JPH08198737A - 化粧料及び外用剤 - Google Patents

化粧料及び外用剤

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JPH08198737A
JPH08198737A JP807895A JP807895A JPH08198737A JP H08198737 A JPH08198737 A JP H08198737A JP 807895 A JP807895 A JP 807895A JP 807895 A JP807895 A JP 807895A JP H08198737 A JPH08198737 A JP H08198737A
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skin
cosmetic
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branched alkyl
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JP807895A
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Shinji Yano
真司 矢野
Takashi Komori
隆 小森
Shinji Ishikawa
伸二 石川
Katsumi Kita
克己 喜多
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の一般式(1) 【化1】 〔R1 〜R3 はそれぞれC11以上のアルキル基を示
す。ただし、このうち少なくとも1つはC13以上、少
なくとも1つは分岐アルキル基である。〕で表されるト
リアルキルリン酸エステルを含有する化粧料又は外用
剤。 【効果】 優れた皮膚親和性、良好な感触及び高い安全
性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚親和性及び使用感
に優れ、かつ皮膚に低刺激な化粧料及び外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体油は、化粧料基剤として欠くことの
できない極めて重要なものであり、その特性として、皮
膚への潤滑性等の賦与、疎水性被膜形成によるバリヤー
能、経皮水分損失抑制能等の発現という基本性能のみな
らず、最近では、1)皮膚親和性、2)皮膚上での感
触、3)皮膚に対する安全性等の面においても優れた性
能が要求されるようになりつつある。
【0003】このような要求に答えるべく、多くの新し
い液体油基剤が開発・応用されており、例えばスクワラ
ン、オリーブ油等のトリグリセライドは皮脂類似成分と
して皮膚親和性を、また、パルミチン酸イソプロピル、
ミリスチン酸イソプロピル等の合成エステル油、シリコ
ーン油などは低粘度による良好な感触を狙ったものであ
る。
【0004】しかしながら、これら従来の油基剤は、一
般に皮膚親和性の高い高極性のものほど分子間力が強く
高粘度となる傾向があり、べたつくなど感触が悪いとい
う問題があった。特に、エステル油、トリグリセライド
等においては、皮膚親和性の上昇と共に分解の危険性も
大きくなり、安全性の面での問題が生じてくる。更に、
皮膚親和力も感触も比較的良好な低分子量の油基剤も、
やはり安全性という点で大きな問題を抱えている。
【0005】一方、低級トリアルキルリン酸エステル
は、常温で液状、化学的に安定で曇点が低く極性のある
油であり、溶解性、相溶性、混和性、顔料等の分散性に
優れ、可塑剤、安定化剤等の添加剤や潤滑剤、分散剤と
して既に広く利用されているが、皮膚に対する安全性に
おいて必ずしも十分でなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
油基剤においては、1)高い皮膚親和性、2)良好な使
用感、及び3)皮膚に対する安全性をすべて満足するも
のはなく、これらの性能をすべて具備する液体油の開発
が望まれていた。
【0007】かかる実情において本発明者らは鋭意研究
を重ねた結果、後記一般式(1)で表される分岐鎖を有
するトリアルキルリン酸エステルが、高極性で皮膚親和
性に優れ、しかも低粘度、低融点で、かつ安全性にも優
れるものであり、これを液体油として配合した化粧料及
び外用剤は、皮膚へのなじみが良く使用感に優れ、かつ
安全性に優れるものであることを見出し、本発明を完成
した。
【0008】すなわち本発明は次の一般式(1)
