JPH08204822A - 二重登録回避システム及び方法 - Google Patents

二重登録回避システム及び方法

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JPH08204822A
JPH08204822A JP7009430A JP943095A JPH08204822A JP H08204822 A JPH08204822 A JP H08204822A JP 7009430 A JP7009430 A JP 7009430A JP 943095 A JP943095 A JP 943095A JP H08204822 A JPH08204822 A JP H08204822A
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Yoshiro Nagao
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構内・局用交換機において、運用者のコマンド
入力により加入者電番データを追加・置換・削除処理に
於ける二重登録回避システム、方法を提供する。 【構成】オペレータの入力した多数の内線電番更新コマ
ンドを蓄積し、蓄積されたコマンドの要求項間の矛盾を
検査し、矛盾しあう要求項は破棄し、ついで、「更新
要」の要求項を、削除・置換・追加の順に更新処理を実
施するに際し、「置換」 の要求項に対しては、線形態・
環形態のいずれかの置換項集合に連結され、置換項集合
ごとに置換を実施し、「内線更新」の終了した要求項を
プロセッサ間通信によりまとめて呼プロセッサに送信
し、同時に「更新不能通知」処理により、実施できなか
った要求項の内容と更新不能理由を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内・局用交換機にお
いて、運用者のコマンド入力により加入者電番データを
追加・置換・削除処理に於ける二重登録回避システム及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業等では局用交換機内に自社専
用ネットワークを仮想的に構築するというセントレック
スの需要が、構内交換機の需要とともに増大する傾向に
ある。
【0003】これらセントレックスや構内交換機では、
外線電番データに加え、内線電番データの管理機能を特
別に持つことが必要である。そしてこの管理機能におい
ては、ある内線電番が構内交換機内あるいはセントレッ
クス内でただ一つしか存在しないようにする必要があ
る。
【0004】このような必要性について、セントレック
スの内線電番管理機能について説明する。即ち、セント
レックス番号ごとに図30のような『内線・外線変換テ
ーブル』が設けられている。
【0005】この『内線・外線変換テーブル』には、内
線電番ai 、外線電番bi の組の数を示すカウンタ値c
が記録されている。内線電番ai がダイアルされた場
合、まずこの『内線・外線変換テーブル』により対応す
る外線電番bi に変換し、外線電番bi で図31に示す
手順で、着信加入者データdを索引し、セントレックス
番号CNを求め、着信処理を行う。
【0006】ここで、セントレックスにおける内線番号
の追加・置換・削除等の更新処理は従来以下のとおりに
行われている。
【0007】追加処理:図32(1)に示すように『内
線・外線変換テーブル』の末尾に内線電番ai 、外線電
番bi を追加し、カウンタ値cに1を加算する。つい
で、外線電番bi に対応する加入者データにセントレッ
クス番号CNを記入する(図31、d参照)。
【0008】置換処理:図32(2)に示すように、置
換要求のあった内線電番を『内線・外線変換テーブル』
上でサーチし、テーブル上の内線電番を置換する。
【0009】削除処理:図32(3)に示すように、削
除要求のあった内線電番a1 を『内線・外線変換テーブ
ル』上でサーチし、このアドレスにテーブル末尾の内線
電番a3 −外線電番b3 を移動し、カウンタ値cを1減
ずる。ついで、外線電番に対応する加入者データd上の
セントレックス番号CNを消去する。
【0010】また、上記において、追加処理及び置換処
理の場合、図33に示すように、新電番と既存の電番に
一致する場合、『二重登録』としてコマンド入力をリジ
ェクト(排除)している。
【0011】しかし、図34に示すように、コマンドを
複数入力する場合、『二重登録』になるはずのコマンド
の新規電番(図33において、1024,1025)が
別のコマンドで削除・置換されていれば、図33におい
て『二重登録』になったコマンドも『二重登録』となら
ない。尚、図34において、電番1025は、削除した
後に追加しているが、前者と後者では外線番号が異な
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、電番更新コマ
ンドを複数入力する場合、運用者は、『二重登録』をう
まく回避するようコマンドを最適な順序に並べかえて入
力を行っていた。しかし、コマンドが大量になるに従
い、この並べ換えは加速度的に困難となっていく。
【0013】また、大量のコマンドを実行する場合、1
コマンドが終了するのを待って運用者は、次のコマンド
を投入せねばならず、全コマンドを投入しおわるまで長
時間が費やされた。
【0014】更に、1コマンドにつき1回以上、データ
整合のため主プロセッサ(MainProcesso
r:MPR)と呼プロセッサ(Call Proces
sor:CPR)間の通信が必要であるために、プロセ
ッサ間通信の負荷が増大せざるを得なかった。
【0015】したがって、本発明の目的は、従来運用者
が机上でおこなっていたコマンドの並べ換えによる最適
化を、コマンドの一括投入により作業時間を短縮する二
重登録回避システムを提供することにある。これによ
り、自動処理させて省力化を実現している。
