JPH08198272A - ポリエステルフィルムで被覆された金属缶体 - Google Patents

ポリエステルフィルムで被覆された金属缶体

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JPH08198272A
JPH08198272A JP1234395A JP1234395A JPH08198272A JP H08198272 A JPH08198272 A JP H08198272A JP 1234395 A JP1234395 A JP 1234395A JP 1234395 A JP1234395 A JP 1234395A JP H08198272 A JPH08198272 A JP H08198272A
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JP
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polyester film
metal
resin
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JP1234395A
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English (en)
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Yasuo Honma
靖雄 本間
Toshio Kasai
俊雄 笠井
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Hokkaican Co Ltd
Original Assignee
Hokkaican Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】缶胴部外面側をポリエステルフィルムで被覆し
て形成される保護被覆層に、優れた視覚印象を有する特
殊な色調を付与できる金属缶体を提供する。 【構成】缶胴部3外面側にポリエステルフィルム4aが
熱硬化型樹脂系接着剤層5aを介して加熱接着されて保
護被覆層6aを形成し、接着剤層5aと保護被覆層6a
との間に印刷層8a,8b,8cを設ける。印刷層8
a,8b,8cは虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール
顔料を含む樹脂組成物がグラビア印刷により設けられて
いる。接着剤層5aは白色顔料または白色以外の着色顔
料を含む。前記印刷層は顔料を含む樹脂組成物からなる
第1印刷層7に第2印刷層8a,8b,8cを積層し
て、または第2印刷層8a,8b,8cに第1印刷層7
を積層して設けられる。あるいは、第1印刷層7と第2
印刷層8a,8b,8cとが同一層内に並列して設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶胴部外面側の金属表
面に透明なポリエステルフィルムからなる保護被覆層が
形成され、金属表面と該保護被覆層との間に印刷層を設
けてなる金属缶体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料物等の容器に使用される金属
缶体として、錫メッキ鋼板またはティン・フリー・スチ
ール板等の缶用表面処理鋼板を短冊状に裁断した缶胴ブ
ランクの両側縁を溶接または接着して接合することによ
り缶胴部を形成し、この缶胴部の両端の開口部に別途製
造された缶蓋を二重巻締めされてなる所謂3ピースの金
属缶体、あるいは缶用アルミニウム合金板等から絞りし
ごき加工等により形成された一方に開口部を有する有底
筒状缶体の上記開口部に別途製造された缶蓋を二重巻締
めされてなる所謂2ピースの金属缶体が知られている。
【0003】前記金属缶体では、基体金属と内容物との
接触により基体金属が腐食されたり溶出した金属成分の
ために内容物のフレーバーが変化することを避けるため
に、缶内面側をエポキシ・フェノール樹脂等の塗料を塗
布して被覆する一方、缶外面側には所定の表示及びデザ
イン等の画像を形成する塗装が施され、該塗装により被
覆されている。
【0004】例えば、前記溶接缶体の缶胴形成用表面処
理鋼板の内外面側に対する前記塗装は、従来、前記塗料
を塗布するごとに加熱オーブンで焼き付けをすることに
より行なわれている。前記塗装をこのようにして行うと
きには、加熱オーブンの熱と揮散する有機溶媒とにより
作業環境が害される傾向があり、特に多色印刷となる外
面側では、2〜4色の塗装を施すごとに加熱オーブンに
よる焼き付けを行なうため、前記傾向が強くなる。
【0005】そこで、缶胴形成用表面処理鋼板の缶内外
面側をポリエステルフィルムで被覆して保護被覆層を形
成することが検討されている。このようにして保護被覆
層を形成するときには、缶外面側を被覆するポリエステ
ルフィルムに予め印刷を施して所定の表示及びデザイン
