JPH08196293A - タンパク質の製造方法 - Google Patents
タンパク質の製造方法Info
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- JPH08196293A JPH08196293A JP7009641A JP964195A JPH08196293A JP H08196293 A JPH08196293 A JP H08196293A JP 7009641 A JP7009641 A JP 7009641A JP 964195 A JP964195 A JP 964195A JP H08196293 A JPH08196293 A JP H08196293A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミッドカインタンパク質(MK)の新規な製
造方法の提供。 【構成】 MK構造遺伝子に対応するcDNAを搬送す
るベクターを選択してこれに挿入し、細胞培養物に導入
してMKを伝搬する発現系を作成し、培養細胞から単離
・精製する。
造方法の提供。 【構成】 MK構造遺伝子に対応するcDNAを搬送す
るベクターを選択してこれに挿入し、細胞培養物に導入
してMKを伝搬する発現系を作成し、培養細胞から単離
・精製する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下記特性を有するミッ
ドカインタンパク質(MK)の新規な製造方法に関す
る。さらに本発明は、生体中の臓器・血管等の各組織の
損傷・破壊に対して修復・再生を促進する治療剤、創傷
治癒剤として有用なMKの製造法を提供するものであ
る。
ドカインタンパク質(MK)の新規な製造方法に関す
る。さらに本発明は、生体中の臓器・血管等の各組織の
損傷・破壊に対して修復・再生を促進する治療剤、創傷
治癒剤として有用なMKの製造法を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】MKは、本発明者の村松喬が生化学、第
65巻、1494頁〜1504頁(1993年)にも総
説しているように、分子量13,000の塩基性アミノ
酸に富むヘパリン結合性の成長・分化因子で、類似のH
B−GAM(別名プレイオトロフィン)とともに新しい
成長因子ファミリーを形成している。MKはNIH3T
3細胞の増殖促進活性の他にヒトやマウスの胎児(仔)
の神経細胞に対し突起伸長および生存維持活性を示す。
MKの発現はマウスの胚形成において脳および他の組織
において一過性にみられ、成長とともに腎臓に限局す
る。ヒトでは正常組織の消化管や種々の癌組織で発現
し、またアルツハイマー病老人斑における蓄積など、生
理的役割のみならず、これらの疾患の発症または進行と
も関係があると考えられている。これまでの研究から、
MKは臓器・組織の損傷・破壊の修復・再生にも関与し
ていることが示されており、FGFやHGFなどと同
様、多くの機能を有するタンパク質であると考えられる
が、その作用の詳細は不明である。
65巻、1494頁〜1504頁(1993年)にも総
説しているように、分子量13,000の塩基性アミノ
酸に富むヘパリン結合性の成長・分化因子で、類似のH
B−GAM(別名プレイオトロフィン)とともに新しい
成長因子ファミリーを形成している。MKはNIH3T
3細胞の増殖促進活性の他にヒトやマウスの胎児(仔)
の神経細胞に対し突起伸長および生存維持活性を示す。
MKの発現はマウスの胚形成において脳および他の組織
において一過性にみられ、成長とともに腎臓に限局す
る。ヒトでは正常組織の消化管や種々の癌組織で発現
し、またアルツハイマー病老人斑における蓄積など、生
理的役割のみならず、これらの疾患の発症または進行と
も関係があると考えられている。これまでの研究から、
MKは臓器・組織の損傷・破壊の修復・再生にも関与し
ていることが示されており、FGFやHGFなどと同
様、多くの機能を有するタンパク質であると考えられる
が、その作用の詳細は不明である。
【0003】これらの知見を得る過程で、本発明者らは
MKを量的に生産することを企てた。村松が前記総説に
も示しているように、MKcDNAには多形が存在し、
MK1、MK2、MK3の3つがこれまで見出された
が、友村らはMK2−cDNAをβ−アクチンとラウス
細胞ウイルスのプロモーター・エンハンサーの支配下に
置き、L細胞に導入して、パーマネントなトランスフェ
クタントを得、培養することにより培地中にMKを生産
・分泌させることに成功した(Tomomura,M., Kadomats
u,K., Muramatsu,H., Muramatsu,T. et al: Biochem. B
iophys. Res. Commun., 171,603-609,(1990) )。村松
寿子らは、トランスフェクタントL細胞が生産するMK
をフェニルセファロースカラムクロマトグラフィーとヘ
