JPH08202638A - ソフトウエア配給システム - Google Patents

ソフトウエア配給システム

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JPH08202638A
JPH08202638A JP2993595A JP2993595A JPH08202638A JP H08202638 A JPH08202638 A JP H08202638A JP 2993595 A JP2993595 A JP 2993595A JP 2993595 A JP2993595 A JP 2993595A JP H08202638 A JPH08202638 A JP H08202638A
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software
partial
game
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JP2993595A
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English (en)
Inventor
Kozo Miyazawa
宏造 宮沢
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶媒体の容量に関係なく膨大なデータ量を
有するソフトウエアを提供することができ、必要に応じ
て順次内容を追加することができるソフトウエア配給シ
ステムを提供すること。 【構成】 各家庭に設置された端末装置100とゲーム
ソフトの提供元となる送信装置200とが回線300に
より接続されている。端末装置100は、回線接続部1
10,リクエスト送信部112,ソフト受信部114,
ソフト記憶部116,ソフト実行部118を含んで構成
されており、送信装置200は、回線接続部210,部
分ゲームソフト記憶部212,送受信部214を含んで
構成されている。端末装置100のリクエスト送信部1
12からリクエストを送信すると、送信装置200から
次に実行する部分ゲームソフトが返送されてくる。した
がって、1つの部分ゲームソフトを実行していって所定
段階に達したときに、次の部分ゲームソフトを送っても
らい、一連のゲームを進行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲームソフトや学習ソ
フト等をソフト利用者に提供するソフトウエア配給シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用ゲーム機の普及がめざまし
く、その中枢となるCPUの演算単位も技術の進歩とと
もに8ビットから16ビット、さらには32ビットに変
遷しつつある。
【0003】このような家庭用ゲーム機にゲームソフト
を提供する方法としては、最も一般的にはROMカセッ
トと称されるカートリッジタイプのメモリカセットが使
用されている。例えば、最も普及している16ビット機
の家庭用ゲーム機では、16Mバイトあるいは24Mバ
イトといった大容量のROMカセットによって数々のゲ
ームソフトが提供されており、利用者(プレーヤ)は、
このようなROMカセットを購入してゲーム機にセット
するだけで所望のゲームを楽しむことができる。
【0004】また、最近ゲーム機市場に出回りつつある
32ビット機の家庭用ゲーム機では、解像度の高い画像
表示を行うために膨大なデータを扱っており、その提供
方法としてコンパクトディスクCDが使用されている。
ROMカセットの場合と同様に、プレーヤは、CDを購
入してCD再生部にセットするだけで所望のゲームを楽
しむことができる。
【0005】また、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)で実行するゲームソフトの中には、パソコン通信等
を利用して回線を介して入手できるものもあり、パソコ
ンを有する者であれば誰でも簡単に提供を受けて、ゲー
ムを楽しむことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の各種ゲーム機においては、ゲーム内容が複雑になっ
て、あるいは表示画面の解像度が上がって扱うデータ量
が増えた場合には、ROMカセットのメモリ容量を増や
して、あるいはCD等の大容量記憶媒体を使用して対応
していた。しかし、ROMカセットのメモリを増やすに
してもその容量にはサイズ的あるいはコスト的に限界が
あり、むやみにデータ量を増やすことができなかった。
また、CD等の大容量記憶媒体を使用する場合にもデー
タ容量には限界があった(例えば1G程度)。しかも、
CD等の大容量記憶媒体にデータを記憶する場合には、
膨大なデータ量のゲームソフトを1枚のCDに記憶する
ことになるため、ゲームのストーリーが完結するまでゲ
ームソフトの販売ができないという問題があった。
【0007】また、パソコン通信等を利用して回線を介
してゲームソフトを入手する場合や、上述したようにR
OMカセットやCD等の大容量記憶媒体によってゲーム
ソフトを入手する場合には、1回のゲームソフトの提供
毎にゲーム内容を完結させなければならず、ストーリー
が続くような連続したゲームソフトを適切な方法で利用
者に配給することができなかった。
【0008】さらに、上述した課題は、ゲームソフト以
外のソフトウエア、例えば学習用プログラム等の一般的
なインタラクティブソフトについてもいえることであ
り、利用者への適切な配給方法が望まれていた。
【0009】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、記憶媒体の容量に関係なく膨
大なデータ量を有するソフトウエアを提供することがで
き、必要に応じて順次内容を追加することができるソフ
トウエア配給システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1のソフトウエア配給システムは、双方
向通信回線を介して送信装置から端末装置に対してイン
タラクティブソフトを配給するソフトウエア配給システ
ムにおいて、前記送信装置は、前記ソフトを所定の単位
毎に分割して複数の部分ソフトとして記憶する部分ソフ
ト記憶手段と、前記端末装置からのリクエストに応じ
て、前記部分ソフトの中から対応するものを選択して前
記端末装置に向け送信するソフト送信手段と、を有し、
前記端末装置は、前記送信装置から送信された前記部分
ソフトを受信するソフト受信手段と、前記ソフト受信手
段によって受信した前記部分ソフトを記憶するソフト記
憶手段と、前記ソフト記憶手段に記憶されている前記部
分ソフトを読み出して実行するソフト実行手段と、前記
ソフト実行手段の実行処理が所定段階に達したたとき
に、次に前記ソフト実行手段が実行すべき前記部分ソフ
トのリクエストを前記送信装置に送信するリクエスト送
信手段とを有し、前記実行処理の進行状況に応じて必要
な前記部分ソフトを順に配給することを特徴とする。
【0011】請求項2のソフトウエア配給システムは、
請求項1において、前記端末装置は、前記ソフト実行手
段による実行処理の進行が所定段階に達したことを検出
する進行段階検知手段と、前記進行段階検知手段が実行
処理の進行が所定段階に達したことを検出したとき、前
記リクエストの送信前に前記通信回路を介して前記送信
装置に対する通信パスを開くとともに前記部分ソフトの
受信後に前記通信パスを閉じる回線接続手段とを含み、
前記リクエスト送信手段は、前記進行段階検知手段が前
記実行処理の進行が所定段階に達したことを検出したと
きに、次に前記ソフト実行手段が実行すべき前記部分ソ
フトのリクエストを前記送信装置に自動的に送信するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項3のソフトウエア配給システムは、
請求項1〜2のいずれかにおいて、前記端末装置は、次
に前記ソフト実行手段が実行すべき前記部分ソフトを決
定するのに必要なデータを含む実行履歴データを記憶す
る実行履歴記憶手段をさらに含んでおり、前記リクエス
ト送信手段は、次に実行すべき前記部分ソフトのリクエ
ストを前記送信装置に送信する際に前記実行履歴記憶手
段に記憶された前記実行履歴データを送信するよう構成
され、前記送信装置は、前記端末装置から送られてくる
前記実行履歴データに基づいて、次に前記端末装置に送
信する前記部分ソフトを選択するソフト選択手段をさら
に含むことを特徴とする。
【0013】このとき前記実行履歴データとして、実行
済みソフトデータや、受信済みソフトデータや、前記ソ
フト実行部による実行処理の進行状況を表すデータを用
いる構成としてもよい。
【0014】また前記実行履歴データに、前記ソフト実
行手段による実行処理が前記部分ソフトの途中で中断さ
れているか最後まで終了しているかを示すデータを持た
せることにより、前記端末装置が起動されたときに、前
記データに基づいて前記部分ソフトが途中で中断されて
いるときには該当する前記部分ソフトの実行を継続し、
前記部分ソフトが最後まで終了しているときには、次に
実行すべき前記部分ソフトを送信すべき前記リクエスト
を前記送信装置に送信するよう構成してもよい。
【0015】請求項4のソフトウエア配給システムは、
請求項1〜3のいずれかにおいて、前記送信装置は、前
