JPH08198766A - 新規組成物及び当該組成物を用いた組成物並びにそれらの製造方法、それらの分子同定方法、それらを用いた、人体および動物に対して治療効果を有する炎症剤、鎮痛剤、止痒剤、解熱剤 - Google Patents

新規組成物及び当該組成物を用いた組成物並びにそれらの製造方法、それらの分子同定方法、それらを用いた、人体および動物に対して治療効果を有する炎症剤、鎮痛剤、止痒剤、解熱剤

Info

Publication number
JPH08198766A
JPH08198766A JP7242271A JP24227195A JPH08198766A JP H08198766 A JPH08198766 A JP H08198766A JP 7242271 A JP7242271 A JP 7242271A JP 24227195 A JP24227195 A JP 24227195A JP H08198766 A JPH08198766 A JP H08198766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribofuranose
composition
embedded image
deoxy
galactofuranose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7242271A
Other languages
English (en)
Inventor
Maria Fuentesu Meza Victoria
ヴィクトリア・マリア・フエンテス・メザ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LAB CHILE SA
Laboratorio Chile SA
Original Assignee
LAB CHILE SA
Laboratorio Chile SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LAB CHILE SA, Laboratorio Chile SA filed Critical LAB CHILE SA
Publication of JPH08198766A publication Critical patent/JPH08198766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
    • C07H3/02Monosaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/7004Monosaccharides having only carbon, hydrogen and oxygen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/7016Disaccharides, e.g. lactose, lactulose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/33Cactaceae (Cactus family), e.g. pricklypear or Cereus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H1/00Processes for the preparation of sugar derivatives
    • C07H1/06Separation; Purification
    • C07H1/08Separation; Purification from natural products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
    • C07H3/04Disaccharides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は薬理学の分野に関するものであり;
その目的は、人体および動物における炎症、痛みおよび
局所的な高熱についての技術的な問題を解消するもので
ある。 【解決手段】 本発明の組成物および当該組成物を用い
た組成物(二次組成物)はサボテン科の植物から得ら
れ、主な方法論的段階は一組の工程(製造、精製、物理
化学的定量、生物治療学的評価、生物薬剤学的処方およ
び分子同定)からなる。分子同定から、炭水化物および
芳香族アミンよりなる一組の分子が認められる。それら
の一般式は次の通りである: C5105 (リボース) C6125 (フコース) C6126 (ガラクトース;マンノース;グ
ルコース) C8112N (1−ヒドロキシ−1−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−アミノエタン) C10189 (リボフラノシルリボース)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】生物薬学と共に薬理学の主要目的は、様
々な病気の特徴である原因および作用すなわち症状を処
置するための治療方法を探ることである。従って、本発
明はこの主要目的およびそれへの工業的適用を可能にす
る薬剤、医薬品または新規な用途に関する。その新規な
工業的適用が技術的/経済的および財政的骨組み内で確
立されるならば、技術的および経済的範囲に影響を及ぼ
すばかりでなく、生物の福利および生活の質に真に寄与
する発明となる。
【0002】炎症剤、鎮痛薬および解熱剤はしばしば無
関係な異種グループの化合物であるが、ほとんど全ては
有機酸またはコルチコイドであり、これらはいくつかの
治療作用と副作用を共有する(Florez J.、A
rmijo J.A.、Mediavilla A.、
1992;Drug Information、199
5)。近年、これらの薬剤の作用メカニズムの解明が著
しく進み、なぜそのような異種薬剤がしばしば同じ副作
用と同じ基本的治療活性を有するかという仮定を発展さ
せることができるようになった。事実、治療活性はほ
ぼ、プロスタグランジンのおよび関連ホルモンの生合成
による限定された生化学経路の阻害によると思われる
(GoodmanおよびGilman、1991;Ve
lo G.P.等、1980)。
【0003】損傷組織の下にある細胞に起きていること
から炎症現象を生理病理学的にうまく説明することは難
しいが、その現象は極微細な血管に穴があくことから始
まり、次いで、血液成分の間隙への濾過、そして最後に
白血球の炎症組織への浸潤という一連の出来事によって
説明することができる。肉眼的レベルでは、これらは全
て一般に公知の臨床的徴候(紅斑、水腫、過敏症および
痛み)を伴う(GoodmanおよびGilman、1
991;Velo G.P.等、1980)。
【0004】この複雑な反応の間、ヒスタミン、5−ヒ
ドロキシトリプタミン(5−HT),アナフィラキシー
の反応の遅い物質(SRS−A)、各種化学走性因子、
ブラジキニンおよびプロスタグランジンのような化学的
仲介物質が局所的に放たれる。食細胞がその部分に遊出
し、溶解酵素の放出で細胞リソソーム膜が破れる。これ
らの過程の全ては炎症反応の一因となる。
【0005】しかしながら、サリチル酸塩から誘導され
た薬剤はヒスタミン、5−HT、SRS−Aまたはリソ
ソーム酵素の放出または活性にほどんどまたは全く影響
を及ぼさず、同様に5−HTまたはヒスタミンの有効な
拮抗薬は炎症にほどんどまたは全く治療効果を持たな
い;炎症反応の開始または持続におけるこれらの仲介物
質の重要性は大いに疑いうる。アスピリンの特殊な場
合、そのプロセスの生体酵素を阻害することによって、
プロスタグランジン合成速度を遅くする効果があること
が証明されている。
【0006】慢性関節リウマチ患者の炎症プロセスはや
や異なり、これはおそらく、抗原(ガンマグロブリン)
と抗体(リウマチ因子)との組み合わせおよび補体が関
係して、白血球を引き付ける化学走性因子を局所的に放
つのである。これらの白血球は抗原−抗体複合体および
補体に食作用し、そしてまたそれらのリソソームに含ま
れる多くの酵素を放出する。その後、これらのリソソー
ム酵素は軟骨および他の組織を損ない、炎症の程度を増
加させる。細胞が仲介する免疫反応もまた関係してい
る。上記のことにもかかわらず、このプロセスの間、化
学走性因子と共に、プロスタグランジンも放出されるこ
とを強調することが重要である。
【0007】プロスタグランジンの皮膚内、静脈内また
は動脈内注射によって生じる作用は、炎症プロセスを非
常に連想させる。炎症の間、ナノグラム量でおそらく生
じるプロスタグランジンE2(PGE2)およびプロスタ
サイクリンI2(PGI2)は紅斑を生じ、そして局部的
な血液の流れを増す。Eシリーズのプロスタグランジン
はさらに、一般に他の炎症仲介物質とは異なる2つの重
要な血管作用(長時間持続性血管拡張作用並びにノルア
ドレナリンおよびアンギオテンシンのような物質の血管
収縮作用に対抗する能力)を示す。プロスタグランジン
の皮膚内注射によって引き起こされた紅斑はその長時間
にわたる作用(10時間以下の)を明らかに示す。対照
的に、皮膚血管および表面静脈上のプロスタグランジン
によって生じた血管拡張は数分で消える。
【0008】白血球の炎症部分への移動は炎症作用の重
要な側面である。プロスタグランジンがこれに寄与する
程度は解明されていない。何人かの研究者によると、い
くらかのプロスタグランジは損なわれた部分に白色細胞
(white cell)を引き付けて、回復プロセス
を開始する。これはそれに化学走性特性を賦与する。こ
れにもかかわらず、12−ヒドロキシアラキドン酸(H
ETE)はアラキドン酸代謝の主な化学走性生成物とし
て認められており、そしてこれはその合成の際にインド
メタシンおよびサリチル酸誘導体のような抗炎症物質に
よってブロックされない。
【0009】インターロイキン−1の合成またはその作
用を、薬剤を特定のレセプターに結合することにより直
接抑制することによって、炎症問題に取り組もうと試み
でいる研究者もいる。インターロイキン−1は細胞内で
のプロスタグランジンの生成を引き起こし、そしてロイ
コトリエンおよびPAF(血小板活性化因子)のような
他のいくつかの炎症仲介物質を生成しうる一連の過程を
開始することが知られている。従って、インターロイキ
ン−1の合成に関与することは、炎症プロセスを抑止す
るより高い可能性をもたらすことになる。一連の過程が
プロスタグランジンによって仲介されるならば、それは
抑止され、しかし、炎症がロイコトリエンまたはPAF
によって仲介されるならば、プロセスはさらにブロック
されるであろう。
【0010】一般に研究されている別の戦略は直接シト
カインおよびリンフォカイン合成を抑制するのではな
く、その結果である。カルフォルニア州ラジョラ、CY
TEL社の研究所長であるハワード グレー博士による
と、インターロイキン−1分泌作用の重要な結果は、白
血球の炎症部位への誘引、付着および溢出に非常に重要
な内皮表面における特定分子の誘導である。かれの会社
では、彼らは内皮細胞表面または白血球および目標細胞
で生じるLEC−CAMレクチンタイプの上記分子間の
相互作用を妨げる試みを行っている。LEC−CAMは
炭水化物タイプの分子に対して特異性を有する。
【0011】これは、立体特異的炭水化物であるわずか
な簡単なオリゴ糖が十分に高い親和力を持っていて、L
EC−CAM結合細胞とそれらの炭水化物配位子との間
の相互作用を生理学的に妨げることが可能であり、炎症
プロセスを抑制することができ、そしてシトカインが直
接抑制されるとき生じる可能性のある毒性の問題を避け
ることができるという点で非常に重要なことである。
【0012】痛みはあまり理解されていない別の生理学
的プロセスである。今世紀の痛みに関する最も大きな進
歩は、神経系の反応で作用する神経伝達物質の確認であ
った。痛みのプロセスには2つの時期(上昇期および降
下期)があることが知られている。確認された最も重要
な神経伝達物質のうちの2つはセロトニンおよびエンケ
ファリンであり、後者は、体が通常分泌する、モルフィ
ンに非常に類似し、そして後者と同じ鎮静作用を生じる
有機物質であるエンドルフィンに類似している。鎮痛剤
の作用の仕方はいずれもはっきりしない。片頭痛に対す
るサリチル酸誘導体の鎮痛作用の場合、痛みの研究にお
いて世界最高の権威の一人である、アカデミック ニュ
ーロサイエンス ユニット オブ チャーリング クロ
ス &ウエストミンスター メディカル スクール所長
のクリフォード ローズ博士は、根本的には神経伝達物
質レベルでの作用によるという意見である。これが痛み
のプロセスの第1段階において関係しているのは明らか
であり、その上昇経路をたどって行くのを妨げている。
【0013】プロスタグランジンが痛みのプロセスで役
割を演じている発見もある。痛みは実験的に引き起こす
ことができ、流産させるためにPGE2およびPGF2
ルファを数グラム婦人に筋肉内または皮下注射によって
投与すると強い局所的な痛みが生じることが観察されて
いる。プロスタグランジンもまた人に静脈内注入すると
頭痛および筋肉痛を生じることができる。痛みを生じる
ためのプロスタグランジンの投与量は、生体内で予想さ
れる濃度と較べて高いが、痛覚過敏が生じるのは低濃度
のプロスタグランジンに対する一般的な反応であるらし
い。
【0014】長く続く痛覚過敏は非常に少量のPGE1
を人に皮内投与すると生じる。さらに、PGE1、ブラ
ジキニン、ヒスタミン、またはブラジキニンとヒスタミ
ンとの混合物を別々に皮膚内注入した人の実験では明ら
かな痛みは生じず、PGE1をブラジキニンまたはヒス
タミンに加えたときに大きな痛みが生じた。PGE1
ヒスタミンと共に注入すると、かゆみが認められた。
