JPH08200132A - 内燃機関制御装置の故障診断装置 - Google Patents

内燃機関制御装置の故障診断装置

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JPH08200132A
JPH08200132A JP7012623A JP1262395A JPH08200132A JP H08200132 A JPH08200132 A JP H08200132A JP 7012623 A JP7012623 A JP 7012623A JP 1262395 A JP1262395 A JP 1262395A JP H08200132 A JPH08200132 A JP H08200132A
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combustion engine
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英樹 鈴木
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低コスト、又は簡単な制御で各種補機装置の故
障を検出し、エミッション及び燃費の悪化を起こす故
障、快適性が損なわれる故障といた影響別に故障表示方
法を変える故障検出装置を提供すること 【構成】 エアコン制御部は、エンジン制御部にてアイ
ドル制御の故障が3回以上検出されると、空調装置の故
障検出を行う。例えば、エバポレータの下流温度が理論
値に基づいて算出された第2の設定範囲に入っているか
否かを検出する。第2の設定範囲に入っていなければ空
調装置の故障と判断する。更に、空調装置の故障と判断
されたときには、その故障がエミッションまたは燃費に
影響があるか否かを判断する。そして、この判断結果に
基づいて、故障の表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関制御装置の異
常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の運転状態を制御する制御装置
の従来の故障検出装置としては、アイドルスピード制御
(以下、ISCという)補助バルブの故障検出を行う特
開平4−31648のようなものがある。このものは、
ISCバルブと並行してエンジンに空気を供給するアイ
ドルアップ補助バルブを備え、車室内空調用コンプレッ
サ作動時にアイドルアップ補助バルブを開く構成となっ
ている。このとき、補助バルブからの供給空気量が多く
なり、ISCバルブの制御量がコンプレッサ非作動時よ
り低下する特徴を利用し、補助バルブの故障検出をする
ものである。
【0003】つまり、コンプレッサ作動時のISCバル
ブの制御量が、非作動時の制御量より所定値大きい時に
補助バルブの故障と判定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載の装置では、内燃機関制御装置の故障と同程度のエ
ミッション及び燃費の悪化を起こす車室内空調用コンプ
レッサ、発電用オルタネータと言った各種補機装置の故
障診断は行われていない。例えば、空調用コンプレッサ
の作動故障(コンプレッサを非作動状態に操作したが、
マグネットクラッチ22が作動解除されず、作動状態を
継続する故障であり、原因はECU内の駆動部故障やマ
グネットクラッチ電源部故障が考えられる)では、特定
走行モードでNOX排出量が2倍、燃費が1.3倍に悪
化する。
【0005】更に、空調用コンプレッサが作動故障した
場合、エンジン回転の低下よりISCバルブの閉故障と
判断しているので、修理工場での点検、修理に時間がか
かる。そこで、本発明では、低コスト、又は簡単な制御
で各種補機装置の故障を検出し、運転者が車両機能の故
障程度及び位置を分かりやすく認識させる為、エミッシ
ョン及び燃費の悪化を起こす故障、快適性が損なわれる
故障といた影響別に故障表示方法を変える故障検出装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明において
は、内燃機関の運転運転パラメータを検出する運転パラ
メータ検出手段と、内燃機関への吸入空気量を増減する
吸入空気量操作手段と、内燃機関のアイドル運転状態に
て、内燃機関の実際の回転数と目標回転数との偏差よ
り、吸入空気量操作手段を調整し、内燃機関目標回転数
に収束させるアイドル回転数制御手段と、内燃機関の動
力にて駆動される補機装置と、補機装置の作動パラメー
タを検出する補機作動状態検出手段と、アイドル回転数
制御時に、内燃機関運転パラメータが第1の設定範囲を
外れ、且つ、補機装置の作動パラメータが第2の設定範
囲を外れた場合に補機装置の故障と判定する補機装置故
障判定手段と、補機装置故障判定手段により補機装置が
故障と判定されたとき、補機装置の故障がエミッション
や燃費が悪化する故障であるか否かを判定する故障度合
検出手段と、故障度合検出手段により判定された故障状
