JPH08199629A - 建設機械のカウンタウエイト - Google Patents
建設機械のカウンタウエイトInfo
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- JPH08199629A JPH08199629A JP3151195A JP3151195A JPH08199629A JP H08199629 A JPH08199629 A JP H08199629A JP 3151195 A JP3151195 A JP 3151195A JP 3151195 A JP3151195 A JP 3151195A JP H08199629 A JPH08199629 A JP H08199629A
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- Japan
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- exhaust
- counterweight
- construction machine
- emission hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来技術の一実施例エンジン排気部の構造で
は排気筒を横向き軸芯周りで回転操作自在に取付けてい
るので、後面板に形成した開口部が大きく、また排気筒
から排出されるエンジン排気が拡散状態をおこさないで
放出されるので、その方向にたとえば生け垣などがある
ときにはかなりの距離をおく必要があり、作業対応が阻
害されることがある。この問題点を解決する。 【構成】 本発明の一実施例カウンタウエイトでは、マ
フラに接続されている排気管の排気口から排出されるエ
ンジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排気
口の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口部
を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に傾斜せし
めて開穿し、排気口から排出されるエンジン排気の排出
方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対するよう
に形成した。
は排気筒を横向き軸芯周りで回転操作自在に取付けてい
るので、後面板に形成した開口部が大きく、また排気筒
から排出されるエンジン排気が拡散状態をおこさないで
放出されるので、その方向にたとえば生け垣などがある
ときにはかなりの距離をおく必要があり、作業対応が阻
害されることがある。この問題点を解決する。 【構成】 本発明の一実施例カウンタウエイトでは、マ
フラに接続されている排気管の排気口から排出されるエ
ンジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排気
口の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口部
を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に傾斜せし
めて開穿し、排気口から排出されるエンジン排気の排出
方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対するよう
に形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン排気用のマフ
ラを上部旋回体に内蔵している油圧ショベルなど建設機
械,作業車両のカウンタウエイトの構造に関する。
ラを上部旋回体に内蔵している油圧ショベルなど建設機
械,作業車両のカウンタウエイトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、実開平6−39545号公報に
記載されているエンジン排気部の一部切欠き側面図であ
る。図7に示す従来技術の一実施例では、マフラ1を形
成するに、横向き軸芯Pに対し傾斜した向きの排気口1
aを有する排気筒1bをマフラ本体1cに横向き軸芯P
周りで回転操作自在にかつ固定自在に取付けている。
記載されているエンジン排気部の一部切欠き側面図であ
る。図7に示す従来技術の一実施例では、マフラ1を形
成するに、横向き軸芯Pに対し傾斜した向きの排気口1
aを有する排気筒1bをマフラ本体1cに横向き軸芯P
周りで回転操作自在にかつ固定自在に取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来技術の
一実施例エンジン排気部の構造では排気筒1bを、マフ