等の画像を形成しておけば、前記ポリエステルフィルム
からなる保護被覆層により缶外面側に塗装によらずに所
定の表示及びデザイン等の画像による美粧性を付与する
ことができ、塗装及び焼き付けを行わずに溶接缶体が得
られるので、作業環境の向上が期待される。しかも、前
記印刷を前記ポリエステルフィルムの缶外面側に当接さ
れる側に施すようにすると、該ポリエステルフィルムが
缶外面側に接着されたときに、該印刷が該ポリエステル
フィルムにより被覆されることになり、外傷から保護す
ることができる。
【0006】しかしながら、前記ポリエステルフィルム
により被覆された金属缶体の缶胴部の外面は平坦になっ
ているために、前記図案が平板な視覚印象となってしま
い、優れた視覚印象を与えられないとの不都合がある。
前記不都合を解決するために、前記図案を色違いにする
ことも行われているが、前記平板な視覚印象を十分に改
善するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
課題を解決するためになされたものであり、金属缶体の
缶胴部外面側の金属表面をポリエステルフィルムで被覆
して保護被覆層を形成することにより、前記所定の表示
及びデザイン等の画像に特殊な色調を有し、優れた視覚
印象を付与することができる金属缶体を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のポリエステルフィルムで被覆された金属缶
体は、少なくとも缶胴部外面側の金属表面に透明なポリ
エステルフィルムが熱硬化型樹脂系接着剤層を介して加
熱接着されて保護被覆層を形成し、該熱硬化型樹脂系接
着剤層と該保護被覆層との間に印刷層を設けてなる金属
缶体において、前記印刷層は虹彩色タイプ雲母粉末を用
いたパール顔料を含む少なくとも1種、好ましくは複数
の樹脂組成物が前記ポリエステルフィルム上にグラビア
印刷により設けられていることを特徴とする。
【0009】前記パール顔料としては、鱗片状に砕いた
平均粒子径5〜20μmの雲母粒子の表面に酸化チタン
をコーティングした虹彩色タイプ雲母粉末を用いるもの
が好適である。前記雲母粒子の平均粒子径が5μm未満
のときには画像に真珠光沢あるいは虹彩色を付与する虹
彩効果が得られず、20μmを超えるとグラビア印刷に
対する適性が低下する。通常、前記パール顔料を含む樹
脂組成物はオフセット印刷により印刷されるが、ポリエ
ステルフィルムに対しては該組成物が転移しにくく、所
定の印刷画像を得るためには重ね塗りを必要とするの
で、本発明ではグラビア印刷により印刷する。
【0010】前記パール顔料を含む樹脂組成物は、エポ
キシブチラール系樹脂とポリイソシアネート系樹脂とか
らなる樹脂組成物、またはポリエステルポリウレタン樹
脂とポリイソシアネート系樹脂とからなる樹脂組成物を
用いることが好ましい。金属缶体では、内容物を充填し
たのち、加熱殺菌処理(レトルト殺菌処理)が行われる
のが通常であるが、ポリエステルフィルムと熱硬化型樹
脂系接着剤層との間に顔料を含む樹脂組成物からなる印
刷層が設けられてなるポリエステルフィルムにより保護
被覆層を形成した金属缶体に前記レトルト処理を施す
と、前記印刷層が白化し該印刷層により形成される所定
の表示及びデザイン等の画像が不明瞭になることがあ
る。しかし、印刷層が前記エポキシブチラール系樹脂と
ポリイソシアネート系樹脂とから、またはポリエステル
ポリウレタン樹脂とポリイソシアネート系樹脂とからな
り前記パール顔料を含む樹脂組成物により形成されてい
ることにより、前記缶体材料被覆用ポリエステルフィル
ムにより保護被覆層を形成した缶体材料用金属板から形
成してなる溶接缶体に前記レトルト処理を施しても、前
記印刷層に白化を生じず、鮮明な画像が得られる。
【0011】前記樹脂組成物は前記パール顔料を10〜
25重量%の範囲で含むことが好ましい。前記樹脂組成
物に含まれるパール顔料が10重量%未満のときには所
望の色が得られないことがあり、25重量%を超えると
該樹脂組成物の前記缶体材料被覆用ポリエステルフィル
ムに対する密着性等、該樹脂組成物の物性が低下するの
で好ましくない。
【0012】前記ポリエステルフィルムは、強度及び透
明性等に優れているものであって、ジカルボン酸成分と
ジオール成分との重縮合により得られるポリエステルで
あればどのようなものであってもよいが、ナフタレンジ
カルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジ
カルボン酸と、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール等のジオール類との重縮合に
より得られるポリエステルであることが好ましく、ナフ
タレンジカルボン酸とエチレングリコールとの重縮合に
より得られるポリエステル(ポリエチレンナフタレー
ト)またはテレフタル酸とエチレングリコールとの重縮
合により得られるポリエステル(ポリエチレンテレフタ
レート)であることが特に好ましい。
