JPH08201136A - 空気流量測定装置 - Google Patents
空気流量測定装置Info
- Publication number
- JPH08201136A JPH08201136A JP7009503A JP950395A JPH08201136A JP H08201136 A JPH08201136 A JP H08201136A JP 7009503 A JP7009503 A JP 7009503A JP 950395 A JP950395 A JP 950395A JP H08201136 A JPH08201136 A JP H08201136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sub
- passage
- air flow
- measuring device
- rectifying grid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Flowmeters (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】副通路入口部に整流格子、特に、メッシュ,ハ
ニカムを設置する。 【効果】簡単かつ安価な方法で空気流量測定装置の測定
精度向上を図る。
ニカムを設置する。 【効果】簡単かつ安価な方法で空気流量測定装置の測定
精度向上を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の内燃機関に吸
入される空気量を計測する空気流量測定装置に関する。
入される空気量を計測する空気流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、空気流量測定装置用に組み込まれ
る整流格子としては、特開昭62−232517号公報に公開さ
れた例がある。
る整流格子としては、特開昭62−232517号公報に公開さ
れた例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、空気
流量測定装置の整流格子の簡略化及び安価な整流格子を
用いた空気流量測定装置を提供することにある。
流量測定装置の整流格子の簡略化及び安価な整流格子を
用いた空気流量測定装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は実施するために
は、副通路内径に合わせた整流格子、つまりメッシュや
ハニカムを副通路入口部に設ける。
は、副通路内径に合わせた整流格子、つまりメッシュや
ハニカムを副通路入口部に設ける。
【0005】
【作用】空気流量測定装置は、空気中への発熱抵抗体の
放熱特性を利用して空気流量を測定する方式が主流であ
る。
放熱特性を利用して空気流量を測定する方式が主流であ
る。
【0006】この発熱抵抗体を用いた空気流量測定装置
は、空気通路部断面積に比較して発熱抵抗体が、かなり
小さく空気通路中の極一部の空気流速を測定して通路全
体の空気流量に換算するため、空気流量測定装置に流れ
込む空気の流速分布が偏っている偏流が生じた際は空気
流量測定の誤差となる。また層流から乱流に状態変化す
る遷移域ではノイズが大きくなる。従って、通常は空気
流量測定装置に吸入される空気量全体を整流格子により
吸入空気の流速を平均化させる処置を行っている。
は、空気通路部断面積に比較して発熱抵抗体が、かなり
小さく空気通路中の極一部の空気流速を測定して通路全
体の空気流量に換算するため、空気流量測定装置に流れ
込む空気の流速分布が偏っている偏流が生じた際は空気
流量測定の誤差となる。また層流から乱流に状態変化す
る遷移域ではノイズが大きくなる。従って、通常は空気
流量測定装置に吸入される空気量全体を整流格子により
吸入空気の流速を平均化させる処置を行っている。
【0007】ところで主通路中に副通路を設け、この副
通路中に発熱抵抗体及び感温抵抗体を設置する構造を有
する空気流量測定装置の空気流量測定精度向上に最も効
果を発揮するのは、副通路内を通過する空気流の流速分
布の安定化である。本発明では副通路を通過する空気流
の安定性を向上させるために副通路入口部に整流格子を
設け、副通路中の空気の流速分布の均等化を図ることを
特徴としている。副通路を通過する空気は整流格子を通
過する際に通気抵抗を受け圧力損失が発生するが同時に
流速が増加するため、特に低空気流量を測定する際は副
通路内を通過する空気流の流速分布を安定させ、発熱抵
抗体の空気流量測定精度を向上させる効果がある。
通路中に発熱抵抗体及び感温抵抗体を設置する構造を有
する空気流量測定装置の空気流量測定精度向上に最も効
果を発揮するのは、副通路内を通過する空気流の流速分
布の安定化である。本発明では副通路を通過する空気流
の安定性を向上させるために副通路入口部に整流格子を
設け、副通路中の空気の流速分布の均等化を図ることを
特徴としている。副通路を通過する空気は整流格子を通
過する際に通気抵抗を受け圧力損失が発生するが同時に
流速が増加するため、特に低空気流量を測定する際は副
通路内を通過する空気流の流速分布を安定させ、発熱抵
抗体の空気流量測定精度を向上させる効果がある。
【0008】また、層流と乱流が入りくんだ複雑な状態
の遷移域では空気流の乱れが大きくなるためノイズが増
大し空気流量測定精度を悪化させる原因となるが、副通
路の上流に直接設置された整流格子の整流効果によりノ
イズも低減する効果を発揮する。
の遷移域では空気流の乱れが大きくなるためノイズが増
大し空気流量測定精度を悪化させる原因となるが、副通
路の上流に直接設置された整流格子の整流効果によりノ
イズも低減する効果を発揮する。
【0009】更に、副通路にのみ整流格子を設ける本発
明により、整流格子の使用量が低減し整流格子の価格を
低減できる。
明により、整流格子の使用量が低減し整流格子の価格を
低減できる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図7により説明
する。
する。
