JPH0820107A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0820107A JPH0820107A JP15374594A JP15374594A JPH0820107A JP H0820107 A JPH0820107 A JP H0820107A JP 15374594 A JP15374594 A JP 15374594A JP 15374594 A JP15374594 A JP 15374594A JP H0820107 A JPH0820107 A JP H0820107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- pressure chamber
- recording head
- plate
- unit
- Prior art date
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクの凍結により圧力室が破損するのを防
止すること。 【構成】 圧力室24を形成したセラミックス基体20
の持つ熱容量をインク流路を形成したプレートユニット
10のそれよりも小さく形成し、圧力室形成用板状ユニ
ットを外気に開放する支持基体のよってインクジェット
記録ヘッドを低温環境下においた場合でも、熱容量の小
さなセラミックス基体20側のインクをさきに凍らせ、
体積膨張した分のインクを通孔16、17内へ逃がすこ
とにより、振動板26に加わる圧力を軽減してその破損
を抑えるようにしたもの。
止すること。 【構成】 圧力室24を形成したセラミックス基体20
の持つ熱容量をインク流路を形成したプレートユニット
10のそれよりも小さく形成し、圧力室形成用板状ユニ
ットを外気に開放する支持基体のよってインクジェット
記録ヘッドを低温環境下においた場合でも、熱容量の小
さなセラミックス基体20側のインクをさきに凍らせ、
体積膨張した分のインクを通孔16、17内へ逃がすこ
とにより、振動板26に加わる圧力を軽減してその破損
を抑えるようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層型のインクジェット
記録ヘッドに関する。
記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドをより小型に構成するため
に、電界誘起歪の横効果により板面に垂直な方向の屈曲
変位力を発現させる圧電電歪膜型アクチュエータを用い
たインクジェット記録ヘッドについては特開平6−40
030号公報に開示されている。
に、電界誘起歪の横効果により板面に垂直な方向の屈曲
変位力を発現させる圧電電歪膜型アクチュエータを用い
たインクジェット記録ヘッドについては特開平6−40
030号公報に開示されている。
【0003】この種の記録ヘッドは、図2に示すよう
に、複数のノズル孔aが設けられたノズルプレートb
と、インク流路部cを形成するリザーバプレートd及び
圧力室eとを結ぶ供給口fを備えたインク供給プレート
gの積層体とよりなるインク流路形成用板状ユニットh
と、前記インク流路形成用板状ユニットhの背面に、圧
力室eを形成するスペーサプレートiとスペーサプレー
トiの開口部を覆う振動板j及びインク供給プレートg
と結ぶ連通口kを備えた接続プレートlとを、それぞれ
グリーンシートにて積層形成する圧力室形成用板状ユニ
ットmにより構成すると共に、前記振動板jの外面上
に、膜形成方法によって形成された電極n,o及び圧電
/電歪層pからなる圧電/電歪素子qを形成している。
に、複数のノズル孔aが設けられたノズルプレートb
と、インク流路部cを形成するリザーバプレートd及び
圧力室eとを結ぶ供給口fを備えたインク供給プレート
gの積層体とよりなるインク流路形成用板状ユニットh
と、前記インク流路形成用板状ユニットhの背面に、圧
力室eを形成するスペーサプレートiとスペーサプレー
トiの開口部を覆う振動板j及びインク供給プレートg
と結ぶ連通口kを備えた接続プレートlとを、それぞれ
グリーンシートにて積層形成する圧力室形成用板状ユニ
ットmにより構成すると共に、前記振動板jの外面上
に、膜形成方法によって形成された電極n,o及び圧電
/電歪層pからなる圧電/電歪素子qを形成している。
【0004】前記インク流路形成用板状ユニットhはプ
ラスチック及びニッケル及至ステンレスといった金属、
前記圧力室形成用板状ユニットmはセラミックスの一体
焼成品として形成されている。
ラスチック及びニッケル及至ステンレスといった金属、
前記圧力室形成用板状ユニットmはセラミックスの一体
焼成品として形成されている。
【0005】このような構成の特願平6−40030号
では印字記録装置における固定方法は述べていないが、
本発明者が前記構成のインクジェット記録ヘッドを用い
て印字記録装置で実際に印字記録を行うため、図3は側
面断面図、図4は正面断面図で示すように、ヘッド支持
基体rに固定したところ、記録ヘッドを完成品として出
荷するに当たって予想される低温環境下にて曝した場
合、圧力室eの破損が発生した。
では印字記録装置における固定方法は述べていないが、
本発明者が前記構成のインクジェット記録ヘッドを用い
て印字記録装置で実際に印字記録を行うため、図3は側
面断面図、図4は正面断面図で示すように、ヘッド支持
