JPH08202430A - エキスパートシステムの試験装置 - Google Patents

エキスパートシステムの試験装置

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JPH08202430A
JPH08202430A JP1333895A JP1333895A JPH08202430A JP H08202430 A JPH08202430 A JP H08202430A JP 1333895 A JP1333895 A JP 1333895A JP 1333895 A JP1333895 A JP 1333895A JP H08202430 A JPH08202430 A JP H08202430A
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JP
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JP1333895A
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Hiroko Saito
裕子 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エキスパートシステムを試験した際、試験済
の知識と試験未実施の知識とを表示して、試験時間を短
縮すると共に試験内容や試験項目に漏れが生じるのを防
止する。 【構成】 定常時エキスパートシステム31によって運
用・保守・計画等が支援されるシステムに係わる試験用
のデータ、エキスパートシステムに対する試験条件デー
タを取り込んで当該エキスパートシステム31に与え、
これを試験する試験実施手段13を設ける。エキスパー
トシステム31の試験実施結果は解析手段14に入力さ
れて解析されると共に、試験実施結果としての試験済の
知識と試験未実施の知識は表示装置2に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキスパートシステム
の試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電力系統用に用いられるエキスパ
ートシステムは、電力系統の運用(監視,制御)・保守
・計画などの分野で実用化されているが、エキスパート
システムの試験を行うための装置はなかった。このた
め、エキスパートシステムの試験は、システムの開発者
が知識の内容に合わせて試験用の電力系統データや試験
条件のデータ等を作成して実施していた。
【0003】また、従来のエキスパートシステムの試験
では、推論過程を調査するためのトレース機能を用いて
エキスパートシステムの動作を確認していた。図15に
知識ベースの一例を、また図16にトレース機能による
推論過程情報の一例を示す。図16では、推論過程で動
作したルールR1 ,R3 ,R5 と、ルールマッチング時
に起動された処理P1 ,P2 ,P4 等が出力されてい
る。また、処理に関連する情報を処理毎に(x1 ,x2
),(x1 ,x3 )等のように表示する場合もある。
試験者はこのようなトレース結果を解析してエキスパー
トシステムが正しく動作するかを確認していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電力系統
用エキスパートシステムの試験は、試験者が試験の都度
考えて行っていたため、試験内容に漏れがあるか否かが
分からず、網羅的に試験を行うことになり非常に時間が
かかっていた。また、試験結果の解析を人間が行ってい
たためトレース情報の解析にも時間がかかっていた。さ
らに、試験者の考えた試験項目では試験していない知識
が残る場合があり品質上問題があった。
【0005】知識を変更した場合には、どれだけの試験
を実施すればよいかが分からないために、新規開発時と
同様の試験を実施していたため部分的な変更を行った場
合でも、作業量が多いという問題があった。
【0006】また、一部の知識の変更が他の知識にも影
響を与えることがあるが、従来の試験ではこの影響を把
握することができなかった。本発明の目的は、上記問題
点を解決するための、エキスパートシステムの試験装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項1の構成例を図1に示す。請求項1の
エキスパートシステムの試験装置は、試験用の電力系統
データを保存する系統データ保存部と、エキスパートシ
ステムの試験条件データを保存する試験データ保存部
と、試験用の系統データと試験条件データを試験対象の
エキスパートシステムに与えて、試験を実施するエキス
パートシステム試験手段と、上記試験実施結果をエキス
パートシステムから受け取り解析する結果解析手段と、
解析結果を保存する試験結果保存部と、エキスパートシ
ステムとのデータの送受信を行うインタフェース手段
と、試験のための条件を設定し、試験結果を表示する表
示装置とから構成した。
【0008】本発明の請求項2のエキスパートシステム
の試験装置は、試験者の要求に応じて、請求項1の試験
実施結果を保存する試験結果保存部の情報からエキスパ
ートシステムの知識を最低1回は起動する系統データと