【0015】この最後の発見と同様、炎症プロセスに関
係するこれら全ての生物学的因子は痛みのプロセスにも
存在し、従って、該分子、プロスタグランジンの合成お
よび関連共通因子を抑制する薬理学作用は、炎症および
痛みの両方の減少に関係がある。
【0016】糖化学およびその生命化学との関係を研究
する科学である糖生物学は、今世紀の終わりの薬理学的
論争で新しい理論的展望を開いた。この新しい展望には
一連の仮定が関係している。その一連の仮定は、ほとん
ど糖生物学的抽象的概念のレベルで作られたコードを解
読する分子構造を新たに発見することにより確認され、
炭水化物の種類およびそれらの組み合わせで定まるきわ
だった多用途性、異質性と立体特異性、特徴によって手
掛かりをつがんだ新規な薬剤を生成することによって確
実な回答に変えることが期待されるものである。
【0017】表面の糖が他細胞に対する認識信号をつく
る、いわゆる”細胞認識”メカニズムの理論は、いつか
の糖が毒素細胞、ウイルス細胞、バクテリア細胞および
細胞−細胞カップリングメカニズムの仲介物質として存
在することを確かめたことで一部説明されてきた;しか
し、まだ未解決の理論的問題があり、これが本発明の基
礎となるものであり、本発明では炎症プロセスの引き金
となってこれを開始する生物学的仲介物質の存在に注目
し、これらの仲介物質を炭水化物およびそれらの組み合
わせとして認識する。その論法は、炭水化物に似た分子
構造および細胞レセプターに対して非常に高い立体特異
性を有する化合物のグループが存在すると、これらの分
子が炎症および痛みのプロセスを開始する一連の速いお
よび遅い生化学反応をブロックすると仮定するものであ
る;従って、この論点を解決する薬剤はこの主題に新し
い解決法を提供するはずである。
【0018】Investigacion y Cie
nciaのNathan SharonおよびHali
na Lisは彼らの論文”Carbohydrate
sin Cell Resognition”で次のよ
うに指摘している:”他細胞に対する認識信号をつくる
表面の糖に位置する細胞があり、従って、これらの分子
に向かう薬剤は感染および炎症を抑制するように働くで
あろう”、そしてさらに、”白血球の付着およびそれら
のその後の血管からの漏れをブロックする薬剤は抗炎症
特性を有し、従って、そのような薬剤を開発する鍵はセ
レクチン(選択的レクチン)分子の結合部分の構造およ
びそれらが結合する炭水化物の構造にある。細胞認識の
抗付着治療において最高の有効性を探求するには、2つ
の目的(白血球の不時の漏れを避けること、そしてもう
一方は、それらを適当な位置に残すのをより簡単にする
こと)を満たす薬剤を設計または発見しなければならな
い”。
【0019】細胞認識プロセスを支配する作用のメカニ
ズムは、エミリー フィッシャーによって1817年に
示された鍵と錠前の仮定によって説明され、今世紀には
様々な研究者によって改良されてきた。1991年−1
994年に行われた研究では、炭水化物は細胞認識プロ
セスの仲介物質として説明されている;これらの仲介物
質は著しい分子の多様性を示し、互いに結合して例えば
次のような様々な形になりうる:4種の単糖類から3
5,560もの四糖類が生じる;2種の単糖類から11
種の二糖類が生じ、一方、2つの同一アミノ酸からはた
だ1つのジペプチドを生じることができる;従って、糖
類の言葉を借りて言えば、単糖類の種類およびそれらの
組み合わせに基づくばかりでなく、それらを結合する様
々な結合および枝分かれの有無に基づくことにもなる;
その結果として、細胞認識の”鍵−錠前”作用のメカニ
ズムの生物学的信号を仲介する様々なコードの組み合わ
せが最も豊富となり、この作用は一連の炎症プロセスに
おける開始因子となる。
【0020】炎症、痛み、高熱および痒みの治療のため
の同時治療能力を有する薬剤には、カルボキシルもしく
は類似物、ピラゾロンもしくは類似物、ヒドロキシルも
しくは類似物、プロピオン酸もしくは類似物、アントラ
ニル酸もしくは類似物、ピロールもしくは類似物のタイ
プのラジカルを有する炭素原子数6の芳香族化合物から
誘導される基本分子構造の、または高分子量で嵩高な立
体空間構造のグルココルチコイドと呼ばれる炭素原子数
21のステロイドから誘導される複合体分子構造の、非
ステロイド系抗炎症剤、多方面用の鎮痛薬、解熱および
抗炎症剤、並びにステロイド系抗炎症剤がある;これら
の薬剤はそれらの第1の目的を満たしているが、解消さ
れていない2つの技術的な問題(不所望な副作用および
適切な治療方法)がある。
【0021】急性および慢性の不所望な副作用は例え
ば、肝臓、腎臓、心臓血管、血液、皮膚、呼吸器、免疫
(感性反応および感染しやすさ)、腺(アドレノコルチ
コイド不全症)、筋骨格、血行(液および電解質の変
化)、目、内分泌、中枢神経系への悪影響、およびAm
erican Hospital Formulary
Service in Drug Informati
on of 1995に記載の他の変化である。
【0022】治療方法の考え方は、希望の治療効果を得
るために生物に投与しうる最低および最高投与量のパラ
メーターを定めることである。そのレベルを越えると毒
性作用および不所望な副作用が激しくなる。本発明は家
畜および人に用いるための選択的抗炎症性、従って鎮痛
性、局所的解熱性および止痒性の薬剤に関し、その比較
上の利点は、実験的投与量で不所望な付随作用および感
作、細胞毒性および遺伝子毒性作用を招くことなく、幅
の広いかつ実用的な余裕のある治療方法を与え、臨床的
用途には生物学的に安全で害のない特にすぐれた薬剤で
あることである。
【0023】
【発明の属する技術分野】
1. 人および家畜のための炎症剤、鎮痛薬、局所的解
熱剤および止痒剤に関する薬理学: i) 生薬学 ii) 薬力学 iii) 薬物動力学 iv) 発症前および臨床薬理学 v) 薬物療法 vi) 毒物学 vii) 分子薬理学 2. 工業化学工学: i) 製薬技術 ii) 製薬工学 3. 植物学: i) 植物化学
【発明の実施の形態】D、L、アルファおよびベータ異
性体混合物として存在する、全てが単量体の基本的組み
合わせからなる、フラノースおよびピラノースタイプの
炭素原子数5および6の単量体並びに炭素原子数10の
二量体である、簡単な構造の低分子量炭水化物分子、そ
して簡単な構造で低分子量の芳香族アミンのグループよ
りなる新規な組成物および当該組成物を用いた組成物で
あり、その一般式は次のとおりである:C5105(リ
ボース);C6125(フコース);C6126(ガラ
クトース;マンノース;グルコース);C8112
(1−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニル)−
2−アミノエタン);C10189(リボフラノシルリ
ボース);これらの組成物および当該組成物を用いた組
成物は高い治療効力を有し、不所望な副作用がなく、サ
ボテン科の植物、例えばオプンチアオベータ(Opun
tia ovata)、オプンチアインジェンシーン
(Opuntia ingenescens)、オプン
チアミケーリ(Opuntia miquelli)等
の空中部分の天然抽出物からの評価にかなう成分から得
られ(これ以外の他の部分および植物は除く)、人およ
び動物における抗炎症、鎮静、止痒および局所的解熱作
用を有する。 本発明の製造方法:組成物および当該組成物を用いた組
成物 組成物を得るための方法 組成物を得るための方法には、物理的損傷、着色および
成熟指標の分類基準を用いたサンプリングおよび選別段
階;洗浄および−10℃〜−33℃の低温での貯蔵段階
を通る、標準化された乾燥抽出物を得るための、サボテ
ン科植物からの抽出工程が含まれる。精製の第1段階
は、作業温度が15〜20℃に達するまでの、24時間
5℃、次いで室温での調整;1000〜5000rpm
の切断および衝撃運動での機械操作による粉砕;撹拌が
500〜1500rpmおよび温度が40〜90℃の条
件下での酸による激しい一次温浸の段階を含む。濾過さ
れた溶液を水酸化物の溶液で中和する;これをアセトン
および/または低級脂肪族アルコールのような有機溶剤
で凝集する;これを1000〜2000rpmで遠心分
離し、真空下で濾過する。残渣を(30:70)ないし
(1:99)の割合の水溶性有機溶剤と水との混合物に
溶解し、得られた溶液をアセトンおよび/または低級脂
肪族アルコールのような有機溶剤で凝集し、1000〜
2000rpmで遠心分離し、真空下で濾過する。得ら
れた残渣を(80:20)ないし(99:1)の割合の
有機/水性溶液でフィルター支持体上で洗浄し;そして
流動床上で凍結または乾燥し、保持メッシュを有する振
動装置でふるって、20〜1000ミクロンの粒子を得
る。以下の実施例は本発明をさらに説明するためのもの
であって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0024】
【実施例】
実施例1 この実施例の目的は、サボテン科植物の空中部分から本
組成物の標準化された乾燥抽出物を得る方法を示すもの
である;次の方法を用いた:サボテン科植物の選別した
10キロの植物部分を洗浄し、調節した条件下で貯蔵す
る。凍結原料を24時間5℃で、次いで8時間室温で、
18℃に達するまで状態調節し、2000rpmで切断
することによって粉砕し、硫酸を用いて1000rp
m、50℃で24時間撹拌して酸による一次温浸を行
う。混合物を低温で濾過し、溶液をアルカリ性水酸化物
で中和し、20リットルの低級脂肪族アルコールで凝集
し、1230rpmで15分間遠心分離し、真空下濾過
する。凝集体を撹拌しながら10リットルの水/脂肪族
アルコール(95:5)の溶液に溶解し、得られた溶液
を20リットルの低級脂肪族アルコールで凝集し、12
30rpmで15分間遠心分離し、真空下で濾過する。
残渣を脂肪族アルコール/水(95:5)のような有機
/水溶液でフィルター支持体上にて洗浄し;そして流動
床上で室温にて乾燥して乾燥抽出物を得る。これを15
℃で温度調節しながら高速で切断することによって粉砕
し、振動装置でふるって、粒度が40〜500ミクロン
の本組成物10gを得る。
【0025】実施例2 この実施例の目的は、サボテン科植物の空中部分から本
組成物の標準化された乾燥抽出物を得る方法を示すもの
である;次の方法を用いた:サボテン科植物の選別した
10キロの植物部分を洗浄し、調節した条件下で貯蔵す
る。凍結原料を24時間5℃で、次いで8時間室温で、
18℃に達するまで状態調節し、2000rpmで切断
することによって粉砕し、塩酸を用いて1000rp
m、60℃で24時間撹拌して酸による一次温浸を行
う。混合物を低温で濾過し、溶液をアルカリ性水酸化物
で中和し、40リットルの低級脂肪族アルコールで凝集
し、1230rpmで15分間遠心分離し、真空下濾過
する。凝集体を撹拌しながら10リットルの水/脂肪族
アルコール(95:5)の溶液に溶解し、得られた溶液
を40リットルの低級脂肪族アルコールで凝集し、12
30rpmで15分間遠心分離し、真空下で濾過する。
残渣を脂肪族アルコール/水またはケトン/水(95:
5)または脂肪族アルコール/ケトン/水(47:4
7:6)のような有機/水溶液でフィルター支持体上に
て洗浄し;そして減圧下で濃縮し、凍結して乾燥抽出物
を得る。これを15℃で温度調節しなから高速で切断す
ることによって粉砕し、振動装置でふるって、粒度が4
0〜500ミクロンの本組成物15gを得る。 二次組成物を得る方法 本組成物から二次組成物を得る方法には、サボテン科植
物の空中部分からの標準化乾燥抽出物の分離および分子
限外濾過が含まれる。本組成物の試料を2回蒸留した水
中で水和し、1〜2時間撹拌し、1000〜2000r
pmで15分間遠心分離し、不溶性物質を溶液から分離
する。溶液をMWCO値が3500未満のセルロースお
よび/またはセルロースエステル膜に通して透析する。
透析水を減圧下で濃縮し、固体フラクションを得、不透
析水(膜内の)を減圧下で濃縮し、残渣を得る。
【0026】固体フラクションを1−ブタノール/エタ
ノール/水(4:1:1)、1−ブタノール/酢酸/水
(6:15:25)および酢酸エチル/ピリジン/水
(4:10:3)のような溶剤系で96時間、分取ペー
パークロマトグラフィーにかける。得られた二次組成物
を2回蒸留した水で溶離し、濾過し、減圧下で濃縮し、
凍結する。
【0027】次の実施例は本発明をさらに詳しく説明す
るものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0028】実施例3 この実施例の目的は本組成物から二次組成物を得る方法
を示すことである。
【0029】2時間絶えず撹拌しながら、10gの本組
成物を2.5リットルの2回蒸留した水に溶解する。1
500rpmで15分間遠心分離することによって、
3.87gの不溶性物質が分離される。溶液をMWCO
3500のセルロース膜に通して透析する。透析水を減
圧下で濃縮して乾燥し、3.34gの固体フラクション
を得る。不透析水を減圧下濃縮すると、2.37gの残
渣が得られる。
【0030】1gの固体フラクションを1−ブタノール
/エタノール/水(4:1:1)溶剤系を用いてワット
マンNo.36ペーパーの分取クロマトグラフィーにか
け、これを下降垂直チャンバー内で100時間行い;分
離フラクションを得、これを2回蒸留した水で溶離し、
濾過し、減圧下で濃縮し、凍結する。各組成物について
のそれぞれの二次組成物の%w/wは次の通りである: 第1の二次組成物:1.0〜5.0%、好ましくは2.
0〜3.0% 第2の二次組成物:0.5〜3.0%、好ましくは1.
0〜2.0% 第3の二次組成物:2.0〜9.0%、好ましくは3.
0〜5.5% 第4の二次組成物:1.5〜8.0%、好ましくは2.
