JPH08195986A - 通信装置の故障警報データ収集装置 - Google Patents

通信装置の故障警報データ収集装置

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JPH08195986A
JPH08195986A JP489595A JP489595A JPH08195986A JP H08195986 A JPH08195986 A JP H08195986A JP 489595 A JP489595 A JP 489595A JP 489595 A JP489595 A JP 489595A JP H08195986 A JPH08195986 A JP H08195986A
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明 丸山
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秀夫 辻
Hiroaki Shirai
宏明 白井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大規模な通信装置の故障警報データ収集装置
に関し、故障警報データの収集に要する時間の短縮を図
ることを目的とする。 【構成】 まず、全データ送信手段1aが、通信データ
処理部1の故障警報データを全て故障警報管理部2へ送
信する。その後、変化分データ送信手段1bが、通信デ
ータ処理部1の故障警報データのうちの時間的な変化分
だけを故障警報管理部2へ送信する。故障警報管理部2
では、全データ送信手段1aにより送信された全故障警
報データと、その後に変化分データ送信手段1bにより
送信された変化分データとに基づき、最新データ再生手
段2aが通信データ処理部1の最新の故障警報データを
再生する。以上のように、全故障警報データを基本的に
は最初だけ送信し、その後は、変化分データだけを送信
するので、変化分が少なければ、通信データ処理部1か
ら故障警報管理部2へ送信されるデータ量が大幅に減少
し、故障警報データの収集に要する時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模な通信装置の故
障警報データ収集装置に関し、特に、ATM(Asyncron
ous Transfer Mode)のような膨大な数のパスを扱い、通
信データ処理部が多数のパッケージから構成されるよう
な通信装置において、それらのパッケージの故障やパス
の警報等に関する故障警報データを収集して故障警報管
理部へ送る故障警報データ収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大規模な通信装置では、通信デー
タの処理用のパッケージが複数存在し、そうしたパッケ
ージにおける故障やパスの警報等に関する故障警報デー
タを収集して故障警報管理を行うパッケージが独立して
別個に存在するようになっている。そして、故障警報管
理用のパッケージでは、通信データの処理用の各パッケ
ージから故障警報データを、それらのデータの変化の有
無に拘らず常時収集している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通信装置が大
規模化するに従い、収集されるべきデータの量が膨大と
なり、収集に要する時間が増大している。一方、故障警
報処理はリアルタイムで行うことが要求されるので、収
集に費やすことのできる時間は限られており、したがっ
て、収集されるべきデータの量が増大しても収集に要す
る時間を増やすことができないという問題点があった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、故障警報データの収集に要する時間の短縮を
図った通信装置の故障警報データ収集装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、通信データ処理部1
に設けられ、通信データ処理部1の故障警報データを全
て故障警報管理部2へ送信する全データ送信手段1a
と、通信データ処理部1に設けられ、通信データ処理部
1の故障警報データのうちの時間的な変化分だけを故障
警報管理部2へ送信する変化分データ送信手段1bと、
故障警報管理部2に設けられ、全データ送信手段1aに
より送信された全故障警報データと、その後に変化分デ
ータ送信手段1bにより送信された変化分データとに基
