JPH08203812A - 反射屈折縮小投影光学系及び露光装置 - Google Patents

反射屈折縮小投影光学系及び露光装置

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JPH08203812A
JPH08203812A JP7012502A JP1250295A JPH08203812A JP H08203812 A JPH08203812 A JP H08203812A JP 7012502 A JP7012502 A JP 7012502A JP 1250295 A JP1250295 A JP 1250295A JP H08203812 A JPH08203812 A JP H08203812A
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JP
Japan
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lens group
optical system
beam splitter
lens
reflecting mirror
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JP7012502A
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Toshiro Ishiyama
敏朗 石山
Yutaka Suenaga
豊 末永
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
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    • G03F7/70216Mask projection systems
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    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70275Multiple projection paths, e.g. array of projection systems, microlens projection systems or tandem projection systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】ビームスプリッタを比較的小さくしつつ大きな
開口数を達成し、半導体製造装置として優れた性能を達
成する。 【構成】第1物体(R) の縮小像を第2物体(W) 上に形成
する露光装置は、第1レンズ群(G1)と、ビームスプリッ
タ(BS)と、第2レンズ群(G2)と、凹面反射鏡(M) とを有
し第1物体(R) の1次像(I1)を形成する第1部分光学系
と、正屈折力の第4レンズ群(G4)を有し1次像(I1)の縮
小像を第2物体(W) に形成する第2部分光学系とを備え
る。そして、第1部分光学系と第2部分光学系との間の
光路中には、第3レンズ群(G3)が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射面と屈折面とを有
する反射屈折型光学系に関し、特に縮小投影を行う結像
光学系に関する。また、本発明は、投影光学系として反
射屈折型光学系を用いた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSI等の集積回路を製造する際
にウェハ上のフォトレジストにマスクパターンを投影露
光するのに好適な光学系が種々提案されている。例え
ば、ダイソン型反射屈折光学系は、比較的大きな開口数
において収差が良好に補正されることが知られている。
しかしダイソン型反射屈折光学系は、結像倍率が等倍で
あるため、微細なパターンの転写には限界があった。
【0003】そこで、より微細なパターンからなる半導
体の製造に好適な縮小倍率を有する光学系として、ダイ
ソン型反射屈折光学系を変形した光学系が例えば特開昭
63-163319 号公報や、特開平2-66510 号公報などにおい
て提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縮小投
影を可能とする上記特開昭63-163319 号公報に開示した
光学系によれば、輪帯状の視野を持つ縮小倍率の結像が
可能であるが、基本的には3つの凹面鏡と1つの凸面鏡
とを有し、マイクロリソグラフィー用の露光装置として
用いるためには、多数のレンズとの組み合わせによるき
わめて複雑な構成とならざるを得なかった。また、特開
昭63-163319 号公報の光学系では、光路が複雑に行き来
するため、あまり大きな開口数を達成することができな
いという欠点がある。
【0005】また、上記特開平2-66510 号公報に提案さ
れている縮小光学系は、1つの凹面反射鏡とレンズ系と
ビームスプリッタを組み合わせた構成である。この特開
平2-66510 号公報の縮小光学系においては、ビームスプ
リッタが光学系の瞳面の近傍に位置するため、開口数を
大きくすることを試みると、ビームスプリッタ自体の体
積が大幅に増え、その製造が困難になる問題がある。
【0006】そこで、本発明は、ビームスプリッタを比
較的小さくしつつ大きな開口数を達成し、半導体製造装
置として優れた性能を達成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による反射屈折縮小投影光学系は、以下の
構成を有する。例えば図1に示す如く、本発明による反
射屈折縮小投影光学系は、第1物体Rの縮小像を第2物