ラ本体1cに横向き軸芯P周りで回転操作自在に取付け
ているので、後面板2の開口部3を大きく形成しなけれ
ばならない。そのために機体内部に配置している各種機
器に悪影響を及ぼすとともに、外見上具合が悪い。また
排気筒1bから排出されるエンジン排気が拡散状態をお
こさないで放出されるので、その放出方向にたとえば生
け垣などがあるときにはかなりの距離をおく必要があ
り、作業対応が阻害されることがある。本発明は、上記
の問題点を解決できる建設機械のカウンタウエイトを提
供することを目的とする。
一実施例エンジン排気部の構造では排気筒1bを、マフ
ラ本体1cに横向き軸芯P周りで回転操作自在に取付け
ているので、後面板2の開口部3を大きく形成しなけれ
ばならない。そのために機体内部に配置している各種機
器に悪影響を及ぼすとともに、外見上具合が悪い。また
排気筒1bから排出されるエンジン排気が拡散状態をお
こさないで放出されるので、その放出方向にたとえば生
け垣などがあるときにはかなりの距離をおく必要があ
り、作業対応が阻害されることがある。本発明は、上記
の問題点を解決できる建設機械のカウンタウエイトを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例カウ
ンタウエイトでは、下部走行体の上部に上部旋回体を設
け、その上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを装着
し、エンジン排気をマフラを介して上部旋回体の後面部
より外部へ放出するようにしている建設機械において、
マフラに接続されている排気管の排気口から排出される
エンジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排
気口の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口
の先端部を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に
傾斜せしめて開穿し、排気口から排出されるエンジン排
気の排出方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対
するように形成した。また本発明の第2実施例カウンタ
ウエイトでは、上記第1実施例カウンタウエイトにおけ
る排気放出用穴を斜め下方へ屈曲せしめて形成した。ま
た本発明の第3実施例カウンタウエイトでは、上記第1
及び第2実施例のカウンタウエイトの後面側における排
気放出用穴の出口縁部全周に外側へ向けて突出する環状
突出縁部を形成し、その環状突出縁部が上部旋回体の後
端旋回半径以内に位置するように設定した。また本発明
の第4実施例カウンタウエイトでは、上記第3実施例カ
ウンタウエイトにおける環状突出縁部をカウンタウエイ
トに対し分割して形成し、その分割形の環状突出縁部体
を、カウンタウエイトの排気放出用穴の出口に対し着脱
可能に取付けて構成した。
ンタウエイトでは、下部走行体の上部に上部旋回体を設
け、その上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを装着
し、エンジン排気をマフラを介して上部旋回体の後面部
より外部へ放出するようにしている建設機械において、
マフラに接続されている排気管の排気口から排出される
エンジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排
気口の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口
の先端部を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に
傾斜せしめて開穿し、排気口から排出されるエンジン排
気の排出方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対
するように形成した。また本発明の第2実施例カウンタ
ウエイトでは、上記第1実施例カウンタウエイトにおけ
る排気放出用穴を斜め下方へ屈曲せしめて形成した。ま
た本発明の第3実施例カウンタウエイトでは、上記第1
及び第2実施例のカウンタウエイトの後面側における排
気放出用穴の出口縁部全周に外側へ向けて突出する環状
突出縁部を形成し、その環状突出縁部が上部旋回体の後
端旋回半径以内に位置するように設定した。また本発明
の第4実施例カウンタウエイトでは、上記第3実施例カ
ウンタウエイトにおける環状突出縁部をカウンタウエイ
トに対し分割して形成し、その分割形の環状突出縁部体
を、カウンタウエイトの排気放出用穴の出口に対し着脱
可能に取付けて構成した。
【0005】
【作用】本発明の第1実施例カウンタウエイトでは、マ
