JPH081998A - Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置 - Google Patents

Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置

Info

Publication number
JPH081998A
JPH081998A JP14441994A JP14441994A JPH081998A JP H081998 A JPH081998 A JP H081998A JP 14441994 A JP14441994 A JP 14441994A JP 14441994 A JP14441994 A JP 14441994A JP H081998 A JPH081998 A JP H081998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
led
print head
light
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14441994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Imamura
将也 今村
Hiromi Ogata
弘美 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP14441994A priority Critical patent/JPH081998A/ja
Publication of JPH081998A publication Critical patent/JPH081998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48135Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
    • H01L2224/48137Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being arranged next to each other, e.g. on a common substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDプリントヘッドの全高を低くして小型
化を図るとともに、レンズ系の光学的特性に左右されな
い高度な光学的特性を確保し、さらには低コスト化を図
る。 【構成】 基板2上にLEDアレイチップ7および駆動
用IC8を搭載するとともに、このLEDアレイチップ
7の発光部7aから発せられた光を所定の光路を経て感光
体11に照射させるようにしたLEDプリントヘッド1に
おいて、上記基板2上に、上記LEDアレイチップ7の
表面を覆う所定厚さの非透光性樹脂等でなる保護層3を
形成するとともに、この保護層3に、上記各LEDアレ
イチップ7の各発光部7aから上記感光体11の周面に至る
光路となる貫通孔4を穿設する。そして、上記貫通孔4
の内孔空間を、透光性樹脂等でなる補助保護層9により
封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、LEDプリントヘッ
ド、およびその製造方法、ならびにそのLEDプリント
ヘッドを用いた光学的書き込み装置に関し、詳しくは、
プリンタ、ファクシミリ装置、コピー機、ワードプロセ
ッサ等における書き込み主要部の構成、ならびにこれら
の装置に使用するLEDプリントヘッドの改良技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種のLEDプリントヘ
ッドには、列状に配設されたLED素子の発光部から発
せられた光を被照射体の感光部に結像させるための光学
的手段として、正立等倍作用等を行うレンズ系が備えら
れるのが通例であった。
【0003】この種のプリントヘッドの具体的構成は、
たとえば図5に示すように、LEDアレイチップ50と
駆動用IC51とを基板52上に搭載し、これらの相互
間適所にワイヤボンディング53を施す一方、その上方
を覆うカバー部材54に、正立等倍型ないし屈折率分布
型のレンズアレイ55を保持したものである。そして、
上記基板52は、放熱板56の上面に配置された状態
で、バネ部材57の作用により上記カバー部材54に対
して固定状態とされる。
【0004】このような構成によれば、駆動用IC51
からの信号に基づいてLEDアレイチップ50の各LE
D素子から発せられる光は、レンズアレイ55を通過し
て正立等倍作用を伴って感光体58の周面(感光部)に
結像されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
LEDプリントヘッドは、レンズアレイ55の共役長な
いし結像距離の制約を受けるために、高さ方向に対して
は、LEDチップ50とレンズアレイ55との離間寸法
