JP3070641B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP3070641B2
JP3070641B2 JP4270328A JP27032892A JP3070641B2 JP 3070641 B2 JP3070641 B2 JP 3070641B2 JP 4270328 A JP4270328 A JP 4270328A JP 27032892 A JP27032892 A JP 27032892A JP 3070641 B2 JP3070641 B2 JP 3070641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の流量を検出する流
体流量計に関し、特に流体が流れる主通路内に分岐通路
を形成し、この分岐通路内を流れる流体の流量を計測す
る流体流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流体流量計として、自動
車のエンジンに吸入される吸入空気量を検出するエアフ
ロメータが知られている。
【0003】例えば特開昭60−185118号公報に
開示される「空気流量計」が知られている。この空気流
量計は、エンジンへの吸入空気が流れる吸気通路内のほ
ぼ中央部に円筒状の部材を支持し、この部材内に分岐通
路を形成して分岐通路内を流れる空気量を熱式の流量計
により計測している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の空気流量計のよ
うに主通路のほぼ中央に分岐通路を形成するものでは、
主通路のほぼ中央から分岐通路内へ空気を導入するた
め、分岐通路内へ主通路の流量によく対応した流量を導
入することができ、分岐通路内の流量を計測することで
主通路の流量を正確に知ることができる。また、分岐通
路の温度が主通路を流れる空気の温度に応答性よく追従
して変化するので、熱式の流量計を分岐通路内に設置す
る場合には、主通路の外側、例えばエンジンルームから
の温度の外乱を受けにくく正確な流量計測が可能であ
る。
【0005】ところで、上記の公報に開示されるような
空気流量計では、分岐通路の出口からの流れが主通路内
の流れにほぼ垂直に衝突するため、主通路内の流れが絞
られ、圧力損失の増大を招くおそれがある。そして、圧
力損失が増大すると、内燃機関内へ吸入される空気の抵
抗となり、機関出力を低下させるおそれがあった。
【0006】本発明は上記のごとき従来技術の問題点に
鑑み、主通路内に分岐通路を形成し支持する流量計にお
いて、特に分岐通路出口の位置および出口の形状を改良
することにより、分岐通路出口からの流れが主通路内の
流れを絞ることを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、流体が通過する主通路を形成するととも
に、その内周径が漸増する漸増部が形成されたハウジン
グと、砲弾状に形成され、その外周径が前記ハウジング
の前記漸増部の漸増割合よりも小さな割合で下流に向か
うにつれて漸増する拡大部を前記漸増部に位置させて前
記主通路のほぼ中央部に設けられる中央部材と、前記中
央部材に開口し前記主通路を流れる流体の一部を導入す
る導入口と、前記中央部材に形成され前記導入口から導
入された流体を流す分岐通路と、前記分岐通路内に設け
られ、前記分岐通路内の流量を計測するセンサと、前記
中央部材の前記拡大部に、下流側に傾斜して開口され、
前記分配通路を流れた流体を再び前記主通路に戻す出口
とを備えたことを特徴とする流量計、という技術的手段
を採用する。
【0008】
【作用】以上に述べた本発明の構成によると、ハウジン
グ内部の主通路のほぼ中央部に、砲弾状に形成された中
央部材が設けられる。そして、中央部材には導入口と分
岐通路と出口とが形成され、分岐通路内にセンサが設け
られて流体の流量が計測される。しかも、この出口は中
央部材の外周径が下流に向かうにつれて漸増していく拡
大部に開設され、さらに下流側に傾斜して開口される。
また、この拡大部は、ハウジングに形成された漸増部に
位置し、この漸増部の漸増割合よりも小さな割合で漸増
するように形成されている。
【0009】ここで、主通路の流れは、中央部材の外周
径が下流に向かうにつれて漸増する形状となっている拡
大部に沿って流れる。このため、主通路の流れは、軸方
