JP3014888B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP3014888B2
JP3014888B2 JP5036427A JP3642793A JP3014888B2 JP 3014888 B2 JP3014888 B2 JP 3014888B2 JP 5036427 A JP5036427 A JP 5036427A JP 3642793 A JP3642793 A JP 3642793A JP 3014888 B2 JP3014888 B2 JP 3014888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイパス通路を有する
流量計に関し、特に内燃機関の吸入空気量を検出するの
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量計として特開平4−
212022号公報に開示される「空気流量計」が知ら
れている。
【0003】この流量計は、流体を案内する主通路の中
央にバイパス通路を備えた中央部材を設け、バイパス通
路にセンサを配置させ、このセンサによりバイパス通路
を流れる流速を測定し、通路全体の流れる流量を測定し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のような
流量計において、正確な流量を安定して測定するため
に、センサのバイパス通路の軸方向位置は、通路断面に
おける流速分布の傾斜が平坦である地点が望ましい。
【0005】ところが、上記従来技術の流量計のバイパ
ス通路のセンサ下流の部分は、主通路に再び流体を戻す
ために軸方向に対して直角に屈曲している。すると、流
体の向きが強制的に半径方向へ変更されるため、この屈
曲部近傍のバイパス通路断面上における流速分布が複雑
となり、流速分布の傾斜が急峻となる部分が生じてしま
う。
【0006】また、バイパス通路上流に形成されるベル
マウス部近傍では、通路断面積が次第に減少していくた
め、壁面外周の流速が増強され、通路中心の流速よりも
大きな分布となることがある。このため、流速分布が複
雑となってしまい、流速分布の傾斜が急峻となる部分が
生じてしまう。さらに、ベルマウス部からバイパス通路
内に流入した流体は、下流方向に進むにつれ、次第に流
速分布の傾斜が急峻な放物線状となってしまう。
【0007】このような流速分布の傾斜が急峻となる領
域に、上流から乱れた流れが進入すると、同一位置での
流速が大幅に変化してしまう。このため、この乱れによ
る流速分布の変動によって、大幅にセンサ測定値が変動
し、センサからの出力値に応じて算出される流量値が変
動してしまい、正確に測定することができないという問
題がある。
【0008】本発明は、上記問題に鑑み、センサを適切
なバイパス通路の軸方向位置に配置し、正確な流量を安
定して検出できる流量計を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、流体を案内する主通路と、前記主通路を通
る流体の一部を取り入れる入口部と連通し、軸方向に均
等な通路径をもつバイパス通路と、前記バイパス通路の
下流端に対向して設けられ、前記バイパス通路を流れる
流体の流れの向きを変更させる壁面部と、前記壁面部に
よって流れの向きが変更された流体を再び前記主通路へ
戻す出口部と、前記バイパス通路に設けられ、この通路
を流れる流体の流量を測定するセンサとを備え、前記セ
ンサの位置は前記バイパス通路の通路径をD、前記セン
サと前記バイパス通路の上流端との距離をL1、前記セ
ンサと前記壁面部との距離をL2 としたとき、 0.2<L1/D<1、かつL2/D>1 に設定されることを特徴とする流量計という技術的手段
を採用する。
【0010】
【作用】以上に述べた本発明の流量計の構成によると、
主通路に流入した空気の一部は入口部からバイパス通路
に流入する。そして、この通路の下流端に設けられる壁
