JPH08198641A - ガス分配ノズル - Google Patents

ガス分配ノズル

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JPH08198641A
JPH08198641A JP7249613A JP24961395A JPH08198641A JP H08198641 A JPH08198641 A JP H08198641A JP 7249613 A JP7249613 A JP 7249613A JP 24961395 A JP24961395 A JP 24961395A JP H08198641 A JPH08198641 A JP H08198641A
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クランポン パスカル
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/001General methods for coating; Devices therefor
    • C03C17/002General methods for coating; Devices therefor for flat glass, e.g. float glass

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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVDタイプの堆積技術で使用される分配ノ
ズルから供給するガス流の分配の均一性を向上させ、堆
積コーティングの品質の向上を図る。 【解決手段】 主供給系10を含むガス供給装置を備え
た、フロートガラス帯タイプの移動するガラス基材2の
表面へコーティング用の前駆物質ガスを分配するための
ノズル1に、主供給系10とは独立した、コーティング
の形成に必要な少なくとも1種の前駆物質ガスを含有す
る少なくとも一つのガス流を主供給系が生じさせる流れ
中に又はその直近に生じさせる補助供給系15を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロートガラス帯
タイプの高温の移動基材上への、前駆物質として知られ
るガス又はガス混合物の熱分解/堆積反応により得られ
るコーティングを成長させるための技術に関する。より
詳しく言えば、本発明は、通常「CVD」(化学気相成
長)という用語で知られるこの技術を実施するための装
置、とりわけ、接触すると適当な様式で熱分解又は堆積
するのに適合した1又は複数の前駆物質ガス流をコーテ
ィングすべき基材へ向けて分配し且つ流すのを可能にす
るノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】フロート浴の囲いの内側に、溶融スズ浴
の表面上を滑動するガラス帯の移動の軸線を横切って配
置するのに適したこの種の分配ノズルは、とりわけヨー
ロッパ特許出願公開第0499523号、同第0499
524号及び同第0518755号各明細書から、既に
知られている。これらのノズルは、適当なガスが供給さ
れる入口室を含んでいる。この入口室から放出されたガ
ス流は、次いで、帯の移動の軸線に関して定義された
「上流」及び「下流」ヒールが両側にある中央ブロック
の壁面により画定されたU字断面の噴射流路(ヨーロッ
パ特許出願公開第0499524号明細書の場合には二
つの流路)に沿って案内される。ガス流は、このように
して、この軸線に沿いガラスの表面に沿って層流の流路
をたどり、そしてこの流路に沿ってこの流れの一部分を
構成する前駆物質ガスの熱分解が起こる。このガス流
は、消費されると、この案内流路からの出口で吸引装置
により取り出される。
【0003】この堆積技術は、例えば陰極スパッタリン
グタイプの真空を使用する堆積技術の装置より、簡単な
装置且つ束縛の少ない堆積条件で、フロートガラスの帯
上に直接且つ連続的にコーティングを製造するのを可能
にするので、経済的な面から非常に興味深い。その上、
CVDにより堆積したコーティングは、概して、基材へ
の付着力が強く、また品質と耐久性が申し分ない。
【0004】ところが、被覆しようとするフロートガラ
スの帯は、幅が通常少なくとも2mあり、とりわけほぼ
3〜4mある。従って、堆積したコーティングの品質及
び/又は厚さの所定の一定性を保証するように、少なく
ともガラス帯の移動の軸線を横切る方向で、分配ノズル
が可能な最も均質なやり方でガス流を分配しなくてはな
