JP2002253977A - コイン精米設備 - Google Patents

コイン精米設備

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JP2002253977A JP2001059353A JP2001059353A JP2002253977A JP 2002253977 A JP2002253977 A JP 2002253977A JP 2001059353 A JP2001059353 A JP 2001059353A JP 2001059353 A JP2001059353 A JP 2001059353A JP 2002253977 A JP2002253977 A JP 2002253977A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石抜機からの処理米の排出流量が精米機の適
した処理流量範囲より少なくなった場合でも、良好な白
度の米を排出できて、精米設備内に残米を生じることを
抑えることができるコイン精米設備を提供する。 【解決手段】 石抜機8から精米機9への処理米の流量
を検出する流量検出手段22、23を備え、この処理米
流量が少ないことを検出した場合に精米機9を駆動開始
させるタイミングを遅らせて制御する。これにより、石
抜機8から精米機9への処理米の排出流量が適した処理
流量範囲より少なくなった場合には、駆動タイミング遅
延された分だけ、石抜機8からの処理米が精米タンク1
3へ多めに溜められるので、精米機9への処理米の供給
が途絶えることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイン精米設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コインや紙幣などの貨幣を投入すること
により自動的に精米作業を行わせるコイン精米設備は知
られている。このコイン精米設備は、処理米である玄米
やもみなどから小石などの異物を取り除く石抜機や実際
に精米処理を行う精米機などが備えられており、利用客
が処理米を投入ホッパに投入した状態で、貨幣を投入
し、白度選択ボタンなどを押すことにより、自動的に精
米作業が行われて、精米された白米が白米ホッパに排出
されるようになっている。
【0003】図3、図4に示すように、コイン精米設備
をなす建屋1の内部は、仕切壁2にて、利用客が自由に
行き来できる客室3と、管理者や保守点検員などの限定
した人しか入ることができない機械室4とに仕切られて
いる。
【0004】客室3には、利用客に玄米などの処理米を
投入してもらう投入ホッパ5や、精米した白米が排出さ
れて溜められる白米ホッパ6が配設されているととも
に、操作制御盤7の前面が臨むように配置されており、
図示しないが、この操作制御盤7の前面には、米種類を
選択するための押ボタンや、精米白度を選択する押ボタ
ン、残米があった際に貨幣の追加を催促するためのラン
プ、営業中を示すランプなどが設けられており、また、
操作制御盤7内に、コイン精米設備を制御する制御手段
が設けられている。
【0005】図3〜図5に示すように、機械室4には、
石などの異物を取り除く石抜機8、実際に精米処理を行
う精米機9、精米処理の際に生じた糠を所定箇所へ送る
糠用送風機10などが配設されているとともに、投入ホ
ッパ5からの玄米を、石抜機8の直上位置に配置された
石抜タンク11に送る張込昇降機12や、石抜機8で石
などの異物が除去された玄米を精米タンク13に送る精
米昇降機14などが設けられている。また、図5に示す
ように、精米タンク13の上部などに、わらなどの異物
を除去するネットコンベア(金網にて無端ベルト状に編
まれた網状体を所定方向に回動させて、網状体に引っ掛
かったわらなどの異物を取り除くもの)21を備えたも
のもある。
【0006】なお、図5において、26は張込昇降機1
2にて上げられた玄米を石抜タンク11へ導く石抜導入
通路、27は精米タンク13の上限レベルを超えたオー
バーフロー分を石抜タンク11へ戻す戻し通路、28は
石抜機8で分離された石などの異物を所定箇所に排出す
るための石排出シュート、29は石抜タンク11の排出
口に設けられた石抜機シャッタ、30は石抜機8で分離
された玄米を精米昇降機14に導く石抜機玄米シュー
ト、31は精米機9の精米本体部、32は精米本体部3
1の下端部に設けられた白米排出筒、33は精米機9の
駆動モータ、34は精米機9で発生した糠を、糠用送風
機10を介して糠袋などに流下させるサイクロンであ
る。
【0007】石抜タンク11および精米タンク13には
それぞれ、各タンク11、13の玄米下限レベル位置に
配設されてタンク11、13への玄米の供給動作が開始
したことや玄米がタンク11、13からなくなったこ
と、すなわちタンク11、13からの供給状態を検出す
る石抜下限レベルセンサ22および精米下限レベルセン
サ23と、各タンク11、13の玄米上限レベル位置に
配設されてタンク11、13でのオーバーフロー状態を
検知するための石抜上限レベルセンサ24や精米上限レ
ベルセンサ25が取り付けられており、コイン精米設備
の駆動指示が行われると、精米タンク13に設けた精米
下限レベルセンサ23により玄米を検知した段階で、精
