JPH08204480A - 水晶振動子における水晶片の装着方法及びその装置 - Google Patents
水晶振動子における水晶片の装着方法及びその装置Info
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- JPH08204480A JPH08204480A JP2601195A JP2601195A JPH08204480A JP H08204480 A JPH08204480 A JP H08204480A JP 2601195 A JP2601195 A JP 2601195A JP 2601195 A JP2601195 A JP 2601195A JP H08204480 A JPH08204480 A JP H08204480A
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- pair
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Abstract
(57)【要約】
【目的】水晶振動子の製造過程における位置の不揃いな
ピン間へ水晶片を装着する作業を機械化して、効率よく
行うための方法とその装置を提供する。 【構成】位置決めホルダ3で両側から挟みピン47の基
部間の中心oを作業中心Oに一致させて保持する。ピン
47の先端側をチャック4で外側から中心oに向かって
等距離押圧し、ピン47をやや内側に均等に傾くように
塑性変形させ、ピン47のスリット形成部間の間隔を水
晶片43の保持に適した間隔に定める。ピン47の先端
側をチャック4により弾性限界内で内側から外側に等距
離押圧し、ピン47の間隔を、水晶片43の挿入に適し
た間隔に保持する。ピン47間に水晶片43を挿入し
て、適正位置に配置し、次いで、一対のピン47を解放
し、弾性により、水晶片43の保持に適した間隔に復元
させることにより、水晶片43の両縁部をスリット47
aに挿入し、一対のピン47間に水晶片43を保持させ
る。
ピン間へ水晶片を装着する作業を機械化して、効率よく
行うための方法とその装置を提供する。 【構成】位置決めホルダ3で両側から挟みピン47の基
部間の中心oを作業中心Oに一致させて保持する。ピン
47の先端側をチャック4で外側から中心oに向かって
等距離押圧し、ピン47をやや内側に均等に傾くように
塑性変形させ、ピン47のスリット形成部間の間隔を水
晶片43の保持に適した間隔に定める。ピン47の先端
側をチャック4により弾性限界内で内側から外側に等距
離押圧し、ピン47の間隔を、水晶片43の挿入に適し
た間隔に保持する。ピン47間に水晶片43を挿入し
て、適正位置に配置し、次いで、一対のピン47を解放
し、弾性により、水晶片43の保持に適した間隔に復元
させることにより、水晶片43の両縁部をスリット47
aに挿入し、一対のピン47間に水晶片43を保持させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベースからほぼ平行に
延出した一対のピンに形成されたスリットに、ほぼ円形
ないし楕円形の扁平な水晶片の両縁部を挿入して、一対
のピン間に水晶片を保持する形式の水晶振動子における
水晶片の装着方法と、これを実施する水晶片の装着装置
に関するものである。
延出した一対のピンに形成されたスリットに、ほぼ円形
ないし楕円形の扁平な水晶片の両縁部を挿入して、一対
のピン間に水晶片を保持する形式の水晶振動子における
水晶片の装着方法と、これを実施する水晶片の装着装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水晶振動子(本発明を適用する水
晶振動子と同等)の一例を図12、図13に示す。水晶
振動子41は、ステム42に水晶片43を保持し、キャ
ップ44で封止して構成される。ステム42は、金属製
のベース45と、ベース45を貫通して固定された一対
のリード46と、リード46の先端に溶着された一対の
ピン47とを備え、一対のピン47間に水晶片43が保
持されている。キャップ44は、水晶片43を内部に封
じ込めるように、ベース45上に溶着される。リード4
6は、ベース45の挿通孔45aに、図において上下に
挿通され、ガラス48で封着される。リード46の上端
部はベース45の上方に短かく突出している。挿通孔4
5aの内径は、リード46のそれにたいして十分に大き
く、リード46は、必ずしも挿通孔45aに中心が一致
していない。即ち、ベース46の長軸方向の中心と一対
のリード46の間の中心oとは必ずしも一致していない
(図においては一致させて示した。)。ピン47は、細
長い薄板状で、図において下方の基端部でリード46の
上端部の外側面に溶着され、一対がほぼ平行に上方に伸
びている。実際には、ピン47の先端側は内側または外
側へ傾斜していることが往々にしてある。ピン47は、
上部の相対向する位置に上下方向のスリット47aを有
し、ここに水晶片43の両縁部が挿入されている。以上
のような水晶振動子41を製造する過程において、予め
組み立てられたステム42のピン47間へ水晶片43を
装着する作業は、従来、一般に手作業で行われている。
