JPH0819972A - ラックマウント金具 - Google Patents
ラックマウント金具Info
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- JPH0819972A JPH0819972A JP17205494A JP17205494A JPH0819972A JP H0819972 A JPH0819972 A JP H0819972A JP 17205494 A JP17205494 A JP 17205494A JP 17205494 A JP17205494 A JP 17205494A JP H0819972 A JPH0819972 A JP H0819972A
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- cabinet rack
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 あらゆるキャビネットラックに対応でき、取
付作業もきわめて容易で、システムアップ後のキャビネ
ットラックにも簡単に追加取付を行なえる。 【構成】 立面部10aと平面部10bからなる縦断面
L字形状の板状部材からなり、立面部10aの一端に、
キャビネットラック1の背面に固定され、かつキャビネ
ットラック1の幅方向に長い取付溝12を設けた取付面
10cを形成した二枚一対の金具本体10を、平面部1
0bを対向させてキャビネットラック1の両側面に配設
する。この金具本体10の平面部10bに棚板2を載置
し、かつ、この棚板2の両側面に段付ボス20を取り付
け、この段付ボス20を金具本体10の立面部10aに
設けた段付ボス20より大径な部分と小径な部分を有す
る長孔状のスライド孔11に係合させる構成としてあ
る。
付作業もきわめて容易で、システムアップ後のキャビネ
ットラックにも簡単に追加取付を行なえる。 【構成】 立面部10aと平面部10bからなる縦断面
L字形状の板状部材からなり、立面部10aの一端に、
キャビネットラック1の背面に固定され、かつキャビネ
ットラック1の幅方向に長い取付溝12を設けた取付面
10cを形成した二枚一対の金具本体10を、平面部1
0bを対向させてキャビネットラック1の両側面に配設
する。この金具本体10の平面部10bに棚板2を載置
し、かつ、この棚板2の両側面に段付ボス20を取り付
け、この段付ボス20を金具本体10の立面部10aに
設けた段付ボス20より大径な部分と小径な部分を有す
る長孔状のスライド孔11に係合させる構成としてあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビネットラックに
実装する棚板を支持するラックマウント金具に関し、特
に、取付作業が容易で、システムアップ後の追加取付も
自在なラックマウント金具に関する。
実装する棚板を支持するラックマウント金具に関し、特
に、取付作業が容易で、システムアップ後の追加取付も
自在なラックマウント金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電子部品やプリント配線基板
を内部に備えた棚板をキャビネットラックに実装する方
法としては、一般に、キャビネットラックにラックマウ
ント金具を取り付け、このラックマウント金具によって
棚板を支持する方法が採用されている。そして、キャビ
ネットラックに実装された棚板は、背面からコネクタ等
の配線により各種電子機器に接続して使用されている。
を内部に備えた棚板をキャビネットラックに実装する方
法としては、一般に、キャビネットラックにラックマウ
ント金具を取り付け、このラックマウント金具によって
棚板を支持する方法が採用されている。そして、キャビ
ネットラックに実装された棚板は、背面からコネクタ等
の配線により各種電子機器に接続して使用されている。
【0003】図7を参照して、従来の一般的な棚板実装
用のラックマウント金具について説明する。同図に示す
ように、従来のラックマウント金具は、四本の柱によっ
て直方体形状に形成されたキャビネットラック1に取り
付けられる金具であって、キャビネットラック1の両側
面奥行き方向に対向して架設される二本一対のビーム
(梁)50と、この一対のビーム50と交差してキャビ
