JPH08201723A - 集光光学器 - Google Patents

集光光学器

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Publication number
JPH08201723A
JPH08201723A JP1159695A JP1159695A JPH08201723A JP H08201723 A JPH08201723 A JP H08201723A JP 1159695 A JP1159695 A JP 1159695A JP 1159695 A JP1159695 A JP 1159695A JP H08201723 A JPH08201723 A JP H08201723A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
laser
light
pinhole
optical device
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Withdrawn
Application number
JP1159695A
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English (en)
Inventor
Osamu Noda
修 野田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光の発散角が大きい半導体レーザ等の
場合のレーザ光の集光性の向上を可能とする。 【構成】 光源1より順次配設された第1,第2,第3
のレンズ4,5,6により形成された集光光学器におい
て、第1のレンズ4と第2のレンズ5の間に配設された
ピンホール9を備えたことによって、ピンホール9通過
前のレーザ光2に含まれるサイドローブはピンホール9
により除去され、ピンホール9通過後のレーザ光2は回
折光を含まないため、第3のレンズ6による集光性を向
上させることができ、レーザ光2の発散角が大きい半導
体レーザ等を集光性が要求される場合にも活用すること
が可能となり、光源の小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ等に適用
される集光光学器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザに適用される集光光
学器においては、図3に示すように半導体レーザ1より
発射するレーザ光2を平行ビーム化し、かつ、集光前の
ビーム径を拡大するための第1,第2の集光レンズ4,
5が設けられ、最後にレーザ光2を集光点7で集光させ
るための第3の集光レンズ5が配設されていた。
【0003】この集光点7での集光スポット径dは、レ
ーザ光2のビーム特性に依存するものである。例えば、
レーザ光2の近軸光線における光線追跡では、集光スポ
ット径dに対してd=fθ(f:レンズの焦点距離、
θ:レーザの発散角)なる関係式が成立し、レーザ光2
の発散角が小さいほど(平行ビームに近いほど)集光性
がよい。
【0004】また、ガウシアンモードビームのレンズの
集光においては、集光スポット径dに対してd=c・λ
f/D(c:定数、λ:波長、f:レンズの焦点距離、
D:入射光のビーム径)なる関係式が成立し、入射光の
ビーム径Dが大きいほど、またレンズの焦点距離fが小
さいほど、集光点7でのスポット径dは小さく絞ること
ができる。従って、従来、集光光学系を形成する場合に
は、平行ビーム化と入射光のビーム径の拡大を考慮して
設計がなされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザは、通常
のレーザ、例えば計測等によく使用されるHe−Neレ
ーザと比較した場合、以下の特長がある。
【0006】1点目は、半導体レーザのビームの発散角
が20°であるのに対して、He−Neレーザのビーム
のそれは9×10-2°であり、発散角が大きいため、集
光性が悪く、ビーム品質が悪い点である。
【0007】2点目は、半導体レーザが縦10×横10
×高さ10であるのに対して、He−Neレーザは直径
40×長さ250であり、コンパクトなため、光源とし
ての小型化が図りうる点である。
【0008】上記半導体レーザは上記の特長を有するこ
とから、近年、光源の小型化のためにHe−Neレーザ
等からの置換が期待されているが、ビーム品質が悪いと
いう欠点がある。
【0009】また、半導体レーザはビームの発散角が大
きいために、レンズの有効径内に入射させることができ
ず、レーザ光の一部のみをレンズ系から取り出す必要が
あるため、回折光の影響が発生する。
【0010】図4は集光スポットでのビームプロフィル
を示しており、実線は回折光の影響がある場合、破線は
回折光の影響がない場合である。破線ではガウシアンビ
ームとなっているが、実線では主ローブ11の他にサイ
ドローブ12が発生したり、主ローブ11の径も拡大す
ることがわかる。このため、半導体レーザの場合には、
集光スポットでの径が大きくなり、集光性が悪化するこ
とになる。
【0011】従来の半導体レーザに適用される集光光学
器においては、前記のように半導体レーザの発散角が大
きいこと、および回折光の影響が発生することにより、
良好な集光性を得ることができなかった。本発明は上記
の課題を解決しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の集光光学器は、
光源側より第1,第2,第3のレンズが順次配設されて
形成された集光光学器において、第1のレンズと第2の
レンズの間に配設されたピンホールを備えたことを特徴
としている。
【0013】
【作用】上記において、光源から放射されたレーザ光
は、第1のレンズにより集光された後、発散し、第2の
レンズにより平行光となった後、第3のレンズにより集
光されて集光スポットを形成する。
【0014】上記光源が半導体レーザのように発散角が
大きいレーザ光を放射する場合、このレーザ光を第1の