フラに接続されている排気管の排気口から排出されるエ
ンジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排気
口の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口部
を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に傾斜せし
めて開穿し、排気口から排出されるエンジン排気の排出
方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対するよう
に形成したので、排気口から排出されるエンジン排気は
上記排気放出用穴の傾斜内周面部に衝突しながら拡散状
態となり、その拡散状態となったエンジン排気が排気放
出用穴の出口から斜め下方に放出される。
フラに接続されている排気管の排気口から排出されるエ
ンジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排気
口の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口部
を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に傾斜せし
めて開穿し、排気口から排出されるエンジン排気の排出
方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対するよう
に形成したので、排気口から排出されるエンジン排気は
上記排気放出用穴の傾斜内周面部に衝突しながら拡散状
態となり、その拡散状態となったエンジン排気が排気放
出用穴の出口から斜め下方に放出される。
【0006】また本発明の第2実施例カウンタウエイト
では、上記第1実施例カウンタウエイトにおける排気放
出用穴を斜め下方へ屈曲せしめて形成したので、排気口
から排出されるエンジン排気が上記排気放出用穴の屈曲
内周面部に衝突する度合いが大きい。それにより排気口
から排出されるエンジン排気は上記排気放出用穴にて十
分に拡散されながら、その出口から斜め下方に放出され
る。
では、上記第1実施例カウンタウエイトにおける排気放
出用穴を斜め下方へ屈曲せしめて形成したので、排気口
から排出されるエンジン排気が上記排気放出用穴の屈曲
内周面部に衝突する度合いが大きい。それにより排気口
から排出されるエンジン排気は上記排気放出用穴にて十
分に拡散されながら、その出口から斜め下方に放出され
る。
【0007】また本発明の第3実施例カウンタウエイト
では、上記第1及び第2実施例のカウンタウエイトの後
面側における排気放出用穴の出口縁部全周に外側へ向け
て突出する環状突出縁部を形成し、その環状突出縁部が
上部旋回体の後端旋回半径以内に位置するように設定し
たので、上記排気放出用穴の出口から放出されるエンジ
ン排気の黒い煤が上記環状突出縁部に付着してもカウン
タウエイトの外周面までは付着しないし、また上部旋回
体の旋回時に上記環状突出縁部が外部の障害物に衝突す
るのを防止することができる。
では、上記第1及び第2実施例のカウンタウエイトの後
面側における排気放出用穴の出口縁部全周に外側へ向け
て突出する環状突出縁部を形成し、その環状突出縁部が
上部旋回体の後端旋回半径以内に位置するように設定し
たので、上記排気放出用穴の出口から放出されるエンジ
ン排気の黒い煤が上記環状突出縁部に付着してもカウン
タウエイトの外周面までは付着しないし、また上部旋回
体の旋回時に上記環状突出縁部が外部の障害物に衝突す
るのを防止することができる。
【0008】また本発明の第4実施例カウンタウエイト
では、上記第3実施例カウンタウエイトにおける環状突
出縁部をカウンタウエイトに対し分割して形成し、その
分割形の環状突出縁部体を、カウンタウエイトの排気放
出用穴の出口に対して着脱可能に取付けたので、上記環
状突出縁部体が黒く汚れたときなどに取外して清掃でき
るし、また新品と取付替えをすることもできる。またカ
ウンタウエイトの製作時に環状突出縁部を一体形に形成
しなくてもよいので、カウンタウエイトの製作加工を容
易にすることができる。
では、上記第3実施例カウンタウエイトにおける環状突
出縁部をカウンタウエイトに対し分割して形成し、その
分割形の環状突出縁部体を、カウンタウエイトの排気放
出用穴の出口に対して着脱可能に取付けたので、上記環
状突出縁部体が黒く汚れたときなどに取外して清掃でき
るし、また新品と取付替えをすることもできる。またカ
ウンタウエイトの製作時に環状突出縁部を一体形に形成
しなくてもよいので、カウンタウエイトの製作加工を容
易にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の第1実施例カウンタウエイ
