JPH08199866A - 車両用ドアアウトサイドハンドル - Google Patents

車両用ドアアウトサイドハンドル

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JPH08199866A
JPH08199866A JP1157995A JP1157995A JPH08199866A JP H08199866 A JPH08199866 A JP H08199866A JP 1157995 A JP1157995 A JP 1157995A JP 1157995 A JP1157995 A JP 1157995A JP H08199866 A JPH08199866 A JP H08199866A
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pair
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legs
moving
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Yoshiyuki Idogami
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付性に優れ、しかもドアの開閉時等におけ
るビビリ音の発生がより効果的に防止され得る車両用ド
アアウトサイドハンドルを提供すること。 【構成】 本体に取り付けられるハンドル部材の一軸回
りの回動に伴って所定の方向に移動せしめられる移動部
材32の先端部に、一対の脚部34,34を設けると共
に、該一対の脚部34,34の内側に、互いの対向方向
に向かって突出する突出部38を形成し、更にかかる突
出部38を、その先端部位において、該一対の脚部3
4,34の間に配置された、ドアロックの解除を行なう
ドアロック解除機構を作動せしめる作動部材36に接触
するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、車両用ドアアウトサイドハンド
ルに係り、特に組付性に優れ、しかもドアの開閉時にお
けるビビリ音の発生が効果的に防止され得る車両用ドア
アウトサイドハンドルに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車等の車両用ドアアウトサ
イドハンドルには、押ボタン式、把手式、引手式等、各
種の形式のものがあり、それらの中でも、引手式のもの
が、歩行者等を傷付けたり、衝突や横転時にドアが開い
たりするようなことが有効に防止され得ることから、最
も多く採用されてきている。
【0003】そして、一般に、そのような引手式の車両
用ドアアウトサイドハンドルは、図8に示される如き構
造を有している。即ち、この図8に示されるドアアウト
サイドハンドルは、ドアの車室外側に固定される本体4
2と、ドアの開閉操作時に把持されるハンドル部材44
とを含んで成っており、このハンドル部材44が、本体
42に対して、連結シャフト46を介して連結せしめら
れていると共に、該連結シャフト46の軸心回りに回動
可能とされている。また、ハンドル部材44には、2つ
のアーム部48,48が一体的に設けられており、そし
てそれら2つのアーム部48,48には、レリーズプレ
ート用シャフト50がその軸心回りに回動可能に取り付
けられている。更に、該シャフト50の一端側には、移
動部材としてのレリーズプレート52が固定されてお
り、その先端部には、互いに所定間隔をおいて略平行に
延びる一対の脚部54,54が所定の長さをもって一体
的に設けられている。そして、それら一対の脚部54,
54の間に、下方に移動せしめられることにより図示し
ないドアロック解除機構を作動せしめて、ドアロックの
解除を行なう作動部材としてのロック解除棒56が、配
置せしめられている。
【0004】かくして、かかるドアアウトサイドハンド
ルにあっては、ハンドル部材44が連結シャフト46の
軸心回りに所定の角度回動せしめられることによって、
レリーズプレート用シャフト50が下方に移動せしめら
れ、それに伴って、レリーズプレート52が、該レリー
ズプレート用シャフト50の軸心回りに回動させられつ
つ、下方に移動せしめられる。そして、それにより、ロ
ック解除棒56がレリーズプレート52にて押し下げら
れて、ドアロックが解除され、その結果、ドアが開放さ
れ得るようになっているのである。
【0005】ところで、図9からも明らかなように、か
