JPH08204229A - 端面発光型ledとその製造方法 - Google Patents

端面発光型ledとその製造方法

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JPH08204229A
JPH08204229A JP859995A JP859995A JPH08204229A JP H08204229 A JPH08204229 A JP H08204229A JP 859995 A JP859995 A JP 859995A JP 859995 A JP859995 A JP 859995A JP H08204229 A JPH08204229 A JP H08204229A
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JP
Japan
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impurity region
semiconductor
recess
layer
edge
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JP859995A
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English (en)
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Hiroyuki Fujiwara
博之 藤原
Masaharu Nobori
正治 登
Kazuyuki Shiyou
一超 蒋
Masumi Koizumi
真澄 小泉
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光取り出し面の大きな端面発光型LEDを
簡易に製造することのできる製造方法と、これによって
得られた端面発光型LEDを提供する。 【構成】 第1導電型の半導体下地11と、これの角部
に形成された切欠部12と、切欠部12の表層部に第2
導電型の不純物が導入されて形成された不純物領域13
と、不純物領域13に接続する電極15と、半導体下地
11に接続する電極17とを備えた端面発光型LED。
第1導電型の半導体下地11をエッチングして溝状の凹
部29を形成する工程と、凹部29内に不純物領域13
aを形成する工程と、半導体下地11上に絶縁膜19を
形成する工程と、凹部29の両側にて不純物領域13a
に接続する電極部15を形成する工程と、半導体下地1
1の裏面に電極17を形成する工程と、半導体下地11
を、凹部29の底面部にてその長さ方向に沿って切断す
る工程とを備えた端面発光型LEDの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真プリン
タの光源となるLEDプリンタヘッドに用いられるLE
Dアレイとして好適な、端面発光型LED(Light Emit
ting Diode)とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LEDアレイは、例えば電子写真方式の
プリンタ用の光源などとして広く用いられている。この
LEDアレイには、その一つのタイプとして端面発光型
LEDアレイと称されるものがあり、このような端面発
光型LEDアレイについては、例えば特開平2−125
765号公報(以下、公報1と称する)、特開平5−3
1955号公報(以下、公報2と称する)に開示された
技術が知られている。
【0003】公報1においては、その第3頁左上欄に、
N電極、N−GaAs層(バッファ層)、N−AlGa
As層、P−AlGaAs層、絶縁膜およびP電極が積
層された構成の半導体ウェハをダイシングすることによ
り、図4に示すようにN電極41、N−GaAs層(バ
ッファ層)42、N−AlGaAs層43、P−AlG
aAs層44、絶縁膜45、P電極46が積層され、N
−AlGaAs層43とP−AlGaAs層44とのへ
き開面から線状発光する構造の端面発光型LEDアレイ
40が得られるとした技術が開示されている。
【0004】また、公報2においては、その第5頁の右
欄第31〜第32行目に、ダブルヘテロ構造を有する半
導体ウェハに、端面発光部を作製する際、塩素系ガスを
用いたドライエッチング法により行う点が記載されてお
り、このようなドライエッチングにより、図5に示すよ
うに第1導電型電極51、第1導電型基板52、第1導
電型クラッド層53、活性層54、第2導電型クラッド
