JPH04289744A - 三相6極電機子巻線 - Google Patents

三相6極電機子巻線

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JPH04289744A
JPH04289744A JP5228791A JP5228791A JPH04289744A JP H04289744 A JPH04289744 A JP H04289744A JP 5228791 A JP5228791 A JP 5228791A JP 5228791 A JP5228791 A JP 5228791A JP H04289744 A JPH04289744 A JP H04289744A
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JP
Japan
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phase
windings
coil
pole
winding
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JP5228791A
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Tsutomu Kawamura
勉 川村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整数スロット巻の三相6
極電機子巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】三相電機子巻線の巻装方式として、一般
に重ね巻と同心巻とがある。重ね巻は、同一形状で同一
のコイルピッチのコイルを順次重ねてスロットに収納し
て構成される。これは各コイルの形状が同一であって、
各相の巻線抵抗,漏洩リアクタンスが等しくなるため、
各相の電気的特性が平衡するという利点がある。しかし
、全てのスロットに異相のコイルが二層に重ねて収納さ
れるため、コイル挿入作業を自動化することができず、
作業者が手作業でそれを行わなければならないという欠
点がある。
【0003】一方、同心巻は、各相各極の巻線が互いに
コイルピッチが相違する複数個の同心巻コイルから構成
され、これらが極中心に対して同心状に配置される。こ
れは各巻線をインサータと称する自動コイル挿入機を使
用してコイルの挿入が可能で、生産性に優れるため広く
利用されている。その一例を図14に示す。
【0004】例示した巻線は4極の同心巻であって、各
相のコイルは例えばU,V,W相の順に相毎にスロット
内に収納されている。従って、各コイルのコイルエンド
は外周側からU相,V相,W相の順に並び、各相の各極
コイルは共に回転子を取り囲む環状領域を4等分した約
90度の角度範囲内に順次位置するようになっている。 図中、U相のコイルは第1極〜第4極をU1〜U4と表
し、V相及びW相についても同様にV1〜V4,W1〜
W4と表してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では次のような問題がある。
【0006】(1)1スロットに1個のコイルが収納さ
れる単層巻であるから、コイル体積の大きな機種になる
とコイルの挿入性が悪くなる。又、挿入後のコイルエン
ドの成形が困難になって軸方向寸法が長くなったりコイ
ル表面を損傷させたりする。従って、コイルエンドの成
形工程に十分に耐えることができるようにするためには
、スロット絶縁物や相間絶縁物を十分に厚くする必要が
ある。
【0007】(2)各相のコイルエンドは相毎に径方向
に順に配置される形態であるから、コイルエンドの長さ
寸法が各相毎に相違することになる。このため、巻線抵
抗及び漏洩リアクタンスの相違から相毎の巻線インピー
ダンスに不平衡が生じ、励磁電流の不平衡という電気的
な種々の不具合をもたらす。また、同一の鉄心寸法であ
れば、重ね巻に比べて電気的諸特性が劣り、更に使用銅
量が多くなる。
【0008】そこで、本発明の目的は、単層同心巻と同
等のコイル挿入性を発揮せると共にコイル挿入回数を減
らして生産性を向上させ、しかも二層重ね巻と同等の優
れた電気的諸特性を有する三相電機子巻線を提供するに
ある。 [発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の三相6極電機子
巻線は、各極各相の巻線を互いにコイルピッチが相違す
るq個の同心巻コイルまたはコイルピッチが同一で順次
隣接するスロット内に位置するq個の連続コイルからな
り(qは各極各相のスロット数)、6極を構成する基準
となる相の6個の巻線のうち、隣合わない3個の巻線を