くの如き構造とされたドアアウトサイドハンドルにおい
ては、レリーズプレート52の一対の脚部54,54の
間に配されるロック解除棒56と該一対の脚部54,5
4との間に所定の隙間40が形成されているが、そのよ
うな構造では、振動によって、それら一対の脚部54,
54とロック解除棒56との間でガタツキが生ずること
が避けられず、そのために、ドアの開閉時等にビビリ音
が発生せしめられることとなる。
【0006】そこで、従来のドアアウトサイドハンドル
にあっては、ハンドル部材44の各アーム部48の、レ
リーズプレート用シャフト50が挿通せしめられる挿通
孔内に、該レリーズプレート用シャフト50に当接する
突起(図示せず)が設けられており、この突起によっ
て、かかるシャフト50の回動に対して所定の抵抗荷重
が与えられ、以てレリーズプレート52とロック解除棒
56との間におけるガタツキの発生が阻止されて、ドア
の開閉時等におけるビビリ音の発生が防止乃至は抑制さ
れ得るようになっている。
【0007】ところが、そのような従来のドアアウトサ
イドハンドルにあっては、レリーズプレート用シャフト
50を前記挿通孔内に挿通させて、ハンドル部材44の
各アーム部48に組み付ける際に、上述の如き突起が邪
魔となって、レリーズプレート用シャフト50を該挿通
孔内にスムーズに挿通せしめることが出来ず、そのため
に、組付性において劣るものとなっていたのであり、し
かも、そのような突起が大き過ぎると、レリーズプレー
ト用シャフト50を前記挿通孔内に挿通させることが更
に困難となるばかりでなく、場合によっては不可能とな
ってしまうところから、かかる突起を十分に大きくし
て、レリーズプレート用シャフト50の回動に対して大
きな抵抗荷重を与えるようにすることが極めて難しかっ
たのであり、それ故、移動部材としてのレリーズプレー
ト52と作動部材たるロック解除棒56との間のガタツ
キや、それに起因する、ドアの開閉時等におけるビビリ
音の発生を防止する上において、今一つ十分なものでは
なかったのである。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景にして為されたものであって、その解決課題とす
るところは、移動部材の先端部に設けられた一対の脚部
と、該一対の脚部の間に配置された作動部材との間のガ
タツキがより有効に阻止されて、ドアの開閉時等におけ
るビビリ音の発生が更に効果的に防止され得、しかも組
付性が有利に向上され得るようにした車両用ドアアウト
サイドハンドルの改良された構造を提供することにあ
る。
【0009】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、ドアの車室外側に固定される本体と、該
本体に対して一軸回りに回動可能な状態で取り付けられ
るハンドル部材と、該ハンドル部材に設けられ、該ハン
ドル部材の回動に伴って所定の方向に移動せしめられる
移動部材とを含み、該移動部材の先端部に、互いに対向
して延びる一対の脚部を設ける一方、該一対の脚部の間
に、該移動部材の移動方向と同方向に移動せしめられる
ことにより、ドアロックの解除を行なうドアロック解除
機構を作動せしめる作動部材を配置して、該ハンドル部
材の回動に伴って該移動部材を前記所定の方向に移動さ
せると共に、該作動部材をかかる方向に移動せしめるこ
とによって、ドアロックの解除を行なうようにした車両
用ドアアウトサイドハンドルにおいて、前記移動部材の
一対の脚部の内側に、該一対の脚部の互いの対向方向に
向かって突出し、且つ先端部位において前記作動部材に
接触する突出部をそれぞれ設けたことを、その特徴とす
るものである。
【0010】なお、かくの如き本発明に従う車両用ドア
アウトサイドハンドルの好ましい態様の一つによれば、
前記一対の脚部が互いに平行となるように構成され、前
記突出部が、山形形状を呈し、かかる一対の脚部の内側
に、その長さ方向に沿って連続して設けられるように構
成されることとなる。
【0011】
【作用・効果】すなわち、本発明に従う車両用ドアアウ
トサイドハンドルにあっては、ハンドル部材の回動に伴
って所定の方向に移動せしめられる移動部材の先端部に
設けられた一対の脚部の間に、該移動部材の移動方向と
同方向に移動せしめられることによりドアロック解除機
構を作動せしめる作動部材が配置されて、ハンドル部材
の回動に応じて、移動部材、更には作動部材が所定の方
向に移動せしめられて、ドアロックの解除が行なわれ得
るようになっており、また、かかる一対の脚部の内側
