JPH08202192A - 加熱ローラ - Google Patents

加熱ローラ

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Publication number
JPH08202192A
JPH08202192A JP1412495A JP1412495A JPH08202192A JP H08202192 A JPH08202192 A JP H08202192A JP 1412495 A JP1412495 A JP 1412495A JP 1412495 A JP1412495 A JP 1412495A JP H08202192 A JPH08202192 A JP H08202192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating roller
heating
layer
heating element
resistance layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1412495A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Moriya
恩美 守屋
Ryozo Akiyama
良造 秋山
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP1412495A priority Critical patent/JPH08202192A/ja
Publication of JPH08202192A publication Critical patent/JPH08202192A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱ローラの小型化を図り、及び、定着可能
温度への立上り時間を短縮する。 【構成】 円筒状又は丸棒状の低熱伝導性基体18と、
この低熱伝導性基体18の外周面に形成した発熱抵抗層
19と、この発熱抵抗層19の上に形成した絶縁層20
とよりなる発熱体13を設け、この発熱体13を円筒状
の加熱ローラ本体12の内部に微小な空間絶縁間隙14
を介して配置する。発熱抵抗層19の上に絶縁層20を
形成することにより、空間絶縁間隙14を微小にするこ
とができ、加熱ローラ本体12の直径を小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置の定着装
置に使用する加熱ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の電子写真装
置の定着装置に使用する加熱ローラとしては種々のもの
がある。例えば、特開昭55−72390号公報に開示
されたものが知られており、この加熱ローラを図2に基
づいて説明する。この加熱ローラは、鉄・ニッケル合金
からなる円筒状の筒状基体1の外周面にガラスを材料と
した絶縁材2を形成し、その外周面にニクロム線からな
る発熱抵抗体3を巻き付けることによりヒータ4を形成
している。そして、このヒータ4を円筒状の定着ロール
5の内部に空間絶縁間隙6を介して挿入したものであ
る。なお、ヒータ4は、図示しない保持体により保持固
定し、発熱抵抗体3の端部には給電部7を接続してい
る。
【0003】また、円筒形をなす定着ロール5は、ヒー
タ4からの熱を外周側へ伝導するために熱伝導性の良い
アルミニウムで形成し、その外周面には用紙の剥離性を
向上させるために四フッ化エチレンやシリコンゴムによ
る皮膜8を形成してある。
【0004】さらに、この定着ロール5の一端部にはギ
ヤ9を嵌着し、このギヤ9を電動機10により回転され
るギヤ11と噛み合わせ、電動機10により回転させる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2に示した
加熱ローラにおいては、ヒータ4の外周面と定着ロール
5の内周面との間に設ける空間絶縁間隙6を略4mm以
上にしなければならないという安全規格があり、この安
全規格が加熱ローラの小型化を図るうえでの障害となっ
ている。
【0006】また、このように空間絶縁間隙6の寸法を
大きくしなければならないため、発熱抵抗体3への通電
を開始してから定着ロール5が定着可能温度に達するま
での立上り時間を短くすることができないという欠点が
ある。
【0007】そこで本発明は、小型化を図ることがで
き、しかも、発熱抵抗層への通電を開始してから定着可
能温度に達するまでの立上り時間の短い加熱ローラを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状又は丸
棒状の低熱伝導性基体と、この低熱伝導基体の外周面に
形成した発熱抵抗層と、この発熱抵抗層の上に形成した
絶縁層とよりなる発熱体を設け、この発熱体を円筒状の
加熱ローラ本体の内部に微小な空間絶縁間隙を介して配
置した。
【0009】
【作用】本発明では、発熱抵抗層の上に絶縁層を形成し
ているため、発熱体を加熱ローラ本体の内部に配置する
際における発熱体と加熱ローラ本体との間の空間絶縁間
隙を微小にすることが可能となり、加熱ローラの小型化
を図ることができる。
【0010】また、空間絶縁間隙が微小になるため、発
熱体から加熱ローラ本体への熱の伝わりが良好になり、
発熱抵抗層への通電を開始してから加熱ローラ本体が定
着可能温度に達するまでの立上り時間が短くなる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。本発明に係る加熱ローラは、円筒状の加熱ローラ本
体12の内部に発熱体13を配置し、加熱ローラ本体1
2の内周面と発熱体13の外周面との間に微小な空間絶
縁間隙14を設けたものである。
【0012】前記加熱ローラ本体12は、円筒状の芯金
15と、この芯金15の外周面を被覆した耐熱離型層1
6、芯金15の一端に固定したギヤ17とにより形成し
たものである。なお、この加熱ローラ本体12は、定着
時において用紙にシワが発生することを防止するため
に、中央部分の直径を両端部の直径より僅かに小さく形
成する。前記芯金15は熱伝導性が良好なアルミニウム
等を材料として形成し、前記耐熱離型層16はフッ素樹
脂やシリコーンゴム等を材料として形成する。