パリンセファロースカラムクロマトグラフィーを組み合
わせて単離・精製し、該L細胞の培地1lあたり約20
0μgのMKを得た(Muramatsu,H. & Muramatsu,T.: B
BRC, 177,652-658,(1991) )。
MKを量的に生産することを企てた。村松が前記総説に
も示しているように、MKcDNAには多形が存在し、
MK1、MK2、MK3の3つがこれまで見出された
が、友村らはMK2−cDNAをβ−アクチンとラウス
細胞ウイルスのプロモーター・エンハンサーの支配下に
置き、L細胞に導入して、パーマネントなトランスフェ
クタントを得、培養することにより培地中にMKを生産
・分泌させることに成功した(Tomomura,M., Kadomats
u,K., Muramatsu,H., Muramatsu,T. et al: Biochem. B
iophys. Res. Commun., 171,603-609,(1990) )。村松
寿子らは、トランスフェクタントL細胞が生産するMK
をフェニルセファロースカラムクロマトグラフィーとヘ
パリンセファロースカラムクロマトグラフィーを組み合
わせて単離・精製し、該L細胞の培地1lあたり約20
0μgのMKを得た(Muramatsu,H. & Muramatsu,T.: B
BRC, 177,652-658,(1991) )。
【0004】また本発明者は丸田との共同で、E.co
liで、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GS
T)との融合タンパク質としてMKを製造し、融合部位
をトロンビン切断することによりMKを得た(Maruta,
H., Muramatsu,T., Muramatsu,H., et al: Growth Fact
ors, 8,119-134,(1993))。
liで、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GS
T)との融合タンパク質としてMKを製造し、融合部位
をトロンビン切断することによりMKを得た(Maruta,
H., Muramatsu,T., Muramatsu,H., et al: Growth Fact
ors, 8,119-134,(1993))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生体中で多様な生理
的、病理的な機能を担っているMKの役割を明らかにす
るために、またMKの高次構造の解明のために、更には
MKを含む治療剤を提供するためには、より収率、収量
の高いMKの発現・生産系を開発する必要がある。
的、病理的な機能を担っているMKの役割を明らかにす
るために、またMKの高次構造の解明のために、更には
MKを含む治療剤を提供するためには、より収率、収量
の高いMKの発現・生産系を開発する必要がある。
【0006】均一なタンパク質原末を安定して、大量に
得るために、前記の本発明者らのように、遺伝子組み換
え技術により、培養哺乳動物細胞などのような真核生物
細胞や大腸菌などを宿主として、遺伝子組み換え体が作
られる。しかしながら一般に前者においては、目的とす
るタンパク質(の遺伝子)によってその発現量が比較的
に低い場合がある。一方大腸菌では分子内の正しいS−
S結合が形成され難いことがあり、目的とするタンパク
質の収量が低いことがある。
得るために、前記の本発明者らのように、遺伝子組み換
え技術により、培養哺乳動物細胞などのような真核生物
細胞や大腸菌などを宿主として、遺伝子組み換え体が作
られる。しかしながら一般に前者においては、目的とす
るタンパク質(の遺伝子)によってその発現量が比較的
に低い場合がある。一方大腸菌では分子内の正しいS−
S結合が形成され難いことがあり、目的とするタンパク
質の収量が低いことがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この方策としては、目的
とするタンパク質の遺伝子を改変することが考えられ
る。今ひとつの方法は、遺伝子組み換え体の発現系の選
択であり、より高発現系の探索とその系の利用により生
産量を増大させることができると考えられる。
とするタンパク質の遺伝子を改変することが考えられ
る。今ひとつの方法は、遺伝子組み換え体の発現系の選
択であり、より高発現系の探索とその系の利用により生
産量を増大させることができると考えられる。
【0008】近年、タンパク質の発現系として昆虫ウイ
ルスやファージを利用する系が検討されている。そこで
本発明者らは、昆虫発現系でのMKのタンパク発現を鋭
意研究した結果、前記の2つの発現系に比べて収量が多
く、あるいは同等の薬理活性を持つMKを生産する発現
系を構築し、MKを安定して製造する方法を確立するこ
とにより本発明を完成した。
ルスやファージを利用する系が検討されている。そこで
本発明者らは、昆虫発現系でのMKのタンパク発現を鋭
意研究した結果、前記の2つの発現系に比べて収量が多