層55、キャップ層56、第2導電型電極57が積層さ
れ、活性層54が発光部となる構造の発光装置が得られ
るとした技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の端面発光型LEDアレイにおいては以下に述べ
る不都合がある。公報1に開示されたLEDアレイでは
P−AlGaAs層44が発光層に相当し、公報2に開
示されたLEDアレイではダブルヘテロ構造を構成する
第1導電型クラッド層53、活性層54、第2導電型ク
ラッド層55のうちの活性層54が発光層に相当してい
るが、いずれのものにあっても発光取り出し面の面積が
最大でも発光層の厚さと幅との積で規定されてしまう。
したがって、LED全体のコンパクト性を維持しつつ十
分に大きな発光取り出し面を得るためには、発光層の形
成において例えば不純物の拡散深さを多くとる必要があ
る。しかし、このように拡散深さを多くとるためには、
不要な部分にまで不純物が拡散するのを防止するなどの
制御が必要となり、結果としてそのコストの高騰や製造
の困難化を招いてしまうのである。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、発光取り出し面の大きな
端面発光型LEDを簡易に製造することのできる製造方
法と、これによって得られた端面発光型LEDを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の端面発光型LE
Dでは、PN接合を有する発光素子部を備えた端面発光
型LEDであって、第1導電型の半導体下地と、この半
導体下地における端面側の角部に形成された切欠部と、
前記切欠部の表層部に第2導電型の不純物が導入されて
形成された不純物領域と、前記不純物領域に接続し、か
つ前記半導体下地と絶縁した状態で該半導体下地上に形
成された電極と、前記半導体下地に接続して形成された
電極とを具備してなることを前記課題の解決手段とし
た。
【0008】本発明の端面発光型LED製造方法では、
第1導電型の半導体下地を用意するとともに、この半導
体下地の表層部をエッチングして溝状の凹部を形成する
工程と、前記凹部の内面に第2導電型の不純物を導入し
て不純物領域を形成する工程と、前記半導体下地上に、
前記不純物領域が露出した状態となるように絶縁膜を形
成する工程と、前記絶縁膜上でかつ前記凹部の両側に
て、前記不純物領域に接続する電極部を該凹部のそれぞ
れの側で独立して形成する工程と、前記半導体下地の裏
面に該半導体下地に接続する電極を形成する工程と、前
記半導体下地を、前記凹部の底面部にて該凹部の長さ方
向に沿って切断する工程とを備えてなることを前記課題
の解決手段とした。
【0009】
【作用】本発明の端面発光型LEDによれば、半導体下
地の端面に形成された切欠部に不純物領域が形成され、
該不純物領域と前記半導体下地との間でPN接合が形成
されているので、この切欠部が発光層として機能するこ
とによってその切欠面全体が発光取り出し面となり、し
たがって該発光取り出し面が大面積のものとなる。
【0010】本発明の端面発光型LEDの製造方法によ
れば、半導体下地に溝状の凹部を形成し、この凹部の内
面に不純物を導入して不純物領域を形成し、その後該凹
部の底面にて半導体下地を切断するので、切断後得られ
る端面発光型LEDはその発光層となる不純物領域が、
前記凹部の内側面および底部の切断面によって構成され
ることになる。したがって、不純物導入の際、特に拡散
深さを多くとるといったことをしなくても発光取り出し
面が大面積のものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面を利用して詳しく説明す
る。図1、図2(a)、(b)は本発明の端面発光型L
EDを端面発光型LEDアレイに適用した場合の一実施
例を示す図であり、これらの図において符号10は端面
発光型LEDアレイ(以下、LEDアレイと略称す
る)、11はN型(第1導電型)の半導体下地11であ
る。
【0012】半導体下地11は、N型のガリウム・ヒ素
(GaAs)基板と、このN型GaAs基板上にエピタ
キシャル成長させたN型のガリウム・ヒ素・リン(N型
GaAsP)層とから構成されたものである。この半導
体下地11には、図1に示すようにその一方の端面11
a側の角部に切欠部12が形成されている。切欠部12
は、半導体下地11の上面と端面とからなる角部が切り
欠かれて形成されたもので、半導体下地11の上面より
下面側に向かう傾斜面12aと、この傾斜面12aより
