JPH08201927A - 写真処理装置 - Google Patents
写真処理装置Info
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- JPH08201927A JPH08201927A JP1162395A JP1162395A JPH08201927A JP H08201927 A JPH08201927 A JP H08201927A JP 1162395 A JP1162395 A JP 1162395A JP 1162395 A JP1162395 A JP 1162395A JP H08201927 A JPH08201927 A JP H08201927A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現像済のフィルムからの焼増し等において、
依頼者の依頼内容を正確に処理できるとともに、記録さ
れた露光条件等の処理条件も前回の処理の場合と同一に
できるとともに、能率よく処理できる写真処理装置を提
供すること。 【構成】 実施例の写真処理装置1は、セットされた現
像済のフィルム3の所望のコマの画像を、ロール状で連
続供給される印画紙4に焼付けて、1コマずつ切断して
排出する写真焼付け部2と、挿入された注文カード6の
マーキング領域の塗り潰された位置を光学的に読み取る
マーク読み取り器51と、磁気記録領域に磁気データを読
み書きする磁気データ読み書き器52とを備えたカード読
み書き部5と、操作卓7と、モニタ8と、コントローラ
9とを備えている。
依頼者の依頼内容を正確に処理できるとともに、記録さ
れた露光条件等の処理条件も前回の処理の場合と同一に
できるとともに、能率よく処理できる写真処理装置を提
供すること。 【構成】 実施例の写真処理装置1は、セットされた現
像済のフィルム3の所望のコマの画像を、ロール状で連
続供給される印画紙4に焼付けて、1コマずつ切断して
排出する写真焼付け部2と、挿入された注文カード6の
マーキング領域の塗り潰された位置を光学的に読み取る
マーク読み取り器51と、磁気記録領域に磁気データを読
み書きする磁気データ読み書き器52とを備えたカード読
み書き部5と、操作卓7と、モニタ8と、コントローラ
9とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印画紙等の感光材料に
フィルムの画像を露光する機能を備えた写真処理装置に
関するものである。
フィルムの画像を露光する機能を備えた写真処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影されたフィルムは、取次
ぎ店等を介して現像処理や同時プリントが工場に依頼さ
れると、工場からは、ネガシートに収納された状態の現
像済のフィルムとともにプリントが同封された封筒(以
下DP袋という)の状態で依頼者に返却される。
ぎ店等を介して現像処理や同時プリントが工場に依頼さ
れると、工場からは、ネガシートに収納された状態の現
像済のフィルムとともにプリントが同封された封筒(以
下DP袋という)の状態で依頼者に返却される。
【0003】そこで、依頼者が、当該フィルムのいくつ
かのコマについて、更に余分なプリントが欲しい場合に
は、焼増しを依頼することになる。そのときは、フィル
ムが収納されたネガシートの該当位置もしくはDP袋の
該当記入欄に、必要なコマ番号と焼増し枚数とを記入し
て、取次店等を介して依頼していた。
かのコマについて、更に余分なプリントが欲しい場合に
は、焼増しを依頼することになる。そのときは、フィル
ムが収納されたネガシートの該当位置もしくはDP袋の
該当記入欄に、必要なコマ番号と焼増し枚数とを記入し
て、取次店等を介して依頼していた。
【0004】このような、焼増しの依頼を処理する場合
には、従来の写真処理装置では、依頼者が指定したコマ
と枚数が記入されたDP袋やネガを操作者が読み取りな
がら、露光すべきコマと枚数とを設定していた。
には、従来の写真処理装置では、依頼者が指定したコマ
と枚数が記入されたDP袋やネガを操作者が読み取りな
がら、露光すべきコマと枚数とを設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の写真処理装置を用いた場合では、操作者が、
依頼者の条件を目で見ながら読み取り、装置に設定して
いたので、作業能率が悪いという問題とともに、コマの
指定を誤ったり、枚数の指定を誤ったりするという設定
ミスが発生する危険があった。
