JPH08205346A - ケーブル延線用金車 - Google Patents
ケーブル延線用金車Info
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- JPH08205346A JPH08205346A JP3465195A JP3465195A JPH08205346A JP H08205346 A JPH08205346 A JP H08205346A JP 3465195 A JP3465195 A JP 3465195A JP 3465195 A JP3465195 A JP 3465195A JP H08205346 A JPH08205346 A JP H08205346A
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Abstract
金車の落下を防止する。 【構成】 ケーブル延線用金車における第二側枠3の延
長部3bにストッパー板31を備えさせることにより、
第二側枠3の下端部3bがプーリー7から外れて該第二
側枠3が側方に回動したときでも第一側枠1におけるフ
ック部17の先端と第二側枠3の延長部3bにおける該
ストッパー板31との間の隙間25からメッセンジャー
ワイヤ2が脱出しないようにする。ストッパー板は第二
側枠3の回動中心を中心とする略半円形状をなすもので
あることが望ましい。
Description
ーブルを電柱等のケーブル支持設備に支持させて延線す
る際に使用されるケーブル延線用金車に関するものであ
り、特に延線作業中にケーブル延線用金車がメッセンジ
ャーワイヤから落下しないようにしたものである。
ものが従来より使用されている。このケーブル延線用金
車は、第一側枠1と第二側枠3とにより略逆U字状の吊
り枠5を形成し、第一側枠1には下端部1aにプーリー
7を回転自在に取り付け、第二側枠3の下端部3aを該
プーリー7に対し係脱自在となし、第一側枠1の上端と
第二側枠3の上端をそれぞれ上方に延長して延長部1
b、3bを形成し、第一側枠1の延長部1bと第二側枠
3の延長部3bとには連結ボルト9を貫通させ、該連結
ボルト9の一端にナット11を螺合し、第一側枠1の延
長部1bと第二側枠3の延長部3bとにはそれぞれ内面
にメッセンジャーワイヤ支持溝13、15を水平方向に
形成し、第一側枠1の延長部1bの上端を下方に折り返
してフック部17を形成してなるものである。
ーブル23を電柱等のケーブル支持設備(図1の符号2
2参照)に支持させて延線する際には、まず必要数のケ
ーブル延線用金車を予め張設されているメッセンジャー
ワイヤ21に取り付ける。即ち、第二側枠3を側方に回
動させ、第一側枠1におけるフック部17の先端と第二
側枠3における延長部3bとの間の隙間25からメッセ
ンジャーワイヤ21を第一側枠1の延長部1bと第二側
枠3の延長部3bとの間に導入し、第二側枠3の下端3
aをプーリー7に係止させると共にメッセンジャーワイ
ヤ21をメッセンジャーワイヤ支持溝13、15に支持
させた状態で連結ボルト9のナット11を締め付けるこ
とによりメッセンジャーワイヤ21をメッセンジャーワ
イヤ支持溝13、15間に強力に挟み付ける。このよう
にして、各ケーブル延線用金車をメッセンジャーワイヤ
21に取り付けた後、ケーブル23を各ケーブル延線用
金車における吊り枠5とプーリー7とにより形成される
略逆U字状部18を貫通させる。しかる後、ケーブル2
3を巻き取りエンジン(図1の符号24参照)等により
前進させることにより延線する。ケーブル23を電柱等
のケーブル支持設備に固定した後、連結ボルト9のナッ
ト11を緩めることによりメッセンジャーワイヤ21を
メッセンジャーワイヤ支持溝13、15から脱出させ、
第二側枠3の下端部3aをプーリー7から外し、第二側
枠3を連結ボルト9を回動中心として側方に回動させて
ケーブル延線用金車をメッセンジャーワイヤ21とケー
ブル23とから除去するのである。
線用金車においては、ナット11の締め付けが不十分で
あったりナット11が緩んだときには、メッセンジャー
ワイヤ21がメッセンジャーワイヤ支持溝13、15か
ら脱出し、ケーブル延線用金車が若干落下してフック部
17がメッセンジャーワイヤ(図7における鎖線に示す
メッセンジャーワイヤ21’参照)に係止した状態とな
ることがある。このときメッセンジャーワイヤ21’の
揺れ、ジャンプ等により、図8に示すように、第二側枠