らないのがこの幅を横切る方向であって、その幅はかな
りのものである。
【0005】前述の三つのヨーロッパ特許出願公開明細
書に記載されたノズルの場合には、分配は上部に位置す
る入口室で行われ、この室は、窒素タイプの不活性ガス
中に含まれる1又は2種以上の前駆物質ガスを搬送する
ダクトであり、且つその、当該室の内部にあってガラス
帯の移動の軸線を横切る部分全体にわたって均一に分配
されたオリフィスにより孔あきにされた供給ダクトによ
り、ガスの供給を受ける。ノズルへのこのタイプのガス
供給には、ガスの組成と流量がそこで調節される単一の
ダクトのみを使用するので、製作及び制御するのが簡単
であるという長所がある。その上、それは標準的な品質
のコーティングを堆積させるのに全くよく適しているこ
とが分かっている。対照的に、特に厚さに関して、極め
て均一なコーティングの製造が要求される場合には、そ
のような装置ではダクトの孔を出てゆくガスジェットの
おのおのの特性が、特に流量に関して、他のものと正確
に同じであることを保証することは不可能であるという
点で、それは不十分であることが分かる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、CVDタイ
プの堆積技術で使用される分配ノズルへガスを供給する
方法を最適化することにより、とりわけ用いられるガス
流の分配の均一性の向上をプロセスの単純さを過度に犠
牲にすることなく保証するように、上記の不都合を軽減
するのを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロートガラ
ス帯タイプの移動するガラス基材の表面への1又は2種
以上の前駆物質ガス流あるいは前駆物質ガスの混合物の
ための分配ノズルに関し、この1又は2種以上のガスは
基材と接触すると熱分解/堆積対応の反応によってコー
ティングを形成するのに適合しているものである。この
ノズルは、ノズル本体への主供給系と称され、且つ生じ
させようとする流れのおのおのために共通のガス供給手
段を使用する、ガスの供給系を第一に含む供給装置を備
えてなる。本発明においては、「主」供給系とは所定の
平均厚さのコーティングの堆積のために必要な量の前駆
物質ガスを根本的に供給するのがこの供給系であること
を意味する。
【0008】更に、上記の供給系は、上記の主供給系に
関して独立した、この主供給系と称される供給系が生じ
させる1又は2以上の流れの化学組成を局部的に変更す
るための、補助供給系と称されるガスの供給系も含む。
これを達成するために、この補助供給系は、当該1又は
2以上の流れ中に又はその直近に、コーティングの形成
に必要な少なくとも1種の前駆物質ガスを含有する少な
くとも一つの脈状ガス流(gaseous vein)
を生じさせることができる。本発明においては、「補
助」供給系とはこの供給系が、特に必要な前駆物質のう
ちの一つだけを搬送することにより、ノズルへどちらか
と言えばより少量の原料を供給することを表す。
【0009】好ましくは、この二次的な供給系は、堆積
コーティングの厚さ又は品質のむら(不ぞろい)を修正
又は防止する目的に使用される。この二次的供給系は、
1又は2以上の流れの化学組成を局所的に変更すること
により、必要ならこの1又は2以上の流れの局所的な不
均質性を補償することができる。この時、前述の脈状ガ
ス流は「補償用の」脈状流の役割を果たし、この補償用
脈状流は有利には、主供給系により搬送される前駆物質
ガスのうちの少なくとも1種を含有し且つこれらの不均
一性の修正を達成するのに適切である組成、流量及び局
所範囲(localization)を有する。「補償
用の」というのは、もっとはっきり言えば、それが、適
切な量及び組成のガスを、これの必要なことが分かった
なら噴射することによって、主供給系の分布の不均衡を
なくしあるいは少なくとも減ずる機能を有することを意
味する。とは言うものの、これは、それが所望の組成及
び厚さのコーティングを得るのに必要な前駆物質の供給
を量的に完全にする機能を有することができないという
ことではない。
【0010】「二重にする」ことにより、つまり修正用
の補助供給系により主供給系をこのように「援助する」
ことによって、本発明は、基材の移動の軸線を横切って
測定した厚さの変動が極めて小さいコーティングを得る
のを可能にし、厚さの変動の少ないことはそれらの品質
の著しい向上に役立つ。もっとはっきり言えば、基材が
フロートガラス帯でありそしてコーティングを干渉厚さ
で堆積させる場合に、厚さが余りにも有意に変動すると
光学的性質の欠陥を、例えばどちらかと言うと無粋な真