米機9への玄米供給が開始されたと判断して、精米機9
での精米動作を開始している。
【0008】なお、利用客により投入ホッパ5に処理米
としての玄米が入れられ、貨幣が投入されて、操作制御
盤7の前面に設けられた米種類選択押ボタンや白度選択
押ボタンなどが押された時点で、張込昇降機12、精米
昇降機14、石抜機8およびネットコンベア21が全て
駆動開始される。
【0009】一般に、この種のコイン精米設備における
精米処理は、利用客の選択した処理米の種類(例えば、
玄米やもみ)などに応じて所定時間だけ、石抜機8や精
米機9などが駆動されるようになっている。また、石抜
機8においては、石抜動作を終了した時点で内部に処理
米の一部が残った状態となるため、前回の処理米と今回
の処理米とが混じらないように、石抜機8により所定の
タイミングで残米回収動作を行うものがあり、この残米
回収動作は、例えば、通常の石抜動作による処理米排出
動作を終えた後に行われる。
【0010】石抜機8の具体的構成としては、図6〜図
8に概略的に示すように、一方の石抜口側を高くし他方
の玄米取出口側を低くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支
持させた通気性を有するスクリーン41に対して、下方
から上方に空気を吹き上げかつスクリーン41を揺動さ
せながらスクリーン41の選別部42上に処理米として
の玄米を供給することで、閉鎖状態の石抜口42a側に
玄米に含まれる石などの異物と玄米とを溜め、反対側の
玄米取出口42b側から溢れ出る玄米を排出するように
なっている。また、石抜口42aに開閉自在に設けた石
排出シャッタ43を、玄米供給終了時などに開けること
で、石抜口42a側に集まった異物を玄米とともに排出
する。
【0011】また、スクリーン41における片側(図8
における上方側)には、スクリーン41上に残った残米
を排出するための残米戻し通路43が仕切板44にて区
画形成されており、前述した石排出動作の後に、仕切板
44の石抜口42に近い位置に開閉自在に設けた残米排
出シャッタ45を開けることで、選別部42上に残った
残米が、残米導入口46ならびに残米戻し通路43を介
して、残米出口43aから排出されるようになってい
る。なお、図6における47は風車箱、48は風車、4
9はスクリーン41を揺動させるための揺動用モータで
ある。
【0012】図7、図8(a)に示すように、選別部4
2においては、下方からの空気を石抜口42a寄りの斜
め上方に吹き上げるように多数の切り起こし部42cが
形成されて、選別部42上の異物や玄米が石抜口42a
側に移動するように構成している。一方、図7、図8
(b)に示すように、戻し通路43においては、下方か
らの空気を残米出口43a寄りの斜め上方に吹き上げる
ように多数の切り起こし部43bが形成されて、残米戻
し通路43に導入させた残米を残米出口43aへ積極的
に移動させるように構成している。
【0013】そして、石抜機8のスクリーン41に玄米
が供給されて石抜動作が行われた後、投入ホッパ5に投
入された全ての玄米が石抜機8に送られて石抜下限レベ
ルセンサ22がOFFとなってから、所定時間後に石抜
機8の石排出シャッタ43を所定時間だけ開けて、石抜
口42a側に集まった異物を排出した後、石抜機8の石
排出シャッタ43を閉じると同時に、所定時間だけ残米
排出シャッタ45を開けて、選別部42上に残った残米
を、残米導入口46ならびに残米戻し通路43を介し
て、残米出口43aから排出することで、スクリーン4
1上の残米を回収するようになっている。
【0014】精米機9の本体部分をなす精米本体部31
は、図9に示すような構造とされている。縦方向に配置
された本体ケーシング51内に、精米機9の駆動モータ
33により駆動プーリ52を介して回転される中空の回
転軸53が配設され、回転軸53の上部に送りロール5
4が、また回転軸53の下部に突条部を有する精米ロー
ル55がそれぞれ取り付けられ、これらの送りロール5
4および精米ロール55が回転軸53とともに一体的に
回転する。また、56は送りロール54および精米ロー
ル55の外周側に配置されて精米室57の外殻部分をな
す金属製の網で、網56内の糠を糠排出部(図示せず)
を介して空気とともに吸引して糠用送風機10から排出
する。本体ケーシング51の上部には、精米タンク13
からの玄米を精米室57内に送り込む供給用スクリュ5
8および供給用ケーシング59を配設している。
【0015】本体ケーシング51の下端部には、精米室
57からの開度を調節することで精米の際の圧力などを
調整する開度規制部材60と、この開度規制部材60と
精米ロール55との間から排出される白米を下方に案内
する排出筒61とが、それぞれ昇降自在に嵌合されてい
る。そして、精米ロール55を駆動させる駆動モータ3
3の電力量などから精米ロール55の負荷(精米状態の
負荷)を検出しながら、開度調整用モータ62を作動さ
せて、開度用アーム63を介して開度規制部材60の上
下位置を変えることで、利用客が選択した精米白度に合
った白度の米が得られるように白度制御が行われる。
【0016】また、図9における64は開度規制部材6
0を付勢する付勢ばね、67は開度調整用モータ62に
て昇降される昇降部材、65は昇降部材67が下限位置
となったことを検知する下限位置検出スイッチ、66は