【0016】また本発明の目的は、複数のコマンドでま
とめてプロセッサ間通信を行うことで、プロセッサ間の
通信回数を減らし、交換機負荷の軽減をはかるシステム
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明にしたが
う二重登録回避システムは、請求項1に対応する発明で
は、構内交換機あるいは局用交換機において、加入者の
内線あるいは外線の電話番号の追加・置換・削除の複数
の更新要求コマンドを蓄積するバッファを有し、このバ
ッファに蓄積された複数の要求コマンドの並べ換えと集
合化を行うことにより、二重登録で該コマンドが排除さ
れるされる回数を最小限にする。
【0018】請求項2の発明では、更に、前記バッファ
に蓄積された電番更新コマンドの内、追加/削除/置換
コマンドの1項目を1要求項とし、相矛盾する要求項を
排除するとともに、矛盾しない要求項のみを実行するよ
うに構成している。
【0019】要求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、前記矛盾しない要求項の実行は、削除、置換、追
加の順に実行することにより二重登録によるコマンド・
リジェックト回数を最小限にする。
【0020】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、2つの電番置換要求項の新電番と旧電番とが一致
する場合、この一致する電番を結節点として2要求項を
連結し、できるだけ連結したとき出発点の要求項に帰着
する環形態と、帰着しない線形態の2つの要求項集合に
分類し、各々の形態の要求項集合ごとに置換実施の可否
を決定する。
【0021】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、前記線形態の要求項集合については、置換の方向
を前方向として最前端に連結された要求項が実施可能で
あるかどうかを判断し、この要求項集合内の全要求項の
実施可否を判定し、前記環形態の要求項集合について
は、前記要求項集合内の全要求項を実施可能と判定する
ことを特徴とする。
【0022】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記バッファは、蓄積された要求項ごとに、排除
された際の排除の理由を記録する領域を有し、更に、前
記交換機は、異常終了した要求項についてはこの排除の
理由を表示する機能を有する。
【0023】請求項7の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記交換機は、複数プロセッサを有し、複数の蓄
積された電番更新コマンドのうち実施可能なものを一度
に他プロセッサに転送するようにして、プロセッサ間通
信の回数を軽減することを特徴とする。
【0024】請求項8の発明では、請求項1乃至7の発
明において、コマンドの実施を行う代わり、要求項間の
相互矛盾、二重登録による排除回数を最小とするような
コマンド実行順序、要求項集合の形態と実施可能性等の
情報を運用者に通知可能に構成したこと特徴とする。
【0025】更に、請求項9の発明は、二重登録回避方
法であって、オペレータの入力した多数の内線電番更新
コマンドを蓄積し、該蓄積されたコマンドの要求項間の
矛盾を検査し、矛盾しあう要求項は破棄し、ついで、
「更新要」の要求項を、削除・置換・追加の順に更新処
理を実施するに際し、「置換」 の要求項に対しては、線
形態・環形態のいずれかの置換項集合に連結され、置換
項集合ごとに置換を実施し、「内線更新」の終了した要
求項をプロセッサ間通信によりまとめて呼プロセッサに
送信し、同時に「更新不能通知」処理により、実施でき
なかった要求項の内容と更新不能理由を表示するように
したことを特徴とする。
【0026】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にしたがい説明す
るが、本発明の理解を容易とすべく、先ず二重登録回避
の原理について、説明する。
【0027】第一の原理:更新は、「削除」・「置換」
・「追加」の順に行うことで最適化される。即ち、図3
4に示す通り、既存電番の削除を最初に行うと、その後
の置換、あるいは追加の要求の二重登録を回避できる場
合がある。
【0028】また、置換を追加の前に行えば、その後の
追加の二重登録を回避できる場合がある。よって、削除
・置換・追加が、最適な更新要求順序である。
【0029】第二の原理:「置換」の集合は、『線形
態』と『環形態』に分類できる。即ち、次のように2つ
の置換要求を行う場合を考える。
【0030】 要求項1: 1001──置換──→1002 要求項2: 1002──置換──→1003 要求項1、2は、まとめて1001──置換──→10
02──置換──→1003 と記号表現できる。他
方、 要求項3: 1001──置換──→1002 要求項4: 1002──置換──→1003 要求項5: 1003──置換──→1001 の一連
の要求項を行う場合、これを纏めると、図1のように記
号表現出来る。
【0031】ひとつ以上の要求項を、一致する新電番と
旧電番とを結節点として、つなげられるだけつなげて記
号表現した場合、出発点に帰着する図1に示すような要
求項の集合を『環形態』置換項集合と定義する。
【0032】一方、上記要求項1、2を纏めて記号表現
したような出発点に帰着しない要求項の集合を『線形
態』置換項集合と定義する。
【0033】したがって、ひとつ以上の置換要求項は、
図2に纏めて示すように、線形態あるいは環形態いずれ
かの置換集合の集まりと分類表現できる。
【0034】この置換項集合の分類において、図3のよ
うな置換項集合同士の結合(線形態と環形態の結合)は
ありえない。なぜなら例えば、図3の結合は、 1002──置換──1005 1002──置換──1003 という2つの相矛盾する要求項が共存していることを意