態に応じて故障を表示する故障表示手段とを備えること
を特徴とする内燃機関制御装置の故障診断装置を提供す
る。
【0007】
【作用】以上の構成を採ることにより、本発明において
は、運転パラメータ検出手段は内燃機関の運転運転パラ
メータを検出する。吸入空気量操作手段は内燃機関への
吸入空気量を増減し、アイドル回転数制御手段は内燃機
関のアイドル運転状態にて、内燃機関の実際の回転数と
目標回転数との偏差より、吸入空気量操作手段を調整
し、内燃機関目標回転数に収束させる。
【0008】補機装置は内燃機関の動力にて駆動され、
補機作動状態検出手段は補機装置の作動パラメータを検
出する。そして、補機装置故障判定手段はアイドル回転
数制御時に、内燃機関運転パラメータが第1の設定範囲
を外れ、且つ、補機装置の作動パラメータが第2の設定
範囲を外れた場合に補機装置の故障と判定する。補機装
置故障判定手段により補機装置が故障と判定されたと
き、故障度合検出手段は補機装置の故障がエミッション
や燃費が悪化する故障であるか否かを判定する。
【0009】さらに、故障表示手段は故障度合検出手段
により判定された故障状態に応じて故障を表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は第1の実施例の構成を示したものである。
4気筒内燃機関1の吸気系は、吸気上流から吸入空気量
を計測するエアフロメータ2、エアフロメータ2に内蔵
され吸気温度を測定する図示しない吸気温度センサ3、
吸気量を制御するスロットル弁4、スロットル弁開度を
計測するスロットルセンサ5、スロットル弁4をバイパ
スした吸気量を制御してアイドル時のエンジン回転数を
調整するISCバルブ6を備えている。
【0011】運転状態検出系としては、エンジン回転数
を検出する回転角センサ11、気筒判別する気筒判別セ
ンサ12、機関温度を検出する水温センサ13、駆動輪
に取り付け車両速度を検出する図示しない車速センサ1
4、自動変速機の走行モードを検出する図示しないシフ
ト位置信号15、ライト点灯など電気負荷増を検出する
図示しない電気負荷信号16が設けられている。
【0012】そして、これらの検出信号はエンジン制御
コンピュータ(以下、エンジンECUと称する)99に
入力される。車室内空調装置の冷媒循環器系は、冷媒を
圧縮するコンプレッサ21、コンプレッサ21の駆動と
非駆動を制御するマグネットクラッチ22、コンプレッ
サ容量を切り換えるバルブ23、冷媒を冷却するコンデ
ンサ24、エバポレータに送る冷媒量を調整する膨張弁
25、冷媒の潜熱で空気を冷却するエバポレータ26と
から構成されている。
【0013】空調駆動系として、送風するブロアモータ
31、内気循環ダクト33/外気導入ダクト34との切
り換えを行う内/外気切り換えバルブ32を備えてい
る。作動検出系としては、コンプレッサの回転センサ4
1、冷媒圧力センサ42、外気温度センサ43、エバポ
レータ下流温度センサ44、図示しない車室内温度セン
サ45、運転者が操作するエアコン要求信号46、内気
循環/外気導入の要求信号47、送風強度要求信号48
をエンジンECU99に入力する構成となっている。
【0014】尚、ISCバルブ6、マグネットクラッチ
22、容量切り換えバルブ23、ブロアモータ31、内
/外気切り換えバルブ32はエンジンECU99よりの
出力信号で駆動され、エンジン故障表示灯17、空調装
置故障表示灯49もエンジンECU99で制御される。
空調制御部は、故障検出信号の入出力が簡単なようにエ
ンジン制御部と同じ、エンジンECUに入っているが、
入力情報のイターフェイスに支障なければ、別体ECU
でも構わない。
【0015】次に、エンジンECU99で処理される第
1の実施例の作用を図2に示す。ステップS1では、エ
アフロメータ2、スロットルセンサ5、回転角度センサ
11、水温センサ13、車速センサ14よりの計測信号
を読み込み、アイドル停車中にエンジン回転数を目標回
転に制御するための、吸入空気量Q、スロットル開度
T、エンジン回転数N、機関温度W、車速Sを求める。
【0016】ステップS2では、ISCフィードバック
制御を実行するか否かを判断する。本実施例において
は、機関温度Wより暖機状態か暖機後状態かを判断し暖
機後状態、且つ、スロットル全閉停車のとき、ISCフ
ィードバック制御を実行すると判断する。ステップS3
では、補機装置の入力状態によりアイドル目標回転数を
算出する。例えば、自動変速装置がドライブレンジのと
きは600rpm 、エアコン要求信号46がONのときは
650rpm 、ライト点灯といった電気負荷信号16がO
Nのときは更に50rpm を加算し、目標回転数NTを算
出する。
【0017】ステップS4では、アイドル時のエンジン
回転数Nと目標回転数NTの偏差より、目標回転数NT
に収束させるためのバイパス空気量(ISCバルブ6の
フィードバック制御量STEP)を図4に示すマップに
基づいて求める。ステップS5では、ISCバルブ6の
制御量STEPiを基に、ISCバルブ6を駆動する。
【0018】そして、ステップS6では、今回と前回の