レンズの有効径内に通すことは不可能であるため、第1
のレンズを通過したレーザ光は回折光を含んだレーザ光
であるが、第1のレンズの集光点にはレーザ光のサイド
ローブを除去するピンホールが設けられているため、第
2のレンズを通過したレーザ光により形成された平行光
は、回折光を含まない。
【0015】そのため、半導体レーザのようにレーザ光
の発散角の大きい光源を用いた場合にも、第3のレンズ
により集光されたレーザ光はビーム径の小さい集光スポ
ットを形成する。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例に係る集光光学器を図1に
示す。図1に示す本実施例は、半導体レーザ1側より順
次配設された第1,第2,第3のレンズ4,5,6によ
り形成された集光光学器において、上記半導体レーザ1
と第1のレンズ4の間に配設された第4のレンズ3,第
4のレンズ3と第1のレンズ4の間に配設された開口板
10、および上記第1のレンズ4と第2のレンズ5の間
に配設されたピンホール9を備えている。
【0017】上記において、半導体レーザ1から放射さ
れたレーザ光2は、第4のレンズ3を通過する。このと
き、全てのレーザ光2をレンズ3に入射することは不可
能であるため、回折光が発生する。
【0018】第4のレンズ3を通過したレーザ光2は、
開口板10を通過してそのビーム径を調整し、第1のレ
ンズ4の有効径より小さいビーム径のレーザ光2とな
る。このレーザ光2はレンズ4により、一度ビームを集
光させ、ピンホール9を通過させる。
【0019】このピンホール9通過前後のレーザ光2の
状況について、図2(a)を用いて説明する。ピンホー
ル9通過前のレーザ光2は、図2(a)に示すように回
折光の影響により主ローブ11とサイドローブ12を有
するが、サイドローブ12をカットするような穴径のピ
ンホール9を採用しているため、主ローブ11を通過さ
せることができる。
【0020】また、主ローブ11とサイドローブ12の
間のビーム強度が0の所でサイドローブ12を除去する
ことにより新たな回折光は発生せず、主ローブ11のみ
を集光させることが可能となる。
【0021】上記ピンホール9を通過したレーザ光2
は、第2のレンズ5を用いてビームの平行化と入射ビー
ム径8の拡大を行い、レンズ6を用いて再度集光させ、
集光スポット7を形成させる。
【0022】このレーザ光2はサイドローブ12の影響
がないために集光性がよく、図2(b)に示すようによ
く絞られた小さな集光径の集光スポット7を得ることが
できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の集光光学器は、光源側より順次
配設された第1,第2,第3のレンズにより形成された
集光光学器において、第1のレンズと第2のレンズの間
に配設されたピンホールを備えたことによって、ピンホ
ール通過前のレーザ光に含まれるサイドローブはピンホ
ールにより除去され、ピンホール通過後のレーザ光は回
折光を含まないため、第3のレンズによる集光性を向上
させることができ、レーザ光の発散角が大きい半導体レ
ーザ等を集光性が要求される場合にも活用することが可
能となり、光源の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る集光光学器の説明図で
ある。
【図2】上記一実施例に係るビームプロフィルの説明図
で、(a)はピンホール、(b)は集光スポットにおけ
る説明図である。
【図3】従来の集光光学器の説明図である。
【図4】上記従来の集光光学器に係る回折光の影響があ
る場合とない場合の集光スポット部のビームプロフィル
の説明図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 レーザ光 3,4,5,6 レンズ 7 集光スポット 9 ピンホール 10 開口板 11 主ローブ 12 サイドローブ 13 主ローブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源側より第1,第2,第3のレンズが
    順次配設されて形成された集光光学器において、第1の
    レンズと第2のレンズの間に配設されたピンホールを備
    えたことを特徴とする集光光学器。
JP1159695A 1995-01-27 1995-01-27 集光光学器 Withdrawn JPH08201723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1159695A JPH08201723A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 集光光学器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1159695A JPH08201723A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 集光光学器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08201723A true JPH08201723A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11782296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1159695A Withdrawn JPH08201723A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 集光光学器

Country Status (1)

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JP (1) JPH08201723A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402