味するからである。
【0035】第三の原理:『線形態』置換項集合の成功
条件は、『最も前方向の』置換の成功である。前記の1
001──置換──→1002──置換──→1003
のような線形態置換項集合では、〔1002──置換
──→1003〕という置換が二重登録にならずに成立
すれば、その後方向(矢印の方向を前方向、矢印の逆方
向を後方向と呼ぶ)の置換〔1001──置換──→1
002〕も二重登録にならずに必ず成功する。
【0036】このように、線形態置換項集合では最も前
方向の要求項〔1002──置換──→1003〕が二
重登録にならなければ、他の要求項は後方向に順々に成
功していき、集合内の全置換要求項が成功する。
【0037】第四の原理:『環形態』置換項集合は全て
成立する。図1のような環形態置換集合では、各要求項
を個別に要求しても必ず二重登録として排除される。し
かし、全要求項を同時に実施できれば、二重登録が生じ
ないという性質をもつ。
【0038】以上の第一乃至第四の原理に従えば、複数
の更新要求項(追加・置換・削除)の実施においては、
二重登録は以下の手順〜を順に行うことで最も効果
的に回避される。
【0039】手順 相互矛盾する要求項を排除する。
【0040】手順 削除要求項を実施する。
【0041】手順 置換要求項を、線形態置換集合と
環形態置換集合に分類する。
【0042】手順 線形態置換集合のうち、最も前方
向の要求項が二重登録とならないものを実施する。
【0043】手順 環形態置換集合を実施する。
【0044】手順 追加要求項を実施する。
【0045】図4は、上記手順に関し、二重登録を除
くおもな排除(リジェクト)要因について纏めてある。
【0046】図において、範疇Aは後に説明する内線更
新処理でチェックを行い、範疇Bについては、同様に後
に説明する項間矛盾チェック処理で排除を行う。尚、範
疇Aを更新処理でチェックするのは、更新時にこれらの
異常を検出できるからである。図において、例えば、範
疇Aであるそれ自体で異常な要求項であるリジェクト要
因は、追加の要求項に対し、外線電番がすでにセントレ
ックスに加入している場合、あるいは、外線電番が加入
者データ上に存在しない場合である。
【0047】また、削除、置換の要求項に対しては、旧
内線・外線交換テーブルに存在しない場合である。
【0048】図5は本発明の二重登録回避システムを適
用する交換装置の構成例ブロック図である。図におい
て、1は主プロセッサであり、呼プロセッサ間の通信、
加入者データ等の管理を行う。2は呼プロセッサであ
り、通話路の接続/解放を行う。
【0049】また、3はワークステーションであり、主
プロセッサ1へのマンマシン・インタフェースを提供す
る。必要により主プロセッサ1の機能を肩代わりする。
4は集線装置である。
【0050】更に、1〜3の各ブロックにおいて、CP
Uは中央処理装置、MMはメインメモリ、FMはファイ
ルメモリ、HDはハードディスク及びSWはネットワー
クである。
【0051】かかる交換装置の構成において、本発明の
適用のため、各装置内のメモリは、図6、図7のように
構成される。尚、図6は更新処理を交換機内で行う場
合、図7は更新処理を交換機とワークステーション3で
行う場合の例である。
【0052】図6において、(1)、(2)及び(3)
はそれぞれ主プロセッサ1のメインメモリMMの内容、
及び、i、j番目の呼プロセッサ2のメインメモリMM
の内容である。更に、(4)、(5)及び(6)はそれ
ぞれ主プロセッサ1のファイルメモリFMの内容、及
び、i、j番目の呼プロセッサ2のファイルメモリFM
の内容である。
【0053】主プロセッサ1のメインメモリMMには、
本発明システムを実行制御する主たるプログラムMPが
格納され、更にコマンドバッファCBを有する。コマン
ドバッファは、コマンド要求に応じて、必要な面数が使
用される。
【0054】また主プロセッサ1、呼プロセッサ2のメ
インメモリMMには、それぞれにシステム部SSにシス
テムプログラムが格納されている。
【0055】一方、主プロセッサ1のファイルメモリF
Mにも、本発明システムを実行制御するための主なプロ
グラムMPが格納される。更に、主プロセッサ1のファ
イルメモリFMには、着信加入者データ部SD、内線・
外線変換テーブルTTが格納される。
【0056】更に、呼プログラム2のファイルメモリF
Mには、発側加入者データ部CDが格納される。また、
主プロセッサ1及び呼プログラム2のファイルメモリF
Mには、それぞれシステム部SSにシステムプログラム
が格納されている。
【0057】次に図7に示す、交換機とワークステーシ
ョン3を併用する場合は、コマンド・バッファCB及び
本発明システムを制御する主なプログラムがワークステ
ーション3側に置かれる。また、内線・外線交換テーブ
ルTTや発側、着側加入者データCD、SDといったデ
ータは、ワークステーション3上にマスタが格納され
る。
【0058】コマンド投入時、先ずワークステーション
3上で発側、着側加入者データCD、SDと内線・外線
変換テーブルTTの更新を行う(図7の参照)。つい
で、更新した差分を交換機側に転送し、メインプロセッ
サ1及び呼プロセッサ2のデータを更新する(図7の
参照)。
【0059】このワークステーション3を利用する方式
は、ワークステーション3の発達したマン・マシン・イ
ンタフエースを使用できる。更に、交換処理系と運用系
の分離により開発効率が向上する等の利点がある。
【0060】次に、図8は、実施例として、セントレッ
クスにおける内線電番更新コマンド(追加・置換・削
除)が二重登録で排除される回数を極小化するとともに
プロセッサ間通信回数を減らすための、上記図5に示し
た交換装置及び図6、図7で説明したメモリ構成例にお
いて、適用される本発明にしたがうシステムのデータフ
ローダイアグラムである。
【0061】このデータフローでは、運用者は、一つの
