JPH08207121A - 樹脂塗工機の樹脂量プロファイルの制御装置及び塗工方法 - Google Patents

樹脂塗工機の樹脂量プロファイルの制御装置及び塗工方法

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JPH08207121A
JPH08207121A JP7020314A JP2031495A JPH08207121A JP H08207121 A JPH08207121 A JP H08207121A JP 7020314 A JP7020314 A JP 7020314A JP 2031495 A JP2031495 A JP 2031495A JP H08207121 A JPH08207121 A JP H08207121A
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profile
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control
basis weight
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Hiroo Inoue
浩朗 井上
Shinichi Inoue
信一 井上
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置及
び塗工方法に係り、円筒状に巻き取った樹脂被覆紙のヨ
レ、フクレを防止する。 【構成】 ウェブの幅方向に樹脂を供給する樹脂供給装
置28と、リップの開度を調節する開度調節装置10と
を有する樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装置にお
いて、原紙の幅方向の複数個所坪量を検出する坪量検出
装置24と、原紙の幅方向の複数個所厚さを検出する厚
さ検出装置32と、樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹
脂量を検出する樹脂量検出装置16と、原紙坪量と原紙
坪量設定値の差分である差分原紙坪量および原紙厚さと
原紙厚さ設定値の差分である差分原紙厚さ各々に樹脂制
御定数と制御分配係数を乗じて加え、更に樹脂量設定値
を加えた樹脂量目標値に、樹脂被覆紙の樹脂量を一致す
る方向に前記開度調節装置を制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制
御装置及び塗工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂塗工機の樹脂量プ
ロファイル制御装置及び塗工方法に係り、樹脂被覆紙の
幅方向の樹脂量プロファイルを、原紙坪量プロファイル
と原紙厚さプロファイルから演算で求めた樹脂量目標プ
ロファイルに対応させてダイのリップの開度を調節して
制御する方法に関するものである。この制御方法によ
り、樹脂被覆紙の巻取(円筒状のロール)の形状を均一
にすることも可能としている。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の樹脂塗工機の構成図であ
る。図6において、送り出し装置2によって送り出され
た原紙18は、最初にコロナ処理装置4でコロナ処理が
行われる。樹脂供給装置28は押し出し機6とダイ8を
有しており、押し出し機6で樹脂は溶融されてダイ8に
供給される。ダイ8は幅方向にリップ26と複数の開度
調節装置10を有している。このダイ8によって押し出
された熱溶融樹脂フィルムは、原紙18と共にクーリン
グロール12とプレスロール14の間を通過し、この間
に圧着・接合・冷却・固化が行われて樹脂被覆紙20と
なる。樹脂被覆紙20は、樹脂量検出装置16によって
幅方向の樹脂量が検出され、最終的に巻き取り装置22
によって円筒状に巻き上げられる。
【0003】一般的に行われている樹脂量プロファイル
制御は、樹脂量検出装置16によって検出された幅方向
の樹脂量と樹脂量設定値を比較して各検出位置の偏差を
求める。その偏差を小さくする方向にリップ26を開度
調節装置10によって調節して行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した制御により、
一般的には樹脂量プロファイルの偏差が小さくなるよう
に行われている。
【0005】ところが、原紙18は原紙厚さプロファイ
ルに凹凸のバラツキを持っている。したがって原紙18
に上述した制御により樹脂をコーティングして製造した
樹脂被覆紙20を巻き取り装置22により円筒状に仕上
げたときに、それの表面が凸凹になることがある。これ
は、巻取から巻き出す際に、樹脂被覆紙が部分的にタル
ムまたはシワが寄る等の欠陥を生ずるフクレ又はヨレの
発生を引き起こす原因となる。従って、樹脂被覆紙の坪
量プロファイルまたは厚さプロファイルを管理する事は
極めて重要な問題である。
【0006】本発明の目的は、樹脂被覆紙の巻取形状を
均一にし、製品の品質を下げるヨレ、フクレを防止する
樹脂塗工機の樹脂量プロファイルの制御装置及び塗工方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記に鑑
み鋭意研究した結果、本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロ
ファイル制御装置を発明するに至った。
【0008】即ち、本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロフ
ァイル制御装置は、ウェブの幅方向に設けられたリップ
の開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給装置と、リ
ップの開度を複数個所で調節する開度調節装置と、樹脂
被覆紙を巻き取る装置とを有する樹脂塗工機の樹脂量プ
ロファイル制御装置において、下記1)、2)及び3)の各検
出装置と該検出装置による制御手段4)とを具備してなる
ことを特徴とするものである。 1)原紙の幅方向の複数個所の坪量を検出する坪量検出装
置 2)原紙の幅方向の複数箇所の厚さを検出する厚さ検出装
置 3)樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹脂量を検出する樹
脂量検出装置 4)ウェブの幅方向の各検出位置で検出された原紙坪量と
原紙坪量設定値の差分である差分原紙坪量に樹脂制御定
数k1(−0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0
<a<1.0)を乗じた制御偏差坪量と、ウェブの幅方
向の各検出位置で検出された原紙厚さと原紙厚さ設定値
の差分である差分原紙厚さに樹脂制御定数k2(−0.