く、あるいは同等の薬理活性を持つMKを生産する発現
系を構築し、MKを安定して製造する方法を確立するこ
とにより本発明を完成した。
【0009】即ち、本発明者らはバキュロウイルス(b
aculo virus)類、中でも核多角体病ウイル
ス、特にカイコ多角体ウイルスやAutographa
californica virus(オートグラフ
ァーカリフォルニカ多角体ウイルス)などの昆虫ウイル
スにMK遺伝子を組み込んだ。トランスファーベクター
の構築、トランスファーベクターとウイルスDNAの昆
虫細胞への導入、ならびに組みかえ型ウイルスの単離の
ため、まずマウスMK(MK−2、前記論文のTomomur
a,M. et al: BBRC, 171,603-609,(1990) )のコーディ
ング領域の開始メチオニンコドンの5’上流配列および
3’PolyA+ 配列をPolymerase Cha
in Reaction(PCR)を用いて除去した。
PCRで作成したDNA断片をAutographac
alifornica nuclear polyhe
drosis virus(多核体病ウイルス)のポリ
ヘドリンプロモーターをもつトランスファーベクター
(pVL1393)のBamHIおよびPstI部位に
サブクローニングした。
aculo virus)類、中でも核多角体病ウイル
ス、特にカイコ多角体ウイルスやAutographa
californica virus(オートグラフ
ァーカリフォルニカ多角体ウイルス)などの昆虫ウイル
スにMK遺伝子を組み込んだ。トランスファーベクター
の構築、トランスファーベクターとウイルスDNAの昆
虫細胞への導入、ならびに組みかえ型ウイルスの単離の
ため、まずマウスMK(MK−2、前記論文のTomomur
a,M. et al: BBRC, 171,603-609,(1990) )のコーディ
ング領域の開始メチオニンコドンの5’上流配列および
3’PolyA+ 配列をPolymerase Cha
in Reaction(PCR)を用いて除去した。
PCRで作成したDNA断片をAutographac
alifornica nuclear polyhe
drosis virus(多核体病ウイルス)のポリ
ヘドリンプロモーターをもつトランスファーベクター
(pVL1393)のBamHIおよびPstI部位に
サブクローニングした。
【0010】このようにして作製したトランスファーベ
クター、たとえば1μgとバキュロウイルス致死欠損変
異株DNA(BaculoGold)、たとえば20n
gをリポフェクチン法によりSpodoptera f
rugiperda cells(Sf−21)にトラ
ンスフェクトし、27℃、3日間培養後の培養上清に出
現した組みかえ型ウイルスをプラーク法により単離し
た。
クター、たとえば1μgとバキュロウイルス致死欠損変
異株DNA(BaculoGold)、たとえば20n
gをリポフェクチン法によりSpodoptera f
rugiperda cells(Sf−21)にトラ
ンスフェクトし、27℃、3日間培養後の培養上清に出
現した組みかえ型ウイルスをプラーク法により単離し
た。
【0011】ついで、MKタンパク質の発現および精製
を行う。即ち組みかえ型ウイルスをSf−21またはT
richoplusia ni由来のHigh Fiv
ecellに感染させ、27℃で3日間、培養した。プ
ロテアーゼ阻害剤として0.5mM p−クロロメルク
リベンゼンスルホン酸を添加し、さらに1日間培養を行
った。それから培養上清を回収し、7000rpm、1
0分間4℃にて遠心して細胞を除去後、上清をさらに3
5000rpm30分4℃にて超遠心し、ウイルスを除
いた。
を行う。即ち組みかえ型ウイルスをSf−21またはT
richoplusia ni由来のHigh Fiv
ecellに感染させ、27℃で3日間、培養した。プ
ロテアーゼ阻害剤として0.5mM p−クロロメルク
リベンゼンスルホン酸を添加し、さらに1日間培養を行
った。それから培養上清を回収し、7000rpm、1
0分間4℃にて遠心して細胞を除去後、上清をさらに3
5000rpm30分4℃にて超遠心し、ウイルスを除
いた。
【0012】それから、得られた超遠心上清(500m
l〜1l)を50mMリン酸ナトリウム緩衝液(以下P
B)pH6.8、0.2M NaClで平衡化したヘパ
リンセファロースカラムにかけ、段階溶出法により分画
した。
l〜1l)を50mMリン酸ナトリウム緩衝液(以下P
B)pH6.8、0.2M NaClで平衡化したヘパ
リンセファロースカラムにかけ、段階溶出法により分画
した。
【0013】段階溶出条件はたとえば、カラムはHi−
Trap Heparin(1ml)を用い、たとえば
流速は0.5ml/minで、緩衝液として50mMP
B pH6.8+0.2MNaCl 40ml、同PB
+0.5MNacl 40ml、同PB +0.7M
Nacl 40ml、同PB +1 MNacl 2