5〜5.0% 本組成物および二次組成物の分子同定方法 本組成物の同定方法 分子同定方法は、組成物の物理化学的特性、例えば顕微
鏡的性状、pH、発火後の残留物、水分(KF)、重金
属、粒度、溶解度、粘度を測定する一般的な方法、、F
TIR分光分析、並びにクロマトグラフィータイプの詳
しい分離および同定法、例えば炭水化物の同定および定
量のためのHPGLCによる分析法を含む一組の段階よ
りなる。
【0031】次の実施例は本発明をさらに詳しく説明す
るものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0032】実施例4 この実施例の目的は本組成物の物理化学的特性の決定方
法を示すことである。
【0033】1.0gの本組成物の物理化学的特性を次
のように調べる:顕微鏡分析:大きさが40〜800ミ
クロンの不規則な形をした結晶の琥珀色−黄色の粒子粉
末を観察する。水中でこれは少量の粒子が分散したゼラ
チン状懸濁液を形成する。これはアルコールに一部溶け
て、透明な溶液と沈降するベージュ色の粒子となる。 pH(温水中の0.01%溶液)=6.59 pH(0.01%アルコール温溶液、)=7.30 水分(カール フィッシャー)=6.4% 同定=陽性:カルシウム、リン酸塩、マグネシウムおよ
び鉄 砒素についての試験=;USP試験に合格 IR分光分析(6%KBr): 750 〜 800(cm-1) 50〜65%(T) 特殊信号 1000〜1200(cm-1) 45〜50%(T) 酸素化物質信号 1300〜1350(cm-1) 43〜55%(T) 特殊信号 1600〜1750(cm-1) 30〜40%(T) カルボン酸物質信号 (1740) 芳香族物質信号 (1620) 3300〜3600(cm-1) 30〜55%(T) 特殊信号 同定および定量方法は加水分解法、還元、アセチル化お
よびアルジトールアセテートとしての加水分解生成物の
HPGLCクロマトグラフィー分析からなる。
【0034】本組成物の試料を1〜3Nトリフルオロ酢
酸で12〜24時間60〜90℃にて加水分解する。こ
の混合物を減圧下で濃縮して乾燥し、pHが4〜6とな
るまで、2回蒸留した水で繰り返し洗浄する。加水分解
生成物を最少量の水に溶解し、2〜5時間室温で連続撹
拌しながら、0.1gのNaBH4を加え、そしてこの
混合物を酸性樹脂で中和し、減圧下濃縮して乾燥する。
形成された硼酸塩が完全に除去されるまで還元生成物を
メタノールで繰り返し洗浄し、デシケーター中で24時
間乾燥する。還元加水分解生成物を最少容積の無水ピリ
ジンに溶解し、同量の無水酢酸を加える。過剰のピリジ
ンを減圧下で除き、生成物をエタノールで繰り返し洗浄
する。試料は流速20ml/分のN2キャリヤーガスを
用い、注入1μl、カラム温度160−210℃で、火
炎イオン化検出器、3%クロモソルブ上のECNSS−
Mカラム、ヒューレット−パッカード製インテグレータ
ーを備えたバリアン3700ガスクロマトグラフィーで
分析する。
【0035】アルジトールアセテートの判定は、保持時
間を同じ条件下のアルジトールアセテート標準と比較
し、そして同時クロマトグラフィー法で確かめることに
より行う。不溶性物質は重量測定して定量し、FT−I
Rによって同定する。
【0036】次の実施例は本発明をさらに詳しく説明す
るものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0037】実施例5 この実施例の目的は本組成物中に存在する低分子量炭水
化物の同定および定量方法を示すことである。
【0038】0.1gの本組成物を2Nトリフルオロ酢
酸で16時間90℃にて加水分解する。この混合物を減
圧下濃縮して乾燥し、pHが5となるまで、2回蒸留し
た水で繰り返し洗浄する。加水分解生成物を最少量の水
に溶解し、2.5時間室温で連続撹拌しながら、0.1
gのNaBH4を加え、そしてこの混合物を酸性樹脂で
中和し、減圧下濃縮して乾燥する。形成された硼酸塩が
完全に除去されるまで還元生成物をメタノールで繰り返
し洗浄し、デシケーター中で24時間乾燥する。還元加
水分解生成物を最少容積の無水ピリジンに溶解し、同量
の無水酢酸を加える。過剰のピリジンを減圧下で除き、
生成物をエタノールで繰り返し洗浄する。1.0μlの
試料をインジェクター温度=220℃、検出器温度=2
60℃、初期カラム温度=160°C×3′、増分8°
C×1′および最終カラム温度=210°C×10′で
上記の条件下で注入し、次の糖を同定する:フコース
(rt=7.04分、ABC=20.0%)、ガラクト
ース(rt=12.94分、ABC=29.2%)、グ
ルコース(rt=13.65分、ABC=21.3
%)。
【0039】不溶性物質のFTIRスペクトルは、同じ
条件下で記録されたスペクトル標準のものと非常に類似
していることが証明される。組成物に対して得られる量
は0.025gである(組成物に対して25%)。 二次組成物の定量同定方法 二次組成物をフェノール−硫酸、モーリッシュ(アルフ
ァ−ナフトール)およびp−アニシジンHClを用いる
ペーパークロマトグラフィーのような定量化学試験によ
って同定する。
【0040】次の実施例は本発明をさらに詳しく説明す
るものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0041】実施例6 この実施例の目的は糖の定量同定方法を示すことであ
る。
【0042】実施例3で得た固体フラクション1gを1
−ブタノール/エタノール/水(4:1:1)溶剤系を
用いてワットマンNo.36ペーパーの分取クロマトグ
ラフィーにかけ、これを下降垂直チャンバー内で100
時間行い;分離フラクションを得、これをフェノール−
硫酸、モーリッシュ(アルファ−ナフトール)および塩
酸p−アニシジン試薬で同定すると、次のデータが得ら
れる: フェノール−硫酸およびモーリッシュ=糖に対して陽性 塩酸p−アニシジン=ウロン酸に対して陰性 二次組成物の定量および定量同定方法 二次組成物はアジトールアセテートとしてHPLG法に
よって、および1H1−D NOESY−presa
t、2−D NOESY−presatおよびTOCS
Y−presat、COSY、13C−NMR等のような
装置を用いるNMR法によって同定および定量する。以
下に装置を示す: プロトン1Hおよび炭素13C共鳴に対してNMR−20
0 プロトン1H共鳴に対してフローおよびストップフロー
のLC−NMR−500 プロトン1H共鳴に対してNMR−600 プロトン1H共鳴に対してNMR−750 次の実施例は本発明をさらに詳しく説明するものであ
り、本発明の範囲を限定するものではない。
【0043】実施例7 この実施例の目的は、NMRで二次組成物−1(SC
1)の分子構造を同定する方法を示すことである。
【0044】58mgのSC1を十分な量の2回蒸留し
た水または水/D2Oで希釈し、溶解するまで混合物を
振盪し、超遠心分離し、そして直接LC−NMRおよび
/またはNMR装置に注入する。LC−NMR分析はH
PLCによって分離しそしてNMR−500装置につな
ぐことによって共に同定したフラクションに一致する;
他方、NMR装置での直接分析はSC1の化合物の混合
物に一致する。
【0045】1−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−アミノエタンフローのLC−NMR−5
00およびLC−NMR−500ストップフロー、rt
=36分のSC1のフラクション、プロトン1H共鳴(1
H NMR)、デルタでのスペクトル 芳香族信号 7.13ppm (d,2H) 芳香族信号 6.80ppm (d,2H) CH信号 4.58ppm (d,1H) Xパート、ABX 系、1H CH2信号 3.00ppm (d,2H) ABパート、ABX 系、2H その特性決定では、NMR−600での追加の1Dおよ
び2D実験をSC1混合物について行った。
【0046】グルコール フローのLC−NMR−500およびLC−NMR−5
00ストップフロー、rt=16.04分のSC1のフ
ラクション、プロトン1H共鳴(1H NMR)、デルタ
でのスペクトルアルファ異性体: CH信号 5.29ppm (d,1H) CH信号 4.30ppm (d,1H) CH信号 3.90ppm (dd,1H) CH信号 3.78ppm (dd,1H) ベータ異性体: CH信号 4.58ppm (d,1H) CH信号 4.24ppm (d,1H) CH信号 3.69ppm (dd,1H) CH信号 3.47ppm (dd,1H) 注:これらのスペクトル信号は二次元試料スペクトルの
突起から得た。
【0047】その特性決定では、NMR−600での追
加の1Dおよび2D実験をSC1混合物について行っ
た。 マンノース13 C{1H}CPD照射でプロトンから結合解除した炭
素の共鳴に対するNMR−200 アルファ−ピラン異性体 C1信号 96.79ppm C2信号 73.22ppm C3信号 73.00ppm C4信号 70.13ppm C5信号 74.59ppm C6信号 63.41ppm ベータ−ピラン異性体 C1信号 96.20ppm ベータ−ピラン化合物の場合、アノマー的プロトンに相
当する信号があり、これはあまり優勢ではない化合物と
して存在する。
【0048】実施例8 この実施例の目的は、NMRで二次組成物−2(SC
2)の構造を同定する方法を示すことである。
【0049】38mgのSC2を十分な量の2回蒸留し
た水または水/D2Oで希釈し、溶解するまで、この混
合物を振盪し、超遠心分離し、NMRで分析する。NM
R装置での直接分析は、SC2の化合物の混合物に一致
する。 リボース NMR−750、プロトン1H共鳴(1H NMR)、デ
ルタでのスペクトルアルファ−フラン異性体 CH信号 5.40ppm H1 CH信号 4.10ppm H2 CH信号 4.15ppm H3 CH信号 3.80ppm H4 CH信号 − − −ppm H5A CH信号 − − −ppm H5B ベータ−フラン異性体 CH信号 5.25ppm H1 CH信号 4.00ppm H2 CH信号 4.15ppm H3 CH信号 4.00ppm H4 CH信号 3.81ppm H5A CH信号 3.67ppm H5B リボフラノシルリフォブラノース NMR−750、プロトン1H共鳴(1H NMR)、デ
ルタでのスペクトル CH信号 5.42ppm (d,1H) CH信号 4.22ppm (d,1H) CH信号 4.06ppm (t,1H) CH信号 3.90ppm (dt,1H) CH信号 3.80ないし3.87ppm (m,5H) CH信号 3.77ppm (t,1H) CH信号 3.69ppm (AB,2H) CH信号 3.57ppm (dd,1H) CH信号 3.48ppm (t,1H) 信号は単量体とアルファおよびベータ形の二糖類との混
合物に相当する。
【0050】実施例9 この実施例の目的はNMRで二次組成物−3(SC3)
の構造を同定する方法を示すことである。
【0051】106mgのSC3を十分な量の2回蒸留
した水または水/D2Oで希釈し、溶解するまで、この
混合物を振盪し、超遠心分離し、NMRで直接分析す
る。NMR装置での直接分析は、SC3の化合物の混合
物に一致する。 グルコース NMR−750、プロトン1H共鳴(1H NMR)、デ
ルタでのスペクトルアルファ−ピラン異性体(34%) CH信号 5.24ppm H1 CH信号 3.54ppm H2 CH信号 3.72ppm H3 CH信号 3.50ppm H4 CH信号 3.83ppm H5 CH信号 3.85ppm H6A CH信号 3.77ppm H6B ベータ−ピラン異性体(65%) CH信号 4.65ppm H1 CH信号 3.25ppm H2 CH信号 3.47ppm H3 CH信号 3.41ppm H4 CH信号 3.42ppm H5 CH信号 3.90ppm H6A CH信号 3.73ppm H6B アルファ−およびベータ−フラン異性体 アルファおよびベータの場合、アノマー的プロトンに相
当する信号があり、これは微量存在する。
【0052】実施例10 この実施例の目的はアルジトールアセテートとしてHP
GLCで二次組成物−4(SC4)の構造を同定する方
法を示すことである。
【0053】0.1gの二次組成物−4(SC4)を最
少量の水に溶解し、2.5時間室温で連続撹拌しなが
ら、0.1gのNaBH4を加え、そしてこの混合物を
酸性樹脂で中和し、減圧下濃縮して乾燥する。形成され
た硼酸塩が完全に除去されるまで還元生成物をメタノー
ルで繰り返し洗浄し、デシケーター中で24時間乾燥す
る。還元加水分解生成物を最少容積の無水ピリジンに溶
解し、同量の無水酢酸を加える。過剰のピリジンを減圧
下で除き、生成物をエタノールで繰り返し洗浄する。
1.0μlの試料は、インジェクター温度=220℃、
検出器温度=260℃、初期カラム温度=160°C×
3′、増分8°C×1′および最終カラム温度=210
°C×10′で上記の条件下で注入し、次の糖を同定す
る:フコース(rt=7.04分)。 処方方法および生物薬剤学的規定 本発明の組成物(組成物およびその二次組成物)は痛
み、局所的高熱および/または痒みを伴う炎症をおこし
ている人間を含めた哺乳動物に、治療に有効な量で好ま
しくは局所、腸内または非経口投与しうる。この治療効
果を得るのに適した毎日の組成物の投与量は約185−
3mg/kg体重であるが、専門医が患者の年齢、体重
および全般的な健康状態を考慮して最適投与量を決めて
もよい。毎日の投与量は例えば1日当たり1回もしくは
数回の投与または持続作用のある製剤を用いて1回また
は数回の治療で投与しうる。
【0054】活性化合物(組成物および二次組成物)は
単独で投与しても、あるいはより一般的には、治療に有
効な量の活性剤を担体または薬学的に許容される不活性
希釈剤と組み合わせたものよりなる医薬組成物の形で投
与してもよい。希釈剤または担体の選択は投与方法、薬
剤の溶解度および一般的な薬剤慣行によって決める。
【0055】局所投与の場合、活性成分を、一般的な配
合方法を用いて、薬学的に許容される不活性液体、例え
ば水または石油ゼリーのような半固体物質および必要な
らば乳化剤、ゲル化剤、表面活性剤、ゴム等、防腐剤と
共に混合することによって、軟膏、パスタ、ゲル、ロー
ション、クリームまたは液剤として処方しうる。例え
ば、局所用ゲルは、活性成分(本組成物または二次組成
物)をゲル化親水性基剤、例えばアクリル酸重合体、湿
潤薬および緩和薬、例えばグリセロール、プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール300−400−1
