JPH0819887B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH0819887B2
JPH0819887B2 JP2562990A JP2562990A JPH0819887B2 JP H0819887 B2 JPH0819887 B2 JP H0819887B2 JP 2562990 A JP2562990 A JP 2562990A JP 2562990 A JP2562990 A JP 2562990A JP H0819887 B2 JPH0819887 B2 JP H0819887B2
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ignition timing
knocking
temperature
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water temperature
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JP2562990A
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Inventor
正信 大崎
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の点火時期制御装置に関する。
〈従来の技術〉 この種の点火時期制御装置の従来例として、以下のよ
うなものがある。
即ち、機関運転状態(例えば機関回転速度と機関負
荷)に応じて点火時期を設定し、設定された点火時期に
点火栓を点火作動させるようにしている。また、所定の
運転領域でノッキングの発生時には前記点火時期を所定
量(例えば1°)ずつ遅角させることによりノッキング
の発生を抑制するようにしている。また、ノッキングの
非発生時にはノッキング非発生限界領域付近で点火時期
をできるだけ進角して機関出力を増大させるようにして
いる(以下、ノックコントロールと称す)。
また、排気通路に介装された触媒装置の活性化を図っ
て排気特性を向上させるために、冷却水温度が中間水温
域(例えば15℃から65℃)において、点火時期を遅角さ
せて排気温度を上昇させるようにしている(以下、リタ
ード制御と称す)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、従来においては、ノックコントロールをリ
タード制御に優先して行うようにしているので、冷却水
温度が前記中間水温域であっても所定運転域になるとノ
ックコントロールが開始される。これにより、ノックの
非発生時には点火時期が進角されるので、排気温度が低
下して触媒装置が活性化されず排気性状を悪化させると
いう不具合がある。また、エンジンの固有振動数はエン
ジンによって異なるので、ノックコントロール時の点火
時期制御量がエンジンによって異なるため、排気温度も
異なり、排気性状がエンジン間でばらつくという不具合
がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、
冷却水温度が低いときにも排気性状の悪化を防止できる
と共に、エンジン間の排気性状のばらつきをなくせる点
火時期制御装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は第1図に示すように、ノッキング
を検出するノッキング検出手段Aと、冷却水温度若しく
は冷却水温度に関連する温度を検出する温度検出手段B
と、ノッキング検出手段Aの検出信号に基づいて、ノッ
キング発生時には点火時期を遅角させて設定する一方ノ
ッキングの非発生時には点火時期を進角させて設定する
ノック制御手段Cと、温度検出手段Bの検出信号に基づ
いて冷却水温度若しくはこれに関連する温度が所定温度
域のときに排気温度を上昇させるべく点火時期を遅角さ
せて設定するリタード制御手段Dと、設定された点火時
期に基づいて点火栓Eを点火作動させる点火制御手段F
と、を備えるものにおいて、前記リタード制御手段Dの
作動の有無を判定する判定手段Gと、前記リタード制御
手段Dが作動していると判定されたときに前記ノック制
御手段Cの作動を強制的に停止させる停止手段Hと、を
備えるようにした。
〈作用〉 このようにして、リタード制御手段の作動によって排
気温度を上昇させているときには、ノック制御手段の作
動を強制的に停止させることにより、排気温度の上昇制
御を継続させて触媒装置の活性化を図るようにした。
〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第2図及び第3図に基づ
いて説明する。
第2図において、マイクロコンピュータ等からなる制
御装置1には、クランク角センサ2からのレファレンス
信号(機関回転速度に対応する)及びポジション信号
と、エアフローメータ3からの吸入空気流量検出信号
と、ノッキング検出手段としてのノッキングセンサ4か
らのノッキング検出信号と、温度検出手段としての水温
センサ5からの冷却水温検出信号と、が入力されてい
る。
前記制御装置1は、第3図のフローチャートに従って