8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.0、
b=1.0−a)を乗じた制御偏差厚さを加え、更に樹
脂量設定値を加えた樹脂量目標値に対して、ウェブの幅
方向の各検出位置で検出された樹脂被覆紙の樹脂量を一
致する方向に該開度調節装置を制御する制御手段
【0009】本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロファイル
制御装置において、制御手段が、下記1)〜6)の各制御手
段からなることを特徴とするものである。 1)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイル
から原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイル
とする手段 2)厚さ検出装置により検出された原紙厚さプロファイル
から原紙厚さ設定値を減じて差分原紙厚さプロファイル
とする手段 3)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1(−
0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<1.
0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルとする手段 4)差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−
0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.
0、b=1.0−a)を乗じて制御偏差厚さプロファイ
ルとする手段 5)制御偏差坪量プロファイルと制御偏差厚さプロファイ
ルと樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとす
る手段 6)樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の樹脂量
プロファイルを樹脂量目標プロファイルに一致する方向
に開度調節装置を制御する開度指令手段
【0010】又、樹脂塗工方法において、 下記1)〜11)
の各工程からなることを特徴とするものである。 1)ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量
の樹脂を供給する樹脂供給工程 2)原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルと
する工程 3)原紙の幅方向の厚さを検出し原紙厚さプロファイルと
する工程 4)検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値
を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程 5)検出された原紙厚さプロファイルから原紙厚さ設定値
を減じて差分原紙厚さプロファイルとする工程 6)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1(−
0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<1.
0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルとする工程 7)差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−
0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.
0、b=1.0−a)を乗じて制御偏差厚さプロファイ
ルとする工程 8)制御原紙坪量プロファイルと制御原紙厚さプロファイ
ルと樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとす
る工程 9)樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し樹脂量プロファ
イルとする工程 10)樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに対
応し一致する方向にリップの開度を調節する工程 11)樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程
【0011】以下、本発明の樹脂塗工機の樹脂量プロフ
ァイルの制御装置及び塗工方法について、詳細に説明す
る。
【0012】本発明において、樹脂量プロファイルは、
以下の方法によって計算される。まず、原紙の幅方向の
複数個所の坪量および厚さを検出し、原紙坪量プロファ
イルおよび原紙厚さプロファイルを求める。この原紙坪
量プロファイルおよび原紙厚さプロファイルから樹脂量
プロファイルを制御する為の樹脂量目標プロファイルを
計算する。
【0013】計算方法は、原紙坪量プロファイルと原紙
坪量設定値の差分を求める。同様に原紙厚さプロファイ
ルと原紙厚さ設定値の差分を求める。各々の差分に樹脂