0ml、同PB +2 MNacl 20mlを順次
用いて溶出し、1mlずつ分画した。
Trap Heparin(1ml)を用い、たとえば
流速は0.5ml/minで、緩衝液として50mMP
B pH6.8+0.2MNaCl 40ml、同PB
+0.5MNacl 40ml、同PB +0.7M
Nacl 40ml、同PB +1 MNacl 2
0ml、同PB +2 MNacl 20mlを順次
用いて溶出し、1mlずつ分画した。
【0014】上記のヘパリンセファロースカラムクロマ
トグラフィーにより、MKは1MNaClを含む画分
に、均一標品として溶出された。
トグラフィーにより、MKは1MNaClを含む画分
に、均一標品として溶出された。
【0015】このようにして得られたMK標品を逆相H
PLCにより脱塩精製し、アミノ酸配列自動分析装置
(ABI473A)を用い、PTHアミノ酸を同定した
ところ、既に本発明者らが報告したMKと同一のアミノ
酸配列であることが明らかとなった。
PLCにより脱塩精製し、アミノ酸配列自動分析装置
(ABI473A)を用い、PTHアミノ酸を同定した
ところ、既に本発明者らが報告したMKと同一のアミノ
酸配列であることが明らかとなった。
【0016】上記の製造方法により取得できたMKの生
物活性を、神経細胞の突起伸長および生存維持活性を測
定することにより検定した。即ち培養用プラスチックシ
ャーレに精製したMK(10μg/ml)またはコント
ロールとしてポリL−リジン(10μg/ml)を加
え、室温で2時間コーティングした。一方胎生17日目
のラット大脳皮質を0.25%トリプシン、0.01%
DNaseIで37℃、30min間消化し、細胞分散
液を調製した後、0.1%FCSを含むDMEM培地
(5mg/ml D−グルコース、10μg/ml イ
ンスリン、10μg/ml トランスフェリン、30p
M 亜セレン酸ナトリウムを含む)中で、上記シャーレ
に播種した(0.4−0.5×106 cells/35
mmシャーレ)。
物活性を、神経細胞の突起伸長および生存維持活性を測
定することにより検定した。即ち培養用プラスチックシ
ャーレに精製したMK(10μg/ml)またはコント
ロールとしてポリL−リジン(10μg/ml)を加
え、室温で2時間コーティングした。一方胎生17日目
のラット大脳皮質を0.25%トリプシン、0.01%
DNaseIで37℃、30min間消化し、細胞分散
液を調製した後、0.1%FCSを含むDMEM培地
(5mg/ml D−グルコース、10μg/ml イ
ンスリン、10μg/ml トランスフェリン、30p
M 亜セレン酸ナトリウムを含む)中で、上記シャーレ
に播種した(0.4−0.5×106 cells/35
mmシャーレ)。
【0017】結果は本製造方法により得たMKは、既に
本発明者らがトランスフェクタントL細胞で生産したM
Kと同等の活性を有することが明らかとなった。大腸菌
を用いて遺伝子工学的に製造したMKが、場合によって
上記と神経栄養活性を持っていたり、持たなかったりす
る不安定な製法であることと比べて、本製造方法による
MKの生産方法はすぐれたものと考えられる。またトラ
ンスフェクタントL細胞での製造方法に比べ、格段に収
率も向上しており、MK原末を大量に必要とする下記の
研究および医薬、診断薬の原料として供給でき、本製造
方法は価値あるものと考えられる。
本発明者らがトランスフェクタントL細胞で生産したM
Kと同等の活性を有することが明らかとなった。大腸菌
を用いて遺伝子工学的に製造したMKが、場合によって
上記と神経栄養活性を持っていたり、持たなかったりす
る不安定な製法であることと比べて、本製造方法による
MKの生産方法はすぐれたものと考えられる。またトラ
ンスフェクタントL細胞での製造方法に比べ、格段に収
率も向上しており、MK原末を大量に必要とする下記の
研究および医薬、診断薬の原料として供給でき、本製造
方法は価値あるものと考えられる。
【0018】
【発明の効果】本発明により、MKを大量発現し、原末
として量的に提供することが可能となり臓器・組織の損
傷・破壊の修復・再生促進剤、創傷治癒剤等の医薬活性
物質として使用が可能となる。また下記のような研究の
実施にMKを提供することにより、細胞生物学的な研究
成果を加速的に手にすることができよう。
として量的に提供することが可能となり臓器・組織の損
傷・破壊の修復・再生促進剤、創傷治癒剤等の医薬活性
物質として使用が可能となる。また下記のような研究の
実施にMKを提供することにより、細胞生物学的な研究
成果を加速的に手にすることができよう。
【0019】即ち、 1.抗体作製による組織化学的検索。 2.個体の形態形成におけるMKの役割の探索。 3.神経栄養因子としての役割の探索。 4.がん細胞の増殖における役割の探索。 5.MK受容体およびジグナル伝達機構の解明。 6.阻害剤の開発。等々の如く、MKは発生生物学、神
経生物学、がん研究など基礎および臨床医学的研究に広