体W上に形成する反射屈折型投影光学系であって、第1
レンズ群G1 と、ビームスプリッタBSと、第2レンズ
群G2 と、凹面反射鏡M1 とを有し、第1物体Rからの
光を第1レンズ群G1 、ビームスプリッタBS及び第2
レンズ群G2 の順に通過させて凹面反射鏡M1 へ導くと
共に、凹面反射鏡M1 にて反射された光を第2レンズ群
2 及びビームスプリッタBSの順に通過させて第1物
体Rの1次像I1 を形成する第1部分光学系と、正屈折
力の第4レンズ群G4 を有し、かつ1次像I1 の縮小像
を第2物体上に形成する第2部分光学系と、第1部分光
学系と第2部分光学系との間の光路中に配置される第3
レンズ群G 3 とを有するように構成される。
【0008】また、上述の目的を達成するために、本発
明による露光装置は、以下の構成を有する。例えば図1
に示す如く、本発明による露光装置は、第1物体Rの縮
小像を第2物体W上に投影露光する露光装置であって、
エキシマレーザを含み、第1物体を照明する照明光学系
ISと、第1レンズ群G1 と、ビームスプリッタBS
と、第2レンズ群G2 と、凹面反射鏡M1 とを有し、第
1物体Rからの光を第1レンズ群G1 、ビームスプリッ
タBS及び第2レンズ群G2 の順に通過させて凹面反射
鏡M1 へ導くと共に、凹面反射鏡M1 にて反射された光
を第2レンズ群G2 及びビームスプリッタBSの順に通
過させて第1物体Rの1次像I1 を形成する第1部分光
学系と、正屈折力の第4レンズ群G4 を有し、かつ1次
像I1 の縮小像を第2物体W上に形成する第2部分光学
系と、第1部分光学系と第2部分光学系との間の光路中
に配置される第3レンズ群G3 とを備え、サブミクロン
の分解能を有する。
【0009】なお、本発明において、「光がビームスプ
リッタBSを通過する」とは、光がビームスプリッタB
Sを透過する、またはビームスプリッタBSにて反射さ
れることを意味する。
【0010】
【作用】上述の構成の如き本発明においては、反射屈折
光学系である第1部分光学系によって1次像I1 を形成
し、この1次像I1 を屈折光学系である第2部分光学系
によって再結像させる構成であるため、それぞれの部分
光学系における収差補正上の負担を軽減し、全系におい
て優れた光学性能を達成することが可能である。さら
に、第1部分光学系において、ビームスプリッタBSに
よって凹面反射鏡M 1 への入射光と、凹面反射鏡M1
らの反射光とを分離する構成であるため、露光フィール
ドの大きさに比較して各光学要素の口径を小さくするこ
とが可能である。
【0011】次に各光学要素の機能について詳述する。
本発明における第1レンズ群G1 は、最も物体側に配置
されて物体側におけるテレセントリック性を確保し、か
つ軸外収差を補正する機能を有する。本発明における凹
面反射鏡M1 は、1次像I1 を形成するための主たる屈
折力を担う機能を有する。また、本発明の第2レンズ群
2 は、凹面反射鏡M1 の近傍に配置されて凹面反射鏡
1 にて発生する球面収差を補正する機能を有する。
【0012】本発明のビームスプリッタBSは、第1レ
ンズ群G1 を介した光を凹面反射鏡M1 へ導くと共に、
凹面反射鏡M1 にて反射された光束を1次像I1 の形成
位置へ導く機能を有している。ここで、本発明ではビー
ムスプリッタBSが光学系の瞳位置から比較的遠い位置
に設けられているため、大きな開口数を実現する場合に
おいてもビームスプリッタBSの大型化を防ぐことがで
きる。
【0013】本発明における第3レンズ群G3 は、1次
像I1 の近傍に配置されて軸外収差の補正をコントロー
ルする機能を有する。これにより、1次像I1 の縮小像
を得る機能を有する第4レンズ群G4 における収差補正
の負担を軽減することが可能となる。また、本発明にお
いては、全系の縮小倍率をβとし、1次像I1 の横倍率
をβPIとするとき、 −4.0<βPI/β<−2.5 …(1) の条件を満足するように構成されることが望ましい。
【0014】この条件式(1)は、第1及び第2部分光
学系における適切な使用倍率(横倍率)を規定するもの
であり、それぞれの部分光学系が共に縮小倍率で結像を
行うことを意味している。これにより、各部分光学系に
収差補正上の大きな負担をかけることなく全系として所
定の縮小倍率を得ることができる。さらに、このときに
は、第1及び第2部分光学系のうち開口数の大きな方の
部分光学系の瞳位置から遠い位置にビームスプリッタB
Sが設けられることになるため、さらなるビームスプリ
ッタBSの小型化を達成することができる。
【0015】ここで、条件式(1)の上限を越える場合
には、第1部分光学系の倍率が第2部分光学系に対して
相対的に大きくなるため、凹面反射鏡M1 の屈折力が大
きくなりがちである。このときには、球面収差とペッツ
バール和の補正が難しくなるため好ましくない。さらに
望ましくは、条件式(1)の上限を−3.2として、−
3.2<βPI/βとすることが望ましい。
【0016】一方、条件式(1)の下限を越える場合に
は、1次像I1 が物体に対して拡大像となるため、第2
部分光学系にかかる負担が大きくなり収差補正上の困難
さを増すこととなるため好ましくない。また、本発明で
は、全系の縮小倍率をβとし、凹面反射鏡M1 の横倍率
をβM1とするとき、 −4.1<βM1/β<−2.8 …(2) の条件を満足するように構成されることが望ましい。
【0017】上記条件式(2)は凹面反射鏡M1 の適切
な倍率を規定するものである。ここで、条件式(2)の
上限を超える場合には、凹面反射鏡M1 の屈折力が大き
くなるため、球面収差とペッツバール和の補正が難しく
なる。さらに望ましくは、条件式(2)の上限を−3.