記端末装置に対して最初の前記部分ソフトを送信する際
に、この部分ソフトとともに前記通信回線を介した通信
パスの開閉処理を行う回線接続手続プログラムを送信
し、前記端末装置は、受信した前記回線接続手続プログ
ラムを記憶する回線接続手続記憶手段を含み、前記回線
接続手続プログラムを実行することにより、前記回線接
続手段による通信パスの開閉処理を行うことを特徴とす
る。
【0016】請求項5のソフトウエア配給システムは、
請求項1〜3のいずれかにおいて、最初に実行すべき前
記部分ソフトと、前記通信回線を介した通信パスの開閉
処理を行う回線接続手続プログラムとが格納され、前記
端末装置に装着される外部記憶媒体を含み、前記端末装
置は、前記外部記憶媒体を前記端末装置内の前記ソフト
記憶手段の一部として使用し、又は前記記憶媒体に格納
された前記部分ソフト及び回線接続手続プログラムを前
記ソフト記憶手段に転送し、前記回線接続手続プログラ
ムを実行することにより前記回線接続手段による通信パ
スの開閉処理を行うことを特徴とする。
【0017】請求項6のソフトウエア配給システムは、
請求項1、2、4、5のいずれかにおいて、前記端末装
置は、次に前記ソフト実行手段が実行すべき前記部分ソ
フトを決定するのに必要なデータを含む実行履歴データ
を記憶する実行履歴記憶手段と、前記ソフト実行手段に
よる実行処理の進行状況と次に実行すべき前記部分ソフ
トとの対応関係を示す部分ソフト対応表を記憶する対応
表記憶手段を含み、前記リクエスト送信手段は、前記実
行履歴記憶手段に記憶された実行履歴データと前記部分
ソフト対応表に基づいて、次に必要な前記部分ソフトを
選択し、この選択した部分ソフトのリクエストを前記送
信装置に送信することを特徴とする。
【0018】このとき、本発明のソフトウエア配給シス
テムにおいて、前記送信装置は前記端末装置に対して最
初の前記部分ソフトを送信する際に、この部分ソフトと
ともに前記部分ソフト対応表を送信してもよいし、前記
部分ソフト対応表が所定の記憶媒体に格納されており、
この記憶媒体を入手して前記端末装置内の前記対応表記
憶手段の一部として使用することにより、あるいは前記
記憶媒体に格納された前記部分ソフト対応表を前記対応
表記憶手段に転送することにより、前記リクエスト送信
部から適切な前記リクエストの送信を行うこと構成とし
てもよい。
【0019】請求項7のソフトウエア配給システムは、
請求項3または請求項3に従属する請求項4、5のいず
れかにおいて、前記送信装置は、前記ソフト実行手段に
よる実行処理の進行状況と次に実行すべき前記部分ソフ
トとの対応関係を示す部分ソフト対応表を記憶する対応
表記憶手段を含み、前記ソフト選択手段は、前記端末装
置から送られてくる前記実行履歴データと前記部分ソフ
ト対応表に基づいて次に前記端末装置に送信する部分ソ
フトを選択し、この選択した部分ソフトを前記端末装置
に送信することを特徴とする。
【0020】請求項8のソフトウエア配給システムは、
請求項1〜7のいずれかにおいて、配給される前記イン
タラクティブソフトウエアは、複数の対応関係をなす複
数の部分ソフトで構成され、前記各部分ソフトの配給は
前記複数の対応関係より選択された所定の対応関係にし
たがって順次実行されるように構成されていることを特
徴とする。
【0021】本発明のソフトウエアシステムにおいて、
複数の前記部分ソフトは、それぞれ送信開始時期が設定
されており、ある時点において前記送信開始時期が来て
いない前記部分ソフトに対応する前記リクエストが前記
送信装置に送られてきたときに、前記送信装置内の前記
送信手段から前記端末装置に続編待ち指令を送信し、前
記端末装置において所定の続編待ち表示を行う構成とす
ることが好ましい。
【0022】さらに、前記送信装置から前記端末装置に
対して送信する前記続編待ち指令は、前記送信開始時期
が来ていない前記部分ソフトに対応した予告編ソフトで
あり、前記予告編ソフトを受け取った前記端末装置は、
前記ソフト実行手段によって前記予告編ソフトを実行し
て所定の予告画面の表示を行う構成をすることができ
る。
【0023】また、本発明のソフトウエア配給システム
において、前記複数の部分ソフトはそれぞれ送信開始時
期が設定されており、前記端末装置は、日時を計測する
計時手段をさらに含んでおり、前記進行段階検知手段に
よって前記ソフト実行手段による実行処理の進行が所定
段階に達したことを検出したときに、前記計時手段によ
って計測した日時が次に実行すべき前記部分ソフトの送
信開始時期に達していない場合には、前記端末装置にお
いて所定の続編待ち表示を行う構成としてもよい。
【0024】ここにおいて、前記端末装置は、続編待ち
表示を、前記リクエスト送信部から次に実行すべき前記
部分ソフトに対応した予告編ソフトの送信を指示する前
記リクエストを送信するとともに、前記送信装置から返
送されてきた前記予告編ソフトを前記ソフト実行手段に
よって実行して所定の予告画面の表示をすることにより
行う構成とすることが好ましい。
【0025】また、本発明のソフトウエア配給システム
において、前記送信装置は、ある時点において前記ソフ
ト実行部による実行処理の進行に応じて配給を予定して
いる最終の前記部分ソフトとして、次に配給を計画して
いる未配給の前記部分ソフトに対応した予告編ソフトを
前記部分ソフト記憶手段に記憶しており、前記端末装置
から送られてくる前記リクエストに応じて順に前記予告
編ソフトまでを配給する構成としてもよい。
【0026】ここにおいて、前記端末装置は、前記予告
編ソフト配給後に、さらに次に配給を計画している未配
給の前記部分ソフトを要求された場合に、前記予告編ソ
フトを繰り返し前記端末装置に対して配給する構成とし
てもよい。
【0027】また、本発明のソフトウエア配給システム
において、前記端末装置は、既に終了している前記ソフ
ト実行部による実行処理の一部を記憶するヒストリー記
憶手段をさらに含んでおり、前記端末装置によって、前
記リクエストに応じて次に実行すべき前記部分ソフトの
受信が終了するまでの間に、前記ヒストリー記憶手段に
記憶されている前記実行処理の一部の再現表示を行う構
成としてもよい。
【0028】さらに、本発明のソフトウエア配給システ
ムにおいて、前記ソフト記憶手段は、2つの前記部分ソ
フトを記憶する2つの記憶領域を有しており、一方の前
記記憶領域に記憶した前記部分ソフトの実行が終了する
前に、次に実行すべき前記部分ソフトを受信して他方の
前記記憶領域に記憶する構成としてもよい。
【0029】
【作用】請求項1の発明では、端末装置のリクエスト送
信手段から次に実行したい部分ソフトに対応したリクエ
ストを送り、このリクエストを受け取った送信装置から
該当する部分ソフトが返送されてくる。この返送された
部分ソフトは、ソフト記憶手段に一旦記憶された後、ソ
フト実行手段により読み出されて実行され、所定の処
理、例えばゲーム演算や学習教材の演習処理が実現され
る。
【0030】請求項1の発明によれば、端末装置のソフ
ト記憶手段は少なくとも1つの部分ソフトを記憶できる
容量を有するだけでよいため、小さな容量のソフト記憶
領域であっても膨大なソフトを順に実行することができ
る。
【0031】また、部分ソフトは必要に応じて順に送受
信することになるため、かならずしも最初から全ての部
分ソフトを送信装置側に備えておく必要はなく、最初は
先頭部分のみを用意し、後に必要に応じて部分ソフトを
追加することもできる。
【0032】さらに、利用者は必要に応じて部分ソフト
を利用できるし、もしそのソフトが希望するものでなく
ても途中でやめることもできるので、購入のリスクが少
なくなり、利用者の購買欲の向上をはかることができ
る。
【0033】請求項2の発明では、進行段階検知手段に
よって各ソフトの実行処理が所定段階に達したことを検
出しており、この検出結果に応じて適切なタイミングで
送信装置側に自動的にリクエストを送信することができ
る。したがって、端末装置の利用者は、リクエスト送信
を特に意識することなく一連のソフトを実行して所望の
処理を行うことができるので、利用者の負担を軽減する
ことができる。
【0034】なお利用者が部分ソフトを実行してみて次
の部分ソフトをいらないと判断する場合や、また部分ソ
フトごとに料金が課せられる場合などは、利用者が次の
部分ソフトの有無を判断することが望ましい。よって前
記所定段階に達した時は次の部分ソフトをリクエストす
る前に、画面などにメッセージを出し利用者に有無の確
認を行った上で、リクエストすることが好ましい。
【0035】さらに、請求項2の発明では、回線接続手
段によってリクエスト送信時に自動的に回線接続および
通信パスの設定を行っており、回線の占有時間を必要最
小限に抑えることができ、通信コストの低減を図ること
ができる。また、自動的に回線接続等を行うことから、
端末装置利用者の負担軽減にもなる。
【0036】請求項3の発明では、端末装置内の実行履
歴記憶手段に次に前記ソフト実行手段が実行すべき前記
部分ソフトを決定するのに必要なデータを含む実行履歴
データが記憶されており、前記リクエスト送信部はこの
データを送信装置に送っており、送信装置のソフト選択
手段ではこのデータに基づいて次に送信する部分ソフト
を選択している。したがって、端末装置では次の部分ソ
フトを選択するための処理が不要であり、処理の負担を
その分だけ軽減することができる。