【0013】前記ポリエステルは、所望に応じて前記ジ
カルボン酸成分またはジオール成分に他のジカルボン酸
成分またはジオール成分を含んでいてもよい。ポリエチ
レンテレフタレートの他の前記好ましいポリエステルと
しては、特開昭51─42786号、特開昭64─70
352号、特開平2─242738号等の各公報に記載
されているポリエステルを挙げることができる。
【0014】前記ポリエステルフィルムは、後述の熱硬
化型樹脂系接着剤による接着力を向上させるために、前
記接着剤層側の面に予めコロナ放電等の表面酸化処理が
施されていることが好ましい。
【0015】また、前記ポリエステルフィルムは5〜2
5μmの範囲の厚さを有することが好ましい。前記ポリ
エステルフィルムの厚さが5μm未満であるときには、
該フィルムの保護被覆層が形成された缶体を缶詰に加工
するときに、該フィルムが傷付きやすく、ピンホール等
が発生して、缶体の腐食、金属の溶出を防止する効果が
十分に得られないことがある。また、25μmを超える
ときには透明性が低減し、前記パール顔料の虹彩色が現
れにくくなる。
【0016】さらに、前記ポリエステルフィルムは、前
記印刷層を設けるための強度及び前記缶胴部外面側の金
属表面に接着される際の熱処理に対する寸法安定性が要
求されるので、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性ポ
リエステルフィルム、一軸または二軸延伸されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム等が好ましく、特に、材
料物性的には150℃に30分保持したときの長手方向
の熱収縮率が1.2%以下、幅方向の熱収縮率が0%の
二軸延伸ポリエステルフィルムが好ましい。
【0017】前記ポリエステルフィルムは、前記寸法安
定性を確保するために、予め160℃で6秒間程度保持
する熱処理を施してもよいが、前記接着剤層と反対側の
面に熱硬化型樹脂からなる硬化オーバーコート層が設け
られていることが特に好ましい。前記硬化オーバーコー
ト層を設けることにより、前記ポリエステルフィルムの
残留応力が緩和されると共にフィルムの伸縮が規制され
前記寸法安定性が確保されるとともに、耐傷付性が向上
される。また、前記硬化オーバーコート層を設けること
により、前記ポリエステルフィルムにより保護被複層を
形成した金属缶体に前記レトルト殺菌処理等の加熱処理
を施す際にポリエステルフィルム中の低重合度成分(オ
リゴマー)が表面に析出することが防止され、滑り性が
よくなる。
【0018】前記硬化オーバーコート層を形成する熱硬
化型樹脂は、高温短時間で硬化フィルムを形成する樹脂
であることが好ましく、例えば、エポキシ樹脂とアミノ
プラスト樹脂とからなり短時間硬化触媒として有機酸ま
たはリン酸、ポリリン酸等の無機酸が添加されているも
のが適している。前記熱硬化型樹脂は、耐傷付性向上、
滑り性向上のために、シリコン或はワックスが添加され
ていることが好ましい。
【0019】また、前記硬化オーバーコート層は、0.
5〜2μmの範囲の厚さを有することが好ましい。前記
硬化オーバーコート層の厚さが0.5μm未満であると
きには、前記ポリエステルフィルムの寸法安定性が不十
分になり、2μmを超えるときには透明性が低減し、前
記パール顔料の虹彩色が現れにくくなる。
【0020】前記ポリエステルフィルムが接着される金
属表面としては、短冊状に裁断した缶胴ブランクの両端
縁部を重ね合わせて溶接または接着接合して筒状体を形
成する缶体用各種表面処理鋼板、ティン・フリー・スチ
ール、あるいは缶体用各種アルミニウム合金板打ち抜い
て形成された有底筒状体の缶胴部等があり、前記ポリエ
ステルフィルムを前記金属に接着するために、前記熱硬
化型樹脂系接着剤層は、数平均分子量5000〜200
00のエポキシ樹脂と酸無水物系硬化剤とを70/30
〜99/1の重量比で含む樹脂またはポリエステル樹脂
とアミノプラスト樹脂等の硬化剤とを70/30〜90
/10の重量比で含む樹脂からなるものが適している。
前記接着剤層により、前記缶体材料被覆用ポリエステル
フィルムと前記缶体材料用金属板との間で、高温かつ短
時間の加熱で十分な接着強度を得ることができる。
【0021】前記接着剤層がエポキシ樹脂と酸無水物系
硬化剤とからなるときには、前記エポキシ樹脂は数平均
分子量が5000未満のときには接着強度が不足し、2
0000を超えるときには高粘度となり塗布作業性が劣
るので、共に好ましくない。また、前記数平均分子量が
5000未満であると、前記ポリエステルフィルムに予
め塗布乾燥して接着剤層を形成するときに、前記接着剤
層の粘着性が高くなり、タックフリー性が低下する。
【0022】前記接着剤層において、前記エポキシ樹脂
と前記酸無水物系硬化剤との重量比が99/1未満では
高温で加熱しても前記エポキシ樹脂の硬化に長時間を要
し、また70/30を超える割合としても前記エポキシ
樹脂の硬化を促進する効果はそれ以上には向上されな
い。
