JPH08205585A - 誘導電動機の制御方法 - Google Patents
誘導電動機の制御方法Info
- Publication number
- JPH08205585A JPH08205585A JP7010271A JP1027195A JPH08205585A JP H08205585 A JPH08205585 A JP H08205585A JP 7010271 A JP7010271 A JP 7010271A JP 1027195 A JP1027195 A JP 1027195A JP H08205585 A JPH08205585 A JP H08205585A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction motor
- current command
- resistance value
- value
- control circuit
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- Pending
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】誘導電動機の固定子巻線の抵抗値を制御回路で
演算して求め、この抵抗値により電圧形インバータで該
誘導電動機を可変速制御する。 【構成】制御回路１０に、電圧指令値発生部１１，電流
検出回路１２，加算演算器１３，電流調節器１４，ＰＷ
Ｍ演算部１５，抵抗値演算部１６を設け、電圧指令値発
生部１１の複数の電流指令値と該電流指令値に基づく電
流調節器１４の出力であるそれぞれの電圧設定値とによ
り、抵抗値演算部１６で誘導電動機３の固定子巻線の抵
抗値を演算する。
演算して求め、この抵抗値により電圧形インバータで該
誘導電動機を可変速制御する。 【構成】制御回路１０に、電圧指令値発生部１１，電流
検出回路１２，加算演算器１３，電流調節器１４，ＰＷ
Ｍ演算部１５，抵抗値演算部１６を設け、電圧指令値発
生部１１の複数の電流指令値と該電流指令値に基づく電
流調節器１４の出力であるそれぞれの電圧設定値とによ
り、抵抗値演算部１６で誘導電動機３の固定子巻線の抵
抗値を演算する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電圧形ＰＷＭ
インバータで可変速制御される誘導電動機の制御方法に
関する。
インバータで可変速制御される誘導電動機の制御方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の電圧形ＰＷＭインバータでは、
接続される誘導電動機の固定子側巻線の抵抗値を求め、
この抵抗値により前記誘導電動機の電圧降下を補償した
り、前記誘導電動機の発生トルクを演算したりして、前
記電圧形ＰＷＭインバータで前記誘導電動機を可変速制
御するようにしている。
接続される誘導電動機の固定子側巻線の抵抗値を求め、
この抵抗値により前記誘導電動機の電圧降下を補償した
り、前記誘導電動機の発生トルクを演算したりして、前
記電圧形ＰＷＭインバータで前記誘導電動機を可変速制
御するようにしている。
【０００３】従来の誘導電動機の固定子側巻線の抵抗値
を求める方法としては、直流電源、直流電圧計、直流電
流計などの計器を前記固定子側巻線に接続して、この測
定値を演算して前記抵抗値を求めるようにしている。
を求める方法としては、直流電源、直流電圧計、直流電
流計などの計器を前記固定子側巻線に接続して、この測
定値を演算して前記抵抗値を求めるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
直流電源、直流電圧計、直流電流計などの計器を特別に
用意し、手作業で測定する必要があった。この発明の目
的は、上記問題点を解決する誘導電動機の制御方法を提
供することにある。
直流電源、直流電圧計、直流電流計などの計器を特別に
用意し、手作業で測定する必要があった。この発明の目
的は、上記問題点を解決する誘導電動機の制御方法を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この第１の発明では、電
圧形インバータで可変速制御される誘導電動機の制御方
法において、前記電圧形インバータの制御回路に少なく
とも２つの値の異なった電流指令値を有し、該電流指令
値により前記電圧形インバータを動作させて、それぞれ
の前記電流指令値と該電流指令値に基づく前記制御回路