000、防腐剤、例えばパラベン、注射用滅菌水中に含
み、局所的に投与する。
【0056】経口投与の場合、活性成分のみを含む、あ
るいは主要活性成分として配合された製剤を標準的な方
法によって製造しうる。広い範囲の固体製剤、例えば錠
剤、トローチ、被覆錠剤、糖剤、硬質カプセル、軟質カ
プセル、粉剤および顆粒剤、通常のまたは持続性の放出
製剤は、賦形剤、例えば微結晶性セルロース、ジパック
(dipac)、ジタブ(ditab)、ラクトース、
デンプン、直接タブレット用ラクトース、ポリビニルピ
ロリドン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、エアー
ゾル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、または持続作用のための希釈剤、例えばワックス状
マトリックス、イオン樹脂、合成もしくは天然エステ
ル、脂肪、粒状化および/または被覆のためのアクリル
フィルム等を用いる。例えば、本組成物の100mgの
活性成分を含有する薬学的に許容される乾燥方法によっ
て配合された非被覆錠剤は、不活性希釈剤、例えば微結
晶性セルロース、ジタブ(ditab)、ジパック(d
ipac)、直接タブレット用ラクトース、潤滑剤、粘
着防止剤、タルクのようなすべり剤、ステアリン酸マグ
ネシウム、ポリエチレングリコール6000中で標準的
な方法によって製造し、経口的に投与する。液体製剤、
例えばシロップ、懸濁液、エリキシル剤、ドロップ、再
構成される粉剤は、不活性賦形剤、例えば水および数種
の水に混和性の溶剤、例えばデキストロース、ソルビト
ール、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、脂肪族アルコール等、および水に非混
和性の溶剤、例えば鉱油、植物油等を用い、治療薬剤は
これらの中に公知の表面活性剤によって可溶性また懸濁
性にしうる。
【0057】非経口投与の場合、薬剤は標準的な方法に
よって製造され、配合された活性成分を主要活性成分と
して含めることができる。滅菌注射溶液のような広い範
囲の液体製剤には、治療薬剤が可溶性または懸濁性であ
る不活性希釈剤、例えば2回蒸留した水、鉱油、植物
油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール3
00−400、脂肪族および芳香族アルコールまたはい
くつかの他の水に混和するまたは混和しない溶剤を用い
る。例えば、二次組成物−3の0.039%の活性成分
を含有する薬学的に許容される注射用製剤は、注射用の
滅菌水中で標準的な方法によって製造し、腹腔内に投与
する。例えば、本組成物の1%の活性成分を含有する薬
学的に許容される注射用製剤は、注射用の滅菌水中で標
準的な方法によって製造し、腹腔内に投与する。別の種
類の固体製剤、例えば滅菌粉剤は、薬学的に許容される
溶剤に懸濁または溶解させる。
【0058】口内および舌下投与の場合、活性成分はラ
クトースのような水溶性結合剤および他の味のよい炭水
化物と共に錠剤の形にしうる。
【0059】直腸および膣への投与並びに他の一般的で
はない投与の場合、活性成分は不活性物質、例えばココ
アバター、半合成グリセリド、石油ゼリーもしくは他の
天然潤滑剤または合成緩和薬、例えばポリエチレングリ
コール1000もしくはポリエチレングリコール400
0に懸濁させて、座薬、ペッサリーまたは挿入物、懸垂
物の形にしうる。
【0060】本発明の多くの経皮製剤は、活性剤を調整
された速度で皮膚を通して不連続に投与して、全身に作
用するように用いうる。経皮系の1つはバリヤーとして
の外部被覆、調整放出膜を含むことができる薬剤溜めマ
トリックス、および製剤を皮膚表面に施す前に取り除か
なければならない保護層に系を結合する触圧接着剤より
なる。薬剤溜めは通常、PVPまたはシリコーン重合体
のようなある種の重合体マトリックスであり、これから
薬剤が徐々に放出される。ポリプロピレンフィルムのよ
うな微孔質膜は放出速度を調節しうる。 毒性調査 Institute of Public Healt
h of Chile、Department F.
A.S.I.で実施された毒性の研究は、目の刺激試験
および皮膚毒性試験(変形ドレイズ試験)による。 目に対する刺激 目の刺激試験は、体重2500−3000gの6匹のウ
サギのそれぞれの左目に0.1mlの試料(0.1g試
料/0.1ml)をたらし、右目は健康な対照としてそ
のままにする。24、48および72時間後に観察す
る。角膜が濁っていたりおよび/または角膜に潰瘍が形
成されていたりおよび/または角膜の刺激が広がって赤
くなり簡単な検査で血管が見えたり(結膜炎)および/
または眼瞼炎がいずれかの観察で認められるときは、反
応は陽性であるとみなす。6匹のウサギのうちの4匹に
これらの症状が見られるとき、生成物は目に刺激性のも
のである。
【0061】本組成物の試料で治療した24、48およ
び72時間後のウサギの6つの目を、相当する対照の目
に対して評価した。試験の結果、害のない生成物である
ことが分かった。 皮膚に対する毒性 皮膚に対する毒性(変形ドレイズ試験)は、体重250
0−3000gの4匹のウサギの皮膚反応の評価であ
る。24時間で生じた病巣を健康な皮膚および引っ掻い
た皮膚上で観察し、紅斑、水腫および壊死の様子を評価
し、病巣のひどさを検討する。紅斑、水腫および壊死が
ないとき、薬品すなわち試料は無害であり;紅斑および
水腫がかろうじて認められるとき、少し毒性であり;紅
斑および水腫の病巣が明らかであるとき、毒性であり、
そして紅斑、水腫および壊死の病巣がひどいとき、非常
に毒性である。
【0062】本組成物の試料で治療した4つの引っ掻い
た皮膚および4つの健康な皮膚を24時間後に評価し
た。試験の結果、紅斑、水腫および壊死は示されず、本
組成物の試験薬品は無害なものとして分類された。
【0063】チリ(Chile)大学の化学および薬学
の学部で行った毒性調査はLD50/7、細胞毒性/7お
よび遺伝子毒性(小核/30時間)試験よりなる。 急性毒性(LD50/7) 平均体重30gのCF1種のマウスに腹腔内投与し、7
日での平均致死投与量を判定して、単一投与での急性毒
性を調べた。250mg/kg体重および750mg/
kg体重(最高投与可能量)の本組成物を生理食塩水に
加えて投与した。20匹の動物をそれぞれ治療した(2
50mg/kg試料、750mg/kg試料、陽性対照
および陰性対照)。
【0064】評価は、本組成物で治療した場合の7日間
の挙動について行った。0%の死亡率は250および7
50mg/kg体重のいずれのi.p.投与の場合にも
観察され、生理食塩水のみを使用して同じ実験条件で行
った対照グループに対して差は見られなかった。この結
果から、本組成物の試験薬品は試験投与量では死亡しな
いことが推測される。 急性細胞毒性 平均体重30gのCF1種のマウスに腹腔内投与し、7
日での細胞毒性を判定して単一投与での急性毒性を調べ
た。30mg/kg体重の本組成物を生理食塩水に加え
て投与した。20匹の動物をそれぞれ治療した(試
料、、陽性対照および陰性対照)。目標器官(肝臓、肺
臓、腎臓、心筋、骨格筋、甲状腺、副腎および脾臓)の
肉眼的検査を行い、その後、これらの組織学的検査を行
った。
【0065】評価を、通常の組織学的および肉眼的外観
を示す目標器官(肺臓、腎臓、心筋、骨格筋、甲状腺お
よび副腎)について行ったところ、正常な組織学的およ
び肉眼的外観を示した。調べたマウスのうち、95%は
肝臓および脾臓に白い結節が見られた。組織学的試験で
は、グリソン皮膜および脾皮膜をただ脅かすだけで、こ
れらの器官の実質に影響を及ぼさない異質体病巣が見ら
れ、組織学的には正常であることが分かる。この結果か
ら、本組成物の試験薬品は試験投与量では細胞毒性を示
さないことが推測される。 急性遺伝子毒性(小核) 平均体重32gのCF1種のマウスに腹腔内投与し、治
療30時間で小核試験による遺伝子毒性を判定して、単
一投与での急性毒性を調べた。500mg/kg体重の
本組成物を生理食塩水に加えて投与した。10匹の動物
をそれぞれ治療した(試料、陽性対照および陰性対
照)。
【0066】1000の多染性赤血球(PCE)中の小
核を有する多染性赤血球(PCEMN)の数、および3
00のPCE中の成熟した赤血球(ME)の数を数え
る。
【0067】試験投与量において、PCEMN値(%)
は小核を受け入れる正常な限界内に入り、トクシコロジ
カル ジェネティック ラボラトリーの陰性対照および
長期間立証された陰性対照に対して差は見られない。毒
性率から本組成物の試験化合物は評価した細胞母集団、
すなわちPCEおよびMEに対して細胞毒性ではないこ
とが推測されるので、細胞カウントは代表的なものであ
る。 症状発現前の治療への本発明の適用 モルモットにおける症状発現前実験の説明 文献に記載されたより感度の高い伝統的な試験は、”A
modifiedplenthysmographi
c apparatus for recording
volume changes in the ra
t paw”(ハリス J.M.およびP.S.J.ス
ペンサー、1962)の方法に基づき、かつラットにカ
ラゲニンを使用することを採用した(H.オーニシ等、
1981;D.チューおよびB.コバクス、197
7)、足の裏の皮内水腫についての定量評価法である。
この症状発現前の研究において発明者(Fuentes
V.、1992)が変更を加えたこの方法は、モルモ
ットの足の裏の軟らかい部分へのラムダ−カラゲニンの
接種で引き起こされる生物学的反応の研究を進展させる
ものである。この接種で、全ての症状発現前試験の標準
炎症定数として定義される炎症プロセスが開始される。
【0068】薬剤または薬品の抗炎症作用は、標準炎症
プロセスを引き起こすことによって臨床的に評価され
る。従って、標準炎症病毒を投与した後の炎症反応を評
価する生物学的モデルを用いる必要がある。症状発現前
実験は、公知の抗炎症剤または薬品(抗炎症対照物質)
あるいは抗炎症組成物および/または二次組成物(本発
明)を施した後の抗炎症プロセスを評価して、病毒、対
照物質および本発明の試料の炎症結果を比較評価するも
のでなければならない。
【0069】薬剤の抗炎症反応は標準の炎症変数と対照
物質および試料の抗炎症変数の相互作用の結果である。
それらの結果は、薬剤試料の反応および異なる投与ルー
トによる投与の形を比較評価することによって分析す
る。比較評価は、プレティスモメーターで水銀の容積
(ml)の変化を測定し、結果を絶対体積(ml)およ
び時間(時)の変化に対する相対割合(°/lまたは
%)値で表すことによって行う。 測定方法 薬剤の抗炎症作用についての調査は、ラットの足に引き
起こされた足の裏の皮内水腫についての定量的評価方法
(ハリスおよびスペンサー、1962;D.チューおよ
びB.コバクス、1977)を用いて行う。
【0070】炎症反応は、動物の足の裏の軟らかい部分
にカラゲニンを接種することによって引き起こし、水銀
の容積(ml)変化をプレティスモメーターで測定す
る。結果は炎症を起こした絶対体積値および時間(時)
の変化に対する相対的な炎症容積の割合(H.オーニシ
等、1981)で表す。
【0071】上記の方法をモルモットの生物学的モデル
に用い、相対炎症容積の割合の増減につれての水腫のひ
どさを評価する。この変化を説明する式は(接種後の容
積−接種前の対照の容積)を接種前の対照の容積で除し
たものである。
【0072】測定方法は3つの基本的な段階からなる: ・ 臨床変数である炎症病毒の接種で得られる炎症容積
の測定。この手順は炎症標準(炎症対照)となる。
【0073】・ 炎症標準に、抗炎症対照物質(抗炎症
対照)として認められる薬剤を用いることによる、臨床
変数である炎症容積の変化の測定。
【0074】・ 炎症標準に、抗炎症組成物および/ま
たは二次組成物(本発明)を用いることによる、臨床変
数である炎症容積の変化の測定。 本発明を症状発現前に適用した場合の例のまとめ モルモットを使用する生物モデルにおいて実施した症状
発現前の治療についてまとめた表を以下に示す。 説明 意味 炎症 抗炎症 薬剤 抗炎症 濃度 投与量 薬剤 薬剤 投与 剤投与 % mg/kg動物 (溶液) 形態 ルート の体重 炎症 S1 標準-1 CARR ─ 溶液 i.d.p. 1.0 3.3-4.1 標準 S2 標準-2 CARR ─ 溶液 i.d.p. 1.0 3.6-3.9 抗炎症 P1 対照-1 CARR ASA 溶液 i.p. 6.25 418.1-490.2 対照 P2 対照-2 CARR DICLO 溶液 i.p. 2.50 94.8-105.8 組成物 M1 試料-1 CARR COMP 溶液 i.p. 5.0 172.4-184.5 抗炎症 M2 試料-2 CARR COMP ゲル 局所 1.0 45.3-61.5 試料 M3 試料-3 CARR COMP 溶液 i.p. 0.1 2.2-2.6 M4 試料-4 CARR COMP 溶液 i.p. 0.1 3.7-5.3 M5 試料-5 CARR COMP 溶液 i.p. 2.0 62.5-72.7 ゲル G1 ケ゛ル試料-1 CARR COMP ゲル 局所 1.0 72.2-78.4 組成物 G2 ケ゛ル試料-2 CARR COMP ゲル 局所 1.0 66.9-78.4 抗炎症 G3 ケ゛ル試料-3 CARR COMP ゲル 局所 1.0 68.2-75.2 試料 二次 SC1 試料-SC1 CARR SUBCOMP1 溶液 i.p. 0.023 0.8-0.9 抗炎症 SC2 試料-SC2 CARR SUBCOMP2 溶液 i.p. 0.0183 0.6-0.7 試料 SC3 試料-SC3 CARR SUBCOMP3 溶液 i.p. 0.039 1.3-1.4 SC4 試料-SC4 CARR SUBCOMP4 溶液 i.p. 0.037 1.2-1.4 CARR=ラムダ-カラゲニン ASA=アセチルサリチル酸 DICLO=ジクロフェナック(diclofenac)ナトリウム COMP=組成物 SUBCOMP1〜4=二次組成物1〜4 i.d.p.=足の裏の皮内 i.p.=腹腔内 次の実施例は本発明をさらに説明するためのものであ
り、本発明の範囲を限定するものではない。
【0075】実施例11 ASAおよび炎症標準に対する本組成物の抗炎症作用の
全身的比較評価 動物における本組成物の腹腔内適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤試料−5
(M5)の抗炎症作用および致死率を測定し、対照抗炎
症剤であるアセチルサリチル酸(P1)と比較し、両者