づき、通信データ処理部1の最新の故障警報データを再
生する最新データ再生手段2aとを、有することを特徴
とする通信装置の故障警報データ収集装置が提供され
る。
【0006】また、通信装置の故障警報データ収集装置
は、通信データ処理部1に設けられ、通信データ処理部
1の最新の故障警報データの全てに関する誤り確認デー
タを故障警報管理部2へ送信する誤り確認データ送信手
段1cと、故障警報管理部2に設けられ、誤り確認デー
タ送信手段1cにより送信された誤り確認データに基づ
き、最新データ再生手段2aによって再生された最新の
故障警報データが、通信データ処理部1の最新の故障警
報データと一致していることを確認する一致確認手段2
bとをさらに有する。
【0007】
【作用】通常、パッケージ内の回路の故障は滅多に発生
せず、したがって、故障警報データのうちの故障データ
には余り時間的な変化がない点に着目して、故障警報デ
ータのうちで変化のあったものだけを収集の対象とする
ことにより、故障警報データの収集に要する時間を短縮
するようにしている。
【0008】すなわち、上記の構成において、まず、全
データ送信手段1aが、通信データ処理部1の故障警報
データを全て故障警報管理部2へ送信する。その後、変
化分データ送信手段1bが、通信データ処理部1の故障
警報データのうちの時間的な変化分だけを故障警報管理
部2へ送信する。
【0009】故障警報管理部2では、全データ送信手段
1aにより送信された全故障警報データと、その後に変
化分データ送信手段1bにより送信された変化分データ
とに基づき、最新データ再生手段2aが通信データ処理
部1の最新の故障警報データを再生する。
【0010】以上のように、全故障警報データを基本的
には最初だけ送信し、その後は、変化分データだけを送
信するので、変化分が少なければ、通信データ処理部1
から故障警報管理部2へ送信されるデータ量が大幅に減
少し、故障警報データの収集に要する時間が短縮され
る。
【0011】また、誤り確認データ送信手段1cが、通
信データ処理部1の最新の故障警報データの全てに関す
る誤り確認データを故障警報管理部2へ送信する。この
誤り確認データ送信手段1cにより送信された誤り確認
データに基づき、故障警報管理部2の一致確認手段2b
は、最新データ再生手段2aによって再生された最新の
故障警報データと、通信データ処理部1の最新の故障警
報データとが一致していることを確認する。すなわち、
変化分だけの送信では、送信信号に雑音等が混入した場
合、その後の最新データ再生手段2aによって再生され
る故障警報データは、通信データ処理部1の最新の故障
警報データと一致しなくなるので、それを防ぐべく、誤
り確認データにより、最新データ再生手段2aによって
再生された最新の故障警報データが、通信データ処理部
1の最新の故障警報データと一致していることを確認す
るようにする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、通信装置の全体構成図である。図中、通
信装置が複数の通信データ処理パッケージ(A〜X)1
1〜12と、故障・警報管理処理パッケージ13とから
構成される。通信データ処理パッケージ11〜12は、
本発明に係わる部分ではそれぞれ同じ内部構成であるの
で、以下、通信データ処理パッケージ11を例にとり説
明する。通信データ処理パッケージ11は、通信信号の
各種処理を行う信号処理ブロック11aと、故障情報や
通信警報を受けて故障・警報情報データを故障・警報管
理処理パッケージ13へ送信する故障・警報収集ブロッ
ク11bとからなる。故障・警報管理処理パッケージ1
3は、故障・警報データ処理ブロック13a、CPU処
理部(図示せず)等からなる。通信データ処理パッケー
ジ11については図3を参照して、故障・警報収集ブロ
ック11bについては図4を参照して、故障・警報管理
処理パッケージ13については図5を参照して詳しく説
明する。
【0013】図3は通信データ処理パッケージ11の内
部構成を示すブロック図である。信号処理ブロック11
aからは通信警報a,b,・・、故障情報,,・・
が故障・警報収集ブロック11bへ出力される。通信警
報は、通信データ処理パッケージ11で扱う各パスでの
各種アラームであり、故障情報は、通信データ処理パッ
ケージ11の回路各部で発生した故障に関する情報であ
る。
【0014】故障・警報収集ブロック11bは、通信警