を短縮できず、全高が高くなって小型化の要請に対処で
きないという問題がある。また、レンズアレイ55を保
持するためのカバー部材54が必要不可欠であるため、
部品点数の増加等の不具合をも招く。
【0006】さらに、上記のプリントヘッドは、レンズ
アレイ55を使用している関係上、組み立て時における
レンズアレイの取り付け状態のバラツキ等に起因して光
学的特性が一様に定まらず、いわゆるピンボケ等の光学
特性上の問題が生じ易いという難点がある。また、解像
度や光量ムラ等の特性についても、レンズ系自体が有し
ている光学的特性により決まってしまうことになり、こ
れを上回る特性を得ることができなくなる。加えて、こ
のレンズアレイ55自体は高価であり、上述した部品点
数の増加と相まって、最終製品のコストが大幅に上昇す
ることになる。
【0007】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、LEDプリントヘッドの全高を低く
して小型化を図るとともに、レンズ系の光学的特性に左
右されない高度な光学的特性を確保し、さらには低コス
ト化を図ることをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、基板上に複数のLED素子を列状に配設するととも
に、これらのLED素子の発光部から発せられた光を所
定の光路を経て被照射体の感光部に照射させるようにし
たLEDプリントヘッドにおいて、上記基板上に、上記
LED素子の表面を覆う所定厚さの保護層を形成すると
ともに、この保護層に、上記各LED素子の各発光部か
ら上記被照射体の感光部に至る光路となる貫通孔を穿設
したことを特徴としている。
【0010】この場合、上記保護層における少なくとも
貫通孔の内周面は、遮光性を有するように形成されてお
り、かつ上記貫通孔の内孔空間は、透光性を有する補助
保護層で封止されていることが好ましい(請求項2)。
【0011】そして、上記保護層の一例としては、非透
光性を有する樹脂で形成することが挙げられる(請求項
3)。
【0012】また、上記補助保護層の一例としては、透
光性を有する樹脂で形成することが挙げられる(請求項
4)。
【0013】なお、上記保護層が有している特性のうち
の少なくとも硬度および耐摩耗性は、上記被照射体の感
光部との相関において決定されることが好ましい(請求
項5)。
【0014】一方、本願の請求項6に記載した発明は、
上記請求項1ないし5のいずれかに記載したLEDプリ
ントヘッドを用いた光学的書き込み装置であって、上記
保護層の表面部と被照射体の感光部とは、接触もしくは
略接触状態に近接して配置されていることを特徴として
いる。
【0015】さらに、本願の請求項7に記載した発明
は、基板上に複数のLED素子を列状に配設するととも
に、これらのLED素子の発光部から発せられた光を所
定の光路を経て被照射体の感光部に照射させるようにし
たLEDプリントヘッドの製造方法において、上記基板
上に少なくとも複数のLED素子を列状に実装した後
に、上記複数のLED素子を覆う保護層を形成するステ
ップと、上記保護層における各LED素子の各発光部の
表面側に相互に独立した貫通孔を穿設するステップと、
を含むことを特徴としている。
【0016】この場合、上記の製造方法においては、上
記保護層に穿設された各貫通孔の内孔空間を透光性を有
する補助保護層で封止するステップをさらに備えている
ことが好ましい(請求項8)。
【0017】そして、上記保護層を形成する方法の一例
としては、非透光性を有する樹脂を、キャスティングモ
ールド法に基づいて成型すること、または塗布すること
が挙げられる(請求項9)。
【0018】また、上記貫通孔を穿設する方法の一例と
しては、レーザー光線またはエッチングによる方法が挙
げられる(請求項10)。
【0019】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載した発明
によれば、基板上に実装されているLED素子の表面を
覆う保護層に、上記LED素子の発光部から発せられ光
の光路となる貫通孔が形成されているので、この貫通孔
の直径を適切値(たとえば数十μm)に設定しておけ
ば、上記光は過度に拡散されるることなく上記貫通孔を
通過して、被照射体の感光部に照射される。したがっ
て、従来のように正立等倍作用等を行うレンズ系を備え
なくても、上記LED素子からの光は、十分な光量を維
持した状態で、被照射体の感光部における所要の微小照
光面積範囲内に照射される。
【0020】これにより、上記LED素子からの光は、
レンズ系の光学的特性の制約を受けることがなくなり、
解像度の向上や光量ムラの低減等のような諸特性の大幅
な改善を図ることが可能になる。また、従来のように組
み立て時におけるレンズ系の取り付け状態の狂いに起因
するピンボケあるいはその他の印字不良等が生じる余地
はなくなり、光学的特性上の信頼性が向上する。加え
て、レンズ系を使用した場合における共役長ないし結像