制御定数および制御分配係数を乗じて加え、更に樹脂量
設定値を加えて樹脂量目標プロファイルを求める。原紙
坪量設定値および原紙厚さ設定値は製造時の管理値、樹
脂量設定値は各プロファイルの平均値とする。
【0014】樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量プロファイル
を樹脂量目標プロファイルに一致する方向にリップの開
度を調節することが好ましい。
【0015】このような調節により、原紙坪量プロファ
イルおよび原紙厚さプロファイルの凹凸のバラツキを樹
脂量プロファイルで補填するため、樹脂被覆紙の坪量プ
ロファイルおよび厚さプロファイルの凹凸のバラツキが
減少する。
【0016】このため、樹脂被覆紙を巻き取り装置によ
り円筒状に巻き取られても、巻取の表面の凹凸は無くな
り平坦となる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の実施例を説明す
る。
【0018】図1は、本発明の樹脂塗工機の制御装置の
構成図である。塗工される原紙18は、坪量検出装置2
4、厚さ検出装置32、コロナ処理装置4、樹脂供給装
置(押し出し機6、ダイ8)28、樹脂固着装置(クー
リングロール12、プレスロール14)30及び樹脂量
検出装置16からなる装置を順番に搬送されて加工され
る。
【0019】坪量検出装置24は、原紙18の幅方向に
坪量を検出する。坪量検出装置24で検出された原紙1
8の幅方向の原紙坪量プロファイル信号A1(X)は、
制御手段80へ入力される。但し、原紙18の幅方向の
位置をX、各位置における坪量をA1(X)とする。
【0020】厚さ検出装置32は、原紙18の幅方向に
厚さを検出する。厚さ検出装置32で検出された原紙1
8の幅方向の原紙厚さプロファイル信号B1(X)は、
制御手段80へ入力される。但し、原紙18の幅方向の
位置をX、各位置における厚さをB1(X)とする。
【0021】坪量検出装置24は、例えば、図3に示し
たように原紙18を挟んで対向させたβ線発信器60及
び受信器62からなるB/Mセンサで構成することがで
きる。この場合、原紙18を通過したβ線を受信器62
で受信し、その減衰量により坪量が検出される。
【0022】厚さ検出装置32は、例えば、図3に示し
たように原紙18を挟んで対向させた金属ターゲット板
64及びセンサコイル66からなる渦電流方式のキャリ
パーセンサで構成することができる。この場合、厚さ
は、原紙18を挟んだ金属ターゲットと基準面となるセ
ンサコイル間の距離の変化をセンサコイルの電圧変化に
変換し、その変化量として検出される。厚さを検出する
センサーは、この方式以外に、非接触タイプのレーザー
変位計等がある。
【0023】樹脂供給装置28は、押し出し機6とダイ
8を有しており、内部で樹脂を溶融して熱溶融樹脂フィ
ルムを供給する。熱溶融樹脂フィルムの供給量は、押し
出し機6の押し出し量とダイ8のリップ26の開度によ
って調節される。熱溶融樹脂フィルムは、原紙18と供
にクーリングロール12とプレスロール14の間を通過
し、この間に圧着・接合・冷却・固化が行われ、樹脂被
覆紙20となる。
【0024】樹脂供給装置28及び開度調節装置10
は、例えば図2の拡大透視図で示される。
【0025】ダイ8には原紙の幅方向にリップ26を有
している。押し出される溶融樹脂量は、リップ42a、
42bの開閉によって調節される。このリップ42a、
42bの開度調節は、ダイボルト44によって調節され
る。冷却ゾーン48には、常に冷却用の空気が送り込ま
れてダイボルト44を常に冷却し、逆にヒーター46に
電力が供給されてダイボルト44を加熱する。ダイボル
ト44は、この温度変化によって熱膨張が変化してリッ
プ42bを押し引きし、リップの開度を調節する。即
ち、ヒーター46への電力の供給量を調節することで樹
脂量を制御する。
【0026】樹脂量検出装置16は、樹脂被覆紙20の
幅方向の樹脂量を検出する。樹脂量検出装置16で検出
された樹脂被覆紙20の幅方向の樹脂量プロファイル信
号C1(X)は、制御手段80へ入力される。ただし、
樹脂被覆紙20の幅方向の位置をX、各位置における樹
脂量をC1(X)とする。
【0027】樹脂量検出装置16は、例えば、図4(図
1の樹脂量検出装置の拡大図)に示したように、樹脂被
覆紙20の樹脂面に赤外線の発信器と受信器を備えた赤
外線膜圧計76で構成することができる。この場合、樹
脂被覆紙20の表面に塗工された樹脂層に赤外線を照射
し、反射した赤外線を受信器で受信し、その減衰量によ
り樹脂量が検出される。
【0028】制御手段80には、坪量検出装置24の受
信器62と厚さ検出装置32のセンサコイル66と樹脂
量検出装置16の赤外線膜圧計76及びダイボルト44
を伸縮させるヒーター46が接続されている。この制御
手段80は、制御部、演算部及びレジスタ部を有するC
PU、プログラムや各種データを記憶するRAM或はR
OM等のメモリ、入出力インターフェース等により構成
されるが、機能的にはスムージング処理手段82、差分
原紙坪量プロファイル信号出力手段84、差分原紙厚さ
プロファイル信号出力手段86、樹脂量目標プロファイ
ル信号出力手段88、開度指令手段90を有する。