報収集ブロック21と、故障情報収集ブロック22と、
転送データ作成ブロック23とからなり、通信警報収集
ブロック21には通信警報a,b,・・が入力され、故
障情報収集ブロック22には故障情報,,・・が入
力される。通信警報収集ブロック21および故障情報収
集ブロック22は、通信警報a,b,・・および故障情
報,,・・をそれぞれ多重化して、転送データ作成
ブロック23からのデータ出力要求に応じて、警報デー
タまたは故障データとしてそれぞれ出力する。転送デー
タ作成ブロック23は、誤り検出符号の付加等を行い、
通信警報データおよび故障情報データとして故障・警報
管理処理パッケージ13へそれぞれ出力する。この故障
・警報収集ブロック11bについては図4を参照して詳
述する。
【0015】図4は故障・警報収集ブロック11bの内
部構成を示すブロック図である。通信警報収集ブロック
21は、データ多重部21aと誤り検出符号付加部21
bとからなる。データ多重部21aが通信警報a,b,
・・を多重化し、誤り検出符号付加部21bが誤り検出
符号を付加する。すなわち、通信警報a,b,・・に対
して、例えばBIP(Bit Interleave Parity)演算を行
って誤り検出符号を作成し、多重化信号に付加して警報
データとして出力できるようにする。
【0016】同様に、故障情報収集ブロック22は、デ
ータ多重部22aと誤り検出符号付加部22bとからな
る。データ多重部22aが故障情報,,・・を多重
化し、誤り検出符号付加部22bが誤り検出符号を付加
する。すなわち、故障情報,,・・に対して、例え
ばBIP演算を行って誤り検出符号を作成し、多重化信
号に付加して故障データとして出力できるようにする。
【0017】転送データ作成ブロック23は、誤り検出
部23a,23bと、制御部23c,23dと、誤り検
出符号付加部23e,23fと、警報・故障情報格納メ
モリ23gと、通信制御部23hとから成る。制御部2
3c,23dは、転送データ作成ブロック23内の対応
する各部の動作制御を行う。まず、制御部23cから通
信警報収集ブロック21へのデータ出力要求により、誤
り検出部23aへ警報データが送られる。誤り検出部2
3aは警報データに付加された誤り検出符号を基に警報
データが誤りなく送信されたことを確認した上で、警報
データを警報・故障情報格納メモリ23gへ格納する。
警報・故障情報格納メモリ23gに格納される警報デー
タは、通信警報の全てである。
【0018】誤り検出符号付加部23eは、警報・故障
情報格納メモリ23gに格納された警報データの全てに
対して、例えばBIP演算を行って誤り検出符号を作成
する。そして、通信制御部23hが故障・警報管理処理
パッケージ13から全データの転送要求を受けたときに
は、制御部23cが、警報・故障情報格納メモリ23g
に格納されている警報データの全てを取り出して、それ
らに誤り検出符号を付加して通信警報データとして故障
・警報管理処理パッケージ13へ送信する。一方、通信
制御部23hが故障・警報管理処理パッケージ13から
変化分データの転送要求を受けたときには、制御部23
cは、データ出力要求の度に送られる警報データを前回
送られたデータと比較し、変化のあった通信警報だけを
取り出し、それらに誤り検出符号を付加して通信警報デ
ータとして故障・警報管理処理パッケージ13へ送信す
る。
【0019】同様に、制御部23dから故障情報収集ブ
ロック22へのデータ出力要求により、誤り検出部23
bへ故障データが送られる。誤り検出部23bは故障デ
ータに付加された誤り検出符号を基に故障データが誤り
なく送信されたことを確認した上で、故障データを警報
・故障情報格納メモリ23gへ格納する。警報・故障情
報格納メモリ23gに格納される故障データは、故障情
報の全てである。
【0020】誤り検出符号付加部23fは、警報・故障
情報格納メモリ23gに格納された故障データの全てに
対して、例えばBIP演算を行って誤り検出符号を作成
する。そして、通信制御部23hが故障・警報管理処理
パッケージ13から全データの転送要求を受けたときに
は、制御部23dが、警報・故障情報格納メモリ23g
に格納されている故障データの全てを取り出して、それ
らに誤り検出符号を付加して故障情報データとして故障
・警報管理処理パッケージ13へ送信する。一方、通信
制御部23hが故障・警報管理処理パッケージ13から
変化分データの転送要求を受けたときには、制御部23
dは、データ出力要求の度に送られる故障データを前回