面部と衝突することによって流れの向きが変更されて、
出口部から再び主通路に戻される。このとき、バイパス
通路に設けられたセンサが、その流量を測定する。
【0011】ここで、上記センサは、0.2<L1/D
<1、かつL2/D>1となるような位置に設定され
る。(ただし、Dは下流側バイパス通路の通路径、L1
はセンサとバイパス通路の上流端との距離、L2はセン
サと壁面部との距離とする。)上記の構成によると、L
2/D>1で設定される位置にセンサが配置されるた
め、壁面部に流体が衝突して流れの向きが変更されるこ
とにより流速分布の傾斜が急峻となる領域にセンサが配
置され、上流からの乱れによって流量値が大幅に変動し
てしまうことが防止される。
【0012】さらに、0.2<L1/D<1で設定され
る位置にセンサは配置される。このため、バイパス通路
入口部や、このバイパス通路の入口部から遠くに離れた
部分での流速分布の傾斜が急峻となる領域にセンサが配
置され、上流からの乱れによって流量値が大幅に変動し
てしまうことが防止される。
【0013】このため、上記の設定位置にセンサが配置
されると、正確な流量を安定して検出することが可能と
される。
【0014】
【実施例】以下、自動車のエンジンに吸入される吸入空
気量を計測する熱式の空気流量計に本発明を適用した一
実施例を図1、図2に基づいて説明する。
【0015】図1は、熱式の空気流量計の断面図、図2
は本実施例の要部拡大図である。空気流量計1の上流側
開口3は図示せぬエアクリーナに挿入され、取り付けら
れる。一方、下流側開口5は、空気流量計1より大径の
図示せぬ吸気ダクトに挿入され、図示せぬベルトにより
外周から締めつけられる。
【0016】空気流量計1は主通路を形成する中央円筒
部100と上流側円筒部200と下流側円筒部300と
を備えている。樹脂製の中央円筒部100の外側には、
制御回路を収容する回路容器110が一体に形成され、
蓋が被せられる。この回路容器110内には後述する熱
式センサの制御回路が収容される。中央円筒部100の
内側は円筒状に成形され、内側へ向けて図7に示すよう
に4本のリブ120、130、140、150が一体に
成形される(ただし、120、130は図示せず)。さ
らに、リブ120、130、140、150の先端には
円筒状の中央ハウジング160が一体に成形される。そ
して、中央ハウジング160はその中央に仕切り壁16
3を有し、仕切り壁163の中央には穴165が開設さ
れている。
【0017】樹脂製の上流側円筒部200は絞り部Bか
ら下流側へ向けて徐々に内側断面積が広がる形状に形成
され、上流側端部にはベルマウス部210が形成され、
外壁にはエアクリーナへの取付用の段差が形成され、こ
の段差部にエアクリーナ気密用の弾性体703が取付け
られる。そして、上流側円筒部200は中央円筒部10
0に固定される。
【0018】ベルマウス部210は、図示せぬエアクリ
ーナとの接続部においてベルマウス形状となっており、
上流側円筒部200と樹脂により一体に形成される。こ
のため、ベルマウス部210の内壁には段差、突起、隙
間等のない滑らかな形状となっている。これにより、エ
アクリーナからの空気の流れは、ベルマウス形状により
段差等の抵抗がなく滑らかに導かれ、下流側にいくに従
い絞られることにより整流される。この整流された流れ
により発生した負圧により後述の分岐管420、計測管
430を経由して出口開口440からバイパス流れが吸
い出されるため、バイパス通路内の後述する流速測定用
センサ570、温度補償用センサ580の出力変動を低
減することができ、かつ圧力損失を低減させることがで
きる。
【0019】樹脂製の下流側円筒部300は、図示せぬ
吸気ダクトに挿入される直管部310が形成され、中央
円筒部100の下流側端部に固定される。この下流側円
筒部300の内側は円筒状に成形され、内側へ向けて4
本のリブ320、330、340、350が一体に成形
される(ただし、320、330は図示せず)。そし
て、4本のリブ320、330、340、350の先端
