JPH08205444A - 三相電機子巻線 - Google Patents

三相電機子巻線

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JPH08205444A
JPH08205444A JP860395A JP860395A JPH08205444A JP H08205444 A JPH08205444 A JP H08205444A JP 860395 A JP860395 A JP 860395A JP 860395 A JP860395 A JP 860395A JP H08205444 A JPH08205444 A JP H08205444A
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JP
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coil
phase
slot
winding
poles
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Takashi Hanai
隆 花井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単層同心巻と同等のコイル挿入性で生産性
に優れ、しかも重ね巻と同等の優れた電気的諸特性をも
つ三相電機子巻線を提供することである。 【構成】 電機子巻線は、各極各相の巻線が単層コイ
ルと二相コイルの組み合わせからなり、1コイル群の中
でコイルピッチが最大のコイルが二相コイルとなる構成
とし、且つ、コイル群の数が極数の1/2にする。この
構成により各極各相の巻線はスロット内のコイル配置が
80%前後の重ね巻と同じになり、漏れリアクタンスが
低下する。また、80%前後の%ピッチでは空隙磁束の
高調波成分が最も小さくなり、高調波磁束によるトルク
特性の悪化がなく、電気的諸特性が大幅に改善される。
同心巻であるからコイルの挿入作業も簡単に自動化で
き、一部が二層同心巻化されているため、コイルが集中
しておらずコイル周長が短くなるとともにコイルエンド
成形も容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整数スロット巻の三相電
機子巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】三相電機子巻線の巻装方式の一方法とし
て同心巻がある。この方式は、各相各極の巻線が互いに
コイルピッチが相違する複数個の同心巻コイルから構成
され、これらが極中心に対し同心状に配置される。この
方式は自動挿入機を使用したコイル挿入が容易で生産性
に優れるため広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、次のよ
うな問題がある。 (1)コイルピッチが大きいため、短節巻の重ね巻と比
べ漏れリアクタンスが大きくなる。また、コイルエンド
長さが重ね巻に比べ長くなるため巻線抵抗やコイルエン
ド漏れリアクタンスが大きくなり、重ね巻に比べトルク
特性が低下し、損失も増加する。
【0004】(2)1スロットに1個のコイルが収納さ
れる単層巻であるため、コイル体積の大きな機種ではコ
イル挿入性が悪くなり、また、コイルエンドの成形が困
難になり軸方向寸法が長くなったりコイル表面を損傷す
る要因になる。従って、コイルエンドの成形工程に十分
耐えることができるように絶縁物を十分に厚くする必要
がある。本発明の目的は単層同心巻と同等のコイル挿入
性で生産性に優れ、しかも重ね巻と同等の優れた電気的
諸特性をもつ三相電機子巻線を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電機子巻線は、
各極各相の巻線が単層コイルと二相コイルの組み合わせ
からなり、1コイル群の中でコイルピッチが最大のコイ
ルが二相コイルとなる構成とし、且つ、コイル群の数が
極数の1/2であることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成とすることにより、各極各相の巻線は
スロット内のコイル配置が80%前後の重ね巻と同じに
なり、漏れリアクタンスが低下する。また、80%前後
の%ピッチでは空隙磁束の高調波成分が最も小さくな
り、高調波磁束によるトルク特性の悪化がなく、電気的
諸特性が大幅に改善される。
【0007】同心巻であるからコイルの挿入作業も簡単
に自動化でき、一部が二層同心巻化されているため、コ
イルが集中しておらずコイル周長が短くなるとともにコ
イルエンド成形も容易となる。
【0008】
【実施例】8極48スロットの場合を例に図1及び図2
を使用して説明する。図1はコイル展開図、図2はスロ
ット内のコイル配置を示す。図の番号1〜48はスロッ
ト番号、U1〜U4はU相の第1〜第4の各極巻線、V