ISC制御量STEPi、STEP i-1 に基づいてエン
ジン回転が安定したかを次式より判断する。
【0019】
【数1】 STEPi-1 −α≦STEPi≦STEPi-1 +α ステップS6において否定判断されると、ステップ13
に進み後で説明する異常の継続時間を計測するためのカ
ウンタACNTの値を0として図2の処理を終了する。
【0020】ステップS6において肯定判断されると、
ステップS7にてエンジン運転状態に応じた第1の設定
範囲を求める。本実施例では、エンジン運転パラメータ
として、エンジン回転数Nとエンジン負荷GN(エンジ
ン1回転当たりの吸入空気量)を用いる。エンジン回転
数Nの第1の設定範囲として、図11に示すように、エ
アコンの駆動状態,シフト位置,電気負荷に応じた正常
なエンジン回転数範囲を設定する。また、エンジン負荷
の第1の設定範囲としても、図12に示すように、エア
コンの駆動状態,シフト位置,電気負荷に応じた正常な
エンジン負荷範囲を設定する。
【0021】なお、第1の設定範囲をエンジン回転数と
負荷との両方に設定する理由は、ISCフィードバック
制御でアイドル回転数が目標回転数に収束していない場
合を考えている。ここでは、エンジン負荷としてGNを
使用しているが、エンジン負荷に比例する吸入空気量
Q、吸気管圧力P、ISC制御量STEPiにて検出す
ることもできる。又、他の補機装置負荷例えば、自動変
速装置のニュートラルレンジ、オルタネータの発電状
態、油圧ポンプの負荷状態を考慮して第1の設定範囲を
個別に設定し、マップ化すると、より正確なエンジン負
荷範囲を高精度に検出できる。
【0022】ステップS8では、エンジン回転数がIS
Cフィードバック制御にて目標回転に収束していない場
合に、エンジン回転数により正常/異常判定をする。I
SCフィードバックをしているにも係わらずエンジン回
転数が異常に高い/低い場合は、エミッションが悪化す
る為、異常と判定する。ステップS9では、エンジン負
荷が異常に高いまたは低い場合、前記と同様に異常と判
定する。そして、異常と判定された場合はステップS1
0に進む。なお、異常と判定されなかったときには、ス
テップS14に進み、BCNTをクリアする。
【0023】次のステップS10とステップS11とで
は、異常の継続時間を計測する。そして、アイドル停車
で5sec 継続した場合、そのアイドル停車は第1の設定
範囲を越え、エンジン運転パラメータが異常と判定し、
BCNTをインクリメントする(ステップS12)。上
記実施例では、エミッションが悪化する故障の故障運転
状態をアイドル運転状態とした。これは、エンジン出力
に占める補機負荷の割合が最も大きく、更に安定した運
転状態である為、故障検出しやすいことによる。従っ
て、低速定常走行で検出をおこなっても同程度の効果が
期待できる。
【0024】以上ステップS1〜ステップS12までは
エンジン制御部で処理される。第1の実施例では、補機
装置を空調用コンプレッサを含む、空調装置に限定して
説明するので図2に示すステップS21以降はエアコン
制御部で処理される内容である。つまり、以下では、空
調装置作動パラメータの第2の設定範囲を越えた場合、
空調装置が故障か否かを判定するための故障判定レベル
を設定する処理について説明する。
【0025】ステップS21では、BCNTが3以上で
あるか否かを判断する。ここで、肯定判断されると、つ
まり、複数回のアイドル停車時にエンジン負荷が異常で
あるとき、原因が空調装置なのか、ISCバルブである
のかを判別するため、空調装置作動パラメータにより空
調装置の故障検出を開始する。ここで、否定判断された
ときには、そのまま本処理を終了する。
【0026】ステップS22では、外気温度Toが所定
値、例えば10℃以上かどうか判断し、10℃未満であ
れば、内気循環モードに変更するよう内/外気切り換え
バルブ32を切り換える(ステップS23)。これは、
外気モードで外気温度Toが下がった場合に、エアコン
ONのエバポレータ下流温度0〜5℃と近くなるのでエ
アコン作動/非作動の判別ができなくなる為である。
【0027】ステップS24では、運転状態が安定した
かどうかを判定する。例えば、アイドル停車で20sec
以上経過又は走行中は一定の車速で20sec 以上経過し
た場合、安定と判断する。熱風回り込みの影響で、エバ
ポレータ下流温度、エンジン吸入空気温度が変化する
為、温度が安定するまで待つ必要がある。ステップS2
5では、空調作動状態に応じた第2の設定範囲を求め
る。ここでは、作動状態検出をエンジン吸気温度Tg、
外気温度To又は車室内温度Trのいずれかを基準に第
2の設定範囲を設定し、その後ステップS26でエバポ
レータ下流温度Tevと比較して故障検出する。
【0028】コンプレッサ作動にて車室内が安定した快
適温度になっている時、エバポレータ下流温度Tevは
内/外気モードいずれにおいても0〜5℃程度に制御さ
れる。ところが、エバポレータ下流温度はエバポレータ
吸い込み空気温度に強く依存する。つまり、内気循環モ