半導体下地11の端面11aに向かう面12bとから形
成されたものである。ここで、傾斜面12aは、下方に
向かうに連れて漸次端面11a側に向かうよう傾斜して
形成されたものとなっており、一方面12bは、半導体
下地11の上面とほぼ平行に形成されたものとなってい
る。
【0013】また、半導体下地11には、その切欠部1
2における表層部に発光部となる不純物領域13が形成
されている。この不純物領域13は、P型(第2導電
型)不純物が導入され、さらに気相拡散法等により前記
半導体下地11表層部中に拡散処理されて形成されたも
のであり、図2(a)、(b)に示すように所定間隔、
すなわ発光素子部(LED)の配列ピッチに対応した間
隔をおいて複数形成されたものである。導入されたP型
不純物としては、この例では亜鉛(Zn)が用いられて
おり、これが拡散されたことによって不純物領域13は
P型GaAsP層となっている。なお、この不純物領域
13は、図1に示したように切欠部12の表層部のみで
なく、該切欠部12の傾斜面側においては半導体下地1
1の上面側表層にまで不純物が入り込んで形成されたも
のとなっている。
【0014】また、半導体下地11の上面には、図1に
示すように拡散防止膜21が形成されている。この拡散
防止膜21は、後述する製造工程において必要とされた
ものであり、厚さが50〜200nm程度に形成された
アルミナ膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜等からなるもので
ある。さらに、この拡散防止膜21上、および該拡散防
止膜21に覆われない部分の半導体下地11上には絶縁
膜19が形成されている。この絶縁膜19は、半導体下
地11と後述するP側電極との間を絶縁するためのもの
であり、厚さが50〜100nm程度に形成されたアル
ミナ膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜等からなるものであ
る。
【0015】また、この絶縁膜19上には、図2
(a)、(b)に示すように前記不純物領域13…のそ
れぞれに対応して複数のP側電極15が形成されてい
る。これらP側電極15…は、いずれも図1に示すよう
にその一部が、半導体下地11の上面にて前記不純物領
域13に接続し、これに導通した状態に形成されたもの
となっている。一方、半導体下地11の裏面上には、該
半導体下地11に導通してN側電極17が形成されてい
る。P側電極15を形成材料としては、P型GaAsP
層からなる不純物領域13との間でオーミックコンタク
トがとれる材料であればよく、この例ではアルミニウム
が用いられている。同様に、N側電極17についても、
半導体下地11との間でオーミックコンタクトがとれる
材料であればよく、この例では金合金が用いられてい
る。
【0016】そして、このような構成によって本実施例
のLEDアレイ10は、半導体下地11と不純物領域1
3とでPN接合を形成し、さらにこれらにそれぞれ電極
15、17を接続したことにより、各不純物領域13毎
に独立した発光素子部を形成した端面発光型LEDアレ
イとなっている。
【0017】次に、このような構成のLEDアレイ10
の製造方法に基づき、本発明の端面発光型LEDの製造
方法を図3(a)〜(e)を参照して説明する。まず、
図3(a)に示すように、N型(第1導電型)の半導体
下地11を用意し、この半導体下地11の表面上にホト
レジスト等からなるエッチングマスク27を所定パター
ンに形成し、続いてこのエッチングマスク27を用いて
エッチングを行い、図3(b)に示すように半導体下地
11の表層部に溝状の凹部29を形成し、その後エッチ
ングマスク27を除去する。エッチングマスク27のパ
ターンとしては、溝状凹部29を形成するべく、所定幅
の開口部を直線的に形成し、これ以外の領域は半導体下
地11を覆うパターンとされる。
【0018】また、エッチングについては、リン酸系あ
るいはクエン酸系のエッチング液で行う。例えば、50
重量%のクエン酸水溶液〔C3H4 (OH)(C00H)3・H2O 〕と
過酸化水素水とを所定の混合比で混合してなる液が、ク
エン酸系のエッチャントとして使用される。凹部29の
深さについては、後述するようにこの凹部29が切断さ
れることによって図1に示した切欠部12が形成され、
したがって該凹部29の内側面が不純物領域13からな
る発光層の大半を構成する部分となるので、得られるL
EDアレイ10がLEDプリンタヘッド等に実装された
際、発光したLEDアレイからの光が集光性ロッドレン