昇降部材67が上限位置となって開度規制部材60が設
けられている白米排出口が開放状態となっていることを
検知する上限位置検出スイッチである。
【0017】なお、精米機9での精米処理を所定の供給
状態で安定して行うことができるように、精米機9の処
理能力よりも、石抜機8の処理能力が大きく、さらにこ
れらの処理能力よりも張込昇降機12や精米昇降機14
の搬送能力が大きいものが用いられている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】この種のコイン精米設
備においては、石抜機シャッタ29が設けられている石
抜タンク11の排出口に異物が引っ掛かるなどして詰ま
り気味となったり、石抜機8のスクリーン41の表面が
汚れたり、処理米の性質などに起因して、石抜機8から
の処理米の排出流量が精米機9の処理能力よりも少なく
なることがあり、この場合には、石抜機8から精米機9
への玄米の供給が途切れがちとなってしまう。このよう
に精米本体部31への玄米の供給量が極めて少ない状態
で精米処理を行うと、精米室57内の精米圧力が安定せ
ず、精米白度などに悪影響を与えるおそれがあるため、
適正な供給状態で良好な白度の米を排出すると精米処理
を終了させている。しかしながら、その結果、石抜機8
などに玄米が残ってしまうことがあり(この状態は、石
抜下限レベルセンサ22により玄米を検知しながら精米
下限レベルセンサ23により玄米を検知しなくなったこ
とにより制御手段が判定する)、この際には、貨幣の追
加を催促するためのランプを点灯させて、貨幣の追加を
促すが、利用者がそのまま帰ってしまうと、次回の利用
者が投入する処理米が、残った玄米と混じってしまう。
【0019】また、上記のように、貨幣の追加を促され
た際に利用者が貨幣を追加した場合は、再度コイン精米
設備が駆動されることで、残米も精米処理されて回収で
きる場合が、利用者には追加分の貨幣を負担させること
となる。
【0020】本発明は上記課題を解決するもので、石抜
機からの処理米の排出流量が精米機の適した処理流量範
囲より少なくなった場合でも、良好な白度の米を排出で
きて、精米設備内の石抜機などに残米を生じることを最
小限に抑えることができ、さらには、利用者に追加分の
貨幣の負担を強いらなくても済むコイン精米設備を提供
することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の発明は、精米機よりも上流側
に石抜機が配置されているコイン精米設備において、石
抜機から精米機への処理米の流量を検出する流量検出手
段と、流量検出手段により石抜機から精米機への処理米
の流量が少ないことを検出した場合に精米機を駆動開始
させるタイミングを遅らせて制御する制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0022】この構成により、石抜機から精米機への処
理米の流量が減少して、石抜機からの処理米の排出流量
が精米機の適した処理流量範囲より少なくなった場合に
は、精米機を駆動開始させるタイミングが遅延されるの
で、その分だけ、精米機が駆動される前に、石抜機から
の処理米が精米機への供給部分に多めに溜められ、この
結果、精米機への処理米の供給が途絶えることが最小限
に抑えられる。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコ
イン精米設備において、制御手段は、流量検出手段によ
り石抜機から精米機への処理米の流量が所定の下限値よ
りも少ないことを検出した場合に、エラー状態として出
力して、次回の精米処理を中止するように設定可能であ
ることを特徴とする。
【0024】この構成により、次回以降の利用者がコイ
ン精米設備を駆動して石抜機から精米機への処理米の流
量が極めて少ない不安定な状態で精米処理を行い、前回
の残米と混じることを防止することができる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のコイン精米設備において、石抜機への処理米を
溜める石抜タンクからの処理米の供給状態を検知する石
抜側処理米検知手段と、精米機への処理米を溜める精米
タンクからの処理米の供給状態を検知する精米側処理米
検知手段と、石抜タンクから石抜機へ処理米が供給され
始めたことを検知してから精米タンクから精米機へ処理
米が供給され始めたことを検知するまでの処理米移動時
間を検出する計時手段とにより流量検出手段を構成し、
制御手段により、前記処理米移動時間に基づいて石抜機
から精米機への処理米の流量を判定することを特徴とす
る。
【0026】請求項4記載のコイン精米設備は、精米機
よりも上流側に配置された石抜機と、石抜機への処理米
を溜める石抜タンクから石抜機への処理米の供給状態を
検知する石抜側処理米検知手段と、精米機への処理米を
溜める精米タンクから精米機への処理米の供給状態を検
知する精米側処理米検知手段と、制御手段とを備え、前
記制御手段は、精米途中で、精米側処理米検知手段によ
り精米タンクから精米機への処理米の供給がなくなった
ことを検知しながら、石抜側処理米検知手段により石抜
タンクから石抜機への処理米の供給がまだあることを検
知した場合に、石抜機および石抜機から精米タンクへの