試験条件データの組み合わせ(以下試験ケースと称す)
を作成し表示する、試験ケース作成手段を追加した構成
とした。
【0009】本発明の請求項3のエキスパートシステム
の試験装置は、試験結果保存部(エリア)を複数用意
し、エキスパートシステムの知識を変更した場合に、試
験結果保存部に保存されている変更前後の試験結果情報
を比較し、その結果を表示する手段を備えた。
【0010】本発明の請求項4のエキスパートシステム
の試験装置は、請求項1のインタフェース手段を試験対
象のエキスパートシステムに合わせて複数備え、複数の
エキスパートシステムの試験を実施できるような構成と
した。
【0011】本発明の請求項5のエキスパートシステム
の試験装置は、請求項2において作成され保存された試
験ケースを自動的に1件ずつ実行する試験自動実行手段
とを備えた。
【0012】本発明の請求項6のエキスパートシステム
の試験装置は、請求項1から請求項5の試験装置の機能
を試験対象のエキスパートシステムが搭載されている電
子計算機と同一計算機上に組み込めるように構成した。
【0013】
【作用】本発明の請求項1のエキスパートシステムの試
験装置では、試験者が表示装置から試験用の電力系統デ
ータと試験条件データを選択し、試験開始要求を行う
と、エキスパートシステム試験手段からインタフェース
手段を介して試験対象のエキスパートシステムに選択し
たデータを与えてエキスパートシステムを起動する。エ
キスパートシステムの実行結果は、インタフェース手段
によって試験装置に取り込まれ、結果解析手段によっ
て、エキスパートシステム実行時に動作した知識を判断
し、表示装置に表示すると共に、動作した知識と、エキ
スパートシステムの実行結果および試験データを1件の
データとして、試験結果保存部に保存する。
【0014】本発明の請求項2のエキスパートシステム
の試験装置では、試験者が表示装置から要求することに
よって、全ての知識の試験のために必要な最低限の試験
ケースの組み合わせを作成し、その結果を表示装置に表
示する。
【0015】本発明の請求項3のエキスパートシステム
の試験装置は、エキスパートシステムの知識を変更する
前後の試験実施結果を比較し、その比較結果を表示する
ことで、知識変更による影響を把握することができる。
【0016】本発明の請求項4のエキスパートシステム
の試験装置は、インタフェース手段を試験対象のエキス
パートシステムに合わせて複数備え、複数のエキスパー
トシステムの試験を実施できるようにした。
【0017】本発明の請求項5のエキスパートシステム
の試験装置は、請求項2において作成した全ての知識を
試験するために必要な試験ケースを自動的に1件ずつ実
行できるようにした。
【0018】本発明の請求項6のエキスパートシステム
の試験装置は、請求項1から請求項5の試験を試験対象
のエキスパートシステムと同一計算機上で実施できるよ
うにした。
【0019】
【実施例】以下に本発明の請求項1に係わる電力系統用
エキスパートシステム試験装置の実施例を図面によって
説明する。図1は、本発明の請求項1による電力系統用
エキスパートシステム試験装置の実施例の構成図であ
る。
【0020】図1において、1は電子計算機で構成した
エキスパートシステム試験装置であり、後述する各保存
部や各種手段とを具えている。2は試験条件を設定した
り試験結果を表示する表示装置であり、例えばCRTや
液晶表示器が用いられる。KBはキーボード等の入力装
置、OPは試験者である。3は試験対象のエキスパート
システムを組み込んだ電子計算機である。
【0021】前記のエキスパートシステム試験装置1は
試験用の電力系統データを保存する系統データ保存部1
1と、エキスパートシステムの試験条件データを保存す
る試験条件データ保存部12と、表示装置2から設定さ
れた試験用の系統データと試験条件データとを試験対象
のエキスパートシステムに与えて、試験を実施する試験
実施手段13と、エキスパートシステムから試験実施結
果を受け取り、解析する結果解析手段14と、試験実施
手段13から系統データと試験条件データとをエキスパ
ートシステムを組み込んだ電子計算機3に送信し、この
電子計算機3から試験結果を受信するインタフェース手
段15と、結果解析手段14の解析結果を保存する試験
結果保存部16から構成した。
【0022】電子計算機3は試験対象のエキスパートシ
ステム31と、このエキスパートシステムの知識ベース
32、およびエキスパートシステム31への情報入力手
段33と、エキスパートシステム31の実行結果を出力
する実行結果出力手段34とから構成される。
【0023】図2は上記構成の電力系統用エキスパート
システム試験装置1(以下、試験装置と称す)について
の一連の処理を示すフローチャートであり、これを用い
て本実施例の作用について説明する。
【0024】試験対象とするエキスパートシステムは電
力系統事故復旧エキスパートシステム(以下、事故復旧
ESと称す)を例に説明する。条件設定処理ステップS
1では、試験実施手段13が系統データ保存部11に保
存されている試験用の電力系統データと、試験条件デー
タ保存部12に保存されている試験条件データとを表示
装置2に表示する。試験者OPは表示されているデータ