3の下端部3aがプーリー7から外れ、該第二側枠3が
連結ボルト9を回動中心として回動すると、第一側枠1
におけるフック部17の先端と第二側枠3における延長
部3bとの間の隙間25が大きく開く結果、メッセンジ
ャーワイヤ21’が当該隙間25から脱出し、ケーブル
延線用金車がメッセンジャーワイヤ21’から落下する
おそれがある。本発明は従来のケーブル延線用金車にお
けるこのような問題を解決しようとしてなされたもので
ある。
ーブル延線用金車における第二側枠の延長部にストッパ
ー板を備えさせることにより、上記課題を解決するもの
である。即ち、本発明は、第一側枠と第二側枠とにより
略逆U字状の吊り枠を形成し、第一側枠には下端部にプ
ーリーを回転自在に取り付け、第二側枠の下端部を該プ
ーリーに対し係脱自在となし、第一側枠の上端と第二側
枠の上端をそれぞれ上方に延長して延長部を形成し、第
一側枠の延長部と第二側枠の延長部とには連結ボルトを
貫通させ、該連結ボルトの一端にナットを螺合し、第一
側枠の延長部と第二側枠の延長部とにはそれぞれ内面に
メッセンジャーワイヤ支持溝を水平方向に形成し、第一
側枠の延長部の上端を下方に折り返してフック部を形成
してなるケーブル延線用金車において、前記第二側枠の
延長部にストッパー板を備えさせることにより、第二側
枠の下端部がプーリーから外れて該第二側枠が側方に回
動したときでも第一側枠におけるフック部の先端と第二
側枠の延長部における該ストッパー板との間の隙間から
メッセンジャーワイヤが脱出しないようにしたことを特
徴とするケーブル延線用金車(請求項1)を提供するも
のである。
心を中心とする略半円形状をなすものであることが望ま
しい(請求項2)。
延線用金車は、第二側枠の延長部にストッパー板を備え
させたこと以外の点においては、上記従来のケーブル延
線用金車と同様の作用をなすものであり、上記従来のケ
ーブル延線用金車と同様にして使用されるものである。
以下、上記従来のケーブル延線用金車の作用と異なる点
についてのみ説明する。
も、ナットの締め付けが不十分であったりナットが緩ん
だときには、メッセンジャーワイヤがメッセンジャーワ
イヤ支持溝から脱出し、ケーブル延線用金車が若干落下
してフック部がメッセンジャーワイヤ(図3、図4にお
ける鎖線に示すメッセンジャーワイヤ21’参照)に係
止した状態となることがある。このときメッセンジャー
ワイヤの揺れ、ジャンプ等により、図5に示すように、
第二側枠の下端部がプーリーから外れ、該第二側枠が連
結ボルトを回動中心として側方に回動する場合がある。
しかるに、この場合には、第二側枠の延長部に備えさせ
たストッパー板は、第一側枠におけるフック部の先端と
の間の隙間を第二側枠の回動前と同様に小さな状態に維
持するため、メッセンジャーワイヤが当該隙間から脱出
することはない。なお、ケーブル延線用金車をメッセン
ジャーワイヤに取り付け、あるいはケーブル延線用金車
をメッセンジャーワイヤから取り外す際には、第二側枠
を連結ボルトを回動中心として側方に大きく回動させる
ことによりストッパー板をフック部から離せばよい。
2のケーブル延線用金車におけるストッパー板は前記第
二側枠の回動中心を中心とする略半円形状をなすもので
あるため、上述の如く第二側枠の下端部がプーリーから
外れ、該第二側枠が連結ボルトを回動中心として側方に
回動したときでも、該ストッパー板と第一側枠における
フック部の先端との間の隙間は一定であり、この隙間は
第二側枠の回動前と同様に小さな状態に維持される。
明する。なお、下記の実施例においては、上記従来のケ
ーブル延線用金車と共通する部品、部材、部分等につい
ては上記従来のケーブル延線用金車と同一の符号を使用
するものとする。
のケーブル延線用金車と同様に、第一側枠1と第二側枠
3とにより略逆U字状の吊り枠5を形成し、第一側枠1
には下端部1aにプーリー7を回転自在に取り付け、第
二側枠3の下端部3aを該プーリー7に対し係脱自在と
なす。即ち、プーリー軸8の一端8aを第一側枠1の下
端部1aに固定し、該プーリー軸8にプーリー7を回転
自在に取り付け、該プーリー軸8の他端8bを第二側枠
3の下端部3aに形成した該他端8bよりもやや大きめ
の透孔10に挿入する。また、第一側枠1の上端と第二
側枠3の上端をそれぞれ上方に延長して延長部1b、3
bを形成し、第一側枠1の延長部1bと第二側枠3の延
長部3bとには連結ボルト9を貫通させ、該連結ボルト
9の一端にナット11を螺合する。ナット11は好まし