【0009】
【化3】
【0010】〔式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異
なって、それぞれ炭素数11以上の直鎖又は分岐のアル
キル基を示す。ただし、R1 、R2 及びR3 のうち少な
くとも1つは炭素数13以上であり、かつ少なくとも1
つは分岐アルキル基である。〕で表されるトリアルキル
リン酸エステルを含有する化粧料及び外用剤に係るもの
である。
【0011】一般式(1)中、R1 、R2 及びR3 で示
される炭素数11以上のアルキル基は、そのうち少なく
とも1つが分岐アルキル基であり、かかる分岐アルキル
基としては、例えば2−メチルデシル基、2−メチルド
デシル基、2−メチルテトラデシル基、2−ブチルオク
チル基、2−ヘキシルデシル基、2−ヘプチルウンデシ
ル基、2−オクチルドデシル基、2−デシルテトラデシ
ル基、5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−ト
リメチルブチル)オクチル基、次式
【0012】
【化4】
【0013】〔式中、m+n=14であり、m=n=7
を頂点とする分布を有する。〕で表されるメチル分岐イ
ソステアリル基等が挙げられるが、必ずしもこれらに限
定されるものでない。
【0014】R1 、R2 及びR3 のうち上記分岐アルキ
ル基以外の直鎖アルキル基としては、例えばn−ウンデ
シル基、n−ドデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘ
キサデシル基、n−オクチタデシル基等が挙げられる。
【0015】また、R1 、R2 及びR3 の炭素数は、そ
れぞれ11以上、かつ少なくとも1つが13以上である
が、特に少なくとも1つが13〜20で残りが11〜1
8であるのが好ましい。また少なくとも1つは分岐アル
キル基であるが、特に2つあるいは3つ全部が分岐アル
キル基であることが好ましい。
【0016】トリアルキルリン酸エステル(1)は、常
法に従って、例えばオキシ塩化リンとアルコール(R1-O
H、R2-OH、R3-OH)とを塩基条件下に反応させることに
より製造することができる。
【0017】本発明に用いられるトリアルキルリン酸エ
ステル(1)の具体例としては、例えば以下に示すもの
が挙げられる。
【0018】
【化5】
【0019】トリアルキルリン酸エステル(1)の本発
明化粧料又は外用剤への配合量は特に限定されないが、
例えば乳化型の化粧料又は外用剤の場合には、全組成の
0.001〜90重量%、特に1〜50重量%が好まし
い。
【0020】本発明化粧料及び外用剤の形態は特に限定
されず、油中水型又は水中油型の乳化型及び油性のいず
れでもよい。
【0021】また、本発明化粧料及び外用剤の種類は特
に限定されず、例えばパック、ファンデーション、口
紅、皮膚洗浄剤、シャンプー、リンス、整髪剤、養毛
剤、育毛剤、軟膏剤等が挙げられる。かかる化粧料中及
び外用剤には、トリアルキルリン酸エステル(1)以外
に、化粧料成分及び外用剤成分として一般に使用されて
いる油分、水、界面活性剤、保湿剤、紫外線防御剤、キ
レート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料、薬
効成分等の各種成分を適宜配合することができる。薬効
成分としては特に限定されず、例えば鎮痛消炎剤、鎮痒
剤、殺菌消毒剤、収斂剤、皮膚軟膏剤、ホルモン剤、ビ
タミン類等が挙げられる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて更に詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】実施例1〜3及び比較例1〜3 下記表1に示す組成のクリームを製造し、その実用テス
ト、並びに肌あれの改善効果及び予防効果についての評
価を行った。この結果を表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】(製造法)油相成分である(1)〜(1
0)を混合し、加熱溶解して70℃に保つ。これに水相
成分である(11)〜(15)を徐々に加え、乳化器に
て乳化する。乳化物を熱交換器にて終温30℃まで冷却
した後、充填を行うことにより、クリームを調製する。
【0026】(試験方法) (1)実用テスト(パネルテスト) 専門パネラー10名により各クリームを実際に使用して
実用評価を行った。評価項目は、肌へのなじみ、べたつ
きの少なさ、しっとり感、全体評価の4項目とし、下記