【0023】前記エポキシ樹脂と共に用いられる酸無水
物系硬化剤としては、無水ピロメリット酸、ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸無水物、無水フタル酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、メチルシクロヘキサンジカルボン酸
無水物、無水トリメリット酸及びその誘導体等を挙げる
ことができるが、硬化性、塗布後の膜の耐ブロッキング
性、タックフリー性等に優れている点から無水トリメリ
ット酸及びその誘導体からなる無水トリメリット酸系硬
化剤が適している。無水トリメリット酸の誘導体として
は、例えば、グリセロールトリストリメリテート無水
物、無水トリメリット酸の二量体、エチレングリコール
ビストリメリテート無水物等を挙げることができる。
【0024】前記接着剤層を形成するエポキシ樹脂は、
ビスフェノールとエピクロルヒドリンとの反応により得
られるビスフェノール型エポキシ樹脂であることが好ま
しく、前記酸無水物系硬化剤以外にさらにフェノール樹
脂などの他の硬化剤を含んでいてもよい。
【0025】また、前記接着剤層がポリエステル樹脂と
アミノプラスト樹脂等の硬化剤とからなるときには、そ
の重量比が90/10未満では高温で加熱しても該接着
剤層の硬化に長時間を要し、また70/30を超える割
合とすると硬化が進みすぎ、該接着剤層の加工性が低下
するので好ましくない。前記ポリエステル樹脂として
は、公知のポリエステル樹脂を単独で用いてもよく、エ
ポキシ樹脂等で変性したエポキシ変性ポリエステル樹脂
を用いてもよい。また、前記アミノプラスト樹脂として
は、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等を用いるこ
とができる。また、前記接着剤層は、ポリエステル樹脂
及びアミノプラスト樹脂とともに、エポキシ樹脂を併用
しても差し支えない。
【0026】前記接着剤層を形成する樹脂組成物は、高
温かつ短時間の加熱で、前記缶体材料被覆用ポリエステ
ルフィルムと前記缶体材料用金属板との間で十分な接着
強度を得るために、前記印刷層を形成する樹脂の種類に
応じて選択的に使用されることが好ましい。即ち、前記
印刷層を形成する樹脂組成物が、エポキシブチラール系
樹脂とポリイソシアネート系樹脂とからなりパール顔料
を含む樹脂組成物であるときには、前記接着剤層は前記
平均分子量のエポキシ樹脂と酸無水物系硬化剤とを前記
重量比で含む樹脂または前記ポリエステル樹脂とアミノ
プラスト樹脂とを前記重量比で含む樹脂からなることが
適している。また、前記印刷層を形成する樹脂組成物
が、ポリエステルポリウレタン樹脂とポリイソシアネー
ト系樹脂とからなりパール顔料を含む樹脂組成物である
ときには、前記接着剤層は前記ポリエステル樹脂とアミ
ノプラスト樹脂とを前記重量比で含む樹脂からなること
が適している。
【0027】本発明の金属缶体では、前記接着剤層は前
記金属表面を隠蔽する白色顔料または白色以外の着色顔
料を含んでいることを特徴とする。前記白色顔料として
は酸化チタンが適しており、接着剤との重量比が20/
80〜80/20の範囲で使用される。
【0028】また、本発明の金属缶体では、前記印刷層
は、前記ポリエステルフィルムの前記接着剤層側に設け
られた顔料を含む樹脂組成物からなる第1の印刷層と、
前記虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料を含む少
なくとも1種の樹脂組成物からなる第2の印刷層とから
なり、該第2の印刷層が該第1の印刷層のさらに前記接
着剤層側に積層して設けられるか、または逆に該第1の
印刷層が該第2の印刷層のさらに前記接着剤層側に積層
して設けられるか、あるいは、前記第1の印刷層と、前
記第2の印刷層とが同一層内に並列して設けられている
ことを特徴とする。
【0029】前記印刷層を前記第1及び第2の印刷層か
ら構成するときには、前記缶胴部外側面に接着された前
記ポリエステルフィルムを缶外面側から見たときに、全
印刷面積に占める第2の印刷層の割合が5%以上あるこ
とが好ましい。第2の印刷層の割合が5%未満では、前
記パール顔料による虹彩色の効果が視覚印象に乏しいも
のになる。
【0030】
【作用】本発明の金属缶体によれば、ポリエステルフィ
ルムに虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料を含む
樹脂組成物からなる印刷層を設けるので、前記印刷層が
真珠光沢あるいは虹彩色の特殊な色調に見え、しかも見
る角度を変えると偏光により前記印刷層がその本来の色
調とは異なる色調に見える。
【0031】前記虹彩色タイプ雲母粉末によれば、雲母
粒子に対する酸化チタンのコーティング量を変えること
により種々の色調のパール顔料が得られる。そこで、本
発明の金属缶体によれば、酸化チタンのコーティング量