【0037】また、請求項3の発明では、端末装置内の
実行履歴記憶手段に、前回部分ソフトを実行した際にこ
のソフトの最後まで実行したか途中で中断したかを示す
データを記憶させてもよい。このようにすると、部分ソ
フトの途中で処理を中断した場合には、次に端末装置に
おいて部分ソフトを実行する際に残りの部分の実行を継
続して行うことができ、最後まで終了している場合に
は、次に実行すべきソフトが自動的にリクエストされる
ので、プレーヤがどのようにプレイを終えた場合でも、
スムーズにプレイを再開することができる。
【0038】請求項4の発明では、最初の部分ソフトを
送信装置から端末装置に向けて送信する際に、通信回線
を介した通信パスの開閉処理を行う回線接続プログラム
も同時に送信する。したがって、2番目以降の部分ソフ
トの送信を要求する際にはこの回線接続プログラムを実
行することにより自動的に通信パスの開閉をおこなうこ
とができるので、端末装置の利用者の負担を軽減するこ
とができるとともに、回線の占有時間を必要最小限にお
さえられるので、通信コストの低減を図ることができ
る。
【0039】請求項5の発明では、最初の部分ソフトと
上述した回線接続プログラムとが所定の記憶媒体に格納
されて入手可能な状態になっている(例えば販売されて
おり)。そしてこの記憶媒体を入手することにより、最
初の部分ソフトの実行が終了して2番目以降の部分ソフ
トの送信を要求する際には、この回線接続プログラムを
実行することにより、自動的に通信パスの開閉をおこな
うことができるので、端末装置の利用者の負担を軽減す
ることができるとともに、回線の占有時間を必要最小限
におさえられるので通信コストの低減をはかることがで
きる。また、この記憶媒体を入手しなければ2番目以降
の部分ソフトの受信が不可能になるため、不正に部分ソ
フトを入手することを防止することもできる。
【0040】請求項6の発明では、端末装置内の対応表
記憶手段に、部分ソフトの実行処理の進行状態と次に選
択される部分ソフトとの対応表が記憶されており、端末
装置は、この対応表に基づいて次に送信を要求する部分
ソフトを簡単に選択することができることから、端末装
置における処理の負担を軽減することができる。
【0041】このとき、本発明では、部分ソフト対応表
が所定の外部記憶媒体に格納されて入手可能(例えば販
売されており)な構成とすることにより、この記憶媒体
を入手しない限り、次にリクエストする部分ソフトが分
からないようにできる。したがって、この場合にはソフ
トを正確に受信して実行することができないため、ソフ
トの不正使用を防止することができる。
【0042】請求項7の発明では、送信装置内の対応表
記憶手段に、部分ソフトの実行処理の進行状態と次に選
択される部分ソフトとの対応表が記憶されており、送信
装置のソフト選択手段は、端末装置内から送られてきた
実行履歴データとこの対応表に基づいて次に送信する部
分ソフトを簡単に選択することができる。したがって、
端末装置では次の部分ソフトを選択するための処理が不
要であり、処理の負担をその分だけ軽減することができ
る。
【0043】請求項8の発明では、配給される前記イン
タラクティブソフトウエアは複数の対応関係をなす複数
の部分ソフトで構成され、前記各部分ソフトの配給は前
記複数の対応関係より選択された所定の対応関係にした
がって実行されるので、利用者に応じた配給が可能とな
る。そして利用者は、必要な部分ソフトのみをリクエス
トすればよいので、部分ソフト毎に料金を設定するよう
なシステムでは経済的にソフトを利用することができ
る。
【0044】複数の対応関係をなすインタラクティブソ
フトウエアとしては、ゲーム展開に応じて、配給される
部分ソフトが異なるマルチストーリーゲームソフトや、
学習用ソフトで利用者の理解の度合いや弱点、学習速度
等によって配給される部分ソフトが決定されるものなど
がある。
【0045】また、前記各請求項の発明では、各部分ソ
フトに送信開始時期が設定されており、送信開始時期に
満たない部分ソフトのリクエストが送信装置に送られて
きた場合には、所定の続編待ち指令、具体的には予告編
ソフトを返送する構成とすることにより、これらを受け
取った端末装置では続編待ち表示あるいは予告画面の表
示を行うことができるので、端末装置の利用者の購買意
欲をかきたてることができる。
【0046】また、本発明では、リクエストを行う部分
ソフトが送信開始時期に満たないものであるか否かを端
末装置自身が判断する構成とすることにより、送信開始
時期に満たない場合には所定の続編待ち表示、具体的に
は送信装置側にリクエストを送って予告編ソフトを返送
してもらって予告画面の表示を行うことができ、端末装
置の利用者の購買意欲をかきたてることができる。
【0047】また、本発明では、送信装置において配給
を計画している部分ソフトに続けて予告編ソフトを用意
しておいて、端末装置による部分ソフトの実行が最後ま
で進行した場合には次にこの予告編ソフトを配給する構
成とすることにより、この予告編ソフトを受信した端末
装置では次に配給を予定している部分ソフトの予告画面
を表示することができ、端末装置の利用者の購買意欲を
かきたてることができる。
【0048】また、本発明では、端末装置内のヒストリ
ー記憶手段に、既に終了している部分ソフトの実行処理
の一部が記憶され、次の部分ソフトを受信している間こ
の記憶内容を端末装置において再現表示する構成とする
ことにより、部分ソフトの送受信に要する時間を利用し
て利用者自身が行った処理を再現し、受信待ち時間にお
けるプレーヤの退屈さを緩和することができる。
【0049】また、本発明では、端末装置のソフト記憶
手段に、2つの部分ソフトを記憶する2つの記憶領域を
持たせ、一方の記憶領域に記憶した部分ソフトを実行し
ている間に次に実行する部分ソフトを他方の記憶領域に
記憶する構成とすることにより、部分ソフトの送受信時
に要する待ち時間をなくすことができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明のソフトウエア配給システムを
適用した一実施例について、図面を参照して具体的に説
明する。
【0051】〔第1実施例〕図1は、第1実施例のゲー
ムシステムの構成を示す図である。
【0052】実施例のゲームシステムは、各家庭に設置
された端末装置100とゲームソフトの提供元となる送
信装置200とを回線300によって接続し、この回線
300を介して、膨大なデータ量のゲームソフトを分割
した複数の部分ゲームソフトのそれぞれを送信装置20
0から端末装置100に向け送信して配給することを特
徴としている。端末装置100においてこの受信した部
分ゲームソフトを実行することにより、各家庭で所定の
ゲームを楽しむことができる。
【0053】前記端末装置100は、回線接続部11
0,リクエスト送信部112,ソフト受信部114,ソ
フト記憶部116,回線接続手続記憶部128、ソフト
実行部118,プレーヤ操作部120,表示部122,
進行段階検知部124,ヒストリー記憶部126を含ん
で構成されている。
【0054】回線接続部110は、回線300との回線
接続を行うものであり、回線接続後所定の通信プロトコ
ルにしたがって通信パスの開閉が行われる。リクエスト
送信部112は、端末装置100から送信装置200に
向けての部分ゲームソフトの送信を指示するリクエスト
を出力する。
【0055】ソフト受信部114は、送信装置200か
ら送られてきた部分ゲームソフトを受信し、ソフト記憶
部116は受信した部分ゲームソフトを記憶するもので
ある。このソフト記憶部116は、不揮発性メモリある
いはバックアップ用電源が接続された揮発性メモリによ
って構成されており、端末装置100の電源スイッチ
(図示せず)を切った後でもその内容が保持されるよう
になっている。
【0056】ソフト記憶部116は回線接続手続記憶部
128を有しており、前記部分ゲームソフトの最初の受
信の際に回線接続手続プログラムも受信し、回線接続手
続記憶部128に記憶するものである。
【0057】ソフト実行部118は、ソフト記憶部11
6に記憶した部分ゲームソフトを読み出して実行するこ
とにより、所定のゲーム演算を行ない表示部122上に
ゲーム画像を表示する。
【0058】前記プレーヤ操作部120は、プレーヤが
入力操作を行うものである。具体的には、前記表示部1
22上に表示されたゲーム画面を見ながら、プレーヤが
このプレーヤ操作部120を操作することにより、ゲー
ムが行われる。この時、プレーヤ操作部120から入力
されるデータは、前記ソフト実行部118に入力され、
この操作データに基づいて前述した所定のゲーム演算が
行われることになる。プレーヤ操作部120は、最も簡
単な場合には2,3の入力キーと矢印キーとからなるコ
ントローラで構成され、あるいはドライブゲームを行う
場合にはハンドルやシフトレバーあるいはブレーキ,ア
クセル等を含んで構成される。
【0059】進行段階検知部124は、ソフト実行部1
18によるゲーム演算が所定段階に達したことを検出す
る。ヒストリー記憶部126は、ソフト実行部118に
よるゲーム演算結果をヒストリーとして必要なデータの
み部分的に記憶するものであり、後に読み出されてハイ
ライトシーンの表示を行う際にも使用される。
【0060】送信装置200は、回線接続部210,部
分ゲームソフト記憶部212,送受信部214を含んで
構成されている。