【0013】前記発熱体13は、円筒状の低熱伝導性基
体18と、この低熱伝導性基体18の外周面全体にスパ
ッタリングした発熱抵抗層19と、この発熱抵抗層19
の表面を被覆した絶縁層20とにより形成したものであ
る。前記低熱伝導性基体18の材料としては、加熱サイ
クルにおいて熱衝撃に強いパイレックスや石英ガラスの
ように熱膨張係数が小さいものを用いる。前記発熱抵抗
層19は、Niが80%でCrが20%の組成比のニク
ロムを用い、1500〜5000Åの薄膜とする。この
ような組成比のニクロムを用いることにより、加熱によ
る酸化等の劣化がなく、しかも、抵抗温度係数も小さい
ので温度による抵抗変化が小さくなって温度制御を容易
に行なえる。また、発熱抵抗層19の膜厚分布を長手方
向にそって変化をもたせ、前記加熱ローラ本体12の表
面温度が均一になるようにする。なお、前記発熱体13
の両端部に給電部21を嵌着し、この給電部21で発熱
体13を保持する。
【0014】前記絶縁層20は、耐圧、耐熱性に優れ、
熱伝導性が高く、電気的絶縁性を有するものであればよ
く、例えば、SiO2 、Si、MgO2 、PBI等を用
いる。
【0015】前記空間絶縁間隙14については、発熱体
13の外周面に絶縁層20を形成しているため、従来例
において説明したように安全規格として略4mm以上の
空間絶縁間隙6を確保するという適用を受けなくなる。
そして、この空間絶縁間隙14としては、1mm程度の
寸法があれば十分に安全性を確保することができる。
【0016】このような構成において、発熱抵抗層19
へ通電することによりこの発熱抵抗層19が発熱し、発
生した熱が加熱ローラ本体12へ伝わって加熱ローラ本
体12の表面温度が上昇する。ここで、加熱ローラ本体
12の内周面と発熱体13の外周面との間に設けた空間
絶縁間隙14は微小な寸法であるため、発熱体13から
加熱ローラ本体12への熱の伝わりが良好に行なわれ
る。従って、通電を開始してから加熱ローラ本体12の
表面温度が定着可能温度に達するまでの立上り時間が短
くなる。
【0017】また、空間絶縁間隙14を微小な寸法とす
ることにより、加熱ローラ本体12の直径を小さくする
ことができ、加熱ローラの小型化を図ることができる。
【0018】加熱ローラ本体12の表面温度の検出に関
しては、加熱ローラ本体12の表面に温度センサを接触
させるものが知られているが、低熱伝導性基体18の内
部に温度センサを取り付けてもよい。これにより、温度
センサを加熱ローラ本体12の表面に接触させることに
よる加熱ローラ本体12の損傷を防止することができ
る。
【0019】なお、本実施例においては、円筒状の低熱
伝導性基体18を使用した場合を例に挙げて説明した
が、丸棒状の低熱伝導性基体を使用してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、発熱体における発熱抵
抗層の上に絶縁層を形成したので、この発熱体を加熱ロ
ーラ本体の内部に配置する際に発熱体と加熱ローラ本体
との間の空間絶縁間隙を微小にすることができ、これに
より、加熱ローラ本体の直径を小さくして加熱ローラの
小型化を図ることができ、さらに、空間絶縁間隙を微小
にすることにより発熱体から加熱ローラ本体への熱の伝
わりが良好になり、発熱抵抗層への通電を開始してから
加熱ローラ本体が定着可能温度に達するまでの立上り時
間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】従来例の加熱ローラを示す縦断正面図である。
【符号の説明】
12 加熱ローラ本体 13 発熱体 14 空間絶縁間隙 18 低熱伝導性基体 19 発熱抵抗層 20 絶縁層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状又は丸棒状の低熱伝導性基体と、
    この低熱伝導基体の外周面に形成した発熱抵抗層と、こ
    の発熱抵抗層の上に形成した絶縁層とよりなる発熱体を
    設け、この発熱体を円筒状の加熱ローラ本体の内部に微
    小な空間絶縁間隙を介して配置したことを特徴とする加
    熱ローラ。
JP1412495A 1995-01-31 1995-01-31 加熱ローラ Pending JPH08202192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1412495A JPH08202192A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 加熱ローラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1412495A JPH08202192A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 加熱ローラ

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Publication Number Publication Date
JPH08202192A true JPH08202192A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11852384

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1412495A Pending JPH08202192A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 加熱ローラ

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JP (1) JPH08202192A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7248827B2 (en) 2002-11-11 2007-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing roller device for electrophotographic image forming apparatus

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