JPH08198591A - 持上装置 - Google Patents
持上装置Info
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- JPH08198591A JPH08198591A JP874695A JP874695A JPH08198591A JP H08198591 A JPH08198591 A JP H08198591A JP 874695 A JP874695 A JP 874695A JP 874695 A JP874695 A JP 874695A JP H08198591 A JPH08198591 A JP H08198591A
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- Japan
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- lifting
- flexible film
- fluid
- guide cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造の筒状の可撓性膜体を具備する持
上装置に関する。 【構成】 先端開口のガイド筒(1) 内に、上部に受面(2
0)を形成した昇降体(2) と、同昇降体(2) をピストンと
して作用させるための筒状の可撓性膜体(3)を配設し、
同膜体(3) の一端を上記ガイド筒(1) の基端周縁(1a)に
連結し、他端を上記昇降体(2) の基端周縁(2a)に折り返
した状態で連結し、ガイド筒(1) の基端部に、可撓性膜
体(3) 内に流体を導入する流体導入口(4) を設け、同流
体導入口(4) からの流体圧により、前記環状隆起部(3b)
を漸次上方へ移動させながら、昇降体(2) をガイド筒
(1) の軸方向へ上昇させ、受面(20)上の載置物を持上可
能に構成した。
上装置に関する。 【構成】 先端開口のガイド筒(1) 内に、上部に受面(2
0)を形成した昇降体(2) と、同昇降体(2) をピストンと
して作用させるための筒状の可撓性膜体(3)を配設し、
同膜体(3) の一端を上記ガイド筒(1) の基端周縁(1a)に
連結し、他端を上記昇降体(2) の基端周縁(2a)に折り返
した状態で連結し、ガイド筒(1) の基端部に、可撓性膜
体(3) 内に流体を導入する流体導入口(4) を設け、同流
体導入口(4) からの流体圧により、前記環状隆起部(3b)
を漸次上方へ移動させながら、昇降体(2) をガイド筒
(1) の軸方向へ上昇させ、受面(20)上の載置物を持上可
能に構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡単な構造の筒状の可
撓性膜体を具備する持上装置に関するものである。
撓性膜体を具備する持上装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、持上装置としては各種のジャッキ
が一般的によく知られている。
が一般的によく知られている。
【0003】かかるジャッキの中にもねじジャッキ、ラ
ックジャッキ、油圧ジャッキ、水圧ジャッキ等がある。
ックジャッキ、油圧ジャッキ、水圧ジャッキ等がある。
【0004】油圧ジャッキや水圧ジャッキは、シリンダ
内に圧油や圧力水を送り、ラムを持ち上げる構造として
おり、20〜200 トンの超重量物に適用するものが多く、
橋の建造、造船所、機械組立工場、あるいは土木建設工
事等に使用されている。
内に圧油や圧力水を送り、ラムを持ち上げる構造として
おり、20〜200 トンの超重量物に適用するものが多く、
橋の建造、造船所、機械組立工場、あるいは土木建設工
事等に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した油圧
ジャッキや水圧ジャッキは、大口径のものとなるとシリ
ンダの下降が難しく、確実なシール性能も要求されてコ
ストがかなり高いものとなっていた。また、大型化して
移動や輸送も困難なものであった。
ジャッキや水圧ジャッキは、大口径のものとなるとシリ