【0061】回線接続部210は、端末装置100の回
線接続部110と同様に回線300との回線接続を行う
ものであり、回線接続後は所定の通信プロトコルにした
がって通信パスの開閉が行われる。
【0062】部分ゲームソフト記憶部212は、全体と
しては膨大なデータ量を有するゲームソフトを複数の部
分ゲームソフトA〜Fに分割して記憶する。各部分ゲー
ムソフトは、ゲームのストーリーの流れを考慮して分割
されており、それぞれを順に読み出して実行することに
より一連のゲーム演算を行うことができるようになって
いる。
【0063】送受信部214は、端末装置100から送
られてくるリクエストを受け取るとともに、このリクエ
ストに応じて部分ゲームソフト記憶部212からいずれ
かの部分ゲームソフトの読み出しを行い、読み出した部
分ゲームソフトを回線接続部210を介して端末装置1
00に向け送信する。
【0064】回線300は、双方向通信回線であり、後
述する端末装置100からのリクエストや送信装置20
0からの部分ゲームソフト等の送受がこの回線300を
介して行われる。また、この回線300は、回線交換網
を利用した電話回線やパケット交換網を利用したパケッ
ト通信路、あるいはISDN交換網を利用したISDN
回線等、双方向通信が可能であって、所定量のゲームソ
フトデータを所定時間内に送受可能であればどのような
種類の回線を使用してもよい。
【0065】第1実施例は以上のような構成を有してお
り、次にその動作について詳細に説明する。
【0066】図2は、第1実施例のゲームシステムの動
作手順を示す図である。同図に示す動作手順は、端末装
置側に着目しており、送信装置側の動作については端末
装置の動作に関連付けてその都度説明を行うものとす
る。また、主にゲームソフトの配給方法に着目してあ
り、ゲーム演算やゲーム画面の表示処理等の詳細につい
ては省略してある。以下、図2を参照しながら説明す
る。
【0067】これからゲームを行おうとするプレーヤに
よって端末装置100の電源が投入されてゲーム開始の
指示がなされると、まず端末装置100の回線接続部1
10は、送信装置200の回線接続部210との間で所
定の通信プロトコルにしたがって回線300を接続して
通信パスを開く(ステップ200)。
【0068】次に、リクエスト送信部112は、送信装
置200から送ってもらいたい部分ゲームソフトに対応
したリクエストを回線接続部210によって開いた通信
パスを介して送信装置200側に送信する(ステップ2
01)。例えば、ゲームを最初から行う場合には、ゲー
ムストーリー先頭の部分ゲームソフトAに対応したリク
エストを、途中までゲームが進行していてその続きを行
いたい場合には該当する部分ゲームソフトに対応したリ
クエストを送信装置200に送信する。
【0069】本実施例の場合、最初の部分ソフトを受信
していない場合はプレーヤーは自分でリクエストを設定
しなければならない。
【0070】送信装置200の送受信部214は、この
リクエストを受け取ると、対応する部分ゲームソフトを
部分ゲームソフト記憶部212から読み出して、回線接
続部210を介して端末装置100側に送り返す。
【0071】このときヒストリー記憶部126内にハイ
ライトシーンのデータが記憶されている場合(ステップ
220)には、リクエストに対応した部分ゲームソフト
が返送されてくるまでの受信待ちの時間を利用して、ソ
フト実行部118は、ヒストリー記憶部126に記憶さ
れているデータを読み出して、既に終了しているゲーム
ストーリーの中のハイライトシーンを再現して、表示部
122の表示画面に表示する(ステップ202)。ヒス
トリー記憶部126内にハイライトシーンのデータが記
憶されていない場合にはこのハイライトシーンの表示は
行われない(ステップ220のNのとき)。
【0072】次に、ソフト受信部114は、送信装置2
00から送られてくる部分ゲームソフトを受信して、ソ
フト記憶部116に格納する(ステップ203)。この
格納動作終了後、回線接続部110は、回線300を介
した通信パスを閉じて回線300を切断する(ステップ
204)。
【0073】次に、ソフト実行部118は、このように
してソフト記憶部116に記憶された部分ゲームソフト
を読み出して実行することにより、この部分ゲームソフ
トに応じたゲーム演算を開始する(ステップ205)。
ゲーム演算が開始されると、このゲーム演算にしたがっ
て所定のゲームストーリーが進行する(ステップ20
6)。また、このゲームストーリーの進行と並行して、
ソフト実行部118は、定期的にあるいは特徴ある場面
の情報をハイライトシーンのデータとしてヒストリー記
憶部126に格納する(ステップ207)。上述したよ
うに、ヒストリー記憶部126に記憶されたハイライト
シーンのデータは、ステップ202において読み出さ
れ、表示部122の表示画面に映し出される。
【0074】また、ゲームストーリーの進行中、ソフト
実行部118は、ゲーム演算の中断を判定する(ステッ
プ208)。例えばプレーヤがプレーヤ操作部120か
ら中断を指示する操作を行った場合には、ソフト実行部
118はこのステップ208において肯定判断を行い、
現時点におけるゲームの進行状況をソフト記憶部あるい
は図示しない所定のデータ格納領域に格納して(ステッ
プ209)、一連のゲーム演算を終了する。
【0075】一方、プレーヤから中断の指示が入力され
ない場合にはステップ208において否定判断が行わ
れ、次に進行段階検知部124は、ゲーム演算が所定段
階まで進行したか否かを判定する(ステップ210)。
ソフト実行部118によって部分ゲームソフトの実行が
開始された直後はこのステップ210において否定判断
が行われ、ステップ206に戻ってさらにゲームストー
リーの進行が継続される。
【0076】また、各部分ゲームソフトの先頭部分から
順に実行していって最後までゲーム演算が終了すると
(あるいは最後に近づくと)ステップ210において肯
定判断が行われ、今までソフト実行部118において実
行していた部分ゲームソフトが最終の部分ゲームソフト
であるか否かを判定する(ステップ211)。最終の部
分ゲームソフトであれば、それ以後のゲームストーリー
はなくゲーム演算等を継続する必要がないため、ステッ
プ211において肯定判断を行って一連のゲーム演算を
終了する。
【0077】最終の部分ゲームソフトでない場合にはス
テップ211において否定判断が行われ、画面に次の部
分ソフトを必要とするか否かを選択するメッセージを出
力する(ステップ212)。ここでプレーヤーが次のソ
フトを必要としない入力を行うと上述のようにゲームを
終了し、必要とする入力を行うと(ステップ213)、
次にリクエスト送信部112は、次に実行すべき部分ゲ
ームソフトに対応したリクエストの設定を行い(ステッ
プ214)、以後ステップ200に戻って処理が継続さ
れる。すなわち、再度回線を接続して通信パスを開き
(ステップ200)、リクエストを送って次の部分ゲー
ムソフトを受信し(ステップ201〜204)、この受
信した部分ゲームソフトを実行することによりゲームを
継続することができる(ステップ205以降)。
【0078】このように、本実施例によれば、膨大なデ
ータ量を有するゲームソフトを複数の部分ゲームソフト
に分解して送信装置200側に記憶しておいて、ゲーム
ストーリーの進行状況にしたがって、端末装置100か
らリクエストを送って次のゲーム展開に必要な部分ゲー
ムソフトを送信装置200から送っている。したがっ
て、端末装置100はゲームソフトを記憶しておくソフ
ト記憶部116の容量をゲームソフト全体のデータ量と
は無関係に比較的小さく設定することができる。また、
送信装置200内の部分ゲームソフト記憶部212に
は、少なくとも次に送信する部分ゲームソフトを記憶し
ておけばよいことから、少しづつ部分ゲームソフトを追
加していって、ゲームストーリーを完成させていくこと
ができる。また、端末装置100からリクエストを送っ
て、対応する部分ゲームソフトを受信する間だけ回線を
接続して通信パスを開いているため、公衆回線等を不要
に長時間占有することがなく、回線使用料等が最小限で
済む。さらに、リクエスト送信部112からリクエスト
を送信するときに、回線接続部110の制御によって回
線接続および通信パスの設定が自動的に行われるため、
プレーヤは特に面倒な操作を行う必要がない。
【0079】また、次の部分ゲームソフトを受信してい
る間は、プレーヤ自身が既に体験したゲームストーリー
のハイライトシーンを表示画面に映し出しているため、
飽きがくることもなく待ち時間を有効に使うことができ
る。
【0080】なお、端末装置100からリクエストを送
信する毎に回線接続および通信パスの設定を行っている
が、これらの処理は、最初の部分ソフトを受信する場合
にのみプレーヤの指示に応じた手動で行っており、それ
以降はゲームの進行状況に応じて自動で行っている。従
って、自動でこれらの処理を行う場合は、回線接続手続
プログラムを送信装置200の部分ゲームソフト記憶部
212内(あるいは別の記憶部でもよい)に記憶してお
いて、最初に送信装置200から端末装置100に部分
ゲームソフトを送信する際に同時に端末装置に送信し、
端末装置では受信した回線接続手続プログラムを回線接
続手続記憶部128に記憶して、2回目のリクエスト送
信からはこの回線接続手続プログラムを実行することに