うな従来の写真処理装置を用いた場合では、操作者が、
依頼者の条件を目で見ながら読み取り、装置に設定して
いたので、作業能率が悪いという問題とともに、コマの
指定を誤ったり、枚数の指定を誤ったりするという設定
ミスが発生する危険があった。
【0006】まず、依頼者の指定するコマが存在するフ
ィルムのピースをネガシートから取り出して、写真処理
装置にセットする。そして、スキャナで読み取った各コ
マの画像がモニタで表示されると、そのなかから指定さ
れたコマをカーソルで選択するとともに枚数をキー入力
したのち、スタートキーを押す。このような操作を、指
定されたコマが存在する全てのピースに関して行わなけ
ればならなかった。
ィルムのピースをネガシートから取り出して、写真処理
装置にセットする。そして、スキャナで読み取った各コ
マの画像がモニタで表示されると、そのなかから指定さ
れたコマをカーソルで選択するとともに枚数をキー入力
したのち、スタートキーを押す。このような操作を、指
定されたコマが存在する全てのピースに関して行わなけ
ればならなかった。
【0007】そのため、例えば操作者が疲労してきたた
めに、指定された全てのコマに関して焼増しが完了して
いいないにも関わらず、誤って当該フィルムに対する焼
増しを終了してしまうという問題が発生することもあっ
た。このような、コマや枚数の指定の間違いや、処理完
了の誤認等の問題は、依頼者とのトラブルになり、信用
を無くすという問題にもつながる重大な問題点である。
めに、指定された全てのコマに関して焼増しが完了して
いいないにも関わらず、誤って当該フィルムに対する焼
増しを終了してしまうという問題が発生することもあっ
た。このような、コマや枚数の指定の間違いや、処理完
了の誤認等の問題は、依頼者とのトラブルになり、信用
を無くすという問題にもつながる重大な問題点である。
【0008】このような人為的なミスを防ぐために、依
頼内容をマークシートに記入する方法が種々提案されて
いる。例えば、特開平4−298734号においては、
DP袋にマークシートを貼付し、そのマークシートの依
頼内容を写真処理装置において光学的に読み取って、必
要なコマと枚数とを得て、プリントするように構成され
た技術が開示されている。
頼内容をマークシートに記入する方法が種々提案されて
いる。例えば、特開平4−298734号においては、
DP袋にマークシートを貼付し、そのマークシートの依
頼内容を写真処理装置において光学的に読み取って、必
要なコマと枚数とを得て、プリントするように構成され
た技術が開示されている。
【0009】しかし、この場合には、同時プリント時に
おいて得られた露光条件等の補正情報が記録されていな
いので、スキャナとモニタ等の手段を用いて、再び補正
作業が必要になる場合があるので、作業効率が悪いとい
う問題がある。また、同時プリントの時の補正と、焼増
し時の補正とは、操作者が異なれば一致しないことが多
く、同時プリント時と同じ色調の焼増しプリントを期待
している依頼者が満足しない場合があるという問題もあ
る。
おいて得られた露光条件等の補正情報が記録されていな
いので、スキャナとモニタ等の手段を用いて、再び補正
作業が必要になる場合があるので、作業効率が悪いとい
う問題がある。また、同時プリントの時の補正と、焼増
し時の補正とは、操作者が異なれば一致しないことが多
く、同時プリント時と同じ色調の焼増しプリントを期待
している依頼者が満足しない場合があるという問題もあ
る。
【0010】また、特開昭52−96532号において
は、カード状のマークシートを用い、そのマークシート
のコマ毎に記入された必要枚数の文字の有無を検出し、
文字が記入されたコマだけをプリントする写真処理装置
が開示されている。ここにおいては、プリント枚数は、
操作者が人為的に入力操作するものである。しかし、こ
のような人為的な入力操作を要するので入力ミスが発生
する危険を完全には防止できないという問題がある。
は、カード状のマークシートを用い、そのマークシート
のコマ毎に記入された必要枚数の文字の有無を検出し、
文字が記入されたコマだけをプリントする写真処理装置
が開示されている。ここにおいては、プリント枚数は、
操作者が人為的に入力操作するものである。しかし、こ
のような人為的な入力操作を要するので入力ミスが発生
する危険を完全には防止できないという問題がある。
【0011】そこで、本発明は、依頼者の依頼内容を正
確に処理できるとともに、記録された露光条件等の処理
条件も前回の処理の場合と同一にできる写真処理装置で