珠光効果のようなものを、招くことになる。
【0011】ノズルへのガスの供給の不均一性の問題を
解決するために本発明により提供される解決策は独創的
であり、ある意味で驚くべきことであることを強調する
ことができよう。もっとはっきりと言えば、当業者が思
いつくであろう第一の考えは、平行な第二の流れを作り
だすことよりも、むしろ「主」供給系として知られる供
給系に直接働きかけようとすることであろう。更に、本
発明により「補助」の供給系によって生じさせるガスの
脈状流又は流れの有効性を保証するものは何もなかっ
た。と言うのは、主供給流に接近するこれらの脈状流
は、精確で且つ制御されたやり方で局所的に主供給流の
不均一性を修正しようとするどころか、「希釈」される
であろうと予期されていたであろうからである。
【0012】しかしながら、この供給装置は、単一の供
給ダクトを有する通常の供給系を変更なしに「主」供給
系として使用することが可能である限りにおいて、運転
上のある一定の単純さをなおも保持する。具体的に言え
ば、本発明はそれゆえに、CVD成長のための既存の設
備を徹底的に変更することを要求せず、これは工業的規
模で運転する場合に常に有利な点である。
【0013】更に、補助供給系は少量の前駆物質ガスを
搬送し従って主供給系のダクトに関係するガス流量より
一般にはるかに少ないガス流量を使用するので、補助供
給系の脈状ガス流の流量、組成及び局所範囲を細かく且
つ正確に調整するための手段を設けるのが容易である。
【0014】好ましくは、ノズルの供給装置が生じさせ
るガスの1又は2以上の流れと1又は2以上の脈状流は
層流であり、これは被覆すべき基材の表面に沿う前駆物
質ガスの進路を最適にし、且つ、ガスの脈状流がガス流
内に閉じこめられ又はそれと一緒にあるのを可能な限り
補償し、従ってそれらの有効性を補償する。
【0015】分配ノズルは、フロートガラスの帯の上方
にそれを横切って配置されることにより、フロートガラ
ス帯の上にコーティングを堆積させるのに特によく適し
ている。このノズルは、この配置においてその上部に、
生じさせるべき流れと同じ数の、主たるガス原料が供給
される入口室を備えてなる。
【0016】本発明によれば、比較的簡単な設計の主供
給系を選ぶのが有利である。例えば、この供給系は、生
じさせようとする流れのおのおのについて、適当な入口
室に通じる複数の入口へ供給する共通のガス供給ダクト
を含むことができる。一つの好ましい実施態様は、この
供給系が、生じさせるべき各流れについて、適当な前駆
物質ガス(又は前駆物質ガスの混合物)を搬送する管を
含み、且つその一部分が、とりわけ端部が、均一に分布
したオリフィスにより孔あきにされて、適当な入口室に
沿って配置されているものである。このように、各オリ
フィスはガス供給器として働き、これらのオリフィスの
分布と数がお互いに十分近接した多数のガスジェットを
作りだして、ガスのカーテン、本発明の意味において
「流れ」を形成する。
【0017】補助供給系が、局所的な不均一性のあるこ
とがある1又は2以上の流れのためにその修正/補償用
の機能を可能なだけ果たすことができるためには、入口
室(あるいはいくつかがある場合にはそれらのうちの少
なくとも一つ)がこの補助供給系からもガスの供給を受
けるのが好ましい。こうして、「主」の流れと補助の1
又は2以上の脈状流との近接が保証される。
【0018】補助供給系は、例えば二つの別のやり方で
設計することができ、それは、この目的のために入口室
に通じていて且つこの室の長手方向に沿って均一に配分
された、ノズルの運転中固定されたままである構成を有
する複数のガス入口を含むことができる。この時、この
供給系は、必要なときに当のガス流を均質にするのに適
当な1又は2以上の脈状流を一緒に又は選択的に生じさ
せることができる。
【0019】それはまた、入口室に通じているけれども
ノズルの運転中に、とりわけ当該室の長手方向に平行な
軸線に沿って、移動可能に取り付けられた、少なくとも
一つのガス入口を含むこともできる。並進移動によっ
て、この供給系は、これが必要な場合に先に述べた場合
と比べて数を大きく減らしながら「介在」し続けること
ができる。
【0020】補助供給系が搬送しようとするガスの種類
に関しては、特に、最も普通の場合である、主供給系が
前駆物質ガスの混合物を搬送し、単一の前駆物質ガスを
搬送しない場合に、やはり二つの運転方法がある。
【0021】補助供給系は、主供給系により搬送される
ガス混合物と同じであり、任意的に前駆物質間の相対比
率が同じである、気体混合物の脈状流を発生させるよう
にすることができる。従ってこれは帰するところ、主供