送られたデータと比較し、変化のあった故障情報だけを
取り出し、それらに誤り検出符号を付加して故障情報デ
ータとして故障・警報管理処理パッケージ13へ送信す
る。
【0021】図5は、故障・警報管理処理パッケージ1
3の内部構成を示すブロック図である。図中、故障・警
報データ処理ブロック13aは、転送データ展開処理部
25,26と、通信警報データ用メモリ27と、故障情
報データ用メモリ28と、誤り検出回路29,30と、
データ収集制御部31と、メモリ制御部32とからな
る。まず、転送データ展開処理部25は、データ収集制
御部31から各通信データ処理パッケージ(A〜X)1
1〜12へ送られた全データの転送要求または変化分デ
ータの転送要求に従って、各通信データ処理パッケージ
(A〜X)11〜12から送られた通信警報データを受
信して、パッケージ毎に展開し、通信警報データ用メモ
リ27の対応のアドレス位置にそれらをそれぞれ格納す
る。この通信警報データ用メモリ27に格納された通信
警報データは、本来ならば警報・故障情報格納メモリ2
3gに格納される警報データと一致しているべきもので
ある。また、一緒に送られた誤り検出符号を通信警報デ
ータ用メモリ27のチェックデータ領域に格納する。こ
うした通信警報データ用メモリ27への書込制御はメモ
リ制御部32によって行われる。
【0022】誤り検出回路29は、通信警報データ用メ
モリ27に格納された通信警報データの全てに対して、
例えばBIP演算を行って誤り検出符号を作成する。そ
して、誤り検出回路29は、その作成された誤り検出符
号を通信警報データ用メモリ27のチェックデータ領域
に格納された誤り検出符号と比較を行い、一致していれ
ば、通信警報データ用メモリ27に格納された通信警報
データが警報・故障情報格納メモリ23gに格納される
警報データと同一であるとして、通信警報データ用メモ
リ27に格納された通信警報データを、故障・警報管理
を行う故障・警報管理処理パッケージ13のCPU処理
部等(図示せず)へ出力する。一方、誤り検出符号どう
しが不一致であれば、通信警報データ用メモリ27に格
納された通信警報データが警報・故障情報格納メモリ2
3gに格納される警報データと同一ではないことにな
り、したがって、メモリ制御部32を作動させて、デー
タ収集制御部31から全データの転送要求を通信制御部
23hへ出力する。データ収集制御部31は、このよう
にメモリ制御部32からの制御により全データの転送要
求を通信制御部23hへ出力する他、周期的に変化分デ
ータの転送要求を通信制御部23hへ出力する。
【0023】同様に、転送データ展開処理部26は、デ
ータ収集制御部31から各通信データ処理パッケージ
(A〜X)11〜12へ送られた全データの転送要求ま
たは変化分データの転送要求に従って、各通信データ処
理パッケージ(A〜X)11〜12から送られた故障情
報データを受信して、パッケージ毎に展開し、故障情報
データ用メモリ28の対応のアドレス位置にそれらをそ
れぞれ格納する。この故障情報データ用メモリ28に格
納された故障情報データは、本来ならば警報・故障情報
格納メモリ23gに格納される故障データと一致してい
るべきものである。また、一緒に送られた誤り検出符号
を故障情報データ用メモリ28のチェックデータ領域に
格納する。こうした故障情報データ用メモリ28への書
込制御はメモリ制御部32によって行われる。
【0024】誤り検出回路30は、故障情報データ用メ
モリ28に格納された故障情報データの全てに対して、
例えばBIP演算を行って誤り検出符号を作成する。そ
して、誤り検出回路30は、その作成された誤り検出符
号を故障情報データ用メモリ28のチェックデータ領域
に格納された誤り検出符号と比較を行い、一致していれ
ば、故障情報データ用メモリ28に格納された故障情報
データが警報・故障情報格納メモリ23gに格納される
故障データと同一であるとして、故障情報データ用メモ
リ28に格納された故障情報データを、故障・警報管理
を行うCPU処理部等へ出力する。一方、誤り検出符号
どうしが不一致であれば、故障情報データ用メモリ28
に格納された故障情報データが警報・故障情報格納メモ
リ23gに格納される故障データと同一ではないことに
なり、したがって、メモリ制御部32を作動させて、デ
ータ収集制御部31から全データの転送要求を通信制御
部23hへ出力する。
【0025】以上のような構成の通信装置での故障・警