搬送手段を駆動しながら、精米機による精米動作を一時
的に停止し、その後、石抜側処理米検知手段および精米
側処理米検知手段の出力に基づいて、精米動作を再開さ
せることを特徴とする。
【0027】上記構成によれば、石抜機から精米機への
処理米の流量が少ないことに起因して、精米タンクから
精米機への処理米の供給がなくなったことを検知しなが
ら、石抜タンクから石抜機への処理米の供給がまだある
ことを検知した場合には、精米機による精米動作が一時
的に停止されるため、この際に、石抜機へ供給された処
理米が精米タンクに溜められることとなり、精米動作を
再開させて精米タンクに溜められた処理米を精米するこ
とで残米を最小限に抑えることができる。また、精米動
作を再開させる際に、石抜側処理米検知手段および精米
側処理米検知手段の出力に基づいて判定するため、石抜
機への供給状態と精米機への供給状態とに基づいて的確
なタイミングで精米動作を再開させることができる。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項4記載のコ
イン精米設備において、制御手段は、精米機による精米
動作を一時的に停止する際に精米機を駆動する残り時間
のデータを残し、その後、精米動作を再開する際に、前
記残り時間分の精米動作を行うように制御することを特
徴とする。
【0029】この構成により、精米機への処理米の供給
が中断した場合に無用に精米機を駆動することがなくな
り、所定量の処理米を精米する場合に、石抜機から精米
機への処理米の流量が少ない場合でも、流量が通常であ
る場合と同じ料金で正常に精米することが可能となる。
【0030】請求項6記載の発明は、請求項4または5
に記載のコイン精米設備において、制御手段は、精米機
による精米動作を一時的に停止した後、石抜側処理米検
知手段からの出力信号が処理米検知状態から処理米非検
知状態に切り換わった場合と、精米側処理米検知手段か
らの出力信号が処理米非検知状態から処理米検知状態に
切り換わった場合と、石抜側処理米検知手段からの出力
信号が処理米検知状態のままで精米側処理米検知手段か
らの出力信号が処理米非検知状態のままである状態が所
定時間以上経過した場合との何れかの場合に精米動作を
再開させることを特徴とする。
【0031】この構成により、精米機への処理米の供給
が再開した場合には迅速に精米動作を再開することがで
き、石抜機への処理米の供給が終了した場合には、石抜
き動作や残米回収動作を待って適切な時期に精米動作を
再開でき、石抜側処理米検知手段や精米側処理米検知手
段からの出力信号が変化しない時には、いたずらに長時
間待つことなく精米動作を再開できる。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項4〜6の何
れかに記載のコイン精米設備において、制御手段は、精
米機による精米動作を一時的に停止した後、石抜側処理
米検知手段からの出力信号が処理米検知状態のままで精
米側処理米検知手段からの出力信号が処理米非検知状態
のままである状態が所定時間以上経過した場合に、エラ
ー状態として出力して、次回の精米処理を中止するよう
に設定可能であることを特徴とする。
【0033】この構成により、次回以降の利用者がコイ
ン精米設備を駆動して石抜機から精米機への処理米の流
量が極めて少ない不安定な状態で精米処理を行い、前回
の残米と混じることを防止することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
るコイン精米設備を図面に基づき説明する。なお、従来
のコイン精米設備と同様な機能の構成要素には同符号を
付してその説明は省略する。
【0035】このコイン精米設備における物理的な構成
要素は、図3〜図9に示すものとほぼ同様とされてい
る。しかしながら、このコイン精米設備に設けられてい
る制御手段(図示せず)は、図1に示すような制御動作
を行う。すなわち、このコイン精米設備の制御手段は、
石抜タンク11から石抜機8への玄米の供給状態を検出
する石抜側処理米検知手段としての石抜下限レベルセン
サ22と、精米タンク13から精米機9への玄米の供給
状態を検出する精米側処理米検知手段としての精米下限
レベルセンサ23との各信号を入力して、石抜タンク1
1から石抜機8へ玄米が供給されていることを検知して
から精米タンク13から精米機9へ玄米が供給されるま
での玄米移動時間(石抜機9を介する際に経過した玄米
の移動時間)を、制御手段に内蔵された計時手段として
のタイマにより検出するとともに、この玄米移動時間に
基づいて石抜機8から精米機9への玄米の流量を判定
し、石抜機8から精米機9への玄米の流量が少ないこと
を検出した場合には、精米機9を駆動開始させるタイミ
ングを遅らせて制御するようになっている。
【0036】より具体的には、図1に示すように、利用
者により投入ホッパ5に玄米が投入されてコイン精米設
備の張込昇降機12、精米昇降機14、石抜機8および
ネットコンベア21などが駆動開始された後に、投入ホ
ッパ5に投入された玄米が張込昇降機12により上げら
れて、石抜導入通路26を介して石抜タンク11へ供給
されたかどうかを石抜下限レベルセンサ22により検知
する(ステップ#1)。そして、石抜下限レベルセンサ
