JPH08206572A - 表面処理用搬送装置のドリップ処理装置 - Google Patents

表面処理用搬送装置のドリップ処理装置

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JPH08206572A
JPH08206572A JP1502895A JP1502895A JPH08206572A JP H08206572 A JPH08206572 A JP H08206572A JP 1502895 A JP1502895 A JP 1502895A JP 1502895 A JP1502895 A JP 1502895A JP H08206572 A JPH08206572 A JP H08206572A
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JP
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drip pan
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drip
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JP1502895A
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Yoshizo Nakagawa
佳三 中川
Nobutoshi Takemura
伸敏 岳村
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C Uyemura and Co Ltd
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C Uyemura and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの処理槽から次の処理槽への処理液の持
込み量を減し、隔壁等の汚れを防止することを目的とし
ている。 【構成】 前後に延びる1対のレールに支持されたホイ
ストの下面に垂直なガイドコラムを固着し、ガイドコラ
ムに処理物を処理槽内とその上方の搬送位置に駆動する
上下スライダーを設けると共に、ガイドコラムに処理物
が搬送位置へ上昇した時のみに処理物の直下にドリップ
パンを供給するドリップパン駆動部を設けたことを特徴
とする表面処理用搬送装置のドリップ処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面処理用搬送装置の
ドリップ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一つの処理槽に所定時間浸漬させた
処理物を引上げ、次の処理槽の上方へ搬送する際、処理
物からは処理液がポタポタと滴り落ち(ドリップ)、次
の処理槽との隔壁等を汚すと共に次の処理槽への処理液
の持込み量が多くなる。
【0003】
【発明の目的】一つの処理槽から次の処理槽への処理液
の持込み量を減し、隔壁等の汚れを防止することを目的
としている。
【0004】
【発明の構成】請求項1の発明は、前後に延びる1対の
レールに支持されたホイストの下面に垂直なガイドコラ
ムを固着し、ガイドコラムに処理物を処理槽内とその上
方の搬送位置に駆動する上下スライダーを設けると共
に、ガイドコラムに処理物が搬送位置へ上昇した時のみ
に処理物の直下にドリップパンを供給するドリップパン
駆動部を設けたことを特徴とする表面処理用搬送装置の
ドリップ処理装置である。
【0005】請求項2の発明は、ドリップパンの左又は
右端の低くされた部分にドレン口を設け、ドレン口を排
液管を介して処理系列毎に区画された樋又は排液受に開
放した請求項1に記載の表面処理用搬送装置のドリップ
処理装置である。
【0006】
【実施例】図1は進行方向と直角に切断した縦断前面略
図で、紙面と直角に(前後方向に)延びる1対の左右の
レール1、1aに駆動ローラー2を介してホイスト3が
載せてあり、ホイスト3の下面に上端が固着された左右
1対の垂直なガイドコラム4の前面に上下スライダー5
がホイスト3により昇降自在に支持されている。上下ス
ライダー5の前面に固定された左右1対のフックバー6
の下端部は夫々フックバー6のある側(左右)に突出し
て先端に上開きV形のフック7を備え、両フック7にキ
ャリヤバー8の上片の対向端部が下から支持されて、処
理物9を処理槽10より上方の搬送位置に保持してい
る。図示の処理物9は、例えば複数個の縦長の窓孔の各
々にピンを介して被処理物(ワーク)を取り付けた矩形
の銅板で、上端部が一体の、又は別の導体のフック11
を介してキャリヤバー8に掛け止められている。処理物
9がめっき処理等に適した9´の位置まで下ろされる
と、キャリヤバー8は処理槽10の上縁に絶縁物を介し