ネットラック1の高さ方向に固定される一対のアングル
(腕金)51と、この一対のアングル51に固定されて
キャビネットラック1の側面奥行き方向に対向して配設
される一対のL形支持金具52とで構成してある。
用のラックマウント金具について説明する。同図に示す
ように、従来のラックマウント金具は、四本の柱によっ
て直方体形状に形成されたキャビネットラック1に取り
付けられる金具であって、キャビネットラック1の両側
面奥行き方向に対向して架設される二本一対のビーム
(梁)50と、この一対のビーム50と交差してキャビ
ネットラック1の高さ方向に固定される一対のアングル
(腕金)51と、この一対のアングル51に固定されて
キャビネットラック1の側面奥行き方向に対向して配設
される一対のL形支持金具52とで構成してある。
【0004】これら一対のビーム50,アングル51及
びL形支持金具52は、ねじ止め等によってそれぞれ堅
固に固定されている。そして、このように取り付けられ
たL形支持金具52の上に棚板2を搭載するとともに、
棚板2の前面板2aをキャビネットラック1の前面にね
じ止め等によって固定することによって、棚板2をキャ
ビネットラック1に実装していた。
びL形支持金具52は、ねじ止め等によってそれぞれ堅
固に固定されている。そして、このように取り付けられ
たL形支持金具52の上に棚板2を搭載するとともに、
棚板2の前面板2aをキャビネットラック1の前面にね
じ止め等によって固定することによって、棚板2をキャ
ビネットラック1に実装していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のラックマウント金具では、棚板2を搭載する
L形支持金具52を、アングル51及びビーム50とい
う二種類の金具で固定していたため、これらビーム5
0,アングル51を、取り付けるキャビネットラック1
の奥行き幅,高さ等の大きさに合わせてそれぞれ個別に
設計する必要がある。また、一般にキャビネットラック
1には、ねじ孔の間隔によりインチピッチとミリピッチ
の二種類の規格のものがあるため、それぞれの規格に応
じたビーム50を設計しなければならず、金具の製造作
業が煩雑となる上、汎用性にも欠けるという問題点があ
った。
うな従来のラックマウント金具では、棚板2を搭載する
L形支持金具52を、アングル51及びビーム50とい
う二種類の金具で固定していたため、これらビーム5
0,アングル51を、取り付けるキャビネットラック1
の奥行き幅,高さ等の大きさに合わせてそれぞれ個別に
設計する必要がある。また、一般にキャビネットラック
1には、ねじ孔の間隔によりインチピッチとミリピッチ
の二種類の規格のものがあるため、それぞれの規格に応
じたビーム50を設計しなければならず、金具の製造作
業が煩雑となる上、汎用性にも欠けるという問題点があ
った。
【0006】また、ビーム50,アングル51,L形支
持金具52という異なる三種の金具によって構成されて
いたため、金具の構造が複雑となるとともに、取付作業
も煩雑であった。さらに、アングル51及びL形支持金
具52をビーム50を介してキャビネットラック1の側
面にねじ止め等によって取り付けていたため、システム
アップ後の追加取付を行なう場合には、既に実装されて
いる棚板2及び各金具を全て取り外さなければならない
という問題も有していた。
持金具52という異なる三種の金具によって構成されて
いたため、金具の構造が複雑となるとともに、取付作業
も煩雑であった。さらに、アングル51及びL形支持金
具52をビーム50を介してキャビネットラック1の側
面にねじ止め等によって取り付けていたため、システム
アップ後の追加取付を行なう場合には、既に実装されて
いる棚板2及び各金具を全て取り外さなければならない
という問題も有していた。
【0007】なお、棚板の実装とは用途は異なるが、ミ
キシング増幅器等の電子機器をキャビネットラックに搭
載,収納する技術として実開平1−160875号の公
報に記載されたラックマウント装置がある。しかしなが
ら、この公報記載の装置では、予め決められたキャビネ
ットラックの奥行き,幅,高さに、収納する機器,装置
等の大きさ,形状をあわせて設計するというのもで、取
付金具の汎用性やシステムアップ後の追加実装等を考慮
した技術的思想はなく、上述したような従来技術の問題