ズアレイを経て記録媒体に結像したとき、得られる像が
円に近くなるような深さとする。例えば、300dpi
の解像度であれば5〜40μm程度の深さにする。な
お、本実施例では、図3(b)に示すように凹部29の
両側面を順テーパ状となるようにエッチングしたが、垂
直面となるようにエッチングしてもよい。また、この凹
部29は、後述する切断工程における切断ラインとなる
ものであり、したがってその底面の幅が切断幅より大き
くなるように形成する。
【0019】次いで、図3(c)に示すように半導体下
地11の、前記凹部29以外の所定位置に拡散防止膜2
1を所定パターンに形成する。この拡散防止膜21は、
後述するようにP型不純物をN型半導体下地11に導入
する際、所定領域以外に拡散するのを防止するためのも
のであり、公知の成膜方法、例えば蒸着法、スパッタ法
あるいはCVD法などによって成膜され、さらにホトリ
ソグラフィ技術、エッチング技術によってパターニング
される。拡散防止膜21のパターンについては、半導体
下地11の、P型不純物を直接導入しない位置に略対応
したパターンとされる。すなわち、この例では、凹部2
9を挟んでその両側で、かつ図2(a)に示したごとく
隣合う不純物領域13、13間に対応する位置に拡散防
止膜21がパターニングされる。
【0020】次いで、該拡散防止膜21および半導体下
地11上(すなわち凹部内面上)に、拡散制御膜25を
公知の成膜方法によって形成する。拡散制御膜25は、
例えばアルミナ膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜、PSG
(Phospho-Silicate Glass)膜等からなるもので、その
膜厚は例えば10〜20nm程度の範囲とされる。次い
で、半導体下地11の前記凹部29内に、拡散制御膜2
5を通してP型(第2導電型)不純物を導入する。導入
するP型不純物としては、前述したように亜鉛(Zn)
が用いられる。そして、導入した不純物(Zn)を例え
ば気相拡散法によって凹部29表層部中に拡散させるこ
とにより、P型GaAsP層からなる不純物領域13a
を複数形成する。なお、ここで形成される一つの不純物
領域13aは、後述するようにLEDアレイ10の2個
分の不純物領域となるものであり、後に分離されて図1
に示した不純物領域13となるものである。
【0021】次いで、半導体下地11の全面に公知の成
膜方法によって絶縁膜を形成し、さらにこの絶縁膜を公
知のホトリソグラフィ技術、エッチング技術によってパ
ターニングし、図3(d)に示すように凹部29の両
側、すなわち不純物領域13aの両側にそれぞれ絶縁膜
19、19を形成する。このとき、同時に拡散制御膜2
5もエッチングされ、絶縁膜19と同形状に形成され
る。次いで、凹部29の両側に、すなわち絶縁膜19、
19の上に、前記不純物領域13aにそれぞれ独立して
接続するP側電極15、15を、公知の成膜方法および
微細加工技術によって形成する。なお、これらP側電極
15、15の形成においては、その一部、すなわち凹部
29側が直接半導体下地11に接続し、これによって不
純物の拡散により該箇所にまで不純物が入り込んで形成
されて不純物領域13aと直接接続するようにする。
【0022】また、これとは別に、図3(e)に示すよ
うに半導体下地11の裏面にN側電極17を形成する。
このN側電極17の形成については、特性向上のため予
め半導体下地11の裏面を研磨しておき、この研磨面に
N側電極17を形成してもよい。その後、半導体下地1
1を、前記凹部29の底面部にて該凹部29の長さ方向
に沿って切断し、図1、図2(a)、(b)に示したL
EDアレイ10を一対得る。なお、この切断において
は、図3(e)に示したように凹部29の底面の幅w1
より狭い切断幅w2で行うのは前述したとおりである。
また、図1においては、拡散制御膜25についての図示
を省略している。
【0023】このようにして得られたLEDアレイ10
にあっては、凹部29がその底面部にて切断されること
によって図1に示した切欠部12が形成され、該切欠部
12に不純物領域13が形成されたものとなる。したが
って、該不純物領域13と半導体下地11との間でPN
接合が形成されるので、この切欠部12が発光層として
機能することによってその切欠面全体が発光取り出し面
となり、これによって該発光取り出し面が大面積のもの
となることから、発光効率の高いものとなる。
【0024】また、このような製造方法にあっては、半
導体下地11に溝状の凹部29を形成し、この凹部29