の電圧設定値とにより前記誘導電動機の固定子側巻線の
抵抗値を前記制御回路で演算し、該演算した抵抗値に基
づいて前記誘導電動機を前記制御回路により可変速制御
する。
圧形インバータで可変速制御される誘導電動機の制御方
法において、前記電圧形インバータの制御回路に少なく
とも２つの値の異なった電流指令値を有し、該電流指令
値により前記電圧形インバータを動作させて、それぞれ
の前記電流指令値と該電流指令値に基づく前記制御回路
の電圧設定値とにより前記誘導電動機の固定子側巻線の
抵抗値を前記制御回路で演算し、該演算した抵抗値に基
づいて前記誘導電動機を前記制御回路により可変速制御
する。
【０００６】また、第２の発明は、前記第１の発明にお
いて、前記制御回路での前記抵抗値の演算は、２つの値
の異なった電流指令値の差で、該２つの値の異なった電
流指令値に基づくそれぞれの前記電圧設定値の差を除算
演算し、該除算演算した商を前記抵抗値とする。
いて、前記制御回路での前記抵抗値の演算は、２つの値
の異なった電流指令値の差で、該２つの値の異なった電
流指令値に基づくそれぞれの前記電圧設定値の差を除算
演算し、該除算演算した商を前記抵抗値とする。
【０００７】
【作用】この第１の発明によれば、電圧形インバータの
制御回路に少なくとも２つの値の異なった電流指令値を
有し、該電流指令値により前記電圧形インバータを動作
させて、それぞれの前記電流指令値と該電流指令値に基
づく前記制御回路の電圧設定値とにより誘導電動機の固
定子側巻線の抵抗値を前記制御回路で演算することによ
り、特別に計器などを用意する必要がなく、測定も自動
化される。
制御回路に少なくとも２つの値の異なった電流指令値を
有し、該電流指令値により前記電圧形インバータを動作
させて、それぞれの前記電流指令値と該電流指令値に基
づく前記制御回路の電圧設定値とにより誘導電動機の固
定子側巻線の抵抗値を前記制御回路で演算することによ
り、特別に計器などを用意する必要がなく、測定も自動
化される。
【０００８】また、第２の発明によれば、前記第１の発
明の作用のともに、２つの値の異なった電流指令値、電
圧設定値に基づいて演算するので、電圧形インバータの
主回路の電圧降下などが打ち消され、精度よく演算が行
われる。
明の作用のともに、２つの値の異なった電流指令値、電
圧設定値に基づいて演算するので、電圧形インバータの
主回路の電圧降下などが打ち消され、精度よく演算が行
われる。
【０００９】
【実施例】図１は、この発明の実施例を示す誘導電動機
を可変速制御する電圧形インバータのブロック構成図で
ある。図１において、１は商用電源、２はＰＷＭインバ
ータ主回路、３は誘導電動機、４は電流検出用ＣＴ、１
０は制御回路である。
を可変速制御する電圧形インバータのブロック構成図で
ある。図１において、１は商用電源、２はＰＷＭインバ
ータ主回路、３は誘導電動機、４は電流検出用ＣＴ、１
０は制御回路である。
【００１０】制御回路１０には、複数の異なった値の電
流指令値を発生する電流指令値発生部１１、前記電流指
令値と電流検出用ＣＴ４の出力から平均電流を演算する
電流検出回路１２の検出値との偏差を演算する加算演算
器１３、該偏差によりＰＷＭインバータ主回路２の出力
電流を調節する電流調節器１４、電流調節器１４の出力
によりＰＷＭインバータ主回路２を構成するそれぞれの
半導体スイッチ素子にＰＷＭ制御されたゲード信号を生
成するＰＷＭ演算部１５、電流指令値発生部１１の電流
指令値と電流調節器１４の出力である電圧設定値とを入
力して誘導電動機３の固定子側巻線の抵抗値を演算する
抵抗値演算部１６などを備えている。
流指令値を発生する電流指令値発生部１１、前記電流指
令値と電流検出用ＣＴ４の出力から平均電流を演算する
電流検出回路１２の検出値との偏差を演算する加算演算
器１３、該偏差によりＰＷＭインバータ主回路２の出力
電流を調節する電流調節器１４、電流調節器１４の出力
によりＰＷＭインバータ主回路２を構成するそれぞれの
半導体スイッチ素子にＰＷＭ制御されたゲード信号を生
成するＰＷＭ演算部１５、電流指令値発生部１１の電流
指令値と電流調節器１４の出力である電圧設定値とを入
力して誘導電動機３の固定子側巻線の抵抗値を演算する
抵抗値演算部１６などを備えている。
【００１１】制御回路１０による通常の運転時には、外
部より指令される周波数指令値に基づく周波数，電圧で
ＰＷＭインバータ主回路２を動作させる図示しない電圧
調節器、ＰＷＭ演算部１５などにより動作している。ま