基準に従い評価を行った。 ◎:10名中8名以上が良好と回答 ○:10名中6〜7名が良好と回答 △:10名中4〜5名が良好と回答 ×:10名中3名以下が良好と回答
【0027】(2)肌あれスコア 冬季に頬部に肌あれを起こしている20〜50歳の女性
10名を被験者とし、左右の頬に異なるクリームを2週
間塗布した。2週間の塗布が終了した翌日に肌あれを肉
眼で観察し、下記基準により判定し、平均値で示した。 0:肌あれを認めない 1:かすかに肌あれを認める 2:肌あれを認める 3:ややひどい肌あれを認める 4:ひどい肌あれを認める
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなように、本発明のクリー
ムは、非常に優れた肌なじみとスキンケア効果を有して
いた。
【0030】実施例4〜6及び比較例4〜6 下記表3に示す組成の乳液を製造し、その実用テスト、
皮膚刺激についての評価を行った。この結果を表4に示
す。
【0031】
【表3】
【0032】(製造法)上記処方に従い、(1)〜
(9)を混合し、加熱溶解して70℃に保つ。(10)
〜(15)も同様に70℃で加熱混合し、これに(1)
〜(9)を加えて乳化することにより乳液を調製する。
【0033】(試験方法) (1)実用テスト 実施例1〜3及び比較例1〜3と全く同様の方法及び基
準に従い、実用テストを行った。
【0034】(2)皮膚刺激テスト ヒトの上腕部にクローズドパッチ(24時間)を行い、
下記基準で評価し、10名の平均値で示した。 0:全く異常なし 1:わずかに赤みが発生 2:赤みが発生 3:赤みと丘疹が発生
【0035】
【表4】
【0036】 実施例6 乳液 油相成分: (重量%) 化合物(a) 8.0 スクワラン 2.0 バチルアルコール 1.0 ソルビタントリオレエート 1.0 POE(40)ソルビタンモノオレエート 1.0 エチルパラベン 0.1 水相成分: メチルパラベン 0.1 エタノール 3.0 グリセリン 2.0 香料 0.1 精製水 バランス 100.0 上記処方に従い、油相成分を混合し、加熱溶解して70
℃に保った。水相成分も同様に70℃で加熱混合し、こ
れに上記油相部を加えて乳化器にて乳化した。乳化物を
徐々に冷却して乳液を得た。
【0037】 実施例7 クリーム 油相成分: (重量%) 化合物(b) 20.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 セタノール 2.0 POE(20)ソルビタンモノステアレート 1.5 ソルビタンモノステアレート 0.5 カルナウバロウ 2.0 ブチルパラベン 0.1 水相成分: グリセリン 3.0 メチルパラベン 0.2 香料 0.1 精製水 バランス 100.0 上記処方に従い、油相成分を混合し、加熱溶解して80
℃に保った。水相成分も同様に80℃で加熱混合し、こ
れを上記油相部に加えて乳化器にて乳化した。乳化物を
徐々に冷却してクリームを得た。
【0038】 実施例8 2層式液状ファンデーション 油相成分: (重量%) 化合物(c) 10.0 揮発性シリコーン 15.0 POE(10)硬化ヒマシ油 0.5 ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 0.5 粉体成分: シリコーン処理酸化チタン 3.0 シリコーン処理酸化セリサイト 7.5 シリコーン処理酸化鉄 1.5 水相成分: グリセリン 5.0 エタノール 10.0 香料 0.1 精製水 バランス 100.0 上記処方に従い、油相成分を均一に混合した後、粉体成
分を充分に分散した。これに完全に均一混合した水相部
を加えて乳化器で乳化し、2層式液状ファンデーション
を得た。
【0039】 実施例9 乳化型ファンデーション 油相成分: (重量%) 化合物(f) 5.0 化合物(a) 6.0 デキストリン脂肪酸エステル 2.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 モノラウリン酸プロピレングリコール 1.0 シリコーン処理酸化チタン 6.0 シリコーン処理酸化セリサイト 7.0 シリコーン処理酸化鉄 2.0 水相成分: グリセリン 5.0 ソルビトール 0.5 メチルパラベン 0.2 香料 0.1 精製水 バランス 100.0 上記処方に従いし、油相成分を混合し、加熱溶解して8
0℃に保った。これに粉体成分を加えて分散させた後、
80℃で均一混合した水相部を加えて乳化器で乳化し
た。得られた乳化物を徐々に冷却し、乳化型ファンデー