を対照標準炎症剤であるラムダ−カラゲニン(S2)と
比較する。生後3〜5週目の体重250〜350gのオ
スのピルブライト種の非血族モルモットを用いる。動物
数45匹、読み取り数330。 方法: モルモットの足の裏の皮内水腫減少の相対評価 標準(S2): 注射用滅菌水中で標準的な方法によっ
て製造した、1%のラムダ−カラゲニンを含有する薬学
的に許容される注射用製剤0.1mlを、足の裏の皮内
に投与する。カラゲニンの単一投与量は3.6〜3.9
mg/kg動物の体重である。 対照物質(P1): 注射用滅菌水中で標準的な方法に
よって製造した、6.25%のアセチルサリチル酸(A
SA)を含有する薬学的に許容される注射用製剤2.0
mlを、腹腔内に投与する。ASAの単一投与量は41
8.1〜490.2mg/kg動物の体重である。 試料−5(M5): 注射用滅菌水中で標準的な方法に
よって製造した、1%の有効成分である本組成物を含有
する薬学的に許容される注射用製剤2.0mlを、腹腔
内に注射投与する。組成物の単一投与量は62.5〜7
2.7mg/kg動物の体重である。 結果 時間(時)に対する炎症率および死亡率 時間 炎症率% 炎症率% 炎症率% 死亡率(時) カラゲニン(S2) ASA(P1) 試料−5(M5) 0.00 00.000 00.000 00.000 0 1.00 09.142 05.620 03.479 0 2.00 22.480 13.700 05.130 0 3.00 23.168 10.450 04.245 0 4.0 52.411 12.020 06.545 0 5.00 57.107 12.100 05.307 0 6.00 18.284 10.450 04.363 0 7.00 ─── 09.810 ─── 0 データの分析から、試料−5(M5)および対照ASA
(P1)は共に、試験投与量で、カラゲニン標準(S
2)に対して有意な抗炎症作用[一元分散分析(one
way variance analysis)およ
びタキーの多重比較(Tukey’s multipl
e comparisons)によりp<0.000、
系(family)の誤差率=0.01]を生じると結
論づけられる。
【0076】試料−5(M5)は、試験投与量で、AS
Aよりも大いに有意な抗炎症作用(一元分散分析および
タキーの多重比較によりp<0.000、系の誤差率=
0.01)を生じると結論づけられる。
【0077】試料−5(M5)は注射可能な薬学的投与
形態で、死亡率0%の良好な腹腔内(全身的)耐性を有
する。
【0078】実施例12 ジクロフェナックMaおよび炎症標準に対する本組成物
の抗炎症作用の全身的比 較評価 動物における本組成物の腹腔内適用 目的: 本発明の有効成分を含む製剤試料−5(M5)
の抗炎症作用および致死率を測定し、対照抗炎症剤であ
るジクロフェナックナトリウム(diclofenac
sodium)(P2)と比較し、そして両者を対照
標準炎症剤であるラムダ−カラゲニン(S2)と比較す
る。生後3〜5週目の体重250〜350gのオスのピ
ルブライト種の非血族モルモットを用いる。動物数30
匹、読み取り数200。 方法: モルモットの足の裏の皮内水腫減少の相対評
価 標準(S2): 注射用滅菌水中で標準的な方法によっ
て製造した、1%のラムダ−カラゲニンを含有する薬学
的に許容される注射用製剤0.1mlを、皮内投与す
る。カラゲニンの単一投与量は3.6〜3.9mg/k
g動物の体重である 。対照物質(P2): 注射用滅菌水、プロピレングリ
コールおよび注射可能なベンジルアルコール中で標準的
な方法によって製造した、2.5%のジクロフェナック
ナトリウムを含有する薬学的に許容される注射用製剤
1.1mlを、腹腔内投与する。ジクロフェナックナト
リウムの単一投与量は94.8〜105.8mg/kg
動物の体重である。 試料−5(M5): 注射用滅菌水中で標準的な方法に
よって製造した、1%の有効成分である本組成物を含有
する薬学的に許容される注射用製剤2.0mlを、腹腔
内に投与する。組成物の単一投与量は62.5〜72.
7mg/kg動物の体重である。 結果 時間(時)に対する炎症率および死亡率 時間 炎症率% 炎症率% 炎症率% 死亡率(時) カラゲニン(S2) DICLO(P2) 試料−5(M5) 0.00 00.000 00.000 00.000 0 1.00 09.142 12.500 03.479 0 2.00 22.480 12.600 05.130 0 3.00 23.168 14.300 04.245 0 4.00 52.411 14.500 06.545 0 5.00 57.107 11.400 05.307 0 6.00 18.284 12.300 04.363 0 データの分析から、試料−5(M5)および対照のジク
ロフェナックナトリウム(P2)は共に、試験投与量
で、カラゲニン標準(S2)に対して有意な抗炎症作用
(一元分散分析およびタキーの多重比較によりp<0.
000、系の誤差率=0.01)を生じると結論づけら
れる。
【0079】試料−5(M5)は、試験投与量で、ジク
ロフェナックナトリウムと非常に類似した抗炎症作用を
生じると結論づけられる(一元分散分析およびタキーの
多重比較によりp<0.000、系の誤差率=0.0
1)。
【0080】試料−5(M5)は注射可能な薬学的投与
形態で、死亡率0%の良好な腹腔内(全身的)耐性を有
する。
【0081】実施例13 ASAおよび炎症標準に対する本組成物の抗炎症作用の
局所的比較評価 動物にゲルとして投与する本組成物の局所的適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤ゲル試料−
3(G3)の抗炎症作用およびアレルギー反応を測定
し、対照抗炎症剤であるASA(P1)と比較し、両者
を対照標準炎症剤であるラムダ−カラゲニン(S2)と
比較する。生後3−5週目の体重250〜350gのオ
スのピルブライト種の非血族モルモットを用いる。動物
数45匹、読み取り数330。 方法: モルモットの足の裏の皮内水腫減少の相対評価 標準(S2): 注射用滅菌水中で標準的な方法によっ
て製造した、1%のラムダ−カラゲニンを含有する薬学
的に許容される注射用製剤0.1mlを、足の裏の皮内
を経て投与する。カラゲニンの単一投与量は3.6〜
3.9mg/kg動物の体重である。 対照物質(P1): 注射用滅菌水中で標準的な方法に
よって製造した、6.25%のアセチルサリチル酸(A
SA)を含有する薬学的に許容される注射用製剤2.0
mlを、腹腔内に投与する。ASAの単一投与量は41
8.1〜490.2mg/kg動物の体重である。 ゲル試料−3(G3): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、湿潤薬および緩和薬、例えばグリセロ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
300−400−1000、防腐剤、例えばパラベン、
注射用滅菌水中で標準的な方法によって製造した、1%
の有効成分である本組成物を含有する薬学的に許容され
る注射用製剤2.0mlを局所投与する。組成物の単一
投与量は68.2〜75.2mg/kg動物の体重であ
る。 結果 時間(時)に対する炎症率およびアレルギー反応率 時間 炎症率% 炎症率% 炎症率% 死亡率(時) カラゲニン(S2) ASA(P1) ゲル試料−3(G3) 0.00 00.000 00.000 00.000 0 1.00 09.142 05.620 03.479 0 2.00 22.480 13.700 05.130 0 3.00 23.168 10.450 04.245 0 4.00 52.411 12.020 06.545 0 5.00 57.107 12.100 05.307 0 6.00 18.284 10.450 04.363 0 7.00 ─── 09.810 ─── 0 データの分析から、ゲル試料−3(G3)および対照の
ASA(P1)は共に、試験投与量で、カラゲニン標準
(S2)に対して有意な抗炎症作用(一元分散分析およ
びタキーの多重比較によりp<0.000、系の誤差率
=0.01)を生じると結論づけられる。
【0082】試料−3(G3)は、試験投与量で、AS
A(P1)対照物質およびカラゲニン標準(S2)より
も大いに有意な抗炎症作用(一元分散分析およびタキー
の多重比較によりp<0.000、系の誤差率=0.0
1)を生じると結論づけられる。
【0083】ゲル試料−3(G3)はゲルの薬学的投与
形態で、アレルギー反応0%の良好な皮膚科学的(局所
的)耐性を有する。
【0084】実施例14 ASAおよび炎症標準に対する二次組成物の抗炎症作用
の全身的比較評価 動物における第1、2、3および4二次組成物の腹腔内
適用 目的: 有効成分である二次組成物−1、二次組成物−
2、二次組成物−3および二次組成物−4をそれぞれ含
む製剤試料−SC1(SC1)、試料−SC2(SC
2)、試料−SC3(SC3)および試料−SC4(S
C4)の抗炎症作用および死亡率を測定し、対照抗炎症
剤であるアセチルサリチル酸(P1)と比較し、両者を
対照標準炎症剤であるラムダ−カラゲニン(S2)と比
較する。生後3〜5週目の体重250〜350gのオス
のピルブライト種の非血族モルモットを用いる。動物数
75匹、読み取り数540。 方法: モルモットの足の裏の皮内水腫減少の相対評価 標準(S2): 注射用滅菌水中で標準的な方法によっ
て製造した、1%のラムダ−カラゲニンを含有する薬学
的に許容される注射用製剤0.1mlを、足の裏の皮内
を経て投与する。カラゲニンの単一投与量は3.6〜
3.9mg/kg動物の体重である。 対照物質(P1): 注射用滅菌水中で標準的な方法に
よって製造した、6.25%のアセチルサリチル酸(A
SA)を含有する薬学的に許容される注射用製剤2.0
mlを、腹腔内に投与する。ASAの単一投与量は41
8.1〜490.2mg/kg動物の体重である。 試料−SC1(SC1): 注射用滅菌水中で標準的な
方法によって製造した、有効成分である二次組成物−1
を0.023%含有する薬学的に許容される注射用製剤
1.0mlを、腹腔内に投与する。二次組成物−1の単
一投与量は0.8〜0.9mg/kg動物の体重であ
る。 試料−SC2(SC2): 注射用滅菌水中で標準的な
方法によって製造した、有効成分である二次組成物−2
を0.0183%含有する薬学的に許容される注射用製
剤1.0mlを、腹腔内に投与する。二次組成物−1の
単一投与量は0.6〜0.7mg/kg動物の体重であ
る。 試料−SC3(SC3): 注射用滅菌水中で標準的な
方法によって製造した、有効成分である二次組成物−3
を0.039%含有する薬学的に許容される注射用製剤
1.0mlを、腹腔内に投与する。二次組成物−3の単
一投与量は1.3〜1.4mg/kg動物の体重であ
る。 試料−SC4(SC4): 注射用滅菌水中で標準的な
方法によって製造した、有効成分である二次組成物−4
を0.037%含有する薬学的に許容される注射用製剤
1.0mlを、腹腔内に投与する。二次組成物−4の単
一投与量は1.2〜1.4mg/kg動物の体重であ
る。 結果 時間(時)に対する炎症率および死亡率 時間 炎症率% 炎症率% 試料の炎症率% 死亡率 (時) カラゲニ ASA(P1)(SC1) (SC2) (SC3) (SC4) % ン(S2) 0.00 00.000 00.000 00.000 00.000 00.000 00.000 0 1.00 09.142 05.620 03.400 02.000 -06.447 -05.300 0 2.00 22.480 13.700 02.290 -05.270 -18.859 -04.640 0 3.00 23.168 10.450 04.120 06.240 -09.739 -00.620 0 4.0 52.411 12.020 00.700 -01.400 -08.440 -01.400 0 5.00 57.107 12.100 02.990 -03.430 -05.349 03.900 0 6.00 18.284 10.450 06.540 -06.850 -03.625 -06.990 0 7.00 −−− 09.810 −−− −−− −−− −−− 0 データの分析から、試料−1(SC1)、試料−2(S
C2)、試料−3(SC3)および試料−4(SC4)
並びに対照のASA(P1)は共に、試験投与量で、カ
ラゲニン標準(S2)に対して有意な抗炎症作用(一元
分散分析およびタキーの多重比較によりp<0.00
0、系の誤差率=0.01)を生じると結論づけられ
る。
【0085】試料−1(SC1)、試料−2(SC
2)、試料−3(SC3)および試料−4(SC4)
は、試験投与量で、ASAよりも大いに有意な抗炎症作
用(一元分散分析およびタキーの多重比較によりp<
0.000、系の誤差率=0.01)を生じると結論づ
けられる。
【0086】試料−1(SC1)、試料−2(SC
2)、試料−3(SC3)および試料−4(SC4)は
注射可能な薬学的投与形態で、致死率0%の良好な腹腔
内(全身的)耐性を有する。 本発明の臨床治療への適用 ウマにおける臨床実験の説明 ウマにおける抗炎症作用を定量的に評価するために段階
Iで用いる臨床測定は、痛みの変数についての間接的な
方法に基づくものであり、アルゴリズムによって治療条
件を評価する。
【0087】次の実施例は本発明をさらに詳しく説明す
るためのものであり、本発明の範囲を限定するものでは
ない。
【0088】実施例15 抗炎症作用の局所的比較評価 動物における本組成物のゲルとしての局所的適用、段階
I 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤ゲル試料−
4(G4)の抗炎症作用およびアレルギー反応を経時的
に定量臨床評価する。5−10才の体重400−550
kgのオスのTB競争馬を用いて、前脚および後脚の外
傷性腱炎の診断を行う。動物数4頭、読み取り数28。 方法: ウマの四肢(前脚および後脚)の結節における
水腫の減少の定量的比較評価 ゲル試料−4(G4): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、カルボキシビニル樹脂、湿潤薬および
緩和薬、例えばグリセロール、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール300−400−1000、防
腐剤、例えばベンゾエート、パラベン、注射用滅菌水中
で標準的な方法によって製造した、有効成分である本組
成物5%を含有する薬学的に許容されるゲル製剤10.