ンダの下降が難しく、確実なシール性能も要求されてコ
ストがかなり高いものとなっていた。また、大型化して
移動や輸送も困難なものであった。
【0006】本発明は、上記課題を解決することのでき
る持上装置を提供することを目的としている。
る持上装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】この発明は、有底で先
端開口のガイド筒内に、上部に受面を形成した昇降体
と、同昇降体をピストンとして作用させるための可撓性
膜体を配設し、同可撓性膜体は、一端から他端まで同一
径の筒状に形成し、一端を上記ガイド筒の基端周縁に連
結すると共に、他端を上記昇降体の基端周縁に内側へ折
り返した状態で連結し、最内側に形成される中央凹部
と、同中央凹部の周りに形成される環状隆起部と、同環
状隆起部の外側に形成され、前記ガイド筒の基端周縁に
連結した連結部とを有し、前記ガイド筒の基端部に、可
撓性膜体内に流体を導入する流体導入口を設け、同流体
導入口からの流体圧により、前記環状隆起部を漸次上方
へ移動させながら、昇降体をガイド筒の軸方向へ上昇さ
せ、受面上の載置物を持上可能に構成したことを特徴と
する持上装置に係るものである。
端開口のガイド筒内に、上部に受面を形成した昇降体
と、同昇降体をピストンとして作用させるための可撓性
膜体を配設し、同可撓性膜体は、一端から他端まで同一
径の筒状に形成し、一端を上記ガイド筒の基端周縁に連
結すると共に、他端を上記昇降体の基端周縁に内側へ折
り返した状態で連結し、最内側に形成される中央凹部
と、同中央凹部の周りに形成される環状隆起部と、同環
状隆起部の外側に形成され、前記ガイド筒の基端周縁に
連結した連結部とを有し、前記ガイド筒の基端部に、可
撓性膜体内に流体を導入する流体導入口を設け、同流体
導入口からの流体圧により、前記環状隆起部を漸次上方
へ移動させながら、昇降体をガイド筒の軸方向へ上昇さ
せ、受面上の載置物を持上可能に構成したことを特徴と
する持上装置に係るものである。
【0008】また、上記昇降体の受面外周近傍から下方
へガイド筒の外方に沿ってカバー体を垂下させ、同カバ
ー体の下端縁にストッパー用係合部を設ける一方、ガイ
ド筒の上端縁には被係合部を形成して昇降体の上昇位置
を規制したこにも特徴を有する。
へガイド筒の外方に沿ってカバー体を垂下させ、同カバ
ー体の下端縁にストッパー用係合部を設ける一方、ガイ
ド筒の上端縁には被係合部を形成して昇降体の上昇位置
を規制したこにも特徴を有する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0010】図1は本発明に係る持上装置Aの概念的な
説明図であり、持上装置Aは、有底で先端開口のガイド
筒1内に、長尺の可動体としての昇降体2と、同昇降体
2をピストンとして作用させるための可撓性膜体3を配
設して構成している。20は昇降体2の上部に設けた受面
であり、同受面20に重量物Mを載置し持上げるようにし
ている。
説明図であり、持上装置Aは、有底で先端開口のガイド
筒1内に、長尺の可動体としての昇降体2と、同昇降体
2をピストンとして作用させるための可撓性膜体3を配
設して構成している。20は昇降体2の上部に設けた受面
であり、同受面20に重量物Mを載置し持上げるようにし
ている。
【0011】可撓性膜体3は、最内側に形成した中央凹
部3aと、同中央凹部3aの周りに形成した環状隆起部3b
と、同環状隆起部3bの外側に形成し、前記ガイド筒1の
基端周縁1aに連結する連結部3cとからなり、前記中央凹
部3aと昇降体2の基端周縁2aとを連結している。
部3aと、同中央凹部3aの周りに形成した環状隆起部3b
と、同環状隆起部3bの外側に形成し、前記ガイド筒1の
基端周縁1aに連結する連結部3cとからなり、前記中央凹
部3aと昇降体2の基端周縁2aとを連結している。
【0012】かかる構成により、ガイド筒1内には可撓
性膜体3の内側とガイド筒1の基端部との間に流体充填
空間7が形成されることになる。
性膜体3の内側とガイド筒1の基端部との間に流体充填
空間7が形成されることになる。