22によりこの供給状態が検知された時点からタイマー
にて計時が開始される(ステップ#2)。そして、その
後、石抜機8に到達した玄米が石抜き処理されて、精米
昇降機14を介して精米タンク13に玄米が達したかど
うかが精米下限レベルセンサ23で検知される(ステッ
プ#3)精米下限レベルセンサ23で玄米が検知された
時点で、ステップ#3からステップ#4に進んで、タイ
マによる計時が終了される(ステップ#4)。
【0037】次に、ステップ#5において、前記計時さ
れた玄米移動時間が、予め設定された基準範囲時間(例
えば15秒)以内である場合には、ステップ#6に進ん
で、石抜機8から精米機9への玄米の流量が基準範囲内
であると判断し、この石抜機8から精米機9への玄米の
流量に関する制御処理として、タイミングを遅らせるこ
となくすぐに精米機9を駆動開始させる。ここで、基準
範囲時間としては、玄米などの処理米が、石抜タンク1
1や石抜機8において通常の流れ状態(石抜タンク11
の排出口に異物が引っ掛かるなどして詰まり気味となっ
たり、石抜機8のスクリーン41の表面が汚れたりして
いない状態)で、石抜タンク11下端から精米タンク1
3下端まで通過するにかかる時間範囲が予め設定されて
いる。
【0038】一方、ステップ#5において、前記計時さ
れた玄米移動時間が、予め設定された前記基準範囲時間
を越えて許容上限時間(例えば20秒)以下である場合
には、ステップ#7、#8に進んで、石抜機8から精米
機9への玄米の流量が基準範囲より少ないと判断し、こ
の石抜機8から精米機9への玄米の流量に関する制御処
理として、精米機9の駆動開始タイミングを所定の第1
遅延時間(例えば30秒)だけ遅らせる。ここで、許容
上限時間としては、石抜タンク11や石抜機8において
の玄米などの処理米の流れ状態が悪くて少ない状態であ
りながら、精米機9での精米動作が可能である玄米の流
量が所定の下限流量値となる場合に対応する、石抜タン
ク11下端から精米タンク13下端まで通過するにかか
る許容上限時間が予め設定されている。
【0039】これにより、石抜タンク11の排出口に異
物が引っ掛かるなどして詰まり気味となったり、石抜機
8のスクリーン41の表面が汚れたり、処理米の性質な
どにより、石抜機8からの処理米の排出流量が精米機9
の処理能力よりも少なくなった場合でも、精米機9を駆
動開始させるタイミングを通常よりも遅延させているの
で、その分だけ、精米機9の駆動開始前に、石抜機8か
らの玄米が精米タンク13に多めに溜められる。この結
果、精米機9への玄米の供給が途絶えることを防止で
き、精米処理を安定して行うことが可能となり、石抜機
8などに玄米が残ってしまうことを防止できる。
【0040】ステップ#5において、前記計時された玄
米移動時間が、予め設定された前記基準範囲時間を越え
ているだけでなく、前記許容上限時間をも越えている場
合には、ステップ#7からステップ#9に進んで、石抜
機8から精米機9への玄米の流量が所定の下限流量値よ
りも少ないと判断し、この石抜機8から精米機9への玄
米の流量に関する制御処理として、精米機9の駆動開始
タイミングを前記第1遅延時間よりも長い第2遅延時間
(例えば50秒)だけ遅らせるとともに、エラー状態と
して出力して(例えば、投入ホッパ6の上方に設けた投
入禁止ランプを点灯させたり、操作制御盤7に設けた営
業中ランプを消灯したりする)、次回の精米処理を中止
するように設定する(ステップ#10)。
【0041】すなわちこの場合には、石抜機8からの処
理米の排出流量が精米機9の処理能力(精米機9の適し
た処理流量範囲)よりもかなり少なくなっていると考え
られるが、このような場合に、精米機9を駆動開始させ
るタイミングをさらに遅らせることにより、駆動開始さ
せるタイミングを遅らせない場合に比べると、その分だ
け、精米機9の駆動開始前に、石抜機8からの玄米が精
米タンク13により多めに溜められる。この結果、精米
機9への玄米の供給が途絶えることを最小限まで抑える
ことができ、精米処理を安定な状態に近づけることがで
きる。
【0042】しかしこの場合には、石抜機8などに玄米
が残って、次回の利用者の玄米と混じってしまうおそれ
がある。また、流量の減少原因が、処理米の性質などに
よるものではなく、石抜タンク11の排出口に異物が引
っ掛かかっていたり、石抜機8のスクリーン41の表面
が汚れたりすることに起因していると判断され、次回も
同様な流量となると考えられる。したがって、上述のよ
うに、投入禁止ランプを点灯させたり、操作制御盤7に
設けた営業中ランプを消灯したりして、以降の精米処理
を中止していることを利用者に知らせ、利用者の玄米が
混じることを防止する。また、このコイン精米設備の管
理者や保守点検員に対しては、例えば、管理者などが操
作制御盤7を開けて所定の操作を行うことで、石抜機8
に関して流量減少のトラブルが生じていることを液晶表
示などを介して通知する。これにより、管理者や保守点
検員に対して石抜タンク11の排出口やスクリーン41
の清掃が促され、清掃後に管理者などが所定の押釦操作
などでリセット処理を行うことで、石抜機8から精米機
9へ玄米が良好に流れる通常の販売状態に復帰させる。
【0043】また、上記構成によれば、石抜機8から精
米機9への玄米の流量を測定する流量検出手段として、
異物排出動作を開始するタイミングを検出するためなど