【0011】図1は本発明である副通路の入口部に整流
格子を設置した空気流量測定装置。図2ないし図7は他
の実施例を示した空気流量測定装置の断面図である。
格子を設置した空気流量測定装置。図2ないし図7は他
の実施例を示した空気流量測定装置の断面図である。
【0012】本発明は空気流量測定装置の空気流量測定
精度向上を目的に考案した。図1,図2を例に説明す
る。1は副通路であり金属,合成樹脂等により成形され
る。副通路入口部に設置される整流格子2となるメッシ
ュは金属,合成樹脂より成る。メッシュの後方の副通路
中1に発熱抵抗体3及び感温抵抗体4が設置される構造
である。
精度向上を目的に考案した。図1,図2を例に説明す
る。1は副通路であり金属,合成樹脂等により成形され
る。副通路入口部に設置される整流格子2となるメッシ
ュは金属,合成樹脂より成る。メッシュの後方の副通路
中1に発熱抵抗体3及び感温抵抗体4が設置される構造
である。
【0013】図2は副通路1入口部に設置される整流格
子にハニカム5を使用し整流効果を増大することによ
り、空気流量測定精度の向上を図っている。
子にハニカム5を使用し整流効果を増大することによ
り、空気流量測定精度の向上を図っている。
【0014】図3は図1に示した本発明の具体的な実施
例である。副通路1入口部に設ける整流格子2は、金属
及び合成樹脂より成る副通路1の成形時に同時に型にセ
ットして金属及び合成樹脂に埋め込み一体インサート成
形してしまう方法である。この際、整流格子2は全周の
端部を凹形や二重折りに成形することにより整流格子2
の抜け強度が向上する。
例である。副通路1入口部に設ける整流格子2は、金属
及び合成樹脂より成る副通路1の成形時に同時に型にセ
ットして金属及び合成樹脂に埋め込み一体インサート成
形してしまう方法である。この際、整流格子2は全周の
端部を凹形や二重折りに成形することにより整流格子2
の抜け強度が向上する。
【0015】図4も図1に示した本発明の具体的な実施
例である。副通路1入口部全周を覆う整流格子2は凹形
に成形され、更に副通路1外周に設けた溝部に合わせて
更に成形された形状とする。この2段階に成形された整
流格子で副通路入口部を覆い、整流格子2の抜け防止と
してリング6でロックする構造である。
例である。副通路1入口部全周を覆う整流格子2は凹形
に成形され、更に副通路1外周に設けた溝部に合わせて
更に成形された形状とする。この2段階に成形された整
流格子で副通路入口部を覆い、整流格子2の抜け防止と
してリング6でロックする構造である。
【0016】図5は図4に提示した発明の別の実施例で
ある。凹形に成形された整流格子2は副通路1の外周に
挿入した後、コア12を圧入し整流格子2を固定する構
造である。
ある。凹形に成形された整流格子2は副通路1の外周に
挿入した後、コア12を圧入し整流格子2を固定する構
造である。
【0017】図6も図1に示した本発明の具体的な実施
例である。副通路1が合成樹脂によるモールド成形の
際、副通路1の入口部に整流格子2を納める段差を設
け、整流格子2を設置した後超音波溶接等により整流格
子2の外周を固定する構造である。
例である。副通路1が合成樹脂によるモールド成形の
際、副通路1の入口部に整流格子2を納める段差を設
け、整流格子2を設置した後超音波溶接等により整流格
子2の外周を固定する構造である。
【0018】図7も図1に提示した本発明の実施例であ
る。吸入空気の整流効果を向上させるため全吸入空気導
入部に整流格子7を設け、更に副通路1入口部にも整流
格子2を設置する構造である。この構造によると2枚の
整流格子による整流効果が期待できるため空気流量測定
装置の精度向上に寄与する。
る。吸入空気の整流効果を向上させるため全吸入空気導
入部に整流格子7を設け、更に副通路1入口部にも整流
格子2を設置する構造である。この構造によると2枚の
整流格子による整流効果が期待できるため空気流量測定
装置の精度向上に寄与する。
【0019】図7を例にして本発明の発熱抵抗体を用い
た空気流量測定装置の構成を実施例として説明する。3
は副空気通路中1に設置された発熱抵抗体である。4は
発熱抵抗体3と同じ副空気通路中1に設置された温度補
償用の感温抵抗体である。8は発熱抵抗体3より検出し
た信号を電気的に処理する駆動回路である。9は大部分
の空気が流れる主空気通路である。
た空気流量測定装置の構成を実施例として説明する。3
は副空気通路中1に設置された発熱抵抗体である。4は
発熱抵抗体3と同じ副空気通路中1に設置された温度補
償用の感温抵抗体である。8は発熱抵抗体3より検出し
た信号を電気的に処理する駆動回路である。9は大部分
の空気が流れる主空気通路である。
【0020】発熱抵抗体3,感温抵抗体4は共に抵抗体
であり両者の抵抗温度係数は等しい抵抗体を使用する。
また両者は電気的に駆動回路8と接続している。この空
気流量測定装置の発熱抵抗体3,感温抵抗体4は吸入空
気の一部が通過する副通路1にターミナル10に溶接さ
れ保持される。このターミナル10は電気的に駆動回路
8と接続しており、発熱抵抗体3,感温抵抗体4と駆動
回路8を電気的に接続している。駆動回路8はボディ1
1に固定され一体構造となる。
であり両者の抵抗温度係数は等しい抵抗体を使用する。
また両者は電気的に駆動回路8と接続している。この空
気流量測定装置の発熱抵抗体3,感温抵抗体4は吸入空
気の一部が通過する副通路1にターミナル10に溶接さ
れ保持される。このターミナル10は電気的に駆動回路
8と接続しており、発熱抵抗体3,感温抵抗体4と駆動
回路8を電気的に接続している。駆動回路8はボディ1
1に固定され一体構造となる。
【0021】次に動作を説明する。駆動回路8により発
熱抵抗体3を一定の温度に加熱するための印加電流が供
給される。この加熱温度は吸入空気の量と関係なく発熱
抵抗体3と感温抵抗体4で検出する吸入空気温度との温
度差が常に一定に保たれるように感温抵抗体4で補正し
ている。従って、高流量が主空気通路9を流れた場合は
高い電流を、低流量が流れた際は低い電流を供給して発
熱抵抗体3と感温抵抗体4の温度差を常に一定に保つよ