報データの収集方式を図6を参照して説明する。まず、
通信データ処理パッケージ(A)11において、内部回
路に関する故障情報A−,A−,・・、および通信
警報A−a,A−b,・・が発生する。そして、これら
の故障情報および通信警報に対してチェックデータA
1,A2がそれぞれ作成される。チェックデータA1,
A2は、例えばBIP演算によって作成された誤り検出
符号であり、故障情報および通信警報に対してそれぞれ
作成される。そして、故障・警報管理処理パッケージ1
3から全データの転送要求があったときには、故障情報
および通信警報を全てチェックデータA1,A2ととも
に故障・警報管理処理パッケージ13へ送信する。一
方、変化分データの転送要求があったときには、故障情
報および通信警報について、前回の転送要求時の故障情
報および通信警報と今回の転送要求時の故障情報および
通信警報とのそれぞれの比較が行われ、変化している故
障情報および通信警報だけが取り出され、チェックデー
タA1,A2とともに故障・警報管理処理パッケージ1
3へ送信される。通信データ処理パッケージ(A)11
と故障・警報管理処理パッケージ13との通信は、例え
ばLANを用いたパケット通信などが適用される。な
お、他の通信データ処理パッケージ(B〜X)等におい
ても同様の動作が行われる。
【0026】この送信される故障情報および通信警報の
データフォーマットを図7に示す。すなわち、「転送内
容」欄には、故障情報および通信警報の場合には、対象
のパッケージとその故障内容またはアラームの種類が、
また、チェックデータの場合にはチェックデータの種類
が記載され、「故障・警報内容」欄には、故障情報およ
び通信警報の場合には、故障や警報の発生や回復が、ま
た、チェックデータの場合にはBIP演算などによって
作成されたチェックデータが記載される。
【0027】図6に戻って、故障・警報管理処理パッケ
ージ13には、通信データ処理パッケージ毎に故障・警
報管理データが再生される。すなわち、故障情報および
通信警報の場合には、「内容」欄に、送られた対象のパ
ッケージとその故障内容またはアラームの種類が、「状
態」欄に故障や警報の発生や回復が記載される。これら
は、変化分が送られたときには、その変化分だけが更新
され、その結果、これらは本来ならば、通信データ処理
パッケージにおいて発生した故障情報および通信警報と
同一であるはずである。しかし、送信路において雑音等
の混入により同一でないことが発生する。こうした事態
を検出するために、故障・警報管理処理パッケージ13
は、故障・警報管理データに格納されたデータに対し
て、故障データと警報データと別々にBIP演算によっ
てチェックデータを作成し、これらを、送られたチェッ
クデータA1,A2とそれぞれ比較する。この結果、一
致していれば、故障・警報管理処理パッケージ13で再
生された故障情報または通信警報が、対応の通信データ
処理パッケージで発生している故障情報または通信警報
と同一であると判断することができる。
【0028】したがって、全故障警報データを最初だけ
送信し、その後は、変化分データだけを送信することに
よって、変化分が少なければ、通信データ処理パッケー
ジから故障・警報管理処理パッケージ13へ送信される
データ量が大幅に減少し、故障・警報データの収集に要
する時間が短縮される。
【0029】図8は、或る通信データ処理パッケージの
立ち上げ時の動作を示すフローチャートである。この動
作によって、故障データまたは警報データの全てに対す
る最初の送信を行う。以下、図のステップに沿って説明
する。
【0030】〔S1〕通信データ処理パッケージのリセ
ット処理を行う。 〔S2〕通信データ処理パッケージから故障・警報管理
処理パッケージ13へデータ転送を開始する。
【0031】〔S3〕故障・警報収集ブロック11bの
警報・故障情報格納メモリ23gのアドレスを指定する
指定数を0に設定する。 〔S4〕指定数と同じアドレスの警報・故障情報格納メ
モリ23gのデータを故障・警報管理処理パッケージ1
3へ転送する。
【0032】〔S5〕警報・故障情報格納メモリ23g
に格納された全てのデータを転送し終えたかを判別し、
終えていればステップS7へ進み、終えていなければス
テップS6へ進む。
【0033】〔S6〕アドレスを指定する指定数を1だ
け進める。 〔S7〕警報・故障情報格納メモリ23gにおけるチェ
ックデータ(誤り検出符号)を故障・警報管理処理パッ
ケージ13へ転送する。