給系から流出する流れのガス流量を、この流れの流量の
低下を局所的に補償する目的で局所的に増加させる補助
供給系のガスの1又は2以上の脈状流ということにな
る。このようにして流量を均一にすると、熱分解/堆積
反応の収量は、従って堆積したコーティングの厚さは、
使用する前駆物質ガスの量に依存するので、コーティン
グの厚さを均一にするという所望の結果が得られる。
【0022】補助供給系はまた、主供給系から流出する
ガス流の組成と異なる組成の脈状ガス流を発生させるよ
うにしてもよく、そして脈上流は特に、前駆物質ガスの
うちのただ1種のみを含んでもよく、あるいは主供給系
で搬送されない必要な前駆物質ガスを含んでもよい。補
助供給系の脈状ガス流は主たる流れの前駆物質間の割合
を局所的に変更し、これは、前駆物質間の反応を意味す
る熱分解の収量を局所的に増大させることができる。こ
の場合には、補助供給系の前駆物質を適切に選べば、先
に述べた場合におけるのと同じ結果が得られ、この前駆
物質はとりわけ実施するのに最も簡単であるか、あるい
は前駆物質間の反応の化学量論を「支配」する(例え
ば、前駆物質のうちの一つを他のものと比べて過剰にし
て使用する場合)ものでよい。
【0023】必ずしも全部の前駆物質ガスでもなく必ず
しも同じ割合ででもなく、主供給系の前駆物質のうちの
2種以上を使用することからなるいずれの「中間の」解
決策も、やはり本発明の枠組みの範囲内にあると考える
ことができることは自明であろう。この場合、それは単
に、脈状ガス流が主ガス流の前駆物質の熱分解反応を局
所的に変更する仕方を最適にするよう調節するために、
前駆物質の性質と堆積させようとするコーティングの性
質とに応じて投入するということである。
【0024】補助供給系がその機能を果たすことができ
るためには、それらが生じさせる脈状ガス流の流量又は
流量プロファイルを制御及び調節することができるよう
に、この供給系へのガスの入口又は複数の入口のおのお
のに、弁タイプの、流量を制御するための手段を設ける
ことが重要である。この場合、一つの好ましい実施態様
は、より均一にすることを求められるガス流のための入
口室へ、この室の長手方向に沿って均一に配分された箇
所で通じる複数のガス入口からなり、各入口は所定のガ
ス流量の0%又は100%を供給し、またことによって
はこれらの二つの極端な値の間の任意の中間流量を供給
するのに適合した弁を備えてなる。こうして、補助供給
系を「オン/オフ」式に運転して、流れの均一度が申し
分ないため脈状ガス流を生じさせることが必要ない帯域
のガス入口を完全に閉鎖することができる。補助供給系
は、ガス入口の全部又は少なくとも一部が継続してある
平均の流量(これは主供給系へのガス入口の流量と比べ
て少ないままである)を送り出し、これを局所的に減ら
しあるいは増加させることができるようにして、同じよ
うに申し分なく運転される。こうして、脈状ガス流の全
体によってある一定の流量「プロファイル」が作りださ
れる。
【0025】補助供給系は、有利には、主供給系が生じ
させる1又は複数の流れにおいて起きることがある不均
一性がノズルの運転中に進展する限りにおいて、つまり
堆積したコーティングの対応する厚さの不ぞろいの進展
により明らかになる、流れの不均一性の局所的な置換、
及び/又はその不均一性の減少又は増加からなる進展が
ある限りにおいて、時間の因子を考慮に入れる。
【0026】補助供給系の時間的な調節は、手によるこ
とができ、すなわちノズルの下流での、堆積したコーテ
ィングの局所的な厚さの欠陥の検出に応答して、ガス入
口の弁を単純に手動制御することによることができる。
【0027】補助供給系の調節は自動化してもよく、こ
れはコーティングの欠陥の検出に応答して流量の調整を
より微妙に及び/又はより素早く変更するのを可能にす
ることができる。このために、ノズルの「下流」のコー
ティングの品質又は厚さを測定するための少なくとも一
つの計器に接続した制御装置によって、補助供給系への
ガス入口の弁を時間的に自動的に調節する装置を設けて
もよい。
【0028】本発明は、非常に様々なコーティングのた
めのガス、例えば、ヨーロッパ特許出願公開第0518
755号明細書に記載されたもののようなSi、O、C
に基づくフィルムのためのコーティング用のガスの、熱
分解による堆積に適用することができる。この例の場合
には、主供給系が1又は2種以上のケイ素前駆物質と1
又は2種以上の炭素前駆物質を含んでなるガス流を生じ
させ、そして補助供給系が、これらの二つのタイプの前
駆物質のうちの一方又は他方のみを、好ましくは1又は