距離の確保のためのスペースが不要になり、この種のプ
リントヘッドの全高を抑えて小型化を図ることが可能に
なる。さらに、高価なレンズ系の不要、およびレンズ系
を保持するためのカバー部材の不要等により、部品コス
トおよび製造コストを削減できることになる。なお、上
記保護層は、基板上に実装されているLED素子等の酸
化防止や、ワイヤボンディングに使用されているワイヤ
の保護等の役割をも果たすことになる。
【0021】また、上記請求項2に記載した発明によれ
ば、貫通孔の内周面を、たとえば遮光性を有する色彩の
面に形成することなどにより、LED素子からの光は貫
通孔の外方に漏出することなく、非拡散状態で上記被照
射体の感光部に照射される。そして、この貫通孔の内孔
空間を、透光性を有する補助保護層で封止しておけば、
上記光の透過を許容した上で、貫通孔へのホコリ等の異
物の侵入を阻止できるばかりでなく、加圧力の作用や経
時変化等に起因する貫通孔の変形防止にも役立つことに
なる。
【0022】この場合、上記貫通孔の内周面に遮光性を
所有させるには、上述の一例のように貫通孔の内周面を
別途遮光面とすることに代えて、上記請求項3に記載し
た発明のように、上記保護層自体を、非透光性を有する
素材で形成しておき、この保護層に貫通孔を形成するよ
うにすれば、製作が容易になるなどの利点が得られる。
また、上記非透光性を有する素材として、エポキシ系等
の樹脂を使用すれば、さらなる製作容易化が期待でき
る。
【0023】同様にして、上記請求項4に記載した発明
のように、上記補助保護層の素材として、透光性を有す
るエポキシ系等の樹脂を使用すれば、その製作容易化等
が図られる。
【0024】さらに、上記保護層の材質は、請求項5に
記載した発明のように、その硬度および耐摩耗性につい
ては、上記被照射体の感光部の特性を考慮に入れて決定
することが好ましい。すなわち、上記のような構造のL
EDプリントヘッドの実際の使用に際しては、貫通孔を
通過した後に光が拡散されることなく被照射体に照射さ
れることが好ましく、したがって上記保護層と上記被照
射体とは接触状態もしくは略接触状態にあることが好ま
しい。そこで、上記保護層の特性としては、それ自体が
耐摩耗性に優れており、しかも被照射体の感光部に傷等
を付けない程度の硬度であることが最適である。
【0025】一方、上記請求項6に記載した発明は、上
述の構成を備えたLEDプリントヘッドをプリンタやフ
ァクシミリ装置などの光学的書き込み装置に適用する場
合の構成に係るものであって、上記保護層の表面部と上
記被照射体の感光部とを、接触もしくは略接触状態にし
て使用するものである。このような構成によれば、既述
のようにLED素子からの光が良好に感光部に照射され
るだけでなく、上記両者が接触もしくは近接して配置さ
れることから、従来のようにレンズ系と被照射体との間
に所定の離間寸法を確保する必要がなくなり、光学的書
き込み装置自体の小型化を図ることが可能になる。
【0026】なお、上記請求項7および請求項8に記載
した発明は、上記請求項1および請求項2に記載した発
明と基本的構成が同一のLEDプリントヘッドの製造方
法である。したがって、その作用効果については既に述
べた通りである。
【0027】また、上記請求項9に記載した発明は、非
透光性を有する樹脂を使用して基板上に上記保護層を形
成するための手法を例示したものであり、キャスティン
グモールド法あるいは塗布による方法を採用することに
より、上記LED素子が実装されている基板上への上記
保護層の形成が確実かつ容易に行えることになる。
【0028】さらに、上記請求項10に記載した発明
は、上記保護層に対して貫通孔を穿設する場合の手法を
例示したものであり、レーザー光線またはエッチングに
よる方法を採用することが、狭ピッチで微小径の貫通孔
を穿設する上で好ましい。
【0029】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0030】図1は本願発明に係るLEDプリントヘッ
ドの外観を示す概略斜視図、図2はその主要部の構成を
示す要部拡大斜視図である。また、図3は上記LEDプ
リントヘッドを用いた光学的書き込み装置の概略構成を
示す縦断正面図、図4はその主要部の構成を示す要部拡
大縦断正面図である。
【0031】図1に示すように、本願発明に係るLED
プリントヘッド1は、後述する各種部品の搭載や各種パ
ターンの形成がなされた基板2上に、約1〜2mm程度
の厚さの保護層3が形成されている。そして、この保護
層3には、長手方向に列状に並ぶ多数の貫通孔4が穿設
されている。なお、上記基板2の一端部における側縁に
は、外部からの電力や信号の受渡し作用を行うコネクタ
5が取り付けられており、このコネクタ5にフレキシブ
ルケーブル6が挿脱可能に接続される構成である。
【0032】図2および図3に示すように、上記保護層
3は、基板2上に実装されて所定のワイヤボンディング
Wが施されたLEDアレイチップ7および駆動用IC8