点を解決することはできなかった。
キシング増幅器等の電子機器をキャビネットラックに搭
載,収納する技術として実開平1−160875号の公
報に記載されたラックマウント装置がある。しかしなが
ら、この公報記載の装置では、予め決められたキャビネ
ットラックの奥行き,幅,高さに、収納する機器,装置
等の大きさ,形状をあわせて設計するというのもで、取
付金具の汎用性やシステムアップ後の追加実装等を考慮
した技術的思想はなく、上述したような従来技術の問題
点を解決することはできなかった。
【0008】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、簡易な構
造のみであらゆるキャビネットラックの大きさに対応で
き、かつ、取付作業もきわめて容易で、またシステムア
ップ後のキャビネットラックにも簡単に追加取付を行な
うことができるラックマウント金具の提供を目的とす
る。
問題を解決するために提案されたものであり、簡易な構
造のみであらゆるキャビネットラックの大きさに対応で
き、かつ、取付作業もきわめて容易で、またシステムア
ップ後のキャビネットラックにも簡単に追加取付を行な
うことができるラックマウント金具の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のラックマウント金具は、キャビネットラックに
実装される棚板を支持する金具であって、立面部と平面
部からなる縦断面L字形状の板状部材からなり、一端に
前記キャビネットラックの背面に固定される取付面を形
成するとともに、前記平面部を対向させて前記キャビネ
ットラックの両側面に配設され、この平面部に前記棚板
を載置する二枚一対の金具本体と、前記棚板の両側面に
取り付けられる段付ボスと、この段付ボスと係合する前
記金具本体の立面部に設けた長孔状のスライド孔とで構
成してあり、好ましくは、前記スライド孔が、前記段付
ボスの段より大径な部分と小径な部分を有し、また前記
金具本体の一端取付面に、前記キャビネットラックの幅
方向に長い取付溝を設けた構成としてあり、必要に応じ
て前記取付溝を前記キャビネットラックの高さ方向に複
数設けた構成としてある。
本発明のラックマウント金具は、キャビネットラックに
実装される棚板を支持する金具であって、立面部と平面
部からなる縦断面L字形状の板状部材からなり、一端に
前記キャビネットラックの背面に固定される取付面を形
成するとともに、前記平面部を対向させて前記キャビネ
ットラックの両側面に配設され、この平面部に前記棚板
を載置する二枚一対の金具本体と、前記棚板の両側面に
取り付けられる段付ボスと、この段付ボスと係合する前
記金具本体の立面部に設けた長孔状のスライド孔とで構
成してあり、好ましくは、前記スライド孔が、前記段付
ボスの段より大径な部分と小径な部分を有し、また前記
金具本体の一端取付面に、前記キャビネットラックの幅
方向に長い取付溝を設けた構成としてあり、必要に応じ
て前記取付溝を前記キャビネットラックの高さ方向に複
数設けた構成としてある。
【0010】
【作用】上記構成からなる本発明のラックマウント金具
によれば、棚板を支持する金具がL字形状の金具本体の
みなので、金具の構造が簡易となり、取付作業もきわめ
て容易に行なえる。また、金具本体に形成したスライド
孔及び取付溝によって、金具本体が奥行き及び幅方向に
移動するので、奥行き及び/又は幅の異なるキャビネッ
トラックや棚板にも対応することができ、さらに、棚板
の追加取付も簡単に行なえる。
によれば、棚板を支持する金具がL字形状の金具本体の
みなので、金具の構造が簡易となり、取付作業もきわめ
て容易に行なえる。また、金具本体に形成したスライド
孔及び取付溝によって、金具本体が奥行き及び幅方向に
移動するので、奥行き及び/又は幅の異なるキャビネッ
トラックや棚板にも対応することができ、さらに、棚板
の追加取付も簡単に行なえる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のラックマウント金具の一実施
例について、図面を参照して説明する。図1は、本発明
の一実施例ラックマウント金具を用いて棚板をキャビネ
ットラックに実装した状態を示す斜視図である。同図に
示すように、本発明の一実施例ラックマウント金具は、