ト4を装備した油圧ショベルの一部切開要部側面図であ
る。図において、5は油圧ショベルの下部走行体、6は
下部走行体5の上部に設けた上部旋回体、7は上部旋回
体6に搭載したエンジン(図示していない)から排出さ
れるエンジン排気が通過するマフラ、8はマフラ7に接
続されている排気管、9は排気管8の排気口部、10は
排気口部9先端の排気口、11はカウンタウエイト4前
面部より後面部に貫通して開穿した排気放出用穴であ
る。図2は、図1におけるカウンタウエイト4付近の拡
大図である。図において、12は排気放出用穴11の傾
斜内周面部、13は排気放出用穴11の出口である。図
3は。図1における油圧ショベルの一部切開要部平面図
である。図において、半径Rは上部旋回体6の後端旋回
半径である。
説明する。図1は、本発明の第1実施例カウンタウエイ
ト4を装備した油圧ショベルの一部切開要部側面図であ
る。図において、5は油圧ショベルの下部走行体、6は
下部走行体5の上部に設けた上部旋回体、7は上部旋回
体6に搭載したエンジン(図示していない)から排出さ
れるエンジン排気が通過するマフラ、8はマフラ7に接
続されている排気管、9は排気管8の排気口部、10は
排気口部9先端の排気口、11はカウンタウエイト4前
面部より後面部に貫通して開穿した排気放出用穴であ
る。図2は、図1におけるカウンタウエイト4付近の拡
大図である。図において、12は排気放出用穴11の傾
斜内周面部、13は排気放出用穴11の出口である。図
3は。図1における油圧ショベルの一部切開要部平面図
である。図において、半径Rは上部旋回体6の後端旋回
半径である。
【0010】次に、本発明の第1実施例カウンタウエイ
ト4の構成及び作用を図1〜図3について述べる。本発
明では、マフラ7に接続されている排気管8の排気口1
0から排出されるエンジン排気の排出方向を略水平方向
に設定し、上記排気口10の位置に対応するカウンタウ
エイト4の位置に排気口部9を導入する排気放出用穴1
1を後方側へ斜め下方に傾斜せしめて開穿し、排気口1
0から排出されるエンジン排気の排出方向に上記排気放
出用穴11の傾斜内周面部12が相対するように形成し
た。それにより排気口10から排出されるエンジン排気
は矢印イ(図2に示す)のように上記傾斜内周面部12
に衝突しながら拡散状態となり、その拡散状態となった
エンジン排気が排気放出用穴11の出口13から矢印ロ
のように斜め下方に放出される。
ト4の構成及び作用を図1〜図3について述べる。本発
明では、マフラ7に接続されている排気管8の排気口1
0から排出されるエンジン排気の排出方向を略水平方向
に設定し、上記排気口10の位置に対応するカウンタウ
エイト4の位置に排気口部9を導入する排気放出用穴1
1を後方側へ斜め下方に傾斜せしめて開穿し、排気口1
0から排出されるエンジン排気の排出方向に上記排気放
出用穴11の傾斜内周面部12が相対するように形成し
た。それにより排気口10から排出されるエンジン排気
は矢印イ(図2に示す)のように上記傾斜内周面部12
に衝突しながら拡散状態となり、その拡散状態となった
エンジン排気が排気放出用穴11の出口13から矢印ロ
のように斜め下方に放出される。
【0011】次に図4は、本発明の第2実施例カウンタ
ウエイト4aの要部断面側面図である。図において、第
1実施例カウンタウエイト4の場合と同一構成要素を使
用しているものに対しては同符号を付す。6aは上部旋
回体、14はカウンタウエイト4aの前面部より後面部
に貫通して開穿した排気放出用穴、15は排気放出用穴
14の屈曲内周面部である。次に、本発明の第2実施例
カウンタウエイト4aの構成及び作用を図4について述
べる。本発明では、上記第1実施例カウンタウエイト4
における排気放出用穴11が直円筒状であるのを変え
て、排気放出用穴14を斜め下方へ屈曲させて形成し
た。そのために、排気口10から排出されるエンジン排
気が排気放出用穴14の屈曲内周面部15に衝突する度
合が大きい。それにより排気口10から排出されるエン
ジン排気は排気放出用穴14にて十分に拡散されなが
ら、その出口16から斜め下方に放出される。
ウエイト4aの要部断面側面図である。図において、第
1実施例カウンタウエイト4の場合と同一構成要素を使
用しているものに対しては同符号を付す。6aは上部旋
回体、14はカウンタウエイト4aの前面部より後面部
に貫通して開穿した排気放出用穴、15は排気放出用穴
14の屈曲内周面部である。次に、本発明の第2実施例
カウンタウエイト4aの構成及び作用を図4について述
べる。本発明では、上記第1実施例カウンタウエイト4
における排気放出用穴11が直円筒状であるのを変え
て、排気放出用穴14を斜め下方へ屈曲させて形成し