0gを、局所投与する。組成物の反復投与量は7日間、
4時間毎に0.90〜1.25mg/kg動物の体重で
ある。
【0089】定量的獣医臨床分析から、試料ゲル−4
(G4)は使用投与量でかなりの抗炎症作用を生じるこ
とが結論づけられ、局所的アレルギー反応は見られな
い。
【0090】段階IIの場合の好ましい投与量(定量試
験)は4時間毎に1.0mg/kg体重である。 人の臨床治療への本発明の適用 本発明を臨床に適用した場合の例のまとめ 臨床 治療効果 投与 試料 対照 薬剤 試験投与量試験 有効物質 有効物質 形態 (mg/kg体重) I期 鎮痛 局所 組成物 −−− ゲル 0.1-0.3 抗炎症 局所 組成物 −−− ゲル 0.3-0.9 止痒 局所 組成物 −−− ゲル 0.3-0.9 解熱 経口 組成物 −−− 錠剤 1.4-2.8 経口 組成物 −−− 錠剤 1.4-2.8 II期 抗炎症 局所 組成物 −−− ゲル 0.3-0.9-2.7 III期 鎮痛 局所 組成物 −−− ゲル 0.3 鎮痛 局所 −−− エトフェナメート ゲル 1.5 抗炎症 鎮痛 抗炎症 鎮痛 抗炎症 次の実施例は本発明をさらに説明するためのものであ
り、本発明の範囲を限定するものではない。
【0091】実施例16 局所的抗炎症および鎮痛臨床評価、段階I 人にゲルとして投与する本組成物の局所的適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤ゲル試料−
3(G3)の抗炎症作用および鎮痛およびアレルギー反
応(耐性)を定量的に評価する。病気であって他に治療
を行っていない人に、投与量を増加させて行う。同意を
得て単一ブラインド臨床試験を行う。 患者: 女性3名および男性1名、年令35〜58才 診断: 足首および/またはひざおよび/または頭の水
腫、血腫、捻挫および痛みを伴う外傷後病変 臨床変数: 炎症、痛みおよび局所的アレルギー反応 ゲル試料−3(G3): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、湿潤薬および緩和薬、例えばグリセロ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
300−400−1000、防腐剤、例えばパラベン、
注射用滅菌水中で標準的な方法によって製造した、有効
成分である本組成物1%を含有する薬学的に許容される
ゲル製剤0.7および2.1gを、局所投与する。 投与量: 0.1〜0.3mg/kg患者の体重で組成
物の投与量を増加させた4時間毎の投与。最少は0.1
mg/kg体重で2回、その後は0.3mg/kg体重
で投与する。 結果 ・ 組成物の投与量 炎症の沈静 陰性 0.1mg/kg体重 鎮痛 陰性 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 炎症の沈静 陽性 0.3mg/kg体重 鎮痛 陽性 アレルギー反応 陰性 結論 結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は4時間毎の
0.3mg/kg体重の組成物の投与量で、かなりの抗
炎症および鎮痛作用を生じ、これは段階IIの臨床試験に
対して好ましい投与量であることが結論づけられる。
【0092】結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は
0.1および0.3mg/kg体重の組成物の投与量
で、局所的なアレルギー反応を生じず、良好な皮膚科学
的耐性を示すことが結論づけられる。
【0093】実施例17 局所的抗炎症および鎮痛臨床評価、段階II 人にゲルとして投与する本組成物の局所的適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤ゲル試料−
3(G3)の抗炎症作用および鎮痛およびアレルギー反
応(耐性)を定量的に評価する。病気であって他に治療
を行っていない人に、投与量を増加させて行う。同意を
得て単一ブラインド臨床試験を行う。 患者: 女性11名および男性9名、年令31〜81才 診断: 足首および/またはひざおよび/または肩およ
び/または腕および/またはひじおよび/または手およ
び/または指および/または脊椎および/または顔およ
び/または大腿および/または足および/または肛門直
腸部分の水腫、血腫、捻挫および痛みを伴う外傷後、リ
ウマチ性、突発性病変、静脈炎後症候群 臨床変数: 炎症、痛みおよび局所的アレルギー反応 ゲル試料−3(G3): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、湿潤薬および緩和薬、例えばグリセロ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
300−400−1000、防腐剤、例えばパラベン、
注射用滅菌水中で標準的な方法によって製造した、有効
成分である本組成物1%を含有する薬学的に許容される
ゲル製剤2.1g、6.3gおよび18.9gを、局所
投与する。 投与量: 0.3、0.9および2.7mg/kg患者
の体重で本組成物を増加させた4時間毎の投与。最少は
0.1mg/kg体重で2回、その後は0.3mg/k
g体重で投与する。 結果 ・ 組成物の投与量 炎症の沈静 陽性 0.3mg/kg体重 鎮痛 陽性 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 炎症の沈静 陽性 0.9mg/kg体重 鎮痛 陽性 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 炎症の沈静 陽性 2.7mg/kg体重 鎮痛 陽性 アレルギー反応 陰性 結論 結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は4時間毎の
0.3、0.9および2.7mg/kg体重の組成物の
投与量で、かなりの抗炎症および鎮痛作用を生じ、これ
は段階IIIの臨床試験に対して好ましい投与量であるこ
とが結論づけられる。
【0094】結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は
4時間毎に0.3、0.9および2.7mg/kg体重
の組成物の投与量で、局所的なアレルギー反応を生じ
ず、良好な皮膚科学的耐性を示すことが結論づけられ
る。
【0095】実施例18 エトフェナメートに対する本組成物の局所的抗炎症およ
び鎮痛比較臨床評価、段階III 人にゲルとして投与する本組成物の局所的適用 目的: 対照抗炎症および鎮痛剤であるエトフェナメー
トゲル5%(P3)と比較した、有効成分である本組成
物を含む製剤ゲル試料−3(G3)の抗炎症作用および
鎮痛およびアレルギー反応(耐性)の定量的評価を、病
気であって他に治療を行っていない人において、反復投
与して行う。同意を得て二重ブラインド臨床試験を行
い、そしてー般的な検査で、圧、血液生化学的特徴を調
べ、手足のドップラープレチスモグフィーおよびフォト
プレチスモグラフィーを行う。 患者: n=34、女性30名および男性4名、年令2
4〜85才、平均年令65.3才 診断: 足首および/または足および/または大腿およ
び/またはひざおよび/または手首および/または手の
水腫、血腫、捻挫および皮膚蜂巣炎、静脈瘤性静脈炎お
よび滑液包炎を伴う外傷性病変、骨折、静脈炎後症候
群、静脈接合、静脈不全 治療: 事前治療をしていない、歩行のできる患者。自
宅静養で伸縮性包帯をずっとしている、0、2、4、
7、10および15日における臨床対照。18名の患者
は製剤試料ゲル−3(G3)で、16名の患者は対照製
剤(P3)で治療する。 炎症変数: 炎症部分の周囲、面積および容積の測定 痛みの変数: ユニバーサル クリニカル スケール
(自然の状態での強い痛み、自然の状態での弱い痛み、
動いた状態での強い痛み、動いた状態での弱い痛み、刺
激を加えたときの強い痛み、刺激を加えたときの弱い痛
み、ほとんど痛みがないおよび痛みがない)を参考にし
た痛みのアルゴリズムによる痛みの測定。 許容変数: 局所的アレルギー反応 ゲル試料−3(G3): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、湿潤薬および緩和薬、例えばグリセロ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
300−400−1000、防腐剤、例えばパラベン、
注射用滅菌水中で標準的な方法によって製造した、有効
成分である本組成物1%を含有する薬学的に許容される
ゲル製剤2.1gを、局所投与する。 ゲル試料−3の投与量: 本組成物を4時間毎に0.3
mg/kg患者の体重の投与量で、完全によくなるま
で、最高15日、繰り返し投与する。 対照物質(P3): 有効成分であるエトフェナメート
5%を含有する薬学的に許容されるゲル製剤2.1g。
エトフェナメートはInstitute ofPubl
ic Health of Chileの世界的な登録
商品であり、処方箋があれば入手しうる。 対照物質(P3)の投与量: エトフェナメートを4時
間毎に1.5mg/kg患者の体重の投与量で、完全に
よくなるまで、最高15日、繰り返し投与する。 結論 所望の仮定である主要目的の検討は、ゲル試料−3(G
3)対対照物質(P3)のどちらのゲルが炎症をより効
果的に鎮めるかを、少なくとも95%の信頼性で判定す
ることである。臨床プロトコールを限定された変数で繰
り返すと、周囲、面積および容積の関数として表した本
発明の試料ゲル−3(G3)の抗炎症作用は対照薬品
(P3)の抗炎症作用よりもかなり大きい(p<0.0
63)、(p<0.054)および(p<0.046)
ことが統計結果に基づいて結論づけられる。
【0096】所望の仮定である主要目的の検討は、ゲル
試料−3(G3)と対照物質(P3)のどちらのゲルが
痛みをより効果的に減じるかを、少なくとも95%の信
頼性で判定することである。臨床プロトコールを限定さ
れた変数で繰り返すと、痛みのアルゴリズムの関数とし
て表した本発明の試料ゲル−3(G3)の鎮痛作用は、
対照薬品(P3)の鎮痛作用よりもかなり大きい(p<
0.078)ことが統計結果に基づいて結論づけられ
る。
【0097】ゲル試料−3(G3)は4時間毎に0.3
mg/kg体重の本組成物の投与量で、局所的アレルギ
ー反応を生じず、良好な皮膚科学的耐性を示す。
【0098】実施例19 局所的止痒性の臨床的評価、段階I 人にゲルとして投与する本組成物の局所的適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤ゲル試料−
3(G3)の止痒作用およびアレルギー反応(耐性)を
定量的に評価する。病気であって他に治療を行っていな
い人に反復投与する。同意を得て単一ブラインド臨床試
験を行う。 患者: 女性2名および男性3名、年令2〜10才 診断: 発疹、丘疹および小胞疹を伴う帯状水痘による
皮膚、頭皮および粘膜の病変 臨床変数: 痒みおよび局所的アレルギー反応 ゲル試料−3(G3): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、湿潤薬および緩和薬、例えばグリセロ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
300−400−1000、防腐剤、例えばパラベン、
注射用滅菌水中で標準的な方法によって製造した、有効
成分である本組成物1%を含有する薬学的に許容される
ゲル製剤2.1および6.3gを、局所投与する。 投与量: 0.3および0.9mg/kg患者の体重の
本組成物の投与を4時間毎に繰り返す。 結果 ・ 組成物の投与量 止痒性 陽性 0.3mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 止痒性 陽性 0.9mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 結論 結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は4時間毎の
0.3および0.9mg/kg体重の組成物の投与量
で、かなりの止痒作用を生じ、これは段階IIの臨床試験
に対して好ましい投与量であることが結論づけられる。
【0099】結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は
4時間毎に0.3および0.9mg/kg体重の組成物
の投与量で、局所的なアレルギー反応を生じず、良好な
皮膚科学的耐性を示すことが結論づけられる。
【0100】実施例20 局所的解熱性の臨床的評価、段階I 人にゲルとして投与する本組成物の局所的適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤ゲル試料−
3(G3)の局所的解熱作用およびアレルギー反応(耐
性)を定量的に評価する。病気であって他に治療を行っ
ていない人に反復投与する。同意を得て単一ブラインド
臨床試験を行う。 患者: 女性5名、年令35〜52才 診断: 水腫、血腫および局所的高熱を伴うひざの外傷
性病変 臨床変数: 局所的熱性紅斑、局所的温度および局所的
アレルギー反応 ゲル試料−3(G3): ゲル化親水性基剤、例えばア
クリル酸重合体、湿潤薬および緩和薬、例えばグリセロ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
300−400−1000、防腐剤、例えばパラベン、
注射用滅菌水中で標準的な方法によって製造した、有効
成分である本組成物1%を含有する薬学的に許容される
ゲル製剤2.1および6.3gを、局所投与する。 投与量: 0.3および0.9mg/kg患者の体重の
本組成物の投与を4時間毎に繰り返す。 結果 ・ 組成物の投与量 局所的解熱性 陽性 0.3mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 局所的解熱性 陽性 0.9mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 結論 結果の分析から、ゲル試料−3(G3)は4時間毎の
0.3および0.9mg/kg体重の組成物の投与量
で、かなりの局所的解熱作用を生じ、これは段階IIの臨
床試験に対して好ましい投与量であることが結論づけら
れる。
【0101】実施例21 腸の全身的抗炎症性の臨床的評価、段階I 人に錠剤として投与する本組成物の腸内適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤組成物試料
−1(C1)の抗炎症作用およびアレルギー反応(耐
性)を定量的に評価する。病気であって他に治療を行っ
ていない人に投与量を増加して行う。同意を得て単一ブ
ラインド臨床試験を 行う。患者: 女性1名、年令46才 診断: 左胸の術後性(20日)片側散在性突発性炎症
紅斑 臨床変数: 炎症およびアレルギー反応 組成物試料−1(C1): 不活性希釈剤、例えば微結
晶性セルロース、ジタブ(ditab)、ジパック(d
ipac)、直接タブレット化用ラクトース、潤滑剤、
粘着防止剤およびすべり剤、例えばタルク、ステアリン
酸マグネシウム、ポリエチレングリコール6000中で
標準的な方法によって製造した、有効成分である本組成
物100mgを含有する、薬学的に許容される乾燥方法
によって配合した非被覆錠剤を、経口投与する。 投与量: 1.4および2.8mg/kg患者の体重に
等しい100および200mgで本組成物を増加させた