2として、−3.2<βM1/βとすることがより望まし
い。
【0018】一方、条件式(2)の下限を越えると、凹
面反射鏡M1 の倍率が著しく拡大倍率となり、屈折光学
要素において縮小倍率を得るための負担が増える。この
ことは収差補正上の負担を増すことになるため好ましく
ない。また、本発明において、第3レンズ群G3 は、正
屈折力を有するように構成されることが望ましく、これ
により、第4レンズ群G4 へ導かれる光束の広がりをコ
ントロールすることが可能となり、第4レンズ群G4
小口径化を達成することができる。
【0019】また、本発明において、第1レンズ群G1
の屈折力は正とすることが望ましい。これにより、第1
レンズ群G1 を介した光束をあまり広げることなくビー
ムスプリッタBSへ導くことができるため、さらなるビ
ームスプリッタBSの小型化を図ることが可能となる。
次に、本発明では、第4レンズ群G4 内に開口絞りAS
を有するように構成されることが望ましい。一般に、中
間像を形成する再結像光学系では開口絞りを設定するこ
とのできる位置が複数あり、そのいずれかを選択するこ
とができる。本発明では、第1部分光学系によって1次
像I1 を形成し、第2部分光学系によって1次像I1
結像させることで所定の縮小像を得ている。すなわち、
各部分光学系に少なくとも1つの開口絞り位置を有して
いる。しかしながら、第1部分光学系に開口絞りを設定
する場合、凹面反射鏡M1 とビームスプリッタBSとの
間の光路中では、光束が往復通過するため開口絞りの配
置が困難である。さらに、テレセントリック性の確保や
各光学要素(レンズ、反射鏡、ビームスプリッタ等)の
径方向の大きさなどを考慮すると、第1部分光学系内の
凹面反射鏡M1 のごく近傍に配置することが望ましい
が、この場合には、光学設計上の自由度を少なくし、機
械設計上の困難を招く恐れがあるので好ましくない。
【0020】一方、第2部分光学系の第4レンズ群G4
に開口絞りASを配置する場合には、上記のような困難
を招くことがないため好ましい。次に、本発明におい
て、300nm 以下の波長の光源によって照明される場合に
は、第1乃至第4レンズ群を構成する光学部材は、石英
ガラスと蛍石との2種類の材料から構成されることが望
ましい。この構成により、ある程度広帯域の色収差補正
が可能となる。また、第2部分光学系が屈折光学要素の
みからなるときに軸上色収差を補正するために負レンズ
の少なくとも1つを石英ガラス、正レンズの少なくとも
1つを蛍石とする事が望ましい。
【0021】また、本発明においては、第2レンズ群G
2 の焦点距離をfg2とするとき、 fg2<0 …(3) の条件を満足するように構成されることが望ましい。こ
の条件式(3)は、第2レンズ群G2 の適切な焦点距離
を規定するものであって、第2レンズ群G2 がこの条件
式(3)から外れる場合には、凹面反射鏡M 1 によって
発生する球面収差を補正することが難しくなるため好ま
しくない。
【0022】
【実施例】次に、本発明による実施例について詳述す
る。本実施例における反射屈折縮小投影光学系は、図1
に示す露光装置に応用したものである。まず、図1につ
いて簡単に説明すると、図示の如く、所定の回路パター
ンが形成されたレチクルR(第1物体)は、レチクルス
テージRS上に載置されており、このレチクルRの上方
には、レチクルRを均一照明する照明光学系ISが設け
られている。均一照明されたレチクルRからの光は、第
1レンズ群G1 を通過してビームスプリッタBSにて反
射された後、第2レンズ群G2 を介して凹面反射鏡M1
に達する。この凹面反射鏡M1 にて反射される光は、再
び第2レンズ群G 2 を介した後、ビームスプリッタBS
を透過して第3レンズ群G3 に入射する。ここで、第1
及び第2レンズ群G2 、凹面反射鏡M1 及びビームスプ
リッタBSにより、レチクルRの1次像I1 が形成され
る。
【0023】レチクルRの1次像I1 からの光は、第3
レンズ群G3 から射出されて、光路折曲げミラーM2
て反射されて第4レンズ群G4 に入射する。本実施例で
は第4レンズ群G4 内に開口絞りASが設けられてお
り、この開口絞りASの位置が反射屈折光学系全体の瞳
位置に対応している。本実施例においてこの開口絞りA
Sの位置には、照明光学系ISの光源の像が形成され
る。すなわち本実施例の照明光学系は、ケーラー照明を
行うものである。
【0024】次に、第4レンズ群G4 から射出された光
は、ウェハステージWS上に載置されたウェハW(第2
物体)上にレチクルRの2次像を形成する。ここで、レ
チクルRの2次像の倍率は縮小倍率である。なお、図1
にて示す例では、光路折曲げミラーM2 を第3レンズ群
3 と第4レンズ群G4 との間に配置して、レチクルR
とウェハWとが平行となるように構成しているが、光学
設計上においては光路折曲げミラーM2 はどこに配置し
ても良い。
【0025】次に、図2〜図4を参照して第1〜第3実
施例の反射屈折縮小投影光学系を説明する。図2〜図4
は、本発明による第1〜第3実施例の反射屈折縮小投影
光学系の光路図である。 〔第1実施例〕図2に示す第1実施例の反射屈折縮小投
影光学系は、像側(第2物体側,ウェハW側)の開口数
NAが0.6 、全系の縮小倍率βが+0.25 すなわち1/4
倍であり、ウェハW上における露光領域の直径が30.6mm
であり、図1の照明光学系IS中に設けられる光源とし
て、 193.4±0.1nm の露光波長λを持つ光を供給するエ
キシマレーザを適用している。
【0026】次に、第1実施例の具体的なレンズ構成を
説明すると、図2に示す如く、まず、第1レンズ群G1
は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカ
スレンズL1aと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズL1bとから構成される。第2レンズ群G2 は、ビー
ムスプリッタBS側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
から構成される。また、第3レンズ群G3 は、ビームス
プリッタBS側から順に、光路折曲げミラーM2 側に強
い凸面を向けた両凸形状の正レンズL3aと、ビームスプ
リッタBS側に凹面を向けた負メニスカスレンズL
3bと、ビームスプリッタ側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL3cと、ビームスプリッタ側に凸面を向けた負メ
ニスカスレンズL3dと、両凸形状の正レンズL3eとから
構成される。そして、第4レンズ群G4 は、光路折曲げ
ミラーM2 側から順に、ウェハW側に強い凸面を向けた
正レンズL4aと、光路折曲げミラーM2 側に凹面を向け
た負メニスカスレンズL4bと、光路折曲げミラーM2
に凸面を向けた正メニスカスレンズL4cと、光路折曲げ
ミラーM2 側に強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL
4dと、光路折曲げミラーM2 側に凹面を向けた正メニス
カスレンズL4eと、光路折曲げミラーM2 側に強い凸面
を向けた両凸形状の正レンズL4fと、光路折曲げミラー
側に強い面を向けたほぼ平凸形状の正レンズL4gと、両
凹形状の負レンズL4hと、光路折曲げミラーM2 側に強
い凸面を向けた両凸形状の正レンズL4iと、ウェハW側
に強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL4Jと、光路折
曲げミラーM2 側に強い凸面を向けたほぼ平凸形状の正
レンズL4kと、ウェハW側に凹面を向けた負メニスカス
レンズL4lと、光路折曲げミラーM2 側に凸面を向けた
正メニスカスレンズL4mとから構成される。
【0027】本実施例においては、第3レンズ群G3
の負メニスカスレンズL3cと負メニスカスレンズL3d
の間の光路中にレチクルRの1次像I1 が形成される。
また、本実施例において、両凹形状の負レンズL4dと正
メニスカスレンズL4eとの間の光路中に開口絞りASが
配置される。 〔第2実施例〕図3に示す第2実施例の反射屈折縮小投
影光学系においては、像側(第2物体側,ウェハW側)
の開口数NAが0.6 、全系の縮小倍率βが+0.25 すなわ
ち1/4倍であり、ウェハW上における露光領域の直径
が30.6mmである。図1の照明光学系IS中に設けられる
光源として、 193.4±0.1nm の露光波長λを持つ光を供
給するエキシマレーザを適用している。
【0028】次に、第2実施例の具体的なレンズ構成を
説明すると、図3に示す如く、まず、第1レンズ群G1
は、レチクルR側から順に、レチクルR側に凹面を向け
た正メニスカスレンズL1aと、レチクルR側に凸面を向
けた正メニスカスレンズL1bとから構成される。第2レ
ンズ群G2 は、ビームスプリッタBS側に凹面を向けた
負メニスカスレンズから構成される。また、第3レンズ
群G3 は、ビームスプリッタBS側から順に、両凸形状
の正レンズL3aと、ビームスプリッタBS側に凹面を向
けた負メニスカスレンズL3bと、ビームスプリッタBS
側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3cと、同じくビ
ームスプリッタBS側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズL3dと、ビームスプリッタ側により強い凸面を向けた
両凸形状の正レンズL3eとから構成される。
【0029】そして、第4レンズ群G4 は、光路折曲げ
ミラーM2 側から順に、ウェハW側に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズL4aと、光路折曲げミラーM2 側に凹面
を向けた負メニスカスレンズL4bと、光路折曲げミラー
側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4cと、光路折曲
げミラーM2 側により強い凸面を向けた両凸形状の正レ
ンズL4dと、ウェハ側により強い凸面を向けたほぼ平凸
形状の正レンズL4eと、同じくウェハ側により強い凸面
を向けたほぼ平凸形状の正レンズL4fと、光路折曲げミ
ラーM2 側により強い凸面を向けた両凸形状の正レンズ
4gと、両凹形状の負レンズL4hと、光路折曲げミラー
2 側により強い凸面を向けた両凸形状の正レンズL4i
と、ウェハW側により強い凹面を向けた両凹形状の負レ
ンズL4jと、光路折曲げミラーM2 側により強い凸面を
向けた両凸形状の正レンズL4kと、ウェハW側に凹面を
向けた正メニスカスレンズL4lと、光路折曲げミラーM
2側により強い凸面を向けた両凸形状の正レンズL4m
から構成される。
【0030】本実施例においては、第3レンズ群G3
第4レンズ群G4 との間、詳述すると両凸形状の正レン
ズL3eと光路折曲げミラーM2 との間の光路中にレチク
ルRの1次像I1 が形成される。また、本実施例におい
て、両凸形状の正レンズL4dとほぼ平凸形状の正レンズ
4eとの間の光路中に開口絞りASが配置される。 〔第3実施例〕図4に示す第3実施例の反射屈折縮小投
影光学系においては、像側(第2物体側,ウェハW側)
の開口数NAが0.6 、全系の縮小倍率βが+0.25 すなわ
ち1/4倍であり、ウェハW上における露光領域の直径
が30.6mmである。図1の照明光学系IS中に設けられる
光源として、193.4nm の露光波長λを持つ光を供給する