あって、さらに、一連の処理を能率よく行う写真処理装
置を提供することを目的としてなされたものである。
確に処理できるとともに、記録された露光条件等の処理
条件も前回の処理の場合と同一にできる写真処理装置で
あって、さらに、一連の処理を能率よく行う写真処理装
置を提供することを目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、処
理条件記録部と、各コマ毎にプリント枚数を指定するマ
ークシート部とを備え注文カードを用いる写真処理装置
であって、現像済のフィルムの各コマにおける露光条件
の処理条件を補正する補正手段と、補正された処理条件
をカードの処理条件記録部に記録する処理条件書込み手
段とを具備したものである。
理条件記録部と、各コマ毎にプリント枚数を指定するマ
ークシート部とを備え注文カードを用いる写真処理装置
であって、現像済のフィルムの各コマにおける露光条件
の処理条件を補正する補正手段と、補正された処理条件
をカードの処理条件記録部に記録する処理条件書込み手
段とを具備したものである。
【0013】請求項2の発明では、処理条件記録部と、
各コマ毎にプリント枚数を指定するマークシート部とを
備え注文カードを用いる写真処理装置であって、カード
の処理条件記録部に記録された処理条件を読み取る処理
条件読み取り手段と、カードのマークシート部に記録さ
れたコマ毎のプリント枚数を読み取る処理枚数読み取り
手段と、読み取った前記処理条件と、各コマ毎のプリン
ト枚数とに基づいて、フィルムの各コマの画像を感光材
料へ焼付けする焼付け手段とを具備したものである。
各コマ毎にプリント枚数を指定するマークシート部とを
備え注文カードを用いる写真処理装置であって、カード
の処理条件記録部に記録された処理条件を読み取る処理
条件読み取り手段と、カードのマークシート部に記録さ
れたコマ毎のプリント枚数を読み取る処理枚数読み取り
手段と、読み取った前記処理条件と、各コマ毎のプリン
ト枚数とに基づいて、フィルムの各コマの画像を感光材
料へ焼付けする焼付け手段とを具備したものである。
【0014】
【作用】請求項1によれば、補正手段によって、現像済
のフィルムの各コマにおける露光条件等の処理条件を補
正したとき、その補正された処理条件を、処理条件書込
み手段によってカードの処理条件記録部に記録するの
で、そのような処理条件が記録された注文カードを受け
取った依頼者が、マークシート部の所定の欄を塗り潰し
て各コマ毎の必要とするプリント枚数を指定することに
より、補正された処理条件と各コマ毎のプリント枚数と
が記録された注文カードが得られる。
のフィルムの各コマにおける露光条件等の処理条件を補
正したとき、その補正された処理条件を、処理条件書込
み手段によってカードの処理条件記録部に記録するの
で、そのような処理条件が記録された注文カードを受け
取った依頼者が、マークシート部の所定の欄を塗り潰し
て各コマ毎の必要とするプリント枚数を指定することに
より、補正された処理条件と各コマ毎のプリント枚数と
が記録された注文カードが得られる。
【0015】請求項2によれば、上述したようにして、
処理条件と各コマ毎のプリント枚数とが記録された注文
カードから、処理条件読み取り手段においては処理条件
を読み取り、処理枚数読み取り手段においてはコマ毎の
プリント枚数を読み取る。そして、焼付け手段において
は、読み取った処理条件と、各コマ毎のプリント枚数と
に基づいて、フィルムの各コマの画像を感光材料へ焼付
けするのである。
処理条件と各コマ毎のプリント枚数とが記録された注文
カードから、処理条件読み取り手段においては処理条件
を読み取り、処理枚数読み取り手段においてはコマ毎の
プリント枚数を読み取る。そして、焼付け手段において
は、読み取った処理条件と、各コマ毎のプリント枚数と
に基づいて、フィルムの各コマの画像を感光材料へ焼付
けするのである。
【0016】
【実施例】以下に、本発明にかかる写真処理装置を、そ
の実施例を示した図面に基づいて詳細に説明する。
の実施例を示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】1はこの実施例の写真処理装置である。2
は写真焼付け部であり、セットされた現像済のフィルム
3の所望のコマの画像を、ロール状で連続供給される印
画紙4に焼付けて、1コマずつ切断して排出する。5は
カード読み書き部であり、挿入された注文カード6のマ
ーキング領域61の塗り潰された位置を光学的に読み取る
マーク読み取り器51と、磁気記録領域62に磁気データを