作動し、点火コイル、パワートランジスタ等からなる点
火装置6を介して点火栓7に点火信号を設定された点火
時期に基づいて出力し、点火作動を行うようになってい
る。
ここでは、制御装置1がノック制御手段とリタード制
御手段と判定手段と停止手段とを構成する。また、制御
装置1と点火装置6とが点火制御手段を構成する。
次に、作用を第3図のフローチャートに従って説明す
る。
S1では、クランク角センサ2等からなる各種検出信号
を読込む。
S2では、検出された冷却水温に基づいて、中間水温域
(例えば15℃から65℃)か否かを判定し、YESのときに
はS3に進みNOのときにはS7に進む。
S3では、点火時期の遅角量が所定値(例えば1°)以
上か否かを判定し、YESのときにはリタード制御中と判
断してS4に進みNOのときにはS6に進む。
S4では、機関運転状態(機関回転速度と基本噴射量等
の機関負荷)に基づいて、ノックコントロール域(例え
ば所定値以上の高負荷運転域)か否かを判定し、YESの
ときにはS5に進みNOのときにはルーチンを終了させる。
S5では、ノックコントロールを強制的に停止させる。
これにより、リタード制御が継続されて点火時期が遅角
されるので、排気温度が上昇して触媒装置の活性化が図
れる。
一方、中間水温域であってもリタード制御が行われて
いないときには、S6にて機関運転状態に基づいてノック
コントロール域か否かを判定し、YESのときにはS8に進
みNOのときにはルーチンを終了させる。
また、冷却水温が中間水温域以外のときには、S7にて
機関運転状態に基づいてノックコントロール域か否かを
判定し、YESのときにはS8に進みNOのときにはルーチン
を終了させる。
S8では、ノックコントロールを開始する。すなわち、
ノッキングセンサ4の検出信号に基づいて、ノッキング
の発生時にはノッキングを抑制すべく点火時期を所定量
ずつ遅角させ、またノッキングの非発生時にはノッキン
グ非発生限界領域付近で点火時期をできるだけ進角する
ようにしている。また、リタード制御は、冷却水温度が
中間水温域のときに、点火時期を所定量遅角させて排気
温度を上昇させるようにしている。
以上説明したように、リタード制御による排気温度の
上昇制御が行われているときには、リタード制御を継続
させるべくノックコントロールを強制的に停止させるよ
うにしたので、点火時期が進角されるのを防止できるた
め、排気温度の低下を防止できる。したがって、触媒装
置の活性化が良好に維持されるので、触媒装置にて排気
を良好に清浄化でき、もって排気性状を向上できる。ま
た、エンジンによって固有振動数がばらつきがあって
も、ノックコントロールが停止されるので、触媒装置に
より排気を良好に清浄化でき、もってエンジン間の排気
性状のばらつきをなくすことができる。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、リタード制御が行わ
れているときにはノックコントロールを停止させるよう
にしたので、触媒装置を良好に活性化できるため、排気
性状を向上できると共に、エンジン間の排気性状のばら
つきをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の一
実施例を示す構成図、第3図は同上のフローチャートで
ある。 1…制御装置、4…ノッキングセンサ、5…水温セン
サ、6…点火装置、7…点火栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノッキングを検出するノッキング検出手段
    と、冷却水温度若しくは冷却水温度に関連する温度を検
    出する温度検出手段と、ノッキング検出手段の検出信号
    に基づいて、ノッキング発生時には点火時期を遅角させ
    て設定する一方ノッキングの非発生時には点火時期を進
    角させて設定するノック制御手段と、温度検出手段の検
    出信号に基づいて冷却水温度若しくはこれに関連する温
    度が所定温度域のときに排気温度を上昇させるべく点火
    時期を遅角させて設定するリタード制御手段と、設定さ
    れた点火時期に基づいて点火栓を点火作動させる点火制
    御手段と、を備える内燃機関の点火時期制御装置におい
    て、前記リタード制御手段の作動の有無を判定する判定
    手段と、前記リタード制御手段が作動していると判定さ
    れたときに前記ノック制御手段の作動を強制的に停止さ
    せる停止手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の
    点火時期制御装置。
JP2562990A 1990-02-05 1990-02-05 内燃機関の点火時期制御装置 Expired - Lifetime JPH0819887B2 (ja)

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JPH03229970A JPH03229970A (ja) 1991-10-11
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