比較的大型の水晶振動子では、各部材が大型で、相当の
強度を有する。従って、各部材の位置に多少の誤差があ
っても、特に水晶片43を損傷するおそれがないので、
一部は機械作業も行われている。ところが、最近では、
水晶振動子の小型化、高周波対応化が進んだ結果、各部
材が小型、脆弱で、変形、損傷しやすくなっている。し
かも、前記のように、ピン47とベース45との相対位
置、両ピン47の間隔が一定しない。このため、従来の
機械での装着作業では、高価な水晶片43がピン47等
に強く接触し、あるいは不均等な接触圧力を受けるなど
して破損する確率が大きく、実用化することができない
という問題点があった。
晶振動子と同等)の一例を図12、図13に示す。水晶
振動子41は、ステム42に水晶片43を保持し、キャ
ップ44で封止して構成される。ステム42は、金属製
のベース45と、ベース45を貫通して固定された一対
のリード46と、リード46の先端に溶着された一対の
ピン47とを備え、一対のピン47間に水晶片43が保
持されている。キャップ44は、水晶片43を内部に封
じ込めるように、ベース45上に溶着される。リード4
6は、ベース45の挿通孔45aに、図において上下に
挿通され、ガラス48で封着される。リード46の上端
部はベース45の上方に短かく突出している。挿通孔4
5aの内径は、リード46のそれにたいして十分に大き
く、リード46は、必ずしも挿通孔45aに中心が一致
していない。即ち、ベース46の長軸方向の中心と一対
のリード46の間の中心oとは必ずしも一致していない
(図においては一致させて示した。)。ピン47は、細
長い薄板状で、図において下方の基端部でリード46の
上端部の外側面に溶着され、一対がほぼ平行に上方に伸
びている。実際には、ピン47の先端側は内側または外
側へ傾斜していることが往々にしてある。ピン47は、
上部の相対向する位置に上下方向のスリット47aを有
し、ここに水晶片43の両縁部が挿入されている。以上
のような水晶振動子41を製造する過程において、予め
組み立てられたステム42のピン47間へ水晶片43を
装着する作業は、従来、一般に手作業で行われている。
比較的大型の水晶振動子では、各部材が大型で、相当の
強度を有する。従って、各部材の位置に多少の誤差があ
っても、特に水晶片43を損傷するおそれがないので、
一部は機械作業も行われている。ところが、最近では、
水晶振動子の小型化、高周波対応化が進んだ結果、各部
材が小型、脆弱で、変形、損傷しやすくなっている。し
かも、前記のように、ピン47とベース45との相対位
置、両ピン47の間隔が一定しない。このため、従来の
機械での装着作業では、高価な水晶片43がピン47等
に強く接触し、あるいは不均等な接触圧力を受けるなど
して破損する確率が大きく、実用化することができない
という問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型の水晶
振動子の製造過程における位置の不揃いなピン間へ水晶
片を装着する作業を機械化して、効率よく行うための方
法とその装置を提供することを課題としている。
振動子の製造過程における位置の不揃いなピン間へ水晶
片を装着する作業を機械化して、効率よく行うための方
法とその装置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、ベース45から相対向して延出し
た一対のピン47に形成されたスリット47aに、ほぼ
円形ないし楕円形の扁平な水晶片43の両縁部を挿入し
て、一対のピン47,47間に水晶片43を保持させる
方法において、一対のピン47の基部間の中心oを所定
の作業中心Oの位置に配置して保持し、その後、一対の
ピン47の先端側を外側から中心oに向かって等距離押
圧し、ピン47の弾性限界を越えてピン47をやや内側
に均等に屈曲させることにより、一対のピン47のスリ
ット形成部間の間隔を水晶片43の保持に適した間隔に
定め、次いで、一対のピン47の先端側を弾性限界内に
おいて内側から外側に向かって等距離押圧して、一対の
ピン47のスリット形成部間の間隔を、水晶片43の挿
入に適した間隔に保持し、次いで、一対のピン47のス
リット形成部間に水晶片43を挿入して、適正位置に配
置し、次いで、一対のピン47を解放し、弾性により、
水晶片43の保持に適した間隔に復元させることによ
り、水晶片43の両縁部をスリット47aに挿入し、一
対のピン47間に水晶片43を保持させる方法を採用し
た。
課題を解決するため、ベース45から相対向して延出し
た一対のピン47に形成されたスリット47aに、ほぼ
円形ないし楕円形の扁平な水晶片43の両縁部を挿入し
て、一対のピン47,47間に水晶片43を保持させる
方法において、一対のピン47の基部間の中心oを所定
の作業中心Oの位置に配置して保持し、その後、一対の
ピン47の先端側を外側から中心oに向かって等距離押
圧し、ピン47の弾性限界を越えてピン47をやや内側
に均等に屈曲させることにより、一対のピン47のスリ
ット形成部間の間隔を水晶片43の保持に適した間隔に
定め、次いで、一対のピン47の先端側を弾性限界内に
おいて内側から外側に向かって等距離押圧して、一対の