には椀状の下流ハウジング360が一体に成形される。
【0020】また、4本のリブ320、330、34
0、350は、中央円筒部100から延びる4本のリブ
120、130、140、150の下流側に位置して図
3に図示されるような断面形状に組立られる。そして、
椀状の下流ハウジング360は、中央円筒部100に支
持される中央ハウジング160の下流側を閉塞し、滑ら
かな砲弾型の形状に組立てられる。
【0021】中央円筒部100に支持される中央ハウジ
ング160の上流側には、砲弾型で樹脂製の上流ハウジ
ング400が挿入され固定される。上流ハウジング40
0の上流側中央には入口開口410が開設され、上流ハ
ウジング400の内側には、入口開口410から下流へ
向けて直線的に延びる分岐管420が一体に成形され
る。分岐管420の下流側には、計測管430が挿入さ
れる。
【0022】計測管430はステンレス製の内側管43
3と樹脂製の外側管435とからなり、内側管433の
上流側にはベルマウス434が形成され、その内径は分
岐管420より小径に形成される。また、この内壁管4
33の下流側には、下流にいくにつれ次第に計測管43
0の管断面積が増大していくようにR部436が形成さ
れる。なお、この計測管430の管路が、本発明のバイ
パス通路に対応する。
【0023】上流ハウジング400は中央ハウジング1
60の上流側に挿入、固定される。このとき、分岐管4
30の下流端は、中央ハウジング160の内側に放射状
に形成された4枚の板状のリブ167、168、16
9、170(168、170は図示せず)の上流側端面
に当接する。これにより、計測管430の下流端と、中
央ハウジング160の仕切り壁163との間に所定の隙
間が形成され、計測管430の下流端から出口開口44
0への空気通路が形成される。
【0024】以上の構成により、上流ハウジング400
と中央ハウジング160と下流ハウジング360とで形
成される中央部材は、外形が繭状に組立てられる。さら
に、仕切り壁163の穴165には、下流側からセンサ
部500が挿入される。このセンサ部500は、樹脂製
の円筒部510に4本の支持ピン520、530、54
0、550を円筒部510の上流側、下流側とに突出す
るようにインサート成形して形成される。上流側に突出
した支持ピンは長短2種類からなり、長い2本520、
530の間に流速測定用センサ570が支持され、短い
2本540、550の間に温度補償用センサ580が支
持される。このセンサ570、580は、セラミック製
ボビンの外周に白金線を巻き、ボビン両端のリード線と
接続したもので、同一特性の感温抵抗体が用いられる。
【0025】さらに、中央ハウジング160と下流ハウ
ジング360との間に形成される空間と、回路容器11
0との間には、リブ140内を通して導電部材が配設さ
れており、この導電部材は、センサ部500の下流側に
突出した上記の支持ピンに図示せぬフレキシブル配線板
を介して接続される。従って、回路容器110内に収容
された制御回路は、導電部材とフレキシブル配線板と支
持ピンとを介してセンサに接続される。
【0026】上記構成の空気流量計1に流入する空気
は、上流側円筒部200と中央円筒部100と下流側円
筒部300との内側に形成される主通路を通過する。ま
た、この吸気通路を流れる空気の一部は、上流ハウジン
グ400と中央ハウジング160と下流ハウジング36
0とにより形成される中央部材内へ流入する。
【0027】この中央部材内へ流入する空気は、入口開
口410から分岐管420内を通り、計測管430へ導
入される。そして、計測管430の下流端に対向するセ
ンサ部500の円筒部510上流側壁面部511に衝突
して径方向に流れの方向を変え、計測管430と仕切り
壁163との間に形成された隙間を通って、出口開口4
40へ向けて流れる。そして出口開口440から再び吸
気通路内へ流出する。
【0028】このとき、この空気の流量が、計測管43
0の内部に位置された流速測定用センサ570、温度補