に、互いの対向方向に向かって突出する突出部がそれぞ
れ形成され、更に該突出部が、各先端部において、作動
部材に対して接触せしめられるように構成されているこ
とから、従来のものとは異なり、移動部材の先端部に設
けられた一対の脚部と該一対の脚部の間に配置された作
動部材との間の隙間が完全に解消せしめられ得、それに
よって、それら脚部と作動部材との間におけるガタツキ
の発生がより有利に阻止され得るのである。
【0012】しかも、そのように、かかる車両用ドアア
ウトサイドハンドルにおいては、一対の脚部の内側に設
けられた突出部によって、該一対の脚部と作動部材との
間におけるガタツキの発生が阻止され得るようになって
いるところから、移動部材を所定の回動軸に取り付ける
と共に、該回動軸をハンドル部材に設けられた挿通孔内
に挿通せしめて、移動部材をハンドル部材に組み付ける
ように為す場合にあっても、かかる挿通孔内において、
該回動軸に当接して、該回動軸の回動に対して所定の抵
抗荷重を与える突起を設ける必要が完全に皆無ならしめ
られ得、以て該移動部材をハンドル部材に組み付ける際
に、そのような突起が邪魔になるようなことがなく、該
回動軸が挿通孔内に対して、極めてスムーズに挿通され
得るのである。
【0013】従って、本発明に係る車両用ドアアウトサ
イドハンドルにあっては、ドアの開閉時等におけるビビ
リ音の発生が、従来のものに比して、より有効に防止さ
れ得るのであり、またそれと同時に、組付性の向上が有
利に図られ得て、優れた品質が極めて効果的に実現され
得ることとなるのである。
【0014】なお、上記した本発明の好ましい態様に従
う構成が採用される場合には、突出部が山形形状をもっ
て構成されていることによって、該突出部の作動部材に
対する接触面積が有利に小さく為され得、またかかる突
出部が、互いに平行となる一対の脚部の内側に、その長
さ方向に沿って連続して設けられていることによって、
該一対の脚部の間の如何なる位置においても、突出部の
作動部材に対する上述の如き接触状態が有効に確保され
得るのである。それ故、かかる場合においては、作動部
材が、移動部材の移動によって、一対の脚部との間を移
動せしめられるような際にも、該一対の脚部の内側に設
けられた突出部に対してスムーズに摺動せしめられ得る
こととなり、以てそれら移動部材と作動部材の移動を行
なわしめるハンドル部材の回動が、作動部材の突出部に
対する摺動抵抗によって困難ならしめられるようなこと
が可及的に防止乃至は抑制され得、またそれと共に、作
動部材の如何なる移動位置においても、一対の脚部との
間におけるガタツキの発生が有利に阻止せしめられ得る
のであり、その結果として、ドアの開閉時におけるハン
ドル部材の操作性が良好に確保されつつ、ビビリ音の発
生がより効果的に防止され得ることとなるのである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の代表的な実施例について、図面を参照し
つつ、詳細に説明することとする。
【0016】先ず、図1及び図2には、本発明に従う構
造を有する車両用ドアアウトサイドハンドルが概略的に
示されている。それらの図において、10は本体であっ
て、所定の深さを有する凹部12と、該凹部12の開口
部において外方に向かってフランジ状に広がる鍔部14
とを有している。また、この凹部12における底部の背
面側の上端部には、所定高さをもって上方に延びる軸受
部16が、該凹部12の長さ方向に沿って、一体的に、
3つ設けられている。一方、鍔部14の背面側には、該
鍔部14の厚さ方向に所定高さで突出する嵌合ピン18
が、複数設けられている。そして、かかる本体10にお
いては、鍔部14に設けられた複数の嵌合ピン18が、
図示しないドアの車室外側に形成される嵌合凹所にそれ
ぞれ嵌め込まれて、取り付けられることによって、ドア
の車室外側に固定され得るようになっている。
【0017】また、この本体10には、ハンドル部材2
0が取り付けられている。より詳しくは、このハンドル
部材20は、ドアの開閉時に把持される把持部22と、
該把持部22の背面に対して、上方に延び出すようにし
て設けられた2つのアーム部24,24とから成ってい
る(図7参照)。更に、かかるハンドル部材20にあっ
ては、把持部22が、本体10の凹部12内において、
その上部側に収容される状態で、また2つのアーム部2
4,24が、該凹部12の底部を貫通し、且つ該凹部1
2の底部の背面側に設けられた前記3つの軸受部16に