読み書きする磁気データ読み書き器52とを備えている。
は写真焼付け部であり、セットされた現像済のフィルム
3の所望のコマの画像を、ロール状で連続供給される印
画紙4に焼付けて、1コマずつ切断して排出する。5は
カード読み書き部であり、挿入された注文カード6のマ
ーキング領域61の塗り潰された位置を光学的に読み取る
マーク読み取り器51と、磁気記録領域62に磁気データを
読み書きする磁気データ読み書き器52とを備えている。
【0018】7は種々の操作キー等を備えた操作卓、8
はフィルムの画像を表示するモニタ、9はコントーラで
ある。なお、前記注文カード6の一例(リオーダーカー
ド)を図2に示す。
はフィルムの画像を表示するモニタ、9はコントーラで
ある。なお、前記注文カード6の一例(リオーダーカー
ド)を図2に示す。
【0019】同時プリント時においては、注文カード6
をカード読み書き部5に挿入した状態で、現像済の1本
分のフィルム3を写真焼付け部2にセットする。写真焼
付け部2においては、フィルム3の画像をスキャナで読
み取り、モニターに表示する。操作者はモニタ8の画像
を見ながら操作卓7を操作して露光条件の補正等を施し
て確定した処理条件で印画紙4に露光する。
をカード読み書き部5に挿入した状態で、現像済の1本
分のフィルム3を写真焼付け部2にセットする。写真焼
付け部2においては、フィルム3の画像をスキャナで読
み取り、モニターに表示する。操作者はモニタ8の画像
を見ながら操作卓7を操作して露光条件の補正等を施し
て確定した処理条件で印画紙4に露光する。
【0020】なお、露光条件の補正は写真焼付部に内蔵
されているスキャナーのマイクロコンピュータで行うこ
ともある。このとき、確定した前記処理条件は、カード
読み書き部5に蓄積され、1本分の処理が終了して、挿
入された注文カード6を排出するときに、磁気データ読
み書き器52によって注文カード6の磁気記録領域62に磁
気データとして書き込まれる。
されているスキャナーのマイクロコンピュータで行うこ
ともある。このとき、確定した前記処理条件は、カード
読み書き部5に蓄積され、1本分の処理が終了して、挿
入された注文カード6を排出するときに、磁気データ読
み書き器52によって注文カード6の磁気記録領域62に磁
気データとして書き込まれる。
【0021】この実施例においては、写真焼付け部2と
モニタ8と操作卓7とが、請求項1における補正手段に
対応し、カード読み書き部5の磁気データ読み書き器52
が請求項1の処理条件書込み手段に対応している。そし
て、カード読み書き部5の磁気データ読み書き器52が請
求項2の処理条件読み取り手段に対応し、マーク読み取
り器51が請求項2の処理枚数読み取り手段に対応し、コ
ントローラ9と写真焼付け部2とが請求項2の焼付け手
段にそれぞれ対応している。
モニタ8と操作卓7とが、請求項1における補正手段に
対応し、カード読み書き部5の磁気データ読み書き器52
が請求項1の処理条件書込み手段に対応している。そし
て、カード読み書き部5の磁気データ読み書き器52が請
求項2の処理条件読み取り手段に対応し、マーク読み取
り器51が請求項2の処理枚数読み取り手段に対応し、コ
ントローラ9と写真焼付け部2とが請求項2の焼付け手
段にそれぞれ対応している。
【0022】以上の工程によって処理されたフィルム3
と、それに対応した注文カード6、及び同時プリントが
依頼者に渡される。なお、一枚の印画紙に全コマの画像
がプリントされたインデックスプリントも同時に渡して
もよい。このようなインデックプリントがあると、必要
なコマが選択しやすくなる。また、図3に示したインデ
ックスプリント6Aのように、各コマの画像の横に枚数
指定用のマーキング領域61Aを形成してもよい。この場
合には、このインデックスプリントが注文カードを兼ね
ることになる。
と、それに対応した注文カード6、及び同時プリントが
依頼者に渡される。なお、一枚の印画紙に全コマの画像
がプリントされたインデックスプリントも同時に渡して
もよい。このようなインデックプリントがあると、必要
なコマが選択しやすくなる。また、図3に示したインデ
ックスプリント6Aのように、各コマの画像の横に枚数
指定用のマーキング領域61Aを形成してもよい。この場
合には、このインデックスプリントが注文カードを兼ね
ることになる。
【0023】以下に、焼増しを注文する場合を説明す
る。後日、依頼者が焼増しを注文するときは、依頼者
は、プリントとフィルム3、場合によってはインデック