の表面側を覆うように形成されている。この保護層3
は、エポキシ系等の樹脂で構成されているとともに非透
光性を有しており、基板2上に実装されている各部品等
の酸化防止や、ワイヤボンディングW保護等の役割をも
果たすものである。なお、上記基板2は、アルミ等の金
属を芯材とし、その表面を絶縁層で覆った形態を有する
いわゆる金属ベース型基板とすることが、効果的な放熱
を確保する上で好ましい。
【0033】図2に示すように、上記保護層3に形成さ
れた各貫通孔4は、上記LEDアレイチップ7に列状配
置された各発光部7aに対応して相互に独立した状態で
穿設されている。詳しくは、上記各貫通孔4は、平面視
形状が円形を呈しており、その下端は上記各発光部7a
の上面にそれぞれ通じている。このLEDアレイチップ
7は、たとえば300dpiのドット密度であれば、約
80μmのピッチで各発光部7aが形成される。したが
って、上記各貫通孔4は、これらと同一ピッチで穿設す
る必要がある。また、上記貫通孔4の孔径は、約30〜
50μmである。
【0034】上記各貫通孔4の内孔空間は、補助保護層
9により封止されて、貫通孔4内への異物の侵入を阻止
しさらには貫通孔4の変形を防止するための配慮がなさ
れている。この補助保護層9は、エポキシ系等の樹脂で
構成されており、透明あるいは半透明等のように透光性
を有している。したがって、上記発光部7aから発せら
れた光は、この補助保護層9を透過可能であると同時
に、上記保護層3における貫通孔4の内周面により周方
向に対して遮光される。この場合、上記光が補助保護層
9を通過する際に光量が減じられないようにするため、
上記保護層3の材質は、遮光性に加えて高反射率を有し
ていることが好ましい。なお、上記保護層3自体は透光
性を有していても、保護層3の表面と上記貫通孔4の内
周面とが遮光性を有していれば、光学的特性上の問題は
生じない。
【0035】図3に示すように、上記構成を備えたLE
Dプリントヘッド1は、光学的書き込み装置10の感光
体11の周面に対して、その保護層3における貫通孔4
周辺の表面側部分が接触した状態にある。したがって、
上記保護層3としては、耐摩耗性に優れており、かつ撓
み変形が生じにくい程度の硬度を有し、しかも感光体1
1の周面に傷等を付けないような特性を有するものが使
用される。加えて、貫通孔4の穿設などの加工が容易で
あるという特性も当然の事ながら必要になる。
【0036】上記LEDプリントヘッド1が適用可能な
光学的書き込み装置としては、LEDで構成される発光
部からの光を感光する構造であればよく、たとえば、プ
リンタ、ファクシミリ装置、コピー機、ワードプロセッ
サ等が挙げられる。なお、上記保護層3は、感光体11
の周面に対して必ずしも接触している必要はなく、僅か
な隙間を介在させた状態で近接配置されていてもよい。
また、上記感光体11としては、たとえばエンドレスベ
ルト状のものを使用することが好ましい。
【0037】以上のような構成によれば、図4に示すよ
うに、上記保護層3に穿設された貫通孔4が、LEDア
レイチップ7の各発光部7aから発せられた光Lの光路
となる。この場合、上記貫通孔4は補助保護層9により
封止されているが、この補助保護層9は透光性を有する
樹脂等であるため、上記光Lは光量を減じられることな
く感光体11の微小面積範囲内に照射される。加えて、
上記貫通孔4の内周面は、遮光性あるいは反射性を有し
ているので、上記光Lは貫通孔4の周方向外部に漏出す
ることなく十分な光量を維持しつつ非拡散状態で上記感
光体11に照射される。
【0038】したがって、駆動用IC8からの信号に基
づいて上記各発光部7aから発せられた光Lは、従来の
ようにレンズ系の光学的特性の影響を受けることがなく
なる。これにより、厳格な制約を受けることなく、解像
度の向上や光量ムラの低減等のような各種の光学的特性
の改善を図ることが可能になる。
【0039】また、従来のように組み立て時におけるレ
ンズ系の取り付け状態の狂いによるピンボケ等の印字不
良等が生じなくなり、品質ならびに信頼性が向上する。
さらに、共役長ないし結像距離の確保のためのスペース
が不要になり、小型化の要請に対処できるとともに、材
料コストおよび製造コストの低減をも図り得ることにな
る。
【0040】さらに、上記LEDプリントヘッド1は、
その保護層3の表面部が感光体11に接触もしくは略接
触状態で使用されることから、光学的書き込み装置10
自体の小型化をも図ることが可能になる。
【0041】ここで、上記LEDプリントヘッド1の製
造方法について説明を加えると、以下に示す通りであ
る。
【0042】まず、基板2上に各種パターンを形成する
とともにLEDアレイチップ7および駆動用IC8を搭
載してワイヤボンディングWを施した後、これらの表面
部分に対して、上記非透光性エポキシ系樹脂等の保護層
3を、キャスティングモールド法により形成する。な
お、上記非透光性エポキシ系樹脂等を塗布した後に硬化
させることによっても、上記保護層3を形成することが
