JPH08198770A - 抗酸化ジュースおよびその製造法 - Google Patents

抗酸化ジュースおよびその製造法

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JPH08198770A
JPH08198770A JP7006629A JP662995A JPH08198770A JP H08198770 A JPH08198770 A JP H08198770A JP 7006629 A JP7006629 A JP 7006629A JP 662995 A JP662995 A JP 662995A JP H08198770 A JPH08198770 A JP H08198770A
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JP
Japan
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juice
juices
oxidizing
antioxidant
added
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JP7006629A
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English (en)
Inventor
Hirotomo Ochi
宏倫 越智
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NIKKEN FOOD KK
Original Assignee
NIKKEN FOOD KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】果実ジュース類の抗酸化性を倍増する方法の提
供。 【構成】複数の果実類ジュースに、天然抗酸化物を添加
して、抗酸化性を倍増する抗酸化ジュース。複数の果実
類ジュースに天然抗酸化物又はその抽出物を0.01%
〜10%添加し、これに水を加えて濃度を調整し、撹拌
して均質とした抗酸化ジュースの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はジュース類の抗酸化性
を通常の2倍以上とすることを目的とした抗酸化ジュー
スおよびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来各種果実ジュースの単独又は複合ジ
ュースが知られており、その多くは糖を添加して嗜好性
を向上させている。またファイバー混入ジュース又はビ
タミン混入ジュースも知られている。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記従来のジュース類
は、抗酸化性が低く、老化制御又は内面美容食品などと
しては不十分であった。
【0004】特に風味良好であり、かつ嗜好性の高いジ
ュース類は提案されていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、種々
ある天然素材から抗酸化性を高めしかもおいしいものを
選択すること行い適当な配合を決定して問題解決した。
【0006】即ち、本発明は天然素材の組合わせだけで
通常のジュースの2倍以上抗酸化性を付与することを目
標とした。そのために種々検討した結果良好な結論を得
た。
【0007】即ち物の発明は、複数の果実類ジュース又
はこれに野菜ジュースを加入したものに、天然抗酸化物
を添加して、抗酸化性を倍増したことを特徴とする抗酸
化ジュースである。また複数の果実類ジュースはぶどう
類ジュース、りんご類ジュース、ベリー類ジュース、み
かん類ジュースを複数配合させたものであり、天然抗酸
化物は、ポリフェノール類を主抗酸化成分として含む天
然物またはその抽出物とし、添加量は全体の0.01%
〜10%とすることを特徴としたものである。次に製造
法の発明は複数の果実類ジュースに天然抗酸化物又はそ
の抽出物を0.01%〜10%添加し、これに水を加え
て濃度を調整し、撹拌して均質とすることを特徴とした
抗酸化ジュースの製造法である。
【0008】果実ジュースは通常のジュース原料の中か
ら抗酸化性の高いものを選択した結果、ブラックカラン
ト(黒すぐり)ジュース、ラズベリージュースが抗酸化
性が高いことがわかり、素材の1部とした。ESRによ
るスーパーオキサイド消去活性値はブラックカラントジ
ュースは44000ユニット/gであり、ラズベリージ
ュースは1500ユニット/gであり素材として利用し
た。また風味を調整するためにアップルジュースとマス
カットジュースも組み合わせた。それぞれのスーパーオ
キサイド消去活性値は450ユニット/g、850ユニ
ット/gであった。
【0009】これらの素材を味と抗酸化性の面で組合わ
せをいくつか検討した。
【0010】天然抗酸化物としてはジュースに適合する
フェノール類を多く含むものを選択した。緑茶抽出物
(熱湯抽出の粗カテキン)、ぶどう種子抽出物(メルロ
ーぶどう種子エタノール抽出物)、ぶどう皮抽出物(カ
ルベネぶどう皮エタノール抽出物)などが適当であっ
た。それぞれのスーパーオキサイド消去活性値は640
000ユニット/g、66800ユニット/g、128
430ユニット/gであった。果実ジュースの種類に応
じてこの他の天然抗酸化物を使用したり配合の割合を変
えていろいろなジュースを得ることができる。抗酸化性
を通常品のジュースの3倍以上を確保することが本発明
の目標であり、複数の抗酸化性の高い素材を組合わせる
ことにより可能となった。抗酸化性が高くても単品では