より上述した自動処理を行うようにしてもよい。
【0081】また、本実施例では、全ての部分ゲームソ
フトを送信装置200から端末装置100に送信する場
合を例にとり説明したが、最初の部分ゲームソフトのみ
をゲームソフト販売店で販売し、2つ目以降の部分ゲー
ムソフトを通信で配給する対象としてもよい。この場合
には、最初の部分ゲームソフトとともに回線接続および
通信パスの設定を自動的に行う回線接続手続プログラム
をもあわせて販売し、端末装置100ではこのプログラ
ムを実行することにより回線接続等を行い、2つ目以降
の部分ゲームソフトに対するリクエストを送信装置20
0に送信するようにする。
【0082】〔第2実施例〕次に、第2実施例のゲーム
システムについて説明する。上述した第1実施例のゲー
ムシステムは、端末装置100側において次に実行すべ
き部分ゲームソフトを判断し、この部分ゲームソフトに
対応するリクエストを送っていたが、本実施例のゲーム
システムは、それまでに実行した履歴を残しておいて送
信装置側に送り、送信装置200において次に送信すべ
き部分ゲームソフトを選択することにより、端末装置1
00側の負担を軽減したことに特徴がある。
【0083】図3は、第2実施例のゲームシステムの構
成を示す図である。同図に示す本実施例のゲームシステ
ムは、図1に示した第1実施例のゲームシステムの一部
の構成を変更したものであり、対応する構成については
同一符号を付し、主に第1実施例との相違点に着目して
説明を行う。
【0084】本実施例の端末装置100は、回線接続部
110,リクエスト送信部112,ソフト受信部11
4,ソフト記憶部116,回線接続手続記憶部128、
ソフト実行部118,プレーヤ操作部120,表示部1
22,進行段階検知部124,ヒストリー記憶部12
6,実行履歴記憶部130を含んで構成されている。図
1に示した第1実施例の端末装置100に対して実行履
歴記憶部130を追加した構成となっている。
【0085】また、本実施例の送信装置200は、回線
接続部210,部分ゲームソフト記憶部212,送受信
部214,ソフト選択部216を含んで構成されてい
る。図1に示した第1実施例の送信装置200に対し
て、ソフト選択部216を追加した構成となっている。
【0086】実行履歴記憶部130は、ゲームの実行履
歴データを記憶するものであり、本実施例の場合には送
信装置におくるデータとして受信済みソフトデータが記
憶されている。この受信済みソフトデータは、いままで
に端末装置100が受信した部分ゲームソフトに割り当
てられた識別データである。
【0087】これ以外にこの実行履歴記憶部130には
実行履歴データとして、実行した部分ソフトやその部分
ソフト内のステップやゲーム内容の履歴などを記憶する
ようにしてもよい。このような場合は電源切断後もその
内容が保持される不揮発性メモリあるいはバックアップ
電源が接続された揮発性メモリを用いる。
【0088】端末装置100の電源が投入されると、ソ
フト実行部118は、実行履歴記憶部130の内容を読
み出し、前回に部分ゲームソフトの実行途中でゲームを
中断した場合には、再度この部分ゲームソフトの途中か
ら実行してゲームを再開する。したがって、図2に示し
た動作手順の中で、ステップ200の前に部分ゲームソ
フトの実行途中でのゲーム中断かどうかの判定が加わ
り、中断の場合には肯定判断して、以後ステップ200
〜204の処理(回線接続,部分ゲームソフトの受信,
回線切断)を行わずに、ステップ205に進んで中断さ
れたゲームを再開する。
【0089】一方、前回に受信した部分ゲームソフトの
実行が最後まで終了している場合には、第1実施例の場
合と同様にステップ200以降の処理が行われる。
【0090】リクエスト送信部112は、図2のステッ
プ212においてリクエスト設定を行う際に、実行履歴
記憶部130から受信済みソフトデータを読み出す。そ
して、ステップ201においてリクエストを送信する際
に、リクエストとともにこの読み出した受信済みソフト
データを送信装置200に向け送信する。
【0091】送信装置200内のソフト選択部216
は、端末装置100からリクエストとともに送られてく
る受信済みソフトデータに基づいて、次に送信すべき部
分ゲームソフトを選択して、部分ゲームソフト記憶部2
12からこの選択した部分ゲームソフトの読み出しを行
う。例えば、単一ストーリーのゲームソフトを考える
と、各部分ゲームソフトの読み出し順は予め決まってい
るため、受信済みソフトデータに基づいて次に実行する
部分ゲームソフトを選択することができる。
【0092】したがって、第1実施例の端末装置100
内のリクエスト送信部112では次に送信してもらいた
い部分ゲームソフトを自ら決定して、この部分ゲームソ
フトに対応したリクエストを送信しなければならなかっ
たのに対し、第2実施例の端末装置100内のリクエス
ト送信部112では次に送信してもらいたい部分ゲーム
ソフトを決定する必要はなく、単にいずれかの部分ゲー
ムソフトの送信を要求するリクエストと受信済みソフト
データを送信装置200側に送信すればよい。よって未
配給の部分のソフトの情報を送信側で決定できるため、
配給情報の準備期間に余裕ができ、また配給情報の変化
にも対応できるメリットがある。
【0093】さらに、プレーヤがどのようにゲームを中
断、終了して、電源を切っても、本実施例によれば、前
回の状況に応じて、自動的にゲームを再開することがで
きる。特に前回部分ゲームソフトを最後まで終了して次
の部分ゲームソフトを受信せずにゲームを終了させたと
きは、再開時に自動的に次の部分ソフトがリクエストさ
れるのでとても便利である。
【0094】なお、上述した第2実施例ではリクエスト
とともに受信済みソフトデータを送信装置200に送信
するようにしたが、実行履歴記憶部130にそれまでの
ゲームの進行状況の履歴そのもの(進行状況データ)
や、実行結果データを記憶しておいて、このデータをリ
クエストとともに送信装置200に送信するようにして
もよい。
【0095】すなわち、進行状況データとはソフト実行
部118による一連のゲーム演算の中からゲームの進行
状況を表すデータ(例えば、ゲームを構成する部分スト
ーリー毎に付された通し番号)を順に記憶したものなど
であり、実行結果データとはゲームの得点などである。
【0096】このようにすると同じ部分ソフトを実行し
ても、実行過程や実行結果に応じて次に実行する部分ソ
フトを異ならせることができ、マルチストーリのゲーム
展開が可能になる。
【0097】〔第3実施例〕次に、第3実施例のゲーム
システムについて説明する。第3実施例のゲームシステ
ムは、送信装置側に記憶されている各部分ゲームソフト
毎に発売時期、すなわち提供時期が異なっており、端末
装置から発売時期が到来していない部分ゲームソフトの
送信要求がきた場合には、この部分ゲームソフトに代え
て予告編ソフトを送信する点に特徴がある。また、端末
装置ではマルチストーリー等の複雑なゲーム内容を考慮
して、ゲームの進行状態と次に実行すべき部分ゲームソ
フトとの対応関係を表す対応表を記憶しておいて、次に
実行する適切な部分ゲームソフトを選択してリクエスト
を送信することができるようになっている。
【0098】図4は、第3実施例のゲームシステムの構
成を示す図である。同図に示す本実施例のゲームシステ
ムは、図1に示した第1実施例のゲームシステムおよび
図3に示した第2実施例のゲームシステムのそれぞれの
一部の構成を変更したものであり、対応する構成につい
ては同一符号を付して説明を行う。
【0099】本実施例の端末装置100は、回線接続部
110,リクエスト送信部112,ソフト受信部11
4,ソフト記憶部116,回線接続手続記憶部128、
ソフト実行部118,プレーヤ操作部120,表示部1
22,進行段階検知部124,ヒストリー記憶部12
6,実行履歴記憶部130、計時部134,対応表記憶
部136を含んで構成されている。図1に示した第1実
施例の端末装置100に対して、実行履歴記憶部13
0、計時部134,対応表記憶部136を追加した構成
となっている。
【0100】また、本実施例の送信装置200は、回線
接続部210,部分ゲームソフト記憶部212,送受信
部214を含んで構成されている。これらの構成自体
は、図1に示した第1実施例の送信装置200と変わり
はないが、部分ゲームソフト記憶部212には8つの部
分ゲームソフトA〜Hの他に7つの予告編ソフトB〜H
を記憶している。この7つの予告編ソフトB〜Hは、部
分ゲームソフトB〜Hのそれぞれに対応しており、これ
らの部分ゲームソフトが発売時期に達していない場合
に、この未発売の各部分ゲームソフトの内容の一部を収
めたものであり、未発売の部分ゲームソフトに対する購
買意欲をそそるように魅力的なゲームシーンのみが抽出
されている。
【0101】第3実施例は以上のような構成を有してお
り、次にその動作について詳細に説明する。
【0102】例えば、第3実施例ではマルチストーリー
のゲームを考えるものとし、上述した8つの部分ゲーム
ソフトA〜Hを所定の手順で実行することによりこのマ
ルチストーリーのゲームが進行する。また、各部分ゲー
ムソフトA〜Hは、全て同一日時に発売、すなわち送信
装置200から送信が開始されるわけではなく、最初の
週(第1週)に部分ゲームソフトAが発売された後、数
週間にわたって順に部分ゲームソフトが発売される。