【0029】図5は、図1に示した制御手段の行う処理
のフローチャートを示す。ステップ1において、坪量検
出装置24により検出された原紙坪量プロファイルA1
(X)と厚さ検出装置32により検出された原紙厚さプ
ロファイルB1(X)と樹脂量検出装置16により検出
された樹脂被覆紙の樹脂量プロファイルC1(X)を取
り込む。
【0030】次いで、ステップ2において、原紙坪量プ
ロファイル、原紙厚さプロファイル及び樹脂被覆紙の樹
脂量プロファイルに対して、公知のスムージング処理を
施す。このスムージング処理は、検出値のランダムな変
動の影響を少なくするために行うものであり、原紙18
及び樹脂被覆紙20の幅方向の各位値において、例え
ば、次式の計算を行う。
【0031】
【数1】
【0032】
【数2】
【0033】
【数3】
【0034】但し、A2(X)はスムージング処理後の
原紙坪量プロファイル、B2(X)はスムージング処理
後の原紙厚さプロファイル、A2OLDは 前回のスムージ
ング処理後の原紙坪量プロファイル、B2OLDは 前回の
スムージング処理後の原紙厚さプロファイル、、SFは
スムージングファクタで1以下の値、例えば0.2であ
る。又、C2(X)はスムージング処理後の樹脂被覆紙
の樹脂量プロファイル、C2OLDは前回のスムージング
処理後の樹脂 被覆紙の樹脂量プロファイルである。こ
のスムージング処理は、スムージング処理手段84が行
う。
【0035】ステップ3で次式の計算を行う。 A3(X)=A2(X)−A0
【0036】ステップ4で次式の計算を行う。 B3(X)=B2(X)−B0
【0037】即ち、スムージング処理を施した後の原紙
坪量プロファイルA2(X)から、原紙坪量設定値A0
を減算して差分原紙坪量プロファイルA3(X)とす
る。この処理は、差分原紙坪量プロファイル信号出力手
段84が行う。同様に、スムージング処理を施した後の
原紙厚さプロファイルB2(X)から、原紙厚さ設定値
B0を減算して差分原紙厚さプロファイルB3(X)と
する。この処理は、差分原紙厚さプロファイル信号出力
手段86が行う。
【0038】次いで、ステップ5において、次式の計算
を行う。
【数4】
【0039】即ち、差分原紙坪量プロファイルA3
(X)に樹脂制御定数k1および制御分配係数aを乗じ
て制御偏差坪量プロファイルを求め、これに差分原紙厚
さプロファイルB3(X)に樹脂制御定数k2および制
御分配係数bを乗じて求めた制御偏差厚さプロファイル
を加え、更に樹脂量設定値C0を加算して樹脂量目標プ
ロファイルC3(X)とする。樹脂制御定数k1および
k2は、塗工する樹脂の物性及び樹脂量によって変える
値であるが、樹脂被覆紙の場合、−0.8〜−0.2が
好ましい。また、制御分配係数aは、塗工する樹脂の物
性及び樹脂量または原紙の物性及び坪量によって変える
値であるが、樹脂被覆紙の場合、0.2〜0.8が好ま
しい。この処理は、樹脂量目標プロファイル信号出力手
段88が行う。
【0040】ステップ6では、ヒーターに供給される電
力を制御することにより、樹脂量目標プロファイルC3
(X)と樹脂量プロファイルC2(X)の差分が小さく
なるように制御する。この処理は、開度指令手段90が
行う。
【0041】例えば、C3(X)>C2(X)の場合、
開度指令手段は、ヒーターに供給する電力を小さくし
て、冷却効果を高めてダイボルトを収縮させて、リップ
を開いて樹脂量プロファイルC2(X)を多くする。リ
ップの各ダイボルトに接続されたヒーターに供給する電
力と樹脂量プロファイルとの対応関係は、予め定められ
て制御手段80のRAM又はROM内に記憶されてお
り、開度指令はこの対応関係を参照してヒーターへの供
給する電力を決定する。
【0042】ステップ6の処理が終了した後、ステップ
1へ戻る。
【0043】又、図には示していないが、制御手段80
では、幅方向の各リップと検出された樹脂量プロファイ
ルの位置対応処理(マッピング処理)、PI制御処理、
分配制御処理等の公知の処理を行うことが好ましい。
【0044】以上の処理を行うことにより、原紙坪量プ
ロファイルおよび原紙厚さプロファイルのバラツキによ
って作られる樹脂被覆紙の坪量プロファイルおよび厚さ
プロファイルのバラツキが無くなる。
【0045】このため、樹脂被覆紙を巻き取り装置によ
り円筒状に巻き取られると、巻取表面に見られる凹凸は
無くなり、又、製品品質を下げるヨレ・フクレも無くな
る。
【0046】次に、本発明による樹脂塗工方法の一実施
例を説明する。
【0047】まず、送り出された原紙は、幅方向に設置
されたコロナ処理装置によってコロナ処理が行われる。
次いで、樹脂供給装置によって供給された溶融樹脂フィ
ルムを原紙と共に、クーリングロールとプレスロールの
間を通し、この間に圧着・接合・冷却・固化が行われ
る。
【0048】この樹脂塗工方法が行われる前後に、坪量
検出装置は原紙坪量を検出し、厚さ検出装置は原紙厚さ
を検出し、樹脂量検出装置は樹脂量を検出する。これら
の検出信号は制御手段80に入力される。制御手段80
は以下の工程を行う。
【0049】まず、検出された原紙坪量プロファイルか
ら原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルと
する。同様に、検出された原紙厚さプロファイルから原
紙厚さ設定値を減じて差分原紙厚さプロファイルとす
る。次いで、差分原紙坪量プロファイルに樹脂量制御定
数と制御分配係数を乗じて制御偏差坪量プロファイルを
求め、これに差分原紙厚さプロファイルに樹脂量制御定
数と制御分配係数を乗じて求めた制御偏差厚さプロファ
イルを加え、つぎに樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プ
ロファイルとする。更に、検出された樹脂量プロファイ
ルが樹脂量目標プロファイルに一致する方向にダイのリ
ップの開度を調整する。
【0050】このような手段によって製造された樹脂被
覆紙を巻き取り装置により円筒状に巻き上げる。
【0051】又、本発明の塗工方法は、通常塗工樹脂量
が5〜80g/m2に用いられる。
【0052】本発明の樹脂被覆紙は、カラー写真印画紙
用、白黒写真印画紙用、写植印画紙用、電算写植印画紙
用、レーザー光画像印画紙用、複写印画紙用、反転写真
材料用、銀塩拡散転写法ネガ用及びポジ用、印刷材料
用、熱転写記録受像材料用及びインクジェット記録材料
用等の画像材料用支持体として用いることが可能であ
り、支持体表面に画像情報を記録する媒体のことであ
る。
【0053】以上、本発明を実施例に基いて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されず、種々変形可能で
ある。
【0054】例えば、原紙の片面だけでなく両面に樹脂
を塗工した樹脂被覆紙の製造に適用することも可能であ
る。この場合、次の3種類の制御装置に含まれる制御手
段と塗工方法が可能である。ここで、画像を形成する側
を表面とし、逆側を裏面とする。
【0055】1)坪量検出装置により検出された原紙坪
量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪
量プロファイルとする手段と、厚さ検出装置により検出
された原紙厚さプロファイルから原紙厚さ設定値を減じ
て差分原紙厚さプロファイルとする手段と、差分原紙坪
量プロファイルに樹脂制御定数k1(−0.8〜−0.
05)と制御分配係数a(0<a<1.0)を乗じて制
御偏差坪量プロファイルを求め、これに差分原紙厚さプ
ロファイルに樹脂制御定数k2(−0.8〜−0.0
5)と分配係数b(0<b<1.0、b=1.0−a)
を乗じて求めた制御偏差厚さプロファイルを加え、更に
表面樹脂量設定値を加えて表面樹脂量目標プロファイル
とする手段と、樹脂量検出装置により検出された樹脂被
覆紙の表面樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロフ
ァイルに一致する方向に表面用開度調節装置を制御する
開度指令手段とを備えた樹脂塗工機の樹脂量プロファイ
ル制御手段。
【0056】更に、ウェブの幅方向に設けられたリップ
の開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程と、原
紙の幅方向の厚さを検出し原紙厚さプロファイルとする
工程と、検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量
設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程
と、検出された原紙厚さプロファイルから原紙厚さ設定
値を減じて差分原紙厚さプロファイルとする工程と、差
分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1(−0.8
〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<1.0)を
乗じて制御偏差坪量プロファイルを求め、これに差分原
紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−0.8〜−
0.05)と制御分配係数b(0<b<1.0、b=
1.0−a)を乗じて求めた制御偏差厚さプロファイル
を加え、更に表面樹脂量設定値を加えて表面樹脂量目標
プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙の幅方向の樹脂
量を検出し表面樹脂量プロファイルとする工程と、表面
樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロファイルに対
応し一致する方向に表面用のリップの開度を調節する工
程と、樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程とを
有することを特徴とする塗工方法。
【0057】2)坪量検出装置により検出された原紙坪
量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪
量プロファイルとする手段と、厚さ検出装置により検出
された原紙厚さプロファイルから原紙厚さ設定値を減じ
て差分原紙厚さプロファイルとする手段と、差分原紙坪
量プロファイルに樹脂制御定数k1(−0.8〜−0.
