化水素
    を含む置換基を1〜2個有する、アンモニウム塩、アミ
    ン化合物及びアミド化合物からなる群から選ばれる1種
    もしくは2種以上の窒素含有化合物0.005〜30重
    量部とからなる水溶性粘着剤組成物。
JP15574394A 1994-07-07 1994-07-07 水溶性粘着剤組成物 Pending JPH0820762A (ja)

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