基体rに固定したところ、記録ヘッドを完成品として出
荷するに当たって予想される低温環境下にて曝した場
合、圧力室eの破損が発生した。
【0006】この原因を調査したところ、ヘッド支持基
体rの形状と、インク流路形成用板状ユニットhと圧力
室形成用板状ユニットmの熱容量が、圧力室eの破損に
関係していることがわかった。
体rの形状と、インク流路形成用板状ユニットhと圧力
室形成用板状ユニットmの熱容量が、圧力室eの破損に
関係していることがわかった。
【0007】低温環境下に曝された記録ヘッド内のイン
クは、冷たい外気に直接接触している部分から冷却され
体積膨張しながら凍結していく。
クは、冷たい外気に直接接触している部分から冷却され
体積膨張しながら凍結していく。
【0008】即ち、図3及び図4においてヘッド支持基
体rは、前記記録ヘッド及び圧電/電歪素子qに接続さ
れたフレキシブル回路基板tを含め、強固に固定する構
成にしたため、圧力室形成用板状ユニットm側が外気と
直接接触せず、圧力室形成用板状ユニットmの収容凹部
sが密閉状態になってしまったため、低温環境下に曝さ
れた場合、冷たい外気に直接接触しているノズルプレー
トb側の方が先に冷却して内部のインクが流路部で凍結
する結果、圧力室e内であとから凍結した圧力室形成用
板状ユニットm側のインクが体積膨張を起こして、その
出場所を振動板j側に求めるため、振動板jに過大な力
が加わって、その接合部または振動板j自体を破損させ
ることになった。
体rは、前記記録ヘッド及び圧電/電歪素子qに接続さ
れたフレキシブル回路基板tを含め、強固に固定する構
成にしたため、圧力室形成用板状ユニットm側が外気と
直接接触せず、圧力室形成用板状ユニットmの収容凹部
sが密閉状態になってしまったため、低温環境下に曝さ
れた場合、冷たい外気に直接接触しているノズルプレー
トb側の方が先に冷却して内部のインクが流路部で凍結
する結果、圧力室e内であとから凍結した圧力室形成用
板状ユニットm側のインクが体積膨張を起こして、その
出場所を振動板j側に求めるため、振動板jに過大な力
が加わって、その接合部または振動板j自体を破損させ
ることになった。
【0009】また、構成する部材の熱容量が小さいほど
速く冷却するため、記録ヘッド単体の場合でも、インク
流路形成用板状ユニットhがプラスチックで構成されて
いる場合、もしくは圧力室形成用板状ユニットmの形状
が大きくなった場合などには、圧力室形成用板状ユニッ
トmの熱容量がインク流路形成用板状ユニットhより大
きくなるため、接合部または振動板j自体が破損する問
題を引き起こすことがわかった。
速く冷却するため、記録ヘッド単体の場合でも、インク
流路形成用板状ユニットhがプラスチックで構成されて
いる場合、もしくは圧力室形成用板状ユニットmの形状
が大きくなった場合などには、圧力室形成用板状ユニッ
トmの熱容量がインク流路形成用板状ユニットhより大
きくなるため、接合部または振動板j自体が破損する問
題を引き起こすことがわかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決すべくなされたもので、その目的とするところ
は、低温環境下に曝した場合でも、圧力室に破損を生じ
させることのない新たな積層型のインクジェット記録ヘ
ッドを提供することにある。
題を解決すべくなされたもので、その目的とするところ
は、低温環境下に曝した場合でも、圧力室に破損を生じ
させることのない新たな積層型のインクジェット記録ヘ
ッドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのインクジェット記録ヘッド
として、インク供給部から圧力室を経てノズルに至る一
連のインク通路を複数の薄板材の積層体により構成した
記録ヘッド組立体のうち、上記ノズルに至るインク流路
形成用板状ユニットの背面に固定する圧力室形成用板状
ユニットの持つ熱容量を、上記インク流路形成用板状ユ
ニットのの持つ熱容量よりも小さく形成して、上記記録
ヘッド組立体を上記圧力室形成用板状ユニット側が外気
に連通するよう形成した支持基体に一体的に取付けるよ
うにしたものである。
ような課題を達成するためのインクジェット記録ヘッド
として、インク供給部から圧力室を経てノズルに至る一
連のインク通路を複数の薄板材の積層体により構成した
記録ヘッド組立体のうち、上記ノズルに至るインク流路
形成用板状ユニットの背面に固定する圧力室形成用板状
ユニットの持つ熱容量を、上記インク流路形成用板状ユ
ニットのの持つ熱容量よりも小さく形成して、上記記録
ヘッド組立体を上記圧力室形成用板状ユニット側が外気
に連通するよう形成した支持基体に一体的に取付けるよ
うにしたものである。
【0012】
【作用】このように構成したことにより、インクジェッ
ト記録ヘッドを低温環境下においた場合でも、熱容量の
小さな圧力室形成用板状ユニット側のインクをさきに凍
らせ、体積膨張した分のインクをインク流路形成用板状
ユニット側の流路内へ逃がして振動板に加わる圧力を軽
減し、その破損を未然に抑える。
ト記録ヘッドを低温環境下においた場合でも、熱容量の
小さな圧力室形成用板状ユニット側のインクをさきに凍
らせ、体積膨張した分のインクをインク流路形成用板状
ユニット側の流路内へ逃がして振動板に加わる圧力を軽
減し、その破損を未然に抑える。