くは蝶ナットとする。更に、第一側枠1の延長部1bと
第二側枠3の延長部3bとにはそれぞれ内面にメッセン
ジャーワイヤ支持溝13、15を水平方向に形成し、第
一側枠1の延長部1bの上端を下方に折り返してフック
部17を形成する。
枠3の延長部3bにストッパー板31を備えさせること
により、第二側枠3の下端部3aがプーリー7から外れ
て該第二側枠3が側方に回動したときでも第一側枠1に
おけるフック部17の先端と第二側枠3の延長部3bに
おける該ストッパー板31との間の隙間25からメッセ
ンジャーワイヤ21が脱出しないようにする。ストッパ
ー板31は第二側枠3の回動中心を中心とする略半円形
状(図4における実線のストッパー板参照)をなすもの
であることが望ましいが、ストッパー板31は第二側枠
3の下端部3aがプーリー7から外れて該第二側枠3が
側方に回動したときでも第一側枠1におけるフック部1
7の先端と第二側枠3の延長部3bにおける該ストッパ
ー板31との間の隙間25からメッセンジャーワイヤ2
1が脱出しないようにし得るものである限り略半円形状
以外の形状(一例として図4における鎖線のストッパー
板31’参照)であっても差し支えない。なお、ストッ
パー板31は、第二側枠3の延長部3bと一体的に形成
してもよいが、第二側枠3の延長部3bに溶接等により
固着しても差し支えない。図1における符号22は電柱
等のケーブル支持設備、24は巻き取りエンジン、26
はケーブルドラムである。
延線用金車においても、ナットの締め付けが不十分であ
ったりナットが緩んだときには、メッセンジャーワイヤ
がメッセンジャーワイヤ支持溝から脱出し、ケーブル延
線用金車が若干落下してフック部がメッセンジャーワイ
ヤに係止した状態となることがある。このときメッセン
ジャーワイヤの揺れ、ジャンプ等により、第二側枠の下
端部がプーリーから外れ、該第二側枠が連結ボルトを回
動中心として側方に回動した場合においても、第二側枠
の延長部に備えさせたストッパー板は、第一側枠におけ
るフック部の先端との間の隙間を第二側枠の回動前と同
様に小さな状態に維持するため、メッセンジャーワイヤ
が当該隙間から脱出することはない。このように、ケー
ブル延線用金車がメッセンジャーワイヤから落下するこ
とが防止される。
2のケーブル延線用金車におけるストッパー板は前記第
二側枠の回動中心を中心とする略半円形状をなすもので
あるため、上述の如く第二側枠の下端部がプーリーから
外れ、該第二側枠が連結ボルトを回動中心として側方に
回動したときでも、該ストッパー板と第一側枠における
フック部の先端との間の隙間は一定であり、この隙間は
第二側枠の回動前と同様に小さな状態に維持される。従
って、ケーブル延線用金車がメッセンジャーワイヤから
落下することがより確実に防止される。
一例を示す側面図である。
斜視図である。
す正面図である。
す側面図である。
方に回動した状態を示す側面図である。
る。
す側面図である。
枠が側方に回動した状態を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第一側枠と第二側枠とにより略逆U字状
の吊り枠を形成し、第一側枠には下端部にプーリーを回
転自在に取り付け、第二側枠の下端部を該プーリーに対
し係脱自在となし、第一側枠の上端と第二側枠の上端を
それぞれ上方に延長して延長部を形成し、第一側枠の延
長部と第二側枠の延長部とには連結ボルトを貫通させ、
該連結ボルトの一端にナットを螺合し、第一側枠の延長
部と第二側枠の延長部とにはそれぞれ内面にメッセンジ
ャーワイヤ支持溝を水平方向に形成し、第一側枠の延長
部の上端を下方に折り返してフック部を形成してなるケ
ーブル延線用金車において、前記第二側枠の延長部にス
トッパー板を備えさせることにより、第二側枠の下端部
がプーリーから外れて該第二側枠が側方に回動したとき
でも第一側枠におけるフック部の先端と第二側枠の延長
部における該ストッパー板との間の隙間からメッセンジ
ャーワイヤが脱出しないようにしたことを特徴とするケ
ーブル延線用金車。 - 【請求項2】 前記ストッパー板は前記第二側枠の回動
中心を中心とする略半円形状をなすものであることを特