範に利用されうると考えられる。特にWilms腫瘍や
消化器がんでの機能やアルツハイマー老人斑における蓄
積の意味が解明されれば、これらの病態の改善または治
療薬の開発にも役立つものと期待される。
経生物学、がん研究など基礎および臨床医学的研究に広
範に利用されうると考えられる。特にWilms腫瘍や
消化器がんでの機能やアルツハイマー老人斑における蓄
積の意味が解明されれば、これらの病態の改善または治
療薬の開発にも役立つものと期待される。
【0020】
【実施例】以下に、本発明をより詳細に実施例、実験例
をもって説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。 [実施例1]トランスファーベクターの構築 マウスMK(MK−2,前記論文のTomomura,
M.et al:BBRC,171,603−609
(1990))のコーディング領域の開始メチオニンコ
ドンの5´上流配列および3´polyA+ 配列をポリ
メラーゼチェインリアクション(PCR)法を用いて除
去した。PCRで作製したDNT断片をAutogra
pha californica nuclear p
olyhedrosis virus(多核体病ウイル
ス)のポリヘドリンプロモーターを持つトランスファー
ベクター(PVL1393)のBamHIおよびPst
I部位にサブクローニングした。図1に操作を示す。 [実施例2]トランスファーベクターとBaculo
Gold DNAのsf−21細胞へのコトランスフェ
クション 実施例1で作製したトランスファーベクター1μgとバ
キュロウイルス致死欠損変異株DNA(Baculo
Gold DNA)20ngをリポフェクチン法によ
り、Spodoptera Frugiperda c
ells(sf−21)にトランスフェクトした。
をもって説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。 [実施例1]トランスファーベクターの構築 マウスMK(MK−2,前記論文のTomomura,
M.et al:BBRC,171,603−609
(1990))のコーディング領域の開始メチオニンコ
ドンの5´上流配列および3´polyA+ 配列をポリ
メラーゼチェインリアクション(PCR)法を用いて除
去した。PCRで作製したDNT断片をAutogra
pha californica nuclear p
olyhedrosis virus(多核体病ウイル
ス)のポリヘドリンプロモーターを持つトランスファー
ベクター(PVL1393)のBamHIおよびPst
I部位にサブクローニングした。図1に操作を示す。 [実施例2]トランスファーベクターとBaculo
Gold DNAのsf−21細胞へのコトランスフェ
クション 実施例1で作製したトランスファーベクター1μgとバ
キュロウイルス致死欠損変異株DNA(Baculo
Gold DNA)20ngをリポフェクチン法によ
り、Spodoptera Frugiperda c
ells(sf−21)にトランスフェクトした。
【0021】即ち35mmの培養ディシュあたり1×1
06 個の細胞を10%FCSを含むTMN−FHに浮遊
させた。1時間静置し、細胞を付着させた。培養液を除
き、血清抜き培養液(Ex Cell 400)2ml
で3回洗浄した。ついで、次の組成のDNA溶液を16
μl、細胞に滴下した後、27℃で3日間培養した。D
NA溶液は、トランスファーベクターPVL1393
(1μg/μl)1μlとBaculo Gold(P
harmingen社製、20ng/μl)1μlと水
6μlを含む計8μlのチューブA、およびリポフェク
チン溶液(BRL社製)4μlと水4μlを含む計8μ
lのチューブBとを混ぜ合わせ、室温で15分静置した
ものを用いた。 [実施例3]組み換え型ウイルスのプラーク法による単
離 35mmディシュ中に0.7×106 個浮遊させたsf
−21細胞に、100μlの希釈培養液(×1,×1
0,×100倍)を加え室温で30分静置し組み換え型
ウイルスを感染させ、ついで培地を除き、1%アガロー
ス(37℃)を静かに2ml加え、室温で1時間静置し
固まらせ、更に1mlの培地を加えた後、27℃で3〜
4日間置いた。
06 個の細胞を10%FCSを含むTMN−FHに浮遊
させた。1時間静置し、細胞を付着させた。培養液を除
き、血清抜き培養液(Ex Cell 400)2ml
で3回洗浄した。ついで、次の組成のDNA溶液を16
μl、細胞に滴下した後、27℃で3日間培養した。D
NA溶液は、トランスファーベクターPVL1393
(1μg/μl)1μlとBaculo Gold(P
harmingen社製、20ng/μl)1μlと水
6μlを含む計8μlのチューブA、およびリポフェク
チン溶液(BRL社製)4μlと水4μlを含む計8μ
lのチューブBとを混ぜ合わせ、室温で15分静置した
ものを用いた。 [実施例3]組み換え型ウイルスのプラーク法による単