が異なる前記虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料
を含む複数の樹脂組成物から前記印刷層を構成すること
により、見る角度を変えたときに前記印刷層の各樹脂組
成物がそれぞれその本来の色調とは異なる色調に見え
る。
【0032】また、本発明の金属缶体によれば、前記接
着剤層が前記金属表面を隠蔽する白色顔料を含むことに
より、前記虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料を
含む樹脂組成物本来の色調が前記接着剤層を下地として
鮮明になり、また見る角度を変えたときに前記樹脂組成
物本来の色調とは微妙に異なる色調に見える。前記接着
剤層は、前記白色顔料に変えて着色顔料を含んでいても
よく、このときには前記虹彩色タイプ雲母粉末を用いた
パール顔料を含む樹脂組成物本来の色調は、前記接着剤
層を下地として前記着色顔料の色彩の影響を受けた色調
に見え、見る角度を変えたときに前記着色顔料の色彩に
応じてしかも該着色顔料の色彩とは異なる深みのある色
調に見える。
【0033】また、本発明の金属缶体によれば、前記ポ
リエステルフィルムの前記接着剤層側に設けられる前記
印刷層として、通常の顔料を含む樹脂組成物からなる第
1の印刷層と、前記パール顔料を含む樹脂組成物からな
る第2の印刷層とを設け、該第2の印刷層のさらに前記
接着剤層側に該第1の印刷層を積層して設けることによ
り、該第2の印刷層が背景として、該第1の印刷層によ
る所定の表示及びデザイン等の画像が形成される。本発
明の金属缶体は、このようにすることにより、見る角度
を変えたときに背景の色調が異なって見える。
【0034】前記第1の印刷層と第2の印刷層とは、該
第1の印刷層のさらに前記接着剤層側に該第2の印刷層
を積層して設けることにより、該第1の印刷層による所
定の表示及びデザイン等の画像のうち、色調を変えたい
部分が該第2の印刷層で形成される。本発明の金属缶体
は、このようにすることにより、見る角度を変えたとき
に前記第2の印刷層で形成された部分だけが前記第1の
印刷層を下地として、前記着色顔料を下地とした場合と
同様に、該第1の印刷層の色彩に応じてしかも該第1の
印刷層の色彩とは異なる深みのある色調に見える。ま
た、前記第1の印刷層の前記第2の印刷層が積層される
部分を白色にしておくことにより、見る角度を変えたと
きに前記第2の印刷層の各樹脂組成物がそれぞれその本
来の色調とは異なる色調に見える。
【0035】また、前記第1の印刷層と第2の印刷層と
は、同一層内に並列して設けることにより、第2の印刷
層が第1の印刷層による所定の表示及びデザイン等の画
像の背景にもなり、第1の印刷層による前記画像の一部
を形成する様にもなる。
【0036】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明につ
いてさらに詳しく説明する。図1は本発明に係わる金属
缶体の缶体形成用素材の一実施例を示す斜視図、図2
(a)は図1のII−II線を示す断面図、図2(b)
は図2(a)に対応する他の実施例の断面図、図2
(c)は図2(a)の他の構成を示す断面図、図3は本
発明に係わる金属缶体の他の缶体形成用素材の構成を示
す説明的断面図である。
【0037】次に本発明の第1の実施例について説明す
る。
【0038】本実施例の金属缶体は、図1に仮想線示す
るように、短冊状に裁断された厚さ0.22mmの金属
板1を丸め、その両端縁2,2を重ね合わせて溶接する
ことにより形成される、筒状で両端に開口部を有する缶
胴部3を缶体形成用素材として製造される溶接缶体であ
る。金属板1は、表面に設けられたニッケル下地層を介
して0.5〜1.7g/m2 の錫がめっきされ、さらに
その上に金属クロム・酸化クロム層が設けられている表
面処理鋼板(TNS鋼板)であり、図1及び図2(a)
示のように、その両端縁2,2を除く両面に厚さ12μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PET
フィルムと記載する)4a,4bが熱硬化型樹脂系接着
剤層5a,5bを介して加熱接着されて保護被覆層6
a,6bを形成している。
【0039】缶胴部3の缶外面となる側に接着されるP
ETフィルム4aは、缶胴部3(金属板1)側にコロナ
放電処理が施されており、該コロナ放電処理面に、まず
通常の顔料を含む樹脂組成物がグラビア印刷されてなる
第1印刷層7が設けられ、第1印刷層7の金属板1側に
積層して虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料を含
む樹脂組成物がグラビア印刷されてなる第2印刷層8
a,8b,8cが設けられている。そして、第2印刷層
8a,8b,8cのさらに金属板1側に熱硬化型樹脂系
接着剤層5aが設けられている。また、PETフィルム
4aの缶胴部3(金属板1)と反対側の表面には、熱硬
化型樹脂からなる硬化オーバーコート層9が形成されて
いる。
【0040】前記第1印刷層7は、ポリイソシアネート