電気角で互いに180°ずつ隔て、%コイルピッチを1
00%又は、100%未満(巻線の最小ピッチの内側に
他相のコイルの1極1相分のコイル数に相当する量,=
q個又はq個未満のスロット数)として構成し、各相の
巻線は電気角で互いに180°ずつ隔たり、且つ、三相
6極分の巻線を2組又は3組毎にグループ化して、各ス
ロット毎に1段のコイルが入るように配置し、2回又は
3回のコイル挿入回数で前記コイルをスロットに同時挿
入し二層巻とするところに特徴を有する。
【0010】
【作用】各極各相の巻線は、各極各相のスロット数に相
当するq個の同心巻コイルまたはq個の連続コイルから
構成されているから、1スロットに2個のコイル辺が挿
入される二層巻となる。このため1個のコイル当りの断
面積は単層同心巻の半分になり、従って、コイル体積の
大きな機種でもコイルの挿入性を良好に維持することが
でき、コイル挿入後におけるコイルエンドの成形が容易
となってコイル表面の絶縁不良が生じにくい。また、三
相6極分のコイルを2回又は3回の挿入回数でスロット
に同時に挿入して二層巻とするから、コイル挿入作業の
自動化が容易で生産性が向上する。しかもそれでいなが
ら各相巻線のスロットへのコイル挿入位置関係は例えば
U1〜3は最外周、U4〜6は中間位置となり各相毎に
平均化されるから、巻線インピーダンスが三相間で平衡
し不平衡励磁電流の発生を抑制して電気的諸特性が向上
する。
【0011】
【実施例】<第1実施例>本実施例は6極,36スロッ
トの二層同心巻としており、図1ないし図5を参照して
説明する。番号1〜36はスロット番号、U1〜U6は
U相の第1〜第6の各極巻線、V1〜V6はV相の第1
〜第6の各極巻線、W1〜W6はW相の第1〜第6の各
極巻線を示す。この実施例で各極各相のスロット数qは
、q=36/(6×3)=2となる。
【0012】各相各極の巻線は、図3に1パス挿入分の
各相の第1極ないし第3極を取り出して示すように、各
極各相のスロット数qに等しい夫々2個の同心巻コイル
U11〜U12,V11〜V12,W11〜W12から
構成されている。いずれの相についても同様な原則に基
づき構成されているから、U相第1極巻線U1について
詳細に述べる。
【0013】これは、#1から#8にわたるコイルピッ
チの第1コイルU11と、#2から#7にわたるコイル
ピッチの第2のコイルU12と、コイルピッチが互いに
相違するq個(2個)のコイルから構成されている。な
お、記号#はスロット番号を表すために付してある。
【0014】6極を構成する中の基準となるU相の6個
の巻線のうち、隣り合わない3個の巻線U1,U2,U
3を電機子鉄心の最外周に位置するように配置し、互い
に電気角で180°ずつ隔てられている。さらに、その
巻線の最小コイルピッチの内側に他相のV1,W1,V
2,W2,V3,W3相巻線の片側コイルが配置される
ように%コイルピッチを100%として構成し、これら
他相の巻線は電気角で互いに180°ずつ隔たられてい
る。
【0015】上記各巻線を構成するコイル群のスロット
内への収納状態について述べる。図1において、#1〜
#36の各スロット部分に示した2本の線は、相は同一
で電圧が異なる2本のコイル辺が1つのスロットに収納
された二層巻の様子を示しており、右側に示したコイル
辺がスロットのスロット底部(電機子鉄心の外周側)に
位置し、左側に示したコイル辺がスロットの上部(電機
子鉄心の内周側)に位置することを意味する。また、全
コイルのスロット内における位置関係を示すようになる
【0016】表1において、「底」はコイル辺がスロッ
トの底部に収納され、「上」はコイル辺がスロットの上
部に収納されることを意味する。従って、「底−底」は
当該コイルが両コイル辺がスロットの底部から底部にわ
たるように配置されていることを示す。
【0017】
【表1】
【0018】さて、各コイルの挿入手順について説明す
る。コイル挿入手順は第1回目のコイル(1パスと称す
)挿入作業、続いて中間成形作業(ここでは簡単に説明
する)、最後に第2回目のコイル(2パスと称す)挿入
作業からなる。
【0019】まず1パス挿入作業は、スロットの底部に
位置する三相巻線U1,U2,U3,V1,V2,V3
,W1,W2,W3を1組とし、これらを図示しない自
動コイルインサータにセットして電機子鉄心のスロット
に挿入する。これらの巻線を構成する各相3個合計18
個のコイルは表1からも明らかなように全てのコイルが
スロットの底部に収納される。
【0020】次に中間成形を行なうが、スロットの底部
と上部に収納されるコイル間には絶縁物を挿入又は係止
することは言うまでもないことである。尚、本実施例を
200VにてY,△結線する場合には各コイル毎の電位