た。そのために、排気口10から排出されるエンジン排
気が排気放出用穴14の屈曲内周面部15に衝突する度
合が大きい。それにより排気口10から排出されるエン
ジン排気は排気放出用穴14にて十分に拡散されなが
ら、その出口16から斜め下方に放出される。
【0012】次に図5は、本発明の第3実施例カウンタ
ウエイト4bの要部断面側面図である。図において、第
1実施例カウンタウエイト4の場合と同一構成要素を使
用しているものに対しては同符号を付す。6bは上部旋
回体、18はカウンタウエイト4bの前面部より後面部
に貫通して開穿した排気放出用穴、19は排気放出用穴
18の傾斜内周面部、20は排気放出用穴18の出口2
1縁部全周に形成した環状突出縁部である。次に、本発
明の第3実施例カウンタウエイト4cの構成及び作用を
図5について述べる。本発明では、カウンタウエイト4
cの後面側における排気放出用穴17の出口21縁部全
周に外側へ向けて突出する環状突出縁部20を形成し、
その環状突出縁部20が上部旋回体6bの後端旋回半径
R以内に位置するように設定した。それにより上記排気
放出用穴17の出口21から放出されるエンジン排気の
黒い煤が上記環状突出縁部20に付着してもカウンタウ
エイト6bの外周面まで付着しないし、また上部旋回体
6bの旋回時に環状突出縁部20が外部の障害物(図示
していない)に衝突するのを防止することができる。
ウエイト4bの要部断面側面図である。図において、第
1実施例カウンタウエイト4の場合と同一構成要素を使
用しているものに対しては同符号を付す。6bは上部旋
回体、18はカウンタウエイト4bの前面部より後面部
に貫通して開穿した排気放出用穴、19は排気放出用穴
18の傾斜内周面部、20は排気放出用穴18の出口2
1縁部全周に形成した環状突出縁部である。次に、本発
明の第3実施例カウンタウエイト4cの構成及び作用を
図5について述べる。本発明では、カウンタウエイト4
cの後面側における排気放出用穴17の出口21縁部全
周に外側へ向けて突出する環状突出縁部20を形成し、
その環状突出縁部20が上部旋回体6bの後端旋回半径
R以内に位置するように設定した。それにより上記排気
放出用穴17の出口21から放出されるエンジン排気の
黒い煤が上記環状突出縁部20に付着してもカウンタウ
エイト6bの外周面まで付着しないし、また上部旋回体
6bの旋回時に環状突出縁部20が外部の障害物(図示
していない)に衝突するのを防止することができる。
【0013】次に図6は、本発明の第4実施例カウンタ
ウエイト4cの要部断面側面図である。図において、第
3実施例カウンタウエイト4bの場合と同一構成要素を
使用しているものに対しては同符号を付す。6cは上部
旋回体、18’はカウンタウエイト4cの前面部より後
面部に貫通して開穿した排気放出用穴、19’は排気放
出用穴18’の傾斜内周面部、22は環状突出縁部体、
23は環状突出縁部体22締付用のボルトである。次
に、本発明の第4実施例カウンタウエイト4cの構成及
び作用を図6について述べる。本発明では、上記第3実
施例カウンタウエイト4bにおける環状突出縁部20を
カウンタウエイト4bと一体形に形成しないで、図6に
示すように分割形の環状突出縁部体22を、カウンタウ
エイト4cの排気放出用穴18’の出口21’に対しボ
ルト23締付により着脱可能に取付けた。それにより上
記環状突出縁部体22が黒く汚れたときなどには取外し
て清掃できるし、また新品と取付替えをすることができ
る。またカウンタウエイト4cの製作時に環状突出縁部
を一体形に形成しなくてもよいので、カウンタウエイト
4cの製作加工を容易にすることができる。
ウエイト4cの要部断面側面図である。図において、第
3実施例カウンタウエイト4bの場合と同一構成要素を
使用しているものに対しては同符号を付す。6cは上部
旋回体、18’はカウンタウエイト4cの前面部より後
面部に貫通して開穿した排気放出用穴、19’は排気放
出用穴18’の傾斜内周面部、22は環状突出縁部体、
23は環状突出縁部体22締付用のボルトである。次
に、本発明の第4実施例カウンタウエイト4cの構成及
び作用を図6について述べる。本発明では、上記第3実
施例カウンタウエイト4bにおける環状突出縁部20を
カウンタウエイト4bと一体形に形成しないで、図6に
示すように分割形の環状突出縁部体22を、カウンタウ
エイト4cの排気放出用穴18’の出口21’に対しボ
ルト23締付により着脱可能に取付けた。それにより上
記環状突出縁部体22が黒く汚れたときなどには取外し
て清掃できるし、また新品と取付替えをすることができ
る。またカウンタウエイト4cの製作時に環状突出縁部
を一体形に形成しなくてもよいので、カウンタウエイト