徴とする請求項1のケーブル延線用金車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3465195A JP3436603B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ケーブル延線用金車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3465195A JP3436603B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ケーブル延線用金車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08205346A true JPH08205346A (ja) | 1996-08-09 |
JP3436603B2 JP3436603B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=12420352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3465195A Expired - Lifetime JP3436603B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ケーブル延線用金車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3436603B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102891452A (zh) * | 2012-09-19 | 2013-01-23 | 冀北电力有限公司秦皇岛电力公司 | 架空输电线悬挂异物清除装置 |
CN102904189A (zh) * | 2012-09-19 | 2013-01-30 | 冀北电力有限公司秦皇岛电力公司 | 一种架空输电线悬挂异物清除装置 |
CN103474934A (zh) * | 2013-10-01 | 2013-12-25 | 乐清市吉鸿塑胶电子有限公司 | 专用于线缆架设的挂钩以及挂钩组件 |
CN105071297A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-11-18 | 国家电网公司 | 一种多功能配电线路放线滑车 |
CN105262038A (zh) * | 2015-10-21 | 2016-01-20 | 华巧波 | 一种双电缆放线的电缆放线滑车 |
CN105790164A (zh) * | 2016-03-14 | 2016-07-20 | 国网安徽省电力公司亳州供电公司 | 二次电缆快捷放线架 |
CN106786141A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-31 | 国网浙江宁波市鄞州区供电公司 | 一种架空线路异物清除装置 |
JP6446746B1 (ja) * | 2018-08-31 | 2019-01-09 | 株式会社ダイワ製作所 | 架線敷設装置 |
CN110676759A (zh) * | 2019-11-14 | 2020-01-10 | 云南电网有限责任公司昆明供电局 | 地电位拆搭35-110kV空载线路引流线母线、架空线的消弧滑车 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101364717B (zh) * | 2008-04-28 | 2011-03-16 | 中国电力科学研究院 | 挂胶双r槽形导线放线滑轮 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP3465195A patent/JP3436603B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN110676759A (zh) * | 2019-11-14 | 2020-01-10 | 云南电网有限责任公司昆明供电局 | 地电位拆搭35-110kV空载线路引流线母线、架空线的消弧滑车 |
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Publication number | Publication date |
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JP3436603B2 (ja) | 2003-08-11 |
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