スプリントを見ながら、所望のコマを選択し、注文カー
ド6の該当するマーキング領域61に所定のマークを施
す。所定の記名欄には依頼者の氏名と電話番号を記入す
る。
る。後日、依頼者が焼増しを注文するときは、依頼者
は、プリントとフィルム3、場合によってはインデック
スプリントを見ながら、所望のコマを選択し、注文カー
ド6の該当するマーキング領域61に所定のマークを施
す。所定の記名欄には依頼者の氏名と電話番号を記入す
る。
【0024】図2に示した注文カード6の場合で、例え
ば、コマ番号3を3枚、コマ番号11を2枚焼増しした
いときは、図2に示したようにコマ番号3の「3」の文
字と、コマ番号11の「2」の文字とを黒の鉛筆かマー
カー等で塗り潰す。なお、「5」の文字と「3」の文字
を塗り潰して8枚を指定することも可能である。そし
て、仕上がり条件(サイズ,光沢あり,光沢なし,縁あ
り,縁なし,等)を指定するマーキング領域を設けても
よい。
ば、コマ番号3を3枚、コマ番号11を2枚焼増しした
いときは、図2に示したようにコマ番号3の「3」の文
字と、コマ番号11の「2」の文字とを黒の鉛筆かマー
カー等で塗り潰す。なお、「5」の文字と「3」の文字
を塗り潰して8枚を指定することも可能である。そし
て、仕上がり条件(サイズ,光沢あり,光沢なし,縁あ
り,縁なし,等)を指定するマーキング領域を設けても
よい。
【0025】さらに、同時プリントにおける露光条件等
の処理条件を特別に指定したい場合には、メモ等を記入
して指定するようにしてもよい。
の処理条件を特別に指定したい場合には、メモ等を記入
して指定するようにしてもよい。
【0026】以上のようにして所定の欄が塗り潰された
注文カード6と対応するフィルム3とで、焼増しが注文
された場合には、上記写真処理装置1のカード読み書き
部5に注文カード6がセットされると、カード読み書き
部5においては、挿入された注文カード6を引込みなが
らマーク読み取り器51と磁気データ読み書き器52によっ
て当該注文カード6のマーキング領域61と磁気記録領域
62とを走査して、塗り潰されたマークの位置と磁気デー
タとを読み取り、コントローラ9へ出力する。このとき
各マークと磁気データは、当該注文カード6の縁に形成
されたタイミングマーク63を検出して得られるタイミン
グパルスと関連付けて出力される。このタイミングマー
ク63は、磁気的,光学的,もしくは機械的なものでもよ
い。
注文カード6と対応するフィルム3とで、焼増しが注文
された場合には、上記写真処理装置1のカード読み書き
部5に注文カード6がセットされると、カード読み書き
部5においては、挿入された注文カード6を引込みなが
らマーク読み取り器51と磁気データ読み書き器52によっ
て当該注文カード6のマーキング領域61と磁気記録領域
62とを走査して、塗り潰されたマークの位置と磁気デー
タとを読み取り、コントローラ9へ出力する。このとき
各マークと磁気データは、当該注文カード6の縁に形成
されたタイミングマーク63を検出して得られるタイミン
グパルスと関連付けて出力される。このタイミングマー
ク63は、磁気的,光学的,もしくは機械的なものでもよ
い。
【0027】コントローラ9においては、各マークの位
置を示すデータと前記タイミングパルスとから、フィル
ム1本分の各コマ毎の注文枚数を得て、メモリ71に焼増
し枚数情報として記憶する。また、磁気データから、露
光条件等の処理条件を読み取り、メモリ72に焼増し条件
情報として記憶する。
置を示すデータと前記タイミングパルスとから、フィル
ム1本分の各コマ毎の注文枚数を得て、メモリ71に焼増
し枚数情報として記憶する。また、磁気データから、露
光条件等の処理条件を読み取り、メモリ72に焼増し条件
情報として記憶する。
【0028】フィルムスリーブから全てのフィルムのピ
ースを取り出して、写真焼付け部2にセットする。写真
焼付け部2においてはセットされたフィルム3のコマ番
号を、各コマに付されたバーコード等のコマ番号識別情
報に基づいて読み取り、前記メモリ71の焼増し枚数情報
を参照して、指定されたコマ番号の画像のみを指定され
た枚数分印画紙にプリントして、切断して排出する。な
お、このとき、指定されたコマ番号の画像をスキャナで
得て、一旦、モニタ8に表示して確認して、操作卓7の
スタートキーを押してから露光開始してもよい。
ースを取り出して、写真焼付け部2にセットする。写真
焼付け部2においてはセットされたフィルム3のコマ番
号を、各コマに付されたバーコード等のコマ番号識別情
報に基づいて読み取り、前記メモリ71の焼増し枚数情報