ードでは車室内温度Trに外気導入モードでは外気温度
To(≒エンジン吸入空気温度Tg)に依存する為、そ
れら温度を基準に第2の設定範囲を設定する(図1
3)。
【0029】更に、外気導入モードのときは、車速SP
Dにより熱風回り込み量(吸入空気の温度上昇すること
で、停車時には15℃程度上昇する)が変化し、エバポ
レータ下流温度Tevが影響を受けるので、車速による
補正も行う。尚、車室内温度Tr、外気温度Toのセン
サを持たない廉価なエアコンシステムでは、エンジン吸
入空気温度Tgのみで第2の設定範囲を決めても故障検
出可能である。
【0030】以上の考え方で、エアコンONとOFF、
内気循環と外気導入モード、車速より、空調装置の正常
作動範囲を図13にしたがって設定している。ステップ
S26は、エバポレータ下流温度より、空調装置の正常
作動範囲を外れた場合、その運転状態で空調装置の故障
と判定し、故障判定回数をカウントアップする(ステッ
プS27)。ここで、エバポレータ下流温度が正常作動
範囲であったときにはステップS34に進み、CCNT
をクリアして本処理を終了する。
【0031】ステップS28、ステップS29では、運
転状態での故障と空調装置での故障が共に所定回数以上
になった場合、空調装置の故障と確定する。エンジン運
転パラメータでの故障判定のみが所定回数以上になった
場合、ISCバルブの故障と確定する(ステップS3
1)。尚、エンジン運転パラメータでの故障をアイドル
停車中でなく走行中に判定した場合、ISCバルブは非
制御状態であるため、ISCバルブの故障とはならず、
エンジン制御系(例えば、エアフロメータ2の出力異
常、吸排気バルブタイミングのずれといったことが考え
られる)の故障として確定する。所定回数故障と判定さ
れてから故障であると確定するのは、誤検出を防止する
ためである。
【0032】ステップS30は、空調装置の故障でもエ
アコンOFF時にコンプレッサ作動故障、エアコンON
時にコンプレッサロック故障といった時に、エミッショ
ン、または、燃費が悪化或いは、駆動ベルト破損が発生
する可能性がある為、車両の重大故障と判断し、エンジ
ン回転数、エンジン負荷が第2の設定値を越えた場合、
エンジン故障と空調故障を同時に表示し、故障コードの
記憶を行う(ステップS33)。運転者への故障表示方
法は警告灯の点灯、音声等様々あるが、車両の重大故障
と考える場合は、快適性機能故障に比べ、より故障認識
し易い方法を選択するほうが望ましい。
【0033】エアコンON時にコンプレッサ非作動故障
ではエミッション/燃費の悪化はなく、空調装置が作動
しないので快適性が損なわれるだけなので空調装置での
故障表示、故障コード記憶に留める(ステップS3
2)。第1実施例では、空調装置の作動状態検出をエバ
ポレータ下流温度でおこなったが(ステップS22〜ス
テップS26)、冷媒圧力でも検出可能である。コンプ
レッサ非作動の場合、冷媒圧力は冷媒温度(∝外気温
度)から求まる飽和圧力となる為である。従って、内/
外気モードに関係なく、正常な第2の設定範囲を設定可
能となる。
【0034】又、コンプレッサ回転数センサを備えるシ
ステムでは、コンプレッサ作動/非作動が直接検出でき
るので、より簡単に故障検出が可能となる。第1実施例
において、エアフロメータ2,回転角センサ11が運転
パラメータ検出手段に、ISCバルブ6が吸入空気量操
作手段に、図2のステップS3〜ステップS5がアイド
ル回転数制御手段に、エバポレータ下流温度センサ4
4,回転センサ41,冷媒圧力センサ42が補機作動状
態検出手段に、図2のステップS21〜ステップS29
が補機装置故障判定手段に、ステップS30が故障度合
検出手段に、ステップS32,ステップS33が故障表
示手段にそれぞれ相当し、機能する。
【0035】< 第2の実施例 >以下、本発明の第2実施
例を図面に基づいて説明する。図5は第2の実施例に用
いるシステムの構成を示したものである。4気筒内燃機
関1の構成は第1の実施例(図1)と同じであるから説
明を省略する。発電用オルタネータ51は内部に、回転
により磁界を切ることで電流を発生するステーターコイ
ル52、電流により磁界を発生させるローターコイル5
3を備えている。また、オルタネータ51により発生さ
せられた電気はバッテリ54に蓄えられる。
【0036】オルタネータ51とバッテリ54にはライ
ト、ヒータ等の電気負荷55が接続されている。オルタ
ネータの発生電流はの発生電流検出センサ56により検
出される。また、電気負荷電流は電気負荷電流検出セン
サ61により検出される。これらのセンサにより検出さ
れた信号、および、バッテリ電圧モニタ57によりモニ
タされたバッテリ電圧はエンジンECU99に入力され
る。
【0037】エンジンECU99はオルタ制御部にて、
バッテリ電圧が調整電圧13vより低下したとき、励磁
電流ON/OFFトランジスタ58をONしてローター
コイル53に電流を流し、つまり電気を発生させる。
又、調整電圧を越えたときトランジスタ58をOFFし
てローターコイル53の電流を遮断し、電流の発生を停