を把握したうえで試験に使用するデータをそれぞれ選択
し、表示装置2のキーボードKBから入力する。
【0025】次に試験実行処理ステップS2では、試験
実施手段13が条件設定処理ステップS1で選択された
データをインタフェース手段15に入力し、更にインタ
フェース手段15は入力したデータを事故復旧ESに対
応したデータ構造に変換し、情報入力手段33を通して
事故復旧ES31に送信し、これを起動する。
【0026】事故復旧ES31は試験装置1から入力さ
れた入力情報を用いて処理を実行し、その結果を実行結
果出力手段34に一旦保存する。結果受信処理S3では
インタフェース手段15によって実行結果34に結果が
保存されたことを検出し、実行結果を受信する。
【0027】結果解析処理手段S4ではインタフェース
手段15によって受信した実行結果を結果解析手段14
に入力する。そして、結果解析手段14は実行結果と事
故復旧ESの知識ベース32を用いて試験で起動された
知識を判定して、表示装置2に表示する。
【0028】最後に、試験結果保存処理手段S5で結果
解析手段14の結果を試験結果保存部16に保存し、処
理を終了する。図3に上記処理によって解析した結果を
保存する試験結果保存部16の構成例を示しながら結果
解析手段14の処理を説明する。
【0029】まず、試験実施前に事故復旧ESの知識ベ
ース32を参照して知識ベースの内容を分析し、知識ベ
ースに登録されているルールR1 ,R2 ,R3 ,…と、
ルールマッチング時に実行される処理P1 ,P2 ,…P
6 を配列M1 の形で表現し、試験結果保存部16に保存
する。
【0030】結果解析手段14は、結果受信処理S3に
よって従来から試験に使用していたトレース機能による
推論過程情報と、エキスパートシステムの出力情報をイ
ンタフェース手段15から受け取る。次に、推論過程情
報と、知識ベース分析結果の配列M1 をもとに、試験に
より動作したルールR1 …と処理P1 …,とを配列M1
の並びに合わせて作成し、試験済み知識情報とする。例
えば図3のM2 のようなビット情報の配列で作成する。
知識情報の配列M2 において、1番左のビットはルール
を、左から2番以降右側は処理を表わす。当然のことな
がら、“1”は動作したルール又は処理を、“0”は動
作しなかったルール又は処理を表わす。
【0031】試験結果保存部16には条件設定処理S1
で設定した試験用の系統データ番号と、試験データ番
号、および結果解析手段14で解析した試験済み知識情
報M2、エキスパートシステムの実行結果である推論過
程情報と、エキスパートシステムの出力情報を1件の試
験結果として保存する。
【0032】図4は結果解析手段14による解析結果を
表示装置2で表示する場合の表示例を示す。表示装置2
には試験済みとなった知識を表示し、更に、試験対象と
なっている知識ベースの試験結果を全て調査し、まだ試
験済みとなっていない知識を表示する。上記実施例では
試験済み知識情報M2 のビット情報の和をとり、その結
果と知識分析結果の配列M1 とから試験未実施の知識を
判断して表示する。
【0033】次に、本発明の請求項2に係わるエキスパ
ートシステムの試験装置の実施例を説明する。図5は本
発明の請求項2に係わる試験装置の実施例の構成図であ
る。図5において、図1と同一部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施例では、試験者OPが
表示装置2から要求することによって全ての知識を試験
するための試験ケースを作成し、表示する試験ケース作
成手段18を備える。
【0034】図6は上記構成の試験ケース作成手段18
の処理を示すフローチャートであり、これを用いて本実
施例の作用について説明する。まず、試験結果保存部1
6から試験結果を読み込む。次に内部マトリックスのデ
ータを初期化した後、過去の試験結果の試験済み知識情
報M2 と、知識分析結果の配列M1 から全ての知識を試
験するための試験ケースを順次検索していき、最後にそ
れらの試験ケースを表示装置2に表示する。
【0035】試験ケースの表示例を図7に示す。試験者
OPは表示された試験ケースに従って試験を実施する。
次に、本発明の請求項3に係わるエキスパートシステム
の試験装置の実施例を説明する。
【0036】本発明の請求項3に係わる試験装置の実施
例の構成は、図8で示すように、図1に示した構成と略
同一であるが、試験結果保存部16を複数個161〜1
6N設け、エキスパートの知識を変更した場合に、変更
前後の試験結果を結果解析手段14により比較し、更に
表示装置2により表示することにより知識の変更による
影響を把握することができるようにした点が異なる。
【0037】本実施例では、結果解析手段14に過去に
実施した同一試験ケースの結果を探索し、今回の試験結
果と比較してその違いを解析結果に追加して表示する機
能を付加する。
【0038】図9に本実施例の結果解析手段14による
結果表示例を示す。図9では前回と今回(変更後)の試
験済みとなった知識を表示し、前回実施した試験ケース
の結果と異なる知識を色替え表示や輝度を変える等の方
法により提示する。
【0039】本実施例では、前回未実施の“R3 ”の知