を参照して、指定されたコマ番号の画像のみを指定され
た枚数分印画紙にプリントして、切断して排出する。な
お、このとき、指定されたコマ番号の画像をスキャナで
得て、一旦、モニタ8に表示して確認して、操作卓7の
スタートキーを押してから露光開始してもよい。
【0029】このときの露光条件等の処理条件は、前記
メモリ72の焼増し条件情報を参照して決定される。な
お、メモ等の特別な条件が記入されている場合には、操
作者がメモ書き等を見ながら操作卓にて処理条件を設定
する。
メモリ72の焼増し条件情報を参照して決定される。な
お、メモ等の特別な条件が記入されている場合には、操
作者がメモ書き等を見ながら操作卓にて処理条件を設定
する。
【0030】なお、前記注文カード6において指定され
たコマが存在するフィルムのピースが全てセットされて
焼増しを完了するまでは、前記注文カード6はカード読
み書き部5の内部に保持されたままである。よって、一
部のピースをセットし忘れることも防止できる。指定さ
れた全てのコマの焼増しが完了した後に、前記注文カー
ド6は自動的にカード読み書き部5から排出され、フィ
ルム3の全ピースも排出される。
たコマが存在するフィルムのピースが全てセットされて
焼増しを完了するまでは、前記注文カード6はカード読
み書き部5の内部に保持されたままである。よって、一
部のピースをセットし忘れることも防止できる。指定さ
れた全てのコマの焼増しが完了した後に、前記注文カー
ド6は自動的にカード読み書き部5から排出され、フィ
ルム3の全ピースも排出される。
【0031】そこで、フィルム3の全ピースをネガシー
トに入れて、注文カード6と、焼増したプリントと共に
依頼者に渡す。このとき、再焼増しのために、磁気デー
タのみが複写された別の注文カードも手渡してもよい。
なお、焼増し処理の途中において、注文カード6をカー
ド読み書き部5から強制的に排出する操作も可能であ
る。
トに入れて、注文カード6と、焼増したプリントと共に
依頼者に渡す。このとき、再焼増しのために、磁気デー
タのみが複写された別の注文カードも手渡してもよい。
なお、焼増し処理の途中において、注文カード6をカー
ド読み書き部5から強制的に排出する操作も可能であ
る。
【0032】なお、処理条件には、プリントデータ等の
露光条件の他に、現像処理等のコマ画像を印画紙へ焼付
け現像する際に必要な条件が含まれ、注文カードにはそ
の処理条件の全部または一部が記録されている。
露光条件の他に、現像処理等のコマ画像を印画紙へ焼付
け現像する際に必要な条件が含まれ、注文カードにはそ
の処理条件の全部または一部が記録されている。
【0033】このようにして、注文カード6において指
定された焼増し枚数と仕上がり条件に基づいて、自動的
に焼増しを行うので、焼増しの作業効率が向上するとと
もに、確実に行えるという効果が得られる。加えて、同
時プリント時における露光条件の補正値等の処理条件も
前記注文カード6から読み出して、その処理条件に基づ
いて焼付け処理を行うので、同時プリント時と同質のプ
リントが得られ、依頼者を充分満足させることができる
のである。
定された焼増し枚数と仕上がり条件に基づいて、自動的
に焼増しを行うので、焼増しの作業効率が向上するとと
もに、確実に行えるという効果が得られる。加えて、同
時プリント時における露光条件の補正値等の処理条件も
前記注文カード6から読み出して、その処理条件に基づ
いて焼付け処理を行うので、同時プリント時と同質のプ
リントが得られ、依頼者を充分満足させることができる
のである。
【0034】なお、フィルム3の全ピースをネガシート
に入れて、注文カード6と、焼増したプリントと共に依
頼者に渡すとき、再焼増しのために、磁気データのみが
複写された別の注文カードも手渡してもよい。また、焼
増し処理の途中において、注文カード6をカード読み書
き部5から強制的に排出する操作も可能である。
に入れて、注文カード6と、焼増したプリントと共に依
頼者に渡すとき、再焼増しのために、磁気データのみが
複写された別の注文カードも手渡してもよい。また、焼
増し処理の途中において、注文カード6をカード読み書
き部5から強制的に排出する操作も可能である。
【0035】また、以上において説明したカード読み書
き部5は、写真処理装置1に一体的に内蔵しても、別途
設けて電気的に接続してもよい。また、注文カード6に
は、焼増し条件や依頼者の氏名以外に、取次ぎ店の名称
や電話番号、フィルムと対応させるための識別情報、注
文日付、仕上がり予定日等、種々の情報を表示すること