に従来から設けられている石抜下限レベルセンサ22
と、精米開始駆動タイミングを検出するために従来から
設けられている精米下限レベルセンサ23とを利用して
いるため、センサを別途に設けなくても済み、製造コス
トを低減できる。
【0044】なお、上記実施の形態においては、石抜機
8から精米機9への玄米の流量に応じて、精米機9の駆
動開始タイミングを2段階で遅らせる場合と、駆動開始
タイミングを遅らせない場合との3つの段階に条件分け
した場合の実施の形態を述べたが、これに限るものでは
なく、玄米の流量をさらに多くの段階に検出して、条件
によっては駆動開始タイミングの遅延時間を多くの段階
に制御したり、また逆に、駆動開始タイミングの遅延の
有無のみに制御したりしてもよい。
【0045】さらに、このコイン精米設備においては、
精米途中で、精米下限レベルセンサ23により精米タン
ク13から精米機9への玄米の供給がなくなったことを
検知しながら、石抜下限レベルセンサ22により石抜タ
ンク11から石抜機8への玄米の供給がまだあることを
検知した場合に、石抜機8および張込昇降機12、精米
昇降機14を駆動しながら、精米機9による精米動作を
一時的に停止し、その後、石抜下限レベルセンサ22お
よび精米下限レベルセンサ23の出力に基づいて、精米
動作を再開させる制御動作が行われる。
【0046】すなわち、図2に示すように、精米途中
で、石抜下限レベルセンサ22がON状態であるにもか
かわらず精米下限レベルセンサ23がOFFとなった場
合には石抜きタンク13の箇所だけで玄米が溜まってい
ると考えられるため、精米機9よりも上流側の機器は継
続して駆動させながら、精米機9による精米動作を一時
的に停止させ、精米機9による精米動作時間を計測して
いるタイマも一時的に停止する(ステップ#12)。
【0047】そして、ステップ#13で、精米下限レベ
ルセンサ23がONに切り換わった場合には、石抜きタ
ンク13の箇所で溜まっていた玄米が精米機9まで供給
されてきたと判断して、すぐに精米機9の駆動を再開す
る(ステップ#14)。
【0048】また、ステップ#15において、石抜下限
レベルセンサ22がOFFに切り換わった場合には、石
抜きタンク13の箇所に溜まっていた玄米が石抜機8上
に排出されたと判断して、石抜き動作や残米回収動作動
作を行い、これらの動作が終了した時点で精米動作を再
開する(ステップ#16、#14)。
【0049】このように、精米タンク13に玄米が溜ま
るまで、一時的に精米動作を停止し、精米タンク13に
玄米が溜まったり、溜まったと考えられたりする時点
で、精米動作を行うため、良好な供給状態で良好に精米
することができるとともに、石抜きタンク13や石抜機
8などでの残米の発生を最小限に抑えることができる。
【0050】一方、精米下限レベルセンサ23がONに
切り換わったり、石抜下限レベルセンサ22がOFFに
切り換わったりすることなく、精米機9を停止してから
所定時間(例えば1分間)経過した場合には、石抜きタ
ンク13に異物が引っ掛かるなどして極度に詰まり気味
となり、石抜機8から精米機9への玄米の流量が異常に
少なくなっていると判断し、ステップ#17からステッ
プ#18に進んで、エラー状態として出力して(例え
ば、投入ホッパ6の上方に設けた投入禁止ランプを点灯
させたり、操作制御盤7に設けた営業中ランプを消灯し
たりする)、次回の精米処理を中止するように設定す
る。そして、このように玄米の流量が異常に少なくなっ
ている状態が殆ど変化しないと考えて精米動作を再開す
る(ステップ#14)。これにより、以降の精米処理を
中止していることを利用者や管理者に知らせ、利用者の
玄米が混じることを防止することができ、またその精米
時においては、いたずらに時間を待つことなく精米動作
を再開できる。
【0051】ここで、ステップ#14で精米動作を再開
した場合には、精米動作時間のタイマによる時間計測も
再開し、前記残り時間分の精米動作を行う。これによ
り、石抜機5から精米機9への処理米の流量がある程度
少ない場合(極端に少ない場合を除く)でも、流量が通
常である場合と同じ料金で正常に精米することができ、
従来のように、利用者には追加分の料金を強いるような
ことを防止できる。
【0052】このように、石抜タンク11の排出口に異
物が引っ掛かるなどの上述した原因により石抜機8から
の処理米の排出流量が少なくなって、石抜タンク11だ
けに玄米が残りかけた場合でも、追加料金を強いること
なく、これらの玄米を精米することができ、石抜機8な
どに玄米が残ってしまうことを最小限に抑えることがで
きる。
【0053】また、これらの制御においても、従来から
設けられている石抜下限レベルセンサ22と精米下限レ
ベルセンサ23とを利用しているため、センサを別途に
設けなくても済み、製造コストの上昇を防止できる。
【0054】なお、上記実施の形態においては、処理米
として玄米の場合を述べたが、石抜機8の前段にもみ摺
り装置などを有して、もみを処理米として投入可能なコ
イン精米設備の場合にも適用可能であることはもちろん
である。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、石抜機か
ら精米機への処理米の流量が少ない場合に、精米機を駆