ピン47のスリット形成部間の間隔を、水晶片43の挿
入に適した間隔に保持し、次いで、一対のピン47のス
リット形成部間に水晶片43を挿入して、適正位置に配
置し、次いで、一対のピン47を解放し、弾性により、
水晶片43の保持に適した間隔に復元させることによ
り、水晶片43の両縁部をスリット47aに挿入し、一
対のピン47間に水晶片43を保持させる方法を採用し
た。
【0005】また、この方法を実施するため、ベース4
5を、ピン47の基部間の中心oを通るx,y軸方向に
わずかに移動自在に保持するベースホルダ2と、先端に
ピン47を受け入れるV字状の位置決め凹所3aを有
し、ベースホルダ2に保持されたベース45の一対のピ
ン47の基部に向かって、両外側から等距離進行し、一
対のピン47のx,y軸を所定の作業中心を通るX,Y
軸に一致させるように配置して停止する位置決めホルダ
3と、この位置決めホルダ3に保持された一対のピン4
7を、先端側で外側から中心oに向かって等距離押圧
し、ピン47の弾性限界を越えてピン47をやや内側に
均等に屈曲させるチャック4のような屈曲手段と、屈曲
した一対のピン47の先端側をピン47の弾性限界内で
内側から外側に向かって等距離押圧し、スリット形成部
間の間隔を、水晶片43の挿入に適した間隔に保持し、
ピン47間へ水晶片43が配置された後、ピン47を解
放する同じくチャック4のような拡開手段と、この拡開
手段により拡開された一対のピン47間へ水晶片43を
挿入して適正位置に配置し、拡開手段がピン47を解放
した後、水晶片43を解放するハンド5のような水晶片
挿入手段とを具備させて水晶片の装着装置1を構成し
た。
5を、ピン47の基部間の中心oを通るx,y軸方向に
わずかに移動自在に保持するベースホルダ2と、先端に
ピン47を受け入れるV字状の位置決め凹所3aを有
し、ベースホルダ2に保持されたベース45の一対のピ
ン47の基部に向かって、両外側から等距離進行し、一
対のピン47のx,y軸を所定の作業中心を通るX,Y
軸に一致させるように配置して停止する位置決めホルダ
3と、この位置決めホルダ3に保持された一対のピン4
7を、先端側で外側から中心oに向かって等距離押圧
し、ピン47の弾性限界を越えてピン47をやや内側に
均等に屈曲させるチャック4のような屈曲手段と、屈曲
した一対のピン47の先端側をピン47の弾性限界内で
内側から外側に向かって等距離押圧し、スリット形成部
間の間隔を、水晶片43の挿入に適した間隔に保持し、
ピン47間へ水晶片43が配置された後、ピン47を解
放する同じくチャック4のような拡開手段と、この拡開
手段により拡開された一対のピン47間へ水晶片43を
挿入して適正位置に配置し、拡開手段がピン47を解放
した後、水晶片43を解放するハンド5のような水晶片
挿入手段とを具備させて水晶片の装着装置1を構成し
た。
【0006】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1は水晶片の装着装置の概略的平面図、図2ない
し図8は装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図、図9は装着装置の平面図、図10は装着装
置の正面図、図11は装着装置の背面図、図12は本発
明の方法又は装置により水晶片を装着する水晶振動子の
一例を示す正面図、図13は同平面図である。
る。図1は水晶片の装着装置の概略的平面図、図2ない
し図8は装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図、図9は装着装置の平面図、図10は装着装
置の正面図、図11は装着装置の背面図、図12は本発
明の方法又は装置により水晶片を装着する水晶振動子の
一例を示す正面図、図13は同平面図である。
【0007】図1において、水晶片装着装置1は、水晶
振動子41を構成するステム42のベース45を保持す
るベースホルダ2と、一対のピン47の基部間の中心o
を通るx,y軸を装置の所定の作業中心Oを通るX,Y
軸に一致させるように配置するための一対の位置決めホ
ルダ3と、ピン47を内側及び外側に均等に屈曲させ、
またピン47間を水晶片43の挿入に適した間隔に保持
する一対のチャック4と、ピン間47へ水晶片43を挿
入する水晶片挿入ハンド5とを具備している。
振動子41を構成するステム42のベース45を保持す
るベースホルダ2と、一対のピン47の基部間の中心o
を通るx,y軸を装置の所定の作業中心Oを通るX,Y
軸に一致させるように配置するための一対の位置決めホ
ルダ3と、ピン47を内側及び外側に均等に屈曲させ、
またピン47間を水晶片43の挿入に適した間隔に保持
する一対のチャック4と、ピン間47へ水晶片43を挿
入する水晶片挿入ハンド5とを具備している。
【0008】この実施例において、ベースホルダ2は、
ステム42を作業中心付近において水平に保持するもの
で、ベース45を受け入れる溝2aを有する。溝2aは
ベース45を四方に余裕を持って保持し、ピン47間の
中心oを通るx,y軸を所定の作業中心を通るX,Y軸
に一致させるべく、一定の範囲でベース45を移動させ
ることができる。