キャビネットラック1に実装される棚板2を支持する金
具であって、キャビネットラック1の両側面に対向して
配設されるL字形状の一対の金具本体10と、棚板2の
両側面に取り付けられる段部20aを有する段付ボス2
0と、この段付ボス20と係合する金具本体10に設け
た長孔状のスライド孔11とで構成してある。
例について、図面を参照して説明する。図1は、本発明
の一実施例ラックマウント金具を用いて棚板をキャビネ
ットラックに実装した状態を示す斜視図である。同図に
示すように、本発明の一実施例ラックマウント金具は、
キャビネットラック1に実装される棚板2を支持する金
具であって、キャビネットラック1の両側面に対向して
配設されるL字形状の一対の金具本体10と、棚板2の
両側面に取り付けられる段部20aを有する段付ボス2
0と、この段付ボス20と係合する金具本体10に設け
た長孔状のスライド孔11とで構成してある。
【0012】キャビネットラック1は、四本のフレーム
を柱にして、一定の幅,奥行き,高さの直方体形状にな
っており、各柱の高さ方向には取付ねじ1aの螺合する
ねじ孔1bが形成してある。このキャビネットラック1
は、設置箇所,搭載する棚板2の数等によって寸法が異
なり、またねじ孔1bの間隔もミリピッチ(JIS規
格)とインチピッチ(EIA規格)の二種類の規格のも
のがある。
を柱にして、一定の幅,奥行き,高さの直方体形状にな
っており、各柱の高さ方向には取付ねじ1aの螺合する
ねじ孔1bが形成してある。このキャビネットラック1
は、設置箇所,搭載する棚板2の数等によって寸法が異
なり、またねじ孔1bの間隔もミリピッチ(JIS規
格)とインチピッチ(EIA規格)の二種類の規格のも
のがある。
【0013】このキャビネットラック1に実装される棚
板2は、前面板2aがキャビネットラック1の前面に取
付ねじ1aで固定されるとともに、図示しない背面には
各種電子機器等の配線が接続されるコネクタが備えてあ
る。また、この棚板2の両側面には、ボルト状の段付ボ
ス20が螺合して取り付けられている。
板2は、前面板2aがキャビネットラック1の前面に取
付ねじ1aで固定されるとともに、図示しない背面には
各種電子機器等の配線が接続されるコネクタが備えてあ
る。また、この棚板2の両側面には、ボルト状の段付ボ
ス20が螺合して取り付けられている。
【0014】この段付ボス20は、図4に示すように、
頭部とねじ部からなるボルト状に形成され、この頭部と
ねじ部の間に段部20aが形成してある。そして、この
段付ボス20は、好ましくは、棚板2の両側面にそれぞ
れ二箇所以上取り付けられ、本実施例においても、図2
に示すように、棚板2の両側面に二箇所ずつ取り付けて
ある。
頭部とねじ部からなるボルト状に形成され、この頭部と
ねじ部の間に段部20aが形成してある。そして、この
段付ボス20は、好ましくは、棚板2の両側面にそれぞ
れ二箇所以上取り付けられ、本実施例においても、図2
に示すように、棚板2の両側面に二箇所ずつ取り付けて
ある。
【0015】金具本体10は、立面部10aと、この立
面部10aの下部をほぼ直角に折曲げた平面部10bか
らなる縦断面L字形状に形成してあり、平面部10bを
互いに対向させて二枚一対として用い、キャビネットラ
ック1の両側面奥行き方向に取り付けてある。
面部10aの下部をほぼ直角に折曲げた平面部10bか
らなる縦断面L字形状に形成してあり、平面部10bを
互いに対向させて二枚一対として用い、キャビネットラ
ック1の両側面奥行き方向に取り付けてある。
【0016】この金具本体10の立面部10aには、棚
板2に取り付けられた段付ボス20が係合する長孔状の
スライド孔11が形成してある。このスライド孔11
は、図2に示すように、段付ボス20が通過できる大径
部11aと、段付ボス20より小径、すなわち段付ボス
の段部20aが係合する小径部11bとからなってお
り、大径部11aは、段付ボス20が設けられた間隔と
同間隔に、段付ボス20と同数形成してある。
板2に取り付けられた段付ボス20が係合する長孔状の
スライド孔11が形成してある。このスライド孔11
は、図2に示すように、段付ボス20が通過できる大径
部11aと、段付ボス20より小径、すなわち段付ボス
の段部20aが係合する小径部11bとからなってお
り、大径部11aは、段付ボス20が設けられた間隔と