可能である。
【0043】次に、上記保護層3におけるLEDアレイ
チップ7の各発光部7aの直上方に対して、レーザー光
線を利用して貫通孔4を形成する。好ましくは、熱溶融
によらずに分子分解によるいわゆるエキシマレーザが使
用される。この種のレーザを使用すれば、一回のレーザ
光の照射により穿設される孔深さが予めバラツキなく正
確に決まっているので、このレーザ光の照射回数を制御
することにより、上記発光部7aに傷を付ける等の弊害
を招くことなく精度良く貫通孔4を穿設できることにな
る。なお、このようにレーザ光線を使用する以外に、エ
ッチングを利用して上記と同様の貫通孔を穿設すること
も可能である。
【0044】この後、上記貫通孔4を、透光性エポキシ
系樹脂等の補助保護層9で封止する。この補助保護層9
の形成は、たとえば塗布または注入の後に硬化させるこ
とにより行う。さらにこの後、上記基板2の一端部にコ
ネクタ5を取り付けるとともに、コネクタ5にフラット
ケーブル6を接続し、光学的書き込み装置10の感光体
11に対して接触もしくは略接触状態となるように配置
させることにり、図3に示すような感光部の構成が得ら
れる。
【0045】なお、上記実施例は、基板2の一端部にコ
ネクタ5を取り付けてフラットケーブル6を接続させる
構成であるが、この部分の構成については、コネクタピ
ンを使用するなどの種々のバリエーションが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るLEDプリントヘッドの外観を
示す概略斜視図である。
【図2】上記LEDプリントヘッドの主要部の構成を示
す要部拡大縦断正面図である。
【図3】上記LEDプリントヘッドを使用した光学的書
き込み装置の要部構成を示す概略縦断正面図である。
【図4】上記光学的書き込み装置の作用を示す要部拡大
縦断正面図である。
【図5】従来のLEDプリントヘッドを使用した光学的
書き込み装置を示す要部概略縦断正面図である。
【符号の説明】
1 LEDプリントヘッド 2 基板 3 保護層 4 貫通孔 7 LEDアレイチップ 7a LED素子(発光部) 9 補助保護層 10 光学的書き込み装置 11 被照射体(感光体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/036 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数のLED素子を列状に配設
    するとともに、これらのLED素子の発光部から発せら
    れた光を所定の光路を経て被照射体の感光部に照射させ
    るようにしたLEDプリントヘッドにおいて、 上記基板上に、上記LED素子の表面を覆う所定厚さの
    保護層を形成するとともに、この保護層に、上記各LE
    D素子の各発光部から上記被照射体の感光部に至る光路
    となる貫通孔を穿設したことを特徴とする、LEDプリ
    ントヘッド。
  2. 【請求項2】 上記保護層における少なくとも貫通孔の
    内周面は、遮光性を有するように形成されており、かつ
    上記貫通孔の内孔空間は、透光性を有する補助保護層で
    封止されている、請求項1に記載のLEDプリントヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 上記保護層は、非透光性を有する樹脂で
    形成されている、請求項1または2に記載のLEDプリ
    ントヘッド。
  4. 【請求項4】 上記補助保護層は、透光性を有する樹脂
    で形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載
    のLEDプリントヘッド。
  5. 【請求項5】 上記保護層が有している特性のうちの少
    なくとも硬度および耐摩耗性は、上記被照射体の感光部
    との相関において決定されている、請求項1ないし4の
    いずれかに記載のLEDプリントヘッド。
  6. 【請求項6】 上記請求項1ないし5のいずれかに記載
    したLEDプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置
    であって、 上記保護層の表面部と被照射体の感光部とは、接触もし
    くは略接触状態に近接して配置されていることを特徴と
    する、光学的書き込み装置。
  7. 【請求項7】 基板上に複数のLED素子を列状に配設
    するとともに、これらのLED素子の発光部から発せら
    れた光を所定の光路を経て被照射体の感光部に照射させ
    るようにしたLEDプリントヘッドの製造方法におい
    て、 上記基板上に少なくとも複数のLED素子を列状に実装
    した後に、上記複数のLED素子を覆う保護層を形成す
    るステップと、 上記保護層における各LED素子の各発光部の表面側に