止する構成になっている。
【0038】ローターコイル53に電流が流れているか
否かは出力DUTY検出部59にて検出される。本実施
例において、オルタ制御部は、故障検出信号の入出力が
簡単なようにエンジン制御部と同じ、エンジンECU9
9に入っているが、入力情報のインターフェイスに支障
なければ、別体構成でも構わない。次に、エンジンEC
U99で処理される第2の実施例のフローチャートを図
6に示す。エンジン制御部で処理されるアイドル回転制
御は第1の実施例の図2に示すフローチャートのステッ
プS1〜ステップS12までと同じのため説明を省略す
る。第2の実施例では、補機装置を発電用オルタネータ
を含む、発電装置に限定して説明する。
【0039】以下、図6にしたがって、オルタ制御部で
処理されるステップS41以降の処理、つまり、オルタ
の作動パラメータが第2の設定範囲を越えた場合、発電
装置が故障か否かを判定するための故障判定レベルを設
定する処理を説明する。ステップS41では、BCNT
が3以上であるか否かを判断する。ここで、肯定判断さ
れると、つまり、複数回のアイドル停車時にエンジン負
荷が異常であるとき、原因が発電装置なのか、ISCバ
ルブであるのかを判別するため、発電装置作動パラメー
タにより発電装置の故障検出を開始する。ここで、否定
判断されると、そのまま本処理を終了する。
【0040】ステップS42では、運転状態が安定した
かどうかを判定する。例えば、アイドル停車で5sec 以
上経過、又は走行で一定のエンジン回転数が2sec 以上
継続した場合、安定と判断する。発生電流はオルタネー
タの回転数つまりエンジン回転数に依存するため、発生
電流が安定するまで待つ必要がある。ステップS43で
は、発電作動状態に応じた第2の設定範囲を求める。こ
こでは、作動状態検出を電気負荷電流HAMを基準に第
2の設定範囲を設定し、オルタ発生電流OAMに基づい
て故障検出を実行する。バッテリ蓄電量が満充電の場
合、オルタ発生電流は負荷電流と等しくなる。尚、発生
電流と負荷電流を検出するセンサを持たない廉価なオル
タネータシステムでは、ステータコイルへの出力DUT
Yとエンジン回転数より発生電流を、図7に示すマップ
から、電気負荷信号のON/OFF状態にて電気負荷の
消費電流を推定し、図14に示す第2の設定範囲を決め
ても故障検出可能である。
【0041】ステップS44、ステップS45、ステッ
プS46では、発生電流より発電装置の正常作動範囲を
外れた場合、継続時間を計測し(ステップS45)、更
にステップS46でその継続時間が所定時間(例えば、
180sec )経過した場合、その運転状態で発電装置の
故障と判定し、故障判定回数をカウントアップする(ス
テップS47)。なお、ステップS44において否定判
断されたときには、BCNT,ECNTをクリアして本
処理を終了する。
【0042】ステップS48、ステップS49では、運
転状態での故障と空調装置での故障が共に所定回数以上
になった場合、空調装置の故障と確定する。エンジン運
転パラメータでの故障が所定回数以上になった場合、I
SCバルブの故障と確定する(ステップS52)。な
お、所定回数、故障判定されてから故障であると確定す
るのは、誤検出を防止するためである。
【0043】ステップS51では、発電装置の故障でも
オルタネータが過剰発電する作動故障(原因はトランジ
スタ58の通電故障、バッテリ電圧モニタ57の断線が
考えられる)のとき、エミッションおよび燃費が悪化す
るため車両の重大故障と考え、ステップS50でエンジ
ン回転数、エンジン負荷が第2の設定範囲を越た場合、
エンジン故障と発電装置故障を同時に表示し、故障コー
ドの記憶を行う(ステップS51)。
【0044】オルタネータが発電しない故障(原因はト
ランジスタ58のオープン故障、ロータコイル53の断
線、駆動ベルトの断線が考えられる)、又は発電量不足
(原因はオルタブラシの磨耗、駆動ベルトのすべりが考
えられる)のときはエミッションおよび燃費の悪化はな
いが、継続されれば、いずれはバッテリが上がり走行で
きなくなる。そこで、まず発電装置の故障を表示し、同
時に故障コードを記憶する(ステップS53)。
【0045】ステップS54ではバッテリ放電電流を算
出し、放電電流がバッテリ容量の20%以上となった場
合(ステップS55)、エンジン故障を表示する(ステ
ップS56)。以上が本発明の第2実施例である。第2
実施例において、発生電流検出センサ56が補機作動状
態検出手段に、図6のステップS41からステップS4
9が補機装置故障判定手段に、図6のステップS50が
故障度合検出手段に、図6のステップS51,ステップ
S52,ステップS53およびステップS56が故障表
示手段にそれぞれ相当し、機能する。
【0046】< 第3の実施例 >以下、本発明の第3実施
例を図面に基づいて説明する。図8は第3の実施例に用
いるシステムの構成を示したものである。4気筒内燃機
関1の構成は第1の実施例(図1)と同じであるから説
明を省略する。
【0047】油圧を発生させる油圧ポンプ71、油圧