1〜V4はV相の第1〜第4の各極巻線、W1〜W4は
W相の第1〜第4の各極巻線を示す。
【0009】各極各層の巻線は各々3個のコイル(U1
の場合はU11〜U13)から構成されている。このU
11はスロット1からスロット9にわたるコイルピッチ
8のコイルで、スロットには異相のコイルと二層に納め
られる。U12はスロット2からスロット8にわたるコ
イルピッチ6のコイルでスロット内に単層で納められ、
U13はスロット3からスロット7にわたるコイルピッ
チ7のコイルであり、スロットには異相のコイルと二層
に納められる。他の極、他の層についても同様であり、
説明は省略する。
【0010】これらのコイルはU相の4コイル(U1〜
U4)が電機子鉄心の最外周に位置するように配置さ
れ、次にW1〜W4、最後にV1〜V4が納められる。
この結果スロット内のコイルの配置は図2に示すよう
に、同心巻の巻線ピッチが最大と最小のコイルがスロッ
トに異相のコイルと二層で納められる。このコイルの配
置はスロット内の上下の位置を除けば83.3%ピッチ
の重ね巻と同一となる。
【0011】スロット内のコイル配置は83.3%ピッ
チの重ね巻とスロット内のコイルの上下を除いて同じ配
置となり、漏れリアクタンスが低減し、トルク特性のほ
か効率や力率も大幅に改善されることになる。また5次
や7次の空隙磁束高調波起磁力成分が2乃至3割低減さ
れ、漂遊トルクや漂遊損が低下する。
【0012】コイルの挿入性については、同相のコイル
を一度に全て挿入可能であり、3回の挿入で全コイルが
納められる。また、従来の同心巻では一極分のコイルが
単層2コイルであったため、コイルエンド部でかたまり
コイル周長を重ね巻より長くする必要があったが、本方
式ではコイルピッチが最大と最小のコイルが2層とな
り、コイルエンドの集中が少なく、コイル周長を短くで
きる。その結果、コイル抵抗,コイルエンド漏れリアク
タンスが低減でき、トルク特性,効率を改善できる。
【0013】本実施例では、漏れリアクタンスや抵抗の
低下、空隙高調波磁束の低下により効率,力率が改善さ
れる。また、漂遊トルク低下や漏れリアクタンスの低下
により最大トルクやプルアップトルクが改善され、モー
タの加速特性が向上する。さらに、空隙高調波磁束の低
下により回転子表面の漂遊損も低下する。
【0014】コイル挿入の面から考えると、コイルエン
ドの銅量の低減によりコイルエンド成形が容易になる。
また、挿入回数が相数の3回ですみ製作に要する時間も
短くなる。
【0015】(他の実施例)上記実施例では相毎に3回
に別けて挿入する機械納めに適した方法を説明したが、
1コイル群をスロットに挿入後順次隣接したコイル群を
挿入する方法においても図3に示すようにコイルの配置
はスロット内の上下の位置を除けば83.3%ピッチの
重ね巻と同一となり、本方法においても同様の効果が得
られる。
【0016】上記実施例は8極で説明したが、4極、1
2極など4の倍数の極数であれば同様の効果が得られ
る。また、1極1相のスロット数が2について上記実施
例で説明したが1極1相のスロット数が整数であれば同
様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電機子巻線
はスロット内のコイル配置が80%程度の重ね巻と同じ
になるため、トルクや効率などの特性が単層同心巻に比
べて大幅に改善される。また、二相巻であることから、
1スロット当たりの1コイルの量が減少でき、コイル挿
入性が改善されコイル成形も容易になり、コイル表面の
絶縁不良も生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の巻線展開図、
【図2】スロット内の巻線配置図、
【図3】本発明の他の実施例の巻線配置図。
【符号の説明】
U1〜U4:U相コイル、 V1〜V4:U相コイル、 W1〜W4:U相コイル、 U11〜U13:U1を構成するコイル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整数スロット巻の三相電機子巻線におい
    て、各極各相の巻線が単層コイルと二層コイルの組み合
    わせからなり、1コイル群の中でコイルピッチが最大の
    コイルが二層コイルとなる構成とし、且つ、コイル群の
    数が極数の1/2であることを特徴とする三相電機子巻
    線。
  2. 【請求項2】 極数が4n(nは正の整数)である請求
    項1記載の三相電機子巻線。
  3. 【請求項3】 相毎に3回に分けてスロットに挿入され
    る請求項2記載の三相電機子巻線。
  4. 【請求項4】 1コイル群をスロットに挿入後に順次隣
    接したコイル群を挿入する請求項2記載の三相電機子巻
    線。
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