系樹脂からなる樹脂組成物に通常の顔料を含む印刷イン
キにより、乾燥後の厚さが約1μmになるように形成さ
れ、「Can」の文字画像を形成している。尚、前記第
1印刷層7は、本実施例では図を簡単にするために前記
「Can」の文字画像を形成するだけになっているが、
通常は、所定の表示やデザイン等の画像を形成するもの
であり、前記画像が形成されていてもよく、また前記画
像が前記多色印刷であってもよいことは勿論である。
【0041】また、第2印刷層8a,8b,8cは、ポ
リウレタン樹脂組成物に虹彩色タイプ雲母粉末を樹脂成
分に対して20重量%含む印刷インキにより、乾燥後の
厚さが約1μmになるように形成されている。第2印刷
層8a,8b,8cを形成する印刷インキに含まれる虹
彩色タイプ雲母粉末は、それぞれ異なる量の酸化チタン
がコーティングされており、第2印刷層8aにはメルク
・ジャパン社製Iriodin(商標)211、第2印
刷層8bにはメルク・ジャパン社製Iriodin22
1、第2印刷層8cにはメルク・ジャパン社製Irio
din201が使用されている。
【0042】前記虹彩色タイプ雲母粉末を含む印刷イン
キにより形成される第2印刷層8a,8b,8cは、下
地が白色である場合には、それぞれ赤、青、黄を基調と
するものであるが、見る角度を変えると偏光により前記
赤、青、黄を基調とする色調が異なる色調に見える。
【0043】本実施例では、前記第2印刷層8a,8
b,8cはこの順で配列された複数の帯状画像として、
缶胴部3を斜めに横切るように設けられ、前記第1印刷
層7による「Can」の文字画像の背景を形成してい
る。また、缶胴部3を外面側から見たときに、前記第2
印刷層8a,8b,8cの合計面積が、全印刷面積の1
0%以上になるようにして、前記偏光による視覚印象が
一層強くなるようにしている。
【0044】前記熱硬化型樹脂系接着剤層5aは、ビス
フェノールとエピクロルヒドリンとの反応により得られ
るビスフェノール型エポキシ樹脂で数平均分子量100
00のエポキシ樹脂と無水トリメリット酸系硬化剤とし
てグリセロールトリストリメリテート無水物とを95/
5の重量比で含む熱硬化型樹脂系接着剤から形成されて
いる。熱硬化型樹脂系接着剤層5aは、例えば、前記エ
ポキシ樹脂とグリセロールトリストリメリテート無水物
とを前記重量比で有機溶剤に溶解した樹脂溶液を塗布
し、接着剤の硬化反応が進行しないように120℃で1
0秒間の乾燥を行って、厚さが約7.5μmになるよう
にして形成される。また、熱硬化型樹脂系接着剤層5a
は白色顔料として前記樹脂成分に対し60重量%の酸化
チタンを含み、金属板1の金属下地を隠蔽すると共に、
第2印刷層8a,8b,8cに白色の下地を提供してい
る。
【0045】前記硬化オーバーコート層9は、エポキシ
樹脂とアミノプラスト樹脂とからなりリン酸触媒を添加
した熱硬化型樹脂により、透明で厚さが約1μmになる
ように形成されている。前記硬化オーバーコート層9
は、保護被覆層6aが形成された金属缶体において、P
ETフィルム4aからオリゴマーが析出することを防止
すると共に、前記金属缶体表面の滑り性向上のために、
シリコンまたはワックスが添加されていることが好まし
い。
【0046】また、PETフィルム4bは缶胴部3の缶
内面となる側に接着されるので透明であり、缶胴部3
(金属板1)側にコロナ放電処理が施されており、該コ
ロナ放電処理面に、熱硬化型樹脂系接着剤層5bが設け
られている。熱硬化型樹脂系接着剤層5bは、酸化チタ
ンを含まない点を除いて、熱硬化型樹脂系接着剤層5a
と全く同様である。
【0047】本実施例の溶接缶体は、例えば、次の様に
して製造することができる。
【0048】まず、図2(a)示の金属板1を図1に矢
示するように丸めて、両側端縁部2,2を重ね合わせて
溶接接合することにより缶胴部3を形成する。
【0049】次に、缶胴部3の保護被覆層6a,6bが
形成されていない部分に、公知の被覆補正塗料を塗布し
て、被覆補正を行う。そして、缶胴部3の両端縁部をネ
ックイン加工、フランジ加工したのち、別途製造された
缶蓋を二重巻締めすることにより、溶接缶体が得られ
る。
【0050】本実施例の溶接缶体は、前記第1印刷層7
による「Can」の文字画像が前記第2印刷層8a,8
b,8cによる赤、青、黄を基調とする複数の帯を背景
として見え、見る角度を変えると、前記第2印刷層8
a,8b,8cによる複数の帯が前記赤、青、黄を基調
とする色調から別の異なる色調に見える。
【0051】尚、前記実施例は溶接缶体について説明し
ているが、前記溶接工程を接着工程に変えることによ
り、両側端縁部2,2を重ね合わせて接着接合してなる
接着缶体も前記と同様にして製造することができる。
【0052】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。
【0053】本実施例の金属缶体は、図3(a)に示す
ように、表面にPETフィルム4bが前記熱硬化型樹脂
系接着剤層5bと同様の熱硬化型樹脂系接着剤層(図示