【0013】また、ガイド筒1の基端部には、可撓性膜
体3内に流体を導入する流体導入口4を設けており、同
流体導入口4から流体が流れ込み、流体充填空間7に加
わる流体圧により前記環状隆起部3bを漸次上方へ移動さ
せながら、図1(b)に示すように昇降体2を円滑に上
昇させ、同昇降体2の上面に載置した重量物Mを所定の
高さまで持上可能としている。
体3内に流体を導入する流体導入口4を設けており、同
流体導入口4から流体が流れ込み、流体充填空間7に加
わる流体圧により前記環状隆起部3bを漸次上方へ移動さ
せながら、図1(b)に示すように昇降体2を円滑に上
昇させ、同昇降体2の上面に載置した重量物Mを所定の
高さまで持上可能としている。
【0014】また、図2に示すように、上記可撓性膜体
3は一端から他端まで同一径の筒状に形成しており、そ
の一端を上記ガイド筒1の基端周縁1aに連結すると共
に、他端を上記昇降体2の基端周縁2aに内側へ折り返し
た状態で連結している(図1参照)。
3は一端から他端まで同一径の筒状に形成しており、そ
の一端を上記ガイド筒1の基端周縁1aに連結すると共
に、他端を上記昇降体2の基端周縁2aに内側へ折り返し
た状態で連結している(図1参照)。
【0015】したがって、流体を流体充填空間7内に導
入しなければ、可撓性膜体3の折り返し部の重合部分、
及び、同可撓性膜体3とガイド筒1の内周面、昇降体2
の外周面との摩擦力により昇降体2自身は殆ど昇降でき
ない状態となっている。
入しなければ、可撓性膜体3の折り返し部の重合部分、
及び、同可撓性膜体3とガイド筒1の内周面、昇降体2
の外周面との摩擦力により昇降体2自身は殆ど昇降でき
ない状態となっている。
【0016】流体充填空間7内に流体が導入され、流体
圧により環状隆起部3bの内側にまで流体が充満し、可撓
性膜体3を内部から加圧してはじめて、環状隆起部3bが
ガイド筒1の内周面と昇降体2の外周面を押圧しながら
漸次加圧方向へ移動して昇降体2をガイドしながら円滑
に上昇させることになる。
圧により環状隆起部3bの内側にまで流体が充満し、可撓
性膜体3を内部から加圧してはじめて、環状隆起部3bが
ガイド筒1の内周面と昇降体2の外周面を押圧しながら
漸次加圧方向へ移動して昇降体2をガイドしながら円滑
に上昇させることになる。
【0017】本発明に係る持上装置Aは上述したように
きわめて円滑な作動となり、しかも構造が簡単で故障等
が少なく、また、安価に製造することが可能なのであら
ゆるものへの応用が期待でき、きわめて有用である。
きわめて円滑な作動となり、しかも構造が簡単で故障等
が少なく、また、安価に製造することが可能なのであら
ゆるものへの応用が期待でき、きわめて有用である。
【0018】また、流体の受圧面となる昇降体2の下面
の面積を大きくすることによりかなりの重量物Mに対応
可能であり、したがって、昇降体2の直径を適宜定めて
やれば、持ち上げるべき重量物に容易に対応することが
できる。しかも、容易に移動、輸送ができるコンパクト
な構成となっている。
の面積を大きくすることによりかなりの重量物Mに対応
可能であり、したがって、昇降体2の直径を適宜定めて
やれば、持ち上げるべき重量物に容易に対応することが
できる。しかも、容易に移動、輸送ができるコンパクト
な構成となっている。
【0019】なお、上記した可撓性膜体3は、本実施例
ではゴム製としているが、例えば、布等に防水加工した
ものでもよい。
ではゴム製としているが、例えば、布等に防水加工した
ものでもよい。
【0020】さらに、流体としては、本実施例では水を
使用するが、水の他、油、空気等を用いることもでき
る。
使用するが、水の他、油、空気等を用いることもでき
る。
【0021】以下、図3を参照しながら上記した持上装
置Aをジャッキに適用したものを説明する。
置Aをジャッキに適用したものを説明する。
【0022】図3に示すように、持上装置Aは、ガイド
筒1を、所定の長さの筒状に形成すると共に、上部に所
定大きさの開口1bを設け、かつ下端をなす基端部には載
置可能な箱状に構成した基体1cを配設し、同基体1cには
流体導入口4を設けている。
筒1を、所定の長さの筒状に形成すると共に、上部に所