エキシマレーザを適用している。
【0031】第3実施例の反射屈折縮小投影光学系にお
いては、第1及び第2実施例のものとは異なり、均一照
明されたレチクルRからの光は、第1レンズ群G1 を通
過した後に、ビームスプリッタBSを透過し、第2レン
ズ群G2 を介して凹面反射鏡M1 に達する。凹面反射鏡
1 にて反射された光は、再び第2レンズ群G2 を介し
てビームスプリッタBSにて反射され、第3レンズ群を
介した後に、光路折曲げミラーM2 にて偏向されて第4
レンズ群G4 を通過する。この第4レンズ群G 4 からの
光によりレチクルRの像がウェハW上に形成される。
【0032】次に、第3実施例の具体的なレンズ構成を
説明すると、図4に示す如く、まず第1レンズ群G
1 は、レチクルR側から順に、両凸形状の正レンズL1a
と、レチクルR側に凸面を向けた負メニスカスレンズL
1bと、レチクルR側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
1cとから構成される。第2レンズ群G2 は、ビームス
プリッタBS側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2a
から構成される。
【0033】第3レンズ群G3 は、ビームスプリッタB
S側から順に、両凸形状の正レンズL3aと、ビームスプ
リッタ側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3bと、光
路折曲げミラーM2 側に強い凸面を向けた両凸形状の正
レンズL3cとから構成される。第4レンズ群G4 は、光
路折曲げミラーM2 側から順に、ウェハW側により強い
凸面を向けた両凸形状の正レンズL4aと、光路折曲げミ
ラーM2 側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4bと、
ウェハW側により強い凸面を向けた両凸形状の正レンズ
4cと、光路折曲げミラーM2 側により強い凸面を向け
た両凸形状の正レンズL4dと、両凹形状の負レンズL4e
と、光路折曲げミラーM2 側に凹面を向けた正メニスカ
スレンズL4fと、光路折曲げミラーM2 側により強い凸
面を向けた両凸形状の正レンズL4gと、光路折曲げミラ
ー側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4hと、ウェハ
W側により強い凹面を向けた両凹形状の負レンズL
4iと、光路折曲げミラーM2 側により強い凸面を向けた
両凸形状の正レンズL4jと、ウェハW側により強い凹面
を向けた両凹形状の負レンズL4kと、光路折曲げミラー
2 側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4lと、ウェ
ハW側に凹面を向けた負メニスカスレンズL4mと、光路
折曲げミラーM2 側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
4nとから構成される。
【0034】本実施例においては、第3レンズ群G3
の負メニスカスレンズL3bと正レンズL3cとの間の光路
中にレチクルRの1次像I1 が形成される。また、本実
施例において、開口絞りASは、両凹形状の負レンズL
4eと正メニスカスレンズL4fとの間の光路中に配置され
る。さて、以下の表1乃至表3に第1乃至第3実施例の
諸元の値及び条件対応値を掲げる。表1乃至表3におい
ては、物体面としてのレチクルR(第1物体)から像面
としてのウェハW(第2物体)へ向かう順序で各面の曲
率半径r、面間隔dおよび硝材を示している。表1中に
おいて、各面の曲率半径rの符号は、レチクルRから凹
面反射鏡M1 へ向かう光路中ではレチクルR側に凸面を
向ける場合を正としており、凹面反射鏡M1 からウェハ
Wに到る光路中ではその符号が反転するものとしてい
る。また、面間隔dの符号は、レチクルRから凹面反射
鏡M1 へ向かう光路中では正にとり、凹面反射鏡M1
らウェハWに到る光路中ではその符号が反転するものと
している。
【0035】また、表1乃至表3において、NAはウェハ
W側の開口数(像側開口数)を表し、d0はレチクルR
(物体側)から第1レンズ群G1 の最もレチクルR側
(物体側)のレンズ面(第1レンズ面)までの距離を表
し、WDは第4レンズ群G4 の最もウェハW側(像側)の
レンズ面からウェハW(像面)までの距離(作動距離)
を表し、βは全系の縮小倍率、βPIは1次像I1 の横倍
率、βM1は凹面反射鏡M1の横倍率、fg2は第2レンズ
群G2 の焦点距離を表している。なお、表1乃至表3で
は硝材として、CaF2 は蛍石、SiO2 は石英ガラス
をそれぞれ表す。ここで、石英ガラスおよび蛍石の使用
基準波長(ArFエキシマレーザの波長:λ= 193.4nm) に
おける屈折率は以下の通りである。 石英ガラス(SiO2 ):1.56019 蛍石 (CaF2 ):1.50138 なお、光路折曲げミラーM2 の位置は、光学設計上にお
いて本質的ではないため表1乃至表3では省略してい
る。
【0036】