互いに隣接する位置において上方に延び出すようにし
て、それぞれ、配置せしめられている。そして、そのよ
うな配置状態下において、本体10の3つの軸受部16
をそれぞれ厚さ方向に貫通して配設された連結シャフト
26に対して、アーム部24,24が、その中間部にお
いて回動可能に取り付けられており、それによってハン
ドル部材20が、本体10に対して、連結シャフト26
の軸心回りに回動可能に連結せしめられているのであ
る。
【0018】なお、かかる連結シャフト26には、一端
部が本体10の鍔部14に、また他端部がハンドル部材
20のアーム部24に、それぞれ係合せしめられたコイ
ルバネ28が、位置固定的に外挿されており、それによ
って、把持部22が引き上げられて、ハンドル部材20
全体が回動せしめられた際に、該ハンドル部材20に対
して、その回動方向とは逆の方向に付勢力が及ぼされ
て、把持部22が放されると同時に、ハンドル部材20
全体が、回動せしめられる前の状態に復帰せしめられ得
るようになっている。
【0019】また、ハンドル部材20のアーム部24,
24の上端部、即ち連結シャフト26を間に挟んで、把
持部22とは反対側の端部には、レリーズプレート用シ
ャフト30が、それらアーム部24,24をそれぞれ厚
さ方向に貫通し、且つ軸心回りに回動可能な状態で、取
り付けられており、更にかかるレリーズプレート用シャ
フト30の一方側の端縁部には、所定長さを有する平板
状のレリーズプレート32が、その長さ方向の一端部に
おいて、圧入されて、固定されている。これによって、
レリーズプレート32が、レリーズプレート用シャフト
30と共に、その軸心回りに回動可能とされており、ま
たハンドル部材20における連結シャフト26の軸心回
りの回動に伴って、レリーズプレート用シャフト30と
共に、上下方向に移動せしめられ得るようになってい
る。つまり、かかるレリーズプレート32にあっては、
把持部22が引き上げられる方向にハンドル部材20が
回動せしめられた際、下方に向かって移動せしめられ得
るようになっているのであり、またハンドル部材20が
それとは逆の方向に回動せしめられた際に、上方に向か
って移動せしめられ得るようになっているのである。こ
のことから明らかなように、本実施例においては、レリ
ーズプレート32によって、移動部材が構成されている
のである。
【0020】さらに、このレリーズプレート32にあっ
ては、その長さ方向において、レリーズプレート用シャ
フト30に固定される側とは反対側の部位が二股形状を
もって構成されて、かかる部位に、互いに所定間隔をお
いて略平行に延びる一対の脚部34,34が設けられて
いる。
【0021】そして、図3及び図4に示される如く、本
実施例にあっては、特にかかる一対の脚部34,34の
内側において、その厚さ方向の略中心部に、横断面三角
形状の山形形状を呈する突出部38が一体的に設けられ
ている。また、この突出部38は、該一対の脚部34,
34の互いの対向方向に向かって所定高さ突出し、且つ
それら一対の脚部34,34の一方の先端部から、該脚
部34,34の付け根部分たる股部35を経て、他方の
先端部にまで連続して延びる1条の突条形態をもって、
構成されている。
【0022】そしてまた、図5及び図6からも明らかな
ように、本実施例においては、本体10が、前述の如く
して、ドア(図示せず)の車室外側に固定されることに
よって、一対の脚部34,34の間に、下方への移動に
より、図示しないドアロック解除機構を作動せしめる作
動部材としてのロック解除棒36が、一対の脚部34,
34の間において、各脚部34の長さ方向の中間部に、
突出部38の先端部に接触せしめられた状態で、移動可
能に配置せしめられるようになっている。
【0023】かくして、本実施例に係る車両用ドアアウ
トサイドハンドルにおいては、図7に示される如く、把
持部22が引き上げられて、ハンドル部材20全体が連
結シャフト26の軸心回りに所定の角度回動せしめられ
ることによって、レリーズプレート用シャフト30が下
方に移動せしめられ、それに伴って、レリーズプレート
32も、所定の距離だけ、下方に移動せしめられる。そ
して、かかるレリーズプレート32の下方への移動に応
じて、ロック解除棒36が、レリーズプレート32の一
対の脚部34,34の間において、突出部38に沿って
摺動せしめられ、レリーズプレート32の股部35に当
接せしめられる。その際、ロック解除棒36の突出部3
8に対する摺動がスムーズに為され得るように、レリー
ズプレート32は、レリーズプレート用シャフト30の