2種以上の炭素前駆物質を含んでなる、1又は2以上の
脈状ガス流を必要なときに生じさせるのが好ましい。そ
れはまた、1993年8月12日出願のフランス国特許
出願第93/09916号明細書及び1993年11月
2日出願のフランス国特許出願第93/13023号明
細書に記載された、TiNタイプの金属窒化物のフィル
ムの堆積に応用することもできる。
【0029】本発明はまた、上記の分配ノズルを使用す
る方法、つまり所定のコーティング特性、特に厚さにつ
いて、所定の流量で各流れを分配するための共通の供給
ダクトを備えた主供給系をノズルに設ける方法にも関す
る。この方法は、更に、時間的に所定流量値の0%と1
00%の間で調節可能なガス流量をおのおのが送りだす
ガス入口を備えた補助供給系を上記のノズルに設ける。
【0030】本発明の詳細と有利な特徴は、図面により
例示される、以下の非限定の実施態様から理解すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、CVDによりフロートガ
ラス上へコーティングを堆積させるための分配ノズルを
示している。それは、本発明の主題を形成するガス供給
系を備えている限りにおいて、上述のヨーロッパ特許出
願公開第0518755号明細書に記載されたノズルを
最適化したものである。このようなノズルの一般的な機
能に関するこれ以上の情報については、その特許出願明
細書あるいは既に述べた特許出願明細書の一つを都合よ
く参照することができる。
【0032】図1は、フロート浴の囲いの内部の運転位
置にあるノズル1を示しており、フロート浴の囲いは図
示されていない。この図では、ガラス帯2は溶融したス
ズの浴3の表面に浮かんでいる。ノズル1は、ガラス帯
2の上方の、それが既に寸法安定性を獲得した帯域に、
ガラス帯を横切って取り付けられる。それはガラス帯の
幅全体を横切って延びる。それは、逆Uの字のプロファ
イルを含み、その垂直の壁の端は水平のブラケット4、
5に固定され、またそれは中央ブロック6、上流ヒール
と称されるヒール7、そして下流ヒールと称されるヒー
ル8(ここで「上流」及び「下流」というのは矢印によ
り指示されるガラスの移動方向に対してのものである)
を含む。これらの壁はガスのための案内流路を画定して
おり、そしてそれは、上流ヒール7と中央ブロック6と
の間の垂直な噴射流路と、中央ブロック6とガラス表面
との間の水平流路と、中央ブロック6と下流ヒール8と
の間のもう一つの垂直流路とに分けることができる。こ
の流路には、入口室9により前駆物質ガスが供給され、
この入口室内には均一に間隔をあけたオリフィス11に
よりその長手方向にわたって孔あきにされたガス供給ダ
クト10が収容されており、そしてそれは適当なガス源
に接続された連続の管を形成している。これらのオリフ
ィスから流出するガスジェットの集合は、開口12を通
って流れ出るガスカーテンを作りだす。
【0033】標準的に、こうして作られそして不活性ガ
ス中に含まれる1又は2種以上の前駆物質を含有してい
る流れは、ガラス帯2の幅に対応するその長手方向の全
体にわたり比較的均一である。とは言うものの、オリフ
ィス11により絶対的に均一な分布を保証することも、
それらが全て正確に同じ直径であることも、それらが入
口室9に収容されたダクト10の端部の一方に位置して
いるかあるいは他方に位置しているかに応じてそれらの
全てが同じガス流量を分配することができるのを保証す
ることも、不可能である。
【0034】従って、スリット12を通って流出する流
れに流量の不均一性が局所的に現れることがあり、そし
てこれらは堆積したコーティングの厚さの不ぞろいに至
りかねない。それゆえ、本発明は、前駆物質ガスのうち
の少なくとも一つのために複数の小さな入口ダクト15
の形態をした補助ガスの供給系を提供し、これらのダク
トはおのおの、主供給ダクト10の直径と比べて非常に
小さい直径を持ち、入口室9の長手方向に沿って均一に
配分された異なる箇所から入口室へ通じる。これらの入
口ダクトの配置と運転の方法は、図2から一層詳しく理
解されよう。
【0035】更に、ノズルの一般的な説明を完了するた
めに、高温のガラスと接触して反応しコーティングを堆
積した前駆物質ガスの量だけ消費されたガス流を吸い出
す目的で、吸引装置13をガス案内ダクトの最後の垂直
部分の端部に配置された排出室14内に配置することを
指摘すべきである。このようにして、ガスは、注意深く
制御されたH2 /N2 の混合物であるフロート浴の雰囲
気中に漏れ出すのを防止される。
【0036】次に、図2(非常に模式的な図)を参照す
れば、主供給ダクト10と非常に小さい多数の補助供給