離 35mmディシュ中に0.7×106 個浮遊させたsf
−21細胞に、100μlの希釈培養液(×1,×1
0,×100倍)を加え室温で30分静置し組み換え型
ウイルスを感染させ、ついで培地を除き、1%アガロー
ス(37℃)を静かに2ml加え、室温で1時間静置し
固まらせ、更に1mlの培地を加えた後、27℃で3〜
4日間置いた。
【0022】ついでX−Gal(2mg/ml)溶液、
0.1%ニュートラルレッド溶液それぞれ100μlを
添加し、27℃で一夜放置後プラークをピックアップし
た。 [実施例4]ウイルス溶液の第1増殖・増幅 sf−21細胞を35mmの培養ディシュあたり0.8
×106 個、10%FCSを含むTMN−FH2mlに
浮遊させた。1時間室温で放置した後、シングルプラー
クからウイルス溶液を100μlとり加え、室温で30
分間感染のため静置した。ついで培地を換え、27℃で
3〜4日間培養した。 [実施例5]ウイルス溶液の第2増殖・増幅 sf−21細胞を35mmの溶媒ディシュあたり1×1
06 個、10%FCSを含むTMN−FH2mlに浮遊
させた。1時間室温で放置した後、ウイルス第1増殖・
増幅培養上清を100μlとり加え、室温で30分間感
染のため静置した。ついで培地を換え、27℃で3〜4
日間培養した。 [実施例6]ウイルス溶液の第3増殖・増幅 sf−21細胞を25cm2 のフラスコあたり1.2×
106 個、10%FCSを含むTMN−FH7mlに浮
遊させた。これと同様のフラスコを7個同時に、室温で
1時間放置した後、ウイルス第2増殖・増幅培養上清を
100μlとり加え、室温で30分間感染のため静置し
た。ついで培地を換え、27℃で5〜6日間培養した。
ウイルスを含む培養液70mlを集め、小分けして−8
0℃で保存した。 [実施例7]MKの発現・分画 High Five細胞を225cm2 のフラスコあた
り、1.8×107 個、Ex Cell 400 45
mlに浮遊させた。これと同様のフラスコを12個同時
に、室温で1時間放置した後、ウイルス第3増殖・増幅
培養上清を180μlとり加え、27℃で3日間培養し
た。ついで25mM p−クロロマーキュリーベンゼン
スルホン酸600μl(最終濃度0.5mM)を加え、
27℃で1日培養した。培養液を集め、4℃で10分
間、5,000g(7000rpm)で超遠心分離し、
上清をとり、更に4℃で35分間、35,000rpm
で遠心分離し、ウイルス粒子を除いた。上清約500m
lをとり、ヘパリンセファロースを充てんしたHi T
rapカラムにアプライした。この担体は前もって0.
2M食塩を含む50mMリン酸ナトリウム緩衝液で平衡
化しておく。ついで同じ緩衝液でカラムも洗い、順次、
0.5M,0.7M,1.0Mそして2.0MNaCl
を含む緩衝液で、濃度段階勾配クロマトグラフィーを行
い、MKを溶出した。
0.1%ニュートラルレッド溶液それぞれ100μlを
添加し、27℃で一夜放置後プラークをピックアップし
た。 [実施例4]ウイルス溶液の第1増殖・増幅 sf−21細胞を35mmの培養ディシュあたり0.8
×106 個、10%FCSを含むTMN−FH2mlに
浮遊させた。1時間室温で放置した後、シングルプラー
クからウイルス溶液を100μlとり加え、室温で30
分間感染のため静置した。ついで培地を換え、27℃で
3〜4日間培養した。 [実施例5]ウイルス溶液の第2増殖・増幅 sf−21細胞を35mmの溶媒ディシュあたり1×1
06 個、10%FCSを含むTMN−FH2mlに浮遊
させた。1時間室温で放置した後、ウイルス第1増殖・
増幅培養上清を100μlとり加え、室温で30分間感
染のため静置した。ついで培地を換え、27℃で3〜4
日間培養した。 [実施例6]ウイルス溶液の第3増殖・増幅 sf−21細胞を25cm2 のフラスコあたり1.2×
106 個、10%FCSを含むTMN−FH7mlに浮
遊させた。これと同様のフラスコを7個同時に、室温で
1時間放置した後、ウイルス第2増殖・増幅培養上清を
100μlとり加え、室温で30分間感染のため静置し
た。ついで培地を換え、27℃で5〜6日間培養した。
ウイルスを含む培養液70mlを集め、小分けして−8
0℃で保存した。 [実施例7]MKの発現・分画 High Five細胞を225cm2 のフラスコあた
り、1.8×107 個、Ex Cell 400 45
mlに浮遊させた。これと同様のフラスコを12個同時
に、室温で1時間放置した後、ウイルス第3増殖・増幅
培養上清を180μlとり加え、27℃で3日間培養し
た。ついで25mM p−クロロマーキュリーベンゼン
スルホン酸600μl(最終濃度0.5mM)を加え、
27℃で1日培養した。培養液を集め、4℃で10分
間、5,000g(7000rpm)で超遠心分離し、
上清をとり、更に4℃で35分間、35,000rpm
で遠心分離し、ウイルス粒子を除いた。上清約500m
lをとり、ヘパリンセファロースを充てんしたHi T
rapカラムにアプライした。この担体は前もって0.