差が小さくなり、スロットの中の絶縁物は省略すること
ができるメリットも有する。
【0021】続いての2パス挿入作業は、スロットの上
部に位置する三相巻線U4,U5,U6,V4,V5,
V6,W4,W5,W6を別の組とし、自動コイルイン
サータによりスロットの上部に収納される。前記した1
パスの三相巻線U1〜3,V1〜3,W1〜3及び2パ
スの三相巻線U4〜6,V4〜6,W4〜6は各々が電
気角で180°の隔たりとなると共に、三相巻線U1〜
6,V1〜6,W1〜6は各々が電気角で60°の隔た
りとなるから、コイルインサータにセットする時及びコ
イル挿入後の各コイルのお互いの干渉はない。この際、
表1から明らかなように、1パス挿入後の2パス挿入は
全スロットの底部に既にコイル辺が挿入されており、単
に全スロットの上部に三相巻線U4〜6,V4〜6,W
4〜6を重ねて挿入するだけでよい。
【0022】このように本実施例ではコイルインサート
を利用して、6極機種においても2回の挿入作業にて全
ての巻線の挿入作業を終えることができる。尚、このよ
うに各コイル(U,V,W相コイル)が隣り合ってスロ
ットに挿入されるので、コイルの挿入方法としてはコイ
ル挿入抵抗が小さくなる。例えば特公昭55−1282
7号,特公昭61−984号,特公昭58−26550
号などの方法を採用するのがよい。
【0023】上述のようにして挿入された各コイルの配
置は図2に示すようになり、各相巻線のスロットへの挿
入位置関係は各相毎に同一になって幾何学的及び電気的
に平衡することが明らかである。また、各コイルの接続
については、例えば図4に示す通りに接続すれば6Y接
続となり、図5に示す通りに接続すれば6△接続とする
ことができる。尚、小形機種については1Y,1△,2
Y,2△等の接続も可能である。
【0024】上記構成の本実施例によれば、6極機種に
おいても自動コイル挿入機を使用し、2回のコイル挿入
作業によって全てのコイルの挿入を完了することができ
、コイルの挿入を手作業に頼っていた二層重ね巻に比べ
て生産性が著しく高くなる。しかも、それでいながら図
1に示したように3つの相の各巻線のコイルのスロット
に対する関係(スロットの底部と上部)が上・下に均等
配置されるから、そのコイルを例えば6×Y・△などに
結線すると、各相コイルのインピーダンスが略等しくな
り、インピーダンス不平衡による励磁電流の不平衡を防
ぐことができ、従来の単層同心巻にありがちな電気的諸
特性の悪化を抑制できる。また、二層同心巻であるから
、1個のコイルは単層同心巻とした従来の導体数の半分
の導体数にて構成されることになる。従って、コイル体
積は従来の半分になり、スロットへの挿入作業が容易と
なり、且つ挿入後のコイルエンド成形作業も容易になる
。このようにコイルエンド成形作業が容易であることは
、コイルエンドの長さに十分な余裕を与えておかなくと
も成形が可能になることを意味するから、各コイル軸方
向寸法が短くなって、使用銅量や削減が可能となり、コ
イルエンドと外被構造物との間に十分な絶縁距離を確保
することが可能になる。また、成形圧力が低くて済むか
らコイルの絶縁被覆を損傷することが少なくなる。 <第2実施例>
【0025】図6及び図7を参照して説明する。36ス
ロット,6極の二層同心巻としたところは上記第1実施
例と同一であるが、各コイルのコイルピッチが相違する
。各極各相のスロット数qは第1実施例と同様に2であ
り、各極各相の巻線はやはり互いにコイルピッチが相違
する2個の同心巻コイルから構成されている。各同心巻
コイルのコイルピッチは、6,4である。その他の点は
、第1実施例と同一であるから、同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。コイル展開図は図7に示した
ようになり、やはり各相巻線のスロットへの挿入位置関
係は各相毎に同一になって幾何学的及び電気的に平衡す
ることが明らかである。
【0026】但し、U1,U2,U3の各コイルとW1
,W2,W3の各コイルの一部があるスロットにて同時
に異相コイルが挿入されるパターンとなるので、この第
2実施例ではU1,U2,U3とV1,V2,V3の各
三相巻線を1パスとし、W1,W2,W3とU4,U5
,U6の各三相巻線を2パスとし、V4,V5,V6と
W4,W5,W6の各三相巻線を3パスとして3回にて
挿入する電機子巻線の例である。この実施例ではコイル
ピッチを6,4としたので高調波歪を軽減してモータ特
性を向上させることが出来る利点がある他、第1の実施
例と同一の作用・効果を得ることができる。 <第3実施例>
【0027】図8及び図9を参照にして説明する。36
スロット,6極で各極各相のスロット数qが2となる点
では前記第1及び第2実施例と同一であるが、重ね巻方