セントレックスについて、複数の内線電番コマンドを一
括入力する。入力終了後、既に説明した二重登録回避原
理を用いて内線電番の削除・置換・追加等の更新を行
い、最終的に排除されたコマンド要求を画面等にリジェ
クト・コマンド・メッセージとして出力する。
【0062】尚、以下のフローにおける表示図形の意味
は、図12に示される通りであり、(1)の図形は処理
を表し、(2)の図形はファイルを表し、(3)は入力
元・出力元を表し、更に(4)は、データの流れを表し
ている。
【0063】また、このデータの流れにしたがってのタ
スク処理の構成を分類すると、図13に示されるように
なる。以下、このタクス構成における主なタスク機能
を、図8のデータフローについて説明する。
【0064】図8において、先ず運用者OPが、一々の
コマンドを入力し、複数の内線電番コマンドの蓄積処理
(ID=1)が行われ書込蓄積される(ステップS
1)。ここでコマンドの蓄積は、運用者がキーボードよ
り入力した内線電番更新コマンドを主プロセッサ1また
は、ワークステーション3のコマンド・バッファCBに
蓄積することを意味する。
【0065】ここでコマンド・バッファは、図14に示
すように構成され、コマンド・バッファの全要求項の更
新必要表示を「更新要」、更新不能理由を「更新終
了」、置換項集合番号を「未定義」で初期化する。
【0066】尚、図14において、注)と記載のある領
域は、追加の場合、新外線電番として、置換/削除の場
合は旧内線電番として使用しているのは両者が共存しな
いので、メモリを節約できためである。コマンド・バッ
ファ用メモリに余裕があれば別個のエリヤを使用しても
よい。
【0067】更に、図14における要求項の制御情報
は、一例として次のような内容を有して定義される。
【0068】 要求種別 =0:無効、1:追加、2:置換、3:削除 要求必要表示 =1:更新不要 0:更新要 但し、初期値は0 要求不能理由 =0:更新終了(初期値) =1:内線電番二重登録 =2:外線電番二重登録 =3:外線電番が既にセントレックスに加入 =4:外線電番が加入者データ上に存在しない =5:旧内線電番が存在しない =6:要求項間で新内線電番に重複がある =7:要求項間で旧内線電番に重複がある =8:要求項間で外線電番に重複がある =9:プロセッサ間通信障害 置換項集合番号(初期値0=未定義) 上記のようなコマンド・バッファCBに書込蓄積された
コマンドの内容に対し、次に項間矛盾の有無がチェック
される(ID=2)。項間矛盾の有無チェックにより矛
盾する要求項の排除が可能となる。
【0069】項間矛盾の有無チェックは、図9に示す内
容を有する。即ち、先に図4で説明したコマンドリジェ
クト要因の範疇Bに属する内容である。
【0070】その第一は、新内線電番間に重複が有るか
否か(ID=2.1)であり、置換または追加の全要求
項間で新内線電番が重複していないかを調べ、重複する
要求項すべての更新必要表示を「更新不要」に、また更
新不能理由を「要求項間で新内線電番に重複がある」に
書き換える(例えば、図3の結合において、1002─
─置換──1005及び、1002──置換──100
3の関係)。
【0071】第二は、旧内線電番間に重複が有るか否か
(ID=2.2)であり、削除または置換の全要求項で
旧内線電番が重複していないかを調べ、重複する要求項
全ての更新必要表示を「更新不要」に、また更新不能理
由を「要求項間で旧内線電番に重複がある」に書き換え
る。
【0072】更に第三は、外線電番間に重複が有るか否
か(ID=2.3)である。追加の全要求項間で外線電
番が重複していないかを調べ、重複する要求項全ての要
求必要表示を「要求不要」に、また要求不能理由を「要
求項間で外線電番に重複がある」に置き換える。
【0073】これらの項間矛盾チェックの内容を纏める
と、図15に示す如くになる。また、かかる項間矛盾チ
ェックは、コマンド・バッファCBを格納するメインプ
ロセッサ1またはワークステーション3において行われ
る。項間矛盾のチェックが終わると、コマンド・バッフ
ァCBに書き込まれた内容に基づき、内線更新(ID=
3)が実行される。
【0074】この内線更新の詳細内容は、図10に示さ
れる。内線更新は、入力を入力コマンド・バッファ、加
入者データ、内線・外線変換テーブルのデータとし、出
力をコマンド・バッファ、加入者データ、内線・外線変
換テーブルに送る。コマンド・バッファより要求項をと
りだし、内線・外線変換テーブルの更新、加入者データ
上のセントレックス番号の更新を行う機能を有する。
【0075】図10において、コマンド・バッファCB
の内容と、加入者データd(図31参照)と、内線・外
線変換テーブルTT(図32参照)に基づき、第一に電
番削除(ID=3.1)が行われる。即ち、まず要求種
別が削除である要求項について、内線・外線変換テーブ
ルからの削除と、該当加入者データ上のセントレックス
番号の消去を行う。
【0076】第二に、コマンド・バッファCBの内容と
内線・外線変換テーブルTTに基づき電番置換(ID=
3.2)が行われる。要求種別が置換である要求項につ
いて、内線・外線変換テーブルを置換する。
【0077】最後に、第三としてにコマンド・バッファ
CBの内容と、加入者データdと、内線・外線変換テー
ブルTTに基づき電番追加(ID=3.3)が行われ
る。要求種別が追加である要求項について、内線・外線
変換テーブルに追加を行い、該当加入者データ上にセン
トレックス番号を記入する。
【0078】更に、電番削除(ID=3.1)、電番置
換(ID=3.2)及び電番追加(ID=3.3)の各
機能について、以下に詳細に説明する。
【0079】図16は、電番削除(ID=3.1)の詳
細フローである。入力を入力コマンド・バッファ、加入
者データ、内線・外線変換テーブルのデータとし、出力
をコマンド・バッファ、加入者データ、内線・外線変換
テーブルに送る。コマンド・バッファより要求項を取り