2M食塩を含む50mMリン酸ナトリウム緩衝液で平衡
化しておく。ついで同じ緩衝液でカラムも洗い、順次、
0.5M,0.7M,1.0Mそして2.0MNaCl
を含む緩衝液で、濃度段階勾配クロマトグラフィーを行
い、MKを溶出した。
【0023】各分画の280nmの紫外吸収を測定し、
MKの溶出分画を調べたところ、1.0M NaClで
溶出したフラクションにMKが溶出した。MKの収量は
500mlの培養液あたり1.0mgであり、2mg/
lであった。図2に結果を示す。 [実施例8]精製MKの分子量の測定・同定 high five細胞培養上清および精製MKのSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)を行
った。結果を図3に示す。精製MKは銀染色像およびウ
ェスタンブロットで分子量約17,000の単一バンド
を示した。予測より高分子量側に泳動されるのは塩基性
タンパク質の多数の陽イオン電荷によるものと考えられ
る。 [実施例9]精製MKのアミノ酸配列の決定 精製タンパク質をRP−HPLCで脱塩した。MKは
0.1%TFA中アセトニトリルの直線濃度勾配により
溶出した。適当量(1.2nmol)をガス−フェーズ
タンパクシークエンサー(ABI473A)に充てんし
て、アミノ酸配列を決定した。図4にMKのN末端近傍
のアミノ酸配列を示す。既に本発明者らが報告したアミ
ノ酸配列と同一のものであることがわかった。 [実験例]神経細胞の突起伸長および生存維持活性の測
定 神経系細胞を培養するためのプラスチックシャーレに精
製したMK(10μg/ml)またはコントロールとし
てポリ−L−リジン(10μg/ml)を加え、室温で
2時間コーティングした。ついで下記のように調製した
大脳皮質細胞を35mmシャーレあたり0.4〜0.5
×106 個播種した。即ち胎生17日目のラット大脳皮
質をとり0.25%トリプシン、0.01%D Nas
eIで37℃、30分間消化し、0.1%FCSを含む
DMEM培養液(5mg/mlD−グルコース、10μ
g/mlインスリン、10μg/mlトランスフェリ
ン、30pM亜セレン酸ナトリウムを含む)中,細胞分
散浮遊液を調製し、シャーレにまいた。そして、37℃
で5%CO2 インキュベーター内で、この大脳皮質神経
細胞を6日間培養し、MKの神経突起の進展活性と細胞
生存維持活性を調べたところ、ポリ−L−リジン同等以
上の効果を持つことが明らかにされた。
MKの溶出分画を調べたところ、1.0M NaClで
溶出したフラクションにMKが溶出した。MKの収量は
500mlの培養液あたり1.0mgであり、2mg/
lであった。図2に結果を示す。 [実施例8]精製MKの分子量の測定・同定 high five細胞培養上清および精製MKのSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)を行
った。結果を図3に示す。精製MKは銀染色像およびウ
ェスタンブロットで分子量約17,000の単一バンド
を示した。予測より高分子量側に泳動されるのは塩基性
タンパク質の多数の陽イオン電荷によるものと考えられ
る。 [実施例9]精製MKのアミノ酸配列の決定 精製タンパク質をRP−HPLCで脱塩した。MKは
0.1%TFA中アセトニトリルの直線濃度勾配により
溶出した。適当量(1.2nmol)をガス−フェーズ
タンパクシークエンサー(ABI473A)に充てんし
て、アミノ酸配列を決定した。図4にMKのN末端近傍
のアミノ酸配列を示す。既に本発明者らが報告したアミ
ノ酸配列と同一のものであることがわかった。 [実験例]神経細胞の突起伸長および生存維持活性の測
定 神経系細胞を培養するためのプラスチックシャーレに精
製したMK(10μg/ml)またはコントロールとし
てポリ−L−リジン(10μg/ml)を加え、室温で
2時間コーティングした。ついで下記のように調製した
大脳皮質細胞を35mmシャーレあたり0.4〜0.5
×106 個播種した。即ち胎生17日目のラット大脳皮
質をとり0.25%トリプシン、0.01%D Nas
eIで37℃、30分間消化し、0.1%FCSを含む
DMEM培養液(5mg/mlD−グルコース、10μ
g/mlインスリン、10μg/mlトランスフェリ
ン、30pM亜セレン酸ナトリウムを含む)中,細胞分
散浮遊液を調製し、シャーレにまいた。そして、37℃
で5%CO2 インキュベーター内で、この大脳皮質神経
細胞を6日間培養し、MKの神経突起の進展活性と細胞
生存維持活性を調べたところ、ポリ−L−リジン同等以
上の効果を持つことが明らかにされた。
【図1】MKのbaculo virusベクター発現
系の構築と、レコンビナントウイルスのhigh fi
ve細胞への感染、そして感染細胞の培養によりMKを
生産する流れを示す図である。
系の構築と、レコンビナントウイルスのhigh fi
ve細胞への感染、そして感染細胞の培養によりMKを
生産する流れを示す図である。
【図2】MKを含む抽出液をヘパリン−セファロースカ
ラムにのせ、各濃度のNaClを含む緩衝液で段階ごと
に溶出させ、クロマトグラフィーを行い、1.0MのN
aCl濃度の緩衝液でMKが溶出されることを示す図で
ある。破線はNaCl濃度を示す。
ラムにのせ、各濃度のNaClを含む緩衝液で段階ごと
に溶出させ、クロマトグラフィーを行い、1.0MのN
