JPH08206521A - 精米機の自動停止装置 - Google Patents

精米機の自動停止装置

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JPH08206521A
JPH08206521A JP4361995A JP4361995A JPH08206521A JP H08206521 A JPH08206521 A JP H08206521A JP 4361995 A JP4361995 A JP 4361995A JP 4361995 A JP4361995 A JP 4361995A JP H08206521 A JPH08206521 A JP H08206521A
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JP
Japan
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rice
polished
discharge
polished rice
brown
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4361995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kamo
吉博 加茂
Daisaku Fukunaga
大三公 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP4361995A priority Critical patent/JPH08206521A/ja
Publication of JPH08206521A publication Critical patent/JPH08206521A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】残留米が影響して精米ロールの抵抗が大きくな
り、次に精米機が起動できなくなるという問題を解消す
るため、精米機の停止時に搗精部内に残留する米を排除
する。 【構成】玄米タンクセンサ21が玄米の供給終了を検知
すると、終了間際に排出する精白米を補助ホッパ19に
一時収納する。次に、排出口センサ22が精白米の排出
終了を検知すると、今度は、補助ホッパ19に一時収納
した精白米を玄米タンク10に還元する。ここで、さら
に精米処理を続行させ、搗精部内に残留する玄米を還元
により新たに追加した精白米の圧力で押出しながら精白
する。この後しばらくして、排出口センサ22が精白米
の排出終了を検知したら、白度調節モータを弱側に逆回
転させると、搗精部11の排出口を圧迫する圧迫板が開
口するので、搗精部内に残留する精白米が排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精米機に関し特に利用
者が持込む玄米をコインの投入枚数に応じて所定の時間
だけ精米するコイン精米機などのように、始動と停止を
繰返す時間貸し精米機の自動停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時間貸し精米機の停止に当って
は、玄米タンクと精白米排出口に設けたセンサで玄米の
供給終了と精白米の排出終了を検知し、両方の終了を検
知してから所定時間たとえば30秒間精米ロールを空転
させ、その後に精米機を停止させていた。しかしこのよ
うにロールを空転させても終了間際には搗精部内の玄米
が減少して圧力が低下し、圧迫板を通して排出する精白
米量も減少するので停止後には搗精部内部に精白不十分
な米が残留した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、次の起動時
にこの残留米が影響して精米ロールの抵抗が大きくな
り、過負荷となるため精米機が起動できなくなるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解消するた
め、精米機の停止時に搗精部内に残留する米を排除する
ことを目的になされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【0006】すなわち本発明は、精白ロールを内装し玄
米タンクからの玄米供給を受けて精白処理する搗精部の
精白米排出口に、この排出口を白度調節モータの正逆回
転により圧迫する状態と開口する状態とに切替可能な圧
迫板を備える精米機において、前記玄米タンクの玄米供
給終了を検知する玄米供給終了検知手段と、前記玄米供
給終了検知手段の玄米供給終了検知により排出精白米を
一時的に収納する排出精白米一時収納手段と、前記精白
米排出口からの精白米排出終了を検知する精白米排出終
了検知手段と、前記精白米排出終了検知手段の精白米排
出終了検知により前記一時収納精白米を前記玄米タンク
に還元する一時収納精白米還元手段と、を備え、前記精
白米排出終了検知手段の2度目以降の精白米排出終了検
知により前記白度調節モータを逆回転させて前記圧迫板
を開口状態にすることにより前記搗精部内の残留米を排
出することを特徴とする。
【0007】
【作用】まず、玄米供給終了検知手段が玄米タンクから