動開始させるタイミングが遅らせることにより、精米機
への処理米の供給が途絶えることを最小限まで抑えるこ
とができて、良好な白度の米を排出できながら、石抜機
などに玄米が残ってしまうことを防止できて、コイン精
米設備としての信頼性が向上する。
【0056】また、石抜機から精米機への処理米の流量
が所定の下限値よりも少ないことを検出した場合に、エ
ラー状態として出力して、次回の精米処理を中止するよ
うに設定可能とすることで、次回の利用者の処理米に前
回の残米が混じってしまうような不具合も防止でき、こ
れによってもコイン精米設備としての信頼性が向上す
る。
【0057】また、石抜機への処理米を溜める石抜タン
クからの処理米の供給状態を検知する石抜側処理米検知
手段と、精米機への処理米を溜める精米タンクからの処
理米の供給状態を検知する精米側処理米検知手段と、石
抜タンクから石抜機へ処理米が供給され始めたことを検
知してから、精米タンクから精米機へ処理米が供給され
始めたことを検知するまでの処理米移動時間を検出する
計時手段とにより流量検出手段を構成し、制御手段によ
り、前記処理米移動時間に基づいて石抜機から精米機へ
の処理米の流量を判定することにより、製造コストの増
加を抑えることができる。
【0058】また、精米途中で、精米側処理米検知手段
により精米タンクから精米機への処理米の供給がなくな
ったことを検知しながら、石抜側処理米検知手段により
石抜タンクから石抜機への処理米の供給がまだあること
を検知した場合に、石抜機から精米タンクへの搬送手段
を駆動しながら、精米機による精米動作を一時的に停止
し、その後、石抜側処理米検知手段および精米側処理米
検知手段の出力に基づいて、精米動作を再開させること
によっても、残米を最小限に抑えることができて、コイ
ン精米設備としての信頼性が向上する。そして、精米動
作を再開させる際に、石抜側処理米検知手段および精米
側処理米検知手段の出力に基づいて判定するため、石抜
機への供給状態と精米機への供給状態とに基づいて的確
なタイミングで精米動作を再開させることができる。
【0059】さらに、精米機による精米動作を一時的に
停止する際に精米機を駆動する残り時間のデータを残
し、その後、精米動作を再開する際に、前記残り時間分
の精米動作を行うことにより、石抜機から精米機への処
理米の流量が少ない場合でも、流量が通常である場合と
同じ料金で正常に精米することができて、利用者に追加
料金を強いることを防止できる。
【0060】また、精米機による精米動作を一時的に停
止した後、石抜側処理米検知手段からの出力信号が処理
米検知状態から処理米非検知状態に切り換わった場合
と、精米側処理米検知手段からの出力信号が処理米非検
知状態から処理米検知状態に切り換わった場合と、石抜
側処理米検知手段からの出力信号が処理米検知状態のま
まで精米側処理米検知手段からの出力信号が処理米非検
知状態のままである状態が所定時間以上経過した場合と
の何れかの場合に精米動作を再開させることで、残米を
防止しながら、できるだけ迅速に精米動作を再開するこ
とができて、利用者への待ち時間がいたずらに長くなる
ことを防止できる。
【0061】さらに、精米機による精米動作を一時的に
停止した後、石抜側処理米検知手段からの出力信号が処
理米検知状態のままで精米側処理米検知手段からの出力
信号が処理米非検知状態のままである状態が所定時間以
上経過した場合に、エラー状態として出力して、次回の
精米処理を中止するように設定可能とすることで、次回
の利用者の処理米に前回の残米が混じってしまうような
不具合も防止でき、これによってもコイン精米設備とし
ての信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるコイン精米設備の
精米開始時における制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】同コイン精米設備の精米途中での制御動作を示
すフローチャートである。
【図3】従来例および実施の形態を示すコイン精米設備
の平面図である。
【図4】同コイン精米設備の側面図である。
【図5】同コイン精米設備の概略構成を示す図である。
【図6】同コイン精米設備における石抜機の概略的な正
面図である。
【図7】同石抜機のスクリーンの平面図である。
【図8】(a)および(b)は同スクリーンの選別部の
概略断面図および残米戻し通路の概略断面図である。
【図9】同コイン精米設備における精米機本体部の断面
図である。
【符号の説明】
8 石抜機 9 精米機 11 石抜タンク 13 精米タンク 22 石抜下限レベルセンサ(石抜側処理米検知手
段) 23 精米下限レベルセンサ(精米側処理米検知手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山原 成晃 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 斉藤 信之 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 (72)発明者 大池 達雄 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 Fターム(参考) 4D043 DA03 JF07 MA01 MA23 MB01 MB08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精米機よりも上流側に石抜機が配置され