定大きさの開口1bを設け、かつ下端をなす基端部には載
置可能な箱状に構成した基体1cを配設し、同基体1cには
流体導入口4を設けている。
【0023】なお、本実施例では、流体としては水を用
いており、5は流体導入口4に先端を連通連結した水道
管、6は同水道管5の基端を連通連結した水栓である。
いており、5は流体導入口4に先端を連通連結した水道
管、6は同水道管5の基端を連通連結した水栓である。
【0024】また、ガイド筒1の内部には長尺に形成し
た昇降体2を遊嵌し、同昇降体2の上部に受面20を設
け、同受面20に重量物Mを直接的、あるいは間接的に載
置可能としているまた、かかる昇降体2は、その基端周
縁2aと前記ガイド筒1の基端周縁1aとを前述した構成の
可撓性膜体3で連結しており、同可撓性膜体3により、
ガイド筒1内には、可撓性膜体3の内側と基体1cとの間
に流体充填空間7が形成されている。
た昇降体2を遊嵌し、同昇降体2の上部に受面20を設
け、同受面20に重量物Mを直接的、あるいは間接的に載
置可能としているまた、かかる昇降体2は、その基端周
縁2aと前記ガイド筒1の基端周縁1aとを前述した構成の
可撓性膜体3で連結しており、同可撓性膜体3により、
ガイド筒1内には、可撓性膜体3の内側と基体1cとの間
に流体充填空間7が形成されている。
【0025】したがって、同流体充填空間7へ流体導入
口4から水が流入すると、その水圧により、前記可撓性
膜体3を介し、昇降体2に設けた受面20を地面から一定
高さまで昇降自在とすることができる。
口4から水が流入すると、その水圧により、前記可撓性
膜体3を介し、昇降体2に設けた受面20を地面から一定
高さまで昇降自在とすることができる。
【0026】本実施例では、一定高さを規制するため
に、持上装置Aにストッパー機構を設けている。
に、持上装置Aにストッパー機構を設けている。
【0027】すなわち、昇降体2の受面20外周近傍で、
かつ、ガイド筒1の外方位置から下方へ、ストッパー用
係合部81を下端縁に設けた筒状のカバー体を垂下させる
と共に、ガイド筒1の上端縁に被係合部11を形成してい
る。したがって、昇降体2が上昇すると、昇降体2と連
設しているストッパー用係合部81がガイド筒1の被係合
部11と係合した位置で昇降が停止することになり、昇降
体2の上昇位置を規制することができる。なお、被係合
部11の位置を適宜設計することにより、昇降体2による
重量物Mの揚程を適宜定めることができる。
かつ、ガイド筒1の外方位置から下方へ、ストッパー用
係合部81を下端縁に設けた筒状のカバー体を垂下させる
と共に、ガイド筒1の上端縁に被係合部11を形成してい
る。したがって、昇降体2が上昇すると、昇降体2と連
設しているストッパー用係合部81がガイド筒1の被係合
部11と係合した位置で昇降が停止することになり、昇降
体2の上昇位置を規制することができる。なお、被係合
部11の位置を適宜設計することにより、昇降体2による
重量物Mの揚程を適宜定めることができる。
【0028】また、上記可撓性膜体3は一端から他端ま
で同一径の筒状に形成したゴム製としており、前述した
ように、最内側に形成した中央凹部3aと、同中央凹部3a
の周りに形成した環状隆起部3bと、同環状隆起部3bの外
側に形成し、前記ガイド筒1の基端周縁1aに連結する連
結部3cとからなる。そして、前記中央凹部3aと昇降体2
の基端周縁2aを連結している。
で同一径の筒状に形成したゴム製としており、前述した
ように、最内側に形成した中央凹部3aと、同中央凹部3a
の周りに形成した環状隆起部3bと、同環状隆起部3bの外
側に形成し、前記ガイド筒1の基端周縁1aに連結する連
結部3cとからなる。そして、前記中央凹部3aと昇降体2
の基端周縁2aを連結している。
【0029】すなわち、可撓性膜体3の一端を上記ガイ
ド筒1の基端周縁1aに、他端を上記昇降体2の基端周縁
2aに内側へ折り返した状態で焼付けて溶着して連結して
いる。これにより、特別なシールをすることなく、流体
充填空間7のシール性を十分に保つことができる。
ド筒1の基端周縁1aに、他端を上記昇降体2の基端周縁