(油量に比例)制御するリニアソレノイド弁72、油圧
を回転運動に変える油圧モータ74、回転運動により送
風する送風ファン75、送風によりエンジン冷却水を冷
却するラジエータ76、循環する油を貯める油タンク7
7を備えている。さらに、油圧モータの駆動源となる油
圧OPを検出する圧力センサ73、ラジエータ76内の
ラジエータ水温を検出する水温センサ78、リニアソレ
ノイド駆動の電流を測定する電流センサ79が備えられ
ており、これらセンサからの出力信号はエンジンECU
99に入力される。
【0048】また、エンジンECU99はエンジン運転
状態とラジエータ水温により送風ファンの回転数を変化
させる為に油圧(∝油量)を制御するリニアソレノイド
駆動電流80、油圧装置故障表示灯81を出力する。次
に、エンジンECU99で処理される第3の実施例のフ
ローチャートを図9に示す。エンジン制御部で処理され
るアイドル回転制御は第1の実施例のフローチャート
(図2)のステップS1〜ステップS12までと同じの
ため説明を省略する。第3の実施例では、補機装置を油
圧冷却ファンを含む、油圧装置に限定して説明する。
【0049】以下、油圧ファン制御部で処理されるステ
ップS61以降の処理を説明する。本処理では、油圧冷
却ファンの作動パラメータが第2の設定範囲を越えた場
合、油圧装置が故障とするような故障判定レベルを設定
する。ステップS61では、BCNTが3以上であるか
否かを判断する。ここで、肯定判断されると、つまり、
複数回のアイドル停車時にエンジン負荷が異常であると
き、原因が油圧装置なのか、ISCバルブであるのかを
判別するため、油圧装置作動パラメータにより油圧装置
の故障検出を開始する。なお、否定判断されると、本処
理をそのまま終了する。
【0050】ステップS62では、運転状態が安定した
かどうかを判定する。例えば、アイドル停車で5sec 以
上経過、又は、走行で一定のエンジン回転数が2sec 以
上継続した場合に安定したと判断する。発生油圧は油圧
ポンプの回転数つまりエンジン回転数に依存するため、
発生油圧が安定するまで待つ必要がある。よって、運転
状態が安定していないときは本処理を終了し、安定する
と次のステップS63に進む。
【0051】ステップS63では、油圧発生装置の作動
状態に応じた第2の設定範囲を求める。ラジエータ水
温,冷却ファン回転数,油圧OP,リニアソレノイド開
弁量およびリニアソレノイド電流はそれぞれ比例する関
係がある(ラジエータ水温∝冷却ファン回転数∝油圧O
P∝リニアソレノイド開弁量∝リニアソレノイド電流)
ため、ここでは、作動状態検出をラジエータ水温を基準
に第2の設定範囲を設定し、油圧OPで故障検出をする
(図10)。尚、発生油圧を検出するセンサを持たない
廉価な油圧冷却ファンシステムでは、リニアソレノイド
駆動電流より発生油圧OPを推定しても故障検出可能で
ある。
【0052】ステップS64、ステップS65、およ
び、ステップS66では、発生油圧が油圧装置の正常作
動範囲を外れた場合、継続時間を計測し(ステップS6
5)、更にステップS66でその継続時間が所定時間
(120sec )経過した場合、その運転状態で油圧装置
の故障と判定し、故障判定回数をカウントアップする
(ステップS67)。なお、ステップS64で否定判断
されたときには、ステップS76にてCCNT,ECN
Tをクリアして本処理を終了する。
【0053】ステップS68、ステップS69では、運
転状態での故障と油圧装置での故障とが共に所定回数以
上になった場合、油圧装置の故障と確定する。エンジン
運転パラメータでの故障が所定回数以上になった場合、
ISCバルブの故障と確定する(ステップS72)。な
お、ここで所定回数の故障判定で故障であると確定する
のは誤検出を防止するためである。
【0054】ステップS71では、油圧装置の故障でも
油圧ポンプが過剰圧送する作動故障(原因はリニアソレ
ノイド弁72の開故障、油圧モータ74の漏れ、送風フ
ァン75のロックが考えられる)は、エミッションおよ
び燃費が悪化するため車両の重大故障と考え、エンジン
回転数、エンジン負荷が第2の設定範囲を越た場合(ス
テップS70)、エンジン故障と油圧装置故障を同時に
表示し、故障コードの記憶を行う(ステップS71)。
【0055】油圧を発生しない故障(原因は駆動ベルト
の断線が考えられる)、又は油圧不足(原因はリニアソ
レノイド弁72の閉故障、油圧ポンプ71の漏れが考え
られる)のときはエミッションおよび燃費の悪化はない
が、これらの故障が継続すれば、エンジン水温上昇にて
オーバーヒートを起こす。そこで、まず油圧装置の故障
を表示し、同時に故障コードを記憶する(ステップS7
3)。
【0056】ステップS74では、機関温度Wが所定値
(110℃)を越えたら、エンジン故障を表示する(ス
テップS75)。以上が本発明の第3実施例にて実行さ
れる処理である。第3実施例において、図8の圧力セン
サ73が補機作動状態検出手段に、図9のステップS6
1〜ステップS69が補機装置故障判定手段に、図9の