た、制御回路１０のＰＷＭ演算部１５では、ＰＷＭイン
バータ主回路２のそれぞれの半導体スイッチ素子にスイ
ッチングの基準となる搬送波のパルス幅を出力波形の基
本波成分に相当する前記電圧設定値で変調を行ってい
る。
部より指令される周波数指令値に基づく周波数，電圧で
ＰＷＭインバータ主回路２を動作させる図示しない電圧
調節器、ＰＷＭ演算部１５などにより動作している。ま
た、制御回路１０のＰＷＭ演算部１５では、ＰＷＭイン
バータ主回路２のそれぞれの半導体スイッチ素子にスイ
ッチングの基準となる搬送波のパルス幅を出力波形の基
本波成分に相当する前記電圧設定値で変調を行ってい
る。
【００１２】抵抗値演算部１６の動作について、以下に
説明する。先ず、電流指令値発生部１１より電流指令値
ｉｄ1 を出力し加算演算器１３、電流調節器１４、ＰＷ
Ｍ演算部１５、ＰＷＭインバータ主回路２を動作させ、
前記電流指令値ｉｄ1 と電流検出用ＣＴ４を介した電流
検出回路１２の検出値との偏差によりＰＷＭインバータ
主回路２の出力電流が前記電流指令値ｉｄ1 と等しくな
るようにする。この時の電流調節器１４の出力である電
圧設定値をｅｄ1 、ＰＷＭインバータ主回路２の電圧降
下をｅｅ1 、誘導電動機３の固定子側巻線の抵抗値をｒ
とすると、式（１）の関係が成立する。
説明する。先ず、電流指令値発生部１１より電流指令値
ｉｄ1 を出力し加算演算器１３、電流調節器１４、ＰＷ
Ｍ演算部１５、ＰＷＭインバータ主回路２を動作させ、
前記電流指令値ｉｄ1 と電流検出用ＣＴ４を介した電流
検出回路１２の検出値との偏差によりＰＷＭインバータ
主回路２の出力電流が前記電流指令値ｉｄ1 と等しくな
るようにする。この時の電流調節器１４の出力である電
圧設定値をｅｄ1 、ＰＷＭインバータ主回路２の電圧降
下をｅｅ1 、誘導電動機３の固定子側巻線の抵抗値をｒ
とすると、式（１）の関係が成立する。
【００１３】
【数１】ｒ・ｉｄ1 ＝ｅｄ1 −ｅｅ1 …（１） 次に、電流指令値発生部１１より電流指令値ｉｄ2 （ｉ
ｄ2 ＞ｉｄ1 ）を出力した時の電圧設定値をｅｄ2 、Ｐ
ＷＭインバータ主回路２の電圧降下をｅｅ2 とすると、
式（２）の関係が成立する。
ｄ2 ＞ｉｄ1 ）を出力した時の電圧設定値をｅｄ2 、Ｐ
ＷＭインバータ主回路２の電圧降下をｅｅ2 とすると、
式（２）の関係が成立する。
【００１４】
【数２】ｒ・ｉｄ2 ＝ｅｄ2 −ｅｅ2 …（２） 式（１），式（２）から式（３）が導出される。
【００１５】
【数３】 ｒ（ｉｄ2 −ｉｄ1 ） ＝（ｅｄ2 −ｅｄ1 ）−（ｅｅ2 −ｅｅ1 ） …（３） ＰＷＭインバータ主回路２の電圧降下ｅｅ1 およびｅｅ
2 は、ｉｄ1 とｉｄ2との差が僅かなときには、式
（３）の右辺の第２項は、式（４）で表される。
2 は、ｉｄ1 とｉｄ2との差が僅かなときには、式
（３）の右辺の第２項は、式（４）で表される。
【００１６】
【数４】ｅｅ2 −ｅｅ1 ≒０ …（４） 式（３）と式（４）から誘導電動機３の固定子側巻線の
抵抗値をｒは、式（５）で求められる。
抵抗値をｒは、式（５）で求められる。
【００１７】
【数５】 ｒ＝（ｅｄ2 −ｅｄ1 ）／（ｉｄ2 −ｉｄ1 ） …（５） 上述の説明では、電流指令値が２つの場合について説明
したが、３つ以上の電流指令値に設け、式（５）で求め
たそれぞれの抵抗値の平均値を誘導電動機３の固定子側
巻線の抵抗値をｒとすれば、より精度を高く求めること
が可能である。
したが、３つ以上の電流指令値に設け、式（５）で求め
たそれぞれの抵抗値の平均値を誘導電動機３の固定子側
巻線の抵抗値をｒとすれば、より精度を高く求めること
が可能である。
【００１８】
【発明の効果】この発明によれば、誘導電動機の固定子
側巻線の抵抗値を電圧形インバータの制御回路で演算す
ることにより、特別に計器などを用意する必要がなく、
測定も自動化され、前記電圧形インバータの主回路の電
圧降下などが打ち消され、精度よく演算が行われる。
側巻線の抵抗値を電圧形インバータの制御回路で演算す
ることにより、特別に計器などを用意する必要がなく、
測定も自動化され、前記電圧形インバータの主回路の電
圧降下などが打ち消され、精度よく演算が行われる。
【００１９】また、複数の同一規格の誘導電動機の固定
子側巻線の抵抗値のバラツキに対しても、それぞれの電
圧形インバータに接続されるそれぞれの誘導電動機毎の
固定子側巻線の抵抗値を演算して、可変速制御を行え
る。
子側巻線の抵抗値のバラツキに対しても、それぞれの電