【0013】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基いて説明
する。
する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示したものであ
る。
る。
【0015】図1において符号10で示したインク流路
形成用板状ユニットは、多数のノズル11を列設したノ
ズルプレート12と、ノズル11に通じる通孔13及び
図示しない支持基体上のインク供給通路に連通するリザ
ーバ室14を備えたリザーバプレート15と、ノズル1
1に通じる通孔16及びリザーバ室14と圧力室24と
を結ぶ通孔17を備えたインク供給プレート18とから
なる積層体として構成され、そのノズル11の列に直交
する向きの巾方向両側端を直接図示しない支持基体の頂
面に固定するように構成されている。
形成用板状ユニットは、多数のノズル11を列設したノ
ズルプレート12と、ノズル11に通じる通孔13及び
図示しない支持基体上のインク供給通路に連通するリザ
ーバ室14を備えたリザーバプレート15と、ノズル1
1に通じる通孔16及びリザーバ室14と圧力室24と
を結ぶ通孔17を備えたインク供給プレート18とから
なる積層体として構成され、そのノズル11の列に直交
する向きの巾方向両側端を直接図示しない支持基体の頂
面に固定するように構成されている。
【0016】これに対し、上記したインク流路形成用板
状ユニット10の背面に接着剤をもって一体的に固定さ
れる圧力室形成用板状ユニット20は、リザーバ室14
と圧力室24とを結ぶ通孔21及び圧力室24とノズル
11とを結ぶ通孔22とを備えた接続プレート23と、
圧力室24を形成したスペーサプレート25と、圧力室
24の開口部を覆う振動板26とを一体的に焼結したセ
ラミックス材よりなる基板として構成され、かつ、この
セラミックス材密度と比熱と体積との積により決まる熱
容量が上記したインク流路形成用板状ユニット10の持
つ熱容量に較べて可能な限り小さくなるように形成され
ている。
状ユニット10の背面に接着剤をもって一体的に固定さ
れる圧力室形成用板状ユニット20は、リザーバ室14
と圧力室24とを結ぶ通孔21及び圧力室24とノズル
11とを結ぶ通孔22とを備えた接続プレート23と、
圧力室24を形成したスペーサプレート25と、圧力室
24の開口部を覆う振動板26とを一体的に焼結したセ
ラミックス材よりなる基板として構成され、かつ、この
セラミックス材密度と比熱と体積との積により決まる熱
容量が上記したインク流路形成用板状ユニット10の持
つ熱容量に較べて可能な限り小さくなるように形成され
ている。
【0017】また符号30は、インク流路形成用板状ユ
ニット10と圧力室形成用板状ユニット20とよりなる
記録ヘッド組立体を支持する支持基体で、この支持基体
30は、その頂面31にインク流路形成用板状ユニット
10の巾方向両端部を位置決め固定する段付き凹部32
が形成され、またその内方は、圧力室形成用板状ユニッ
ト20の収容凹部33を介して背面に開口する窓孔34
が設けられていて、インク流路形成用板状ユニット10
の背面に固定した圧力室形成用板状ユニット20を外気
に直接接触させるように構成されている。
ニット10と圧力室形成用板状ユニット20とよりなる
記録ヘッド組立体を支持する支持基体で、この支持基体
30は、その頂面31にインク流路形成用板状ユニット
10の巾方向両端部を位置決め固定する段付き凹部32
が形成され、またその内方は、圧力室形成用板状ユニッ
ト20の収容凹部33を介して背面に開口する窓孔34
が設けられていて、インク流路形成用板状ユニット10
の背面に固定した圧力室形成用板状ユニット20を外気
に直接接触させるように構成されている。
【0018】このように構成され、かつ内部にインクが
充填されたインクジェット記録ヘッドがいま低温環境下
に置かれた場合、支持基体30の背面に開口する窓孔3
4を設けたことにより、圧力室形成用板状ユニット20
は支持基体30背面の窓孔34を通して外気と直接接触
し、インク流路形成用板状ユニット10と同様の温度条
件に曝される。そして、インク流路形成用板状ユニット
10の熱容量よりも可及的に小さくなるよう形成された
圧力室形成用板状ユニット20はインク流路形成用板状
ユニット10よりも早く冷却して、圧力室24内のイン
クをいち早く凍結させ、この際に体積膨張を起した分の
インクを未だ凍結していないインク流路形成用板状ユニ
ット10側の通孔16、17内に逃がして、振動板26
に加える圧力を可能な限り軽減し、セラミックス材より
なるこの部分の破損を未然に防止する。
充填されたインクジェット記録ヘッドがいま低温環境下
に置かれた場合、支持基体30の背面に開口する窓孔3
4を設けたことにより、圧力室形成用板状ユニット20
は支持基体30背面の窓孔34を通して外気と直接接触
し、インク流路形成用板状ユニット10と同様の温度条
件に曝される。そして、インク流路形成用板状ユニット
10の熱容量よりも可及的に小さくなるよう形成された
圧力室形成用板状ユニット20はインク流路形成用板状
ユニット10よりも早く冷却して、圧力室24内のイン
クをいち早く凍結させ、この際に体積膨張を起した分の
インクを未だ凍結していないインク流路形成用板状ユニ
ット10側の通孔16、17内に逃がして、振動板26
に加える圧力を可能な限り軽減し、セラミックス材より
なるこの部分の破損を未然に防止する。