4cの製作加工を容易にすることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の第1及び第2実施例カウンタウ
エイトでは、マフラに接続されている排気管の排気口か
ら排出されるエンジン排気の排出方向を略水平方向に設
定し、上記排気口の位置に対応するカウンタウエイトの
位置に排気口部を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め
下方に傾斜せしめて開穿し、排気口から排出されるエン
ジン排気の排出方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部
(又は屈曲内周面部)が相対するように形成したので、
排気口から排出されるエンジン排気は上記排気放出用穴
の傾斜内周面部(又は屈曲内周面部)に衝突しながら拡
散状態となり、その拡散状態となったエンジン排気が排
気放出用穴の出口から斜め下方に放出される。したがっ
て排気放出用穴に近接したところにたとえば生け垣など
が存在していても、その生け垣に悪影響を及ぼすことが
ない。また本発明の第3実施例では、カウンタウエイト
の後面側における排気放出用穴の出口縁部全周に外側へ
向けて突出する環状突出縁部を形成し、その環状突出縁
部が上部旋回体の後端旋回半径以内に位置するように設
定したので、上記排気放出用穴の出口から放出されるエ
ンジン排気の黒い煤が上記環状突出縁部に付着してもカ
ウンタウエイトの外周面までは付着しないし、また上部
旋回体の旋回時に上記環状突出縁部が外部の障害物に衝
突するのを防止することができる。また本発明の第4実
施例では、上記環状突出縁部をカウンタウエイトに対し
分割して形成し、その分割形の環状突出縁部体を、カウ
ンタウエイトの排気放出用穴の出口に対して着脱可能に
取付けたので、上記環状突出縁部体が黒く汚れたときな
どに取外して清掃できるし、また新品と取付替えをする
こともできる。したがって本発明のカウンタウエイトを
装備している建設機械では、カウンタウエイトをたとえ
ば生け垣などに近接させて作業できるので作業対応性が
向上するし、また最小限度の大きさの排気放出用穴を開
口せしめかつ煤煙対策を行っているので、カウンタウエ
イト外周面の美観を維持することができる。
エイトでは、マフラに接続されている排気管の排気口か
ら排出されるエンジン排気の排出方向を略水平方向に設
定し、上記排気口の位置に対応するカウンタウエイトの
位置に排気口部を導入する排気放出用穴を後方側へ斜め
下方に傾斜せしめて開穿し、排気口から排出されるエン
ジン排気の排出方向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部
(又は屈曲内周面部)が相対するように形成したので、
排気口から排出されるエンジン排気は上記排気放出用穴
の傾斜内周面部(又は屈曲内周面部)に衝突しながら拡
散状態となり、その拡散状態となったエンジン排気が排
気放出用穴の出口から斜め下方に放出される。したがっ
て排気放出用穴に近接したところにたとえば生け垣など
が存在していても、その生け垣に悪影響を及ぼすことが
ない。また本発明の第3実施例では、カウンタウエイト
の後面側における排気放出用穴の出口縁部全周に外側へ
向けて突出する環状突出縁部を形成し、その環状突出縁
部が上部旋回体の後端旋回半径以内に位置するように設
定したので、上記排気放出用穴の出口から放出されるエ
ンジン排気の黒い煤が上記環状突出縁部に付着してもカ
ウンタウエイトの外周面までは付着しないし、また上部
旋回体の旋回時に上記環状突出縁部が外部の障害物に衝
突するのを防止することができる。また本発明の第4実
施例では、上記環状突出縁部をカウンタウエイトに対し
分割して形成し、その分割形の環状突出縁部体を、カウ
ンタウエイトの排気放出用穴の出口に対して着脱可能に
取付けたので、上記環状突出縁部体が黒く汚れたときな
どに取外して清掃できるし、また新品と取付替えをする
こともできる。したがって本発明のカウンタウエイトを
装備している建設機械では、カウンタウエイトをたとえ
ば生け垣などに近接させて作業できるので作業対応性が
向上するし、また最小限度の大きさの排気放出用穴を開
口せしめかつ煤煙対策を行っているので、カウンタウエ
イト外周面の美観を維持することができる。
【図1】本発明の第1実施例カウンタウエイトを装備し
た油圧ショベルの一部切開要部側面図である。
た油圧ショベルの一部切開要部側面図である。
【図2】図1におけるカウンタウエイト付近の拡大図で
ある。
ある。
【図3】図1における油圧ショベルの一部切開要部平面
図である。
図である。
【図4】本発明の第2実施例カウンタウエイトの要部断
面側面図である。
面側面図である。
【図5】本発明の第3実施例カウンタウエイトの要部断