同間隔に、段付ボス20と同数形成してある。
【0017】これによって、段付ボス20が大径部11
aからスライド孔11に係合するとともに、小径部11
b内をキャビネットラック1の奥行き方向、すなわち図
2に示す矢印Y方向に移動可能になっている。
aからスライド孔11に係合するとともに、小径部11
b内をキャビネットラック1の奥行き方向、すなわち図
2に示す矢印Y方向に移動可能になっている。
【0018】さらに、金具本体10の立面部10aの後
端には、平面部10bと反対方向にほぼ直角に折曲げた
取付面10cが形成してあり、この取付面10cには、
取付ねじ1aの係合する、キャビネットラック1の幅方
向に長い取付溝12を設けてある。
端には、平面部10bと反対方向にほぼ直角に折曲げた
取付面10cが形成してあり、この取付面10cには、
取付ねじ1aの係合する、キャビネットラック1の幅方
向に長い取付溝12を設けてある。
【0019】金具本体10は、この取付溝12を介して
取付ねじ1aがねじ孔1bに螺合することによりキャビ
ネットラック1に固定されるが、取付溝12をキャビネ
ットラック1の幅方向に長い形状とすることで、金具本
体10がキャビネットラック1の幅方向、すなわち図2
に示す矢印X方向に移動可能となっている。これによっ
て、金具本体10は、キャビネットラック1の幅に応じ
て取付位置を調整することができる。
取付ねじ1aがねじ孔1bに螺合することによりキャビ
ネットラック1に固定されるが、取付溝12をキャビネ
ットラック1の幅方向に長い形状とすることで、金具本
体10がキャビネットラック1の幅方向、すなわち図2
に示す矢印X方向に移動可能となっている。これによっ
て、金具本体10は、キャビネットラック1の幅に応じ
て取付位置を調整することができる。
【0020】なお、本実施例においては、図2に示すよ
うに、取付溝12を、キャビネットラック1の高さ方向
に、取付溝12a,12b,12cからなる三段に設け
てある。この三つの取付溝12a,12b,12cは、
最上段と最下段の取付溝12a及び12cの間隔が、上
述したキャビネットラック1のねじ孔間隔のインチピッ
チ規格に対応した間隔となっている。
うに、取付溝12を、キャビネットラック1の高さ方向
に、取付溝12a,12b,12cからなる三段に設け
てある。この三つの取付溝12a,12b,12cは、
最上段と最下段の取付溝12a及び12cの間隔が、上
述したキャビネットラック1のねじ孔間隔のインチピッ
チ規格に対応した間隔となっている。
【0021】このように取付溝12を三段にしたこと
で、キャビネットラック1のねじ孔間隔の規格がインチ
ピッチの場合には取付溝12a及び12cの二箇所にね
じ止めし、ミリピッチの場合には中段の取付溝12bの
一箇所にねじ止めすることによって、いずれの規格のキ
ャビネットラック1にも対応できるようになっている。
そして、インチピッチのときには二箇所止めにより、ミ
リピッチのときには取付面10cの中心でねじ止めする
ことにより、いずれの場合にも金具本体10を堅固に固
定することができる。
で、キャビネットラック1のねじ孔間隔の規格がインチ
ピッチの場合には取付溝12a及び12cの二箇所にね
じ止めし、ミリピッチの場合には中段の取付溝12bの
一箇所にねじ止めすることによって、いずれの規格のキ
ャビネットラック1にも対応できるようになっている。
そして、インチピッチのときには二箇所止めにより、ミ
リピッチのときには取付面10cの中心でねじ止めする
ことにより、いずれの場合にも金具本体10を堅固に固
定することができる。
【0022】なお、ミリピッチのキャビネットラック1
にも二箇所のねじ止めを行なう場合には、例えば50ミ
リピッチのラックの場合、図6に示すように、最下段の
取付溝12cを基準として、最上段の取付溝12aとの
間隔を50ミリとし、中段の取付溝12bとの間隔を1
インチ間隔に形成しておくこともできる。このようにす
ると、インチピッチ,ミリピッチのいずれのキャビネッ
トラック1にも金具本体10を二箇所でねじ止めするこ
とができ、金具本体10の固定がより強固となる。
にも二箇所のねじ止めを行なう場合には、例えば50ミ
リピッチのラックの場合、図6に示すように、最下段の
取付溝12cを基準として、最上段の取付溝12aとの