の玄米供給終了を検知すると、排出精白米一時収納手段
は、精白米排出口からの排出精白米を一時的に収納す
る。次に、精白米排出終了検知手段が搗精部の精白米排
出口からの精白米排出終了を検知すると、一時収納精白
米還元手段は、一時収納精白米を玄米タンクに還元す
る。この後、再び精白米排出終了検知手段が搗精部の精
白米排出口からの精白米排出終了を検知すると、前記白
度調節モータを逆回転させて前記圧迫板を開口状態にす
ることにより前記搗精部内の残留米を排出する。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0009】図1は本発明の実施例の精米機の側断面図
で、図2は精白調節機構の説明図である。精米機1は、
搗精部11内に精白ロール12を内装し玄米タンク10
からの玄米供給を受けて精白処理する公知の形態であ
り、網枠13からの分離糠は糠ホッパ14で収集され、
糠搬送ファン15により、図示しない糠処理部に搬送さ
れる。精米機モータ16は精米ロール12や糠搬送ファ
ン15を回転させる。搗精部11の出口には切替器17
の切替えにより分岐可能な排出通路18を設け、分岐先
の終端部を補助ホッパ19の上部にのぞませる。また、
補助ホッパ19の出口には還元管20を設け、その終端
部は玄米タンク10の上部にのぞませる。この還元管2
0は図示しない吸引ブロアの吸引により補助ホッパ19
内の精白米を玄米タンク10に還元させるものである。
また、玄米タンク10の下部には玄米の供給終了を検知
する玄米タンクセンサ21を、搗精部11の排出口には
精白米の排出終了を検知する排出口センサ22をそれぞ
れ設ける。
【0010】精白度の調節は白度調節モータ31の正逆
回転により、搗精部11の排出口に設けた圧迫板32に
加わる白度調節ばね33の弾性圧変更により行われる。
すなわち、白度調節モータ31に連結する軸34に遊嵌
する白度調節ばね33は、上部の受体35と軸34の下
部に螺合するナット部材36とにより受けられ、軸34
の回転にて有効長が長短に設定されてワイヤ37で連接
される圧迫板32の圧力を変更できる。なお、上部受体
35は遊動すべく設ける網枠13に連結され、始動時な
どの過負荷状態には精白ロール12と連れまわりさせて
ワイヤ37を引き、搗精部11の排出口を開口状態とさ
せて負荷を軽減させる構成としている。
【0011】本発明の実施例の精米機1は以上のような
構成で、図示しないマイクロコンピュータの制御で精米
機の停止処理を行う。図3に示すフローチャートを参照
してこの精米機の停止処理について説明する。いま、玄
米タンクセンサ21が玄米の供給終了を検知すると(S
1)、切替器17を切替えて排出通路18を補助ホッパ
19に分岐させる(S2)。これにより、終了間際に排
出する精白米を補助ホッパ19に一時収納する。次に、
排出口センサ22が精白米の排出終了を検知すると(S
3)、今度は、補助ホッパ19に一時収納した精白米を
玄米タンク10に還元する(S4)。これにより、精白
する玄米が減少して搗精部内の圧力が低下するのを防
ぐ。ここで、さらに精米処理を続行させ、搗精部内に残
留する玄米を還元により新たに追加した精白米の圧力で
押出しながら精白する(S5)。この後しばらくして、
排出口センサ22が精白米の排出終了を検知したら(こ
の時点で搗精部内に残留するのは還元により新たに追加
した精白米で、供給した玄米は全て精米処理を終えて搗
精部内から排出されている)(S6)、白度調節モータ
31を弱側に逆回転させる(S7)。なお、ステップS
7の処理は玄米タンク10に還元した精白米がなくなっ
たことを検知してから、タイマをセットして所定時間経
過した後に行ってもよい。白度調節モータ31を弱側に
逆回転させると、白度調節ばね33が緩み、それを受け
る上部受体35に遊動連結する網枠13が動き易くな
る。すると、回転する精白ロール12に網枠13が連れ
まわりして大きく動き、このためワイヤ37が引かれ、
連接する圧迫板32が開口状態となる(S8)。そうす
ると搗精部11の排出口を圧迫する圧迫板32が開口す
るので、搗精部内に残留する精白米が排出される(S
9)。
【0012】次に、本発明の実施例の精米機に関する網
破れ検出装置の実施例について説明する。本実施例の網
破れ検出装置は、図1に示す精米機1の糠ホッパ14ま
たは糠搬送ファン15に網破れ検知センサ(マイク)4
1を取付ける。図4に本実施例の網破れ検出装置のブロ
ック図を示す。網破れ検出装置40は、網破れ検知セン
サ41と、該センサの音信号を増幅する増幅回路42
と、コンパレートレベルを比較する比較回路43と、音
信号の周波数をカウントするカウンタ44と、精米機1
の使用停止を制御するシーケンサ45と、電源部46と
から構成される。
【0013】網枠13が破れると、搗精部11内の米が
こぼれて糠ホッパ14または糠搬送ファン15に当た
り、衝撃音が発生する。この衝撃音を網破れ検知センサ
41で検出し、これを比較回路43で比較する。その結
果、図5に示すように、あらかじめ設定したコンパレー
トレベル以上の音信号だけを次のカウンタ44に出力す
る。このカウンタ44はタイマにより一定時間毎にリセ
ットされ、比較回路が出力する音信号の周波数を一定時