05)と制御分配係数a(0<a<1.0)を乗じて制
御偏差坪量プロファイルを求め、これに差分原紙厚さプ
ロファイルに樹脂制御定数k2(−0.8〜−0.0
5)と制御分配係数b(0<b<1.0、b=1.0−
a)を乗じて求めた制御偏差厚さプロファイルを加え、
更に裏面樹脂量設定値を加えて裏面樹脂量目標プロファ
イルとする手段と、樹脂量検出装置により検出された樹
脂被覆紙の裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目標プ
ロファイルに一致する方向に裏面用開度調節装置を制御
する開度指令手段とを備えた樹脂塗工機の樹脂量プロフ
ァイル制御手段。
【0058】更に、ウェブの幅方向に設けられたリップ
の開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程と、原
紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする
工程と、原紙の幅方向の厚さを検出し原紙厚さプロファ
イルとする工程と、検出された原紙厚さプロファイルか
ら原紙厚さ設定値を減じて差分原紙厚さプロファイルと
する工程と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数
k1(−0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<
a<1.0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルを求
め、これに差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k
2(−0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b
<1.0、b=1.0−a)を乗じて求めた制御偏差厚
さプロファイルを加え、更に裏面樹脂量設定値を加えて
裏面樹脂量目標プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙
の幅方向の樹脂量を検出し裏面樹脂量プロファイルとす
る工程と、裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目標プ
ロファイルに対応し一致する方向に裏面用のリップの開
度を調節する工程と、樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻
き取り工程とを有することを特徴とする塗工方法。
【0059】3)坪量検出装置により検出された原紙坪
量プロファイルから原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪
量プロファイルとする手段と、厚さ検出装置により検出
された原紙厚さプロファイルから原紙厚さ設定値を減じ
て差分原紙厚さプロファイルとする手段と、差分原紙坪
量プロファイルに樹脂制御定数k1(−0.8〜−0.
05)と制御分配係数a(0<a<1.0)を乗じて制
御偏差坪量プロファイルを求め、これに差分原紙厚さプ
ロファイルに樹脂制御定数k2(−0.8〜−0.0
5)と制御分配係数b(0<b<1.0、b=1.0−
a)を乗じて求めた制御偏差厚さプロファイルを加え、
更に表面樹脂量設定値を加えて表裏分配係数α(0<α
<1.0)を乗じて表面樹脂量目標プロファイルとする
手段と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1
(−0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<
1.0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルを求め、こ
れに差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−
0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.
0、b=1.0−a)を乗じて求めた制御偏差厚さプロ
ファイルを加え、更に裏面樹脂量設定値を加えて表裏分
配係数β(0<β<1.0、β=1.0−α)を乗じて
裏面樹脂量目標プロファイルとする手段と、樹脂量検出
装置により検出された樹脂被覆紙の表面樹脂量プロファ
イルを表面樹脂量目標プロファイルに一致する方向に表
面用開度調節装置を制御する開度指令手段と、検出され
た樹脂被覆紙の裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂量目
標プロファイルに一致する方向に裏面用開度調節装置を
制御する開度指令手段とを備えた樹脂塗工機の樹脂量プ
ロファイル制御手段。
【0060】更に、ウェブの幅方向に設けられたリップ
の開度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給工程と、原
紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルとする
工程と、原紙の幅方向の厚さを検出し原紙厚さプロファ
イルとする工程と、検出された原紙坪量プロファイルか
ら原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイルと
する工程と、検出された原紙厚さプロファイルから原紙
厚さ設定値を減じて差分原紙厚さプロファイルとする工
程と、差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1
(−0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<
1.0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルを求め、こ
れに差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−
0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.