軸心回りに回動せしめられる。そして、ハンドル部材2
0が更に回動せしめられることによって、ロック解除棒
36が、レリーズプレート32の股部35にて押し下げ
られ、その結果、図示しないドアロック解除機構が作動
せしめられて、ドアロックが解除されるようになってい
る。
【0024】このように、本実施例に係るドアアウトサ
イドハンドルにあっては、ハンドル部材20の把持部2
2が引き上げられて、ドアロックが解除される際に、レ
リーズプレート32が下方に移動せしめられ、それに応
じて、ロック解除棒36が、レリーズプレート32の一
対の脚部34,34の内側に設けられた突出部38に対
して摺動せしめられつつ、それら一対の脚部34,34
の間を移動せしめられるようになっているのであり、ま
たドアが閉まった状態、若しくは開放された状態では、
ロック解除棒36が、かかる突出部38に接触せしめら
れて、一対の脚部34,34の間の所定位置に配置せし
められるようになっているのである。
【0025】従って、かかるドアアウトサイドハンドル
においては、それが作動状態であるか否かに拘わらず、
ロック解除棒36が、レリーズプレート32の一対の脚
部34,34に設けられた突出部38に対して常に接触
せしめられ得て、かかるロック解除棒36と一対の脚部
34,34との間の隙間が完全に皆無ならしめられ得る
のであり、それによって、それらの間でガタツキが生ず
るようなことが有利に防止され得、その結果、ドアの開
閉時やハンドル部材20の把持部22を放した際等にお
けるビビリ音の発生が、極めて効果的に防止され得るの
である。
【0026】しかも、かかるドアアウトサイドハンドル
にあっては、従来のものとは異なり、ハンドル部材20
のアーム部24,24に設けられた、レリーズプレート
用シャフト30を挿通せしめるための挿通孔内に、突起
物が何等形成されていないことから、該レリーズプレー
ト用シャフト30の該アーム部24,24への取付け、
即ちレリーズプレート32のハンドル部材20に対する
組付けが極めて容易に為され得、以てその組付性が、従
来のものに比して、効果的に向上され得るのである。
【0027】また、本実施例に係るドアアウトサイドハ
ンドルにあっては、一対の脚部34,34の内側に設け
られた突出部38が横断面三角形状の山形形状をもって
構成されていることから、ロック解除棒36が、かかる
突出部38に対して、点接触により接触せしめられ得、
それによって、それらロック解除棒36の突出部38に
対する摺動抵抗が有利に小さく為され得るのである。そ
れ故、ロック解除棒36が突出部38に接触せしめられ
ているにも拘わらず、かかるロック解除棒36の突出部
38に対する摺動を行なわしめるハンドル部材20の回
動がスムーズに為され得、その結果として、ドアの開閉
時におけるハンドル部材20の操作性が、良好に確保さ
れ得るのである。
【0028】以上、本発明の代表的な実施例について詳
述してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明
は、上述の如き具体例にのみ限定して解釈されるもので
はない。
【0029】例えば、前記実施例では、ハンドル部材2
0が、2つのアーム部24において、本体10の3つの
軸受部16を厚さ方向に貫通して配設された連結シャフ
ト26に対して回動可能に取り付けられるようになって
いたが、そのようなハンドル部材の本体に対する取付構
造は、ハンドル部材が、本体に対して回動可能な状態で
取り付けられ得るものであれば、何等これに限定される
ものではない。
【0030】また、前記実施例では、作動部材たるロッ
ク解除棒36の移動をスムーズに行なわしめる上で、移
動部材としてのレリーズプレート32が、ハンドル部材
20に対して回動可能に取り付けられたレリーズプレー
ト用シャフト30に位置固定的に固定せしめられること
によって、ハンドル部材20に対して、回動可能な状態
で取り付けられるようになっていたが、例えば、かかる
シャフトをハンドル部材に対して位置固定的に固定せし
める一方、移動部材を該シャフトに回動可能な状態で取
り付けるようにしても良いのであり、またそのようなシ
ャフトを用いずに、移動部材をハンドル部材に対して、
回動可能な状態で、直接に取り付けるようにしても良い
のである。なお、例えば、作動部材が移動部材と同様な
軌跡を描いて移動され得るように構成されるのであれ
ば、移動部材を、ハンドル部材に対して回動不能な状態
で取り付けるようにしても、何等差し支えない。