償用センサ580および制御回路により計測される。そ
して、制御回路から出力された出力信号は燃料噴射料制
御装置等へ供給され、燃料噴射量の演算に使用される。
【0029】ここで、計測管430内に配置される流速
測定用センサ570の位置は、計測管430の上流端か
ら上記センサ570までの距離をL1、壁面部511か
らセンサ570までの距離をL2、計測管430の内径
をDとすると、 0.2<L1/D<1、かつL2/D>1 で設定される。上記のように設定される計測管430の
管路領域では、流速分布が平滑化されていることが発明
者らの実験によって確認されている。そして、この平滑
化した流速分布が形成される領域では、上流から乱れ等
が進入したときに、流速が大幅に変化することがない。
したがって、この領域にセンサ570を配置することに
より、センサ570で計測される流速が乱れによって変
動することを防止できる。
【0030】上記領域を特定するための発明者らが行っ
た実験データを図4、図5に示す。図4は、計測管43
0内を流れる空気の向きが壁面部511に衝突すること
によってほぼ直角に変更されるために、流速分布の形状
がどのようになっているかを示したものである。なお、
この実験では、計測管430の内径D=10(mm)で
測定された。
【0031】また、このとき、入口開口410から計測
管430の内径Dで形成された同一断面積である直管通
路にて形成されたものを使用し測定している。これによ
り計測管430のベルマウス434による流れの影響を
排除する。
【0032】なお、この実験では、円筒部510の上流
側壁面をL2/D=0と設定し、L2/D=2.5、
2.0、1.5、1.3、1.2、1.0の6箇所にお
ける軸方向に垂直な管断面の流速分布を測定している。
【0033】そして、図4の横軸Aは流速比を示し、縦
軸Lは計測管430の管中心を0として、この中心から
の半径方向距離を示す。また、図中のl1は中心0から
の流速測定用センサ570取り付け位置、l2は中心0
からの温度補償用センサ580取り付け位置を示す。こ
こで、上記流速比Aは、基準値に対する各地点での流速
の偏差である。この基準値は、L2/D=1.3におけ
るl1(図中のB2)で測定された値を用いる。
【0034】この図に示すように、L2/D=1.2〜
2.5での流速分布の形状は、放物線状となっている。
さらに、センサが設けられるl1、l2において流速分
布の傾斜が急峻となるような分布ではなく、緩やかな曲
線を描いた流速分布となっている。
【0035】ところが、L2/D=1.0では、流れの
壁面部511への衝突による方向変化の影響が現れ、中
心0における流速よりもLが約1(mm)付近の流速の
方が大きくなって、中心が凹んだ複雑な形状となってい
る。
【0036】したがって、L2/D=1.0での流速分
布は他の測定位置での分布と比較してみると、センサが
設けられるl1、l2近傍で、流速分布の傾斜が急峻と
なっていて流速差が大きい分布となっている。そして、
このような位置にセンサを配置すると、上流からの乱れ
によって流速が大幅に変化してしまうためにセンサ測定
値はたやすく変動してしまう。このため、流量を正確に
測定できなくなる恐れがある。したがって、L2/D>
1.0なる領域でセンサを配置すれば、上流に乱れが生
じてもさほど流速が大幅に変動しないため、正確で安定
した流量測定ができる。
【0037】さらに、発明者らは、計測管430のベル
マウス434による流速分布への影響を実験により観測
した。このときの実験結果を図5に示す。なお、この実
験はベルマウス434の影響のみを観察するため、壁面
部511における流れの向き変更による影響を排除して
いる。具体的には、計測管430、およびセンサの支持
ピンを上流側に延ばし、センサの位置を移動させて測定
する範囲において上述のL2/Dが1.0より小さくな
ってしまうことがないようにした。
【0038】なお、この実験では、計測管430の上流
端をL1/D=0と設定し、L1/D=0.2、0.