圧形インバータに接続されるそれぞれの誘導電動機毎の
固定子側巻線の抵抗値を演算して、可変速制御を行え
る。
【図１】この発明の実施例を示す誘導電動機を可変速制
御する電圧形インバータのブロック構成図
御する電圧形インバータのブロック構成図
１ 商用電源 ２ ＰＷＭインバータ主回路 ３ 誘導電動機 ４ 電流検出用ＣＴ １０ 制御回路 １１ 電流指令値発生部 １２ 電流検出回路 １３ 加算演算器 １４ 電流調節器 １５ ＰＷＭ演算部 １６ 抵抗値演算部
Claims (2)
- 【請求項１】電圧形インバータで可変速制御される誘導
電動機の制御方法において、 前記電圧形インバータの制御回路に少なくとも２つの値
の異なった電流指令値を有し、該電流指令値により前記
電圧形インバータを動作させて、それぞれの前記電流指
令値と該電流指令値に基づく前記制御回路の電圧設定値
とにより前記誘導電動機の固定子側巻線の抵抗値を前記
制御回路で演算し、該演算した抵抗値に基づいて前記誘
導電動機を前記制御回路により可変速制御することを特
徴とする誘導電動機の制御方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の誘導電動機の制御方法に
おいて、 前記制御回路での前記抵抗値の演算は、２つの値の異な
った電流指令値の差で、該２つの値の異なった電流指令
値に基づくそれぞれの前記電圧設定値の差を除算演算
し、該除算演算した商を前記抵抗値とすることを特徴と
する誘導電動機の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7010271A JPH08205585A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 誘導電動機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7010271A JPH08205585A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 誘導電動機の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08205585A true JPH08205585A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11745662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7010271A Pending JPH08205585A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 誘導電動機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08205585A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008245501A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 圧縮機の予熱制御装置及びその方法 |
| JP2015093197A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-18 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | モーター駆動装置及びこれを備えた洗濯物処理機器 |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP7010271A patent/JPH08205585A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008245501A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 圧縮機の予熱制御装置及びその方法 |
| JP2015093197A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-18 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | モーター駆動装置及びこれを備えた洗濯物処理機器 |
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