て取付けた給電受け12のV溝に嵌まり、給電受け12
を介してマイナス極13に接続する。処理槽10内には
処理物9´を挾むアノード板とめっき液とめっき液の供
給口、排出口(共に図示せず)等が設けてある。14は
フロアであり、ここまでは従来公知である。
【0007】ガイドコラム4の後面にドリップパン駆動
部16が固定されており、駆動部16に内蔵の可逆転減
速モーター(図示せず)より左右に出力軸17が突出
し、その左右両端部にアーム18の上端部が固着し、ア
ーム18の下端部はピン19を介してドリップパン20
の左右側壁上端部の前後中央部に回動自在に連結してい
る。アーム18の下端部を90度折り曲げてピン19と
してもよい。ドリップパン20は上面が開放した皿状
で、処理物9が搬送位置(実線)に上昇している時処理
物9の直下の位置に供給され、処理物9が下降を開始す
る前に処理物9の通路の後方へ退避するように後退す
る。
【0008】前項の動作を可能にする為、上下スライダ
ー5とホイスト3の間にリミットスイッチ22を設け、
ドリップパン駆動部16内の出力軸17に図2のように
レバー23を固定すると共に、レバー23の正転(R)
端と逆転端を検出するリミットスイッチ24、25を設
けてリミットスイッチ22と共にコントローラ26へ接
続する。出力軸17を有する可逆転モーター27もコン
トローラ26へ接続する。28は電源である。図1の上
下スライダー5が上死点まで上昇してリミットスイッチ
22が例えばオンすると、図2のコントローラ26から
可逆転モーター27に正転電流が供給され、レバー23
が正転方向Rへ回動し、リミットスイッチ24が例えば
オンして正転電流の供給が停止し、それまで後退してい
たドリップパン20が処理物9の直下の図1の位置に来
る。上下スライダー5が下降を開始してリミットスイッ
チ22がオフすると、図2のコントローラ26から可逆
転モーター27に逆転電流が供給され、レバー23が例
えば30度逆R方向へ回動し、リミットスイッチ25が
例えばオンして逆転電流の供給が停止し、アーム18
(図1)が後退して、処理物9の下降通路を開放する。
【0009】図1のドリップパン20の底面は右端(図
1の左端)近傍のドレン口30に向かい低下するように
傾斜しており、ドレン口30には横向きの排液管31が
接続し、排液管31の先端は下方へ湾曲し、下方の樋3
2に向かい開放している。樋32は後述するように、処
理系列毎に区画する仕切33を備え、隣接する仕切33
の間の樋32の前端部分底面のドレン口29は、排液管
34を介して排液溜35に連通している。
【0010】めっき装置の一例を示す図3において、ア
ルカリ脱脂又は酸洗等の為の前処理槽37とその前方の
水洗槽38、39、40等をまとめて前処理系槽Aと呼
び、その前方のNiめっき槽41、水洗槽42、43等
をまとめてNi系槽Bと呼び、その前方のCrめっき槽
44、水洗槽45、46等をまとめてCr系槽Cと呼ぶ
ことにすると、樋32も上記系列に対応して、仕切3
3、33a間の前処理系樋部分32a、仕切33、33
b間のNi系樋部分32b、仕切33b、33c間のC
r系樋部分32cに区画し、前方へ行くにつれて底面が
低くなるように傾斜させると効果的である。
【0011】図1の出力軸17とアーム18を固定フレ
ームに変更し、アーム18の下端部に前後方向に延びる
レールを固定してドリップパン20をレールで摺動自在
に支持すると共に、レール上に取り付けたエアーシリン
ダーでドリップパン20を前後方向に駆動させるように
してもよい。
【0012】図4は、図1の一部を変更して示す斜視図
で、アーム18は出力軸17の部分から上半部が下降
し、その下端から下半部が屈曲して前方へ張りだしてド
リップパン20の側壁上端部にピン19で回動自在に接
続している。即ち出力軸17よりかなり前の部分で処理
物9のドリップ(滴下)を受けるように構成している。
従って処理物9が下降を開始すると同時に、ドリップパ
ン20も下降しながら後退することになり、搬送時には
処理物9をその直下でドリップパン20で受けることが
でき、処理物9からのドリップの飛散を可及的に減少さ
せることができる。
【0013】図4では、排液管31がドリップパン20
の側壁の前端底部に設けてあるので、排液管31の重量
によりドリップパン20が僅かに前傾し、ドリップパン
20の底面が排液管31側が低くなるように傾斜してい
ることと相俟って、ドリップパン20の受けとったドリ
ップは速やかに排液管31から排出される。
【0014】図4は、例えば図3の水洗槽40から引き
上げた処理物9の下側にドリップパン20を運び(その
時にドリップの大部分は排液管31から前処理樋部分3
2aに落ちる)、そのまゝ前進させてNiめっき槽41
の中間の予め定められた位置に停止した状態を示してい
る。この時、処理物9からのドリップはドリップパン2
0に受け止められ、Ni系樋部分32bに排出される