ダクト15の入口室における相対的な配置をより的確に
理解することができる。これは構成の一つの非限定の例
に過ぎないことは明白であろう。例えば、ダクト15は
主ダクト10の軸線に対して平行でない軸線に沿って配
置することもできようし、また例えば、主ダクト10の
軸線に対して垂直に配置することもできよう。重要な特
徴は、オリフィス11から出てくるガスジェットはダク
ト15により放出することができるガスジェットに接近
すべきであること、そしてダクト15からの放出オリフ
ィスの均一な分布はオリフィス11の均一な分布に対応
することができることである。ダクト10は一連の小さ
なダクト15の上方に位置し、これらの小さなダクトは
全て、室の外部で、ダクト10へ供給するガス源17と
異なるガス源16に接続される。ダクト10には、所定
のタイプ及び厚さのコーティングを製造するために、窒
素中に含まれた前駆物質ガスの混合物が所定の割合及び
所定の流量で供給される。
【0037】オリフィス11のおのおのからはガスジェ
ットが出てくる。更に、ダクト15のおのおのが、所定
の組成のガスジェットをやはり送り出すようにされてお
り、そしてそのガスジェットの流量は、ノズルの下流の
堆積コーティングの厚さを測定するための少なくとも一
つの横断測定装置19につながれた制御装置18から電
気的に作動される弁によって調節される。ダクト15の
出口オリフィスの構成は、それらから流出することがで
きるガスジェットがオリフィス11から流出するそれら
と同じ向き(sense)と方向であるようなものであ
る。ガラス帯の幅を連続的に走査する単一の計器、又は
その幅を横切るいくつかの箇所における複数の計器を設
けることが可能である。
【0038】反射率計タイプの1又は2以上の装置19
により供給される読取り値でもって所定の許容限界値を
超える局所的な厚さの差を制御装置が検出するやいな
や、それは、コーティングの厚さの局所的な減少を引き
起こしたダクト10からの流れの不均一性を補償するた
めのガスの脈状流又は流れを生じさせるように、ダクト
15のうちの少なくとも一つのものの弁を開かせる。こ
の脈状ガス流はダクト10からの流れに「取り囲まれ
る」が、そこで「希釈」はされず、あるいはわずかに希
釈されるだけであって、これがそれの有効性を保証す
る。
【0039】この供給の仕方を、ヨーロッパ特許出願公
開第0518755号明細書の記載に従ってSi、O、
Cに基づくコーティングを製造するのに適用した。ダク
ト10には窒素中に含まれたSiH4 とエチレンの混合
物を供給し、ダクト15のおのおのは窒素中に含まれた
エチレンのみを供給することができる。厚さが100n
mで屈折率が1.68のコーティングを堆積させるため
に、混合物のガスのおのおのについて次に掲げる体積流
量でダクト10に源17からガスを供給する。
【0040】 Q1 (SiH4 )=7〜15リットル/分 Q2 (N2 ) =40〜80リットル/分 Q3 (C2 4 )=40〜80リットル/分
【0041】従って、理論的には、ダクトのオリフィス
11から流出するSiH4 、N2 、C2 4 のおのおの
のガス流量Q’1 、Q’2 、Q’3 は、オリフィス11
の数で割ったQ1 、Q2 、Q3 の流量に正確に等しい。
一つのジェットともう一つのものとで流量に変動のある
ことがある。コーティングの横断方向の厚さのプロファ
イルがこれらの流量の変動の結果として平均の厚さの5
%を超える厚さの変動を示すやいなや、制御装置18が
関係するダクト15の弁を開けて、ガス流中のエチレン
の流量を局所的に増加させることにより前駆物質間の反
応を局所的に促進し、そうして厚さの局所的な減少をな
くす。各ダクト15は、エチレンの流量が0〜5リット
ル/分の範囲のガスのジェットを生じさせることができ
る。
【0042】制御装置18(あるいは制御ループを使用
しない場合には作業員)は、厚さがここでの例では任意
に5%に定めた所定の許容限界値を超えるやいなや、検
出された厚さの変動を修正するために適切なダクト15
に負荷すべきエチレンの流量がどれだけであるか決める
ための前もって確定されたノモグラムを有利に使用する
ことができる。
【0043】このようにして、厚さが特別に均一である
コーティングが得られ、どのようなむらも本発明による
「補助」供給系によって、ノズルへの「主」供給系をか
き乱す必要なしに非常に素早く修正される。
【0044】更に、本発明の「補助」供給系は堆積した
コーティングの厚さの均一性を保証するために最適化さ
れていることは自明であろう。とは言え、堆積コーティ