ステム42を作業中心付近において水平に保持するもの
で、ベース45を受け入れる溝2aを有する。溝2aは
ベース45を四方に余裕を持って保持し、ピン47間の
中心oを通るx,y軸を所定の作業中心を通るX,Y軸
に一致させるべく、一定の範囲でベース45を移動させ
ることができる。
【0009】位置決めホルダ3は、図においてY軸の左
右両側に対称に配置され、同時に、X軸に沿ってY軸に
向かって水平に前進し、また後退するように制御されて
いる。位置決めホルダ3は、相対向する先端に、ピン4
7の基部を受け入れてそれの位置を規制するV字状の位
置決め凹所3aを有する。図9ないし図11に示すよう
に、位置決めホルダ3は、ブロック6に固定されてお
り、ブロック6は架台31上のレール32上に水平に摺
動自在に支持されている。ブロック6は、外方(Y軸か
ら離れる方向)にばね7で付勢されている。位置決めホ
ルダ3は、ローラ8を有し、その下方に位置して、押圧
部材9が設けられている。押圧部材9は、垂直に昇降自
在に架台31に支持され、空気圧シリンダ10により昇
降する。押圧部材9の上部両側には、上昇時に両位置決
めホルダ3のローラ8を同時に押して、Y軸に向かって
前進させるための左右対称のガイド斜面9aが設けられ
ている。空気圧シリンダ10の空気圧は、両位置決めホ
ルダ3がピン47に当接したら、そこで停止し、ピン4
7を保持する(図3の状態)ように制御されている。
右両側に対称に配置され、同時に、X軸に沿ってY軸に
向かって水平に前進し、また後退するように制御されて
いる。位置決めホルダ3は、相対向する先端に、ピン4
7の基部を受け入れてそれの位置を規制するV字状の位
置決め凹所3aを有する。図9ないし図11に示すよう
に、位置決めホルダ3は、ブロック6に固定されてお
り、ブロック6は架台31上のレール32上に水平に摺
動自在に支持されている。ブロック6は、外方(Y軸か
ら離れる方向)にばね7で付勢されている。位置決めホ
ルダ3は、ローラ8を有し、その下方に位置して、押圧
部材9が設けられている。押圧部材9は、垂直に昇降自
在に架台31に支持され、空気圧シリンダ10により昇
降する。押圧部材9の上部両側には、上昇時に両位置決
めホルダ3のローラ8を同時に押して、Y軸に向かって
前進させるための左右対称のガイド斜面9aが設けられ
ている。空気圧シリンダ10の空気圧は、両位置決めホ
ルダ3がピン47に当接したら、そこで停止し、ピン4
7を保持する(図3の状態)ように制御されている。
【0010】チャック4は、位置決めホルダ3に保持さ
れたステム42上のピン47を内側に均等に屈曲させる
(図4,5の状態)ための屈曲手段と、両ピン47間を
水晶片43の挿入に適した間隔に開いて保持する(図
6,7の状態)ための拡開手段の2つの機能を兼備して
いる。図9ないし図11に示すように、左右一対のチャ
ック4は、Y軸の左右両側に対称に配置され、同時に動
作するように制御されている。チャック4は、上下一対
の挟持部材11を有し、X軸に沿って水平に進退自在で
あり、またピン47を挟持、解放すべく挟持部材11の
相互間を上下に開閉可能である。そして、この挟持部材
11を閉鎖した状態で、その先端で一対のピン47を外
側からY軸に向かって内側へ押圧し(図4,5の状
態)、またピン47を挟持した状態でこれを内側から外
側に向かって押し開く(図6,7の状態)ことができる
ようになっている。すなわち、チャック4は、ブロック
12から水平に延出しており、上下の挟持部材11,1
1間は弾性的に開閉自在である。挟持部材11の先端部
の内側には、ピン47に係合する上下一対の凹所11a
(図4ないし図8)が形成されている。ブロック12
は、架台31上のレール33上に水平に摺動自在に支持
され、左右一対がばね13により中央に引きつけられて
いる。ブロック12の側面にはローラ14が取り付けら
れており、これにブロック12を移動させるための押圧
アーム15が当接している。押圧アーム15は、下部に
おいてボールナット16に固定され、ボールナット16
は、架台31に水平に架設されたねじ棒17に水平方向
に移動自在に螺合している。ねじ棒17は、架台31に
固定されたパルスモータ18により回転する。従って、
チャック4は、アーム15が作業中心に向かって移動す
ると、ばね13の力で同方向に移動し、アーム15が作
業中心から離れる方向に移動するときに、ばね13に抗
して同方向へブロック12と共に移動する。
れたステム42上のピン47を内側に均等に屈曲させる
(図4,5の状態)ための屈曲手段と、両ピン47間を
水晶片43の挿入に適した間隔に開いて保持する(図
6,7の状態)ための拡開手段の2つの機能を兼備して
いる。図9ないし図11に示すように、左右一対のチャ
ック4は、Y軸の左右両側に対称に配置され、同時に動
作するように制御されている。チャック4は、上下一対
の挟持部材11を有し、X軸に沿って水平に進退自在で
あり、またピン47を挟持、解放すべく挟持部材11の
相互間を上下に開閉可能である。そして、この挟持部材
11を閉鎖した状態で、その先端で一対のピン47を外
側からY軸に向かって内側へ押圧し(図4,5の状
態)、またピン47を挟持した状態でこれを内側から外