【表1】 〔第1実施例の諸元〕 NA = 0.6 d0 = 79.857 WD = -15.333 No. r d 硝材 素子番号 1 -311.138 27.000 SiO2 1a 2 -271.921 0.500 3 237.260 30.000 CaF2 1b 4 610.698 117.712 5 0.000 170.000 SiO2 BS 6 0.000 314.541 7 -201.381 20.000 SiO2 2a 8 -994.854 94.340 9 -381.239 -94.340 M1 10 -994.854 -20.000 SiO2 2a 11 -201.381 -314.541 12 0.000 -170.000 SiO2 BS 13 0.000 -2.218 14 -1206.774 -35.000 CaF2 3a 15 297.899 -5.000 16 285.664 -20.000 SiO2 3b 17 375.528 -44.302 18 -378.397 -15.000 SiO2 3c 19 -282.214 -134.601 20 -516.078 -20.000 SiO2 3d 21 -371.665 -5.000 22 -585.552 -30.000 CaF2 3e 23 627.032 -562.158 24 -2779.3 -45.600 CaF2 4a 25 298.390 -12.000 26 263.463 -17.100 SiO2 4b 27 369.388 -0.570 28 -477.301 -45.600 SiO2 4c 29 -3437.574 -20.000 30 443.088 -29.667 SiO2 4d 31 -8075.675 -276.226 32 0.000 -47.749 AS 33 1076.200 -39.937 SiO2 4e 34 458.143 -1.140 35 -337.836 -39.900 CaF2 4f 36 1801.600 -0.570 37 -290.085 -40.000 CaF2 4g 38 28919.470 -9.600 39 801.910 -19.000 SiO2 4h 40 -321.339 -0.570 41 -156.673 -47.500 CaF2 4i 42 2500.000 -1.140 43 2000.000 -19.000 SiO2 4j 44 -136.158 -11.000 45 -198.569 -30.000 SiO2 4k 46 -11265.580 -0.570 47 -175.348 -57.000 SiO2 4l 48 -113.028 -4.000 49 -100.548 -68.400 SiO2 4m 50 -5285.724 (WD) 《第1実施例の条件対応値》 βPI/β= -3.656 βM1/β= -3.969 fg2 = -454.552
【0037】
【表2】 〔第2実施例の諸元〕 NA = 0.6 d0 = 206.194 WD = -15.333 No. r d 硝材 素子番号 1 -730.441 30.000 SiO2 1a 2 -302.928 4.657 3 265.869 40.000 SiO2 1b 4 305.215 373.987 5 0.000 190.000 SiO2 BS 6 0.000 35.128 7 -194.144 20.000 SiO2 2a 8 -1440.408 94.762 9 -387.896 -94.762 M1 10 -1440.408 -20.000 SiO2 2a 11 -194.144 -35.128 12 0.000 -190.000 SiO2 BS 13 0.000 -236.433 14 -607.213 -35.000 CaF2 3a 15 430.362 -5.000 16 670.375 -20.000 SiO2 3b 17 888.244 -44.811 18 -299.512 -15.000 SiO2 3c 19 -214.161 -148.534 20 -485.840 -20.000 SiO2 3d 21 -207.182 -5.000 22 -209.670 -35.000 CaF2 3e 23 551.618 -491.952 24 4130.370 -45.600 SiO2 4a 25 362.364 -12.000 26 248.616 -17.100 SiO2 4b 27 662.143 -0.570 28 -706.743 -30.000 SiO2 4c 29 -422.409 -10.000 30 -481.701 -45.985 CaF2 4d 31 1521.700 -265.591 32 0.000 -10.919 AS 33 -7977.613 -60.000 SiO2 4e 34 574.523 -1.368 35 -4657.727 -47.880 SiO2 4f 36 716.625 -0.684 37 -277.940 -52.000 CaF2 4g 38 3179.880 -10.320 39 667.602 -20.000 SiO2 4h 40 -468.367 -0.684 41 -209.087 -57.000 CaF2 4i 42 7010.900 -4.170 43 1426.600 -20.000 SiO2 4j 44 -180.418 -4.800 45 -208.577 -44.400 CaF2 4k 46 712.163 -0.684 47 -207.093 -68.400 SiO2 4l 48 -213.466 -4.800 49 -172.836 -82.080 CaF2 4m 50 1159.260 (WD) 《第2実施例の条件対応値》 βPI/β= -3.411 βM1/β= -4.045 fg2 = -402.876
【0038】