出し、要求種別が削除で、更新必要表示が更新要である
要求項について、削除処理を実施する。
【0080】即ち、図16において、全要求項番iにつ
いて以下の処理を行う。更新必要表示の有無を判断(ス
テップS11)し、更新要の時は、要求種別を判断(ス
テップS12)する。
【0081】要求種別が削除である時、内線・外線変換
テーブルを削除すべき旧内線電番でサーチする(ステッ
プS13)。削除すべき旧内線電番がサーチにより見つ
からない時は、要求項iの更新不能理由に「旧内線電番
が存在しない」とし(ステップS14)、更に要求項i
の更新必要表示を「更新不要」とする(ステップS1
5)。
【0082】一方、ステップS13で旧内線電番がサー
チにより発見された時は、サーチされた外線電番で加入
者データを索引し、加入者データ上のセントレックス番
号を消去する(ステップS16)。
【0083】ついで、内線・外線変換テーブル末尾の内
線・外線を、サーチした旧内線電番のアドレスにコピー
し(ステップS17)、内線・外線変換テーブルのカウ
ンタから1減ずる(ステップS18)。
【0084】次に図10における電番置換(ID=3.
2)の詳細を説明する。電番置換は、入力をコマンド・
バッファー、内線・外線変換テーブルのデータとし、出
力をコマンド・バッファー、内線・外線変換テーブルに
送る。本発明の特徴の中心であるコマンド・バッファよ
り要求項を取り出し、まず「線・環分類(ID=3.
2.1)」によって変換要求項を、線形態置換項集合、
環形態置換項集合に分類し、置換項集合テーブルに登録
する。
【0085】次に、「置換実施(ID=3.2.2)」
によって、置換項集合テーブルから置換項集合をとりだ
し、実施可能な置換項集合に含まれる要求項を実施す
る。
【0086】更に、上記の線・環分類(ID=3.2.
1)について説明すると、入力をコマンド・バッファ、
内線・外線変換テーブルのデータとし、出力をコマンド
・バッファ、置換項集合テーブルに送る。コマンド・バ
ッファより要求項を取り出し、「置換可能性チェック
(ID=3.2.1.1)」で「置換可」となる要求項
を先に説明した二重登録回避の原理の第二の原理で説明
した操作で次のように連結する。
【0087】即ち、この連結作業は取り出した要求項を
起点に最初に前方向に行う〔図17(1)参照〕。前方
向の連結作業が終了し、線形態と判明した場合、二重登
録回避の原理の第三の原理に従い、「最も前方向の」要
求項の新内線電番が二重登録になるか、ならないかで集
合内の全要求項の可(OK)/不可(NG)を決定す
る。
【0088】環形態の場合は、二重登録回避の原理の第
四の原理により、集合内の全要求項は更新可となる。線
形態の場合、図17(2)に示すように、最初に取り出
した要求項を起点に後方向に連結を行う。そして、図1
8に示すように、連結された置換項集合は、置換項集合
テーブルに登録される。
【0089】線・環分類(ID=3.2.1)は、詳細
には、図19、図20のフローにしたがい実施される。
先ず置換項集合カウンタ(GRNO)(図18参照)を
0に初期化する(ステップS21)。
【0090】全要求項番iについて、以下の処理が行わ
れる。要求項iを入力として置換可能性をチェックする
(ステップS22)。この置換可能性のチェックの処理
(ID=3.2.1.1)の内容は、後に図21に基づ
き説明する。
【0091】要求項iが置換可か否かを判断し(ステッ
プS23)、置換可であれば要求項iの置換項集合番号
は、定義されているか、否かを判断する(ステップS2
4)。未定義であれば、置換項集合カウンタ(GRN
O)を1加算する(ステップS25)。
【0092】要求項iの置換項集合番号に置換項集合カ
ウンタ(GRNO)の値を設定する(ステップS2
6)。ついで変数jをiの値で初期化し(ステップS2
7)、全要求項の中から、要求項jの新内線電番を旧内
線電番とする要求項をサーチする(前方向の連結)(ス
テップS28)。
【0093】サーチの結果から要求項jの新内線電番を
旧内線電番とする要求項の有無を判断する(ステップS
29)。有りの場合は、発見した要求項の項番をkとし
(ステップS30)、要求項kを入力として、図21で
説明する置換可能性チェック(ID=3.2.1.1)
を行う。
【0094】置換可能性チェックの結果を判断し(ステ
ップS32)、置換可であれば、要求項kの置換項集合
番号を判断し(ステップS33)、未定義であれば、要
求項kの置換項集合番号に置換項集合カウンタ(GRN
O)の値を設定、即ち連結する(ステップS34)。そ
してjをkとして(ステップS35)、ステップS28
に戻る。
【0095】また、ステップS33で要求項kの置換項
集合番号が定義済即ち、置換項集合は環形態であると判
断される場合は、次の要求項の処理に戻る(ステップS
36)。
【0096】一方、ステップ32で置換不可(置換項集
合は線形態)の場合は、ステップS29で前方向連結が
ないと判断される場合とともに、要求項j(=最前方
向)の新内線電番で内線・外線変換テーブルをサーチす
る(ステップS37)。サーチの結果を判断(ステップ
S38)し、二重登録ありと判断される場合は、置換項
集合(GRNO)を置換不可(NG)として登録する
(ステップS39)。
【0097】二重登録でない場合は、置換項集合(GR
NO)を置換可(OK)として登録する(ステップS4
0)。ついで、変数mをiで初期化する(ステップS4
1)。
【0098】ついで全要求項の中から要求項mの旧内線
電番を新内線電番とする要求項をサーチする(後方向連
結)(ステップS42)。サーチの結果を判断し(ステ
ップS43)、発見しない場合は、次の要求項の処理に
継続する。
【0099】発見した場合は、発見した要求項の項番を
nとする(ステップS44)。
【0100】次に要求項nを入力として、図21のフロ
ーにしたがう置換可能性チェック(ID=3.2.1.