8時間毎の投与。 結果 ・ 組成物の投与量 炎症の鎮静 陽性 100mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 炎症の鎮静 陽性 200mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 結論 結果の分析から、組成物試料−1(C1)は8時間毎の
1.4および2.8mg/kg患者の体重に等しい10
0および200mgの本組成物の投与量で、かなりの抗
炎症およびアレルギー作用を生じ、これは段階IIの臨床
試験に対して好ましい投与量であることが結論づけられ
る。
【0102】結果の分析から、組成物試料−1(C1)
は8時間毎の1.4および2.8mg/kg患者の体重
に等しい100および200mgの本組成物の投与量
で、アレルギー反応を示さず、良好な腸および/または
全身的耐性を示すことが結論づけられる。
【0103】実施例22 腸の全身的鎮痛の臨床的評価、段階I 人に錠剤として投与する本組成物の腸内適用 目的: 有効成分である本組成物を含む製剤組成物試料
−1(C1)の鎮痛作用およびアレルギー反応(耐性)
を定量的に評価する。病気であって他に治療を行ってい
ない人に投与量を増加して行う。同意を得て単一ブライ
ンド臨床試験を行う。患者: 女性2名および男性2
名、年令35−37才 診断: 突発性頭痛 臨床変数: 痛みおよびアレルギー反応 組成物試料−1(C1): 不活性希釈剤、例えば微結
晶性セルロース、ジタブ(ditab)、ジパック(d
ipac)、直接タブレット化用ラクトース、潤滑剤、
粘着防止剤およびすべり剤、例えばタルク、ステアリン
酸マグネシウム、ポリエチレングリコール6000中で
標準的な方法によって製造した、有効成分である本組成
物100mgを含有する、薬学的に許容される乾燥方法
によって配合した非被覆錠剤を、経口投与する。 投与量: 1.4および2.8mg/kg患者の体重に
等しい100および200mgで本組成物を増加させた
8時間毎の投与。 結果 ・ 組成物の投与量 鎮痛 陽性 100mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 ・ 組成物の投与量 鎮痛 陽性 200mg/kg体重 アレルギー反応 陰性 結論 結果の分析から、組成物試料−1(C1)は4時間毎の
1.4および2.8mg/kg患者の体重に等しい10
0および200mgの本組成物の投与量で、かなりの鎮
痛作用を生じ、これは段階IIの臨床試験に対して好まし
い投与量であることが結論づけられる。
【0104】結果の分析から、組成物試料−1(C1)
は4時間毎の1.4および2.8mg/kg患者の体重
に等しい100および200mgの本組成物の投与量
で、アレルギー反応を示さず、良好な腸および/または
全身的耐性を示すことが結論づけられる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 新規組成物及び当該組成物を用い
た組成物並びにそれらの製造方法、それらの分子同定方
法、それらを用いた、人体および動物に対して治療効果
を有する炎症剤、鎮痛剤、止痒剤、解熱剤

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎症、痛み、様々な原因による痒みおよ
    び局部的な温度調節に適した治療作用を有する、サボテ
    ン科の植物成分から得られる新規組成物および当該組成
    物を用いた組成物(二次組成物)であって、人を含めた
    哺乳動物に、独立して投与しうる、あるいは通常は、有
    効量の有効成分(1種またはそれ以上)の組成物および
    /または二次組成物と薬学的に許容される担体または不
    活性希釈剤とよりなる医薬組成物の形で投与しうる、高
    い治療効力を有し、不所望な副作用のない、下記式およ
    び構造の芳香族アミンおよび炭水化物の混合物からなる
    上記組成物および二次組成物: a) C11N; (R)−1−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニ
    ル)−2−アミノエタン (S)−1−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニ
    ル)−2−アミノエタン分子構造 【化1】 (S)−1−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニ
    ル)−2−アミノエタン 【化2】 (R)−1−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニ
    ル)−2−アミノエタンb) C12;D−ガ
    ラクトース;α−D−ガラクトピラノース;β−D−ガ
    ラクトピラノース;α−D−ガラクトフラノース;β−
    D−ガラクトフラノース;L−ガラクトース;α−L−
    ガラクトピラノース;β−L−ガラクトピラノース;α
    −L−ガラクトフラノース;β−L−ガラクトフラノー
    ス 分子構造 【化3】 D−ガラクトース 【化4】 L−ガラクトース 【化5】 α−D−ガラクトピラノース 【化6】 α−L−ガラクトピラノース 【化7】 β−D−ガラクトピラノース 【化8】 β−L−ガラクトピラノース 【化9】 α−D−ガラクトフラノース 【化10】 α−L−ガラクトフラノース 【化11】 β−D−ガラクトフラノース 【化12】 β−L−ガラクトフラノース c) C12;D−マンノース;α−D−マン
    ノピラノース;;β−D−マンノピラノース;α−D−
    マンノフラノース;β−D−マンノフラノース;L−マ
    ンノース;α−L−マンノピラノース;β−L−マンノ
    ピラノース;α−L−マンノフラノース;β−L−マン
    ノフラノース 分子構造 【化13】 D−マンノース 【化14】 L−マンノース 【化15】 α−D−マンノピラノース 【化16】 α−L−マンノピラノース 【化17】 β−D−マンノピラノース 【化18】 β−L−マンノピラノース 【化19】 α−D−マンノフラノース 【化20】 α−L−マンノフラノース 【化21】 β−D−マンノフラノース 【化22】 β−L−マンノフラノース d) C10;D−リボース;α−D−リボフ
    ラノース;β−D−リボフラノース;L−リボース;α
    −L−リボフラノース;β−L−リボフラノース; 分子構造 【化23】 D−リボース 【化24】 L−リボース 【化25】 α−D−リボフラノース 【化26】 α−L−リボフラノース 【化27】 β−D−リボフラノース 【化28】 β−L−リボフラノース e) C12;D−グルコース;α−D−グル
    コピラノース;β−D−グルコピラノース;α−D−グ
    ルコフラノース;β−D−グルコフラノース L−グルコース;α−L−グルコピラノース;β−L−
    グルコピラノース;α−L−グルコフラノース;β−D
    −グルコフラノース 分子構造 【化29】 D−グルコース 【化30】 L−グルコース 【化31】 α−D−グルコピラノース 【化32】 α−L−グルコピラノース 【化33】 β−D−グルコピラノース 【化34】 β−L−グルコピラノース 【化35】 α−D−グルコフラノース 【化36】 α−L−グルコフラノース 【化37】 β−D−グルコフラノース 【化38】 β−L−グルコフラノース f) C12;D−フコース6−デオキシ−D
    −ガラクトース;α−D−フコピラノース6−デオキシ
    −α−D−ガラクトピラノース;β−D−フコピラノー
    ス6−デオキシ−β−D−ガラクトピラノース;α−D
    −フコフラノース6−デオキシ−α−D−ガラクトフラ
    ノース;β−D−フコフラノース6−デオキシ−β−D
    −ガラクトフラノース、L−フコース6−デオキシ−L
    −ガラクトース;α−L−フコピラノース6−デオキシ
    −α−L−ガラクトピラノース;β−L−フコピラノー
    ス6−デオキシ−β−L−ガラクトピラノース;α−L
    −フコフラノース6−デオキシ−α−L−ガラクトフラ
    ノース;β−L−フコフラノース6−デオキシ−β−L
    −ガラクトフラノース 分子構造 【化39】 D−フコース6−デオキシ−D−ガラクトース 【化40】 L−フコース6−デオキシ−L−ガラクトース 【化41】 α−D−フコピラノース6−デオキシ−α−D−ガラク
    トピラノース 【化42】 α−L−フコピラノース6−デオキシ−α−L−ガラク
    トピラノース 【化43】 β−D−フコピラノース6−デオキシ−β−D−ガラク
    トピラノース 【化44】 β−L−フコピラノース6−デオキシ−β−L−ガラク
    トピラノース 【化45】 α−D−フコフラノース6−デオキシ−α−D−ガラク
    トフラノース 【化46】 α−L−フコフラノース6−デオキシ−α−L−ガラク
    トフラノース 【化47】 β−D−フコフラノース6−デオキシ−β−D−ガラク
    トフラノース 【化48】 β−L−フコフラノース6−デオキシ−β−L−ガラク
    トフラノースg)C1018;n1−O−(α,
    β)−DL−リボフラノシル−(α,β)−DL−リボ
    フラノース(式中、n1=炭素1,2,3,5)。 分子構造 【化49】 α−D−リボフラノシル(式中、 R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 【化50】 β−D−リボフラノシル(式中、 R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 【化51】 α−L−リボフラノシル (式中、R=1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 【化52】 β−L−リボフラノシル(式中、 R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H R= 1−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−D−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−α−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 1−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 2−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 3−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H 5−O−β−L−リボフラノース;R;RおよびR=H
  2. 【請求項2】 該組成物から得られ、そして下記式の芳
    香族アミンおよび炭水化物の混合物からなる、請求項1
    に記載の第1の二次組成物:ガラクトース、および全て
    のそのピラノースおよびフラノース光学異性体および立
    体異性体;D、L、αおよびβ、マンノース、および全
    てのそのピラノースおよびフラノース光学異性体および
    立体異性体;D、L、αおよびβ、(RS)−1−ヒド
    ロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニル)−2−アミノ
    エタン。
  3. 【請求項3】 該組成物から得られ、そして下記式の炭
    水化物の混合物からなる、請求項1に記載の第2の二次
    組成物:リボース、および全てのそのフラノース光学異
    性体および立体異性体;D、L、αおよびβ、リボフラ
    ノシルリボフラノース、および全てのそのフラノース立
    体異性体;D、L、αおよびβ。
  4. 【請求項4】 該組成物から得られ、そして下記式の炭
    水化物の混合物からなる、請求項1に記載の第3の二次
    組成物:グルコース、および全てのそのピラノースおよ
    びフラノース光学異性体および立体異性体;D、L、α
    およびβ。
  5. 【請求項5】 該組成物から得られ、そして下記式の炭
    水化物の混合物からなる、請求項1に記載の第4の二次
    組成物:フコース、および全てのそのピラノースおよび
    フラノース光学異性体および立体異性体;D、L、αお
    よびβ。
  6. 【請求項6】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局所
    的高熱および/または痒みを治療するための腸、非経
    口、皮膚、目、鼻、耳、直腸、膣、尿道、口および咽頭
    頸気管支用の医薬製剤であり、治療に有効な量の有効成
    分の組成物と薬学的に許容される担体または不活性希釈
    剤とを組み合わせたものよりなる、請求項1に記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、高熱
    および/または痒みを治療するための腸、非経口、皮
    膚、目、鼻、耳、直腸、膣、尿道、口および咽頭頸気管
    支用の医薬製剤であり、治療に有効な量の有効成分の二
    次組成物−1と薬学的に許容される担体または不活性希
    釈剤とを組み合わせたものよりなる、請求項1および2
    に記載の第1の二次組成物。
  8. 【請求項8】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、高熱
    および/または痒みを治療するための腸、非経口、皮
    膚、目、鼻、耳、直腸、膣、尿道、口および咽頭頸気管
    支用の医薬製剤であり、治療に有効な量の有効成分の二
    次組成物−2と薬学的に許容される担体または不活性希
    釈剤とを組み合わせたものよりなる、請求項1および3
    に記載の第2の二次組成物。
  9. 【請求項9】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局所
    的高熱および/または痒みを治療するための腸、非経
    口、皮膚、目、鼻、耳、直腸、膣、尿道、口および咽頭
    頸気管支用の医薬製剤であり、治療に有効な量の有効成
    分の二次組成物−3と、薬学的に許容される担体または
    不活性希釈剤とを組み合わせたものよりなる、請求項1
    および4に記載の第3の二次組成物。
  10. 【請求項10】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局
    所的高熱および/または痒みを治療するための腸、非経
    口、皮膚、目、鼻、耳、直腸、膣、尿道、口および咽頭
    頸気管支用の医薬製剤であり、治療に有効な量の有効成
    分の二次組成物−4と薬学的に許容される担体または不
    活性希釈剤とを組み合わせたものよりなる、請求項1お
    よび5に記載の第4の二次組成物。
  11. 【請求項11】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局
    所的高熱および/または痒みを治療するための方法であ
    り、患者に治療に有効な量の有効成分の組成物を投与す
    ることよりなる、請求項1および6に記載の治療方法。
  12. 【請求項12】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局
    所的高熱および/または痒みを治療するための方法であ
    り、患者に治療に有効な量の二次組成物−1を投与する