【0034】〔S8〕故障・警報管理処理パッケージ1
3において、送られたチェックデータと、再生されたデ
ータに対して作成されたチェックデータとの比較を行
い、一致していれば、故障データまたは警報データの全
てが間違いなく送信されたことになる。不一致ならば、
ステップS3へ戻り、再度送信をし直す。
【0035】以上の説明では故障データおよび警報デー
タを区別せずに説明したが、実際には、故障データおよ
び警報データの各別にこのフローチャートを実行する。
図9は、変化分の故障データまたは警報データを送信す
るための各通信データ処理パッケージおよび故障・警報
管理処理パッケージ13の動作を示すフローチャートで
ある。以下、図のステップに沿って説明する。
【0036】〔S11〕通信データ処理パッケージAの
転送を開始する。 〔S12〕通信データ処理パッケージAの警報・故障情
報格納メモリ23gにおける故障データまたは警報デー
タに、前回転送時に比べ変化があったか否かを判別し、
変化があればステップS13へ進み、変化がなければス
テップS15へ進む。
【0037】〔S13〕変化のあったデータだけを故障
・警報管理処理パッケージ13へ転送する。 〔S14〕変化のあったデータを全て転送し終えていれ
ばステップS15へ進み、未だ残っていればステップS
13へ戻る。
【0038】〔S15〕通信データ処理パッケージAの
警報・故障情報格納メモリ23gにおける故障データま
たは警報データに対するチェックデータ(誤り検出符
号)を故障・警報管理処理パッケージ13へ転送する。
【0039】〔S16〕故障・警報管理処理パッケージ
13は、転送されたチェックデータを自己において作成
したチェックデータ(誤り検出符号)と比較する。 〔S17〕チェックデータどうしが一致すればステップ
S19へ進み、一致しなければステップS18へ進む。
【0040】〔S18〕全データの転送要求が発生し、
通信データ処理パッケージAの警報・故障情報格納メモ
リ23gにおける故障データまたは警報データが全て故
障・警報管理処理パッケージ13へ転送される。
【0041】〔S19〕通信データ処理パッケージAの
警報・故障情報格納メモリ23gにおける故障データま
たは警報データが、故障・警報管理処理パッケージ13
に正確に再生されているので、転送を終了する。
【0042】〔S20〕〜〔S21〕ステップS11〜
ステップS19と同じ処理を、通信データ処理パッケー
ジB〜Xに対して実行する。以上の説明では故障データ
および警報データを区別せずに説明したが、実際には、
故障データおよび警報データの各別にこのフローチャー
トを実行する。
【0043】上記実施例では、チェックデータを故障デ
ータおよび警報データのそれぞれに対し別個に用意して
いるが、故障データおよび警報データをさらに分割して
グループ分けし、グループ毎にチェックデータを別個に
用意してもよく、この場合には、チェックデータどうし
の不一致があって全データを再度転送する場合に、グル
ープ内のデータだけを転送すればよいので、転送時間の
短縮化がさらに図れる。なお逆に、故障データおよび警
報データを合わせて1グループとし、チェックデータを
1つしか用意しないようにしてもよく、この場合には、
回路構成の簡略化が図れる。さらには、チェックデータ
が無くとも本発明は実現可能であり、この場合には、回
路構成の更なる簡略化が図れる代わりに、雑音等の混入
に対しては対応できない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、装置の
立ち上げ時等を除き、通常の運用状態では、変化のあっ
た故障警報データのみを転送するようにしたので、全て
の故障警報データを常時転送する場合に比べて故障警報
データの収集に要する時間の短縮が図かれる。
【0045】また、変化のあった故障警報データを転送
する際に、送信側の現状の故障警報データの全てに対す
るチェックデータ(誤り検出符号)を付加することによ
り、故障警報管理部で再生された故障警報データと、送
信側の現状の故障警報データとの間に食い違いが発生し
ても容易にそれを発見することができ、したがって、食
い違いのままでいるという危険性が回避可能となる。
【0046】さらに、故障警報データをグループ分けす
ることにより、故障警報管理部で再生された故障警報デ
ータと、送信側の現状の故障警報データとの間に食い違
いが生じた場合に、全データの転送に要する時間の短縮