せず)を介して加熱接着されている缶用アルミニウム合
金板等の金属板を絞りしごき(DI)加工することによ
り形成される有底筒状缶体11を缶体形成用素材として
製造される2ピース缶体である。
【0054】有底筒状缶体11は、図3(b)に示すよ
うに、缶胴部3の外面側に、図2(a)と同様の構成を
有するPETフィルム4aが前記熱硬化型樹脂系接着剤
層5aと同様の熱硬化型樹脂系接着剤層(図示せず)を
介して加熱接着されている。
【0055】本実施例の2ピース缶体は、例えば、次の
様にして製造することができる。
【0056】まず、前記金属板をDI加工して図3
(a)示の有底筒状缶体11を得たのち、有底筒状缶体
11の内面側にマンドレルを挿入し、該マンドレルと圧
着ロールとの間に前記PETフィルム4a及び有底筒状
缶体11を挟持して、加熱接着し、図3(b)示の有底
筒状缶体11を得る。次に、図3(b)示の有底筒状缶
体11の開口端部をネックイン加工、フランジ加工した
のち、別途製造された缶蓋を二重巻締めすることによ
り、2ピース缶体が得られる。
【0057】前記各実施例の金属缶体は、その缶外面側
に被覆されたPETフィルム4aに形成されている図案
により缶胴部3の外面側に優れた美粧性が得られるの
で、食缶、飲料缶等に好適に用いることができる。
【0058】尚、前記各実施例では、熱硬化型樹脂系接
着剤層5aが白色顔料である酸化チタンを含んでいる
が、熱硬化型樹脂系接着剤層5aは白色顔料以外の他の
着色顔料を含むようにしてもよい。例えば、前記熱硬化
型樹脂系接着剤層5aが、黒色顔料であるカーボンブラ
ックを含むときには、第2印刷層8a,8b,8cの下
地が黒色となり、前記第2印刷層8a,8b,8cはそ
れぞれ赤紫基調、濃紺基調、ブロンズ基調の色に見え、
見る角度を変えると前記色調に変化はないものの下地の
色とは異なる深みのある色に見える。また、前記熱硬化
型樹脂系接着剤層5aが、青色顔料であるフタロシアニ
ンブルーを含むときには、第2印刷層8a,8b,8c
の下地が青色となり、前記第2印刷層8a,8b,8c
はそれぞれ紫基調、青基調、グレー基調の色に見え、黒
色下地の場合と同様に見る角度を変えると前記色調に変
化はないものの下地の色とは異なる深みのある色に見え
る。
【0059】また、前記各実施例のPETフィルム4a
では、図2(a)示のようにPETフィルム4aの上に
まず第1印刷層7を設け、その上に第2印刷層8a,8
b,8cを積層しているので、外面側からは第2印刷層
8a,8b,8cが第1印刷層7の背景となって見える
が、図2(b)示のようにPETフィルム4aの上にま
ず第2印刷層8a,8b,8cを設け、その上に第1印
刷層7を積層してもよい。このようにすることにより、
第1印刷層7により形成される前記所定の表示及びデザ
イン等の画像の一部分、例えば、コップや乗物等の画像
を第1印刷層7により形成したときに、コップに注がれ
た液体や乗物の窓等を第2印刷層8a,8b,8cと
し、見る角度を変えたときに前記液体、窓等の色調が異
なる色に見えるようにすることができる。
【0060】さらに、図2(c)示のように、第1印刷
層7と第2印刷層8a,8b,8cとを同一層内に並列
して形成するようにしてもよく、このようにすることも
より、第2印刷層8a,8b,8cを第1印刷層7の画
像の背景にすることもでき、第1印刷層7の画像の一部
を形成するようにすることもできる。
【0061】また前記各実施例では、第2印刷層に前記
虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料を含む樹脂組
成物を3種類用いているが、該樹脂組成物の種類は3種
類に限られるものではなく、1種類だけでもよく、さら
に多種類を用いてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の金属缶体によれば、見る角度を変えたときに、虹彩色
タイプ雲母粉末を用いたパール顔料を含む樹脂組成物か
らなる印刷層が、該樹脂組成物本来の色調とは異なる色
調に見えるので、その部分が強調され、優れた視覚印象
を与えることができる。前記視覚印象は、前記虹彩色タ
イプ雲母粉末を用いたパール顔料を含む複数の樹脂組成
物を用いて前記印刷層を形成することにより、さらに優
れたものとすることができる。
【0063】また、本発明の金属缶体は、前記熱硬化型
樹脂系接着剤層に白色顔料または白色以外の着色顔料を
含ませることにより、前記視覚印象をより強いものとす
ることができる。
【0064】さらに、本発明の金属缶体によれば、前記
ポリエステルフィルムの前記接着剤層側に設けられる前
記印刷層として、通常の顔料を含む樹脂組成物からなる
第1の印刷層と、前記パール顔料を含む樹脂組成物から
なる第2の印刷層とを設け、前記第2の印刷層を前記第
1の印刷層のさらに前記接着剤層側に積層して設けるこ
とにより、第2の印刷層を背景として、見る角度を変え
たときに前記背景だけが異なる色調に見えるようにする