【0103】図5は、各部分ゲームソフトとマルチスト
ーリーとの対応を示す図である。同図において、丸付き
の符号A〜Hは、その週で発売される部分ゲームソフト
であり、その週で発売される部分ゲームソフトについて
はその週以前にゲームが進行しても入手することはでき
ないようになっている。
【0104】また、各符号間を結ぶ矢印がマルチストー
リーの流れを示しており、ゲームの進行にしたがい4つ
のゲームストーリーの中からいずれかを選択してゲーム
を楽しむことができるようになっている。
【0105】次に、マルチストーリーで構成されたゲー
ムの一例を説明するため、以下に、各部分ゲームソフト
を実行した際に展開されるストーリーの概略を示す。
【0106】<部分ゲームソフトA>探検家のMは、町
の骨董屋で手に入れた海賊の日記から、大洋の孤島の地
下の魔宮に眠る秘宝の存在を知る。日記には、沈没した
海賊船と密林の中の王女の墓に魔宮への入口の扉の鍵が
あることが書かれている。さらに、日記には大洋の孤島
の位置を示す地図が挟まれている。Mはこの秘宝を手に
入れることを決意し、途中出現するであろう猛獣や妖怪
と戦うため、武器を購入し、道場に通って自己の体力を
高める。体力は体力ポイントとして表され、敵と戦って
勝つたびに体力ポイントは上昇する。体力ポイントが高
いと強い敵と戦っても負けない。道場では門下生と戦っ
て勝つごとに体力ポイントが上昇する。体力ポイントが
所定値に達するとプログラムは、港へ行くか、密林へ旅
立つか、あるいは山奥の仙人のもとへ行き、さらに修行
を積むかを聞いてくる。そしてその回答を入力したとこ
ろで部分ソフトAは終わる。回答入力で港を選択すると
ソフトはDへ続き、密林を選択するとFへ続き、山奥を
選択するとBへ続く。
【0107】<部分ゲームソフトB>Mは仙人の住む小
屋を目指して険しい山を登っていく。途中猛禽類が襲っ
てくる。それらに勝つと体力ポイントが上がる。仙人の
小屋を見つけると部分ソフトBは終わり、ソフトはCへ
続く。
【0108】<部分ゲームソフトC>仙人には弟子がお
り、Mはその弟子と戦うように命じられる。弟子と戦っ
て勝つと超能力ポイントが与えられ、何度も戦って勝つ
たびに超能力ポイントが上がっていく。超能力ポイント
が所定以上になると超能力が使えるようになり、仙人と
戦うことが許される。仙人に勝つと、Mは目的完遂のた
めに山を降りるよう命じられ、プログラムは港へ行くか
密林へ行くかを聞いてくる。その回答を入力すると部分
ソフトCは終わる。回答入力で港を選択するとソフトは
Dへ続き、密林を選択するとFへ続く。
【0109】<部分ゲームソフトD>Mは港で船をチャ
ーターし、水夫や潜水夫を雇う。途中で暴れ者の水夫等
と戦い、勝つと体力ポイントを上げる。船のチャータ
ー、水夫、潜水夫の雇用が完了すると部分ソフトDは終
わり、ソフトはEへ続く。
【0110】<部分ゲームソフトE>Mは地図を頼りに
海賊船の沈む海上にいき、潜水夫と共に海中へ潜る。途
中海獣等と戦って体力ポイントを上げていく。海賊船を
見つけ、鍵を船上に持ち帰ると部分ソフトEは終わる。
ここで鍵が2つ揃っているとソフトはGへ続き、鍵が1
つしかない場合はFへ続く。
【0111】<部分ゲームソフトF>Mは迷路のような
密林を進み、王女の墓を探し当てる。途中猛獣と戦って
体力ポイントを上げていく。王女の墓から鍵を見つけだ
すと部分ソフトFは終わる。ここで鍵が2つ揃っている
とソフトはGへ続き、鍵が1つしかない場合はDへ続
く。
【0112】<部分ゲームソフトG>Mは霧のかかった
海上を地下魔宮の島へ向かう。島を発見したら上陸して
地下への洞窟の入口を探し当てる。途中海上では海竜、
陸上では恐竜が襲ってくる。これらに勝つと体力ポイン
トが上がり、超能力ポイントを持っている場合にはそれ
も上がる。洞窟の入口を探し当てたところで部分ソフト
Gは終わり、ソフトはHへ続く。
【0113】<部分ゲームソフトH>洞窟へ入って行く
と正面に魔宮の扉ががあり、2つの鍵を使って扉を明け
魔宮の中へ入っていく。迷路のような魔宮内部を進み、
宝の部屋を探し当てる。途中妖怪や魔物が襲ってくるの
でそれらを打ち破って進んでいく。そして宝の部屋を探
し当てることができると宝を手に入れることができ、ス
トーリーは完結する。このような各部分ゲームソフトを
所定の順に実行することにより、図5に流れを示したマ
ルチストーリーが進行する。
【0114】図6は、図5に示したマルチストーリーを
実現するために、各週までに用意する部分ゲームソフト
および予告編ソフトを具体的に示した図である。同図に
示すように、第1週では、部分ゲームソフトとしては最
初の部分ゲームソフトAのみを用意すればよく、予告編
ソフトとしては第2週にゲームの進行が予定される3つ
の部分ゲームソフトB,D,Fに対応した予告編ソフト
B,D,Fを用意する。以後の各週では、同様にしてそ
の週に発売される部分ゲームソフトを追加して用意する
とともに、さらにその次の週にゲームの進行が予想され
る部分ゲームソフトに対応した予告編ソフトを用意す
る。
【0115】したがって、図4に示した送信装置200
内の部分ゲームソフト記憶部212には、第1週から部
分ゲームソフトA〜Hおよび予告編ソフトB〜Hの全て
を記憶しておく必要はなく、販売時期に間に合うように
各部分ゲームソフト等を準備すればよく、ゲームソフト
を提供する側にすればそれだけソフト開発に時間的な余
裕を持たせることができる。
【0116】次に、第3実施例の動作を説明する。
【0117】まず、プレーヤが、プレーヤ操作部120
を操作して部分ゲームソフトAのリクエスト入力を行う
と、端末装置100は送信装置200との間で所定の通
信プロトコルに従って回線300を接続して通信パスを
開き、部分ゲームソフトAのリクエスト信号を送信す
る。
【0118】このリクエスト信号を受けて、送信装置2
00は、部分ゲームソフトAと、図5に示す部分ゲーム
ソフトとマルチストーリーとの対応関係が対応表の形式
で表された部分ソフト対応表とデータを端末装置100
へ向け送信する。
【0119】端末装置100は、受信した部分ゲームソ
フトAをソフト記憶部116内に格納すると共に、図5
に示す各部分ゲームソフトとマルチストーリーとの関係
を表す対応表データをソフト記憶部116内の対応表記
憶部136へ格納する。この格納動作終了後、回線接続
部110は回線300を介した通信パスを閉じて回線3
00を解放する。
【0120】これにより、端末装置100は、ソフト記
憶部116内に格納された部分ゲームソフトAに従い、
ソフト実行部118が所定のゲーム演算を行い、そのゲ
ーム画面を表示部122上に表示する。プレーヤは、こ
のゲーム画面を見ながら、プレーヤ操作部120を操作
し、ゲームを行うことになる。
【0121】図7には、一端中断したゲームを再開する
場合の端末装置100の動作順が示されている。
【0122】これからゲームを行おうとするプレーヤに
よって端末装置100の電源が投入されてゲーム開始の
指示がなされると、まずソフト実行部118は、所定の
記憶エリアの内容を読み出し、前回の電源投入時に実行
した部分ゲームソフトにおいて所定の段階までゲームが
進行しているかどうかを判定する(ステップ500)。
部分ゲームソフトの途中でゲームを中断した場合には否
定判断を行って、この部分ゲームソフトの残りの部分の
ゲームを継続するために、ステップ512以降の処理に
移る。また部分ゲームソフトの最後までゲームが進行し
ていて、プレーヤが次の部分ソフトを希望せずにに終了
した場合にもステップ500において否定判断を行っ
て、ステップ512以降の処理に移る。ステップ512
以降の処理については後述する。
【0123】前回の電源投入時に実行した部分ゲームソ
フトの最後までゲームが進行していて、プレーヤが次の
部分ソフトを希望していたが、次の部分ソフト受信前に
終了した場合にはステップ500において肯定判断を行
って、次にソフト実行部118は、次に送信を要求する
部分ゲームソフトを決定する(ステップ521)。
【0124】ところで、図5に示したようなマルチスト
ーリーのゲームの場合には、次に送信を要求する部分ゲ
ームソフトが一義的には決まらない。そのため、前述し
たように端末装置100内の対応表記憶部136には、
図5に示す各部分ゲームソフトとマルチストーリーとの
関係が対応表の形式で記憶されている。また、対応表記
憶部136に記憶されている対応表には、各部分ゲーム
ソフトを実行して最後の場面にどの選択肢を選択した場
合に次にどの部分ゲームソフトが選択されるかの情報
と、各部分ゲームソフトの発売時期(第何週目に発売さ
れるか)の情報とが併せて記憶されている。
【0125】よってソフト実行部118は実行履歴記憶
部130に記憶された受信済み部分ソフト(本実施例な
場合はこの判断時には受信された部分ソフトは全て実行
しているように設定されている)より対応表記憶部を参
照して次に実行すべき部分ソフトを決定する(ステップ
521)。
【0126】例えば図5に示したようなマルチストーリ
ーのゲームの場合には、過去に部分ソフトA,B,Cを
受信しているとすると部分ソフト対応表より、次に受信
すべきは部分ソフトDまたはFであることがわかる。こ
こでさらに、実行履歴記憶部130に記憶された部分ソ
フトCを実行した際の実行履歴データより対応表記憶部
を参照して次に実行すべき部分ソフトがDであるかFで
あるかを決定するように構成されている。