ングの厚さ又は化学組成に、この場合には計画的で且つ
制御されたやり方で、少なくとも基材の移動の軸線を横
切る方向に勾配をつけたコーティングを製造するのが必
要でありあるいは有利であることが判明したならば、こ
の補助供給系をそのような勾配を作りだすために用いる
ことが、本発明の範囲から逸脱することなく同じように
可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分配ノズルの模式断面図である。
【図2】図1によるノズルへガスを供給するための、そ
してそれにガスを供給する二つの方法を説明するため
の、入口室の長手方向の模式断面図である。
【符号の説明】
1…ノズル 2…ガラス帯 9…入口室 10…主供給ダクト 11…オリフィス 15…入口ダクト 18…制御装置 19…測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリス ジャック フランス国,エフ−60350 ピエールルフ ォン,リュ デュ ブール,11

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートガラス帯タイプの移動するガラ
    ス基材(2)の表面へ、当該基材と接触すると熱分解/
    堆積タイプの反応によりコーティングを形成するのに適
    合している1又は2以上の前駆物質ガス流あるいは前駆
    物質ガスの混合物を、生じさせようとする各流れについ
    て共通のガス供給手段を使用して分配するためのノズル
    (1)であり、当該ノズル本体に主供給系と称されるガ
    ス供給系を含むガス供給装置を備えてなるノズルであっ
    て、当該ガス供給装置が、上記主供給系に関して独立し
    た、コーティングの形成に必要な少なくとも1種の前駆
    物質ガスを含有する少なくとも一つの脈状ガス流(ga
    seous vein)を当該1又は2以上の流れ中に
    又はその直近に生じさせることにより上記主供給系が生
    じさせる当該1又は2以上の流れの化学組成を必要なと
    きに局所的に変更するための、補助供給系と称されるガ
    スの供給系をも含むことを特徴とするノズル。
  2. 【請求項2】 堆積コーティングの厚さ又は品質のむら
    を修正又は防止するため、前記主供給系により搬送され
    る前記前駆物質ガスのうちの少なくとも1種を含有して
    おり、適当な組成、流量及び局所範囲を有する、少なく
    とも一つの補償用脈状ガス流を、前記1又は2以上の流
    れ中に又はその直近に生じさせることにより、前記主供
    給系に関して独立した、前記補助供給系と称されるガス
    供給系を、必要なときに前記主供給系により生じさせる
    1又は2以上の流れの局所的な不均一性を補償するのに
    使用することを特徴とする、請求項1記載のノズル。
  3. 【請求項3】 当該ノズル(1)の前記供給装置により
    生じさせるガスの流れ又は脈状流が層流であることを特
    徴とする、請求項1又は2記載のノズル。
  4. 【請求項4】 フロートガラス帯(2)の上方にそれを
    横切って配置され、且つ、この配置においてその上部
    に、生じさせようとする流れと同じ数の、前記主ガス供
    給系から供給を受ける入口室(9)を備えてなることを
    特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載
    のノズル。
  5. 【請求項5】 前記主供給系が、生じさせようとする各
    流れについて、適当な入口室(9)に通じる複数の入口
    (11)へ分配する共通のガス供給ダクト(10)を含
    むことを特徴とする、請求項4記載のノズル。
  6. 【請求項6】 前記主供給系が、生じさせようとする各
    流れについて、適当な前駆物質ガス(又は前駆物質ガス
    の混合物)を搬送する管(10)を含み、そしてその一
    部分、とりわけ端部が、均一に分布したオリフィス(1
    1)により孔あきにされており、且つ適当な入口室
    (9)内にそれに沿って配置されていることを特徴とす
    る、請求項5記載のノズル。
  7. 【請求項7】 前記入口室(9)又は複数の入口室のう
    ちの少なくとも一つに前記補助ガスの供給系によりガス
    を供給することを特徴とする、請求項4から6までのい
    ずれか一つに記載のノズル。
  8. 【請求項8】 前記補助供給系が、当該ノズル(1)の
    運転中固定されたままの構成を有する複数のガス入口