【表3】 〔第3実施例の諸元〕 NA = 0.6 d0 = 173.320 WD = -11.333 No. r d 硝材 素子番号 1 581.368 30.000 SiO2 1a 2 -391.135 11.360 3 924.600 20.000 SiO2 1b 4 269.179 0.746 5 175.001 40.000 SiO2 1c 6 241.476 70.301 7 0.000 180.000 SiO2 BS 8 0.000 254.826 9 -207.288 20.000 SiO2 2a 10 -797.747 97.963 11 -393.360 -97.963 M1 12 -797.747 -20.000 SiO2 2a 13 -207.288 -254.826 14 0.000 -180.000 SiO2 BS 15 0.000 -16.169 16 -700.885 -35.000 SiO2 3a 17 722.684 -83.129 18 -514.396 -15.000 SiO2 3b 19 -240.329 -60.245 20 -919.660 -35.000 SiO2 3c 21 352.479 -491.844 22 -4123.923 -40.000 CaF2 4a 23 355.068 -15.767 24 193.083 -17.100 SiO2 4b 25 651.781 -4.199 26 -3560.029 -45.600 CaF2 4c 27 435.428 -10.020 28 -325.006 -45.600 CaF2 4d 29 2283.310 -12.525 30 677.099 -50.000 SiO2 4e 31 -327.839 -52.774 32 0.000 -62.953 AS 33 897.654 -57.000 SiO2 4f 34 344.802 -1.140 35 -393.740 -39.900 CaF2 4g 36 1030.220 -0.570 37 -259.990 -40.000 CaF2 4h 38 -1505.829 -8.000 39 3309.440 -17.000 SiO2 4i 40 -396.541 -0.570 41 -170.438 -47.500 CaF2 4j 42 3070.940 -3.140 43 1740.290 -17.000 SiO2 4k 44 -156.254 -2.000 45 -162.182 -40.000 CaF2 4l 46 -914.393 -0.570 47 -152.174 -57.000 SiO2 4m 48 -63.377 -2.850 49 -65.057 -68.400 SiO2 4n 50 -615.935 (WD) 《第3実施例の条件対応値》 βPI/β= -3.554 βM1/β= -3.604 fg2 = -506.087 以下の図5、図6及び図7に第1、第2及び第3実施例
のコマ収差図を示す。ここで、図5(a) 、図6(a) 及び
図7(a) はそれぞれ像高10割(像高15.3mm)に
おけるコマ収差図であり、図5(b) 、図6(b) 及び図7
(b) はそれぞれ像高5割(像高7.65mm)における
横収差図であり、図5(c) 、図6(c) 及び図7(c) はそ
れぞれ像高0割(光軸上:像高0.0mm)における横
収差図である。なお、各コマ収差図において、実線は基
準波長(λ= 193.4nm)における収差曲線を表し、点線
は波長λ= 193.5nmにおける収差曲線、一点鎖線は波長
λ=193.45nmにおける収差曲線、破線はλ=193.35nmに
おける収差曲線、二点鎖線は波長λ= 193.3nmにおける
収差曲線をそれぞれ表す。
【0039】図5、図6及び図7に示す各コマ収差図よ
り、本発明の各実施例による反射屈折縮小投影光学系
は、N.A.=0.6という非常に大きな開口数を達成
しているにもかかわらず、良好に収差が補正されてお
り、優れた結像性能を有していることが分かる。さら
に、第1及び第2実施例による反射屈折縮小投影光学系
は、 193.4nm±0.1nm の範囲において色収差が良好に補
正されていることが分かる。
【0040】尚、上述の如き各実施例において、ビーム
スプリッタBSの代わりに偏光ビームスプリッタPBS
を用い、ビームスプリッタBSと凹面反射鏡M1 との間
の光路中にλ/4板を配置しても良い。具体的には、レ
チクルステージRS上に載置されたレチクルRを均一照
明する照明光学装置ISは、所定の振動面を有する直線
偏光光で物体を照明する。レチクルRを介した直線偏光
光は、第1レンズ群G 1 を通過して偏光ビームスプリッ
タPBSに達する。
【0041】ここで、偏光ビームスプリッタPBSは、
その方向変換面上に偏光分離膜を設けたものであって、
図8の例では、照明光学装置ISはこの偏光分離膜に対
してP偏光となる直線偏光光を供給する。従って、第1
レンズ群G1 からの直線偏光光は、偏光ビームスプリッ
タPBSを透過して、その射出側に配置されるλ/4板
QWを通過し、円偏光に変換される。この円偏光は、第
2レンズ群G2 を通過した後に、凹面反射鏡M1 にて反
射されて、再び第2レンズ群G2 及びλ/4板QWを通
過し、偏光ビームスプリッタPBSの偏光分離膜に対し
てS偏光となる直線偏光光に変換される。この直線偏光
光は、偏光ビームスプリッタPBSにて反射されて第3
レンズ群G3 に入射する。図8の例では、これらの第1
及び第2レンズ群、凹面反射鏡M1 及び偏光ビームスプ
リッタPBSによって、レチクルRの1次像I1 が形成
される。
【0042】レチクルRの1次像I1 からの直線偏光光
は、前述の図1の例と同様に、第3レンズ群G3 から射
出されて、光路折曲げミラーM2 、第4レンズ群G4
順に通過して、ウェハステージWS上に載置されたウェ
ハW(第2物体)上にレチクルRの縮小像(2次像)を
形成する。この構成により、ウェハW(像面)上におい
て十分な照度を得ることができ、高スループットを実現
することができる。また、この構成によれば、フレアー
を抑える効果も有するため、高コントラストな像を得る
ことができる露光装置とすることができる。
【0043】なお、図8にて示す例では、λ/4板QW
を偏光ビームスプリッタPBSと第2レンズ群G2 との