1)を行う(ステップS45)。この置換可能性チェッ
クの結果を判断し(ステップS46)、置換可であれ
ば、要求項nの置換集合番号に置換項集合カウンタ(G
RNO)の値を設定する即ち、連結する(ステップS4
7)。更にmをnとして、次の要求項の処理に継続する
(ステップS48)。
【0101】一方、ステップS46で置換不可と判断さ
れる場合は、次の要求項の処理に継続する。
【0102】上記図19、図20における線・環分類処
理フローにおける置換可能性チェック(ステップS2
2、31、45)は、図21に示されるフローにしたが
い処理が行われる。
【0103】置換可能性チェック(ID=3.2.1.
1)は、入力を内線・外線変換テーブル、コマンド・バ
ッファ、要求項番号とし、出力をコマンド・バッファと
し、復帰値を置換可/置換不可と、入力された要求項が
実施可能な置換要求項かどうか判定し、復帰値として返
す。更に実施不可能であればさらにコマンド・バッファ
を更新するという処理である。
【0104】そして、その詳細な内容は、図21におい
て、先ず復帰値を置換不可とする(ステップS41)。
次いで入力要求項の更新必要表示の有無を判断する(ス
テップS42)。更新要であれば、次いで更新種別を判
断し(ステップS43)、「置換」であれば、内線・外
線変換テーブルを置換すべき旧内線電番でサーチする
(ステップS44)。置換すべき旧内線電番が発見され
か否かを判断し(ステップS45)、発見された場合
は、復帰値を置換可とする(ステップS46)。
【0105】一方、ステップS42で、更新不要及びス
テップS43で置換要求以外の時、処理は終了される。
更に、ステップS45において、置換すべき旧内線電番
が発見されない時は、入力要求項の更新不能理由に「旧
内線電番が存在しない」とする(ステップS47)。更
に、入力要求項の更新必要表示を「更新不要」とする
(ステップS48)。
【0106】次に、置換実施(ID=3.2.2)のた
めの処理フローを図22に基づき説明する。入力をコマ
ンド・バッファ、置換項集合テーブルのデータとして、
コマンド・バッファ、内線・外線変換テーブルにデータ
を出力する。
【0107】置換項集合登録テーブルに登録されている
置換項集合のうち実施可能(OK)のものを取り出し、
このような置換項集合番号をもつ要求項全てを実施す
る。
【0108】置換項集合登録テーブルに登録されている
置換項集合について判断し(ステップS51)、置換可
能なものは、全要求項番iについて先ず置換集合番号が
gであるかを判断し(ステップS52)、置換集合番号
=gである場合は、内線、外線変換テーブル上の全内線
dについて、要求項iの旧内線か否かを判断する(ステ
ップS53)。
【0109】要求項iの旧内線である場合は、内線d
は、更新されているか否かを判断し(ステップS5
4)、更新されていなければ、内線・外線変換テーブル
上で内線dを要求項iの新内線電番に置換する(ステッ
プS55)。ついで、要求項iの更新必要表示を更新不
要とする(ステップS56)。これを全要求項番iにつ
いて繰り返す。
【0110】更に、ステップS51で、置換集合項gが
置換不可(NG)である場合、要求項iの置換項集合番
号がgであるか否かを判断し(ステップS57)、置換
項集合番号がgである時は、要求項iの更新不能理由を
内線二重登録とする(ステップS58)。ついで、要求
項iの更新必要表示を更新不要とする(ステップS5
9)。
【0111】ここで、図8のデータフローダイアグラ
ム、図13のタスク構成を参照すると、内線更新(ID
=3)の詳細機能に電番追加(ID=3.3)がある。
これは、コマンド・バッファ、加入者データ及び内線・
外線変換テーブルのデータを入力とし、コマンド・バッ
ファ、加入者データ及び内線・外線変換テーブルにデー
タ出力する。
【0112】コマンド・バッファより要求項を取り出
し、要求種別が追加で、更新必要表示が更新要である要
求項について、追加処理を実施する。
【0113】更に、図8のデータフローダイアグラム、
図13のタスク構成にしたがうと、プロセッサ間通信が
あり、これはコマンド・バッファのデータを入力とし、
コマンド・バッファに出力する。
【0114】このプロセッサ間通信プロセスによりプロ
セサ間通信の回数が軽減される。このプロセスはプロセ
スID=3(内線更新)の終了を受けて起動される。コ
マンド・バッファ上で更新不能理由が正常終了のもの
を、プロセサ間通信用のバッファに乗せ、呼プロセッサ
2へ送信する。
【0115】プロセッサ間通信障害に遭遇した場合は、
リトライを繰り返し、一定回数NGの場合は、主プロセ
ッサ1に復元要求を発する。
【0116】更に、図8のデータフローダイアグラム、
図13のタスク構成における更新不能通知(ID=5)
は、入力をコマンド・バッファのデータとし、リジェク
ト・コマンド・メッセージとして出力する。
【0117】プロセスID=4(プロセッサ間通信)の
終了を受けて、起動される。図14に示すコマンド・バ
ッファの構成上で、更新不能理由が更新終了でない要求
項の内容をリジェクト・コマンド・メッセージとして順
に表示が行われる。
【0118】この表示の例が図23に示される。図23
(1)は、日本語、図23(2)は、英語による表示例