    (15)を含み、これらの入口が前記1又は2以上の入
    口室(9)に通じていて当該室の長手方向に沿って均一
    に配分されていることを特徴とする、請求項7記載のノ
    ズル。
  9. 【請求項9】 前記補助供給系が、前記1又は2以上の
    入口室(9)に通じ且つ、当該ノズル(1)の運転時
    に、とりわけ当該1又は2以上の入口室の長手方向に平
    行な軸線に沿って、可動式に取り付けられた、少なくと
    も一つのガス入口(15)を含むことを特徴とする、請
    求項7記載のノズル。
  10. 【請求項10】 前記主供給系が前駆物質ガス混合物流
    を生じさせ、そして前記補助供給系がこの流れ中のガス
    の流量の低下を局所的に補償するために同じガス混合物
    の少なくとも一つの脈状流を生じさせるのに適合してい
    ることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか一
    つに記載のノズル。
  11. 【請求項11】 前記主供給系が前駆物質ガス混合物流
    を生じさせ、そして前記補助供給系がこの流れ中の前駆
    物質の比率を局所的に変更するために前駆物質ガスのう
    ちの一つのみの少なくとも一つの脈状ガス流を生じさせ
    ることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか
    一つに記載のノズル。
  12. 【請求項12】 前記補助供給系の1又は複数のガス入
    口により生じさせるガスの1又は2以上の脈状流の流量
    又は流量プロファイルを、適当なガス源に接続された当
    該1又は複数の入口に作用を及ぼす弁タイプの流量制御
    手段により制御することを特徴とする、請求項1から1
    1までのいずれか一つに記載のノズル。
  13. 【請求項13】 前記補助供給系が前記入口室(9)の
    長手方向に沿って均一に配分された箇所で当該室に通じ
    る複数のガス入口(15)を含み、おのおのの入口(1
    5)が所定の流量の0〜100%を、所望ならばこれら
    の二つの値の中間の任意の流量を、送り出すのに適合し
    た弁を備えていることを特徴とする、請求項12記載の
    ノズル。
  14. 【請求項14】 前記補助供給系の調節が手動式であ
    り、とりわけ前記供給ガス入口の弁の手動制御によるこ
    とを特徴とする、請求項1から13までのいずれか一つ
    に記載のノズル。
  15. 【請求項15】 前記補助供給系の調節が自動化されて
    おり、とりわけ、当該ノズル(1)の下流でコーティン
    グの品質又は厚さを測定するための少なくとも一つの計
    器(19)に接続された制御装置(18)により当該供
    給系のガス入口の弁を時間的に自動制御することを特徴
    とする、請求項1から13までのいずれか一つに記載の
    ノズル。
  16. 【請求項16】 Si前駆物質及びC前駆物質を含むガ
    ス流を生じさせる主供給系と、これらの前駆物質の一方
    又は他方、好ましくはC前駆物質、を含む少なくとも一
    つの脈状ガス流を必要なときに生じさせる補助供給系と
    を用いて、Si、O、Cに基づくフィルムを堆積させる
    ために使用される、請求項1から15までのいずれか一
    つに記載のノズル。
  17. 【請求項17】 金属前駆物質及び窒素前駆物質を含む
    ガス流かあるいはこれらの前駆物質のおのおののための
    ガス流を生じさせる主供給系と、これらの前駆物質のう
    ちの一つ、好ましくは金属前駆物質、を含有するガスの
    脈状流を生じさせる補助供給系とを用いて、金属窒化物
    に基づくフィルムを堆積させのに使用される、請求項1
    から15までのいずれか一つに記載のノズル。
  18. 【請求項18】 所定のコーティング特性、とりわけ厚
    さについて、所定流量を分配すべき各流れのために適当
    な1又は2以上の前駆物質ガスを搬送する共通の供給ダ
    クト(10)を有する主供給系と、おのおのが所定流量
    値の0%と100%の間を時間的に変動可能なガス流量
    を送り出すガス入口(15)を備えた補助供給系とを、
    ノズル(1)に設けることを特徴とする、請求項1から
    15までのいずれか一つに記載の分配ノズルを使用する
    方法。
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