間隔を50ミリとし、中段の取付溝12bとの間隔を1
インチ間隔に形成しておくこともできる。このようにす
ると、インチピッチ,ミリピッチのいずれのキャビネッ
トラック1にも金具本体10を二箇所でねじ止めするこ
とができ、金具本体10の固定がより強固となる。
【0023】次に、このような構成からなる本実施例の
ラックマウント金具の使用態様について図6を参照して
説明する。まず、キャビネットラック1に実装する棚板
2の両側面に、段付ボス20を予め取り付けておく。次
に、段付ボス20を取り付けた棚板2をキャビネットラ
ック1の前面から挿入し、棚板2の前面板2aをキャビ
ネットラック1の前面に取付ねじ1aでねじ止めして固
定する。
ラックマウント金具の使用態様について図6を参照して
説明する。まず、キャビネットラック1に実装する棚板
2の両側面に、段付ボス20を予め取り付けておく。次
に、段付ボス20を取り付けた棚板2をキャビネットラ
ック1の前面から挿入し、棚板2の前面板2aをキャビ
ネットラック1の前面に取付ねじ1aでねじ止めして固
定する。
【0024】次いで、キャビネットラック1の背面から
一対の金具本体10を平面部10bを対向させて挿入
し、立面部10aのスライド孔11を棚板2の段付ボス
20に大径部11aから係合させ、金具本体10をキャ
ビネットラック1の奥行き寸法に合わせて図面矢印Y方
向にスライドさせて位置調整する。その後、金具本体1
0の一端取付面10cをキャビネットラック1の背面に
取付ねじ1aによってねじ止めする。
一対の金具本体10を平面部10bを対向させて挿入
し、立面部10aのスライド孔11を棚板2の段付ボス
20に大径部11aから係合させ、金具本体10をキャ
ビネットラック1の奥行き寸法に合わせて図面矢印Y方
向にスライドさせて位置調整する。その後、金具本体1
0の一端取付面10cをキャビネットラック1の背面に
取付ねじ1aによってねじ止めする。
【0025】この際、取付溝12をキャビネットラック
1のねじ孔1bのピッチ規格に合わせて位置合わせする
とともに、取付溝12と取付ねじ1aを係合させ、キャ
ビネットラック1及び棚板2の幅寸法に合わせて金具本
体10を図面矢印X方向に位置調整し、その後、取付ね
じ1aを締め付ける。これによって、棚板2のキャビネ
ットラック1への実装が完了する。
1のねじ孔1bのピッチ規格に合わせて位置合わせする
とともに、取付溝12と取付ねじ1aを係合させ、キャ
ビネットラック1及び棚板2の幅寸法に合わせて金具本
体10を図面矢印X方向に位置調整し、その後、取付ね
じ1aを締め付ける。これによって、棚板2のキャビネ
ットラック1への実装が完了する。
【0026】このように、本実施例のラックマウント金
具によれば、金具本体10の位置調整が容易に行えるの
で、棚板2の実装作業が簡単な上、キャビネットラック
1及び棚板2の奥行き及び幅方向の寸法が変更になった
場合にも対応でき、また、キャビネットラック1のねじ
孔1bのピッチ規格がインチサイズ,ミリサイズのどち
らでも対応できるので、従来のようにキャビネットラッ
ク1や棚板2の種類,大きさによって金具を個別に設計
する必要がなくなる。
具によれば、金具本体10の位置調整が容易に行えるの
で、棚板2の実装作業が簡単な上、キャビネットラック
1及び棚板2の奥行き及び幅方向の寸法が変更になった
場合にも対応でき、また、キャビネットラック1のねじ
孔1bのピッチ規格がインチサイズ,ミリサイズのどち
らでも対応できるので、従来のようにキャビネットラッ
ク1や棚板2の種類,大きさによって金具を個別に設計
する必要がなくなる。
【0027】また、キャビネットラック1の背面から金
具本体10を挿入して固定する構造にしてあるので、シ
ステムアップ後の棚板2の追加実装もキャビネットラッ
ク1の背面から簡単に行なうことができる。
具本体10を挿入して固定する構造にしてあるので、シ
ステムアップ後の棚板2の追加実装もキャビネットラッ
ク1の背面から簡単に行なうことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明のラックマウ
ント金具によれば、簡易な構造のみであらゆるキャビネ
ットラックの大きさに対応でき、かつ、取付作業もきわ
めて容易で、またシステムアップ後のキャビネットラッ