側に向かって押し開く(図6,7の状態)ことができる
ようになっている。すなわち、チャック4は、ブロック
12から水平に延出しており、上下の挟持部材11,1
1間は弾性的に開閉自在である。挟持部材11の先端部
の内側には、ピン47に係合する上下一対の凹所11a
(図4ないし図8)が形成されている。ブロック12
は、架台31上のレール33上に水平に摺動自在に支持
され、左右一対がばね13により中央に引きつけられて
いる。ブロック12の側面にはローラ14が取り付けら
れており、これにブロック12を移動させるための押圧
アーム15が当接している。押圧アーム15は、下部に
おいてボールナット16に固定され、ボールナット16
は、架台31に水平に架設されたねじ棒17に水平方向
に移動自在に螺合している。ねじ棒17は、架台31に
固定されたパルスモータ18により回転する。従って、
チャック4は、アーム15が作業中心に向かって移動す
ると、ばね13の力で同方向に移動し、アーム15が作
業中心から離れる方向に移動するときに、ばね13に抗
して同方向へブロック12と共に移動する。
【0011】レール33上には、ブロック12と並ん
で、ブロック20が水平に摺動自在に支持さてれおり、
両者間が水平方向の空気圧シリンダ21のロッド21a
で連結されている。ブロック20の側面には、上下の挟
持部材11,11間を開閉操作するための上下一対の押
圧ローラ19が取り付けられている。押圧ローラ19
は、チャック4の延長途上に位置して、これを上下に挟
むように配置されており、チャック4の上下の縁に形成
された斜面4aに乗り上げたときに挟持部材11,11
間を閉じるようになっている。従って、ブロック20
は、ブロック12と共にアーム15に従って移動する
が、シリンダ21のロッド21aが突出するとブロック
12との間隔を広げ、チャック4の斜面4aに押圧ロー
ラ19を乗り上げさせる。
で、ブロック20が水平に摺動自在に支持さてれおり、
両者間が水平方向の空気圧シリンダ21のロッド21a
で連結されている。ブロック20の側面には、上下の挟
持部材11,11間を開閉操作するための上下一対の押
圧ローラ19が取り付けられている。押圧ローラ19
は、チャック4の延長途上に位置して、これを上下に挟
むように配置されており、チャック4の上下の縁に形成
された斜面4aに乗り上げたときに挟持部材11,11
間を閉じるようになっている。従って、ブロック20
は、ブロック12と共にアーム15に従って移動する
が、シリンダ21のロッド21aが突出するとブロック
12との間隔を広げ、チャック4の斜面4aに押圧ロー
ラ19を乗り上げさせる。
【0012】水晶片挿入ハンド5は、図1,、図9に示
すように、真空吸引力で水晶片43を吸着して搬送する
もので、側方からY軸に沿って進行し、チャック14に
より拡開された一対のピン47,47間の適正位置(図
7の位置)に水晶片43を配置し、チャック14がピン
47を解放した後、水晶片43を解放して後退するよう
に構成されている。
すように、真空吸引力で水晶片43を吸着して搬送する
もので、側方からY軸に沿って進行し、チャック14に
より拡開された一対のピン47,47間の適正位置(図
7の位置)に水晶片43を配置し、チャック14がピン
47を解放した後、水晶片43を解放して後退するよう
に構成されている。
【0013】次に、図2ないし図8を参照して水晶片4
3の装着方法及び装着装置の動作を説明する。なお、同
図においては、説明の便のため、ピン47の変形を誇張
して示してある。
3の装着方法及び装着装置の動作を説明する。なお、同
図においては、説明の便のため、ピン47の変形を誇張
して示してある。
【0014】図2において、水晶振動子を構成するステ
ム42は、図2に示されていないベースホルダ(図1参
照)によって四方に所定範囲で移動自在に保持されてお
り、例えば2つのピン47間の中心oを通るy軸は、作
業中心Oを通るY軸と一致しておらず、また中心oは、
ベース45のx軸上の中心とも一致していないものとす
る(説明の便宜上、図面上は一致させて示した。)。こ
の状態から、位置決めホルダ3が両側からX軸に沿って
Y軸に向かって均等に進行してくると、その位置決め凹
所3a内にまず左側のピン47が受け入れられ、右側に
押されてy軸がY軸に一致する位置、即ち図3に示す位
置までステム42が移動する。この状態で位置決めホル
ダ3にかかる押圧抵抗を感知して、位置決めホルダ3が
停止し、ステム42のピン間の中心oを通るx軸、y軸
を、作業中心Oを通るX軸、Y軸に一致させた状態でス
テム42を保持する。この状態で、図4に示すように、
今度はチャック4が、両側からX軸に沿ってY軸に向か
って均等に進行し、ピン47に当接し、さらに所定距離
進行して、図5に示すように、ピン47を内側(Y軸
側)に弾性限界を超えて屈曲させ、内側に傾斜させるよ
うに塑性変形させる。これにより、例えばピン47が湾
曲していて、それの先端側の位置がY軸から等距離の位
置にない場合でも、位置矯正され、Y軸から等距離の位
置に配置されることになる。ピン47は、この状態で、
水晶片43を保持するのに最適のばね力を有するものと
する。ピン47の塑性変形工程を完了したら、チャック