向から外径方向へ向かって傾斜された流れとなる。そし
て、ハウジングの漸増部によって、中央部材に沿って傾
斜された主通路の流れが、外径方向へ向かってさらに傾
斜される。
【0010】一方、上記拡大部に開設された出口からの
流れは、出口が下流側に向けて傾斜されているため、外
径方向へ向かって傾斜された主通路の流れと小さな角度
で合流するように主通路へ流出される。
【0011】このため、上記2つの流れは滑らかに合流
することが可能となり、主通路の流れと分岐通路の流れ
との衝突が低減される。したがって、分岐通路出口から
の流れが主通路内の流れを絞ることが防止される。
【0012】
【実施例】以下、自動車のエンジンに吸入される吸入空
気量を計測する熱式の空気流量計に本発明を適用した一
実施例を図1、図2、図3に基づいて説明する。
【0013】図1は、熱式の空気流量計の断面図、図2
は図1のA矢視図である。なお、図1は図2のI−I断
面を示している。空気流量計1には図中左側から吸入空
気が導入され、図中右側へ流出する。空気流量計1の上
流側開口3は図示せぬエアクリーナに挿入され、取り付
けられる。一方、下流側開口5は、空気流量計1より大
径の図示せぬ吸気ダクトに挿入され、図示せぬベルトに
より外周から締めつけられる。
【0014】空気流量計1は吸気通路を形成する中央円
筒部100と上流側円筒部200と下流側円筒部300
とを備えている。樹脂製の中央円筒部100の外側に
は、制御回路を収容する回路容器110が一体に形成さ
れ、蓋が被せられる。この回路容器110内には後述す
る熱式センサの制御回路が収容されている。また、中央
円筒部100の外側には、固定用のナット111、11
3がインサート成形された支持部115、117が成形
されている。中央円筒部100の内側は円筒状に成形さ
れ、内側へ向けて4本のリブ120、130、140、
150が一体に成形されている。さらに、リブ120、
130、140、150の先端には円筒状の中央ハウジ
ング160が一体に成形されている。中央ハウジング1
60はその中央に仕切り壁163を有し、仕切り壁16
3の中央には穴165が開設されている。
【0015】樹脂製の上流側円筒部200は下流側へ向
けて徐々に内側断面積が広がる形状に形成され、上流側
端部にはベルマウス部210が形成され、外周にはエア
クリーナへの取付用の段差が形成されている。そして、
上流側円筒部200は中央円筒部100の内側に挿入さ
れて、中央円筒部100に固定される。
【0016】樹脂製の下流側円筒部300は、図示せぬ
吸気ダクトに挿入される直管部310が形成され、中央
円筒部100の下流側端部に固定される。下流側円筒部
300の内側は円筒状に成形され、内側へ向けて4本の
リブ320、330、340、350が一体に成形され
ている。さらに、リブ320、330、340、350
の先端には椀状の下流ハウジング360が一体に成形さ
れている。
【0017】そして、4本のリブ320、330、34
0、350は、中央円筒部100から延びるリブ12
0、130、140、150の下流側に位置して図3に
図示されるような断面形状に組立られる。また、椀状の
下流ハウジング360は、中央円筒部100に支持され
る中央ハウジング160の下流側を閉塞し、滑らかな砲
弾型の形状に組立られる。
【0018】中央円筒部100に支持される中央ハウジ
ング160の上流側には、砲弾型の樹脂製の上流ハウジ
ング400が挿入され固定される。上流ハウジング40
0の上流側中央には入口開口部410が開設され、上流
ハウジング400の内側には、入口開口部410から下
流へ向けて直線的に延びる分岐管420が一体に成形さ
れている。分岐管420の下流端には、計測管430が
挿入されている。計測管430はステンレス製の内側管
433と樹脂製の外側管435とからなり、内側管43
3の上流側にはベルマウスが形成され、その内径は分岐
管420より小径に形成されている。さらに、砲弾型の
上流ハウジング400の外側には、周方向に沿って出口
開口部440、450が開設されている。この出口開口
部440、450は、周方向に延びるスリット状の開口
としてほぼ全周にわたり複数形成されている。また、出
口開口部440、450は上流ハウジング400の内側
から外側へ向けて下流側へ傾斜して開設されている。し
かも、上流側より下流側の壁面が下流側へ向けてより大
きく傾斜しており、空気をスムーズに流出させる。