【0127】ステップ521で次に送信を要求する部分
ゲームソフトが決定すると、ソフト実行部118は、計
時部134から現在の日時を読み出して、対応表記憶部
136に記憶されたデータに基づいて、次に送信を要求
する部分ゲームソフトが発売時期に達しているかどうか
を判定する(ステップ501)。
【0128】発売時期に達していない場合には否定判断
を行って、次にソフト実行部118は、この未発売の部
分ゲームソフトに対応した予告編ソフトが既にソフト記
憶部116に記憶されているかどうかを判定する(ステ
ップ502)。部分ゲームソフトの発売前に何度も上述
した操作を行っている場合には既に予告編ソフトを送信
装置200から受信しており、ソフト実行部118は肯
定判断を行って、その予告編ソフトを実行する(ステッ
プ503)。そして、予告編ソフトの実行により表示部
122の表示画面からは次に実行すべき未発売の部分ゲ
ームソフトの一部が表示される。
【0129】また、該当する予告編ソフトがソフト記憶
部116に記憶されていない場合には、ステップ502
において否定判断が行われ、次にソフト実行部118
は、この予告編ソフトの送信を指示するリクエストの設
定を行う(ステップ504)。ステップ504における
リクエストの設定が終了すると、あるいは次に送信を要
求する部分ゲームソフトが発売日時に達していてステッ
プ501において肯定判断がなされると、次にリクエス
ト送信のための動作が開始される。
【0130】まず、回線接続部110は、送信装置20
0の回線接続部210との間で所定の通信プロトコルに
したがって回線300を接続して通信パスを開く(ステ
ップ505)。
【0131】次に、リクエスト送信部112は、送信装
置200から送ってもらいたい部分ゲームソフトあるい
は予告編ソフトに対応したリクエストを開いた通信パス
を介して送信装置200側に送信する(ステップ50
6)。送信装置200の送受信部214は、このリクエ
ストを受け取ると、対応する部分ゲームソフトあるいは
予告編ソフトを部分ゲームソフト記憶部212から読み
出して、回線接続部210を介して端末装置100側に
送り返す。
【0132】また、リクエストに対応した部分ゲームソ
フトあるいは予告編ソフトが返送されてくるまでの受信
待ちの時間を利用して、ソフト実行部118は、ヒスト
リー記憶部126に記憶されているデータを読み出し
て、既に終了しているゲームストーリーの中のハイライ
トシーンを再現して、表示部122の表示画面に表示す
る(ステップ507)。
【0133】次に、ソフト受信部114は、送信装置2
00から送られてくる部分ゲームソフトあるいは予告編
ソフトを受信して、ソフト記憶部116に格納する(ス
テップ508)。この格納動作終了後、回線接続部11
0は、回線300を介した通信パスを閉じて回線300
を切断する(ステップ509)。
【0134】次に、ソフト実行部118は、このように
してソフト記憶部116に記憶されたソフトが予告編ソ
フトであるかどうかを判定し(ステップ510)、予告
編ソフトであった場合には肯定判断を行って、次にこの
予告編ソフトを読み出して実行する(ステップ51
1)。表示部122の表示画面からは次に実行すべき未
発売の部分ゲームソフトの一部が表示される。
【0135】また、ソフト記憶部116に記憶されたソ
フトが部分ゲームソフトであった場合にはステップ51
0で否定判断が行われ、次にソフト実行部118は、ソ
フト記憶部116に記憶された部分ゲームソフトを読み
出して実行することにより、この部分ゲームソフトに応
じたゲーム演算を開始する(ステップ512)。ゲーム
演算が開始されると、このゲーム演算にしたがって所定
のゲームストーリーが進行する(ステップ513)。ま
た、このゲームストーリーの進行と並行して、ソフト実
行部118は、定期的にあるいは特徴ある場面の画面情
報をハイライトシーンとしてヒストリー記憶部126に
格納する(ステップ514)。上述したように、ヒスト
リー記憶部126に記憶されたハイライトシーンの画面
情報は、ステップ507において読み出され、表示部1
22の表示画面に映し出される。また、ゲームストーリ
ーの進行と並行して、ソフト実行部118は、ゲーム演
算を中断するか否かを判定する(ステップ515)。例
えばプレーヤがプレーヤ操作部120から中断を指示す
る操作を行った場合には、ソフト実行部118はこのス
テップ515において肯定判断を行い、現時点における
ゲームの進行状況をソフト記憶部あるいは図示しない所
定のデータ格納領域に格納して(ステップ516)、一
連のゲーム演算を終了する。
【0136】一方、プレーヤから中断の指示が入力され
ない場合にはステップ515において否定判断が行わ
れ、次に進行段階検知部124は、ゲーム演算が所定段
階まで進行したか否かを判定する(ステップ517)。
ソフト実行部118によって部分ゲームソフトの実行が
開始された直後はこのステップ517において否定判断
が行われ、ステップ513に戻ってさらにゲームストー
リーの進行が継続される。
【0137】また、各部分ゲームソフトの先頭部分から
順に実行していって最後までゲーム演算が終了するとス
テップ517において肯定判断が行われ、次にソフト実
行部118は、今まで実行していた部分ゲームソフトが
最終の部分ゲームソフトであるか否かを判定する(ステ
ップ518)。対応表記憶部136に記憶された対応表
を参照することにより最終の部分ゲームソフトであるか
どうかの判定が行われ、最終の部分ゲームソフトであれ
ばステップ518において肯定判断を行って一連のゲー
ム演算を終了する。
【0138】最終の部分ゲームソフトでない場合にはス
テップ518において否定判断が行われ、画面に次の部
分ソフトを必要とするか否かを選択するメッセージを出
力する(ステップ519)。ここでプレーヤーが次のソ
フトを必要としない入力を行うとゲームは終了し、必要
とする入力を行うと(ステップ520)、ステップ52
1に戻って処理が継続される。
【0139】このように、本実施例によれば、ゲームの
進行状況と部分ゲームソフトとの関係を表す対応表を用
いることにより、次に送信を要求すべき部分ゲームソフ
トを容易に決定することができ、端末装置100におけ
る処理の負担を軽減することができる。
【0140】また、この対応表をROMカセット等の記
憶媒体に記憶して販売する場合には、この対応表を購入
したプレーヤのみがゲームを楽しむことができるため、
ゲームの不正使用を防止することができる。
【0141】また、端末装置100内に計時部134を
備えることにより、現在の日時が次に実行すべき部分ゲ
ームソフトの発売前であるか否かの判定が可能となり、
未発売であるときには、所定の続編待ち表示、具体的に
は送信装置200に対して対応する予告編ソフトのリク
エストを行ってこの予告編ソフトを受信後実行して所定
の予告画面の表示を行っている。したがって、プレーヤ
に対しては次にどのようなゲーム展開があるかを部分的
に、しかも魅力的なシーンのみを見せることができ、購
買意欲をかきたてることができる。
【0142】なお、上述した第3実施例においては、端
末装置100側において次に実行する部分ゲームソフト
が未発売であるか否かを判定したが、送信装置200に
おいてこの判定を行うようにしてもよい。
【0143】図8は、送信装置において未発売の部分ゲ
ームソフトの判定を行うようにしたゲームシステムの構
成を示す図である。同図に示すゲームシステムは、基本
的には図3に示した第2実施例のゲームシステムの構成
に対して、送信装置200内に図4に示した対応表記憶
部136とを追加するとともに、部分ゲームソフト記憶
部212内に各種の予告編ソフトを記憶している点が異
なっている。
【0144】端末装置100からはリクエストと同時に
実行履歴記憶部130に記憶されている受信済みソフト
データまたは現在までに実行した部分ゲームソフトの履
歴データまたはゲームの進行状況データなど次に送信す
べき部分ソフトを決定するのに必要なデータが送信装置
200に送られる。送信装置200内のソフト選択部2
16では、送られてきたこれらのデータと対応表記憶部
136に記憶された対応表とに基づき、送られてきたリ
クエストに対応する部分ゲームソフトを選択し、選択し
た部分ゲームソフトが部分ゲームソフト記憶部に送信可
能な状態で記憶されているか否かを判定する。そして、
選択した部分ゲームソフトが送信不可能状態(未発売)
であると判断すると、この部分ゲームソフトに対応する
予告編ソフトを端末装置100に向け返送する。したが
って、端末装置100から未発売の部分ゲームソフトの
送信要求が何度もあった場合には、その都度予告編ソフ
トの返送が行われ、端末装置100ではこの予告編ソフ
トを実行することにより所定の予告画面が表示される。
【0145】また、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。
【0146】例えば本実施例では、端末装置100から
リクエストを送信する毎に回線接続および通信パスの設
定を行っているが、これらの処理は、最初の部分ソフト
を受信する場合にのみプレーヤの指示に応じた手動で行
っており、それ以降はゲームの進行状況に応じて自動で
行っている。しかし、部分ゲームソフトが終了する度に
プレーヤーが手動で通信パスを開いて、リクエストを送
信し、次の部分ソフト受信後に通信パスを閉じるように