4はいったん所定距離後退して、ピン47から離れ、次
いで、図6に仮想線で示すように、上下の挟持部材1
1,11間を開いて所定距離前進し、同図に実線で示す
ように挟持部材11,11間を閉じて凹所11a内にピ
ン47を挟持し、次いで再び所定距離後退して、図7に
示す位置まで弾性限界内においてピン47を外側に湾曲
させる。このときのピン47の先端側の相互間隔は、水
晶片43の挿入時に、これに接触することのない間隔で
ある。チャック4によりピン47の先端側相互間を拡開
させた図7の状態で、図示しないハンド5により保持し
た水晶片43をピン47の間の所定位置に配置する。次
いで、チャック4を所定距離前進させ、ピン47を所定
位置まで内側に戻し、ピン47のスリット47aに水晶
片43の両縁部を嵌合させる。そして、図8に示すよう
に、挟持部材11,11間を拡開してピン47を解放す
る。解放されたピン47は、その弾性により水晶片43
を適当な力で保持する。これで水晶片43の装着作業が
完了する。
ム42は、図2に示されていないベースホルダ(図1参
照)によって四方に所定範囲で移動自在に保持されてお
り、例えば2つのピン47間の中心oを通るy軸は、作
業中心Oを通るY軸と一致しておらず、また中心oは、
ベース45のx軸上の中心とも一致していないものとす
る(説明の便宜上、図面上は一致させて示した。)。こ
の状態から、位置決めホルダ3が両側からX軸に沿って
Y軸に向かって均等に進行してくると、その位置決め凹
所3a内にまず左側のピン47が受け入れられ、右側に
押されてy軸がY軸に一致する位置、即ち図3に示す位
置までステム42が移動する。この状態で位置決めホル
ダ3にかかる押圧抵抗を感知して、位置決めホルダ3が
停止し、ステム42のピン間の中心oを通るx軸、y軸
を、作業中心Oを通るX軸、Y軸に一致させた状態でス
テム42を保持する。この状態で、図4に示すように、
今度はチャック4が、両側からX軸に沿ってY軸に向か
って均等に進行し、ピン47に当接し、さらに所定距離
進行して、図5に示すように、ピン47を内側(Y軸
側)に弾性限界を超えて屈曲させ、内側に傾斜させるよ
うに塑性変形させる。これにより、例えばピン47が湾
曲していて、それの先端側の位置がY軸から等距離の位
置にない場合でも、位置矯正され、Y軸から等距離の位
置に配置されることになる。ピン47は、この状態で、
水晶片43を保持するのに最適のばね力を有するものと
する。ピン47の塑性変形工程を完了したら、チャック
4はいったん所定距離後退して、ピン47から離れ、次
いで、図6に仮想線で示すように、上下の挟持部材1
1,11間を開いて所定距離前進し、同図に実線で示す
ように挟持部材11,11間を閉じて凹所11a内にピ
ン47を挟持し、次いで再び所定距離後退して、図7に
示す位置まで弾性限界内においてピン47を外側に湾曲
させる。このときのピン47の先端側の相互間隔は、水
晶片43の挿入時に、これに接触することのない間隔で
ある。チャック4によりピン47の先端側相互間を拡開
させた図7の状態で、図示しないハンド5により保持し
た水晶片43をピン47の間の所定位置に配置する。次
いで、チャック4を所定距離前進させ、ピン47を所定
位置まで内側に戻し、ピン47のスリット47aに水晶
片43の両縁部を嵌合させる。そして、図8に示すよう
に、挟持部材11,11間を拡開してピン47を解放す
る。解放されたピン47は、その弾性により水晶片43
を適当な力で保持する。これで水晶片43の装着作業が
完了する。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ベース
45から相対向して延出した一対のピン47に形成され
たスリット47aに、ほぼ円形ないし楕円形の扁平な水
晶片43の両縁部を挿入して、一対のピン47,47間
に水晶片43を保持させる方法において、一対のピン4
7の基部間の中心oを所定の作業中心Oの位置に配置し
て保持し、その後、一対のピン47の先端側を外側から
中心oに向かって等距離押圧し、ピン47の弾性限界を
越えてピン47をやや内側に均等に屈曲させることによ
り、一対のピン47のスリット形成部間の間隔を水晶片
43の保持に適した間隔に定め、次いで、一対のピン4
7の先端側を弾性限界内において内側から外側に向かっ
て等距離押圧して、一対のピン47のスリット形成部間
の間隔を、水晶片43の挿入に適した間隔に保持し、次
いで、一対のピン47のスリット形成部間に水晶片43
を挿入して、適正位置に配置し、次いで、一対のピン4
7を解放し、弾性により、水晶片43の保持に適した間
隔に復元させることにより、水晶片43の両縁部をスリ
ット47aに挿入し、一対のピン47間に水晶片43を
保持させる方法を採用したため、ピン47とベース45
との相対位置、両ピン47の間隔が一定しないステム4
2に対し、水晶片43をピン47に強圧させて破損等さ
せることなく、効率よくピン47間に装着することがで
きる。また、この方法を実施するため、ベース45を、
ピン47の基部間の中心o通るx,y軸方向にわずかに
移動自在に保持するベースホルダ2と、先端にピン47
を受け入れるV字状の位置決め凹所3aを有し、ベース