ステップS70が故障度合検出手段に、図9のステップ
S71,ステップS72,ステップS73,ステップS
75が故障表示手段にそれぞれ相当し、機能する。
【0057】
【発明の効果】以上、述べたように本発明では、これま
で運転性の悪化、もしくは車両走行困難といった明らか
な現象でしか検知できなかった補機装置の故障を、エミ
ッションおよび燃費が従来に比べて軽微な悪化で、且つ
早期に検出することができる。また、運転者に車両の機
能故障の程度と位置を分かりやすく認識させることがで
きる。
【0058】さらに、修理工場での点検修理も、エンジ
ン制御系の故障か、補機装置の故障かがはっきり表示さ
れるため、作業効率の向上ができ、故障製品の誤交換を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステム構成図である。
【図2】第1実施例においてエンジン制御部にて実行さ
れるフローチャートである。
【図3】第1実施例においてエアコン制御部にて実行さ
れるフローチャートである。
【図4】第1実施例においてISCバルブのフィードバ
ック制御量を求めるためのマップである。
【図5】第2実施例のシステム構成図である。
【図6】第2実施例においてオルタ制御部にて実行され
るフローチャートである。
【図7】第2実施例においてローターコイルの通電時間
とエンジン回転数とからオルタ発生電流を求めるための
マップである。
【図8】第3実施例のシステム構成図である。
【図9】第3実施例において油圧ファン制御部にて実行
されるフローチャートである。
【図10】第3実施例においてラジエータ温度を基準に
第2の設定範囲を求めるためのマップである。
【図11】第1実施例においてエンジン回転数を基準に
第1の設定範囲を求めるためのマップである。
【図12】第1実施例においてエンジン負荷を基準に第
1の設定範囲を求めるためのマップである。
【図13】第2実施例においてエバポレータ下流温度を
基準に第2の設定範囲を求めるためのマップである。
【図14】第3実施例においてオルタ発生電流を基準に
第2の設定範囲を求めるためのマップである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エアフロメータ 6 ISCバルブ 16 電気負荷信号 17 エンジン故障表示灯 21 コンプレッサ 24 コンデンサ 25 膨張弁 26 エパポレータ 41 回転センサ 42 冷媒圧力センサ 43 外気温度センサ 44 エバポレータ下流温度センサ 45 車室内温度センサ 46 エアコン要求信号 51 オルタネータ 56 発生電流検出センサ 57 バッテリ電圧モニタ 60 発電装置故障表示灯 61 負荷電流検出センサ 71 油圧ポンプ 72 リニアソレノイド弁 74 油圧モータ 75 送風ファン 76 ラジエータ 77 油タンク 78 ラジエータ水温センサ 79 リニアソレノイド電流センサ 81 油圧装置故障表示灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/22 315 M 45/00 345 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転パラメータを検出する運
    転パラメータ検出手段と、 内燃機関への吸入空気量を増減する吸入空気量操作手段
    と、 内燃機関のアイドル運転状態にて、内燃機関の実際の回
    転数と目標回転数との偏差より、前記吸入空気量操作手
    段を調整し、内燃機関目標回転数に収束させるアイドル
    回転数制御手段と、 内燃機関の動力にて駆動される補機装置と、 前記補機装置の作動パラメータを検出する補機作動状態
    検出手段と、 アイドル回転数制御時に、前記内燃機関運転パラメータ
    が第1の設定範囲を外れ、且つ、前記補機装置の作動パ
    ラメータが第2の設定範囲を外れた場合に前記補機装置
    の故障と判定する補機装置故障判定手段と、 前記補機装置故障判定手段により前記補機装置が故障と
    判定されたとき、前記補機装置の故障がエミッションや
    燃費を悪化する故障であるか否かを判定する故障度合検
    出手段と、 前記故障度合検出手段により判定された故障状態に応じ
    て故障を表示する故障表示手段とを備えることを特徴と
    する内燃機関制御装置の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 前記補機装置は空調装置であり、 前記補機作動状態検出手段は前記空調装置の作動パラメ
    ータを検出する手段であって、 前記補機装置故障判定手段は、アイドル回転数制御時
    に、前記内燃機関運転パラメータが第1の設定範囲を外
    れ、且つ、前記空調装置の作動パラメータが第2の設定
    範囲を外れた場合に前記補機装置の故障と判定する手段
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御