式となっている点が相違する。
【0028】各極各相の巻線は全てコイルピッチが6で
ある2個の連続コイルから構成されている。1パスを構
成する三相巻線U1,U2,U3,V1,V2,V3,
W1,W2,W3を取出して示すと図9のようになり、
各連続コイルは順次隣接するスロット内に位置されるよ
うになっている。これら1パスの三相分の巻線U1,U
2,U3,V1,V2,V3,W1,W2,W3は一組
として自動コイル挿入機によって鉄心スロット内に挿入
される。また、残りの各極を構成する2パスの三相巻線
U4,U5,U6,V4,V5,V6,W4,W5,W
6も同様な構成でスロットに同時挿入される。従って、
コイル挿入回数は2となる。なお、コイル配置図は第1
実施例のものとして示した図2と同じになる。
【0029】この第3実施例によれば、二層重ね巻であ
りながら、コイル挿入作業を自動コイル挿入機を使用し
て行うことができ生産性が大きく高まる。勿論、各コイ
ルの導体数は単層同心巻の半分であるから、コイルエン
ドの成形作業は簡単に行うことができる。 <第4実施例>
【0030】この実施例のコイル配置を示す図10から
明らかな通り、54スロット,6極の例である。本実施
例では、各極各相のスロット数qは3となり、各相各極
の巻線はコイルピッチが順に11,9,7である3個(
q個)の同心巻コイルから構成されている。やはり各相
の巻線は電気角で互いに60°ずつ隔たり、且つ、1パ
ス三相分の巻線U1,U2,U3,V1,V2,V3,
W1,W2,W3を一組として2回のコイル挿入回数で
スロットに同時挿入されて二層同心巻とされている。ス
ロット数及びコイルピッチが前記第1実施例と相違する
だけであるから、同一部分に同一符号を付して説明を省
略するが、第1実施例と同様な効果を奏することは勿論
である。 <第5実施例>
【0031】やはり54スロット,6極で、二層重ね巻
とすることができる。この場合、コイルピッチは9(%
ピッチは100%)で、コイル配置は図10と全く同一
となる。二層重ね巻であってもコイル挿入回数は2であ
る。 <第6実施例>
【0032】この実施例のコイル配置図を図11に示す
が、やはり54スロット,6極で二層同心巻とした例で
、前記第4実施例とは同心巻コイルのコイルピッチが異
なる。各相各極巻線を構成する3個の同心巻コイルのコ
イルピッチは、順に10,8,6で、やはり三相分の巻
線U1,U2,U3,V1,V2,V3,W1,W2,
W3を一組として2回のコイル挿入回数でスロットに同
時挿入されて二層巻とされている。 <第7実施例>
【0033】図12にコイル配置図を示す。72スロッ
ト,6極で、二層同心巻とした例である。各極各相のス
ロット数qはq=72/(6×3)から4となり、各極
各相の巻線は互いにコイルピッチが相違する4個(q個
)の同心巻コイルから構成され、そのコイルピッチは順
に15,13,11,9である。
【0034】この実施例によっても、上記各実施例と同
様な効果を奏する上、特に第2及び第6実施例と同様に
中敷絶縁物や相間絶縁物の挿入を簡略化できたり省略で
きるという利点がある。
【0035】さらに、二層重ね巻とする場合には、すべ
てのコイルのコイルピッチを12として各相各極を構成
する4個のコイルが順次隣接するスロット内に位置する
ようにすれば良い。いずれの場合も、三相分の巻線U1
,U2,U3,V1,V2,V3,W1,W2,W3を
一組として2回のコイル挿入回数でスロットに同時挿入
して二層巻とすれば、前記各実施例と同様な効果を奏す
る。 <第8実施例>
【0036】極数を6極とした例で、72スロットの場
合を図13に示す。各極各相のスロット数qは4となり
、各極各相の巻線は4個のコイルから構成されている。 ここで二層同心巻とする場合には各コイルのコイルピッ
チを順に13,11,9,7とすれば良く、二層重ね巻
とする場合にはすべてのコイルのコイルピッチを10と
して各相各極を構成する4個のコイルが順次隣接するス
ロット内に位置するようにすれば良い。いずれの場合も
二相分の巻線U1,U2,U3,V1,V2,V3を一
組として1パスとし、2パスとしては二相分の巻線W1
,W2,W3,U4,U5,U6を他の一組として、3
パスとしては二相分の巻線V4,V5,V6,W4,W
5,W6を別の一組として、3回のコイル挿入回数でス
ロットに挿入して二層巻とすれば、前記各実施例と同様
な効果を奏する。
【0037】その他、本発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、図4,図5に示した結線に限らず、1
×Y,2×Y,1×△,2×△等の結線であっても良い
ことは勿論であり、また各コイルのコイルピッチは各実