2aに内側へ折り返した状態で焼付けて溶着して連結して
いる。これにより、特別なシールをすることなく、流体
充填空間7のシール性を十分に保つことができる。
【0030】また、可撓性膜体3は十分な長さを有して
おり、水圧がかからない状態では撓んだ状態となってお
り、可撓性膜体3の折り返し部の重合部分、及び、同可
撓性膜体3とガイド筒1の内周面、昇降体2の外周面と
の摩擦力により昇降体2自身は殆ど昇降できない状態と
なっている。
おり、水圧がかからない状態では撓んだ状態となってお
り、可撓性膜体3の折り返し部の重合部分、及び、同可
撓性膜体3とガイド筒1の内周面、昇降体2の外周面と
の摩擦力により昇降体2自身は殆ど昇降できない状態と
なっている。
【0031】一方、水栓6を開いて水を流体導入口4か
ら流体充填空間7内に流入させると、可撓性膜体3は水
圧によって前記環状隆起部3bの内側を押し拡げながら、
同環状隆起部3bを漸次上方移動させて上方へ伸延状態と
なり、昇降体2をガイドしながら持ち上げ上昇させ、昇
降体2の受面20上の重量物Mを所定高さまで持上げるこ
とができる。そして、昇降体2が所定の高さまで突出し
て起立状態となったときに水栓6を閉じれば、水圧が保
持されて昇降体2は重量物Mを持上げ保持した状態を保
つことができる。
ら流体充填空間7内に流入させると、可撓性膜体3は水
圧によって前記環状隆起部3bの内側を押し拡げながら、
同環状隆起部3bを漸次上方移動させて上方へ伸延状態と
なり、昇降体2をガイドしながら持ち上げ上昇させ、昇
降体2の受面20上の重量物Mを所定高さまで持上げるこ
とができる。そして、昇降体2が所定の高さまで突出し
て起立状態となったときに水栓6を閉じれば、水圧が保
持されて昇降体2は重量物Mを持上げ保持した状態を保
つことができる。
【0032】このように、環状隆起部3bが昇降体2をガ
イドする機能も果たすことができるので滑らかな上昇動
作で重量物Mの持上げ動作を実現できる。
イドする機能も果たすことができるので滑らかな上昇動
作で重量物Mの持上げ動作を実現できる。
【0033】また、昇降体2を下降させる場合は、水栓
6に接続している水道管5の先端を大気に開放させるだ
けでよく、昇降体2は自重により水を押しやりながら下
降する。このときに、水がダンパーの機能を果たすこと
になって、昇降体2が急降下することがなく安全であ
る。
6に接続している水道管5の先端を大気に開放させるだ
けでよく、昇降体2は自重により水を押しやりながら下
降する。このときに、水がダンパーの機能を果たすこと
になって、昇降体2が急降下することがなく安全であ
る。
【0034】また、水道管5にポンプ等を取付けて、強
制的に水を圧送したり抜いたりしてもよい。
制的に水を圧送したり抜いたりしてもよい。
【0035】他の実施例として、上記構成の持上装置A
を、2段式駐車装置Bに適用したものを説明する。
を、2段式駐車装置Bに適用したものを説明する。
【0036】図4に示すように、例えば4個の持上装置
Aを地中に埋設し、各受面20で車載台C1を支持させて2
段式駐車装置Bを構成している。9は地中に埋設した筒
体であり、各筒体9内に各持上装置Aを収納している。
Aを地中に埋設し、各受面20で車載台C1を支持させて2
段式駐車装置Bを構成している。9は地中に埋設した筒
体であり、各筒体9内に各持上装置Aを収納している。
【0037】上記車載台C1に自動車Cを駐車し、持上装
置Aを作動させれば車載台C1の下方にもう1台分の駐車
用空間Qを形成することができ、かかる空間Q内にもう
1台の自動車を駐車させることができるのものである。
置Aを作動させれば車載台C1の下方にもう1台分の駐車
用空間Qを形成することができ、かかる空間Q内にもう
1台の自動車を駐車させることができるのものである。
【0038】上記構成の2段式駐車装置Bは構造が簡単
でコスト的にも有利であり、一般家屋の駐車場としての
設置が容易である。
でコスト的にも有利であり、一般家屋の駐車場としての
設置が容易である。
【0039】また、水の流出制御を電気的に行うように
してもよく、スイッチ操作での昇降が可能となり取扱い
がより容易となる。