【0031】さらに、ハンドル部材の回動に伴う移動部
材の移動方向は、前記実施例における如きものに決して
限定されるものではなく、ロック解除機構を作動せしめ
る作動部材の移動方向に応じて、適宜に決定されるもの
であることは、言うまでもない。
【0032】また、前記実施例では、ロック解除棒36
に接触せしめられる突出部38が、横断面三角形状の山
形形状を呈し、レリーズプレート32の一対の脚部3
4,34における一方の先端部から他方の先端部に向か
って、各脚部34の長さ方向に連続して延びるように設
けられていたが、そのような突出部の形状や形成形態
は、何等これに限定されるものではなく、例えば、先端
面が湾曲面とされた山形形状や矩形形状、台形形状等の
形状をもって、一対の脚部の長さ方向に間欠的に設けた
り、或いは作動部材が移動部材と同様な軌跡を描いて移
動せしめられて、かかる移動時においても、該移動部材
に設けられた一対の脚部の間における配置位置が変化し
ないように構成される場合には、それら一対の脚部3
4,34において、作動部材の配置位置に対応する部位
のみに部分的に設けたりすることも可能である。
【0033】さらに、そのような突出部が形成される一
対の脚部の形状も、前記実施例における如きものに、特
に限定されるものではなく、移動部材の先端部に対し
て、互いに対向して延びるように形成されるものであれ
ば、如何なる形状のものも採用され得るのである。
【0034】その他、一々列挙はしないが、本発明が、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う構造とされた車両用ドアアウトサ
イドハンドルの一例を示す正面説明図である。
【図2】図1に示された車両用ドアアウトサイドハンド
ルの左側面を拡大して示す側面説明図である。
【図3】図1に示された車両用ドアアウトサイドハンド
ルに取り付けられる移動部材の要部を拡大して示す部分
斜視説明図である。
【図4】図2におけるA−A断面説明図である。
【図5】図1に示された車両用ドアアウトサイドハンド
ルを車両のドアに取り付けた状態を説明するための図で
あって、図2に対応する図である。
【図6】図5におけるB−B断面説明図である。
【図7】図1に示された車両用ドアアウトサイドハンド
ルの作動状態を説明するための図であって、かかる作動
状態における主要な部材の挙動を示す。
【図8】従来の車両用ドアアウトサイドハンドルを示す
斜視説明図であって、それを車両のドアに取り付けた状
態を示す。
【図9】図8に示された車両用ドアアウトサイドハンド
ルにおける図6に対応する図である。
【符号の説明】
10 本体 12 凹部 14 鍔部 16 軸受部 20 ハンドル部材 22 把持部 24 アーム部 26 連結シャ
フト 30 レリーズプレート用シャフト 32 レリーズ
プレート 34 脚部 36 ロック解
除棒 38 突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの車室外側に固定される本体と、該
    本体に対して一軸回りに回動可能な状態で取り付けられ
    るハンドル部材と、該ハンドル部材に設けられ、該ハン
    ドル部材の回動に伴って所定の方向に移動せしめられる
    移動部材とを含み、該移動部材の先端部に、互いに対向
    して延びる一対の脚部を設ける一方、該一対の脚部の間
    に、該移動部材の移動方向と同方向に移動せしめられる
    ことにより、ドアロックの解除を行なうドアロック解除
    機構を作動せしめる作動部材を配置して、該ハンドル部
    材の回動に伴って該移動部材を前記所定の方向に移動さ
    せると共に、該作動部材をかかる方向に移動せしめるこ
    とによって、ドアロックの解除を行なうようにした車両
    用ドアアウトサイドハンドルにおいて、 前記移動部材の一対の脚部の内側に、該一対の脚部の互
    いの対向方向に向かって突出し、且つ先端部位において
    前記作動部材に接触する突出部をそれぞれ設けたことを
    特徴とする車両用ドアアウトサイドハンドル。
  2. 【請求項2】 前記一対の脚部が、互いに平行となるよ
    うに構成されると共に、前記突出部が、山形形状を呈
    し、かかる一対の脚部の内側に、その長さ方向に沿って
    連続して設けられている請求項1に記載の車両用ドアア
    ウトサイドハンドル。
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