    ことよりなる、請求項1、2および7に記載の治療方
    法。
  13. 【請求項13】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局
    所的高熱および/または痒みを治療するための方法であ
    り、患者に治療に有効な量の二次組成物−2を投与する
    ことよりなる、請求項1、3および8に記載の治療方
    法。
  14. 【請求項14】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局
    所的高熱および/または痒みを治療するための方法であ
    り、患者に治療に有効な量の二次組成物−3を投与する
    ことよりなる、請求項1、4および9に記載の治療方
    法。
  15. 【請求項15】 人を含めた哺乳動物の炎症、痛み、局
    所的高熱および/または痒みを治療するための方法であ
    り、患者に治療に有効な量の二次組成物−4を投与する
    ことよりなる、請求項1、5および10に記載の治療方
    法。
  16. 【請求項16】 サボテン科の植物から出発して、サン
    プリング、収穫、選別、洗浄および冷凍段階を伴う製造
    システム、および特定温度でのコンディショニング、粉
    砕、第1温浸、酸に基づく温浸、氷点測定処理、濾過、
    中和、凝集、遠心分離、濾過、可溶化、凝集、遠心分
    離、濾過、洗浄、凍結乾燥および粉砕段階を伴う精製段
    階からなる、請求項1に記載の組成物を得るための方
    法。
  17. 【請求項17】 冷浸、遠心分離、濾過、透析、分離お
    よび凍結乾燥段階を含む、請求項1、2、3、4、5お
    よび16に記載の組成物から4種の二次組成物を得るた
    めの方法。
JP7242271A 1994-08-16 1995-08-16 新規組成物及び当該組成物を用いた組成物並びにそれらの製造方法、それらの分子同定方法、それらを用いた、人体および動物に対して治療効果を有する炎症剤、鎮痛剤、止痒剤、解熱剤 Pending JPH08198766A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CL117694 1994-08-16
CL1994001176 1994-08-16
US08/516,009 US5747462A (en) 1994-08-16 1995-08-16 Pharmaceutically active compounds and their use

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08198766A true JPH08198766A (ja) 1996-08-06

Family

ID=25739101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7242271A Pending JPH08198766A (ja) 1994-08-16 1995-08-16 新規組成物及び当該組成物を用いた組成物並びにそれらの製造方法、それらの分子同定方法、それらを用いた、人体および動物に対して治療効果を有する炎症剤、鎮痛剤、止痒剤、解熱剤

Country Status (15)

Country Link
US (1) US5747462A (ja)
EP (1) EP0706797A3 (ja)
JP (1) JPH08198766A (ja)
KR (1) KR960006916A (ja)
CN (1) CN1127116A (ja)
AU (1) AU698399B2 (ja)
BR (1) BR9503163A (ja)
CA (1) CA2156197A1 (ja)
FI (1) FI953855A (ja)
HU (1) HUT75250A (ja)
IL (1) IL114848A0 (ja)
NO (1) NO953200L (ja)
NZ (1) NZ272781A (ja)
SG (1) SG44322A1 (ja)
ZA (1) ZA956792B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018140968A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 日本食品化工株式会社 1,6−アンヒドロ−β−D−グルコフラノース含有糖質の製造方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL114848A0 (en) * 1994-08-16 1995-12-08 Chile Lab Sa New composition and subcompositions of same process for obtaining them and their molecular identification and their anti-inflammatory analgesic antipruritic and local antipyretic therapeutic effect in human beings and animals
FR2757863B1 (fr) * 1996-12-27 1999-03-26 Inovat Sarl Nouvelles substances a activite biologique, leur procede d'obtention et les compositions en renfermant
US6524626B2 (en) 1999-04-23 2003-02-25 E Excel International, Inc. Ginseng berry topical products
US6576286B1 (en) 1999-04-23 2003-06-10 E Excel International Cactus fruit drinks and food products
US6210738B1 (en) 1999-04-23 2001-04-03 E Excel Internatioanal Inc. Freeze-dried ginseng berry tea
US6238672B1 (en) 1999-04-23 2001-05-29 E. Excel International Inc. Dietary supplements containing dehydrated cactus fruit juice and ginseng berry juice
US6117904A (en) * 1999-09-03 2000-09-12 Murphy; Donald M. Treatment of pruritus
US6541517B1 (en) 1999-09-03 2003-04-01 Donald M. Murphy Treatment of skin disorders
US6365198B1 (en) * 2001-01-28 2002-04-02 Gulf Pharmaceutical Industries Pharmaceutical preparation for the treatment of gastrointestinal ulcers and hemorrhoids
US6555118B1 (en) * 2001-02-22 2003-04-29 Sarfaraz K Niazi Pharmaceutical preparation for the treatment of topical wounds and ulcers
CN1668332A (zh) * 2002-07-09 2005-09-14 桑多斯股份公司 包含苯酚的含高浓度人生长激素的液体制剂
US7399490B2 (en) * 2004-05-17 2008-07-15 Lean For Life, Inc. Compositions containing a nopal cactus isolate and method for making same
WO2011069529A1 (en) * 2009-12-09 2011-06-16 Curevac Gmbh Mannose-containing solution for lyophilization, transfection and/or injection of nucleic acids
US20110207824A1 (en) * 2010-02-25 2011-08-25 Moly Pharma Formulation of an injectable paracetamol solution, method for preparing and packaging such a solution and device for packaging such a solution

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3860710A (en) * 1966-07-26 1975-01-14 Consiglio Nazionale Ricerche Method of inhibiting viral lysis in nonhuman flora and fauna systems
JPS58194818A (ja) * 1982-05-10 1983-11-12 Iwasaki Shuzo サボテン中の水溶性多糖及び繊維の取得方法
IL114848A0 (en) * 1994-08-16 1995-12-08 Chile Lab Sa New composition and subcompositions of same process for obtaining them and their molecular identification and their anti-inflammatory analgesic antipruritic and local antipyretic therapeutic effect in human beings and animals

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018140968A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 日本食品化工株式会社 1,6−アンヒドロ−β−D−グルコフラノース含有糖質の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
NZ272781A (en) 1998-03-25
NO953200D0 (no) 1995-08-15
AU2859295A (en) 1996-02-29
KR960006916A (ko) 1996-03-22
US5747462A (en) 1998-05-05
SG44322A1 (en) 1997-12-19
NO953200L (no) 1996-02-19
FI953855A (fi) 1996-02-17
HU9502383D0 (en) 1995-10-30
HUT75250A (en) 1997-05-28
BR9503163A (pt) 1996-06-04
ZA956792B (en) 1996-08-27
CA2156197A1 (en) 1996-02-17
AU698399B2 (en) 1998-10-29
FI953855A0 (fi) 1995-08-15
EP0706797A3 (en) 1998-02-11
IL114848A0 (en) 1995-12-08
EP0706797A2 (en) 1996-04-17
CN1127116A (zh) 1996-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08198766A (ja) 新規組成物及び当該組成物を用いた組成物並びにそれらの製造方法、それらの分子同定方法、それらを用いた、人体および動物に対して治療効果を有する炎症剤、鎮痛剤、止痒剤、解熱剤
EP0727217A2 (en) Pharmaceutical composition containing god-type ellagitannin as active ingredient
HU225967B1 (en) Process for producing of pharmaceutical compositions for the topical treatment of analgetic drug
PL213644B1 (pl) Zastosowanie glikozydów mono- i diacyloglicerolu do wytwarzania leku do leczenia, lagodzenia lub profilaktyki stanów zapalnych
JP4010768B2 (ja) アンジェリカ・ギガス・ナカイから精製した新規のペクチン質多糖類とその精製方法およびその免疫刺激剤としての使用
AU2007280625B2 (en) Use of escin
US8846115B2 (en) Anti-inflammatory cyclooxygenase inhibitors
JPS61151123A (ja) 安定化された3―オキシゲルミルプロピオン酸ポリマーを有効成分とする免疫調整剤
HU185314B (en) Process for producing water-soluble immunostimulant glyco-proteins from klebsiella pneumoniae
JPH01157995A (ja) 鎮痛−抗炎症活性を有するガングリオシドの内部エステル
JP4234017B2 (ja) リパーゼ阻害薬及びグルコマンナンを含む医薬組成物
Ekambaram et al. Hydrolysable tannin-rich fraction from Terminalia chebula Retz. fruits ameliorates collagen-induced arthritis in BALB/c mice
JPH0491027A (ja) 抗ヒト免疫不全症ウィルス剤
US6726932B2 (en) Fatty acid-containing composition
TW201130498A (en) Composition for down-regulating pro-inflammatory markers
Powell-Jackson Interaction between azapropazone and warfarin.
JPH10175859A (ja) 津液改善用皮膚外用剤
WO2020255989A1 (ja) スイカ由来の新規化合物とそれを用いた組成物
JP4786911B2 (ja) アレルギー性疾患処置剤
JPH05503089A (ja) 薬理学的活性物質bpc、その製造方法及びこれを治療に使用する方法
JPH04187640A (ja) 経口・経皮免疫機能促進剤、動物用経口・経皮免疫機能促進剤
KR101303963B1 (ko) (1r,2r,3r)-3-아미노사이클로펜탄-1,2-디올을 포함하는 항알러지용 조성물
JPS6233118A (ja) 抗炎症剤
RU2133615C1 (ru) Средство для лечения неврологических заболеваний
DE60218165T2 (de) Lipolyseförderer zur Reduzierung des Körpergewichts und medizinische Anwendung