してもよい。
【0147】また例えば、上述した第1〜第3実施例は
配給対象をゲームソフトとしたが、英語等の語学学習や
その他練習問題を解いていく形式の学習用ソフト等のイ
ンタラクティブソフト全般について適用することができ
る。学習用ソフトの場合であっても、学習の進捗状況に
応じて次に進むステップが変化していくため、ゲームの
マルチストーリーに相当する展開が考えられる。したが
って、ゲームソフトとそれを含むインタラクティブソフ
トとは全く同じであり、各実施例のゲームシステムをそ
のままインタラクティブシステムに置き換えればよい。
【0148】また、上述した各実施例では、送信装置2
00と端末装置100とが1対1に対応しているように
図示して説明したが、一般には1対nに対応させてホス
トとなる送信装置200から各端末装置100に対して
並行してゲームソフト等のインタラクティブソフトを送
信すればよい。
【0149】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、端末装
置のインタラクティブソフト記憶部は少なくとも1つの
部分インタラクティブソフトを記憶できる容量を有する
だけでよいため、小さな容量のインタラクティブソフト
記憶部であっても膨大なインタラクティブソフトを順に
実行することができる。また、部分インタラクティブソ
フトは必要に応じて順に送受信することになるため、か
ならずしも最初から全ての部分インタラクティブソフト
を送信装置側に備えておく必要はなく、最初は先頭部分
のみを用意し、後に必要に応じて部分インタラクティブ
ソフトを追加することもできるという効果もある。
【0150】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のゲームシステムの構成を示す図で
ある。
【図2】第1実施例のゲームシステムの動作手順を示す
図である。
【図3】第2実施例のゲームシステムの構成を示す図で
ある。
【図4】第3実施例のゲームシステムの構成を示す図で
ある。
【図5】マルチストーリーの流れおよび対応表の概略を
示す図である。
【図6】マルチストーリーにしたがって用意する部分ゲ
ームソフトを説明するための図である。
【図7】第3実施例のゲームシステムの動作手順を示す
図である。
【図8】第3実施例の変形例の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 端末装置 110,210 回線接続部 112 リクエスト送信部 114 ソフト受信部 116 ソフト記憶部 118 ソフト実行部 120 プレーヤ操作部 122 表示部 124 進行段階検知部 126 ヒストリー記憶部 128 回線接続手続記憶部 130 実行履歴記憶部 134 計時部 136 対応表記憶部 200 送信装置 212 部分ゲームソフト記憶部 214 送受信部 216 ソフト選択部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向通信回線を介して送信装置から端
    末装置に対してインタラクティブソフトを配給するソフ
    トウエア配給システムにおいて、 前記送信装置は、 前記ソフトを所定の単位毎に分割して複数の部分ソフト
    として記憶する部分ソフト記憶手段と、 前記端末装置からのリクエストに応じて、前記部分ソフ
    トの中から対応するものを選択して前記端末装置に向け
    送信するソフト送信手段と、 を有し、 前記端末装置は、 前記送信装置から送信された前記部分ソフトを受信する
    ソフト受信手段と、 前記ソフト受信手段によって受信した前記部分ソフトを
    記憶するソフト記憶手段と、 前記ソフト記憶手段に記憶されている前記部分ソフトを
    読み出して実行するソフト実行手段と、 前記ソフト実行手段の実行処理が所定段階に達したたと
    きに、次に前記ソフト実行手段が実行すべき前記部分ソ
    フトのリクエストを前記送信装置に送信するリクエスト
    送信手段とを有し、 前記実行処理の進行状況に応じて必要な前記部分ソフト
    を順に配給することを特徴とするソフトウエア配給シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記端末装置は、 前記ソフト実行手段による実行処理の進行が所定段階に
    達したことを検出する進行段階検知手段と、 前記進行段階検知手段が実行処理の進行が所定段階に達
    したことを検出したとき、前記リクエストの送信前に前
    記通信回路を介して前記送信装置に対する通信パスを開
    くとともに前記部分ソフトの受信後に前記通信パスを閉
    じる回線接続手段とを含み、 前記リクエスト送信手段は、 前記進行段階検知手段が前記実行処理の進行が所定段階
    に達したことを検出したときに、次に前記ソフト実行手
    段が実行すべき前記部分ソフトのリクエストを前記送信
    装置に自動的に送信することを特徴とするソフトウエア
    配給システム。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2のいずれかにおいて、 前記端末装置は、 前記ソフト実行手段が次に実行すべき前記部分ソフトを
    決定するのに必要なデータを含む実行履歴データを記憶
    する実行履歴記憶手段をさらに含んでおり、 前記リクエスト送信手段は、 次に実行すべき前記部分ソフトのリクエストを前記送信
    装置に送信する際に、前記実行履歴記憶手段に記憶され
    た前記実行履歴データを送信するよう構成され、 前記送信装置は、 前記端末装置から送られてくる前記データに基づいて、
    次に前記端末装置に送信する前記部分ソフトを選択する
    ソフト選択手段をさらに含むことを特徴とするソフトウ
    エア配給システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記送信装置は、 前記端末装置に対して最初の前記部分ソフトを送信する
    際に、この部分ソフトとともに前記通信回線を介した通
    信パスの開閉処理を行う回線接続手続プログラムを送信
    し、 前記端末装置は、 受信した前記回線接続手続プログラムを記憶する回線接
    続手続記憶手段を含み、前記回線接続手続プログラムを
    実行することにより、前記回線接続手段による通信パス
    の開閉処理を行うことを特徴とするソフトウエア配給シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 最初に実行すべき前記部分ソフトと、前記通信回線を介
    した通信パスの開閉処理を行う回線接続手続プログラム
    とが格納され、前記端末装置に装着される外部記憶媒体
    を含み、 前記端末装置は、 前記外部記憶媒体を前記端末装置内の前記ソフト記憶手
    段の一部として使用し、又は前記記憶媒体に格納された
    前記部分ソフト及び回線接続手続プログラムを前記ソフ
    ト記憶手段に転送し、前記回線接続手続プログラムを実
    行することにより前記回線接続手段による通信パスの開
    閉処理を行うことを特徴とするソフトウエア配給システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、4、5のいずれかにおい
    て、 前記端末装置は、 前記ソフト実行手段が次に実行すべき前記部分ソフトを
    決定するのに必要なデータを含む実行履歴データを記憶
    する実行履歴記憶手段と、 前記ソフト実行手段による実行処理の進行状況と次に実
    行すべき前記部分ソフトとの対応関係を示す部分ソフト
    対応表を記憶する対応表記憶手段を含み、 前記リクエスト送信手段は、 前記実行履歴記憶手段に記憶された実行履歴データと前
    記部分ソフト対応表に基づいて、次に必要な前記部分ソ
    フトを選択し、この選択した部分ソフトのリクエストを
    前記送信装置に送信することを特徴とするソフトウエア
    配給システム。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項3に従属する請求
    項4、5のいずれかにおいて、 前記送信装置は、 前記ソフト実行手段による実行処理の進行状況と次に実
    行すべき前記部分ソフトとの対応関係を示す部分ソフト
    対応表を記憶する対応表記憶手段を含み、 前記ソフト選択手段は、 前記端末装置から送られてくる前記実行履歴データと前
    記部分ソフト対応表に基づいて次に前記端末装置に送信
    する部分ソフトを選択し、 この選択した部分ソフトを前記端末装置に送信すること
    を特徴とするソフトウエア配給システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 配給される前記インタラクティブソフトウエアは、 複数の対応関係をなす複数の部分ソフトで構成され、 前記各部分ソフトの配給は前記複数の対応関係より選択
    された所定の対応関係にしたがって順次実行されるよう
    に構成されていることを特徴とするソフトウエア配給シ
    ステム。
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