    装置の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 前記冷媒の潜熱で空気を冷却するエバポ
    レータを備え、 前記補機作動状態検出手段は作動パラメータとしてエバ
    ポレータ下流の温度を検出する手段を含むことを特徴と
    する請求項2に記載の内燃機関制御装置の故障診断装
    置。
  4. 【請求項4】 冷媒を圧縮するコンプレッサを備え、 前記補機作動状態検出手段は作動パラメータとして前記
    コンプレッサの回転数を検出する手段を含むことを特徴
    とする請求項2に記載の内燃機関制御装置の故障診断装
    置。
  5. 【請求項5】 冷媒を圧縮するコンプレッサを備え、 前記補機作動状態検出手段は作動パラメータとして前記
    コンプレッサ下流の冷媒圧力を検出する手段を含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の内燃機関制御装置の故障
    診断装置。
  6. 【請求項6】 車両の室内温度を検出する車室内温度検
    出手段と、 外気の温度を検出する外気温度検出手段と、 前記エバポレータを介して室内に送る空気を外気から導
    入するか内気を循環するかを切換える内外気切換え手段
    とを備え、 前記補機装置故障判定手段は、前記内外気切換え手段が
    外気導入しているときは外気温度に基づいて前記第2の
    設定範囲を設定し、前記内外気切換え手段が内気循環し
    ているときは車室内温度に基づいて前記第2の設定範囲
    を設定する手段を含むことを特徴とする請求項3に記載
    の内燃機関制御装置の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 前記補機装置故障判定手段は外気温度が
    所定値以下のとき、前記内外気切換え手段により内気循
    環とする手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の
    内燃機関制御装置の故障診断装置。
  8. 【請求項8】 前記補機装置は発電装置であり、 前記補機作動状態検出手段は前記発電装置の作動パラメ
    ータを検出する手段であって、 前記補機装置故障判定手段は、エンジン運転パラメータ
    が第1の設定範囲を外れ、且つ、前記発電装置の作動パ
    ラメータが前記第2の設定範囲を外れた場合、前記発電
    装置の故障と判断する手段を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関制御装置の故障診断装置。
  9. 【請求項9】 前記補機作動状態検出手段は、前記作動
    パラメータとして前記発電装置にて発生した電流を検出
    する手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の内燃
    機関制御装置の故障診断装置。
  10. 【請求項10】 電気負荷電流を検出する電気負荷電流
    検出手段を備え、 前記補機装置故障判定手段は前記電気負荷電流に基づい
    て前記第2の設定範囲を設定する手段を含むことを特徴
    とする請求項9に記載の内燃機関制御装置の故障診断装
    置。
  11. 【請求項11】 前記補機装置は油圧装置であり、 前記補機作動状態検出手段は前記油圧装置の作動パラメ
    ータを検出する手段であって、 前記補機装置故障判定手段は、エンジン運転パラメータ
    が第1の設定範囲を外れ、且つ、前記油圧装置の作動パ
    ラメータが前記第2の設定範囲を外れた場合、前記油圧
    装置の故障を判断する手段を含むことを特徴する請求項
    1に記載の内燃機関制御装置の故障診断装置。
  12. 【請求項12】 前記補機作動状態検出手段は作動パラ
    メータとして油圧装置による発生油圧を検出する手段を
    含むことを特徴とする請求項11に記載の内燃機関制御
    装置の故障診断装置。
  13. 【請求項13】 前記補機装置故障判定手段は、ラジエ
    ータ水温に基づいて前記第2の設定範囲を設定する手段
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の内燃機関制
    御装置の故障診断装置。
  14. 【請求項14】 前記補機装置異常判定手段は、アイド
    ル状態で前記エンジン運転パラメータが第1の設定範囲
    を外れたときに前記補機装置の作動パラメータが第2の
    設定範囲内にある場合はISCの故障と判断し、走行状
    態で前記エンジン運転パラメータが第1の設定範囲を外
    れたときに前記補機装置の作動パラメータが第2の設定
    範囲内にある場合はエンジン制御系の故障と判断する前
    記請求項1から請求項13のいずれか1つに記載の内燃
    機関制御装置の故障診断装置。
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