が可能である。
き部5は、写真処理装置1に一体的に内蔵しても、別途
設けて電気的に接続してもよい。また、注文カード6に
は、焼増し条件や依頼者の氏名以外に、取次ぎ店の名称
や電話番号、フィルムと対応させるための識別情報、注
文日付、仕上がり予定日等、種々の情報を表示すること
が可能である。
【0036】また、同時プリント時の写真処理装置と焼
増し時の写真処理装置とは同一の装置でも別の装置でも
よい。また、請求項1に対応する形態として、セットさ
れたフィルムの画像を読み取るスキャナと、表示用のモ
ニタと、補正用の操作部のみを備えた写真処理装置も可
能である。即ち、この場合には、プリントは行わず、モ
ニタ上で補正処理のみを行う。
増し時の写真処理装置とは同一の装置でも別の装置でも
よい。また、請求項1に対応する形態として、セットさ
れたフィルムの画像を読み取るスキャナと、表示用のモ
ニタと、補正用の操作部のみを備えた写真処理装置も可
能である。即ち、この場合には、プリントは行わず、モ
ニタ上で補正処理のみを行う。
【0037】そして、請求項2に対応する形態の写真処
理装置によって、プリントを行うようにすることも可能
である。また、同時プリント時に注文カードに書き込む
焼増し条件情報は、磁気データとして記録することに限
定されるものではなく、バーコードプリンタや所定の構
造のマークプリンタで光学的に読み取り可能な情報とし
て記録してもよい。
理装置によって、プリントを行うようにすることも可能
である。また、同時プリント時に注文カードに書き込む
焼増し条件情報は、磁気データとして記録することに限
定されるものではなく、バーコードプリンタや所定の構
造のマークプリンタで光学的に読み取り可能な情報とし
て記録してもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現像済のフィ
ルムの各コマにおける露光条件等の処理条件を補正した
ときの処理条件を自動的に注文カードに記録するので、
この注文カードを用いれば、当該フィルムの画像を再び
プリントするときには、改めて露光条件等の処理条件を
求める必要がない。よって、再びプリントする作業の能
率が向上するという効果と、何回も同じ処理条件でプリ
ントすることができるという効果が得られる。即ち、こ
のような写真処理装置を用いることによって、依頼者が
満足するプリントを提供できるという効果が得られるの
である。
ルムの各コマにおける露光条件等の処理条件を補正した
ときの処理条件を自動的に注文カードに記録するので、
この注文カードを用いれば、当該フィルムの画像を再び
プリントするときには、改めて露光条件等の処理条件を
求める必要がない。よって、再びプリントする作業の能
率が向上するという効果と、何回も同じ処理条件でプリ
ントすることができるという効果が得られる。即ち、こ
のような写真処理装置を用いることによって、依頼者が
満足するプリントを提供できるという効果が得られるの
である。
【0039】請求項2の発明によれば、注文カードか
ら、予め得られた処理条件と依頼者が指定したコマ毎の
プリント枚数とを読み取って、それに基づいてプリント
することにより、人為的なミスを防いで、正確で能率的
なプリント作成ができるという効果が得られる。また、
記録された処理条件に基づいて処理するので、何回も同
じ処理条件でプリントすることができ、依頼者が満足す
るプリントを提供できるという効果が得られる。
ら、予め得られた処理条件と依頼者が指定したコマ毎の
プリント枚数とを読み取って、それに基づいてプリント
することにより、人為的なミスを防いで、正確で能率的
なプリント作成ができるという効果が得られる。また、
記録された処理条件に基づいて処理するので、何回も同
じ処理条件でプリントすることができ、依頼者が満足す
るプリントを提供できるという効果が得られる。
【図1】本発明にかかる写真処理装置の実施例の構成図
である。
である。
【図2】注文カードの一例の平面図である。
【図3】インデックスプリントの一例の平面図である。
2 写真焼付け部(請求項1の補正手段,請求項2の
焼付け手段) 3 フィルム 4 印画紙(感光材料) 5 カード読み書き部 51 マーク読み取り器(請求項2の処理枚数読み取り
手段) 52 磁気データ読み書き器(請求項1の処理条件書込
み手段) 52 磁気データ読み書き器(請求項2の処理条件読み
取り手段) 6 注文カード 61 マーキング領域(マークシート部) 62 磁気記録領域(処理条件記録部) 7 操作卓(請求項1の補正手段) 8 モニタ(請求項1の補正手段) 9 コントローラ(請求項2の焼付け手段)