    ているコイン精米設備において、石抜機から精米機への
    処理米の流量を検出する流量検出手段と、流量検出手段
    により石抜機から精米機への処理米の流量が少ないこと
    を検出した場合に精米機を駆動開始させるタイミングを
    遅らせて制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    コイン精米設備。
  2. 【請求項2】 制御手段は、流量検出手段により石抜機
    から精米機への処理米の流量が所定の下限値よりも少な
    いことを検出した場合に、エラー状態として出力して、
    次回の精米処理を中止するように設定可能であることを
    特徴とする請求項1記載のコイン精米設備。
  3. 【請求項3】 石抜機への処理米を溜める石抜タンクか
    らの処理米の供給状態を検知する石抜側処理米検知手段
    と、精米機への処理米を溜める精米タンクからの処理米
    の供給状態を検知する精米側処理米検知手段と、石抜タ
    ンクから石抜機へ処理米が供給され始めたことを検知し
    てから、精米タンクから精米機へ処理米が供給され始め
    たことを検知するまでの処理米移動時間を検出する計時
    手段とにより流量検出手段を構成し、制御手段により、
    前記処理米移動時間に基づいて石抜機から精米機への処
    理米の流量を判定することを特徴とする請求項1または
    2に記載のコイン精米設備。
  4. 【請求項4】 精米機よりも上流側に配置された石抜機
    と、石抜機への処理米を溜める石抜タンクから石抜機へ
    の処理米の供給状態を検知する石抜側処理米検知手段
    と、精米機への処理米を溜める精米タンクから精米機へ
    の処理米の供給状態を検知する精米側処理米検知手段
    と、制御手段とを備え、 前記制御手段は、精米途中で、精米側処理米検知手段に
    より精米タンクから精米機への処理米の供給がなくなっ
    たことを検知しながら、石抜側処理米検知手段により石
    抜タンクから石抜機への処理米の供給がまだあることを
    検知した場合に、石抜機および石抜機から精米タンクへ
    の搬送手段を駆動しながら、精米機による精米動作を一
    時的に停止し、その後、石抜側処理米検知手段および精
    米側処理米検知手段の出力に基づいて、精米動作を再開
    させることを特徴とするコイン精米設備。
  5. 【請求項5】 制御手段は、精米機による精米動作を一
    時的に停止する際に精米機を駆動する残り時間のデータ
    を残し、その後、精米動作を再開する際に、前記残り時
    間分の精米動作を行うように制御することを特徴とする
    請求項4記載のコイン精米設備。
  6. 【請求項6】 制御手段は、精米機による精米動作を一
    時的に停止した後、石抜側処理米検知手段からの出力信
    号が処理米検知状態から処理米非検知状態に切り換わっ
    た場合と、精米側処理米検知手段からの出力信号が処理
    米非検知状態から処理米検知状態に切り換わった場合
    と、石抜側処理米検知手段からの出力信号が処理米検知
    状態のままで精米側処理米検知手段からの出力信号が処
    理米非検知状態のままである状態が所定時間以上経過し
    た場合との何れかの場合に精米動作を再開させることを
    特徴とする請求項4または5に記載のコイン精米設備。
  7. 【請求項7】 制御手段は、精米機による精米動作を一
    時的に停止した後、石抜側処理米検知手段からの出力信
    号が処理米検知状態のままで精米側処理米検知手段から
    の出力信号が処理米非検知状態のままである状態が所定
    時間以上経過した場合に、エラー状態として出力して、
    次回の精米処理を中止するように設定可能であることを
    特徴とする請求項4〜6の何れかに記載のコイン精米設
    備。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301450A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Hosokawa Seisakusho:Kk 石抜き精米機
JP2007330858A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Iseki & Co Ltd 籾摺精米設備
JP2013154281A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Iseki & Co Ltd 精米設備
CN105344410A (zh) * 2015-11-12 2016-02-24 湖北双竹生态食品开发股份有限公司 加工多种类型大米的生产线
TWI611841B (zh) * 2015-10-28 2018-01-21 Kenny Bih 碾米機、碾米機用控制器及其控制方法

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