ホルダ2に保持されたベース45の一対のピン47の基
部に向かって、両外側から等距離進行し、一対のピン4
7のx,y軸を所定の作業中心Oを通るX,Y軸に一致
させるように配置して停止する位置決めホルダ3と、こ
の位置決めホルダ3に保持された一対のピン47を、先
端側で外側から中心oに向かって等距離押圧し、ピン4
7の弾性限界を越えてピン47をやや内側に均等に屈曲
させるチャック4のような屈曲手段と、屈曲した一対の
ピン47の先端側をピン47の弾性限界内で内側から外
側に向かって等距離押圧し、スリット形成部間の間隔
を、水晶片43の挿入に適した間隔に保持し、ピン47
間へ水晶片43が配置された後、ピン47を解放する同
じくチャック4のような拡開手段と、この拡開手段によ
り拡開された一対のピン47間へ水晶片43を挿入して
適正位置に配置し、拡開手段がピン47を解放した後、
水晶片43を解放するハンド5のような水晶片挿入手段
とを具備させて水晶片の装着装置1を構成したため、先
の方法を正確に確実に実行することができるという効果
を有する。
45から相対向して延出した一対のピン47に形成され
たスリット47aに、ほぼ円形ないし楕円形の扁平な水
晶片43の両縁部を挿入して、一対のピン47,47間
に水晶片43を保持させる方法において、一対のピン4
7の基部間の中心oを所定の作業中心Oの位置に配置し
て保持し、その後、一対のピン47の先端側を外側から
中心oに向かって等距離押圧し、ピン47の弾性限界を
越えてピン47をやや内側に均等に屈曲させることによ
り、一対のピン47のスリット形成部間の間隔を水晶片
43の保持に適した間隔に定め、次いで、一対のピン4
7の先端側を弾性限界内において内側から外側に向かっ
て等距離押圧して、一対のピン47のスリット形成部間
の間隔を、水晶片43の挿入に適した間隔に保持し、次
いで、一対のピン47のスリット形成部間に水晶片43
を挿入して、適正位置に配置し、次いで、一対のピン4
7を解放し、弾性により、水晶片43の保持に適した間
隔に復元させることにより、水晶片43の両縁部をスリ
ット47aに挿入し、一対のピン47間に水晶片43を
保持させる方法を採用したため、ピン47とベース45
との相対位置、両ピン47の間隔が一定しないステム4
2に対し、水晶片43をピン47に強圧させて破損等さ
せることなく、効率よくピン47間に装着することがで
きる。また、この方法を実施するため、ベース45を、
ピン47の基部間の中心o通るx,y軸方向にわずかに
移動自在に保持するベースホルダ2と、先端にピン47
を受け入れるV字状の位置決め凹所3aを有し、ベース
ホルダ2に保持されたベース45の一対のピン47の基
部に向かって、両外側から等距離進行し、一対のピン4
7のx,y軸を所定の作業中心Oを通るX,Y軸に一致
させるように配置して停止する位置決めホルダ3と、こ
の位置決めホルダ3に保持された一対のピン47を、先
端側で外側から中心oに向かって等距離押圧し、ピン4
7の弾性限界を越えてピン47をやや内側に均等に屈曲
させるチャック4のような屈曲手段と、屈曲した一対の
ピン47の先端側をピン47の弾性限界内で内側から外
側に向かって等距離押圧し、スリット形成部間の間隔
を、水晶片43の挿入に適した間隔に保持し、ピン47
間へ水晶片43が配置された後、ピン47を解放する同
じくチャック4のような拡開手段と、この拡開手段によ
り拡開された一対のピン47間へ水晶片43を挿入して
適正位置に配置し、拡開手段がピン47を解放した後、
水晶片43を解放するハンド5のような水晶片挿入手段
とを具備させて水晶片の装着装置1を構成したため、先
の方法を正確に確実に実行することができるという効果
を有する。
【図1】水晶片の装着装置の概略的平面図である。
【図2】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図3】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図4】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図5】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図6】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図7】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図8】装着装置の各部の動作過程を順を追って示す概
略的正面図である。
略的正面図である。
【図9】装着装置の平面図である。
【図10】装着装置の正面図である。
【図11】装着装置の背面図である。
【図12】本発明の方法又は装置により水晶片を装着す
る水晶振動子の一例を示す正面図である。
る水晶振動子の一例を示す正面図である。
【図13】本発明の方法又は装置により水晶片を装着す
る水晶振動子の一例を示す平面図である。
る水晶振動子の一例を示す平面図である。