    相互に独立した貫通孔を穿設するステップと、 を含むことを特徴とする、LEDプリントヘッドの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 上記保護層に穿設された各貫通孔の内孔
    空間を透光性を有する補助保護層で封止するステップを
    さらに備えている、請求項7に記載のLEDプリントヘ
    ッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記保護層は、非透光性を有する樹脂
    を、キャスティングモールド法に基づいて成型すること
    により、または塗布することにより形成されるようにし
    た、請求項7または8に記載のLEDプリントヘッドの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 上記貫通孔は、レーザー光線またはエ
    ッチングにより穿設されるようにした、請求項7ないし
    9のいずれかに記載のLEDプリントヘッドの製造方
    法。
JP14441994A 1994-06-27 1994-06-27 Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置 Pending JPH081998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14441994A JPH081998A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14441994A JPH081998A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081998A true JPH081998A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15361742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14441994A Pending JPH081998A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081998A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10181089A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Ricoh Co Ltd 光学装置
WO1998035835A1 (fr) * 1997-02-12 1998-08-20 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'imprimante optique
EP0864432A2 (en) * 1997-03-06 1998-09-16 Matsushita Electronics Corporation Light-emitting device and recording device using the same
WO1999014937A1 (en) * 1997-09-16 1999-03-25 Polaroid Corporation Optical system for transmitting a graphical image
US6577332B2 (en) 1997-09-12 2003-06-10 Ricoh Company, Ltd. Optical apparatus and method of manufacturing optical apparatus
JP2006069061A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置およびプリントヘッド
WO2006044894A2 (en) * 2004-10-19 2006-04-27 Eastman Kodak Company Method of preparing a lens-less led array
US8746923B2 (en) 2011-12-05 2014-06-10 Cooledge Lighting Inc. Control of luminous intensity distribution from an array of point light sources

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10181089A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Ricoh Co Ltd 光学装置
WO1998035835A1 (fr) * 1997-02-12 1998-08-20 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'imprimante optique