間の光路中に配置しているが、これを図中破線にて示す
如く、第2レンズ群G2 と凹面反射鏡M1 との間の光路
中に配置しても良い。さらに、図1の例においてビーム
スプリッタBSを偏光ビームスプリッタにし、この偏光
ビームスプリッタと凹面反射鏡M1 との間にλ/4板を
配置しても良い。
【0044】また、各実施例の反射屈折縮小投影光学系
は、一括露光方式及び走査露光方式の何れにも適用でき
る。例えば一括露光方式の場合には、レチクルステージ
RSとウェハステージWSとを固定した状態で露光を行
えば良く、走査露光方式の場合には、図1及び図8にお
いてレチクルステージRSとウェハステージWSを図中
左右方向に移動させつつ露光を行えば良い。なお、走査
露光方式を採用する場合には、照明光学装置ISによる
照明領域を紙面垂直方向に延びたスリット状とすること
が好ましく、さらには1次像I1 の位置に視野絞りを配
置することが好ましい。
【0045】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、ビームスプ
リッタを比較的小さくしつつ大きな開口数を達成し、半
導体製造装置として優れた性能を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を露光装置に適用した一例を示す概略構
成図である。
【図2】本発明の第1実施例の光路図である。
【図3】本発明の第2実施例の光路図である。
【図4】本発明の第3実施例の光路図である。
【図5】第1実施例のコマ収差図である。
【図6】第2実施例のコマ収差図である。
【図7】第3実施例のコマ収差図である。
【図8】本発明を露光装置に適用した別の例を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1 … 第1レンズ群、 G2 … 第2レンズ群、 G3 … 第3レンズ群、 G4 … 第4レンズ群、 BS… ビームスプリッタ、 M1 … 凹面反射鏡、 M2 … 光路折曲げミラー、 R … レチクル(第1物体)、 W … ウェハ(第2物体)、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1物体の縮小像を第2物体上に形成する
    反射屈折型投影光学系において、 第1レンズ群と、ビームスプリッタと、第2レンズ群
    と、凹面反射鏡とを有し、前記第1物体からの光を前記
    第1レンズ群、前記ビームスプリッタ及び前記第2レン
    ズ群の順に通過させて前記凹面反射鏡へ導くと共に、前
    記凹面反射鏡にて反射された光を前記第2レンズ群及び
    前記ビームスプリッタの順に通過させて前記第1物体の
    1次像を形成する第1部分光学系と、 正屈折力の第4レンズ群を有し、かつ前記1次像の縮小
    像を前記第2物体上に形成する第2部分光学系と、 前記ビームスプリッタと前記第4レンズ群との間の光路
    中に配置される第3レンズ群とを有することを特徴とす
    る反射屈折縮小投影光学系。
  2. 【請求項2】全系の縮小倍率をβとし、前記1次像の横
    倍率をβPIとするとき、 −4.0<βPI/β<−2.5 の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の反射
    屈折縮小投影光学系。
  3. 【請求項3】全系の縮小倍率をβとし、前記凹面反射鏡
    の横倍率をβM1とするとき、 −4.1<βM1/β<−2.8 の条件を満足することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の反射屈折縮小投影光学系。
  4. 【請求項4】前記第3レンズ群は、正の屈折力を持つこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の反射
    屈折縮小投影光学系。
  5. 【請求項5】前記第1レンズ群は、正の屈折力を持つこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の反射
    屈折縮小投影光学系。
  6. 【請求項6】前記第4レンズ群中には、開口絞りが設け
    られることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか
    一項記載の反射屈折縮小投影光学系。
  7. 【請求項7】前記第1乃至第4レンズ群を構成する光学
    部材は、石英ガラスと蛍石との2種類の材料から構成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一
    項記載の反射屈折縮小投影光学系。
  8. 【請求項8】第1物体の縮小像を第2物体上に投影露光
    する露光装置において、 エキシマレーザを含み、前記第1物体を照明する照明光
    学系と、 第1レンズ群と、ビームスプリッタと、第2レンズ群
    と、凹面反射鏡とを有し、前記第1物体からの光を前記
    第1レンズ群、前記ビームスプリッタ及び前記第2レン
    ズ群の順に通過させて前記凹面反射鏡へ導くと共に、前
    記凹面反射鏡にて反射された光を前記第2レンズ群及び
    前記ビームスプリッタの順に通過させて前記第1物体の
    1次像を形成する第1部分光学系と、 正屈折力の第4レンズ群を有し、かつ前記1次像の縮小
    像を前記第2物体上に形成する第2部分光学系と、 前記ビームスプリッタと前記第4レンズ群との間の光路
    中に配置される第3レンズ群とを備え、サブミクロンの
    分解能を有することを特徴とする露光装置。
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