識が今回は試験済みとなり、前回は存在しなかった“R
7 ”の知識が追加されたことが分かる。次に、本発明の
請求項4に係わるエキスパートシステムの試験装置の実
施例を説明する。
【0040】図10は本発明の請求項4に係わる試験装
置の実施例の構成図である。図10において図1と同一
部分については同一符号を付して説明を省略する。本実
施例では、インタフェース手段15を試験対象となるエ
キスパートシステムに対応して複数1,2,…n提供で
きるように構成した。
【0041】本実施例では、試験実施前に試験対象とな
るエキスパートシステム31を試験装置に接続する際
に、エキスパートシステムに合ったインタフェース手段
を設定する。
【0042】以降の処理は図1の実施例と同様であるた
め、詳細説明を省略する。次に、本発明の請求項5に係
わるエキスパートシステムの試験装置の実施例を説明す
る。
【0043】図11は本発明の請求項5に係わる試験装
置の実施例の構成図である。図11において図5と同一
部分については同一符号を付して説明を省略する。本実
施例では、試験ケース作成手段18によって作成され、
適宜保存された試験ケースを、1件ずつ自動的に実施す
る試験自動実行手段19を提供する。
【0044】図12は上記構成の試験装置の処理を示す
フローチャートであり、これを用いて本実施例の作用に
ついて説明する。本処理のフローチャートにおいて、全
ての知識を試験するための試験ケース作成処理S1 は図
6に説明した処理と同様であるため説明を省略する。
【0045】試験ケースを作成後、全ての試験ケースに
ついて以下の処理を繰り返す。まず試験ケース取り出し
ステップS2にて試験ケースを1つ取り出し、条件設定
処理ステップS3で試験用系統データ番号と試験データ
番号とを試験の為の条件として設定する。次に試験実行
処理ステップS4では、試験実施手段13が条件設定処
理ステップS3で設定したデータをインタフェース手段
15に入力し、インタフェース手段15は試験対象のエ
キスパートシステム31に対応したデータ構造に変換し
てエキスパートシステムに送信し、エキスパートシステ
ムを起動する。
【0046】エキスパートシステム31は試験装置1か
ら入力された入力情報を用いて処理を実行し、その結果
を実行結果出力手段34に一時保存する。結果受信処理
ステップS5ではインタフェース手段15によって実行
結果出力手段34に結果が保存されたことを検出し、実
行結果を受信する。
【0047】結果解析処理ステップS6ではインタフェ
ース手段15によって受信した実行結果を結果解析手段
14に入力し、結果解析手段14は実行結果とエキスパ
ートシステムの知識ベース32を用いて試験で起動され
た知識を判定する。試験結果保存処理ステップS7で結
果解析手段14の解析結果を試験結果保存部16に保存
する。
【0048】全ての試験ケースについて上記ステップS
2からS7の処理が終了すると、結果表示処理ステップ
S8によって処理結果の一覧表を表示装置2に表示して
処理を終了する。
【0049】試験結果の表示例を図13に示す。最後
に、本発明の請求項6に係わるエキスパートシステムの
試験装置の実施例を説明する。
【0050】図14は本発明の請求項6に係わる試験装
置の実施例の構成図である。図14において、図1と同
一部分については同一符号を付して説明を省略する。本
実施例では、請求項1の試験装置を試験対象のエキスパ
ートシステムと同一の計算機に組み込むように構成す
る。
【0051】本実施例と同様に請求項2から請求項5の
試験装置を試験対象のエキスパートシステムと同一の計
算機に組み込むことも可能である。本実施例では、試験
装置の機能を試験対象のエキスパートシステムが組み込
まれている計算機に組み込むため、試験装置用の計算機
が不要となる。
【0052】その他の作用については請求項1から請求
項5の内容と同様のため説明を省略する。なお、以上述
べた実施例は全て電力系統用エキスパートシステムを対
象とした試験装置であるが、本発明は、これに限定され
るものではなく、発電プラント等のエキスパートシステ
ムを試験する装置にも対応できるものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、エキスパートシステムの試験を実施することに
よって試験済みとなった知識が表示され、試験未実施の
知識が把握できる。これにより、無駄な試験を実施する
ことがなくなり試験時間が短縮でき、また、試験の漏れ
が無くなり試験未実施による品質低下を防ぐことができ
る。
【0054】請求項2の発明によれば、試験者が試験内
容を考えること無く、試験装置から提示された試験を実
施することで、全ての知識の試験を確実に実施でき、試
験漏れを防ぐことができる。
【0055】請求項3の発明によれば、エキスパートシ
ステムの知識を変更した場合に、変更前の試験結果との
違いが容易に把握できる。さらに、一部知識の変更によ
って他の知識に影響がある場合にも影響のあった知識が
試験を実施することで判断できる。
【0056】請求項4の発明によれば、試験対象のエキ
スパートシステムが1つに限定されず、複数のエキスパ
ートシステムの試験を1つの試験装置で実施することが
できる。