ションを得た。
【0040】 実施例10 口紅 基剤: (重量%) 化合物(e) 30.0 ヒマシ油 20.0 バチルアルコール 25.0 ラノリン 5.0 キャンデリラロウ 6.0 カルナウバロウ 6.0 トコフェロール 0.2 プロピルパラベン 0.2 色材: 酸化チタン 2.5 有機色素 5.0 香料 0.1 100.0 上記処方に従い、基剤を加熱融解して均一に混合した。
これに色材を加えてロールミルで練り、均一に分散させ
た。再融解して香料を加え、脱泡してから型に流し込
み、急冷して固めた。型から取り出し容器に充填し、ス
ティックの外観を整え、炎の中を通して表面を均一に
し、口紅を得た。
【0041】 実施例11 パック(ピールオフタイプ) 油相成分: (重量%) 化合物(a) 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 1.0 POE(10)硬化ヒマシ油 1.0 粉体成分: 酸化チタン 10.0 カオリン 2.0 水相成分: グリセリン 5.0 ビーガム 1.0 エタノール 6.0 香料 0.2 精製水 バランス 被膜剤: ポリビニルアルコール 10.0 アルギン酸ナトリウム 3.0 100.0 上記処方に従い、水相成分を混合し、加熱溶解して70
℃に保った。油相成分も同様に70℃で加熱混合し、上
記水相部に加えて乳化器にて乳化した。これに粉体成分
及び被膜剤を加えて混合した。乳化物を徐冷し、パック
を得た。
【0042】 実施例12 2層式化粧水 水相成分: (重量%) グリセリン 5.0 色素 適量 精製水 バランス 油相成分: エタノール 10.0 化合物(d) 8.0 POE(20)ステアリルエーテル 1.5 POE(20)ソルビタンモノパルミテート 0.5 エチルパラベン 0.1 香料 適量 100.0 精製水にグリセリン及び色素を加え、室温下に溶解し
た。一方、エタノール化合物(d)、界面活性剤、エチ
ルパラベン及び香料を加えて室温下に混合した。これを
上記水相部に加えて攪拌下に濾過して化粧水を得た。
【0043】 実施例13 ヘアトニック (重量%) 化合物(c) 2.0 メントール 0.2 抗菌剤(ピロクトンオーラミン) 0.1 ニコチン酸メチル 0.1 エタノール 45.0 精製水 バランス 100.0 上記成分を70℃で加熱溶解し、冷却してヘアトニック
を得た。
【0044】 実施例14 ヘアリンス (重量%) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 2.0 ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.0 2−ヘプチルウンデカノール 1.0 化合物(c) 3.0 グリセリン 2.0 メチルパラベン 0.1 エチルパラベン 0.1 香料 0.1 精製水 バランス 100.0 70℃に加熱した精製水に、メチルパラベン及び香料を
加え、溶解した。これに70℃で加熱混合した残りの成
分を加えて乳化した。徐冷してヘアリンスを得た。
【0045】 実施例15 薬用クリーム (重量%) (1)デキサメタゾン 0.025 (2)プロピレングリコール 8.0 (3)グリセリン 5.0 (4)流動パラフィン 1.0 (5)化合物(d) 3.0 (6)脂肪酸アルカノールアミド 1.8 (7)ソルビタンモノオレエート 1.0 (8)グリセリンモノ脂肪酸エステル 1.5 (9)防腐剤 適量 (10)粘土鉱物(ベントナイト) 6.0 (11)精製水 バランス (5)に(1)、(4)、(8)及び(9)を添加し、
70℃に加熱し、溶解混合し、これを組成物(A)とす
る。(11)の一部に(6)及び(7)を加えて溶解
し、更に(2)及び(3)を添加混合し、これを組成物
(B)とする。温度を70℃に保ち、組成物(B)を攪
拌しながら、組成物(A)を徐々に添加し、予備乳化し
た後、ホモミキサーで乳化する。これを、あらかじめ
(11)の残部に(10)を添加分散しておいたものに
攪拌しながら加え、冷却しクリームを得た。
【0046】実施例6〜15で得られた各化粧料及び外
用剤は、いずれも優れた感触、皮膚・毛髪との良好な親
和性を示し、安全性にも優れ、極めて安定なものであっ
た。
【0047】 実施例16 シャンプー (重量%) ラウリルエーテルサルフェートナトリウム塩 (EO=3) 15.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0 デカン酸モノグリセライド 2.0 化合物(c) 2.0 水 バランス 100.0 上記処方のシャンプーを常法により製造した。得られた