クにも簡単に追加取付を行なうことができる。
ント金具によれば、簡易な構造のみであらゆるキャビネ
ットラックの大きさに対応でき、かつ、取付作業もきわ
めて容易で、またシステムアップ後のキャビネットラッ
クにも簡単に追加取付を行なうことができる。
【図1】本発明の一実施例ラックマウント金具の実装状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図2】図1のラックマウント金具の要部斜視図を示
す。
す。
【図3】図1のラックマウント金具のL形金具を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】図1のラックマウント金具の段付ボスを示す斜
視図である。
視図である。
【図5】図1のラックマウント金具のL形金具の取付溝
の変更例を示す斜視図である。
の変更例を示す斜視図である。
【図6】図1のラックマウント金具の取り付け手順を示
す平面部図である。
す平面部図である。
【図7】従来のラックマウント金具の実装状態を示す斜
視図である。
視図である。
1…キャビネットラック 2…棚板 10…金具本体 11…スライド孔 12…取付溝 20…段付ボス 50…ビーム 51…アングル 52…L形支持金具
Claims (4)
- 【請求項1】 キャビネットラックに実装される棚板を
支持する金具であって、 立面部と平面部からなる縦断面L字形状の板状部材から
なり、一端に前記キャビネットラックの背面に固定され
る取付面を形成するとともに、前記平面部を対向させて
前記キャビネットラックの両側面に配設され、この平面
部に前記棚板を載置する二枚一対の金具本体と、 前記棚板の両側面に取り付けられる段付ボスと、 この段付ボスと係合する前記金具本体の立面部に設けた
長孔状のスライド孔とからなることを特徴とするラック
マウント金具。 - 【請求項2】 前記スライド孔が、前記段付ボスより大
径な部分と小径な部分を有する請求項1記載のラックマ
ウント金具。 - 【請求項3】 前記金具本体の一端取付面に、前記キャ
ビネットラックの幅方向に長い取付溝を設けた請求項1
又は2記載のラックマウント金具。 - 【請求項4】 前記取付溝を前記キャビネットラックの
高さ方向に複数設けた請求項1,2又は3記載のラック
マウント金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172054A JP2570191B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ラックマウント金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172054A JP2570191B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ラックマウント金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819972A true JPH0819972A (ja) | 1996-01-23 |
JP2570191B2 JP2570191B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=15934684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6172054A Expired - Fee Related JP2570191B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | ラックマウント金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570191B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-06-30 JP JP6172054A patent/JP2570191B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2570191B2 (ja) | 1997-01-08 |
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