【0019】上流ハウジング400は中央ハウジング1
60の上流側に挿入され固定される。このとき、分岐管
420の下流端が中央ハウジング160の内側に放射状
に形成された板状のリブ167、169の上流側端面に
当接する。なお、図1には、放射状に設けられた板状の
4枚のリブのうちの2枚167、169が図示されてい
る。これにより、計測管430の下流端と中央ハウジン
グ160の仕切り壁163との間に所定の隙間が形成さ
れ、しかも計測管430の下流端から計測管430およ
び分岐管420の外周側への空気通路が確保される。そ
して、上流ハウジング400と中央ハウジング160と
下流ハウジング360とで形成される中央部材は、外形
が滑らかな繭型に組立てられる。
【0020】ここで、上流ハウジング400の出口開口
440、450より上流の部位と上流側円筒部200と
の間には、吸気通路の断面積が最も絞られた絞り部が形
成されており、図中一点鎖線Bで示す位置の流路断面積
が最も狭い。これにより、上流側開口3から流入した空
気流は、絞り部で絞られ、上流ハウジング400の外周
に沿って均等な流れとなるように整流される。
【0021】さらに、仕切り壁163の穴165には、
下流側からセンサ部500が挿入され、センサ部500
は仕切り壁163に固定される。センサ部500は、円
筒状の樹脂部510に4本の支持ピン520、530、
540、550をインサート成形し、一端側に固定用フ
ランジ560を固定して形成される。上流側に突出した
支持ピンは長短2種類からなり、長い2本520、53
0の間にひとつのセンサ570が支持され、短い2本5
40、550の間にひとつのセンサ580が支持され
る。センサ570、580は、セラミック製ボビンの外
周に白金線を巻き、ボビン両端のリード線と接続したも
ので、同一特性のものが用いられる。
【0022】さらに、中央ハウジング160と下流ハウ
ジング360との間に形成される空間と、回路容器11
0との間には、リブ140内を通して導電部材が配設さ
れており、この導電部材は、センサ部500の下流側に
突出した支持ピンに図示せぬフレキシブル配線板を介し
て接続される。従って、回路容器110内に収容された
制御回路は、導電部材とフレキシブル配線板と支持ピン
とを介してセンサに接続される。
【0023】以上に説明した実施例では、上流側円筒部
200と中央円筒部100と下流側円筒部300との内
側に吸気通路が形成される。そして、上流ハウジング4
00と中央ハウジング160と下流ハウジング360と
により繭型の中央部材が形成され、この中央部材は4本
のリブにより吸気通路の中央に支持される。そして、吸
入空気は主として中央部材の外側を流れる。
【0024】さらに、上流ハウジング400と中央ハウ
ジング160との間には、入口開口410から、分岐管
420、計測管430、計測管430と仕切り壁163
との間の隙間を順次通り、出口開口440、450へ至
る分岐通路が形成される。従って、吸気通路を流れる空
気の一部は、入口開口410から分岐管420内を通
り、計測管430へ導入される。そして、仕切り壁16
3に衝突して径方向に流れの方向を変え、さらに、出口
開口440、450へ向けて分岐管420の外側を通っ
て流れる。そして出口開口440、450から再び吸気
通路内へ流出する。このとき、出口開口440、450
近傍の吸気通路断面積が絞られているため、吸気通路の
流速が増加し出口開口440、450近傍が負圧となっ
て、上流ハウジング400内の空気は吸い出されて流出
する。
【0025】そして、計測管430の内部に位置された
センサ570、580により分岐通路内を流れる空気の
流量が計測される。ここで、一方のセンサは温度測定用
として使用され、他方のセンサは所定温度に加熱されて
その放熱量が空気流量に応じて変化する。そして、回路
容器110に収容された制御回路は、センサを所定温度
に加熱するために要する電力を検出し、この電力を測定
流量を示す出力信号として出力する。制御回路から出力
された出力信号は、燃料噴射量制御装置などへ供給さ
れ、燃料噴射量の演算に使用される。
【0026】上記の実施例では、出口開口440、45
0より上流側に絞り部Bが形成されているため、出口開
口440、450において作用する負圧が、周方向の全
周に渡って均等に作用する。このため、上流側開口3か
ら流入する空気流に偏りがあっても、その偏りを整流し