4、0.7、0.8、1.0の5箇所における軸方向に
垂直な管断面流速分布を測定している。
【0039】そして、図中のA、L、l1、l2は図4
のものと同様である。ただし、流速比Aを算出するため
に用いる基準値は、L1/D=0.4におけるl1(図
中のB1)で測定された値を用いる。
【0040】この図に示すように、L1/D=0.4〜
0.8での流速分布の形状は、l1、l2において平滑
化した流速分布となっている。ところが、L1/D=
0.2では、ベルマウス434の近傍のため、壁面外周
の流速が増強されて通路中心の流速よりも大きな分布と
なっている。したがって、センサが設けられるl1、l
2近傍で流速分布の傾斜が急峻となっていて流速分布の
平滑化が達成されていない。
【0041】また、L1/D=1.0では、流速分布の
発達によりl1、l2近傍での流速分布が、L1/D=
0.4〜0.8での分布に比べて、流速分布の傾斜が急
峻な放物線状の流速分布となっている。
【0042】このように、L1/D=0.2、1.0で
のl1、l2近傍での流速分布の傾斜は、L1/D=
0.4〜0.8での流速分布の傾斜に比べて急峻となっ
ている。
【0043】したがって、0.2<L1/D<1.0と
すれば、流速があまり変化しない平滑化した流速分布中
にセンサを配置することができる。したがって、上流に
乱れが生じてもさほど流速が大幅に変動しないため、正
確で安定した流量測定ができる。
【0044】以上により、センサを0.2<L1/D<
1、かつL2/D>1で設定される計測管430の軸方
向位置に配置することで、乱れ等によって大幅に流速が
変動することを防止でき、正確で安定した流量測定がで
きる。
【0045】なお、上記の如き実験に基づいて、発明者
らが上記実施例の空気流量計1に適用した最適な各部寸
法D、L1、L2は、それぞれD=10(mm)、L1
=9.5(mm)、L2=13.0(mm)であった。
【0046】また、分岐管420の管長は、上記計測管
430の管径Dの3倍以上となっている。これによって
分岐管420内で十分整流効果を得ることができる。さ
らに、計測管430の内壁管433下流側のR部436
の曲率、およびR部436の下流端から壁面部511ま
での距離は、この流れの向きが直角に屈曲されるときに
流れの抵抗となって分流比(主通路の流速とバイパス通
路の流速との比)を低下させないような形状、および距
離に設定される。なお、上記実験においては曲率は1/
5D、距離は2/5Dにて計測された。
【0047】また、上記分岐管420と計測管430と
の段差となる部位にはベルマウス434が形成されてい
るが、この段差部はテーパ状に形成されていても、段状
に形成されていてもよい。この場合においても、上記で
設定される領域にセンサが配置されれば正確な流量測定
が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上に述べた本発明の流量計の構成およ
び作用によると、下流側バイパス通路径をD、センサと
バイパス通路の上流端との距離をL1、センサと壁面部
との距離をL2 としたとき、0.2<L1/D<1、か
つL2/D>1を満たすバイパス通路の軸方向位置にセ
ンサを配置することによって、流速が大幅に変化して、
流量値が変動してしまうことを防止できる。このため、
正確な流量を安定して測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した空気流量計を示す断面図であ
る。
【図2】本実施例の要部を示す断面図である。
【図3】リブの断面を示す断面図である。
【図4】本実施例の効果を示す実験データ図である。
【図5】本実施例の効果を示す実験データ図である。
【符号の説明】
1 空気流量計 3 上流側開口 5 下流側開口 100 中央円筒部 160 中央ハウジング 200 上流側円筒部 300 下流側円筒部 360 下流ハウジング 400 上流ハウジング 410 入口開口 420 分岐管 430 計測管 440 出口開口 500 センサ部 511 壁面部 570 流速測定用センサ 580 温度補償用センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 泰 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 森 幸雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 永坂 玲 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−212022(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を案内する主通路と、 前記主通路を通る流体の一部を取り入れる入口部と連通
    し、軸方向に均等な通路径をもつバイパス通路と、 前記バイパス通路の下流端に対向して設けられ、前記バ
    イパス通路を流れる流体の流れの向きを変更させる壁面
    部と、 前記壁面部によって流れの向きが変更された流体を再び
    前記主通路へ戻す出口部と、 前記バイパス通路に設けられ、この通路を流れる流体の
    流量を測定するセンサとを備え、 前記センサの位置は前記バイパス通路の通路径をD、前
    記センサと前記バイパス通路の上流端との距離をL1、
    前記センサと前記壁面部との距離をL2 としたとき、 0.2<L1/D<1、かつL2/D>1 に設定されることを特徴とする流量計。
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