【0057】請求項5の発明によれば、過去に実施した
試験結果から全ての知識の試験ケースを自動的に作成
し、試験を自動実行することができるため、試験者が試
験を実行するための作業量を大幅に削減できる。
【0058】請求項6の発明によれば、試験装置用の計
算機なしに試験対象のエキスパートシステムと同一の計
算機に試験装置を組み込むことによって試験を実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力系統用エキスパートシステム
試験装置の請求項1の構成例を示す機能ブロック図、
【図2】電力系統用エキスパートシステム試験装置の処
理を示すフローチャート、
【図3】試験結果保存部16の構成例、
【図4】請求項1の結果表示例、
【図5】本発明による請求項2の実施例の構成図、
【図6】請求項2のケース作成手段18の処理を示すフ
ローチャート、
【図7】請求項2の試験ケースの表示例、
【図8】請求項3の実施例の構成図、
【図9】請求項3の結果表示例、
【図10】本発明による請求項4の実施例の構成図、
【図11】本発明による請求項5の実施例の構成図、
【図12】請求項5の処理を示すフローチャート、
【図13】請求項5の結果表示例、
【図14】本発明による請求項6の実施例の構成図、
【図15】エキスパートシステムの知識ベースの一例、
【図16】従来技術によるトレース機能の推論過程情報
の一例図。
【符号の説明】
1…試験装置 2…表示装置 3…電子計算機 11…系統データ保存部 12…試験データ保存部 13…エキスパートシステム試験手段 14…結果解析手段 15…インタフェース手段 16…試験結果保存部 18…試験ケース作成手段 19…試験自動実行手段 31…エキスパートシステム 32…知識ベース 33…情報入力手段 34…実行結果出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 15/02 G06F 17/60

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定常時エキスパートシステムによって運
    用・保守・計画等の支援を受けるシステムに係わる試験
    用のシステムデータを保存するシステムデータ保存部
    と、エキスパートシステムを試験するための試験条件の
    データを保存する試験条件データ保存部と、試験用のシ
    ステムデータと試験条件データを試験対象のエキスパー
    トシステムに与えて当該エキスパートシステムの試験を
    実施する試験実施手段と、上記試験実施結果をエキスパ
    ートシステムから受け取り解析する結果解析手段と、こ
    の解析結果を保存する試験結果保存部と、試験対象のエ
    キスパートシステムとの情報の送受信を行うインタフェ
    ース手段と、試験結果を表示する表示装置とから構成さ
    れるエキスパートシステムの試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエキスパートシステム
    の試験装置において、試験結果保存部からエキスパート
    システムの全ての知識を最低1回は起動するような試験
    用のシステムデータと試験条件データとの組み合わせて
    試験ケースを作成し、表示する手段を備えたことを特徴
    とするエキスパートシステムの試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエキスパートシステム
    の試験装置において、試験結果保存部(エリア)を複数
    用意し、エキスパートシステムの知識を変更した場合
    に、変更前後の試験結果を比較し、表示装置により表示
    することを特徴とするエキスパートシステムの試験装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のエキスパートシステム
    の試験装置において、試験対象のエキスパートシステム
    にあわせてインタフェース手段を複数もち、複数のエキ
    スパートシステムの試験ができることを特徴とするエキ
    スパートシステム試験装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のエキスパートシステム
    の試験装置において、試験用のシステムデータと試験条
    件データとを組み合わせて試験ケースを作成し、表示す
    るとともにこの作成した試験を自動的に実施する手段を
    備えたことを特徴とするエキスパートシステムの試験装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5に記載のエキスパ
    ートシステムの試験装置において、試験装置とエキスパ
    ートシステムとを同じ計算機上に実現し、試験実施する
    ことを特徴とするエキスパートシステムの試験装置。
JP1333895A 1995-01-31 1995-01-31 エキスパートシステムの試験装置 Pending JPH08202430A (ja)

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