て出口開口440、450に作用させることができる。
【0027】また、出口開口440、450には、中央
部材の表面に生じる気流の剥離も影響を与えるが、出口
開口440、450が比較的剥離の少ない中央部材の上
流寄りの位置に開口するため、低流量から高流量にわた
る広い範囲で安定した作動を得ることができる。
【0028】また、出口開口440、450はリブ12
0、130、140、150より上流に開口しているた
め、リブの表面で発生する気流の剥離により生じる乱
流、およびリブの下流端で生じる乱流の影響を受けるこ
となく分岐通路から空気を流出させることができる。
【0029】また、出口開口440、450は上流ハウ
ジング400の外周にほぼ全周にわたって開口している
ため、吸気通路全体の流れによる作用を受ける。このた
め、一部の乱流により分岐路内の流量が変動することが
防止される。
【0030】以上述べたようにこの実施例では、出口開
口440、450における空気の流れを乱れの少ない状
態に維持でき、吸気通路を流れる全流量と分岐通路を流
れる流量との比率を正確に所定の比率に維持することが
でき、分岐通路内の流量を計測することで正確に吸気通
路全体の流れを検出することができる。
【0031】さらに、出口開口440、450が砲弾状
の上流ハウジング400の内側から外側へ向けて下流側
へ傾斜して開設され、しかも、上流側より下流側の壁面
が下流側へ向けてより大きく傾斜されている。そして、
この開口440、450は上流ハウジング400の上流
側、すなわち中央部材の外周径が下流に向かうにつれて
漸増していく拡大部に開設されている。また、この拡大
部の外周近傍に位置する上流側円筒部200には、その
内周径が下流に向かうにつれて漸増していく漸増部が形
成されている。ここで、中央部材の拡大部は、その外周
径の漸増割合が、漸増部の内周径の漸増割合よりも小さ
くなるように形成されている。
【0032】このような構成のもと、吸気通路の流れ
は、まず中央部材の拡大部に沿って流れるため、軸方向
に対して外径方向へ向かって傾斜される。さらに、上流
側円筒部200の漸増部によって、中央部材に沿って傾
斜された主通路の流れは、より外径方向へ傾斜される。
【0033】一方、出口開口440、450から流出す
る流れは、開口が下流側に向かって傾斜しているため、
外径方向へ向かって傾斜された吸気通路の流れと小さな
角度で合流することができる。したがって、この2つの
流れはスムーズに合流することが可能となり、2つの流
れの衝突が大幅に緩和される。このため、流れの衝突に
よって吸気通路の流れが絞られて圧力損失が増大するこ
とを抑制でき、空気流量計1での吸気抵抗を減少させる
ことができる。したがって、内燃機関内へ吸入空気をス
ムーズに吸入させることが可能となり、機関出力を向上
させることができる。
【0034】また、上流側円筒部200の漸増部は、そ
の漸増割合が、中央部材の拡大部のそれよりも大きくな
るように形成されるため、出口開口440、450下流
側の吸気通路の面積の増加割合は、開口440、450
上流側のそれよりも大きい。したがって、出口開口44
0、450から流出する空気が吸気通路を流れる空気に
合流したときにも、この空気流量増加分によって、吸気
通路内の流れが絞られることが防止される。このため、
この流量増大によって流れが絞られ、圧力損失が増大す
ることを防止できる。したがって、内燃機関へ空気をス
ムーズに吸入させることが可能となり、機関出力を向上
させることができる。
【0035】さらに、リブ120、130、140、1
50の下流側にリブ320、330、340、350
が、下流ハウジング360と下流円筒部300との間に
形成されている。このリブは、直管部310の変形を防
止するように作用する。すなわち、このリブは、下流側
円筒部300の直管部310に吸気ダクトを介してベル
トが締めつけられる際に、直管部310の変形を防止す
る。また、高温時に直管部310が、ベルトの締めつけ
力によって変形し、吸気ダクトと下流側円筒部300と
の間に隙間ができ、この隙間から空気が流入し、これに
より、エンジン内へ余分な空気が吸入され、空燃比が薄
くなりエンジンの出力を低下させることを防止できる。
【0036】また、この実施例では分岐管の内側と外側
とを分岐通路としているため、長い分岐通路をコンパク
トに構成することができ、吸入空気量変化時のセンサ応
答性、あるいはエンジンの吸気脈動,逆流に対する応答