の内面に不純物を導入して不純物領域13aを形成し、
その後該凹部29の底面にて半導体下地11を切断する
ので、切断後得られるLEDアレイ10はその発光層と
なる不純物領域13が、前記凹部29の内側面および底
部の切断面によって構成されることになる。したがっ
て、不純物導入の際、特に拡散深さを多くとるといった
ことをしなくても発光取り出し面を大面積のものにする
ことができる。なお、前記実施例では第1導電型として
N型を、第2導電型としてP型を選択してPN接合を形
成したが、これらを逆にしてもよいのはもちろんであ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の端面発光型
LEDは、半導体下地の端面に形成された切欠部に不純
物領域が形成され、該不純物領域と前記半導体下地との
間でPN接合が形成されたものであるから、この切欠部
が発光層として機能することによってその切欠面全体が
発光取り出し面となり、したがって該発光取り出し面が
大面積のものとなって発光効率の高いものとなる。
【0026】本発明の端面発光型LEDの製造方法は、
半導体下地に溝状の凹部を形成し、この凹部の内面に不
純物を導入して不純物領域を形成し、その後該凹部の底
面にて半導体下地を切断し、同時に端面発光型LEDを
一対得る方法であり、得られる端面発光型LEDの発光
層となる不純物領域を、前記凹部の内側面および底部の
切断面によって形成する方法である。したがって、不純
物導入の際、特に拡散深さを多くとることなく浅い拡散
によっても発光取り出し面を十分大面積のものにするこ
とができ、これにより拡散工程が簡略化されることによ
って製造コストの低減化が可能となる。また、拡散深さ
を変えてもこれによって発光取り出し面の大面積化が損
なわれないので、拡散深さを最適化することが可能とな
り、したがって得られる端面発光型LEDの発光効率を
上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における端面発光型LEDの一実施例の
概略構成を示す要部側断面図である。
【図2】(a)は図1に示した端面発光型LEDの拡大
平面図、(b)は(a)を矢印方向に見た場合の拡大正
面図である。
【図3】(a)〜(e)は本発明の製造方法を工程順に
説明するための要部側断面図である。
【図4】従来の端面発光型LEDの一例を示す要部斜視
図である。
【図5】従来の端面発光型LEDの他の例を示す要部側
断面図である。
【符号の説明】
10 端面発光型LEDアレイ 11 N型(第1導電型)の半導体下地 12 切欠部 13、13a 不純物領域 15 P側電極 17 N側電極 19 絶縁膜 21 拡散防止膜 29 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 真澄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PN接合を有する発光素子部を備えた端
    面発光型LEDであって、 第1導電型の半導体下地と、 この半導体下地における端面側の角部に形成された切欠
    部と、 前記切欠部の表層部に第2導電型の不純物が導入されて
    形成された不純物領域と、 前記不純物領域に接続し、かつ前記半導体下地と絶縁し
    た状態で該半導体下地上に形成された電極と、 前記半導体下地に接続して形成された電極とを具備して
    なることを特徴とする端面発光型LED。
  2. 【請求項2】 PN接合を有する発光素子部を備えた端
    面発光型LEDの製造方法であって、 第1導電型の半導体下地を用意するとともに、この半導
    体下地の表層部をエッチングして溝状の凹部を形成する
    工程と、 前記凹部の内面に第2導電型の不純物を導入して不純物
    領域を形成する工程と、 前記半導体下地上に、前記不純物領域が露出した状態と
    なるように絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上でかつ前記凹部の両側にて、前記不純物領
    域に接続する電極部を該凹部のそれぞれの側で独立して
    形成する工程と、 前記半導体下地の裏面に該半導体下地に接続する電極を
    形成する工程と、 前記半導体下地を、前記凹部の底面部にて該凹部の長さ
    方向に沿って切断する工程と、を備えてなることを特徴
    とする端面発光型LEDの製造方法。
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