焼付け手段) 3 フィルム 4 印画紙(感光材料) 5 カード読み書き部 51 マーク読み取り器(請求項2の処理枚数読み取り
手段) 52 磁気データ読み書き器(請求項1の処理条件書込
み手段) 52 磁気データ読み書き器(請求項2の処理条件読み
取り手段) 6 注文カード 61 マーキング領域(マークシート部) 62 磁気記録領域(処理条件記録部) 7 操作卓(請求項1の補正手段) 8 モニタ(請求項1の補正手段) 9 コントローラ(請求項2の焼付け手段)
Claims (2)
- 【請求項1】処理条件記録部と、各コマ毎にプリント枚
数を指定するマークシート部とを備え注文カードを用い
る写真処理装置であって、 現像済のフィルムの各コマにおける露光条件等の処理条
件を補正する補正手段と、 補正された処理条件をカードの処理条件記録部に記録す
る処理条件書込み手段とを具備したことを特徴とする写
真処理装置。 - 【請求項2】処理条件記録部と、各コマ毎にプリント枚
数を指定するマークシート部とを備え注文カードを用い
る写真処理装置であって、 カードの処理条件記録部に記録された処理条件を読み取
る処理条件読み取り手段と、 カードのマークシート部に記録されたコマ毎のプリント
枚数を読み取る処理枚数読み取り手段と、 読み取った前記処理条件と、各コマ毎のプリント枚数と
に基づいて、フィルムの各コマの画像を感光材料へ焼付
けする焼付け手段とを具備したことを特徴とする写真処
理装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01162395A JP3228045B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 写真処理装置 |
EP96100943A EP0724189B1 (en) | 1995-01-27 | 1996-01-24 | Image selecting apparatus for photographic printer |
DE69623511T DE69623511T2 (de) | 1995-01-27 | 1996-01-24 | Bildauswahlvorrichtung für ein photographisches Kopiergerät |
US08/591,089 US5745220A (en) | 1995-01-27 | 1996-01-25 | Image selecting apparatus for photographic printer |
CA002168150A CA2168150C (en) | 1995-01-27 | 1996-01-26 | Image selecting apparatus for photographic printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01162395A JP3228045B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 写真処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201927A true JPH08201927A (ja) | 1996-08-09 |
JP3228045B2 JP3228045B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=11783058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01162395A Expired - Fee Related JP3228045B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 写真処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228045B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP01162395A patent/JP3228045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3228045B2 (ja) | 2001-11-12 |
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