してもよく、スイッチ操作での昇降が可能となり取扱い
がより容易となる。
【0040】なお、本2段式駐車装置Bは一般家屋に限
らず業務用等にも適用可能である。
らず業務用等にも適用可能である。
【0041】以上説明したように、本発明に係る持上装
置Aは、極めて簡便な装置であり、上記した実施例に限
らず、工作機械の動力源としても使用でき、応用範囲が
広い有用なものとなっている。
置Aは、極めて簡便な装置であり、上記した実施例に限
らず、工作機械の動力源としても使用でき、応用範囲が
広い有用なものとなっている。
【0042】また、低コストで製作可能であって、しか
も、構造が簡単で故障も少なくメンテナンスも容易であ
る。
も、構造が簡単で故障も少なくメンテナンスも容易であ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明では、有底で先端開口のガイド筒
内に、上部に受面を形成した昇降体と、同昇降体をピス
トンとして作用させるための可撓性膜体を配設し、同可
撓性膜体は、一端から他端まで同一径の筒状に形成し、
一端を上記ガイド筒の基端周縁に連結すると共に、他端
を上記昇降体の基端周縁に内側へ折り返した状態で連結
し、最内側に形成される中央凹部と、同中央凹部の周り
に形成される環状隆起部と、同環状隆起部の外側に形成
され、前記ガイド筒の基端周縁に連結した連結部とを有
し、前記ガイド筒の基端部に、可撓性膜体内に流体を導
入する流体導入口を設け、同流体導入口からの流体圧に
より、前記環状隆起部を漸次上方へ移動させながら、昇
降体をガイド筒の軸方向へ上昇させ、受面上の載置物を
持上可能に構成したことにより、以下の効果を奏する。
内に、上部に受面を形成した昇降体と、同昇降体をピス
トンとして作用させるための可撓性膜体を配設し、同可
撓性膜体は、一端から他端まで同一径の筒状に形成し、
一端を上記ガイド筒の基端周縁に連結すると共に、他端
を上記昇降体の基端周縁に内側へ折り返した状態で連結
し、最内側に形成される中央凹部と、同中央凹部の周り
に形成される環状隆起部と、同環状隆起部の外側に形成
され、前記ガイド筒の基端周縁に連結した連結部とを有
し、前記ガイド筒の基端部に、可撓性膜体内に流体を導
入する流体導入口を設け、同流体導入口からの流体圧に
より、前記環状隆起部を漸次上方へ移動させながら、昇
降体をガイド筒の軸方向へ上昇させ、受面上の載置物を
持上可能に構成したことにより、以下の効果を奏する。
【0044】極めて簡便な装置で低コストで作成可能
である。
である。
【0045】構造が簡単で故障も少ないので、メンテ
ナンスが容易であり、応用範囲が広く汎用性に富む。
ナンスが容易であり、応用範囲が広く汎用性に富む。
【0046】昇降体の径を変更するだけで持ち上げる
べきものの重さに容易に対応可能となる。
べきものの重さに容易に対応可能となる。
【0047】かなりの重量物に対応可能であって、か
つ、容易に移動、輸送ができるコンパクトな構成とする
ことができる。
つ、容易に移動、輸送ができるコンパクトな構成とする
ことができる。
【図1】本発明に係る持上装置の概念的説明図である。
【図2】可撓性膜体の説明図である。
【図3】持上装置の説明図である。
【図4】持上装置を応用した2段式駐車装置の説明図で
ある。
ある。
1 ガイド筒 1a 基端周縁 2 昇降体 2a 基端周縁 3 可撓性膜体 3a 中央凹部 3b 環状隆起部 3c 連結部 4 流体導入口 7 流体充填空間 8 カバー体 11 被係合部 20 受面 81 ストッパー用係合部 A 持上装置
Claims (2)
- 【請求項1】 有底で先端開口のガイド筒(1) 内に、上
部に受面(20)を形成した昇降体(2) と、同昇降体(2) を
ピストンとして作用させるための可撓性膜体(3) を配設
し、 同可撓性膜体(3) は、一端から他端まで同一径の筒状に
形成し、一端を上記ガイド筒(1) の基端周縁(1a)に連結
すると共に、他端を上記昇降体(2) の基端周縁(2a)に内
側へ折り返した状態で連結し、最内側に形成される中央
凹部(3a)と、同中央凹部(3a)の周りに形成される環状隆