性の調節を通路形状により行うことができる。
【0037】また、この実施例では出口開口440、4
50を上流側に開設している。このため、リブを上流側
まで形成することができ高い強度を得ることができる。
また、この実施例では、吸気通路の一部を構成する空気
流量計のハウジングを吸気通路の流れ方向に複数の部品
に分割し、組み立てるように構成した。しかも、センサ
部は分岐通路に対して下流側の壁面から軸方向に挿入す
るようにした。このため、空気流量計の組立にあたって
は、外形がほぼ円筒状の各部品を軸方向に組付けてゆく
だけでよく、組立作業を容易にできる。
【0038】なお、この実施例では、分岐通路のセンサ
570、580を通過する空気は、計測管430と仕切
り壁163との間の隙間を通過したあと再び上流側へ向
かって流され、出口開口440、450から吸気通路へ
流出されている。しかしながら、このような実施例に限
らず、例えば、分岐通路を迂回させずに仕切り壁163
に沿って径方向に延ばし、吸気通路に向けて斜めに合流
させてもよい。この場合にも、吸気通路への合流部の中
央部材外壁は下流に向けて徐々に拡大する形状とし、円
筒部内壁も下流に向けて漸増していく形状とする。
【0039】
【発明の効果】以上述べた本発明の構成および作用によ
ると、分岐通路の出口が、砲弾状に形成された中央部材
の外周径が下流に向かうにつれて漸増していく拡大部に
開設され、しかも、下流側に傾斜して開口される。さら
に、ハウジング内周には、その内周径が上記漸増部の漸
増割合よりも大きく漸増するように形成された漸増部が
備えられ、この漸増部に上記拡大部が位置される。
【0040】このため、主通路の流れと分岐通路の流れ
との合流が滑らかとなり、この2つの流れの衝突が緩和
される。このため、圧力損失の増大を抑制することがで
き、機関出力の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の断面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図2のIII−III断面図。
【符号の説明】
1 空気流量計 3 上流側開口 5 下流側開口 100 中央円筒部 160 中央ハウジング 140 リブ 150 リブ 200 上流側円筒部 300 下流側円筒部 340 リブ 350 リブ 360 下流ハウジング 400 上流ハウジング 410 入口開口 420 分岐管 430 計測管 440 出口開口 450 出口開口 500 センサ部
フロントページの続き (72)発明者 伴 隆央 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 永坂 玲 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 沢田 行雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−93137(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/68 - 1/699

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が通過する主通路を形成するととも
    に、その内周径が漸増する漸増部が形成されたハウジン
    グと、 砲弾状に形成され、その外周径が前記ハウジングの前記
    漸増部の漸増割合よりも小さな割合で下流に向かうにつ
    れて漸増する拡大部を前記漸増部に位置させて前記主通
    路のほぼ中央部に設けられる中央部材と、 前記中央部材に開口し前記主通路を流れる流体の一部を
    導入する導入口と、 前記中央部材に形成され前記導入口から導入された流体
    を流す分岐通路と、 前記分岐通路内に設けられ、前記分岐通路内の流量を計
    測するセンサと、 前記中央部材の前記拡大部に、下流側に傾斜して開口さ
    れ、前記分配通路を流れた流体を再び前記主通路に戻す
    出口とを備えたことを特徴とする流量計。
JP4270328A 1991-12-19 1992-10-08 流量計 Expired - Fee Related JP3070641B2 (ja)

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