間カウントする。このカウント値が規定回数を越えた場
合はシーケンサ45に信号を出力して精米機1を使用停
止状態にする。網枠13の破れを検知する方法として
は、このように衝撃音を検出する他に衝撃振動を検出し
てもよい。
【0014】従来、コイン精米機など無人の精米処理施
設においては、精米機の網枠が破れても、これを検出し
て利用者や管理者に知らせ、使用を停止させるという方
法がなかった。このため、利用者が網枠が破れたことに
気付かないまま精米機を使用し、そのため米が糠袋に流
れ出し、出てこなくなるというトラブルがあった。な
お、この網枠の破れによる米の年間損害補償額は300
0台の精米機に対し500から600万円程度といわれ
ている。
【0015】本実施例は以上のような構成で、網枠の破
れを検出し、精米機の使用を停止させる。従って、米が
糠袋に流れ出し、出てこなくなるというようなことがな
くなり、米を安全に回収することができる。また、故障
中であることの表示がされるので、利用者が故障中の精
米機を使用するという二重のトラブルを未然に防ぐこと
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成で、大きな
設備を追加したり変更することなく精米機の停止時に搗
精部内に残留する米を排除することができる。従って、
次の起動時に残留米が影響して精米ロールの抵抗が大き
くなり、過負荷となるため精米機が起動できなくなると
いう問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の精米機の側断面図である。
【図2】本発明の実施例の精米機の精白調節機構の説明
図である。。
【図3】本発明の実施例の精米機の停止処理のフローチ
ャートである。
【図4】網破れ検出装置の実施例のブロック図である。
【図5】比較回路の出力状態を示すグラフである。
【符号の説明】
1 精米機 10 玄米タンク 11 搗精部 12 精白ロール 13 網枠 14 糠ホッパ 15 糠搬送ファン 16 精米機モータ 17 切替器 18 排出通路 19 補助ホッパ 20 還元管 21 玄米タンクセンサ 22 排出口センサ 31 白度調節モータ 32 圧迫板 33 白度調節ばね 34 軸 35 上部受体 36 ナット部材 37 ワイヤ 40 網破れ検出装置 41 網破れ検知センサ(マイク) 42 増幅回路 43 比較回路 44 カウンタ 45 シーケンサ 46 電源部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精白ロールを内装し玄米タンクからの玄
    米供給を受けて精白処理する搗精部の精白米排出口に、
    この排出口を白度調節モータの正逆回転により圧迫する
    状態と開口する状態とに切替可能な圧迫板を備える精米
    機において、 前記玄米タンクの玄米供給終了を検知する玄米供給終了
    検知手段と、 前記玄米供給終了検知手段の玄米供給終了検知により排
    出精白米を一時的に収納する排出精白米一時収納手段
    と、 前記精白米排出口からの精白米排出終了を検知する精白
    米排出終了検知手段と、 前記精白米排出終了検知手段の精白米排出終了検知によ
    り前記一時収納精白米を前記玄米タンクに還元する一時
    収納精白米還元手段と、を備え、 前記精白米排出終了検知手段の2度目以降の精白米排出
    終了検知により前記白度調節モータを逆回転させて前記
    圧迫板を開口状態にすることにより前記搗精部内の残留
    米を排出することを特徴とする精米機の自動停止装置。
JP4361995A 1995-02-08 1995-02-08 精米機の自動停止装置 Withdrawn JPH08206521A (ja)

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JP4361995A JPH08206521A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 精米機の自動停止装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110062560A (ko) * 2009-12-03 2011-06-10 박대진 즉석 도정 쌀 자동판매기
CN106076597A (zh) * 2016-06-22 2016-11-09 贵州凤冈县神农米业有限公司 用于大米加工过程中的胚粒分离装置
KR101676856B1 (ko) * 2015-10-27 2016-11-17 (주) 성산기업 정미기
JP2019147130A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 井関農機株式会社 精米設備の精米運転システム

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KR101676856B1 (ko) * 2015-10-27 2016-11-17 (주) 성산기업 정미기
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507