施例に示した例に限定されず、異常トルクを発生させな
い範囲内で種々変更できるものである。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の三相6極電
機子巻線によれば、二層巻であって1個のコイル当りの
断面積は単層同心巻の半分になるから、コイル体積の大
きな機種でもコイルの挿入性を良好に維持することがで
き、コイル挿入後におけるコイルエンドの成形が容易と
なってコイル表面の絶縁不良が生じにくい。また、三相
全てのコイルの1/2又は1/3のコイルを2回又は3
回の挿入回数でスロットに同時挿入して二層巻とするか
ら、コイル挿入作業の自動化が容易で、生産性に優れる
。しかも、それでいながら各相巻線のスロットへの挿入
位置関係は各相毎に同一になって巻線インピーダンスが
三相間で平衡するから、不平衡励磁電流の発生を抑制し
て電気的諸特性が向上する優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すコイル展開図。
【図2】コイル配置図。
【図3】各相の1パスのみを示したコイル展開図。
【図4】巻線接触図。
【図5】巻線接触図。
【図6】本発明の第2実施例を示すコイル展開図。
【図7】コイル配置図。
【図8】本発明の第3実施例を示すコイル展開図。
【図9】各相の1パスのみを示したコイル展開図。
【図10】本発明の第4及び第5の各実施例を示すコイ
ル配置図。
【図11】第6実施例のコイル配置図。
【図12】第7実施例のコイル配置図。
【図13】第8実施例のコイル配置図。
【図14】従来例を示すコイルエンド側からの側面図。
【符号の説明】
図中、U1〜U6はU相の第1極〜第6極の各巻線、V
1〜V6はV相の第1極〜第6極の各巻線、W1〜W6
はW相の第1極〜第6極の各巻線である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  整数スロット巻の三相6極電機子巻線
    において、各極各相の巻線を互いにコイルピッチが相違
    するq個の同心巻コイルから成り(qは各極各相のスロ
    ット数)、6極を構成する基準となる相の6個の巻線の
    うち隣合わない3個の巻線を電気角で互いに180°ず
    つ隔て、%コイルピッチを100%(巻線の最小コイル
    ピツチの内側に他相コイルの1極1相のコイル数に相当
    する量、q個のスロット数)として構成し、残りの二相
    の巻線は電気角で互いに180°ずつ隔たり且つ、全三
    相6極分の巻線を2組にグループ化して各スロット毎に
    1段のコイルが入るように配置し二層巻とすることを特
    徴とする三相6極電機子巻線。
  2. 【請求項2】  整数スロット巻の三相6極電機子巻線
    において、各極各相の巻線をコイルピッチが同一で順次
    隣接するスロット内に位置するq個の連続コイルからな
    り(qは各極各相のスロット数)6極を構成する基準と
    なる相の6個の巻線の内、隣合わない3個の巻線を電気
    角で互いに180°ずつ隔て%コイルピッチを100%
    (巻線の最小コイルピッチ内側に他相コイルの1極1相
    のコイル数に相当する量,q個のスロット数)として構
    成し、残りの二相の巻線は電気角で互いに180°ずつ
    隔たり且つ三極6極分の巻線を2組にグループ化して各
    スロット毎に1段のコイルが入るように配置し二層巻と
    することを特徴とする三相6極電機子巻線。
  3. 【請求項3】  前記請求項1記載の三相6極電機子巻
    線において、6極を構成する基準となる相の6個の巻線
    のうち、隣合わない3個の巻線を電気角で互いに180
    °ずつ隔てその%コイルピッチを100%未満として構
    成し、残りの二相の巻線は電気角で互いに180°ずつ
    隔たり、且つ6極分の巻線を3組にグループ化して二層
    同心巻とすることを特徴とする三相6極電機子巻線。
  4. 【請求項4】  前記請求項2記載の三相6極電機子巻
    線において、6極を構成する基準となる相の6個の巻線
    のうち、隣合わない3個の巻線を電気角で互いに180
    °ずつ隔てその%コイルピッチを100%未満として構
    成し、残りの二相の巻線は電気角で互いに180°ずつ
    隔たり且つ、三相6極分の巻線を3組にグループ化し二
    層重ね巻とすることを特徴とする三相6極電機子巻線。
JP5228791A 1991-03-18 1991-03-18 三相6極電機子巻線 Pending JPH04289744A (ja)

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