ことができる。また、前記第1の印刷層を前記第2の印
刷層のさらに前記接着剤層側に積層して設けることによ
り、第1の印刷層による所定の表示及びデザイン等の画
像の一部分を第2の印刷層として、見る角度を変えたと
きに前記第2の印刷層で形成された部分だけが異なる色
調に見えるようにすることができる。
【0065】また、前記第1の印刷層と前記第2の印刷
層とを同一層内に並列して設けることにより、前記第2
の印刷層が背景となる場合にも、前記第1の印刷層の画
像の一部分を形成する場合にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる金属缶体の缶体形成用素材の一
実施例を示す斜視図。
【図2】図2(a)は図1のII−II線を示す断面
図、図2(b)は図2(a)に対応する他の実施例の断
面図、図2(c)は図2(a)の他の構成を示す断面
図。
【図3】本発明に係わる金属缶体の他の缶体形成用素材
の構成を示す説明的断面図。
【符号の説明】
1…金属板、 3…缶胴部、 4a…ポリエステルフィ
ルム、 5a…熱硬化型樹脂系接着剤層、 6…保護被
覆層、 7…第1の印刷層、 8a,8b,8c…第2
の印刷層。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも缶胴部外面側の金属表面に透明
    なポリエステルフィルムが熱硬化型樹脂系接着剤層を介
    して加熱接着されて保護被覆層を形成し、該熱硬化型樹
    脂系接着剤層と該保護被覆層との間に印刷層を設けてな
    る金属缶体において、 前記印刷層は虹彩色タイプ雲母粉末を用いたパール顔料
    を含む少なくとも1種の樹脂組成物が前記ポリエステル
    フィルム上にグラビア印刷により設けられていることを
    特徴とするポリエステルフィルムで被覆された金属缶
    体。
  2. 【請求項2】前記印刷層は虹彩色タイプ雲母粉末を用い
    たパール顔料を含む複数の樹脂組成物がグラビア印刷に
    より設けられていることを特徴とする請求項1記載のポ
    リエステルフィルムで被覆された金属缶体。
  3. 【請求項3】前記接着剤層は前記金属表面を隠蔽する白
    色顔料を含むことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のポリエステルフィルムで被覆された金属缶体。
  4. 【請求項4】前記接着剤層は前記金属表面を隠蔽する白
    色以外の着色顔料を含むことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のポリエステルフィルムで被覆された金
    属缶体。
  5. 【請求項5】前記印刷層は前記ポリエステルフィルムの
    前記接着剤層側に設けられた顔料を含む樹脂組成物から
    なる第1の印刷層と、前記虹彩色タイプ雲母粉末を用い
    たパール顔料を含む少なくとも1種の樹脂組成物からな
    る第2の印刷層とからなり、該第2の印刷層が該第1の
    印刷層のさらに前記接着剤層側に積層して設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項記載のポリエステルフィルムで被覆された金属缶体。
  6. 【請求項6】前記印刷層は前記ポリエステルフィルムの
    前記接着剤層側に設けられた顔料を含む樹脂組成物から
    なる第1の印刷層と、前記虹彩色タイプ雲母粉末を用い
    たパール顔料を含む少なくとも1種の樹脂組成物からな
    る第2の印刷層とからなり、該第1の印刷層が該第2の
    印刷層のさらに前記接着剤層側に積層して設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項記載のポリエステルフィルムで被覆された金属缶体。
  7. 【請求項7】前記印刷層は前記ポリエステルフィルムの
    前記接着剤層側に設けられた顔料を含む樹脂組成物から
    なる第1の印刷層と、前記虹彩色タイプ雲母粉末を用い
    たパール顔料を含む少なくとも1種の樹脂組成物からな
    る第2の印刷層とが同一層に並列して設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載のポリエステルフィルムで被覆された金属缶体。
JP1234395A 1995-01-30 1995-01-30 ポリエステルフィルムで被覆された金属缶体 Withdrawn JPH08198272A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039013A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Fuji Seal International Inc 缶貼り付け用印刷フィルム

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