が、量は少ない。処理物9の下降が開始すると同時に、
ドリップパン20は20´の位置へ後退し、ドリップパ
ン20´の中に残留している僅かなドリップは排液管3
1´を経てNi系樋部分32bに排出される。Niめっ
き槽41内で所定時間めっき処理された別の処理物をN
iめっき槽41から引き上げて空いた水洗槽42へ入れ
る時及び水洗槽42内の処理物を引き上げて空いた水洗
槽43へ入れる時のドリップパン20の動作は同じであ
る。この間にドリップパン20から排液管31を経てN
i系樋部分32bに集められた液はドレン口29から図
1の排液管34を経て排液溜35へ排出される。図4の
樋32は前述の如く、前方へ行くにつれて底面が低下す
るように傾斜しているので、ドレン口29、29a、2
9cを各樋部分の前端部に設けて排出を円滑にすること
ができる。
【0015】図5は図4の樋32を省略する為、図4の
ドレン口29、29a…のある場所に、升又は漏斗状の
排液受48(又はピット)を設け、排液管31に常閉の
電磁弁49を取り付け、排液管31が排液受48の後壁
を前方へ通過して排液受48の上方に来たことをリミッ
トスイッチ50等で検出し、電磁弁49を所定時間開放
すると共に、装置の前進を同じ所定時間停止するように
構成する。電磁弁49の代わりに手動開閉弁(図示せ
ず)を取り付け、排液管31が排液受48の上方を通過
する間に手動開閉弁を開くようにすることもできる。い
ずれの場合も、図4の長い樋32の占めるスペースを省
略することができる。図3の槽A、Bのみを有する装置
の槽Bの部分のみでドリップパン20を昇降動作させる
ようにすると、所定時間経過毎に排液受48の上方で手
動開閉弁を開くようにすることもできる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によると、処理物搬送中
の処理液のドリップ(滴下)を防止できるので、処理槽
隔壁上端部等の清掃が減少し、美観が向上する。又薬液
の混入(持込み)を可及的に防止することができ、ドリ
ップの排出が確実化する。例えば、Niめっき槽41か
ら水洗槽42へのめっき液の持込みが減少し、水洗槽4
2の汚染が減少するので、水洗槽42での洗浄効果が向
上する。水洗槽42から水洗槽43へのNiめっき液の
混入が減少するので、水洗槽43での洗浄効果が向上す
る。水洗槽43のNiめっき液濃度が0に近くなるの
で、水洗槽43から処理物9をCrめっき槽44へ移す
時のNiめっき液の持込みは可及的に防止される。
【0017】請求項2の発明によると、排水(ドリッ
プ)を系統別の所定場所に集合することができ、排水の
完全処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 表面処理用搬送装置の縦断前面略図である。
【図2】 図1のIIーII断面を含む回路図である。
【図3】 装置の平面略図である。
【図4】 図1の斜視略図である。
【図5】 請求項1を含む斜視略図である。
【符号の説明】
1 レール 3 ホイスト 4 ガイドコラム 5 上下スライダー 9 処理物 10 処理槽 16 ドリップパン駆動部 20 ドリップパン 30 ドレン口 31 排液管 32 樋 48 排液受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に延びる1対のレールに支持された
    ホイストの下面に垂直なガイドコラムを固着し、ガイド
    コラムに処理物を処理槽内とその上方の搬送位置に駆動
    する上下スライダーを設けると共に、ガイドコラムに処
    理物が搬送位置へ上昇した時のみに処理物の直下にドリ
    ップパンを供給するドリップパン駆動部を設けたことを
    特徴とする表面処理用搬送装置のドリップ処理装置。
  2. 【請求項2】 ドリップパンの左又は右端の低くされた
    部分にドレン口を設け、ドレン口を排液管を介して処理
    系列毎に区画された樋又は排液受に開放した請求項1に
    記載の表面処理用搬送装置のドリップ処理装置。
JP01502895A 1995-02-01 1995-02-01 表面処理用搬送装置のドリップ処理装置 Expired - Fee Related JP3499628B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3621186B1 (de) * 2018-09-05 2021-03-17 VAF GmbH Reinigungsvorrichutng und verfahren zum reinigen eines im tauchverfahren beschichteten körpers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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