シャンプーは洗浄性、低刺激性に優れ、非常にコンディ
ショニング効果の高いものであった。
【0048】 実施例17 リンスインシャンプー (重量%) ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 10.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 5.0 トリメチルステアリルアンモニウムクロライド 2.0 シリコーンエマルジョン(BY22−029, 東レ・ダウコーニング社製) 3.0 ジステアリン酸エチレングリコール 1.0 上記化合物(d) 2.0 水 バランス 100.0 上記処方のリンスインシャンプーを常法により製造し
た。得られたリンスインシャンプーは、洗浄性、起泡性
に優れ、高いリンス効果を有するものであった。
【0049】 実施例18 ボディシャンプー (重量%) ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 15.0 ラウロイルジエタノールアミド 3.0 デカン酸モノグリセライド 2.0 ラウリン酸ナトリウム 2.0 ミリスチン酸ナトリウム 1.5 化合物(f) 2.0 水 バランス 100.0 上記処方のボディシャンプーを常法により製造した。得
られたボディシャンプーは、洗浄性、起泡性、すすぎ性
に優れ、高い皮膚モイスチャー効果を有するものであっ
た。
【0050】 実施例19 クレンジング料(ジェル) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル 15.0 (2)グリセリン 10.0 (3)ソルビトール 10.0 (4)トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド 15.0 (5)流動パラフィン(K−230) 5.0 (6)化合物(a) 10.0(7)水 バランス 100.0 上記処方に従い、(1)〜(6)を70〜80℃に加温
して溶解混合し、50℃に冷却してから、攪拌下(7)
を加えることによって製造した。得られたクレンジング
料は、メイク汚れに対する洗浄性に優れ、すすぎの後の
肌がしっとりとして感触に優れたものであった。
【0051】 実施例20 洗顔料 (重量%) エマノーン1112(花王社製) 10.0 ラウリン酸カリウム 5.0 ミリスチン酸カリウム 3.0 パルミチン酸カリウム 1.0 ステアリン酸 1.0 グリセリン 15.0 ソルビトール 5.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 化合物(a) 1.0 化合物(f) 1.0 水 バランス 100.0 上記処方の洗顔料を常法により製造した。得られた洗顔
料は、洗浄性に優れ、皮膚に対するスキンケア効果が極
めて高くつっぱり感もほとんどないものであった。
【0052】
【発明の効果】化合物(1)は皮膚親和性が極めて高
く、また高極性であるにもかかわらず、低粘度、低融点
であり、かつ優れた安全性、安定性を有している。従っ
て、化合物(1)を含有する本発明の化粧料及び外用剤
は、優れた皮膚親和性、良好な感触及び高い安全性を有
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/24 N

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって、それ
    ぞれ炭素数11以上の直鎖又は分岐のアルキル基を示
    す。ただし、R1 、R2 及びR3 のうち少なくとも1つ
    は炭素数13以上であり、かつ少なくとも1つは分岐ア
    ルキル基である。〕で表されるトリアルキルリン酸エス
    テルを含有する化粧料。
  2. 【請求項2】 次の一般式(1) 【化2】 〔式中、R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって、それ
    ぞれ炭素数11以上の直鎖又は分岐のアルキル基を示
    す。ただし、R1 、R2 及びR3 のうち少なくとも1つ
    は炭素数13以上であり、かつ少なくとも1つは分岐ア
    ルキル基である。〕で表されるトリアルキルリン酸エス
    テルを含有する外用剤。
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