0、b=1.0−a)を乗じて求めた制御偏差厚さプロ
ファイルを加え、更に表面樹脂量設定値を加えて表裏分
配係数α(0<α<1.0)を乗じて表面樹脂量目標プ
ロファイルとする工程と、差分原紙坪量プロファイルに
樹脂制御定数k1(−0.8〜−0.05)と制御分配
係数a(0<a<1.0)を乗じて制御偏差坪量プロフ
ァイルを求め、これに差分原紙厚さプロファイルに樹脂
制御定数k2(−0.8〜−0.05)と制御分配係数
b(0<b<1.0、b=1.0−a)を乗じて求めた
制御偏差厚さプロファイルを加え、更に裏面樹脂量設定
値を加えて表裏分配係数β(0<β<1.0、β=1.
0−α)を乗じて裏面樹脂量目標プロファイルとする工
程と、樹脂被覆紙の表面の幅方向の樹脂量を検出し表面
樹脂量プロファイルとする工程と、樹脂被覆紙の裏面の
幅方向の樹脂量を検出し裏面樹脂量プロファイルとする
工程と、表面樹脂量プロファイルを表面樹脂量目標プロ
ファイルに対応し一致する方向に表面用のリップの開度
を調節する工程と、裏面樹脂量プロファイルを裏面樹脂
量目標プロファイルに対応し一致する方向に裏面用のリ
ップの開度を調節する工程と、樹脂被覆紙を円筒状に巻
き取る巻き取り工程とを有することを特徴とする塗工方
法。
【0061】又、原紙坪量プロファイルおよび原紙厚さ
プロファイルを溶融樹脂フィルムの塗工前に検出する例
を示したが、原紙を抄紙機で製造している時に、原紙坪
量プロファイル信号および原紙厚さプロファイル信号を
CPU及びRAMを有したデータバッファーに蓄積し、
このデータバッファーから原紙厚さプロファイル信号を
読み出して樹脂量プロファイルを制御してもよい。
【0062】これまでの実施例は、坪量検出装置により
検出されたすべての原紙坪量プロファイル信号と厚さ検
出装置により検出されたすべての原紙厚さプロファイル
信号を使用して樹脂量プロファイルを制御したが、数本
の巻取分の原紙坪量プロファイルおよび原紙厚さプロフ
ァイルを平均して、平均原紙坪量プロファイル信号およ
び平均原紙厚さプロファイル信号を使用して樹脂量プロ
ファイルを制御することも可能である。
【0063】
【発明の効果】上述したとおり、本発明によれば、樹脂
の塗工工程で巻き取られた樹脂被覆紙のヨレ・フクレ等
の欠陥を防止できる樹脂塗工機の樹脂量制御装置及び塗
工方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂塗工機の制御装置の構成図。
【図2】図1の樹脂供給装置及び開度調節装置の拡大透
視図。
【図3】図1の坪量検出装置および厚さ検出装置の拡大
図。
【図4】図1の樹脂量検出装置の拡大図。
【図5】図1に示した制御手段の行う処理のフローチャ
ート。
【図6】従来の樹脂塗工機の構成図。
【符号の説明】
2 送り出し装置 4 コロナ処理装置 6 押し出し機 8 ダイ 10 開度調節装置 12 クーリングロール 14 プレスロール 16 樹脂量検出装置 18 原紙 20 樹脂被覆紙 22 巻き取り装置 24 坪量検出装置 26 リップ 28 樹脂供給装置 30 樹脂固着装置 32 厚さ検出装置 40 スリット 42a リップ固定部 42b リップ可動部 44 ダイボルト 46 ヒーター 48 冷却ゾーン 50 断熱材 60 β線発信器 62 受信器 64 金属ターゲット板 66 センサコイル 68、68 コラム 70 上ビーム 72 下ビーム 76 赤外線膜圧計 80 制御手段 82 スムージング処理手段 84 差分原紙坪量プロファイル信号出力手段 86 差分原紙厚さプロファイル信号出力手段 88 樹脂量目標プロファイル信号出力手段 90 開度指令手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブの幅方向に設けられたリップの開
    度に応じた量の樹脂を供給する樹脂供給装置と、リップ
    の開度を複数個所で調節する開度調節装置と、樹脂被覆
    紙を巻き取る装置とを有する樹脂塗工機の樹脂量プロフ
    ァイル制御装置において、下記1)、2)及び3)の各検出装
    置と該検出装置による制御手段4)とを具備してなること
    を特徴とする樹脂塗工機の樹脂量プロファイル制御装
    置。 1)原紙の幅方向の複数個所の坪量を検出する坪量検出装
    置 2)原紙の幅方向の複数箇所の厚さを検出する厚さ検出装
    置 3)樹脂被覆紙の幅方向の複数個所の樹脂量を検出する樹
    脂量検出装置 4)ウェブの幅方向の各検出位置で検出された原紙坪量と
    原紙坪量設定値の差分である差分原紙坪量に樹脂制御定
    数k1(−0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0
    <a<1.0)を乗じた制御偏差坪量と、ウェブの幅方
    向の各検出位置で検出された原紙厚さと原紙厚さ設定値
    の差分である差分原紙厚さに樹脂制御定数k2(−0.