うに駆動回路8でフィードバック制御する原理であり、
加熱電流を抵抗で検出し、出力信号を得る構造である。
発熱抵抗体3に供給する印加電流と吸入空気流量との間
には単調増加関数の関係があり、この関係により吸入空
気流量を測定する原理である。
熱抵抗体3を一定の温度に加熱するための印加電流が供
給される。この加熱温度は吸入空気の量と関係なく発熱
抵抗体3と感温抵抗体4で検出する吸入空気温度との温
度差が常に一定に保たれるように感温抵抗体4で補正し
ている。従って、高流量が主空気通路9を流れた場合は
高い電流を、低流量が流れた際は低い電流を供給して発
熱抵抗体3と感温抵抗体4の温度差を常に一定に保つよ
うに駆動回路8でフィードバック制御する原理であり、
加熱電流を抵抗で検出し、出力信号を得る構造である。
発熱抵抗体3に供給する印加電流と吸入空気流量との間
には単調増加関数の関係があり、この関係により吸入空
気流量を測定する原理である。
【0022】
【発明の効果】本発明によると副通路に設置された整流
格子により簡単かつ安価の方法により空気流量測定装置
の高精度化に寄与する。
格子により簡単かつ安価の方法により空気流量測定装置
の高精度化に寄与する。
【図1】本発明の空気流量測定装置の一実施例の断面
図。
図。
【図2】本発明の空気流量測定装置の第二実施例の断面
図。
図。
【図3】本発明の空気流量測定装置の第三実施例の断面
図。
図。
【図4】本発明の空気流量測定装置の第四実施例の断面
図。
図。
【図5】本発明の空気流量測定装置の第五実施例の断面
図。
図。
【図6】本発明の空気流量測定装置の第六実施例の断面
図。
図。
【図7】本発明の空気流量測定装置の第七実施例の断面
図。
図。
1…副通路、2…整流格子、3…発熱抵抗体、4…感温
抵抗体、10…ターミナル。
抵抗体、10…ターミナル。
Claims (7)
- 【請求項1】空気流量測定装置において、吸入空気の流
速分布に安定性を与えるため設ける整流格子、特に、メ
ッシュを副通路のみに設けたことを特徴とする空気流量
測定装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記副通路にのみ設け
る前記整流格子をハニカムとしたことを空気流量測定装
置。 - 【請求項3】請求項1において、前記整流格子を前記副
通路の成形時に一体にして、インサート成形する空気流
量測定装置。 - 【請求項4】請求項1において、前記副通路の入口部全
周を覆う凹形に成形した前記整流格子を前記副通路外周
に設けた溝部に対応するリングにより固定した空気流量
測定装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記副通路の入口部全
周を覆う凹形に成形した前記整流格子を前記副通路外周
に挿入した後、コアを圧入し前記整流格子を固定する空
気流量測定装置。 - 【請求項6】請求項1において、前記副通路が合成樹脂
で成形される際、前記整流格子を前記副通路入口部に設
置し前記整流格子の外周を超音波溶接等で溶着して固定
する空気流量測定装置。 - 【請求項7】空気流量測定装置において、主通路入口部
と副通路入口部の双方にメッシュ,ハニカム等の整流格
子を設けた空気流量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009503A JPH08201136A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 空気流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009503A JPH08201136A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 空気流量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201136A true JPH08201136A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11722053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7009503A Pending JPH08201136A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 空気流量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08201136A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6886401B2 (en) | 2003-02-26 | 2005-05-03 | Ckd Corporation | Thermal flow sensor having sensor and bypass passages |
JP2016223799A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 愛知時計電機株式会社 | 超音波流量計 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP7009503A patent/JPH08201136A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6886401B2 (en) | 2003-02-26 | 2005-05-03 | Ckd Corporation | Thermal flow sensor having sensor and bypass passages |
JP2016223799A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 愛知時計電機株式会社 | 超音波流量計 |
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