である。
【0119】上記のような構成による本発明の二重登録
回避方式の動作を纏めると、次のように概略説明出来
る。即ち、オペレータの入力した多数の内線電番更新コ
マンドは「コマンド蓄積(ID=1)」によって図14
の構成でコマンド・バッファに全て蓄積される。
【0120】コマンド・バッファ内の要求項間に矛盾は
ないかが「項間矛盾チェック(ID=2)」により検査
され、矛盾しあう要求項は「更新不要」として破棄され
る。
【0121】ついで、「更新要」の要求項は、「内線更
新(ID=3)」により削除・置換・追加の順に更新処
理が実施される。ここで、置換要求項は、「線・環分類
(ID=3.2.1)」が線形態・環形態のいずれかの
置換項集合に連結され、「置換実施(ID=3.2.
2)」が置換項集合ごとに実施される。
【0122】主プロセッサ1において「内線更新(ID
=3)」の終了した要求項は「プロセサ間通信(ID=
4)」によりまとめて呼プロセッサ2へと送信される。
「更新不能通知(ID=5)」処理により、実施できな
かった要求項の内容と更新不能理由を表示する。
【0123】次に上記した本発明の二重登録回避方式に
従い実施される具体例により本発明の効果を確認する。
【0124】本発明は、加入者事業所内の引っ越し等に
より大規模な内線電番の置換がある場合、特に有効であ
る。図24に示すような電番配置の事業所内で、座席移
転を行い図25に示す電番配置にしようとする場合を考
える。このためには、次に示す電番置換コマンドを全て
実行する必要がある。即ち、 120→140 130→141 140→120 150→121 121→142 131→143 141→122 151→123 122→150 132→144 142→130 152→124 123→151 133→152 143→131 153→132 124→153 134→154 144→133 154→134 しかし、従来の方式であると、上記の置換コマンドは、
全て二重登録により排除されてしまう。
【0125】一方、本発明が実施されると、上記の置換
コマンドは、図26に示す置換項集合の和に置き換えら
れる。これら置換項集合1〜6は、いずれも環形態であ
るので、実施可能である。よって電番もすべて図25の
ように置換可能である。
【0126】第2の例として図27の状態を図28のよ
うに変更する場合、削除・置換・追加が混ざりあい複雑
な更新が必要である。この場合にも本発明システムにし
たがい更新を容易に実行することが可能である。
【0127】更に、コマンド実施の代わりに(1)「項
間矛盾チェックID=2」の出力、すなわち要求項間の
矛盾、(2)削除・置換・追加の順に並べ換えられた要
求項の順序、(3)「線・環分類ID3.2.1」の出
力、すなわち各置換項集合内の電番の連結状況、各置換
項集合の実施可能性等の情報を、運用者に表示すること
が可能であり、これにより運用者の処理も簡略されると
いう効果も期待出来る。
【0128】即ち、運用者はこの情報をもとに、矛盾す
る要求項を修正し、コマンドを適性な順序に並べ換えて
二重登録を回避するコマンド実施計画をたてることがで
きる。この通知機能の表示例が図29に示される。
【0129】但し、この場合には、従来どおり運用者が
コマンドを1つずつ入力するので、環形態の置換項集合
は実施不能である。この場合、このセントレックス内に
ない電番(ダミー電番)を用いることで対応可能てあ
る。
【0130】
【発明の効果】以上実施例にしたがい説明したように、
本発明により、更新コマンドが大量になる場合であって
も、「二重登録回避」のためのコマンドの並べ替えが自
動的に可能である。したがって、運用者の作業時間を大
幅に短縮するとともにプロセッサ間通信負荷を増大させ
ることを回避することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】環形態置換項集合の一例を示す図である。
【図2】線形態・環形態への分類を示す図である。
【図3】置換項同士の結合の一例を示す図である。
【図4】コマンドリジェクト要因の分類を示す図であ
る。
【図5】本発明システムを適用する交換装置の構成例ブ
ロック図である。
【図6】更新処理を交換機内で行う場合のメモリ構成を
示す図である。
【図7】交換機/ワークステーションを併用する場合の
メモリ構成を示す図である。
【図8】本発明システムのデータフローダイアグラムを
示す図である。
【図9】図8のID=2部分の詳細を説明する図であ
る。
【図10】図8のID=3部分の詳細を説明する図であ
る。
【図11】図9のID=3.2部分の詳細を説明する図
である。
【図12】図8のデータフローダイアグラムの表示図形
の凡例を示す図である。
【図13】図8におけるタスク構成を示す図である。
【図14】コマンド・バッファの構成図である。
【図15】項間矛盾チェックの内容を示す図である。
【図16】図9のID=3.1の詳細を説明する図であ
る。
【図17】前方向及び後方向への連結の一例を示す図で
ある。
【図18】置換項集合登録テーブルの内容を説明する図
である。
【図19】線・環分類処理フロー(その1)である。
【図20】線・環分類処理フロー(その2)である。
【図21】置換可能性チェック(ID=3.2.1.