味の面でジュースとしては適当でなく複数できれば3種
類以上の果実ジュース素材の組合わせが必要である。
【0011】ちなみに市販のジュースのスーパーオキサ
イド消去活性はA社アップルジュース、254ユニット
/ml、B社キャロットフルーツジュース、101ユニッ
ト/ml、C社オレンジジュース、15ユニット/mlであ
った。そこで本発明ではスーパーオキサイド消去活性値
の目標を800ユニット/ml以上とした。
【0012】この最終的製品は、濃縮の状態で瓶詰め、
ストレートタイプで缶詰または瓶詰が考えられる。
【0013】次にこの発明の実施例について説明する。
【0014】
【実施例1】ブラックカラント濃縮ジュース(Brix
65)0.3kg、アップル濃縮ジュース(Brix7
4)0.54kg、グレープジュース(Brix15.
8)4kg、浄水器を通した水5.16kg、緑茶抽出物粗
カテキン(カテキン含有率60%)2.5g、カルベネ
ぶどう皮エタノール抽出物0.2kgを混合し、Brix
13.4のジュースを調整した。粗カテキンの比率は
0.025%とし、抗酸化性が高くしかも味に影響のな
い程度の比率とした。このジュースは、濃い赤ワイン色
を呈し、パネルテストにおいて、風味良好で、酸味、甘
味のバランスがとれた深みのある味との評価を得ること
ができた。ESR法により活性酸素の一種であるスーパ
ーオキシドラジカル消去活性値(抗酸化活性)を測定し
たところ、1,000ユニット/mlを有し、市販一般清
涼飲料に比べて格段に高い値を示した。
【0015】
【実施例2】オレンジ濃縮ジュース(Brix65)
0.51kg、アップル濃縮ジュース(Brix74)
0.45kg、キャロットジュース(Brix15.8)
3.3kg、浄水器を通した水5.7kg、粗カテキン(カ
テキン含有率60%)2.5g、メルローぶどう種子エ
タノール抽出物0.2kgを混合し、Brix12.5の
ジュースを調整した。粗カテキンの比率は0.025%
とし、抗酸化性が高くしかも味に影響のない程度の比率
とした。このジュースは、配合例1よりもさらに濃い赤
ワイン色を呈し、パネルテストにおいて、風味良好で、
酸味が強く清涼感があり、しかも深みのある味との評価
を得ることができた。ESR法により活性酸素の一種で
あるスーパーオキシドラジカル消去活性値(抗酸化活
性)を測定したところ、1,250ユニット/mlを有
し、配合例1と同様に市販一般清涼飲料に比べて格段に
高い値を示した。
【0016】
【実施例3】アップル濃縮ジュース(Brix74)
0.68kg、グレープジュース(Brix15.8)5
kg、浄水器を通した水4.32kg、粗カテキン(カテキ
ン含有率60%)10gを混合し、Brix13.5の
ジュースを調整した。粗カテキン含有量は0.1%と
し、ジュースの透明度と味に影響のない程度の比率とし
た。このジュースは、透明・淡褐色を呈し、パネルテス
トにおいて、風味良好で、酸味が弱く飲み易い味との評
価を得ることができた。ESR法により活性酸素の一種
であるスーパーオキシドラジカル消去活性値(抗酸化活
性)を測定したところ、1,000ユニット/mlを有
し、配合例1と同様に市販一般清涼飲料に比べて格段に
高い値を示した。
【0017】
【実施例4】ストロベリー濃縮ジュース(Brix6
5)0.3kg、アップル濃縮ジュース(Brix74)
1.3kg、浄水器を通した水8.4kg、緑茶抽出物粗カ
テキン(カテキン含有率60%)5g、カルベネぶどう
皮エタノール抽出物0.1kgを混合し、Brix11.
6のジュースを調整した。粗カテキンの比率は0.05
%とし、抗酸化性が高くしかも味に影響のない程度の比
率とした。このジュースは、美しい赤色を呈し、パネル
テストにおいて、風味良好で、酸味、甘味のバランスが
とれた深みのある味との評価を得ることができた。ES
R法により活性酸素の一種であるスーパーオキシドラジ
カル消去活性値(抗酸化活性)を測定したところ、1,
200ユニット/mlを有し、市販一般清涼飲料に比べて
格段に高い値を示した。
【0018】
【発明の効果】この発明は複数種の果実ジュース類に天
然抗酸化物を添加してその抗酸化性を倍増したので、こ
れを飲用に供すれば、老化制御に効果があり、内面美容
にも顕著な効果がある。
【0019】抗酸化性を有することにより生体細胞を賦
活して老化を制御する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の果実類ジュース又はこれに野菜ジ
    ュースを加入したものに、天然抗酸化物を添加して、抗
    酸化性を倍増したことを特徴とする抗酸化ジュース。
  2. 【請求項2】 複数の果実類ジュースはぶどう類ジュー
    ス、りんご類ジュース、ベリー類ジュース、みかん類ジ
    ュースを複数配合させたことを特徴とする請求項1記載
    の抗酸化ジュース。
  3. 【請求項3】 天然抗酸化物は、ポリフェノール類を主
    抗酸化成分として含む天然物またはその抽出物とし、添
    加量は全体の0.01%〜10%とすることを特徴とし
    た請求項1記載の抗酸化ジュース。
  4. 【請求項4】 複数の果実類ジュースに天然抗酸化物又
    はその抽出物を0.01%〜10%添加し、これに水を
    加えて濃度を調整し、撹拌して均質とすることを特徴と
    した抗酸化ジュースの製造法。
JP7006629A 1995-01-19 1995-01-19 抗酸化ジュースおよびその製造法 Pending JPH08198770A (ja)

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