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】通信装置の全体構成図である。
【図3】通信データ処理パッケージの内部構成図であ
る。
【図4】故障・警報収集ブロックの内部構成図である。
【図5】故障・警報管理処理パッケージの内部構成図で
ある。
【図6】故障・警報データの収集方式を示す図である。
【図7】転送データのフォーマット例を示す図である。
【図8】通信データ処理パッケージの立ち上げ時のフロ
ーチャートである。
【図9】故障・警報データの収集のフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 通信データ処理部 1a 全データ送信手段 1b 変化分データ送信手段 1c 誤り確認データ送信手段 2 故障警報管理部 2a 最新データ再生手段 2b 一致確認手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 辻 秀夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 白井 宏明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大規模な通信装置の故障警報データ収集
    装置において、 通信データ処理部に設けられ、前記通信データ処理部の
    故障警報データを全て故障警報管理部へ送信する全デー
    タ送信手段と、 前記通信データ処理部に設けられ、前記通信データ処理
    部の故障警報データのうちの時間的な変化分だけを前記
    故障警報管理部へ送信する変化分データ送信手段と、 前記故障警報管理部に設けられ、前記全データ送信手段
    により送信された全故障警報データと、その後に前記変
    化分データ送信手段により送信された変化分データとに
    基づき、前記通信データ処理部の最新の故障警報データ
    を再生する最新データ再生手段と、 を有することを特徴とする通信装置の故障警報データ収
    集装置。
  2. 【請求項2】 前記通信データ処理部に設けられ、前記
    通信データ処理部の最新の故障警報データの全てに関す
    る誤り確認データを前記故障警報管理部へ送信する誤り
    確認データ送信手段と、 前記故障警報管理部に設けられ、前記誤り確認データ送
    信手段により送信された誤り確認データに基づき、前記
    最新データ再生手段によって再生された最新の故障警報
    データが、前記通信データ処理部の最新の故障警報デー
    タと一致していることを確認する一致確認手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信装
    置の故障警報データ収集装置。
  3. 【請求項3】 前記故障警報管理部に設けられ、前記一
    致確認手段によって両データの不一致が検出されたとき
    に、前記全データ送信手段を動作させる動作制御手段
    を、さらに有することを特徴とする請求項2記載の通信
    装置の故障警報データ収集装置。
  4. 【請求項4】 前記通信データ処理部に設けられ、前記
    通信データ処理部の故障警報データのうちの所定グルー
    プのデータを故障警報管理部へ送信するグループデータ
    送信手段と、 前記通信データ処理部に設けられ、前記通信データ処理
    部の最新の故障警報データのうちの前記所定グループの
    データに関する誤り確認データを前記故障警報管理部へ
    送信する誤り確認データ送信手段と、 前記故障警報管理部に設けられ、前記確認データ送信手
    段により送信された誤り確認データに基づき、前記最新
    データ再生手段によって再生された最新の故障警報デー
    タのうちの前記所定グループのデータが、前記通信デー
    タ処理部の最新の故障警報データのうちの前記所定グル
    ープのデータと一致していることを確認する一致確認手
    段と、 前記故障警報管理部に設けられ、前記一致確認手段によ
    って両データの不一致が検出されたときに、前記グルー
    プデータ送信手段を動作させる動作制御手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信装
    置の故障警報データ収集装置。
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