1)の詳細フローである。
【図22】置換実施(ID=3.2.2)の詳細フロー
である。
【図23】リジェクト・コマンド・メッセージの一例を
示す図である。
【図24】移転前の電番配置例(例1)を示す図であ
る。
【図25】移転後の電番配置例(例1)を示す図であ
る。
【図26】置換項集合の例を示す図である。
【図27】移転前の電番配置例(例2)を示す図であ
る。
【図28】移転後の電番配置例(例2)を示す図であ
る。
【図29】コマンド計画情報の通知メッセージ例を示す
図である。
【図30】内線・外線変換テーブルを説明する図であ
る。
【図31】加入者データ索引方法を説明する図である。
【図32】内線・外線変換テーブルの更新を説明する図
である。
【図33】二重登録について説明する図である。
【図34】二重登録の回避について説明する図である。
【符号の説明】
1 主プロセッサ 2 呼プロセッサ 3 ワークステーション 4 集線装置 CPU 中央処理装置 MM メインメモリ FM ファイルメモリ HD ハードディスク SW ネットワーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構内交換機あるいは局用交換機において、
    加入者の内線あるいは外線の電話番号の追加・置換・削
    除の複数の更新要求コマンドを蓄積するバッファを有
    し、 該バッファに蓄積された複数の要求コマンドの並べ換え
    と集合化を行うことを特徴とする二重登録回避システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記バッファに蓄積された電番更新コマンドの内、追加
    /削除/置換コマンドの1項目を1要求項とし、相矛盾
    する要求項を排除するとともに、矛盾しない要求項のみ
    を実行するように構成したことを特徴とする二重登録回
    避システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記矛盾しない要求項の実行は、削除、置換、追加の順
    に実行することを特徴とする二重登録回避システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 2つの電番置換要求項の新電番と旧電番とが一致する場
    合、該一致する電番を結節点として2要求項を連結し、 できるだけ連結したとき出発点の要求項に帰着する環形
    態と、帰着しない線形態の2つの要求項集合に分類し、 各々の形態の要求項集合ごとに置換実施の可否を決定す
    ることを特徴とする二重登録回避システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記線形態の要求項集合については、置換の方向を前方
    向として最前端に連結された要求項が実施可能であるか
    どうかを判断し、該要求項集合内の全要求項の実施可否
    を判定し、 前記環形態の要求項集合については、該要求項集合内の
    全要求項を実施可能と判定することを特徴とする二重登
    録回避システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記バッファは、蓄積された要求項ごとに、排除された
    際の該排除の理由を記録する領域を有し、更に、前記交
    換機は、異常終了した要求項についてはこの排除の理由
    を表示する機能を有することを特徴とする二重登録回避
    システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記交換機は、複数のプロセッサを有し、複数の蓄積さ
    れた電番更新コマンドのうち実施可能なものを一度に他
    プロセッサに転送するようにしたことを特徴とする二重
    登録回避システム。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7において、コマンドの実施
    を行う代わり、要求項間の相互矛盾、二重登録による排
    除回数を最小とするようなコマンド実行順序、要求項集
    合の形態と実施可能性等の情報を運用者に通知可能に構
    成したこと特徴とする二重登録回避システム。
  9. 【請求項9】オペレータの入力した多数の内線電番更新
    コマンドを蓄積し、 該蓄積されたコマンドの要求項間の矛盾を検査し、矛盾
    しあう要求項は破棄し、 ついで、「更新要」の要求項を、削除・置換・追加の順
    に更新処理を実施するに際し、 「置換」 の要求項に対しては、線形態・環形態のいずれ
    かの置換項集合に連結され、置換項集合ごとに置換を実
    施し、 「内線更新」の終了した要求項をプロセッサ間通信によ
    りまとめて呼プロセッサに送信し、 同時に「更新不能通知」処理により、実施できなかった
    要求項の内容と更新不能理由を表示するようにしたこと
    を特徴とする二重登録回避方法。
JP7009430A 1995-01-25 1995-01-25 二重登録回避システム及び方法 Withdrawn JPH08204822A (ja)

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