    8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.0、
    b=1.0−a)を乗じた制御偏差厚さを加え、更に樹
    脂量設定値を加えた樹脂量目標値に対して、ウェブの幅
    方向の各検出位置で検出された樹脂被覆紙の樹脂量を一
    致する方向に該開度調節装置を制御する制御手段
  2. 【請求項2】 制御手段が、下記1)〜6)の各制御手段か
    らなることを特徴とする請求項1記載の樹脂塗工機の樹
    脂量プロファイル制御装置。 1)坪量検出装置により検出された原紙坪量プロファイル
    から原紙坪量設定値を減じて差分原紙坪量プロファイル
    とする手段 2)厚さ検出装置により検出された原紙厚さプロファイル
    から原紙厚さ設定値を減じて差分原紙厚さプロファイル
    とする手段 3)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1(−
    0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<1.
    0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルとする手段 4)差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−
    0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.
    0、b=1.0−a)を乗じて制御偏差厚さプロファイ
    ルとする手段 5)制御偏差坪量プロファイルと制御偏差厚さプロファイ
    ルと樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとす
    る手段 6)樹脂量検出装置により検出された樹脂被覆紙の樹脂量
    プロファイルを樹脂量目標プロファイルに一致する方向
    に開度調節装置を制御する開度指令手段
  3. 【請求項3】 樹脂塗工方法において、下記1)〜11)の
    各工程からなることを特徴とする樹脂塗工方法。 1)ウェブの幅方向に設けられたリップの開度に応じた量
    の樹脂を供給する樹脂供給工程 2)原紙の幅方向の坪量を検出し原紙坪量プロファイルと
    する工程 3)原紙の幅方向の厚さを検出し原紙厚さプロファイルと
    する工程 4)検出された原紙坪量プロファイルから原紙坪量設定値
    を減じて差分原紙坪量プロファイルとする工程 5)検出された原紙厚さプロファイルから原紙厚さ設定値
    を減じて差分原紙厚さプロファイルとする工程 6)差分原紙坪量プロファイルに樹脂制御定数k1(−
    0.8〜−0.05)と制御分配係数a(0<a<1.
    0)を乗じて制御偏差坪量プロファイルとする工程 7)差分原紙厚さプロファイルに樹脂制御定数k2(−
    0.8〜−0.05)と制御分配係数b(0<b<1.
    0、b=1.0−a)を乗じて制御偏差厚さプロファイ
    ルとする工程 8)制御偏差坪量プロファイルと制御偏差厚さプロファイ
    ルと樹脂量設定値を加えて樹脂量目標プロファイルとす
    る工程 9)樹脂被覆紙の幅方向の樹脂量を検出し樹脂量プロファ
    イルとする工程 10)樹脂量プロファイルを樹脂量目標プロファイルに対
    応し一致する方向にリップの開度を調節する工程 11)樹脂被覆紙を円筒状に巻き取る巻き取り工程
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382881B1 (ko) * 2000-12-29 2003-05-09 카사테크 주식회사 필름 또는 쉬트의 두께 조절장치 및 그에 의한 두께조절방법
KR100387574B1 (ko) * 2001-03-09 2003-06-18 카사테크 주식회사 가열볼트를 이용한 필름 또는 쉬트의 두께 조절장치
CN110599675A (zh) * 2019-08-26 2019-12-20 深圳市合众金融设备服务有限公司 钞箱纸币数量的检测方法、装置、终端设备和存储介质

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