【0019】これに続いてインク流路形成用板状ユニッ
ト10側のインクもその流路内で凍結を始めるが、ここ
に設けた流路は、支持基体30のインク供給通路側とノ
ズル11側とに開口しているため、体積膨張による分の
インクはこれらの通路へと逃がれて、インク流路形成用
板状ユニット10側の破損を抑える。
ト10側のインクもその流路内で凍結を始めるが、ここ
に設けた流路は、支持基体30のインク供給通路側とノ
ズル11側とに開口しているため、体積膨張による分の
インクはこれらの通路へと逃がれて、インク流路形成用
板状ユニット10側の破損を抑える。
【0020】このように、圧力室形成用板状ユニット2
0が先に凍結するためには、インク流路形成用板状ユニ
ット10よりも熱容量が小さくなければならない。
0が先に凍結するためには、インク流路形成用板状ユニ
ット10よりも熱容量が小さくなければならない。
【0021】また、このような前記記録ヘッドの構成に
するにあたり、上述の条件を満足した材質について述べ
る。
するにあたり、上述の条件を満足した材質について述べ
る。
【0022】インク流路形成用板状ユニット10は、ノ
ズル11、通孔13、通孔16、通孔17のような高精
度の微細穴が必要とされる。それを実現する材質として
は、ステンレスやニッケル等の金属が好適であった。
ズル11、通孔13、通孔16、通孔17のような高精
度の微細穴が必要とされる。それを実現する材質として
は、ステンレスやニッケル等の金属が好適であった。
【0023】また、圧力室形成用板状ユニット20の材
質は、インク流路のシール性が容易に確保できることや
製造性が良いことが必要とされ、それを実現する材料と
して、一体焼成の可能なセラミックスが好適であった。
質は、インク流路のシール性が容易に確保できることや
製造性が良いことが必要とされ、それを実現する材料と
して、一体焼成の可能なセラミックスが好適であった。
【0024】このように、インク流路形成用板状ユニッ
ト10の材質を金属とし、圧力室形成用板状ユニット2
0の材質をセラミックスとすることによって、インク流
路形成用板状ユニット10の熱容量よりも、圧力室形成
用板状ユニット20の熱容量を小さくすることが実現で
きた。
ト10の材質を金属とし、圧力室形成用板状ユニット2
0の材質をセラミックスとすることによって、インク流
路形成用板状ユニット10の熱容量よりも、圧力室形成
用板状ユニット20の熱容量を小さくすることが実現で
きた。
【0025】なお、この実施例では、圧力室形成用板状
ユニット20を直接外気に接触させることができると同
時に、この窓孔34を利用してアクチュエータ27に接
続させたフレキシブル回路基板28を無理に折曲げるこ
となくこれを支持基体31の外に引出すことができる効
果をももたらす。
ユニット20を直接外気に接触させることができると同
時に、この窓孔34を利用してアクチュエータ27に接
続させたフレキシブル回路基板28を無理に折曲げるこ
となくこれを支持基体31の外に引出すことができる効
果をももたらす。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、積層
構成したインクジェット記録ヘッド組立体のうち、圧力
室形成用板状ユニットの持つ熱容量をインク流路形成用
板状ユニットのそれよりも小さく形成し、圧力室形成用
板状ユニットを外気に開放する支持基体のよって記録ヘ
ッド組立体を支持することにより、インクジェット記録
ヘッドが極端な低温環境下におかれた場合でも、熱容量
の小さな圧力室形成用板状ユニット側のインクをより早
く凍結させて体積膨張した分のインクをインク流路側に
逃がすことにより、圧力室の破損を未然に防ぐことがで
きる。
構成したインクジェット記録ヘッド組立体のうち、圧力
室形成用板状ユニットの持つ熱容量をインク流路形成用
板状ユニットのそれよりも小さく形成し、圧力室形成用
板状ユニットを外気に開放する支持基体のよって記録ヘ
ッド組立体を支持することにより、インクジェット記録
ヘッドが極端な低温環境下におかれた場合でも、熱容量
の小さな圧力室形成用板状ユニット側のインクをより早
く凍結させて体積膨張した分のインクをインク流路側に
逃がすことにより、圧力室の破損を未然に防ぐことがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す記録ヘッド組立体の側
面図である。
面図である。
【図2】従来のインクジェット記録ヘッドを示した側面
断面図である。
断面図である。
【図3】従来のインクジェット記録ヘッドを示した側面
断面図である。
断面図である。
【図4】従来のインクジェット記録ヘッドを示した正面
断面図である。
断面図である。
10 インク流路形成用板状ユニット 20 圧力室形成用板状ユニット 30 支持基体 32 プレートユニットの位置決め固定用段付き凹部 33 セラミックス基体の収容凹部 34 窓孔
Claims (2)
- 【請求項1】 インク供給部から圧力室を経てノズルに
至る一連のインク通路を複数の薄板材の積層体により構
成した記録ヘッド組立体のうち、上記ノズルに至るイン
ク流路形成用板状ユニットの背面に固定する圧力室形成
用板状ユニットの持つ熱容量を、上記インク流路形成用
板状ユニットの持つ熱容量よりも小さく形成して、上記
記録ヘッド組立体を上記圧力室形成用板状ユニット側が
外気に連通するよう形成した支持基体に一体的に取付け
たことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項2】 上記ノズルに至るインク流路形成用板状
ユニットの材質が金属で、背面に固定する圧力室形成用
板状ユニットの材質がセラミックであることを特徴とす
る請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15374594A JP3384418B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | インクジェット記録ヘッド |
SG1996003151A SG54175A1 (en) | 1993-12-24 | 1994-12-23 | Laminated ink jet recording head |
EP94120573A EP0659562B1 (en) | 1993-12-24 | 1994-12-23 | Laminated ink jet recording head |
EP01125003A EP1170127B1 (en) | 1993-12-24 | 1994-12-23 | Ink jet recording head |
DE69431036T DE69431036T2 (de) | 1993-12-24 | 1994-12-23 | Lamellenartig aufgebauter Tintenstrahlaufzeichnungskopf |
DE69434514T DE69434514T2 (de) | 1993-12-24 | 1994-12-23 | Tintenstrahlaufzeichnungskopf |
US08/364,261 US6502929B1 (en) | 1993-12-24 | 1994-12-27 | Laminated ink jet recording head having a plurality of actuator units |
US10/290,334 US6893117B2 (en) | 1993-12-24 | 2002-11-08 | Laminated ink jet recording head |
US10/947,362 US6902262B2 (en) | 1993-12-24 | 2004-09-23 | Laminated ink jet recording head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15374594A JP3384418B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820107A true JPH0820107A (ja) | 1996-01-23 |
JP3384418B2 JP3384418B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15569192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15374594A Expired - Fee Related JP3384418B2 (ja) | 1993-12-24 | 1994-07-05 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3384418B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11291493A (ja) * | 1998-04-06 | 1999-10-26 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録ヘッド |
US6616270B1 (en) | 1998-08-21 | 2003-09-09 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording head and ink jet recording apparatus comprising the same |
US7121643B2 (en) | 2003-03-10 | 2006-10-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing head |
JP2016040088A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2016040090A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2016041489A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法 |
JP2017019288A (ja) * | 2011-11-21 | 2017-01-26 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP15374594A patent/JP3384418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
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