面側面図である。
面側面図である。
【図6】本発明の第4実施例カウンタウエイトの要部断
面側面図である。
面側面図である。
【図7】従来技術の一実施例エンジン排気部の一部切欠
き側面図である。
き側面図である。
1,7 マフラ 1a,10 排気口 4,4a,4b,4c カウンタウエイト 6,6a,6b,6c 上部旋回体 8 排気管 9 排気口部 11,14,18,18’ 排気放出用穴 12,19,19’ 傾斜内周面部 13,16,21,21’ 出口 15 屈曲内周面部 20 環状突出縁部 22 環状突出縁部体
Claims (4)
- 【請求項1】 下部走行体の上部に上部旋回体を設け、
その上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを装着し、
エンジン排気をマフラを介して上部旋回体の後面部より
外部へ放出するようにしている建設機械において、マフ
ラに接続されている排気管の排気口から排出されるエン
ジン排気の排出方向を略水平方向に設定し、上記排気口
の位置に対応するカウンタウエイトの位置に排気口部を
導入する排気放出用穴を後方側へ斜め下方に傾斜せしめ
て開穿し、排気口から排出されるエンジン排気の排出方
向に上記排気放出用穴の傾斜内周面部が相対するように
形成したことを特徴とする建設機械のカウンタウエイ
ト。 - 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
のカウンタウエイトにおいて、排気放出用穴を斜め下方
へ屈曲せしめて形成したことを特徴とする建設機械のカ
ウンタウエイト。 - 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1及び請求項2記
載の建設機械のカウンタウエイトにおいて、カウンタウ
エイトの後面側における排気放出用穴の出口縁部全周に
外側へ向けて突出する環状突出縁部を形成し、その環状
突出縁部が上部旋回体の後端旋回半径以内に位置するよ
うに設定したことを特徴とする建設機械のカウンタウエ
イト。 - 【請求項4】 特許請求の範囲請求項3記載の建設機械
のカウンタウエイトにおいて、環状突出縁部をカウンタ
ウエイトに対し分割して形成し、その分割形の環状突出
縁部体を、カウンタウエイトの排気放出用穴の出口に対
して着脱可能に取付けたことを特徴とする建設機械のカ
ウンタウエイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151195A JPH08199629A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 建設機械のカウンタウエイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151195A JPH08199629A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 建設機械のカウンタウエイト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08199629A true JPH08199629A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12333243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3151195A Pending JPH08199629A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 建設機械のカウンタウエイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08199629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001083895A1 (fr) * | 2000-05-01 | 2001-11-08 | Yanmar Co., Ltd. | Engin pivotant |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP3151195A patent/JPH08199629A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001083895A1 (fr) * | 2000-05-01 | 2001-11-08 | Yanmar Co., Ltd. | Engin pivotant |
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