1 装着装置 2 ベースホルダ 3 位置決めホルダ 3a 位置決め凹所 4 チャック 5 ハンド(水晶片挿入手段) 11 挟持部材 11a 係合凹所 41 水晶振動子 42 ステム 43 水晶片 45 ベース 46 リード 47 ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 ベースから相対向して延出した一対のピ
ンに形成されたスリットに、扁平な水晶片の両縁部を挿
入して、一対のピン間に水晶片を保持させる方法であっ
て、 一対のピンの基部中央間を結ぶx軸と一対のピンの基部
間の中心oでx軸と直交するy軸を、所定の作業中心O
を通るX,Y軸に一致させてピンを保持する工程と、 その後、一対のピンの先端側を外側から中心oに向かっ
てx軸方向に等距離押圧し、ピンの弾性限界を越えてピ
ンをやや内側に均等に屈曲させ、スリット形成部間の間
隔を水晶片の保持に適した間隔に定める工程と、 その後、一対のピンの先端側をピンの弾性限界内で、内
側から外側に向かってx軸方向に等距離押圧し、スリッ
ト形成部間の間隔を、水晶片の挿入に適した間隔に保持
する工程と、 その後、一対のピンのスリット形成部間に水晶片を挿入
し、適正位置に配置する工程と、 その後、一対のピンを解放し、弾性により、水晶片の保
持に適した間隔に復元させることにより、水晶片の両縁
部をスリットに挿入し、一対のピン間に水晶片を保持さ
せる工程とを含むことを特徴とする水晶振動子における
水晶片の装着方法。 - 【請求項2】 ベースから相対向して延出した一対のピ
ンに形成されたスリットに、扁平な水晶片の両縁部を挿
入して、一対のピン間に水晶片を保持させる装置であっ
て、 前記ベースを、前記x,y軸方向に所定範囲で移動自在
に保持するベースホルダと、 先端に前記ピンを受け入れるV字状の位置決め凹所を有
し、前記ベースホルダに保持された前記ベース上の一対
のピンの基部を押圧するように、前記y軸に向かって両
外側から等距離進行し、一対のピンのx,y軸を前記
X,Y軸に一致させて停止する位置決めホルダと、 この位置決めホルダに保持された前記一対のピンを、ホ
ルダによる保持位置より先端側でx軸に沿って外側から
中心oに向かって等距離押圧し、ピンの弾性限界を越え
てピンをやや内側に均等に屈曲させ、スリット形成部間
の間隔を水晶片の保持に適した間隔に定める屈曲手段
と、 この屈曲手段により屈曲した一対のピンの先端側をx軸
に沿って内側から外側に向かってピンの弾性限界内にお
いて等距離押圧し、スリット形成部間の間隔を、水晶片
の挿入に適した間隔に保持すると共に、ピン間へ水晶片
が配置された後、ピンを解放する拡開手段と、 水晶片を保持して、拡開手段により拡開された一対のピ
ン間の適正位置に水晶片を配置し、拡開手段がピンを解
放した後、水晶片を解放する水晶片挿入手段とを具備し
たことを特徴とする水晶振動子における水晶片の装着装
置。 - 【請求項3】 前記屈曲手段及び拡開手段が、前記一対
のピンの両外側に位置して前記Y軸に対称に配置され、
同一動作する一対のチャック部材から構成され、 このチャック部材は、前記X軸方向に進退自在で、ピン
を挟持、解放すべく相互間を開閉可能な一対の挟持部材
を有し、 この挟持部材を閉鎖した状態で一対のピンをx軸に沿っ
て外側から中心に向かって押圧すると共に、ピンを挟持
した状態でピンを内側から外側に向かってx軸に沿って
押圧して、ピン間を弾性的に拡開するように制御されて
いることを特徴とする請求項2に記載の水晶振動子にお
ける水晶片の装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2601195A JPH08204480A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 水晶振動子における水晶片の装着方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2601195A JPH08204480A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 水晶振動子における水晶片の装着方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204480A true JPH08204480A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=12181766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2601195A Pending JPH08204480A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 水晶振動子における水晶片の装着方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08204480A (ja) |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP2601195A patent/JPH08204480A/ja active Pending
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