起部(3b)と、同環状隆起部(3b)の外側に形成され、前記
ガイド筒(1) の基端周縁(1a)に連結した連結部(3c)とを
有し、 前記ガイド筒(1) の基端部に、可撓性膜体(3) 内に流体
を導入する流体導入口(4) を設け、 同流体導入口(4) からの流体圧により、前記環状隆起部
(3b)を漸次上方へ移動させながら、昇降体(2) をガイド
筒(1) の軸方向へ上昇させ、受面(20)上の載置物を持上
可能に構成したことを特徴とする持上装置。 - 【請求項2】 上記昇降体(2) の受面(20)外周近傍から
下方へガイド筒(1)の外方に沿ってカバー体(8) を垂下
させ、同カバー体(8) の下端縁にストッパー用係合部(8
1)を設ける一方、ガイド筒(1) の上端縁には被係合部(1
1)を形成して昇降体(2) の上昇位置を規制したことを特
徴とする請求項1記載の持上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP874695A JPH08198591A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 持上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP874695A JPH08198591A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 持上装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08198591A true JPH08198591A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11701507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP874695A Pending JPH08198591A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 持上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08198591A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227163A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Nomura Fooshiizu:Kk | 氾濫水の誘導方法および誘導装置 |
KR101299985B1 (ko) * | 2012-12-06 | 2013-08-26 | 이재성 | 연질의 밀폐막으로 된 가변형 피스톤으로 구동되는 액추에이터 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP874695A patent/JPH08198591A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227163A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Nomura Fooshiizu:Kk | 氾濫水の誘導方法および誘導装置 |
JP4679731B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2011-04-27 | 株式会社ノムラフォーシーズ | 氾濫水の誘導方法および誘導装置 |
KR101299985B1 (ko) * | 2012-12-06 | 2013-08-26 | 이재성 | 연질의 밀폐막으로 된 가변형 피스톤으로 구동되는 액추에이터 |
WO2014088278A1 (ko) * | 2012-12-06 | 2014-06-12 | Lee Jae-Sung | 연질의 밀폐막으로 된 가변형 피스톤으로 구동되는 액추에이터 |
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