aCl濃度の緩衝液でMKが溶出されることを示す図で
ある。破線はNaCl濃度を示す。
【図3】high five細胞培養上清および精製M
Kの、SDS−PAGEゲル上の銀染色像およびウェス
タンブロットを示す図である。
Kの、SDS−PAGEゲル上の銀染色像およびウェス
タンブロットを示す図である。
【図4】精製MKのN末端近傍のアミノ酸配列を示す図
である。予測されたアミノ酸配列位置でシグナルペプチ
ドが切断されたことがわかる。
である。予測されたアミノ酸配列位置でシグナルペプチ
ドが切断されたことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 38/00 ADS (C12P 21/02 C C12R 1:91) (72)発明者 村松 喬 愛知県名古屋市天白区天白町大字島田字黒 石3785−3391 シティコーポしまだB− 205 (72)発明者 粟屋 昭 神奈川県横浜市戸塚区矢部町4978
Claims (10)
- 【請求項1】 遺伝子産生ミッドカインタンパク質(以
下MK)を製造する方法において、MK遺伝子に対応す
るヌクレオチド配列をもつcDNAを搬送するベクター
を選択し、該DNAを該ベクターに挿入し、該ベクター
を細胞培養物に導入して、MKを伝搬する発現系を作成
し、該細胞を培養させ、該細胞からMKを担体を用い分
画し、ついでMKを単離・精製することからなることを
特徴とするMKの製造方法。 - 【請求項2】 該ベクターがウイルスである請求項1に
記載の方法。 - 【請求項3】 該ウイルスがバキュロウイルスである請
求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 該ウイルスがAutographa c
alifornica核多角体病ウイルスである請求項
1に記載の方法。 - 【請求項5】 該ウイルスがポリヘドリン遺伝子プロモ
ーター特性を持つ請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 該cDNAがポリヘドリン遺伝子のプロ
モーターをもち、そして該クローン化cDNAを該プロ
モーターの下流に挿入する請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 該細胞培養物の細胞が昆虫細胞である請
求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 該細胞がSpodoptera fru
giperda細胞である請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 該細胞がTrichoplusia n
i High five細胞である請求項1に記載の方
法。 - 【請求項10】 遺伝子産生MKを発現するタンパク質
発現系において、搬送用ベクターと細胞培養物からなる
タンパク質発現系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009641A JPH08196293A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | タンパク質の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009641A JPH08196293A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | タンパク質の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08196293A true JPH08196293A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11725856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7009641A Pending JPH08196293A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | タンパク質の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08196293A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044830A (ja) * | 1996-09-13 | 2015-03-12 | シャイアー ヒューマン ジェネティック セラピーズ インコーポレイテッド | α−ガラクトシダーゼA欠損症の治療 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP7009641A patent/JPH08196293A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044830A (ja) * | 1996-09-13 | 2015-03-12 | シャイアー ヒューマン ジェネティック セラピーズ インコーポレイテッド | α−ガラクトシダーゼA欠損症の治療 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040804 |