US6275247B1 (en) 1997-02-12 2001-08-14 Citizen Watch Co., Ltd. Optical printer apparatus
EP0864432A2 (en) * 1997-03-06 1998-09-16 Matsushita Electronics Corporation Light-emitting device and recording device using the same
EP0864432A3 (en) * 1997-03-06 2005-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Light-emitting device and recording device using the same
US6577332B2 (en) 1997-09-12 2003-06-10 Ricoh Company, Ltd. Optical apparatus and method of manufacturing optical apparatus
WO1999014937A1 (en) * 1997-09-16 1999-03-25 Polaroid Corporation Optical system for transmitting a graphical image
US6014202A (en) * 1997-09-16 2000-01-11 Polaroid Corporation Optical system for transmitting a graphical image
JP2006069061A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置およびプリントヘッド
JP4539242B2 (ja) * 2004-09-02 2010-09-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
WO2006044894A2 (en) * 2004-10-19 2006-04-27 Eastman Kodak Company Method of preparing a lens-less led array
WO2006044894A3 (en) * 2004-10-19 2006-07-06 Eastman Kodak Co Method of preparing a lens-less led array
US8746923B2 (en) 2011-12-05 2014-06-10 Cooledge Lighting Inc. Control of luminous intensity distribution from an array of point light sources

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5182445A (en) Contact type line image sensor
JP2999431B2 (ja) ライン照明装置
KR100300278B1 (ko) 광학디바이스및화상판독장치
JP2001343531A (ja) 照明装置、この照明装置を有するイメージセンサーおよびこのイメージセンサーを用いた画像読取装置ならびに情報処理システム
JPH10190946A (ja) 密着型イメージセンサとこれを用いた画像読み取り装置
JPH081998A (ja) Ledプリントヘッド、およびその製造方法、ならびにそのledプリントヘッドを用いた光学的書き込み装置
KR100376014B1 (ko) 화상판독기록 일체헤드 및 이것을 구비한 화상처리장치
JPH1184544A (ja) ライン照明装置
JP2002292922A (ja) 画像書込み装置と画像書込み装置の光源
JPH09186367A (ja) 光プリントヘッド
JPH10190945A (ja) 密着型イメージセンサ
US20020051239A1 (en) Image reading apparatus with partially shielded light-receiving elements
JPH08156320A (ja) Ledプリンタヘッド及びその製造方法
JPH11227247A (ja) 微小導光素子アレイ
JPH06143678A (ja) 光プリントヘッドとその製法
JPH01122459A (ja) 光書込みヘッド
JP2521106B2 (ja) 光書込みヘッド
JP2560879B2 (ja) 光プリントヘッド
JP3120948B2 (ja) 実装基板
JPH08104028A (ja) Ledプリントヘッド
JP3012113B2 (ja) 光プリンタヘッド
JP3687104B2 (ja) 光学装置
JP2801845B2 (ja) 画像形成装置
JPH11216898A (ja) 半導体発光素子アレイ
JP2801846B2 (ja) 画像形成装置